JPH02238730A - 双方向通話検出方式、それを用いる反響消去装置および拡声電話機 - Google Patents

双方向通話検出方式、それを用いる反響消去装置および拡声電話機

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JPH02238730A
JPH02238730A JP6009089A JP6009089A JPH02238730A JP H02238730 A JPH02238730 A JP H02238730A JP 6009089 A JP6009089 A JP 6009089A JP 6009089 A JP6009089 A JP 6009089A JP H02238730 A JPH02238730 A JP H02238730A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は反響消去装置(Echo Canceller
)に係り、特に、装置の反響路特性の推定機能を好適に
制御するための双方向通話検出方式に関する。
[従来の技術] 反響消去装置は,反響路への入力信号と反響信号(エコ
ー)を用いて、反響路の特性を適応的に推定し、得られ
た反響特性に基づき擬似反響信号(反響信号のレプリカ
)を作成し、実際の反響信号から、反響信号のレプリカ
を差し引くことにより、反響信号を消去するものである
。そして、通信回線における2線−4線変換回路の不平
衡によるまわり込みエコー、あるいは,拡声電話機のス
ピーカ・マイク間の音響結合によるまわり込みエコーを
消去するのに用いられる. 一方,従来のいわゆる反響阻止装ti! (EchoS
uppressor)では、話者を送話ならび受話信号
レベルから検出し、レベルの高い方がその時の話者であ
るとし、レベルの低い方の信号線をスイッチにより切断
、あるいは信号線に大きな損失を挿入することによって
、反響を阻止するものである。
反響阻止装置は,簡略な回路で構成できるが、信号線の
スイッチングによる語頭・語尾の切断など、各種の通話
障害が生ずるという問題点をもつ。
この点、反響消去装置は上記問題点はなく、反響阻止装
置より優れていることはよく知られている。
反響消去装置の最も大きな問題点は、双方向通話(do
uble talk)時に,反響路の適応的推定が乱さ
れ、実際の反響路特性とは異った擬似反響路特性を有す
ることになり、反響消去能力が減少し、ハウリングを起
す、あるいは、装置そのものが不安定となり、誤動作す
ることである. これは、双方向通話時においては、反響路の特性を算出
するもとになる反響信号に、反響信号以外のレベルの大
きな信号が重畳されることによる。
従来の装置においては,反響路の入力、出力側における
それぞれの信号レベルを監視し,そのレベルから双方向
通話を検出し、双方向通話時には反響路の適応的推定を
停止するという方法をとっている. しかし、実際の回線では、反響路(この場合、2I!−
4線変換回路)における減衰量(εcho Retur
nLoss)が小さい場合があり、非双方向通話時にお
いても、反1jl出力端における信号レベルは、反響信
号それ自身でかなり大きなレベルになる.また、拡声電
話機では、反響路(この場合,スピーカからマイクに到
る音響経路)における減衰量は、反響路入出力端の位置
関係、つまり、スピーカとマイクの位置関係で大きく変
化する。この位置関係あるいは増幅器等の利得配分によ
っては、先の減衰量は、零あるいは負、つまり、反響信
号が減衰せず逆に増幅される場合も生ずる。
したがって、単なるレベル比較だけでは、反響信号自身
が大きいため,双方向通話時でない場合にもかかbらず
、双方向通話時であると判定され、反響路の推定を停止
されてしまう恐れがある.しかし、本来は、このような
場合こそ反響が消去されなければならない. また、双方向通話時でも、反響信号レベルが大きいため
、本来の送信信号(近端話者信号)の検出が不能となり
,反響路の推定を行ってしまい、実際の反響路特性とは
異ったi似反響路特性を有するようになり,反響消去能
力が減少する.したがって,このような単にレベル比較
により双方向通話を検出し、反響消去装置の反響路推定
動作を制御する方法はあまり有効ではない。
そこで、特開昭62−29910号公報に記載されるよ
うに、残差エコー(反響信号の消去しきれなかった残り
の信号)のレベル監視を同時に行い、かつそのレベル監
