JPH02239196A - 希薄磁性半導体薄膜の製造方法 - Google Patents

希薄磁性半導体薄膜の製造方法

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JPH02239196A
JPH02239196A JP5620789A JP5620789A JPH02239196A JP H02239196 A JPH02239196 A JP H02239196A JP 5620789 A JP5620789 A JP 5620789A JP 5620789 A JP5620789 A JP 5620789A JP H02239196 A JPH02239196 A JP H02239196A
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犬飼 隆
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直登 杉本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上利用分野) 本発明は希薄磁性半導体薄膜の製造方法、さらに詳細に
は室温で大きなファラデー効果を有する希薄磁性半導体
薄膜の製造方法において、薄膜表面が平坦で、かつ結晶
配向の揃った単結晶薄膜の製造方法に関するものである
(従来の技術) CdTeのCdの一部をMnで置き換えた化合物すなわ
ち組成式Cdl−xMnxTeのXが0くx<0.77
で表される閃亜鉛鉱型結晶構造の化合物は半導体的性質
と磁気的性質の両方の性質を持つことから希薄磁性半導
体と呼ばれている。
Mnイオンの存在によりこの化合物のファラデー効果は
室温および可視光波長領域において従来のZnSe,Z
nTeなどのII−VI族化合物半導体のファラデー効
果よりも大きく、かつ光吸収係数が小さいため、アイソ
レータなどの可視光における磁気光学素子用材料として
注目されている.磁気光学素子の小型・軽量化、安定化
、高性能化などのためには導波路型が有効である。
C d i − x M n x T eを用いた導波
路型の磁気光学素子を作製する場合には表面平坦性およ
び結晶性の優れた薄膜が必要である. (発明が解決する問題点) これまでにCd1−xMnxTei膜はガラス基板およ
びGaAs基板上への蒸着法、GaAs基板上へのホッ
トウォール法、G a. A. s基板上あるいはCd
Te基板上への分子線エビタキシー(MBE)法、Cd
Te基板上への原子層エビタキシー法およびサファイア
基板上へのクラスタイオンビーム(ICB)法により形
成された.これらの方法で形成された薄膜の中でガラス
基板上に形成された薄膜は多結晶であり、薄膜の表面粗
さが大きい欠点があった,GaAs基板およびCdTe
基板上に形成された薄膜は良結晶性の単結晶薄膜である
. しかし、GaAsの屈折率は3.6であり、Cd1−x
MnxTeの屈折率である2.8〜3.0よりも大きい
.このためC d 1. − x M n x T e
薄膜に光を導入すると、光は薄膜から基板へ漏洩し、薄
膜中を伝搬しない. CdTeの屈折率は2.8〜2.9であり、Cdエーχ
MnxTeの屈折率と同程度もしくは僅かに大きいので
光が基板へ漏洩する場合がある。
またこの化合物は良結晶性の大型結晶が得られていない
欠点もあった。これらの理由からGaAsおよびCdT
eをC d i − x M n x T eの導波路
型磁気光学素子用の基板に用いることができない。
サファイア基板の場合は屈折率がC d 1− x M
 n xTeの屈折率よりも小さい1.8であるため光
の導波条件を満足する。これまでにサファイアC面の基
板上にICB法により単結晶が形成されていた.しかし
導波光の吸収損失および散乱損失に影響を及ぼす薄膜の
結晶性の程度と表面粗さについては明らかにされていな
かった. 本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、表面が平
坦であり、かつ結晶配向性が揃ったCdl−xMnxT
e単結晶薄膜をサファイア基板上に形成するための製造
方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) この目的を達成するために、本発明の第一は組成式Cd
x−xMnxTeのXが0.05≦x≦0.77からな
る閃亜鉛鉱型結晶構造を有する単結晶薄膜の製造方法に
おいて、薄膜形成の前にサファイアC面の基板を予め8
50℃以上の温度で加熱処理することを特徴とするもの
であり、第二の発明は前記の加熱処理した基板を180
℃から340℃に保ち、この基板上にCd,Mnおよび
Te、もしくはこれらの元素を含む化合物を、1XIO
−5Paよりも高真空度の中で蒸着することにより薄膜
を形成することを特徴とする.本発明をさらに詳しく説
明する。
本発明の第一の希薄磁性半導体薄膜の製造方法によれば
Cd1−xMnxTe薄膜のファラデー効果の大きさを
表すヴエルデ定数は、Mn量Xが0.05より少ないと
き、室温および480nm〜780nmの可視光波長領
域においてZnSeなどの11−VI族化合物半導体の
値である0.04deg/Oe−cmよりも小さい.こ
のためCdx−xMnxTe薄膜の磁気光学薄膜として
の優位性はない.一方、Xが0.77よりも大きいと薄
膜には閃亜鉛鉱型結晶の他にMnTeが混在し、単結晶
膜にならない.このなめ結晶配向性および結晶性の目安
であるX線ロッキング曲線の半値幅(FWHMと略記す
る)はガラス基板上に形成した薄膜の値と同程度の4゜
であり、結晶性が悪い.これらのことがらXとして0.
