JPH02247192A - ホスファゼン誘導体及びそれを含むx線不透過性材料 - Google Patents

ホスファゼン誘導体及びそれを含むx線不透過性材料

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JPH02247192A
JPH02247192A JP8969034A JP6903489A JPH02247192A JP H02247192 A JPH02247192 A JP H02247192A JP 8969034 A JP8969034 A JP 8969034A JP 6903489 A JP6903489 A JP 6903489A JP H02247192 A JPH02247192 A JP H02247192A
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ray
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halo
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安斎 碕
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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、新規なるホスファゼン誘導体及びそれを含む
X線不透過性材料に関するものであり、さらに詳しくは
上記ホスファゼン誘導体は分子中に重合性基とBa、S
r等の周期律表2A族元素、La等の3A族元索、 、
Z r等の4A族元素Ta等の5A族元素、Zn等の2
B族元素、pb等の4B族元素、Bi等の5B族元素あ
るいはBr、1等のハロゲンを有しており、該誕導体か
ら又は該誘導体を含む混合物から得られる重合硬化物は
、従来の単量体等からなる重合物に比較して高度の機械
的性質が得られるはかりてなく、X線不透過性が大きく
歯科用充填材、歯冠修復材。
接着および合着材、X線診断用カテーテル等として利用
することができる他、上記重合物は、耐摩収縮が小ざい
ことおよび耐水性であることなどの優秀な特性を有する
ことから、一般工業界でも実用的価値の高いX線不透過
性材料として利用することができる。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題] 従来から用いられている歯科充填用のコンポジットレジ
ンには、主としてメチルメタクリレート系およびビスG
MA系のモノマーが用いられているが、これらモノマー
の重合体は、いずれも機′械的性質が低いばかりてなく
、重合収縮量、吸水量および溶解量が大きく、さらに対
摩耗性が小さいという欠点がある。
そこで上記欠点を改善する一方策として、上述の千ツマ
−に多量のシリカ粉末を混合しているが、それだけでは
X線不透過性を示さないので充填したコンポジットレシ
ンと歯牙とを識別することができない。すなわち、この
充填用コンポジットレジンを用いて窩洞部への充填を行
なった場合には、充填物がX線不透過性を示さないこと
から、臨床上、充填予後の経過観察ができない。
方、上述の欠点を改善する目的で、最近千ツマ−に多量
のバリウムガラス粉末あるいはバリウムガラス粉末とシ
リカ粉末などの混合物を加えてX線不透過性を得る方法
が提示されている。しかしながら、バリウムガラス粉末
等を用いる場合は、その屈折率がモノマー自体の屈折率
と大きく異なるので重合体は白濁化し、充填したコンポ
ジットレジンは審美性に欠けるものとなる。また、バリ
ウムガラス粉末を用いた充填用コンポジットレジンは、
モノマーとこれらバリウムガラス粉末との結合が不十分
であるばかりでなくモノマーの重合体部からなるマトリ
ックスと粉末からなるコア部との硬さの違いが大きい為
に研磨部は粗雑となり、耐摩耗性が低下することが知ら
れている。さらにこれらの充填用コンポジットレジンの
最大の問題点は、長期間水中に浸漬した場合に、混合し