視での比較基準値(しきい値)を可変することが行なわ
れている6 同公報は,このためのダブルトーク検出回路を開示する
.すなわち、このダブルトーク検出回路は,エコーキャ
ンセラの受信入力電力と送信出力電力との差であるエコ
ー消去量の変化を検出する電力比較回路と,検出された
エコー消去量の変化に応じ、ダブルトーク監視基準しき
い値を変化させるしきい値回路とを備えて構成される。
[発明が解決しようとする課題] しかし,上記従来技術では,前記特開昭62−2991
0号公報記載のように残差エコーを用いるものであって
も,基本的には、信号のレベル比較によって双方向通話
を検出するため、先に説明したごとくレベル差が大きす
ぎると検出ミスを起す問題があった. 本発明の目的は、信号のレベル比較に依らない双方向通
話の検出方式を提供すると共に、誤動作,性能劣化を回
避した反響消去装置および拡声電話装置を提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] 上記目的は、反響消去装置において、反響路の入力端お
よび出力端にそれぞれ施けられた信号パターン抽出手段
と、パターン整合手段と、判定手段とから双方向通話検
出回路を構成し、前記双方向通話検出回路の出力で前記
反響消去装置の反響路の適応推定を制御することにより
達成される.前記信号パターン抽出手段は、信号の特徴
を示t/{ラメータの時系列パターンを抽出する.この
パラメータの時系列パターンは、信号が反響路を通過し
ても不変であるものを用いる. [作 用] 次に、本発明の原理について述べる. 今,反響路出力として反響信号のみを考える。
この場合,反響路1への入力信号は,反響路1の伝達特
性の影響を受け反響路1から出力される.周知のように
,出力信号波形をy (t)、スペクトルをY(ω),
入力信号波形をx (t)、スペクトルをX(ω)、反
響路のインパルス応答をh (t)、伝達関数をH(ω
)とすれば、出力信号波形y(t)と、スペクトルY(
ω)は、次式で表わされる.y (t)= h (t)
 * x (t)Y(ω)=H(ω)・X(u) すなわち,出力信号は、入力信号とインパルス応答のた
たみ込み積分、出力スペクトルは,入力スペクトルと伝
達関数の積で表わされる.したがって、入出力を、波形
あるいはスペクトルをそのまま比較しても、一致しない
.しかし、たとえば、単一正弦波を反響路に通しても、
振幅、位相は変化するが,その周波数値は変化しない.
音声の場合、音韻を表わすホルマント構造は変化しない
.具体的には、音韻「ア』は反響路を通っても音韻「ア
」に変りない。これは、音韻『ア』を特徴づける各ホル
マント周波数の位置関係およびその時間変化パターンが
保存されるからである. また,入力信号のエネルギー値そのものは反響路を通る
ことにより変化するが,エネルギーの時間変化パターン
は変らないことも明らかである.本発明は,上記した事
実に基づいて,双方向通話の検出を行なう. 信号パターン抽出回路は、それぞれ反響路の入力および
出力信号の特徴を表わす時系列信号を出力する.この特
徴時系列信号をパターンと呼ぶ.このパターンは、反響
路の伝達関数によって基本的に変化を受けない特徴パラ
メータからなるものを用いる. パターン整合回路は、前記特徴時系列信号間の距離,す
なわち、相違量を算出し,判定回路に出力する.判断回
路は、予め定められた値、すなわち、しきい値と前記出
力信号とを比較判断する.相違量がしきい値以上であれ
ば、反響路の出力に、反響信号すなわち反響路への入力
信号が反響出力された信号以外の信号が混入された状態
、すなわち、双方向通話と判断し,前記反響消去装置の
反響路推定動作を停止すべきことを知らせる信号を、反
響消去装置に出力する.それによって,前記反響消去装
置は、反響路の推定動作を停止するので、誤動作するこ
とがない。
(以下余白) [実施例コ 以下,本発明の一実施例を第1図により説明する. 第1図において、1は反響路、2は伝送路、3は反響消
去装置,4は双方向通話検出回路,5は反響路の入力端
子、6は反響路の出力端子、7は信号パターン抽出回路
、8はパターン整合回路、9は判断回路である. 第2図は反響路1の具体例を示す図である.反響路1は
、第2図において、破線より左側を等価的に表現したも
のである.反響路lは通信回線における2線4線変換回
路の不平衡によるまわり込み信号(反響信号)、あるい