05≦x≦0.77が有効である. 基板にはサファイアのC面すなわち(0001)を用い
る. サファイアのC面とCdt−xMnxTeの(111)
の原子配列は互いに同じであり、サファイアの格子定数
(4.758人)は Cdx−x.MnxTeの原子間距離(4.506人〜
4.587人)に比較的近い.このためこの基板上に形
成したCd1−XMnxTe薄膜は単結晶である. またサファイアの屈折率はC d 1− X M n 
x T e薄膜の屈折率より小さいので、屈折率に対す
る光の導波条件を満足する.基板には鏡面研磨したもの
を使用し、薄膜形成の前に加熱処理を行う.850℃よ
り低い温度で加熱処理した基板上に形成した薄膜の表面
には多数の円形の突起が見られ、表面粗さが大きい.基
板を850℃以上の温度で加熱処理すると、基板の歪が
除去されると共に表面の凹凸が減少するなど、表面状態
が改善される.このため、この基板上に形成した薄膜の
表面粗さおよびFWHMが850℃以下の温度で加熱処
理した基板上に形成した薄膜よりも減少し、結晶性が向
上する.この基板の加熱処理による効果は基板を真空中
、空気中、酸素中、窒素中、水素中あるいはアルゴン中
など各種の雰囲気中で加熱した場合に見られる.またこ
の効果は加熱処理時間が数分以上で効果が現われる.加
熱処理を行った基板はその後に洗浄過程を経ても上記の
効果が保たれる. 上記で述べた基板の加熱処理による効果は基本的には特
定の薄膜形成方法に限定されるものではなく、蒸着法、
MBE法、CVD法など各種の薄膜形成方法を用いても
850℃以上の温度で加熱処理した基板を用いれば上記
の効果がある.次に本発明の第二のCdl−xMnxT
e薄膜の形成について述べる. 本発明の第二の希薄磁性半導体薄膜の製造方法によれば
、蒸着前にサファイアC面の基板を850℃もしくはそ
れ以上の温度で加熱処理し、次に180℃から340℃
に保ったこの基板上にCd,MnおよびTe、もしくは
これらの元素を含む化合物をIX10−5Paよりも高
真空度の中で蒸着することにより閃亜鉛鉱型結晶構造の
Cdz=xMnxTe薄膜を形成する.加熱処理後の基
板上に薄膜を形成するときの基板温度が180℃よりも
低いとき、形成した薄膜が多結晶であるためFWHMは
約4゜となる。この値はガラス基板に形成した薄膜の値
と同程度であるため、サファイア基板を用いる利点がな
い.一方、基板温度が340℃より高くなると、薄膜の
表面粗さがされより低温の基板上に形成した薄膜の粗さ
より粗くなる欠点がある.さらに薄膜からのCdの再蒸
発が激しくなり、薄膜中のMn量Xが仕込のMn量より
大幅にずれてくる欠点もある.これらのことから基板温
度は180℃から340″Cの範囲が適している. 蒸着中の真空度が1×10’−5Paより低真空度で形
成した薄膜のFWHMは約4゜であり、結晶配向性が悪
い.それよりも高真空度で形成した薄膜のFWHMは4
゜よりも小さく、薄膜は単結晶となる.このことから蒸
着中の真空度は、1×10−5Paより高真空であり、
かつより高いことが望ましい. 以上で述べた蒸着法に用いる原料には、Cdl−xMn
xTe薄膜が前記MnJiの組成からなるように形成可
能であるものであれば、Cd、MnおよびTeの元素も
しくはこれらの3元素とCdTe,MnTeおよびC 
d 1− x M n x T e等の化合物との各種
の組み合わせを利用できる.(実施例) 予め真空度1×10−5Paに排気した真空蒸着装置に
おいて、まず表面粗さを20人以下に鏡面研磨したサフ
ァイアC面の基板を600℃〜1000℃で加熱処理し
、次に室温から360℃の間の温度に設定したこの基板
へCdTeとMnTeを同時に蒸着することにより、厚
さが4000人のCdi−xMnxTe薄膜を形成した