たバリウムガラスか加水分解して、バリウムイオンが溶
出することてあり、溶出バリウムイオンによる人体への
為害作用が懸念されると共に、充填物は着色および変色
し易く、機械的性質も徐々に劣化して、耐久性に乏しい
ものとなる。
すなわち、従来から用いられているモノマーにバリウム
ガラス粉末を混合すれば、X線不透過性の充填用コンポ
ジットレジンが得られるが、その物性は臨床上満足し得
ないものである。
そこでX線不透過性を示し、且つ物性の良好な充填材と
して、千ツマー分子中に種々の機能を有する基または原
子団を持つ重合性化合物及び該化合物を含む材料の開発
が朋輩されている。
本発明者はこうした事情に着目し、従来の歯科充填用コ
ンポジットレジンがかかえる種々の欠点を抜本的に解決
し得るような、従来から使用されているモノマーとは全
く構造の異なる化合物を開発すべく種々検討を重ねた結
果、本発明を完成するに至った。
[発明の構成コ 本発明に係るホスファゼン誘導体は、分子の中心骨格が
窒素−燐のへテロ結合からなる環式化合物であり、この
燐原子に種々の原子団や重合性官能基を結合させて同一
分子内で複合した機能を発揮し得るように構成したもの
である。
一般に窒素−燐のへテロ結合からなる化合物は、炭素−
炭素のホモ結合からなる化合物に比較して、その結合エ
ネルギーが大きく、高い熱分解点を有すると共に分子回
転性が低く、剛直性である。特に環式化合物の場合に、
これらの特性が顕著に現われ、これらの化合物は無機ま
たは半無機化合物と称されている。
上記のようなペテロ環式化合物であるホスファゼン骨格
を有する本発明のホスファゼン誘導体は、 一般式 [式中、R1−R6のうち少なくとも1つはX。
残りはYであるか、あるいはR7−R14のうち少なく
とも1つはX、残りはYであり、 Xは、ORaで表わされ、Raは重合性二重結合を有す
る炭化水素残基であり、 Yは、ZRb又はZRcで表わされ、Rh及びRcはハ
ロ置換アルキル、ハロ置換アリール、モノ又はジカルボ
キシ置換アルキルあるいはモノ又はジカルボキシ置換ア
リールであり、Rb及びRcがモノカルボキシ置換アル
キル又はモノカルボキシ置換アリールであるときは、こ
れらが周期律表2A族、3A族、4A族、5A族、2B
族。
I)ずfLOゝ 4B族及び5B族に属する元素の七#士を介して環状に
結合され、Rb及びRcがジカルボキシ置換アルキル又
はジカルボキシ置換アリールであるとぎは、カルボキシ
末端に2A族、3量M、4A族、5A族、2B族、4B
族及び5B族のいずれかに属する元素が結合され、Zは
0又はNHである。コ で示される点に要旨があり、また本発明に係るX線不透
過性材料は上記ホスファゼン誘導体モノマーあるいは該
モノマーを繰返し単位とする重合体又は共重合体を含有
する点に要旨を有するものである。尚共重合体には上記
ホスファゼン誘導体モノマーと他の種類のモノマーとの
共重合体、上記ホスファゼン誘導体モノマーと上記ホス
ファゼン誘導体モノマーの中の置換基が異なるモノマー
との共重合体が含まれる。
上記−数式(1)又は(1゛)で示されるホスファゼン
誘導体におけるXの数は、1以上好ましくは2以上てあ
り、Yの数は4以下[又は6以下;括弧内は一般式(1
°)で示される8員環化合物の場合を意味する、以下同
じ〕が望ましい。
本発明に係るホスファゼン誘導体は、例えば下記化学式
(2)[又は化学式(2’)]で示される環式塩化窒化
燐の3量体く又は4量体)に、まずH2Rb若しくはH
2Rcで示されるX線不透過性元素を含む化合物を反応
させ、次いでHORaで示される重合性二重結合を有す
る化合物を反応させて3単量体(又は4単量体)の6個
(又は8個)の塩素を、夫々−ORa及び−ZR,b若
しくは−ZRcで示される任意の個数の基で置換し、目
的とするホスファゼン誘導体を得ることができる。
反筈 又は 又は (但し式中R1〜R6のうち少なくとも1つ、又はR7
−R14のうち少なくとも1つは一0Raで、残りは−
ZRb又は−ZRc) 上記反応の溶媒は一般的なものでよく、たとえば、ベン