は,スビーカ・マイク間の音響経路における壁などによ
る反響まわり込み信号によって形成される。
伝送路2は、信号の伝送路である。
反響消去回路3は、反響路への入力信号と反響信号を用
いて反響路の特性を適応的に推定し,得られた反響路特
性に基づき擬似反響信号を作成し、実際の反響信号から
、擬似反響信号を差し引くことにより,反響信号を消去
するものである。第3図に、具体的な反響消去装置の一
例を示す。
反響消去装置3は、擬似反響路回路3−5と、擬似反響
路修正回路3−6と、減算回路3−7とで構成される. 擬似反響路回路3−5は、入力端子3−3に入力される
反響路1に出力する信号から擬似反響信号を作成する。
減算回路3−7は、入力端子3−1に入力される反響信
号から擬似反響回路3−5で作成された擬似反響信号を
引き算する。この結果は,誤差信号として出力端子3−
2に出力される。
擬似反響路修正回路3−6は、この誤差信号と端子3−
3からの反響路1への出力信号との相関値により擬似反
響回路3−5内の擬似反響特性を修正する。この修正は
,誤差信号が最小となるように行われる。また,端子3
−4は、双方向通話入力端子で双方向通話が検出された
時、擬似反響路修正回路3−6の動作を停止する。
なお,端子3−1に入力される信号のうち、反響信号以
外は,そのまま端子3−2に出力される。
双方向通話検出回路4は、信号パターン抽出回路7、パ
ターン整合回路8および判断回路9を有して構成される
信号パターン抽出回路7は、反響路1の入力および出力
信号の特徴を表わす時系列信号を抽出する。この特徴時
系列信号をパターンと呼ぶ。
パターン整合回路8は,前記特徴時系列信号間の距離す
なわち相違量を算出し、判断回路9に出力する。
判断回路9は、予め定められた値,すなわち,しきい値
と前記出力信号とを比較判断する。相違量がしきい値以
上であれば、反響路1の出力に反響信号(すなわち,反
響路1への入力信号が反響出力される信号)以外の信号
が混入された状態,すなわち、双方向通話と判断し、反
響消去装置3の端子3−4に双方向通話検出信号を出力
する。
そして、これにより、擬似反響路修正回路3−6の動作
が停止され、推定した擬似反響路が反響信号以外の信号
で乱されることが防止される.なお,双方向通話状態と
は、第2図を参考にして述べれば、送信信号と受信信号
(近端と遠端話者信号)とが同時に存在する状態をいう
本発明は、前述した原理に基づき、双方向通話の検出を
行う。信号パターン抽出回路7は,反響路の伝達関数に
よって基本的に変化を受けない特徴パラメータの時系列
パターンを抽出する。
抽出された時系列パターンは、パターン整合回路でパタ
ーン間の相違が算出される.反響路出力端子6に反響信
号のみ入力されるとき、反響路入力端子5および出力端
子6に接続されるそれぞれの信号パターン抽出回路7は
、ほぼ同じ時系列パターンを出力するため、パターン整
合回路6の出力は、ほぼ零である。反響信号にそれ以外
の信号が混存すると、出力端子6に接続される信号パタ
ーン抽出回路7の出力は、入力端子5に接続さる信号パ
ターン抽出回路7の出力とは異なり,パターン整合回路
6の出力は,零から大きく偏移する。
判断回路9は、この偏移を、予め定めたしきい値と比較
判断し、反響消去装置3に双方向通話検出信号を出力し
、擬似反響路の修正動作を停止させる。
以上本発明によれば、単なるレベル比較でなく、パター
ン間の相違により,双方向通話検出を行うため,反響信
号のレベルによる誤検出を起すことがないため、反響消
去装置が誤動作することがない。
第4図は本発明の他の一実施例である。本実施例は、反
響路での減衰量の補正を行なってパターンの整合を行な
う例である。他の構成は、前記第1図に示すものと同じ
である。なお、第4図において第1図と同一符号は同一
物を示す。
10は増幅回路である.信号パターン抽出回路7が抽出
する時系列パターンが信号エネルギーの時間変化パター
ンのごとく、形は同じであるが絶対値が異なるものにつ
いては,いわゆる反響路1での減衰量(Echo Re
tarn Loss)を補正してからパターン整合を行
う必要がある.これを行うのが増幅回路10の役目であ
る。予め、反響路出力端子6には反響信号のみが印加さ
れる状態において、パターン整合回路8の出力信号が零
になるべく、増幅回路10の利得を調整する。
本実施例は、増幅回路10以外の動作は、第1図と同一
のため説明を省略する。
第5図は本発明の他の一実施例である.本実施例は,時
