JPH0224442Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0224442Y2 JPH0224442Y2 JP19958185U JP19958185U JPH0224442Y2 JP H0224442 Y2 JPH0224442 Y2 JP H0224442Y2 JP 19958185 U JP19958185 U JP 19958185U JP 19958185 U JP19958185 U JP 19958185U JP H0224442 Y2 JPH0224442 Y2 JP H0224442Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mineral fiber
- polymer particles
- cultivation
- blocks
- block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Cultivation Of Plants (AREA)
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Description
イ 産業上の利用分野
本考案は植物ことに果菜類の栽培における播
種、育苗、仮植床として用いられる鉱物繊維ブロ
ツクに関する。 ロ 従来の技術 ロツクウール・ガラスウール等の鉱物繊維を集
積結合した多孔質の板状、立方体状のブロツク
を、水耕、土耕などの植物栽培床として利用する
ことは極めて普通に行なわれている。 この植物栽培に用いられている鉱物繊維ブロツ
クは、通常の手段により製造された鉱物繊維集積
結合マツトを、そのまゝあるいは適宜の寸法に裁
断した通常50〜120Kg/m3の嵩密度、90%以上の
空隙率を有したものであり、その通気透水性、保
形性、耐腐蝕性、無菌性などにより、取扱い容易
な栽培床が得られ、特に水耕、育苗用に広く利用
されている。 ハ 考案が解決しようとする問題点 鉱物繊維ブロツクは上記のように水耕、育苗に
好適に用いられるが、その育苗ブロツクをそのま
ま本耕土壌中または上に置いて定植栽培に移した
場合に、該ブロツク中に保有されていた水分が急
速に、土壌に吸水されて移動し、充分な潅水管理
を行なわない限り、本耕土壌に対する根の活着が
困難となる問題点があり、本耕潅水頻度をふやす
ことは実際の農作業においては困難なことであつ
た。 ニ 問題点を解決するための手段 本考案は図面の模式的断面図に示すように鉱物
繊維ブロツク1内に、高吸水性ポリマー粒子2を
分散含有せしめる簡単な手段により、従来の鉱物
繊維ブロツク栽培床の上記の問題点を解決したも
のである。 高吸水性ポリマー粒子としては、構成分子中に
水酸基、カルボキシル基など親水基を多量に導入
し、低密度に架橋して水不溶性にしたポリマーで
あつて、自重の400〜1000倍の純水を吸収してゲ
ル状となるもので、すでに多種類のものが粒子状
として市販されている。例えば、デンプン、アク
リル酸塩グラフトポリマー、カルボキシメチルセ
ルース誘導体、ポリビニルアルコール、アクリル
酸塩コポリマー、架橋ポリアクリル酸塩ポリマ
ー、変性ポリビニルアルコール、ポリアクリロニ
トリル加水分解物などが、増粘剤、乾燥防止剤、
脱水・凝固剤、土壌改良剤などの用途に供されて
いる。 これらの高吸水性ポリマー粒子は本考案に利用
可能であるが、これらは通常の肥料水溶液のよう
な電解質含有水溶液に対しては20倍程度の吸水性
を示すものである。 一方、植物栽培床は、その内部に20〜80%容量
%の空気量、15〜70容量%の水分量が常に維持さ
れることが望ましいものであり、したがつて、本
考案における高吸水性ポリマー粒子の使用量の範
囲は、肥料水溶液を吸水膨脹したさいの容積が5
〜80重量%になるような量である。 上記のポリマー粒子を鉱物繊維ブロツク内に、
分散含有せしめる手段としては、ポリマーの耐熱
性からして、鉱物繊維マツト製造時における熱処
理条件によつて劣化するので、マツト製造後に、
あるいは切断ブロツクとした後に、ポリマー粒子
を散布して、振動、ニードリング、吸引圧気流な
どにより、内部繊維間間隙に係着するよう導入分
布せしめればよい。 本考案による肥料水溶液の保持効果を次の実験
によつて確認した。 鉱物繊維ブロツク(80Kg/m3の嵩密度、50×
100×100mmの直方体、重量40g)に対し、高吸水
性アクリル系ポリマー粒子(製鉄化学工業社製、
アクアキープ10sh)を、0.5,2,4gをそれぞ
れ分散含有せしめたサンプルを作り、Ee1.0,PH
5.8の肥料水溶液中に浸漬して、100%含液せしめ