ゼン、クロロホルム シクロヘキサン塩化メチレン、ト
ルエン、キシレン、エーテル。
ヘキサンおよびテトラヒドロフランなどであり、好まし
くは、ベンゼンおよびトルエン等である。
一方、脱塩素を促進するためには、反応時に第三アミン
類を加え、また、20〜90℃で2〜100時間反応を
行なうことによって目的物を高収率(85〜97%)で
得ることができる。
当該発明のX線不透過性材料を常温で重合硬化させるに
は、−数的には過酸化物−第三アミン系の重合開始剤が
用いられる。この際、過酸化物およびアミンの使用量は
、X線不透過性材量の総重量100重量部(以下部と略
記する)に対して、いずれも0.1〜20部の割合がよ
い。また、紫外線および可視光線で重合する場合は、−
数的には光増感剤−アミン類系開始剤が使用される。そ
の配合量は、いずれも0.05〜7.0部で、また、加
熱によフて重合する場合の温度は、60〜140℃が適
切である。また−数的には過酸化物および第三アミン系
の重合開始剤の単独またはこれらの両者を反応原料の総
量に対して、いずれも0.1〜3.0部配合することに
よって60〜80℃で5〜30分間で重合させることが
できる。
上記反応において、HORaで示される重合性二重結合
を有する炭化水素基としては、好ましくは水酸基を有す
るアルキル(メタ)アクリレートを挙げることができ、
例えば  2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4
−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、5−ヒドロ
キシペンチル(メタ)アクリレート、6−ヒドロキシヘ
キシル(メタ)アクリレート、7−ヒドロキシヘプチル
(メタ)アクリレート、および8−ヒドロキシオクチル
(メタ)アクリレートなどが適切であり、特に2−ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレートが推奨される。
一方H2Rb又はHzRcにおけるRb及びRcで示さ
れる基は前述の通り、ハロ置換アルキル、ハロ置換アリ
ール、モノ又はジカルボキシ置換アルキルあるいはモノ
又はジカルボキシ置換アリールを意味し、Rb及びRc
がモノカルボキシ置換アルキル又はモノカルボキシ置換
アリールであるときは、これらが周期律表2A族や3A
族等の元素を介して環状に結合され、Rb及びRcがジ
カルボキシ置換アルキル又はジカルボキシ置換アリール
であるときは、カルボキシ末端に2A族や3A族等の元
素が結合される。モしてZで示される記は0またはNH
を意味する。
ハロ置換アルキルにおけるアルキルは好ましくは炭素数
1〜6の低級アルキルであり、該低級アルキルとしては
例えば、メチル、エチル プロピル、イソプロピル、ブ
チル、イソブチル、第3級ブチル、ペンチル、ネオペン
チル、第3級ペンチル、ヘキシル等が挙げられる。又ハ
ロ置換アリールにおけるアリールとしては例えば、フェ
ニルトリル、キシリル、クメニル、ナフチル等が挙げら
れ、これらアリールはZで示される基とCH2、C2H
4−1C3He等の基 を介して結合されていてもよい。八ツ置換アルキル及び
ハロ置換アリールにおけるハロゲン元素としてはBr、
I等が挙げられ、置換されるハロゲン元素の数は特に制
限がないが、1〜3が好ましい。モしてこ塾らのハロゲ
ン元素を含むことによって該置換基はX線不透過性を示
すものとなっている。このような八ツ置換アルキルある
いはハロ置換アリールを含むH2RbあるいはH2Rc
で示される基としては、好ましくは2−ブロモエタノー
ル、3−ブロモエタノール、3−ブロモ1−プロパツー
ル、ブロモフェノール、ジブロモフェノール、トリブロ
モフェノール、ブロモベンジルアルコール等の水酸基を
含むハロゲン化物と、ブロモアニリン、ジブロモアニリ
ン、トリブロモアニリン等のアミノ基を含むハロゲン化
物が挙げられる。
次にモノ又はジカルボキシ置換アルキルにおけ低級アル
キルが挙げられ、該低級アルキルとしては前記したもの
が例示される。又モノ又はジカルボキシ置換アリールに