系列パターン間の時間ずれを補正する例である。他の構
成は、前記第1図に示す実施例と同じである。第5図に
おいて第1図と同一符号は同一物を示す。
11は遅延回路である.この遅延回路11は、時系列パ
ターン間の時間ずれを補正する。
一般に,反響路1には時間遅延がある。いわゆるフラッ
トディレイであり,具体的には、スピー力とマイクの音
響経路では,スピーカとマイクの距離を音速で割った時
間の遅れを生ずる。スピーカとマイクが近接していれば
問題ないが、数十mの距離であれば数百1lsの遅れと
なる。したがって、この場合には、信号パターン抽出回
路7の抽出する時系列パターン間に数百1l15のずれ
が生じ,パターン整合回路8の出力が零とならない。
反響路1への入力信号遅延回路11で時間遅れを与えら
れ,信号パターン抽出回路7に入力される.そして、反
響路1を通過した入力信号は、反響信号として、反響路
1の出力端子6に接続された信号パターン抽出回路7に
入力される。遅延回路7と反響路1の遅延時間が同一で
あれば、パターン整合回路8の出力を零とすることがで
きる.予め、反響路出力端子6には反響信号のみが印加
される状態において、パターン整合回路8の出力が零に
なるべく、遅延回路11の遅延量を調整する. それ以外の動作は、第1図の実施例と同一のため説明を
省略する. 第6図は本発明の他の一実施例である.本実施例は、第
4図実施例の増幅回路10を利得調整を自動的に行うよ
うにしたものである.他の構成は、前記第4図に示す実
施例と同じである.第1図と同一符号は同一物を示す. 第6図において,12は可変利得増幅回路、13は可変
利得増幅回路12の利得を制御する利得制御回路、14
は信号線の電力を検出する電力検出回路、15は反響消
去量算出回路である。
反響消去装置3の入力端子3−1および出力端子3−2
に接続される電力検出回路14は、それぞれの信号線の
電力を検出する。それぞれの電力値をもとに反響消去量
算出回路15は、反響消去装置3の反響信号消去量すな
わち入力端子3−1に入力される反響信号が出力端子3
−2に゜どれだけ減衰されて出力されるのかを示す量を
算出する。
反響消去量は,反響信号とそれ以外の信号との比に比例
する。これは、反響信号以外の信号は消去されず入力端
子3−1から出力端子3−2にそのまま表われることか
らもわかる。したがって、反響消去量が十分大きい時は
、反響路出力端子6に印加される信号は、ほとんど反響
信号であると考えてよい。
この時、パターン整合回路8の出力は零であるべきで、
利得制御回路13は,反響消去量算出回路15の出力す
る反響消去量と、パターン整合回路8の出力をもとに可
変利得増幅回路12の利得を制御する.反響消去量があ
る値以上であるとき、パターン整合回路8の出力が零に
なるように,可変利得増幅回路12の利得が自動的に!
!!I!!される。
本実施例は、マイクとスピーカの位置関係が変化し、反
響路の減衰量が変化する拡声装置などで有効である。
本実施例の作用は、本実施例において固有に付加された
もの以外については、第4図と同一のため説明を省略す
る. 第7図は本発明の他の一実施例である。本実施例は、第
6図実施例に加えて、遅延回路の遅延量も自動調整する
ようにしたものである。他の構成は,前記第5図および
第6図に示すものと同じである.第7図において第6図
と同一符号は同一物を示す. 第7図において、16は可変遅延回路、17は遅延量制
御回路である。
反響消去量がある値以上であるとき,遅延量制御回路1
7は、パターン整合回路8の出力が零となるように,可
変遅延回路16の遅延量を調整する。
可変利得増幅回路12の利得と可変遅延回路16の遅延
量とは、時間的にずらして行うことが望ましい。たとえ
ば、まず利得の自動調整を行い、パターン整合回路8の
出力を最少となるようにし、次に遅延量の自動調整を行
い、パターン整合回路8の出力をほぼ零にするという手
順をとる。
本実施例は、マイクとスピーカの位置関係が変化し、そ
れに伴って,反響路の減衰量、遅延量が変化する拡声装
置などで有効となる。
本実施例の他の動作は,第5,6図と同一のため説明を
省略する. 第8図は本発明の他の一実施例である。本実施例は,第
4図に示す実施例で抽出する時系列パターンを信号エネ
ルギーパターンとし,反響路1,信号パターン抽出回路
7、パターン整合回路8、判断回路9を具体的にしたも
のである。第8図において第4図と同一符号は同一物を