た後、耕地面に置き、その重量変化を測定したと
ころ、下表の結果が得られた。
種、育苗、仮植床として用いられる鉱物繊維ブロ
ツクに関する。 ロ 従来の技術 ロツクウール・ガラスウール等の鉱物繊維を集
積結合した多孔質の板状、立方体状のブロツク
を、水耕、土耕などの植物栽培床として利用する
ことは極めて普通に行なわれている。 この植物栽培に用いられている鉱物繊維ブロツ
クは、通常の手段により製造された鉱物繊維集積
結合マツトを、そのまゝあるいは適宜の寸法に裁
断した通常50〜120Kg/m3の嵩密度、90%以上の
空隙率を有したものであり、その通気透水性、保
形性、耐腐蝕性、無菌性などにより、取扱い容易
な栽培床が得られ、特に水耕、育苗用に広く利用
されている。 ハ 考案が解決しようとする問題点 鉱物繊維ブロツクは上記のように水耕、育苗に
好適に用いられるが、その育苗ブロツクをそのま
ま本耕土壌中または上に置いて定植栽培に移した
場合に、該ブロツク中に保有されていた水分が急
速に、土壌に吸水されて移動し、充分な潅水管理
を行なわない限り、本耕土壌に対する根の活着が
困難となる問題点があり、本耕潅水頻度をふやす
ことは実際の農作業においては困難なことであつ
た。 ニ 問題点を解決するための手段 本考案は図面の模式的断面図に示すように鉱物
繊維ブロツク1内に、高吸水性ポリマー粒子2を
分散含有せしめる簡単な手段により、従来の鉱物
繊維ブロツク栽培床の上記の問題点を解決したも
のである。 高吸水性ポリマー粒子としては、構成分子中に
水酸基、カルボキシル基など親水基を多量に導入
し、低密度に架橋して水不溶性にしたポリマーで
あつて、自重の400〜1000倍の純水を吸収してゲ
ル状となるもので、すでに多種類のものが粒子状
として市販されている。例えば、デンプン、アク
リル酸塩グラフトポリマー、カルボキシメチルセ
ルース誘導体、ポリビニルアルコール、アクリル
酸塩コポリマー、架橋ポリアクリル酸塩ポリマ
ー、変性ポリビニルアルコール、ポリアクリロニ
トリル加水分解物などが、増粘剤、乾燥防止剤、
脱水・凝固剤、土壌改良剤などの用途に供されて
いる。 これらの高吸水性ポリマー粒子は本考案に利用
可能であるが、これらは通常の肥料水溶液のよう
な電解質含有水溶液に対しては20倍程度の吸水性
を示すものである。 一方、植物栽培床は、その内部に20〜80%容量
%の空気量、15〜70容量%の水分量が常に維持さ
れることが望ましいものであり、したがつて、本
考案における高吸水性ポリマー粒子の使用量の範
囲は、肥料水溶液を吸水膨脹したさいの容積が5
〜80重量%になるような量である。 上記のポリマー粒子を鉱物繊維ブロツク内に、
分散含有せしめる手段としては、ポリマーの耐熱
性からして、鉱物繊維マツト製造時における熱処
理条件によつて劣化するので、マツト製造後に、
あるいは切断ブロツクとした後に、ポリマー粒子
を散布して、振動、ニードリング、吸引圧気流な
どにより、内部繊維間間隙に係着するよう導入分
布せしめればよい。 本考案による肥料水溶液の保持効果を次の実験
によつて確認した。 鉱物繊維ブロツク(80Kg/m3の嵩密度、50×
100×100mmの直方体、重量40g)に対し、高吸水
性アクリル系ポリマー粒子(製鉄化学工業社製、
アクアキープ10sh)を、0.5,2,4gをそれぞ
れ分散含有せしめたサンプルを作り、Ee1.0,PH
5.8の肥料水溶液中に浸漬して、100%含液せしめ
た後、耕地面に置き、その重量変化を測定したと
ころ、下表の結果が得られた。
【表】
上表から、ポリマー無配合のものは、1日で、
含有液が殆んど移動流失しているのに対し、0.5
g,2g添加のものは、その8〜22倍が残留し、
好ましい保液効果を示したが、4g添加のもの
は、水分減量がなく、根部の過湿障害のおそれが
あり、不適当であることが分る。 ホ 作用 本考案の高吸水性ポリマー粒子を分散含有した
鉱物繊維ブロツクは、従来のものと同様に取扱つ
ても、粒子の脱落を生ずることがなく、播種育苗
床として潅水施肥の液保持性が大であるので、そ
の管理が容易となり、育苗ブロツクを本耕土壌に
移植、定植後においても、ブロツク内の含水量が
有効に維持できるので、潅水時間間隔を延長して
も、良好な活着結果が得られる。 ヘ 実施例 ロツクウール製育苗用ブロツク(嵩密度80Kg/
m3、40×300×600mmの板状体、裏面に縦及び横方
向に50mm間隔で巾4mm、深さ30mmの碁盤目状切溝
を設けたもの)の表面に、変性ポリビニルアルコ
ール粉末(荒川化学工業社製、アラソープ)を、
次表に示す割合で散布し、振動を与えつつ裏面よ
り吸気して、粒子をブロツク内に分散含有せしめ
た。 このブロツクに玉荵の種を播き、潅水施肥して