おけるアリールとしては、ハロ置換アリールのアリール
と同様のアリールを挙げることができる。そしてこれら
のモノ又はジカルボキシ置換アルキルあるいはモノ又は
ジカルボキシ置換アリールは、カルボキシ末端にX線不
透過性を与える周期律表2A族、3A族、4A族、5A
族、2B族、4B族又は5B族の元素を結合しており、
2A族元素としてはBa、Sr等、3A族元素としては
La等、4A族光素としてはZr等、5A族元素として
はTa等、2B族元素としてはZn等、4B族元素とし
てはpb等、5B族元素としてはB1等が例示される。
尚これらの2A族や3A族等の元素は2価の元素である
ので2つのカルボキシル基と結合することになり、モノ
カルボキシ置換アルキル又はモノカルボキシ置換アリー
ルと結合する場合は、2A族や3A族等の元素を介して
ホスファゼン骨格を含むキル又はジカルボキシ置換アリ
ールと結合する場合は、1つの置換基の2つのカルボキ
シル基と結合する。
H2Rb又はH2Rcの2がO(即ちH2が水酸基)で
ある化合物としては、例えばHO(CH2) nC0O
H(n= 1〜15)で示されるヒドロキシで置換され
た飽和炭化水素系カルボン酸、HOC4H4(CH2)
 nC0OH(n=0.1.2)、HOCllH,(C
OOH)2゜HOC4B3 (R)COOH(R: 0
HOCH3)等で示されるヒドロキシで置換された炭素
環式カルボン酸等が挙げられ、好ましい具体例としては
ヒドロキシ酢酸、ヒドロキシブチリック酸、β−ヒドロ
キシプロピオン酸、12−ヒドロキシデカニック酸、1
6−ヒドロキシへキサデカニック酸等のヒドロキシ置換
アルキルモノカルボン酸;リンゴ酸、ヒドロキシフタル
酸、ヒドロキシゲルタール酸等のヒドロキシ置換アルキ
ルジカルボン酸:P−ヒドロキシベンゾイック酸、P−
ヒドロキシフェニル酢酸、P−ヒドロキシフェニルプロ
ピオン酸、4−ヒドロキシフタル酸2.3−ジヒドロキ
シデカニナミック酸14−ヒドロキシ−3−メトキシベ
ンゾイック酸等の炭素環式カルボン酸等が挙げられ、こ
れらの化合物のカルボキシ末端は前記の様式でBa、S
r、La等の元素と塩を形成する。
H2Rb又はH2RcのZがNH(即ちHzがアミノ基
)である化合物としては、アミノ酸化合物、NH(CH
2)n C0OH。
NHCRCOOH,(R:H又はアルキル)。
NH2(CH2)n C0OH(n=1〜s)等のアミ
ノ置換炭化水素系カルボン酸が例示され、好ましい具体
例としてはグリシン、β−アラニンγ−アミノ酪酸、γ
−アミノカプロン酸、P−アミノ安息酸、L−オルニチ
ン、L−リジン等が挙げられ、これらの化合物のカルボ
キシ末端は前記の様式でBa、Sr、La等の元素と塩
を形成する。
本発明に係るホスファゼン誘導体の基本構成は上記の通
りであり、これを重合させることによって本発明に係る
X線不透過性材料を得ることができる。
尚重合後の機械的性質の良好なX線不透過性材料を得る
場合には、前記ホスファゼン誘導体における重合性基の
置換個数を増加させればよい。
方、X線不透過性の優れた材料を得る為には、X線不透
過性を有する基の置換個数を増加させればよい。他方ホ
スファゼン骨格を形成する窒素および燐の質量吸収係数
は、炭素に比較して大きいことから、骨格分子自体に起
因して当該ホスファゼン誘導体はPMMAなどより大き
いX線不透過性を示す。
本発明のホスファゼン誘導体は、X線不透過性化合物と
重合性化合物の置換比を分子レベルで制御したものであ
るから、当該ホスファゼン誘導体を歯科充填用コンポジ
ットレジンに実用した場合、卓越したX線不透過性が得
られるだけでなく、優れた機械的性質並びに耐摩耗性を
得ることがで診る。すなわち、従来のバリウムガラス粉
末を多量に混合したコンポジットレジンに比較して、重
合体強度は大きく、硬さも均一で大きい値を示し、水中
に浸漬した場合、バリウムおよびブロムの溶出は認めら
れないばかりでなく、材質の劣化がないことから、永久
充填材として、また、歯科修復材および合着材として、
臨床に実施できる。