示す。
第8図において、18はスピーカ、19はマイク、20
は整流回路、21は平滑回路、22は差動増幅回路、2
3は比較回路、24はしきい値回路、35は音量調整回
路である。
第4図に示す反響路1は、本実施例ではスピーカ18と
マイク19との間の音響経路である.整流回路20と平
滑回路21は、第4図の信号パターン抽出回路7に相当
し,スピーカ5から放声される信号およびマイク19に
入力される信号の平均振幅パターンをそれぞれ抽出する
.これは,信号のエネルギー(電力)パターンに相当す
ることは明らかである. 今,マイクとスピーカが近接して置かれ、遅延は無視で
き、損失は増幅回路10で補償できるとする.この場合
、マイク19に入力される信号が、スピーカ18から出
力されて反響した信号(反響信号)のみであれば、各々
の平滑回路21の出力するパターンは同じとなる.反響
信号以外の音がマイク19に入力されると、マイク19
に接続される整流回路19および平滑回路20の出力す
るパターンは、反響信号とそれ以外の信号の重畳された
信号のエネルギーパターンとなり、スピーカ18に接続
される整流回路20および平滑回路21の出力するエネ
ルギーパターンと異なるものとなる. 差動増幅回路22は、第4図のパターン整合回路に相当
するもので、上記平滑回路21のそれぞれのパターン(
時系列信号)が入力される.マイク19に入力される信
号が反響信号のみのとき.パターンは同一であるので、
差動増幅回路22の出力はほぼ零である.マイク19に
反響信号とそれ以外の信号が入力される双方向通話のと
き、差動増幅回路22の出力は零から偏移する。
比較回路23としきい値回路24は,第4図の判断回路
9に相当する。比較回路23は,差動増輻回路22の出
力を,予め定めたしきい値回路24のしきい値と比較し
、差動増幅回路22の出力がこれを越えたとき,双方向
通話であると判断し,これを反響消去装置3に出力する
音量調整回路35は,スピーカの音量を調整するもので
ある.音量調整回路35をこの位置に挿入するのは、整
流回路20.20間の利得をスピーカ音量の大小で変化
させないためである。もし、音量調整回路35を反響路
入力端子5に接続される整流回路20とスピーカ18の
間に挿入した場合には、先の利得を変化させないように
、増幅回路10の利得を音量の大小に比例して増減する
必要が生ずる. 本実施例の他の動作は、第4図および第1図に示す実施
例と同様なため説明を省略する。
第9図は本発明の他の一実施例を示す.本実施例は、零
交差波の性質を用いて双方向通話を検出するものである
。第9図において第8図と同一符号は同一物を示す。
25は信号を零交差波に変換する零交差波回路、26は
計数回路、27は計数差算出回路,28は10〜30m
sの一定間隔のタイミング信号を発生するフレーム周期
回路である。
零交差波回路25は、信号f (t)の振幅を、f (
t)≦0のとき常に一定値A.f(t)<Oのとき−A
、となるように変換するものである。この零交差波は周
知のように音声のホルマント構造を反映したものである
ことが数理的にも、受聴的にも確められている。そして
反響路を通しても受聴的にはあまり変化しない. スピーカ18への信号(すなわち反響路への入力信号)
とマイク19からの信号(すなわ゛ち反響路からの出力
信号)は、零交差波回路25でそれぞれ零交差波に変換
される。そして、計数回路26で零を交差する回数をそ
れぞれ計数する。そして、各々の計数値の差が計数差算
出回路27で算出され、それに比例した信号が比較回路
23に出力される。これらの計数および計算差の算出は
、フレーム周期回路28が出力する一定間隔(10〜3
0ms)毎に同期して行われる。
マイク19に入力される信号が反響信号のみのとき、こ
れら計数値はほぼ等しく、計数差算出回路27の出力は
ほぼ零である.マイク19に反響信号とそれ以外の信号
が同時に加えられる(双方向通話時)ときには、計数値
は大きく異なり,計数差算出回路27の出力は零から大
きく偏移する.この偏移は,比較回路23でしきい値回
絡24のしきい値と比較され、検出される.そして、こ
の双方向通話検出信号は、反響消去装置3に伝えられる
零交差波回路25および計数回路26は、第1図に示す
実施例の信号パターン抽出回路7に相当し、計数差算出
回路27は、第1図に示すパターン整合回路8に相当す
る。
本実施例は、零交差波に変換することにより、振幅レベ
