JPH02240242A - 高強度特性に優れたステンレス鋼線およびその製造法 - Google Patents
高強度特性に優れたステンレス鋼線およびその製造法Info
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- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
この発明は、耐熱性、耐食性および高強度特性などの性
能を兼ね備えた鋼線を必要とする広範な分野において利
用価値が高い高強度ステンレス鋼線を低コストで製造す
る方法に関するものである。
能を兼ね備えた鋼線を必要とする広範な分野において利
用価値が高い高強度ステンレス鋼線を低コストで製造す
る方法に関するものである。
〈従来の技術〉
従来、JIS規格においてマルテンサイト系およびフェ
ライト系ステンレス鋼線は鋼種としてG 4309 (
ステンレス鋼線)には調質として軟質2号が、G 43
15 (冷間圧造用ステンレス鋼線)にはB種が定めら
れている。
ライト系ステンレス鋼線は鋼種としてG 4309 (
ステンレス鋼線)には調質として軟質2号が、G 43
15 (冷間圧造用ステンレス鋼線)にはB種が定めら
れている。
しかしながら、これらは工程として適当な焼きなましを
した軽度の伸線であって、引張強度としては高々loo
kg/+am”程度のものであり、更に高強度のものは
報告されていない。
した軽度の伸線であって、引張強度としては高々loo
kg/+am”程度のものであり、更に高強度のものは
報告されていない。
一方、焼入れ、焼戻し処理によって高強度化をはかる方
法もあるが、水素脆性や時効割れなどの欠点のほかに加
工性も悪いため、高強度鋼線材料としては殆んど実用に
供されていない。
法もあるが、水素脆性や時効割れなどの欠点のほかに加
工性も悪いため、高強度鋼線材料としては殆んど実用に
供されていない。
〈発明が解決しようとする課題〉
上記のようにフェライト単相のステンレス鋼線は加工硬
化係数が低いため、加工硬化によりバネやローブ材とし
ての高強度材を得ることは不可能と考えられていた。
化係数が低いため、加工硬化によりバネやローブ材とし
ての高強度材を得ることは不可能と考えられていた。
確かに80%程度の伸線加工度では引張強度は精々11
0kg/mm”をこえる程度であって、高強度材として
実用されている5OS304ステンレス鋼線材に比べる
と、極めて低強度である。
0kg/mm”をこえる程度であって、高強度材として
実用されている5OS304ステンレス鋼線材に比べる
と、極めて低強度である。
この発明はフェライト単相のステンレス鋼線に極限の伸
線加工度を加え、バネ用やローブ用として十分に使用可
能な高強度のステンレス鋼線を得ようとするものである
。
線加工度を加え、バネ用やローブ用として十分に使用可
能な高強度のステンレス鋼線を得ようとするものである
。
く課題を解決するための手段〉
即ち、この発明はC<0.15%、Si< 1.0%、
Cr11.50〜18.00%、P<0.03%、S<
0.02%を含み、残部がFeおよび不可避的不純物か
らなるマルテンサイト系あるいはフェライト系ステンレ
ス鋼の熱間圧延材を母相がフェライト単相となる温度域
で保持した後、連続焼きなまし処理を施してフェライト
単相組織とし、さらに95%以上の総断面減少率を伴な
う伸線加工を行なってJIS G4314−1977の
表2に示されるWPA以上、WPB以下相当の引張強度
を付与することを特徴とする高強度特性にすぐれたステ
ンレス鋼線およびその製造法を提供しようとするもので
ある。
Cr11.50〜18.00%、P<0.03%、S<
0.02%を含み、残部がFeおよび不可避的不純物か
らなるマルテンサイト系あるいはフェライト系ステンレ
ス鋼の熱間圧延材を母相がフェライト単相となる温度域
で保持した後、連続焼きなまし処理を施してフェライト
単相組織とし、さらに95%以上の総断面減少率を伴な
う伸線加工を行なってJIS G4314−1977の
表2に示されるWPA以上、WPB以下相当の引張強度
を付与することを特徴とする高強度特性にすぐれたステ
ンレス鋼線およびその製造法を提供しようとするもので
ある。
く作用〉
上記において焼きなまし処理の際の加熱温度は750〜
850℃が好ましい。
850℃が好ましい。
上記のような処理をした素線をアロイダイスまたはダイ
ヤモンドダイスを用いて各ダイス1個当りの断面減少率
5〜25%で総断面減少率95%以上の伸線加工を行な
う。
ヤモンドダイスを用いて各ダイス1個当りの断面減少率
5〜25%で総断面減少率95%以上の伸線加工を行な
う。
高強度材としてそのメリットを有効に生かすには総断面
減少率98%以上が好ましい。
減少率98%以上が好ましい。
また上記した組成に0.6〜2.0%のMoを添加する
ならば、耐食性が向上する上にその粒界強度を向上させ
、P、S等の悪影響を除去するのに効果的である。
ならば、耐食性が向上する上にその粒界強度を向上させ
、P、S等の悪影響を除去するのに効果的である。
P量を0.03%以下およびS量を0.02%以下とす
るのは、これらが粒界に偏析しやすい不純物原子であり
、偏析すると粒界エネルギーを低下させ、粒界強度を劣
化させることとなるからである。
るのは、これらが粒界に偏析しやすい不純物原子であり
、偏析すると粒界エネルギーを低下させ、粒界強度を劣