尚本発明ホスファゼン誘導体の重合に際しては上記誘導
体に他の重合性単量体を加えることも可能である。この
ような他の重合性単量体は、単官能性と多官能性のいず
れであってもよく、例えばメチルアクリレート、ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレート、エチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ジまたはトリおよびテトラエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、グリシジル
(メタ)アクリレート、UDMA、B i sMEPP
などが挙げられる。さらに、カルボン酸のビニルエステ
ルとして、酢酸ビニル、酪酸ビニルおよびステアリン酸
ビニル、及びエチレン系不飽和ジカルボン酸として、フ
マル酸、マレイン酸、イタコン酸などを混合して用いる
こともできる。
上記化合物を前記ホスファゼン誘導体と混合する場合、
その添加量は、粘度、硬化時間および所望する物性によ
って変更されるが、通常前記ホスファゼン誘導体100
部に対して2〜80部を適用することができる。
他方、本発明に係るX線不透過性材料の特性の改善、即
ち耐摩耗性や硬さを向上させ、且つ重合収縮および熱膨
張係数を低減するためには、シランおよびチタネート化
合物で表面処理した粒径30μm以下のシリカ、タルク
、アルミナ、アパタイト、ガラスピーズ、コロイダルシ
リカ、ケイ酸バリウム、硫酸バリウム、窒化および炭化
ケイ素などの無機フィラーまたはポリメチルメタクリレ
ートなどの有機フィラーを混合して用いることが望まれ
る。その混合量は、当該X線不透過性材料の0.5〜8
倍量が望ましい。さらに上記では、本発明ホスファゼン
話導体モノマーを配合してX線不透過性材料を形成した
が、本発明ホスファゼン誘導体を予め重合させて硬化物
を得、これを粉砕して有機フィラーとして応用すること
によって本発明X線不透過性材料を得ることもできる。
臨床の実用に供するには、当該X線不透過性材料の包装
形態は2形態とし、一方のペーストまたは溶液に一般的
な過酸化物を配合し、他方のペーストまたは粉末にアミ
ン系の重合促進剤を配合し、それぞれペーストまたは溶
液とペーストまたは粉末とを約1分間練和すればよい。
また、当該X線不透過性材料を充填材の接着剤ないし合
着材として実用する場合は、当該材料をエタノール ク
ロロホルムおよびエーテルなどの有機溶媒に溶解し、こ
れを2等分して2包装形態とし、上記と同様に、一方に
は過酸化物、他方にはアミン系の重合促進剤を配合し、
これら両者を混合して歯牙の欠損窩洞に塗布して供され
る。さらに、光重合タイプの場合は、1包装形態とし、
当該複合材に光増感剤、フィラーおよび先の、!I!、
量体などを混合してペーストとなし、歯牙の欠損窩洞に
充填し、または歯冠修復材として、従来の術式と同様の
方法で臨床に実用される。
[実施例] 次に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
(1)典型的なX線不透過性分子複合材を次のようにし
て得た。
比較例1 塩化窒化リン3量体(以下3PNと略記する)1モルと
2−ヒドロキシエチルメタクリレート(以下HEMAと
略記する)6モルとから目的物を得た。
実施例1 3PN1モ2しとヒドロキシ酢酸バリウム塩2モルおよ
びHEMA2モルとから目的物を得た。
実施例2 3PN1モルとヒドロキシ安息香酸バリウム塩2モルお
よびHEMA2モルから目的物を得た。
実施例3 3PN1モルとβ−アラニンバリウム塩1モルおよびH
EMA4モルとから目的物を得た。
実施例4 3PN1モルとアミノ安息香酸バリウム塩1モルおよび
HEMA4モルから目的物を得た。
実施例5 3PN1モルとブロモエタノール2モルおよびHEMA
4モルから目的物を得た。
実施例6 3PN1モルとジブロモフェノール2モルおよび)(H
MA4モルから目的物を得た。
比較例2 塩化窒化リン4量体(以下4PNと略記する)1モルと