.蒸着中のMn量はCdTeとMnTeの蒸発源それぞ
れに設置した膜厚モニターからのフィードバックにより
各原料の蒸着速度を調節することにより変化させた.蒸
着中の真空度は排気装置のゲートバルブの開閉により調
節した.この方法で製造した薄膜の組成はX線マイクロ
分析により決定した. 上記の方法で得られた薄膜のMn量、製造条件、ヴエル
デ定数、X線ロッキング曲線の半値幅(FWHM)およ
び表面粗さを第1表に示す.試料No. 2、3、6お
よび試料No−15は基板の加熱処理温度が1000℃
、基板温度が280℃、真空度が5X10−’Paの条
件でMn量Xを0.05〜0.7の範囲で変えて形成し
た薄膜の本発明の実施例であり、試料No.1およびN
o.16はXがそれぞれゼロおよび0.8の薄膜の比較
例である.試料No. 2、3、6およびNo.15の
Xが0.05〜0.7の範囲からなる薄膜のヴエルデ定
数はZnSeなどのn−■族化合物半導体の値である0
.04deg/○e−cmと同等以上であり、FWHM
はガラス基板に形成した薄膜の値である4゜よりも小さ
く、また表面粗さも極めて小さい。
さらに反射電子線回折によるとこれらの薄膜は単結晶で
あることが確認された.試料No. 1のXがゼロの薄
膜のヴエルデ定数は0.O15deg/○e−cmであ
り, II−VI族化合物半導体の値よりも小さい.一
方、試料NO。16のXが0.8の薄膜はヴエルデ定数
が0.6deg/○e−cmであり、ILVI族化合物
半導体の値に比較してかなり大きい.しかし薄膜は多結
晶であり、表面粗さが大きい。
これはこの薄膜に閃亜鉛鉱型結晶相のほかにMnTe相
が混在しているためである。Xが0.8の薄膜において
異相が混在する本結果は、バルク結晶の閃亜鉛鉱型結晶
単相となるXの範囲が0.77までであることと一致す
る.これらのことから組成式C d 1−xM nxT
 eのXは0.05≦x≦0.77が有効であることを
確認した. 試料No.5および試料No. 6の薄膜はXが0.4
、基板温度が280℃および真空度が5X10−6Pa
の条件のもとで、蒸着前の基板の加熱処理温度をそれぞ
れ850℃および1000℃にして形成した薄膜の実施
例であり、試料No. 4は基板の加熱処理温度を60
0℃にして形成した薄膜の比較例である.比較例の60
0℃で加熱処理した基板に形成した薄膜は単結晶性であ
るが、表面粗さが極めて大きい。試料No.5および試
料NO.6の、850℃および1000℃で加熱処理し
た基板に形成した薄膜の表面粗さおよびFWHMは共に
850℃よりも低温で加熱処理した基板に形成した薄膜
の値よりも小さくなる。
このように基板の加熱処理温度が850”Cより高いと
きにCd 1−xMnxTe薄膜の表面粗さが小さくな
り、結晶性が向上する効果がある。
試料NO.6および試料No. 8〜11は基板の加熱
処理温度が1000℃、真空度が5X10−’Paの条
件のもとで、180℃〜340℃の範囲の異なる温度に
設定した基板上に形成した薄膜の実施例であり、試料N
O.7と試料No. 1 2はそれぞれ室温および35
0℃の基板上に形成した薄膜の比較例である. 実施例の試料NO.6および試料No. 8〜11の1
80℃〜340℃の基板上に形成した薄膜のFWHMは
ガラス基板上に形成した薄膜の値である4゜よりも小さ
く、また表面粗さも60人以下と極めて小さい.試料N
o.11の実施例では、薄膜を形成する際の仕込Mn量
は0,4であるが、Cdが薄膜から再蒸発するため薄膜
のXは仕込Mn量よりも僅かに多い.この実施例よりも
高い温度の360℃に設定した基板上に形成した試料N
o.12の比較例では、薄膜からのCdの再蒸発が激し
いため、薄膜のx(0.55)が仕込Mn量である0.
