JPH02253671A - 超伝導光検出器 - Google Patents

超伝導光検出器

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JPH02253671A
JPH02253671A JP1073943A JP7394389A JPH02253671A JP H02253671 A JPH02253671 A JP H02253671A JP 1073943 A JP1073943 A JP 1073943A JP 7394389 A JP7394389 A JP 7394389A JP H02253671 A JPH02253671 A JP H02253671A
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JP
Japan
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superconductor
layer
semiconductor
photodetector
barrier
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Application number
JP1073943A
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English (en)
Inventor
Keiichi Tanabe
圭一 田辺
Yoichi Enomoto
陽一 榎本
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NTT Inc
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野) 本発明は、光検出器に関するものであり、さらに詳述す
るならば、赤外の広い波長域において高感度でかつ高速
応答が可能な超伝導接合型光検出器に関するものである
〔従来の技術〕
近年、半導体を用いた高速応答可能な光検出器が開発さ
れている。しかし、従来の光検出器に用いられてきた、
StおよびGeに代表される半導体では、フォトンエネ
ルギの小さい赤外光に対してギヤツブ間遷移を起こすこ
とができないので、光検出が不可能である。
一方、赤外光の入射によっても励起現象が起こるような
、狭いエネルギギャップ幅をもつHgCdTe等のよう
な半導体材料からなる光検出器の研究が近年進められて
いる。
しかしながら、Hgfl:dTe等のような半導体材料
は多成分系であるのでキャリアの移動度が大きく、かつ
均質な結晶を育成することが困難であり、このため、赤
外光に対して高速応答特性を有する半導体を用いた光検
出器は実現されていない。
また、超伝導トンネル接合を利用した光検出器は、特開
昭62−32667および特開昭63−70581号公
報などに開示されている。従来の超伝導トンネル接合型
光検出器は、第6図に示すように、超伝導体電極16と
常伝導体(あるいは超伝導体)電極18を、10−10
0人という非常に薄い絶縁体(あるいは半導体)からな
るトンネルバリア層17を介して結合したものである。
光19の照射により超伝導体電極中に準粒子が励起され
る。
第6図に示した光検出器の典型的な電流−電圧(1−V
)特性を第7図に示す。超伝導体では、その転移温度よ
り低温では、電子のエネルギ状態密度分布に、フェルミ
・エネルギを中心として幅2Δの禁制帯(エネルギギャ
ップ)が生じている。バイアス電圧の絶対値が6以上の
場合、常伝導帯の電子が禁制帯の上の空の(準粒子)状
態にトンネルし、あるいは超伝導電子対が破壊されて生
じた準粒子のうちの一方が常伝導体側にトンネルするこ
とにより電流が流れる。バイアス電圧の電流に対する比
は、バリア層のトンネル抵抗値であり、バリアの高さお
よび厚みによって決定される。
バイアス電圧がΔ以下の場合、禁制帯を越えて熱励起さ
れた準粒子のみによりトンネル電流が流れる。このため
、超伝導転移温度に比べて十分な低温においてはほとん
ど電流は流れず、l−V特性は曲線Aのようになる。
一方、バイアス電圧がΔ以下の場合に、光照射により超
伝導電子対を破壊して準粒子を励起したときは、符号B
で示すI−V曲線のように、励起された電流が流れるの
で、この電流を利用した光検出が可能である。
一般に、超伝導エネルギギャップ2Δはl−41−4O
程度の大きさなので、第6図に示した光検出器は波長が
10μ以上の遠赤外光に対しても応答可能である。また
、光照射により超伝導体電極(典型的な厚さは〜0.1
μm)中に励起された準粒子は、フェルミ速度(約10
8c+n/sec )で電極中を走行するため、バリア
層に到達し常伝導体にトンネルするのに1o−12秒以
下の時間しか要しない。電気回路のCR時定数あるいは
L/R時定数による遅れもジョセフソン接合と同程度と