HEMA8モルとから目的物を得た。
実施例7 4PN1モルとヒドロキシ酢酸バリウム塩2モルおよび
HEMA4モルから目的物を得た。
実施例8 4PN1モルとβ−アミノ安息香酸バリウム塩2モルお
よびHEMA4モルから目的物を得た。
実施例9 4PN1モルとブロモフェノール4モルおよびHEMA
4モルから目的物を得た。
実施例10 4PN1モルとジブロモフェノール3モルおよびHEM
A5モルから目的物を得た。
実施例11 4PN1モルとブロモアニリン3モルおよびHEMA5
モルから目的物を得た。
実施例12 実施例3で得た目的物80部とトリエチレングリコール
ジメタクリレート20部とで合着材を得た。
実施例13 実施例7で得た目的物70部とトリエチレングリコール
ジメタクリレート10部およびシリカ(アイロジルR9
72,粒径0.016 μm 、以下同じ)20部とで
歯冠修復材を得た。
実施例14 実施例10で得た目的物80部とHEMA20部とて合
着材を得た。
実施例15 実施例12で得た目的物50部とUDMA20部および
シリカ30部とで充填材を得た。
実施例16 実施例9で得た目的物80部とシリカ20部との混合物
にベンゾイルパーオキサイド0.5部を加えたのち、6
0℃で4時間加熱し、さらに120℃で2時間加熱して
重合した。次に重合体をボールミルで粉砕して有機複合
フィラーを作製した。
この有機複合フィラー70部と比較例2で得た目的物3
0部とで充填材を得た。
実施例17 実施例2で得た目的物40部と実施例10て得た目的物
40部およびシリカ20部との混合物を実施例16と同
様に重合し、粉砕して有機複合フィラーを作製した。
この有機複合フィラー60部と実施例11て得た目的物
40部とで充填材を得た。
(2)重合硬化方法およびX線不透過性(アルミニウム
当量)の測定方法。
目的物であるX線不透過性片A料および当該材料を用い
た合着材、歯冠修復材および充填材の重合硬化は、次の
ようにして行なった。
実施例1〜3,6,7.10〜12.14および比較例
1の場合、目的物100部を2等分し、一方の50部に
ベンゾイルパーオキサイド0.25部を加え、他方の5
0部にN−N−ジメチルパラトルイジン0.4部を加え
、これら両者を混合した。
硬化時間は2〜13分とした。
実施例4,5,8,9,13.15〜17および比較例
2の場合は、目的物100部に光増感剤として、カンフ
アキノン0.28部、ジベンジル0.12部およびバラ
ジメチルアミノ安息香酸エチル1,56部を加え、可視
光線重合器(デンツブライ社、波長470 nm)を用
い、厚さ3mmの試料の片面にそれぞれ90秒づつ光照
射して重合硬化した。
一方、X線不透過性の測定は、X線発生装置(東芝DR
X−191D)を用い、管電圧60KVp、管電流10
0mA、焦点フィルム間距離100 cm、露出時間1
.5秒とした。フィルムはX−OMAT  TL (:
ffダック)を用い、現象は、自動現象機(コダック、
MS)を使用した。
フィルム濃度の測定は、デンシトメーター(サクシ、P
DA−15)を用い、X線フィルム上のそれぞれの試片
および同時に撮影されたアルミニウムステップの各段の
それぞれ3ケ所について光学濃度を測定し、あらかじめ
作製したフィルム特性曲線より、フィルムの相対感度(
flogE)を求め、アルミニウム当量(vm)を算出
した。
第1表に、実施例及び比較例のアルミニウム当量を示し
、更に参考例としてPMMA、市販充填剤2種および前
歯の歯牙のアルミニウム当量を示した。
第 表 比較例1および2から明らかなように、そのアルミニウ
ム当量は参考例1のPMMAのアルミニウム当量に比較
して大きい。このことは、燐と窒素の質量吸収係数が炭
素のそれに比較して大きいことによるもので、本発明誘
導体がホスファゼン骨格を有することの効果が現われて
いる。但しこの程度のアルミニウム当量では満足できな
いが、ホスファゼン骨格にX線不透過性基を導入した実
施例誘導体は、比較例1.2よりも高いアルミニウム当
量を有するものであった。尚X線不透過性材料としては