ルに依存しない、つまり、スピーカとマイク間の減衰量
の変化に依存しないパターンを得られることが特徴であ
る.すなわち、本実施例は,第8図のような増幅回路1
0を必要としない。また、計数も一定時間毎に行うため
、スピーカ・マイク間の遅延がこの間隔時間より小であ
れば、計数値そのものに大きな影響を与えることもない
本実施例の他の動作は、第8図に示す実施例と同様なた
め説明を省略する. 第10図は本発明の他の一実施例を示す、本実施例は,
第9図に示す実施例と同様に、零交差波の性質を利用し
て双方向通話の検出を行うものである。第10図におい
て第9図と同一符号は同一物を示す。
29は零交差波分析回路、30はパターン間距離算出回
路である。他の構成は,第9図に示すものと同じである
. 零交差波分析回路29は、零交差波信号の零交差点間の
間隔を計測し、分類出力するものである。
零交差点間の間隔は、ホルマント周波数に関係する。従
って、これを計測分類することは,振幅レベルに依存し
ないでホルマント構造を分析することに相当する, 零交差波分析回路29の動作を具体的に説明する。
まず,予め決められた複数の間隔時間、たとえば、10
〜5IIls,5〜IIIIs,1ms〜500μs,
500μs〜250μs,・・・の間隔を定める。そし
て、一定のフレーム時間内の零交差信号の零交差点間の
時間を計測し、上記間隔に分類する。たとえば、10〜
5+msの零交差点間隔はaエ回,5〜lmsの零交差
点間隔はa2回,・・・のように行う。
10〜5asの間隔は,周波数で言うと100〜200
Hzに相当する.この間隔時間があったことは、上記周
波数成分が存在したことを意味する。
こうして、零交差波分析回路29は、フレーム周期毎に
( all aay・・・)のベクトルを、時系列パタ
ーンとして出力する. パターン間距離算出回路30は、これら時系列ベクトル
パターン間の相違すなわち距離を、算出し、それに比例
した信号を比較回路23に出力する。
マイク19に入力される信号が反響信号のみのとき,こ
れら時系列ベクトルパターンはほぼ等しく、パターン間
距離算出回路30の出力はほぼ零である.マイク19に
反響信号とそれ以外の信号が同時に加えられると、時系
列ベクトルパターンは大きく異なり、パターン間距離算
出回路23で,しきい値回路24のしきい値と比較され
検出される.そして,この双方向通話検出信号は、反響
消去装置3に伝えられる. 本実施例は、第9図に比べ、より高精度な検出を行うこ
とができる。
零交差波回路25および零交差波分析回路29は,第1
図に示す信号パターン抽出回路7に相当し、パターン間
距離算出回路30は、第1図に示すパターン整合回路に
相当する。
本実施例の他の動作は、第9図と同様なため説明を省略
する。
第11図は本発明の他の一実施例を示す。本実施例は、
声道の共鳴特性を表現するパラメータの時系列パターン
を利用して双方向通話を検出するものである。第11図
において第10図と同一符号は同一物を示す。
31は音声パラメータ抽出回路である。他の構成は、前
記第10図に示すものと同じである。
音声パラメータ抽出回路31は、声道の共鳴特性を表現
するパラメータを抽出するものであり、線形予測係数、
PARCOR係数、LSP係数などがパラメータとして
知られている。これらパラメータは、人ののどの形を等
価的に表現することも知られ、反響路を通過しても変ら
ない.本実施例では、まずスピーカ18への信号とマイ
ク19からの信号とについて、音声パラメータ抽出回路
31により、予め設定したパラメータを抽出する。抽出
されたパラメータは,パターン間距離検出回路30でこ
れらパラメータ間の相違が算出される.この算出結果が
比較回路23に送られ、前記第10図に示す実施例と同
様にして、双方向通話検出がなされ、その結果が反響消
去装置3に伝達される. 本実施例の音声パラメータ抽出回路31の構成および動
作について具体的に説明する.第14図はパラメータと
して線形予測係数あるいはPARCOR係数を抽出する
音声パラメータ抽出回路31の一実施例である. 第14図において,14−1は入力データを一時記憶す
るバッファメモリで,デイジタル値に変換された値が記
憶される,14−2は自己相関係数を抽出する自己相関
係数計算回路である.14−3は自己相関係数より線形
予測係数あるいはPARCOR係数を抽出する線形予測
計算回路である. 1フレーム周期時間の入力データは、バツファメモリ1