化させることとなるからである。
また、粒界を通しての結合力が低くなり、95%以上の
総断面減少率を伴なう伸線加工を施す際に破断の原因と
もなる。
総断面減少率を伴なう伸線加工を施す際に破断の原因と
もなる。
従って、PおよびSの量を上記したC以下とする。さら
にMoを添加すれば粒界をより強化することが可能であ
る。
にMoを添加すれば粒界をより強化することが可能であ
る。
フェライト単相域での焼きなましを施すのは、素材の母
相中あるいは粒界に残存する応力集中を緩和あるいは転
位をトラップから解放させ、その後に行なう伸線加工の
際に、均一変形で開始させる効果を有する。
相中あるいは粒界に残存する応力集中を緩和あるいは転
位をトラップから解放させ、その後に行なう伸線加工の
際に、均一変形で開始させる効果を有する。
なお、連続焼きなまし処理の温度条件を750〜850
℃とするのは、850℃以上で熱処理を行なった場合、
冷却時にマルテンサイトの量が増加し、大きな総断面減
少率を伴なう伸線加工を施す際に、焼き戻し処理を行な
わないと歪割れが容易に生じ、断線しやす(なるためで
ある。一方750 ’C以下の場合には、偏析あるいは
粒界および介在物における不拘−歪を十分に緩和させる
ことができないためである。
℃とするのは、850℃以上で熱処理を行なった場合、
冷却時にマルテンサイトの量が増加し、大きな総断面減
少率を伴なう伸線加工を施す際に、焼き戻し処理を行な
わないと歪割れが容易に生じ、断線しやす(なるためで
ある。一方750 ’C以下の場合には、偏析あるいは
粒界および介在物における不拘−歪を十分に緩和させる
ことができないためである。
焼きなましによって応力状態が緩和されているので、伸
線加工開始から均一な変形が保持され、最終的に均質な
層状組織が形成され、強度特性のバラツキが少なくなる
効果がある。
線加工開始から均一な変形が保持され、最終的に均質な
層状組織が形成され、強度特性のバラツキが少なくなる
効果がある。
そのため総断面減少率を95%以上とすることが可能と
なり、期待する強度特性が得られるのである。
なり、期待する強度特性が得られるのである。
〈実施例〉
以下実施例によりこの発明の詳細な説明する。
まず、第1表にこの発明の実施例、比較例および従来例
において使用した鋼の組成を示した。
において使用した鋼の組成を示した。
第 1 表
線材を得、ダイスにより5.On+mφまで伸線な行な
った。
った。
続いて、上記のうちAの鋼を用いた伸線について第2表
に示す熱処理および加工を行なった。
に示す熱処理および加工を行なった。
なお、A−7は一枚当りの断面減少率を12±3%で、
他は20±3%でアロイダイスを用いて伸線した。
他は20±3%でアロイダイスを用いて伸線した。
また、伸線後の棲械的特性の効果も第2表に示した。
第2!I
上記の化学成分を有するA−Fの6種の鋼を用いて、そ
れぞれ熱間圧延により、線径5.5msψの上記第2表
において、A−8は1.2mmφ以下に伸線すると、断
線が多発するため、伸線な1.2mmφで中断したが、
他の供試材については、靭性不足とみられる断線は認め
られなかった。また電子顕微鏡による透過観察の結果、
A−8のものはマルテンサイトが生じていることが明ら
かとなった。
れぞれ熱間圧延により、線径5.5msψの上記第2表
において、A−8は1.2mmφ以下に伸線すると、断
線が多発するため、伸線な1.2mmφで中断したが、
他の供試材については、靭性不足とみられる断線は認め
られなかった。また電子顕微鏡による透過観察の結果、
A−8のものはマルテンサイトが生じていることが明ら
かとなった。
上表から本発明の実施例は何れも引張り強度が高< 、
JIS G4314−1977表2に示されているば
ね用高強度ステンレス鋼線規格のWPA以上、WPB以
下相当の引張り強度を示した。
JIS G4314−1977表2に示されているば
ね用高強度ステンレス鋼線規格のWPA以上、WPB以
下相当の引張り強度を示した。
また、比較例のA−7とA −10および従来例のA−
11は伸線加工不足で低強度のものしか得られなかった
。
11は伸線加工不足で低強度のものしか得られなかった
。
比較例A−8は引張り強度は高いが、絞りが低(て実用
化できず、比較例A−9は焼鈍が十分すぎたためか炭化
物の球状化が進行して加工硬化が低(、また絞りも低い
ものしか得られなかった。
化できず、比較例A−9は焼鈍が十分すぎたためか炭化
物の球状化が進行して加工硬化が低(、また絞りも低い
ものしか得られなかった。
〈発明の効果〉
以上説明したように、この発明によると特定成分を有す
るマルテンサイト系あるいはフェライト系ステンレス鋼
を適当な温度で焼きなましを行なったのち、強伸線加工
を施すことにより、焼入れ、焼戻し工程を行なうことな
くして十分な引張り強度および絞り特性を兼ね備えた高
強度ステンレス鋼線を製造することができるのである。
るマルテンサイト系あるいはフェライト系ステンレス鋼
を適当な温度で焼きなましを行なったのち、強伸線加工
を施すことにより、焼入れ、焼戻し工程を行なうことな
くして十分な引張り強度および絞り特性を兼ね備えた高
強度ステンレス鋼線を製造することができるのである。
Claims (5)
- (1)C<0.15%、Si<1.0%、Cr11.5
0〜18.00%、P<0.03%、S<0.02%を
含有し、残部がFeおよび不可避的不純物よりなるマル
テンサイト系あるいはフェライト系ステンレス鋼を伸線