用途に合せてアルミニウム当量を調節すればよく、たと
えば、合着材としては、実施例12および14が示す程
度のアルミニウム当量があればよい。又歯冠修復材とし
ては、機械的性質がより優れ且つ比較的アルミニウム当
量の大きい実施例13が適切であり、充填材としては、
歯牙のアルミニウム当量より大きい実施例の目的物(例
えば実施例6,9,10,11.1’3.15〜17)
が適切である。特に実施例15〜17の場合に実用的で
、これらは従来の充填材MやP並びに歯牙よりかなり大
きいアルミニウム当量を示すことから、歯牙に充填した
場合、充填物と歯牙の判別が明瞭で、臨床上、充填予後
の経過観察が容易である等の利点を得ることができる。
また、本発明のX線不透過性材料の更なる効果は、バリ
ウムやブロム元素が分子間で結合していることおよび1
分子中に多数の重合性基を有しているため、重合体の架
橋密度が高く、長期間水中に浸漬しても上記元素が溶出
せず、人体への為害作用および物性の劣下を懸念する必
要がないところである。即ち耐久性で永久充填材として
実用できるという長所を有する。さらに、当該X線不透
過性材料の硬化物は、審美的で、バリウムガラス粉末を
混入した充填材に比較して研摩面が滑沢であるなど多く
の優秀な特性を備えており、従来技術の欠点を抜本的に
解決した新規なるX線不透過性材料を提供するものであ
る。
[発明の効果] 本発明は以上のように構成されており、X線不透過性並
びに機械的特性に優れた重合体を与えるホスファゼン誘
導体並びに該誘導体を含イ■するX線不透過性材料を提
供することができた。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼…(1) 又は ▲数式、化学式、表等があります▼…(1′) [式中、R^1〜R^6のうち少なくとも1つはX、残
    りはYであるか、あるいはR^7〜R^1^4のうち少
    なくとも1つはX、残りはYであり、 Xは、ORaで表わされ、Raは重合性二重結合を有す
    る炭化水素残基であり、 Yは、ZRb又はZRcで表わされ、Rb及びRcはハ
    ロ置換アルキル、ハロ置換アリール、モノ又はジカルボ
    キシ置換アルキルあるいはモノ又はジカルボキシ置換ア
    リールであり、Rb及びRcがモノカルボキシ置換アル
    キル又はモノカルボキシ置換アリールであるときは、こ
    れらが周期律表2A族、3A族、4A族、5A族、2B
    族、4B族及び5B族に属する元素のいずれかを介して
    環状に結合され、Rb及びRcがジカルボキシ置換アル
    キル又はジカルボキシ置換アリールであるときは、カル
    ボキシ末端に2A族、3A族、4A族、5A族、2B族
    、4B族及び5B族のいずれかに属する元素が結合され
    、ZはO又はNHである。] で示されることを特徴とするホスファゼン誘導体。
  2. (2)請求項(1)のホスファゼン誘導体モノマーを含
    有することを特徴とするX線不透過性材料。
  3. (3)請求項(1)のホスファゼン誘導体モノマーを繰
    り返し単位とする重合体または共重合体を含有すること
    を特徴とするX線不透過性材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030054567A (ko) * 2001-12-26 2003-07-02 진비컨 주식회사 헥사아미노알코올포스파젠 화합물 및 그의 제조방법
JP2007212304A (ja) * 2006-02-09 2007-08-23 Shin Etsu Polymer Co Ltd 放射線遮蔽用シート

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JPS6226287A (ja) * 1985-07-29 1987-02-04 Nippon Univ 単量体複合組成物

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