4−1に一時記憶される。次に、自己相関係数計算回路
14−2で自己相関係数ρ.が下式の計算式で算出され
る。
ここで、Nは1フレーム時間のデータサンプル数であり
、X,は1データサンプルを示す。
線形予測計算回路14−3は、先の自己相関係数ρ、を
用い、次式に示す漸化式を計算し、線形予測係数α。,
PARCOR係数K。を算出する。
この漸化式は、公知の文献(板倉他, rPARCOR
形音声分析・合成系」,i!!電公社通研研究実用他報
告,Vol.27−6.1978年)に提示されている
. w,=ρ、,U,=ρa l (X00 = 1 1 
αl:′+r = O ・= (2)K a + r 
=W a / U * ;  n =0〜p−1   
      −(3)U . +、=U,−K..1−
W.=U,(1−K2..I)−(4)ατ =α”I
  K@+1’ +!’a+1−、;i=1〜n+1 
・(s)ここで、(2)式で初期値を設定し、(3)〜
(6)の漸化式で順次α7,K8を計算する。通常. 
n=10.つまりα、,α2 ,・・・,α1。、ある
いは、Kエ,K2,・・・,K1。の10個程度のパラ
メータを用いる。
このパラメータをフレーム周期毎に抽出し、パターン間
距離算出回路30に出力する。
他の動作は第10図と同様なため説明を省略する。
第12図は本発明の他の一実施例である。本実施例は、
音響経路に設けた双方向通話検出回路4の検出信号を音
響反響消去装置と回線反響消去装置の双方に供給した場
合の例である。第12図において第8図と同一符号は同
一物を示す。
32は音響反響消去装置,33は回線反響消去装置、3
4は2線4線変換回路である。本実施例は拡声電話機に
適用した例である。なお、他の構成は,第8図に示すも
のと同じである。
音響反響消去装置32は、反響消去装置3と同一であり
、スピーカ18とマイク19間の音響経路での反響信号
を消去する.回線反響消去装置33は、反響消去装置3
と同一で2線4線変換回路34の不平衡による反¥I信
号を消去する。2線4線変換回路34は、拡声電話機の
4線信号を電話回線の双方向2線信号に変換する一種の
ブリッジ回路である。
双方向通話検出回路4は、第8図に示すものと同様に構
成され、同様に動作するため動作説明は省略する。
拡声電話機では、送信信号と受信信号のみが存在し、送
信信号と受信信号が時間的に重なったときが双方向通話
時である。したがって、音響反響消去装置32にとって
の双方向通話時と回線反響消去装置33にとっての双方
向通話時は、同一である.つまり,スピーカ・マイク間
の反響路あるいは2線4線変換回路での反響路のいずれ
か一方に双方向通話検出回路4を設け、この検出信号を
双方の反響消去装置に供給することが可能となる.第1
3図は本発明の他の一実施例である.第13図において
,第12図と同一符号は同一物を示す.本実施例は、2
線4Is回路での反vIMに設けた双方向検出回路4の
検出信号を音響反響消去装置32と回線反響消去装置3
3の双方に供給した場合である. 以上説明した各実施例は、各々電話装置、特に、拡声電
話装置に適用することができる。拡声電話装置としては
、例えば、ハンズフリー自動車電話装置が挙げられる。
[発明の効果] 以上、本発明によれば、信号のレベル比較によらず、反
響路の入出力信号のパターン(形)の相違により双方向
通話の検出を行うため、反響信号レベルが大きい場合で
も検出ミスを起すことはない.そして、その結果、反響
消去装置の誤動作,性能劣化を回避できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
反響路の具体例を示す説明図、第3図は反響消去装置の
一例を示すブロック図、第4〜13図はそれぞれ本発明
の他の一実施例を示すブロック図、第14図は音声パラ
メータ抽出回路の一例を示すブロック図である。 1・・・反響路、3・・・反響消去装置、7・・・信号
パターン抽出回路、8・・・パターン整合回路、9・・
・判断回路、10・・・増幅回路、11・・・遅延回路
、12・・可変利得増幅回路、13・・・利得制御回路
,14・電力検出回路、15・・・反響消去量算畠回路
、16・・可変遅延回路、17・・・遅延量制御回路、
18・・スピーカ、19・・・マイク、20・・・整流
回路、21・・・平滑回路,22・・・差動増幅回路、
24・・・しきい値回路、25・・・零交差波回路、2
6・・・計数回路、27・・計数差算出回路、28・・