4よりも著しく大きい.またこの薄膜の表面粗さは36
0℃より低い温度の基板上に形成した薄膜の粗さよりも
極めて大きい。一方、室温の基板上に形成した試料no
.7の比較例の場合は、FWHMがガラス基板上に形成
した薄膜の値と同程度である.これらのことから、蒸着
により、加熱処理した基板上へ、表面が平坦でかつ結晶
配同性の揃ったCdx−xMnxTe単結晶薄膜を形成
するための基板温度は180℃から340℃が適してい
る. 試料No. 6および試料No−13はXが0.4、基
板の加熱処理温度が1000℃、基板温度が2 8 0
 ℃の条件のもとで、真空度がそれぞれ5×10””6
PaおよびIOXIO−’Paの中で形成した薄膜の実
施例であり、試料No. 1. 4は20×10”−6
Paの中で形成した薄膜の比較例である。
これらの薄膜の中で試料No−6および試料No.13
の(5〜10)XIO−6Paの真空中で形成した薄膜
のFWHMはガラス基板上に形成した薄膜の値よりも小
さい.これよりも真空度の悪い2×10−5Paの中で
形成した試料No.14の比較例では、薄膜が多結晶で
あるため、FWHMはガラス基板上に形成した薄膜の値
と同程度である。このためサファイア基板を用いる利点
がない.これらのことから蒸着中の真空度は1×10−
5Paよりも高真空である必要がある。
以上の実施例および比較例から、組成式C d 1 −
XM n xT eのXが0.05≦x≦0.77から
なる閃亜鉛鉱型結晶構造の薄膜形成において、サファイ
アC面の基板を予め850℃以上の温度で加熱処理し、
次に180℃から340℃に保ったこの基板上に、Cd
,MnおよびTe、あるいはこれらの元素を含む化合物
を1×10−5Paよりも高真空度の中で蒸着すること
により、表面が平坦で結晶配向性の優れた単結晶薄膜が
得られることを確認した. (以下余白) 第1表 (発明の効果) 以上説明したように、本発明による半磁性半導体薄膜の
製造方法によれば、平坦でカリ結晶配向性の揃ったCd
1−xMnxTe単結晶薄膜をサファイア基板上に製造
できるため、導波路型磁気光学素子用材料として応用で
きる利点がある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)サファイアC面の基板上に組成式Cd_1_−_
    xMn_xTeのxが0.05≦x≦0.77からなる
    閃亜鉛鉱型結晶構造の単結晶薄膜の製造方法において、
    薄膜形成の前に基板を850℃以上の温度で加熱処理を
    行うことを特徴とする希薄磁性半導体薄膜の製造方法。
  2. (2)サファイアC面の基板上に組成式Cd_1_−_
    xMn_xTeのxが0.05≦x≦0.77からなる
    閃亜鉛鉱型結晶構造の単結晶薄膜の製造方法において、
    薄膜形成の前に基板を850℃以上の温度で加熱処理を
    行ったのち、上記の加熱処理した基板を180℃から3
    40℃の範囲に保ち、該基板上へCd、MnおよびTe
    、もしくはこれらの元素を含む化合物を、1×10^−
    ^5Paより高真空度の中で蒸着することにより形成す
    ることを希薄磁性半導体薄膜の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002255694A (ja) * 2001-02-26 2002-09-11 Kyocera Corp 半導体用基板とその製造方法
CN114040898A (zh) * 2019-05-17 2022-02-11 康宁公司 具有铜膜的玻璃片及其制作方法

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