考えられるため、1o−11秒以下となる。、このよう
な光検出器は非常に高速な立ち上がり応答を示すことが
期待できる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、トンネル接合では一般にトンネルバリア
の高さがleV程度と高いため、準粒子の透過確率は1
0−3−10−’  と小さい。このため、光照射によ
り励起された準粒子のごく一部がトンネル電流として検
出されるに過ぎない。
一方、初めはギャップエネルギに比べ大きなエネルギ(
例えば、波長1.3μmの光励起に対しては約0.5e
V )をもっている超伝導体中の準粒子は、フォノンを
放出しながらそのエネルギを失っていく。このようにエ
ネルギ緩和した準粒子は依然としてトンネル電流に寄与
する。
また、準粒子から放出されたフォノンは別の超伝導電子
対を破壊することにより準粒子を励起し、これら準粒子
もトンネル電流に寄与する(このような準粒子の増倍効
果があるため、バリアの透過確率が低いにも拘らずモ分
な検出感度が得られる)。
一方、エネルギ緩和した準粒子は最終的には再結合して
超伝導電子対を形成し、トンネル電流に寄与しなくなる
。、このような光検出器の立ち下がり応答時間は準粒子
の再結合時間で与えられることになる。準粒子の再結合
時間の長さは、超伝導体の種類により異なるが、発生し
たフォノンが超伝導電子対を再び破壊する効果を考慮し
た有効的な値は、0.1−1ns程度である。このよう
に、従来のトンネル接合を利用した光検出器では、これ
以上応答速度を向上させることができないという問題点
がある。
また、トンネルバリア層の厚さを薄くして準粒子の透過
率を上げることも考えられるが、この場合、準粒子が常
伝導体にトンネルするだけでなく、多量の準粒子が同様
に超伝導体中にトンネル注入される。このため、光検出
感度が著しく低下するという問題がある。さらに、バリ
ア層を薄くするとピンホールが発生し易く、これも感度
の低下を招くという問題点がある。
本発明の目的は、従来の光検出器における問題点を解決
し、赤外の広い波長域において高感度でかつ高速度で応
答が可能な超伝導光検出器を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
このような問題を解決するために、本発明は、超伝導体
層およびバリア層を有し、光照射により超伝導体中に励
起された準粒子を10−2以上の確率で捕獲し検出する
準粒子捕獲手段を備えたことを特徴とする。
〔作 用〕
本発明においては、超伝導体層に対する光照射により、
この超伝導体中に励起された準粒子を10−2以上の確
率て捕獲し検出する準粒子捕獲手段を具備する超伝導接
合型光検出器が提供される。
また、本発明によれは準粒子捕獲手段が、上述の超伝導
体層を一方の電極とする超伝導体−半導体接合、あるい
はバリア層を介して常伝導電極を取り付けたものであり
、超伝導体−半導体接合界面におけるバリア(障壁)お
よびバリア層のバリア高さが0.5eV以下であること
が望ましい。
本発明において、上述したような準粒子捕獲率の高い超
伝導体−半導体接合等を用いる理由を以下に説明する。
第1図は超伝導体とn型半導体との接合のエネルギ関係
図である。第1図(^)に示すような超伝導体101と
半導体102との界面103には、通常ショットキバリ
アが形成される。ここで空乏層は、超伝導体101と半
導体102の伝導帯間にトンネル電流が流れない程度に
厚いものとする。
第1図CB)に示すように、超伝導体101に、ショッ
トキバリア104の高さの2倍以上のエネルギをもつフ
ォトンが入射した場合、励起された準粒子(電子状準粒
子)の初期エネルギはバリア高さより大きい。これらの
準粒子はフェルミ速度(〜108c+n/sec )で
超伝導体101中を走行し、半導体102との界面10
3に達する。超伝導体101にはフェルミレベル105
を中心としてエネルギギャップ106が存在する。
超伝導体lot中の準粒子は他の準粒子あるいはフォノ
ンとの散乱によりエネルギを失うが、その緩和時間はそ
れぞれ10−13秒、to−14秒程度の大ぎさである
。、超伝導体101の厚さが0.1μm以下であれば、
界面103に達した準粒子のエネルギ損失は小さく、こ
のためこれらの準粒子はバリアを越えて容易に半導体1
02側に透過する。透過した準粒子は半導体中に存在す
る電界で加速され、半導体の外に流れだし、電流として
検出される。
実際には超伝導体−半導体界面において準粒子の量子力
学的な反射がある程度存在する。反射された準粒子は超
広、導体101中を逆方向に走行し、超伝導体101の
端で反射され再び半導体界面に達する。このように、準
粒子は超伝導体lot中で反射を繰り返すが、走行距離
が長くなるにつれ散乱によるエネルギの損失量が増大し
、そのエネルギがバリア高さより低下した準粒子はほと
んど半導体側に透過しなくなる。したがって、このよう