・フレーム周期回路、29・・・零交差分析回路、30
・・・パターン間距雌算出回路,31・・・音声パラメ
ータ抽出回路,32・・音響反響消去装置,33・・・
回線反響消去装置、34・・・2線4線変換回路,35
・・・音量調整回路。 第1図 第2図 第 図 第 図 第4図 第8図 第9図 第11 図 ム

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、信号の特徴を示すパラメータの時系列パターンを抽
    出する第1、第2の信号パターン抽出手段と、前記第1
    、第2の信号パターン抽出手段が出力する時系列パター
    ン間の相違を示す距離を算出するパターン整合手段と、
    前記パターン整合手段の出力を予め定めたしきい値に基
    づきパターン間の相違を判断する判断手段とを設け、前
    記第1の信号パターン抽出手段を反響路の入力端子に接
    続し、前記第2の信号パターン抽出手段を反響路の出力
    端子に接続し、前記パターン間の相違がしきい値を越え
    たとき、双方向通話と判断することを特徴とする双方向
    通話検出方式。 2、前記パラメータの時系列パターンは、信号が反響路
    を通過しても不変であるものを用いることを特徴とする
    請求項1記載の双方向通話検出方式。 3、信号を遅延する遅延手段を設け、前記反響路の入力
    端子と前記第1の信号パターン抽出手段とを前記遅延手
    段を介して接続したことを特徴とする請求項2記載の双
    方向通話検出方式。 4、信号を増幅する増幅手段を設け、前記反響路の出力
    端子と前記第2の信号パターン抽出手段とを前記増幅手
    段を介して接続したことを特徴とする請求項2記載の双
    方向通話検出方式。 5、前記パラメータの時系列パターンが、信号の電力の
    時系列パターンであることを特徴とする請求項2または
    4記載の双方向通話検出方式。 6、前記パラメータの時系列パターンが、一定時間ごと
    の零交差回数の時系列パターンであることを特徴とする
    請求項2または3記載の双方向通話検出方式。 7、前記パラメータの時系列パターンが、一定時間ごと
    の零交差点間の時間分類パラメータの時系列パターンで
    あることを特徴とする請求項2または3記載の双方向通
    話検出方式。 8、前記パラメータの時系列パターンが、声道の共鳴特
    性を表現するパラメータの時系列パターンであることを
    特徴とする請求項2または4記載の双方向通話検出方式
    。 9、反響消去装置の反響信号消去量を算出する反響消去
    量算出手段を設け、前記反響消去量が予め定めた値を越
    えたとき、前記パターン整合手段の出力が零となるよう
    に前記遅延手段の遅延量を制御することを特徴とする請
    求項3記載の双方向通話検出方式。 10、前記反響消去量算出手段を設け、前記反響消去量
    が予め定めた値を越えたとき、前記パターン整合手段の
    出力が零となるように前記増幅手段の利得を制御するこ
    とを特徴とする請求項4記載の双方向通話検出方式。 11、請求項2〜10のいずれかに記載の双方向通話検
    出方式を有することを特徴とする反響消去装置。 12、請求項2〜10のいずれかに記載の双方向通話検
    出方式を有することを特徴とする音響反響消去装置。 13、請求項2〜10のいずれかに記載の双方向通話検
    出方式を有することを特徴とする回線反響消去装置。 14、請求項11記載の反響消去装置を有することを特
    徴とする拡声電話機。 15、スピーカとマイク間の音響結合により生ずる音響
    路における反響信号を消去する音響反響消去装置と、2
    線4線変換での不平衡により生ずる回線反響路における
    反響信号を消去する回線反響消去装置とをもつ拡声電話
    機において、前記音響反響路あるいは前記回線反響路の
    いずれか1の反響路に対し、請求項2〜10のいずれか
    に記載の双方向通話検出方式を適用し、この検出信号を
    もとに前記音響反響消去装置と前記回線反響消去装置の
    双方を同時に制御することを特徴とする拡声電話機。 16、請求項16記載の拡声電話機を備えた自動車電話
    装置。
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