加工してJIS G4314−1977、表2に示す引
張強度を付与してなる高強度特性に優れたステンレス鋼
線。 - (2)C<0.15%、Si<1.0%、Cr11.5
0〜18.00%、P<0.03%、S<0.02%を
含み、残部がFeおよび不可避的不純物からなるマルテ
ンサイト系あるいはフェライト系ステンレス鋼の熱間圧
延線材又は下引伸線後の素線を連続焼きなまし処理して
フェライト組織と し、さらに95%以上の総断面減少率を伴なう伸線加工
を行なってJIS G4314−1977の表2に示さ
れるWPA以上、WPB以下相当の引張強度を付与する
ことを特徴とする高強度特性に優れたステンレス鋼線の
製造法。 - (3)化学成分組成として0.6〜2.0%のMoを添
加する請求項(2)記載の高強度特性に優れたステンレ
ス鋼線の製造法。 - (4)連続焼きなまし処理を750〜850℃にて行う
請求項(2)記載の高強度特性に優れたステンレス鋼線
の製造法。 - (5)伸線加工における各ダイス1個当りの断面減少率
が5〜25%である請求項(2)記載の高強度特性に優
れたステンレス鋼線の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6037289A JP2713346B2 (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | 高強度特性に優れたステンレス鋼線およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6037289A JP2713346B2 (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | 高強度特性に優れたステンレス鋼線およびその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02240242A true JPH02240242A (ja) | 1990-09-25 |
| JP2713346B2 JP2713346B2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=13140239
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6037289A Expired - Fee Related JP2713346B2 (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | 高強度特性に優れたステンレス鋼線およびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2713346B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006016665A (ja) * | 2004-07-01 | 2006-01-19 | Nippon Steel & Sumikin Stainless Steel Corp | 耐食性,冷間加工性および靱性に優れる磁性を有する安価ステンレス鋼線材または鋼線。 |
| JP2007169714A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Nippon Steel & Sumikin Stainless Steel Corp | 耐応力腐食割れ性に優れ熱変形が少なく着磁性を有するコンベア金網用ステンレス鋼線およびそれを用いたコンベア用金網 |
| CN104561488A (zh) * | 2013-10-28 | 2015-04-29 | 江苏宏发特钢制品有限公司 | 一种发动机缸体气阀钢材的生产加工工艺 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102534153B (zh) * | 2011-04-20 | 2014-07-30 | 泰州杰利瑞节能科技发展有限公司 | 一种超音频电磁感应加热拉丝退火炉 |
| KR101542569B1 (ko) | 2014-12-08 | 2015-08-07 | 주식회사 코웰 | 내열 스프링용 고내열 강선의 제조방법 |
-
1989
- 1989-03-13 JP JP6037289A patent/JP2713346B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2007169714A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Nippon Steel & Sumikin Stainless Steel Corp | 耐応力腐食割れ性に優れ熱変形が少なく着磁性を有するコンベア金網用ステンレス鋼線およびそれを用いたコンベア用金網 |
| CN104561488A (zh) * | 2013-10-28 | 2015-04-29 | 江苏宏发特钢制品有限公司 | 一种发动机缸体气阀钢材的生产加工工艺 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2713346B2 (ja) | 1998-02-16 |
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