50日の育苗後、該ブロツクを分割して株分けし
て、畑地に定植したところ、10日後の活着率は下
表のとおりであつた。 ポリマー含有量(g) 活着率(%) 0 65 9 76 36 100 50 99 また、前記と同様のブロツクに春まきレタス
(グレートレイク366号)を播種し、35日間育苗し
た本葉が4〜5枚となつた苗つき分割ブロツクを
畑に定植し、活着率をみた結果、ポリマー無添加
のものは63%であつたのに対し、ポリマーを36,
50g含有せしめたものは100%であつた。 ヘ 考案の効果 以上説明したとおり、本考案の高吸水性ポリマ
ー粒子を内部に分散含有した鉱物繊維製栽培床は
育苗時における潅水施肥、定植活着時までの潅水
などの管理が極めて簡単になり、良好な成育効果
が得られるので、栽培作業の能率、効率の向上に
貢献できるものである。
含有液が殆んど移動流失しているのに対し、0.5
g,2g添加のものは、その8〜22倍が残留し、
好ましい保液効果を示したが、4g添加のもの
は、水分減量がなく、根部の過湿障害のおそれが
あり、不適当であることが分る。 ホ 作用 本考案の高吸水性ポリマー粒子を分散含有した
鉱物繊維ブロツクは、従来のものと同様に取扱つ
ても、粒子の脱落を生ずることがなく、播種育苗
床として潅水施肥の液保持性が大であるので、そ
の管理が容易となり、育苗ブロツクを本耕土壌に
移植、定植後においても、ブロツク内の含水量が
有効に維持できるので、潅水時間間隔を延長して
も、良好な活着結果が得られる。 ヘ 実施例 ロツクウール製育苗用ブロツク(嵩密度80Kg/
m3、40×300×600mmの板状体、裏面に縦及び横方
向に50mm間隔で巾4mm、深さ30mmの碁盤目状切溝
を設けたもの)の表面に、変性ポリビニルアルコ
ール粉末(荒川化学工業社製、アラソープ)を、
次表に示す割合で散布し、振動を与えつつ裏面よ
り吸気して、粒子をブロツク内に分散含有せしめ
た。 このブロツクに玉荵の種を播き、潅水施肥して
50日の育苗後、該ブロツクを分割して株分けし
て、畑地に定植したところ、10日後の活着率は下
表のとおりであつた。 ポリマー含有量(g) 活着率(%) 0 65 9 76 36 100 50 99 また、前記と同様のブロツクに春まきレタス
(グレートレイク366号)を播種し、35日間育苗し
た本葉が4〜5枚となつた苗つき分割ブロツクを
畑に定植し、活着率をみた結果、ポリマー無添加
のものは63%であつたのに対し、ポリマーを36,
50g含有せしめたものは100%であつた。 ヘ 考案の効果 以上説明したとおり、本考案の高吸水性ポリマ
ー粒子を内部に分散含有した鉱物繊維製栽培床は
育苗時における潅水施肥、定植活着時までの潅水
などの管理が極めて簡単になり、良好な成育効果
が得られるので、栽培作業の能率、効率の向上に
貢献できるものである。
図面は本考案製品の模式的断面図である。
1……鉱物繊維ブロツク、2……高吸水性ポリ
マー粒子。
マー粒子。
Claims (1)
- 鉱物繊維を集積結合した多孔質ブロツク内に、
高吸水性ポリマー粒子を分散含有せしめたことを
特徴とする植物栽培床用鉱物繊維ブロツク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19958185U JPH0224442Y2 (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19958185U JPH0224442Y2 (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62107649U JPS62107649U (ja) | 1987-07-09 |
| JPH0224442Y2 true JPH0224442Y2 (ja) | 1990-07-04 |
Family
ID=31161340
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19958185U Expired JPH0224442Y2 (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0224442Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-12-27 JP JP19958185U patent/JPH0224442Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62107649U (ja) | 1987-07-09 |
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