な光検出器の応答は比較的遅い(lo−10秒以上)準
粒子の再結合時間で律速されることはなく、この点が従
来のトンネル接合を用いた光検出器と最も異なる点であ
る。
本発明の光検出器では、準粒子が半導体空乏層中を走行
する時間がむしろ応答速度を決めると考えられる。この
時間は、移動度の大きな半導体を用い、空乏層の厚みを
0.1μm程度以下とすることにより、1o−11秒以
下とすることが可能である。
本発明による光検出器においては準粒子数の増倍による
検出電流の増加が見込めないので、十分な検出感度を得
るためには、超伝導体−半導体界面103における準粒
子の透過率は、1O−2程度以上であることが望ましい
。このような大きな透過率は、フォトンにより励起され
た準粒子のエネルギに比べlOmeV程度以上小さなバ
リア高さをもつ超伝導体−半導体接合を用いることによ
りで実現される(界面における障壁高さは、超伝導体の
ギャップエネルギと同程度であるのが理想的であって、
この場合1に近い透過率が期待でき、またギャップエネ
ルギ程度の小さなフォトンエネルギをもつ遠赤外光にま
で応答することが期待できる)。1μm以上の波長の赤
外光に応答するためには、バリア高さは0.5eV以下
である必要があるが、このような低いバリア高さは狭い
禁制帯幅をもつ半導体を使用することで実現することが
できる。
このようにして本発明の光検出器では、高い感度と高速
応答性を両立することができる。また、本発明の光検出
器では、半導体層の厚みは0.1μm程度と厚くてもよ
いので、従来のトンネル接合型の光検出器において見ら
れるような、バリア層のピンホールによる光検出感度の
低下が生じることはない。
上述したものと類似の原理による光検出は、本発明の超
伝導光検出器の超伝導体101を常伝導体に置キ換えた
従来のショットキバリアダイオードにおいても、障壁高
さが小さければ可能と考えられる。この場合、エネルギ
の高い電子間の散乱による緩和時間はやはり1o−13
秒以下と短いため常伝導金属層を50nm以下の厚みに
する必要があり、金属層のシート抵抗の増大によりRC
時定数が大きくなるため応答速度が遅くなるという問題
点がある。
これに対して、超伝導体を用いる本発明の光検出器にお
いては、超伝導電子対によるカイネティックインダクタ
ンスが存在する、すなわち超伝導電流が流れ得るので、
この効果はほとんど無視でき、より高速の応答が期待で
きる。また、極低温で動作させるため、界面近傍の半導
体側で問題となるオプティカルフォノンによる電子の散
乱損失がほとんど無視できる。さらに超伝導体側からみ
た障壁高さは、常伝導状態に比べ超伝導体のエネルギギ
ャップΔだけ小舌くなるため、準粒子の透過率の向上が
期待できる。したがって従来の常伝導金属を用いるショ
ットキバリアダイオード型の光検出器に比べ高い検出感
度が期待できる。
本発明の目的は、超伝導体にバリア高さが0.5eV程
度以下であるようなバリア層を介して常伝導体電極を取
り付けた準粒子捕獲手段を具備する光検出器によっても
達成される。このような光検出器は、上述した超伝導体
−半導体接合を具備する光検出器において、半導体層を
薄くした極依と考えられるからである。ただしこの場合
、バリア層の厚みが薄すぎると、トンネルによる暗電流
が流れるために検出器の感度を落とす原因となるが、 
10−’cm以上のバリア層の厚みがあれば暗電流を抑
制するのに十分である。
〔実施例〕
以下に、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
因jfK (Wll± 第2図は本発明の第1の実施例を説明する図である。第
2図に示す光検出器は次のような工程で製造された。ま
ず、n4型InSbの(111)而、!tL結晶基板(
半導体基板)1上に、MBE(Molecular B
eamEpitaxy)法により厚さ0.1 Almの
n型(ドープ量〜1 x 1015c13) InSb
層(半導体層)をエピタキシャル成長させた。エピタキ
シャル成長時における基板温度は350−400℃とし
た。
真空状態を保ったまま基板1を室温まで冷却した後、電
子ビーム蒸着により厚さ30nmのNbfil膜(超伝
導体層)をInSb層の上に堆積した。Nb薄膜蒸看時
の真空度は2 X 1O−8Torrであり、Nb薄膜
の堆積速度は1OnIIl/a+inとした。4端子法
による電気抵抗測定から求めたこのNb薄膜の超伝導転
移温度は8.8−9.2にであった。
次に反応性イオンエツチング(RIE)とH2SO4:
)1202:1(20混合液を用いた化学エツチングに
より、Nb薄膜のパタン3とn型1nSb層のパタン2
をそれぞれ形成した。RIEは、(CF4+5* 02
)混合ガスを用い、全ガス圧0.ITorr 、rf放
電のパワー20Wの条件で行った。さらに、厚さ0.2
5μmのSiOからなる絶縁層を真空蒸着により堆積し
た。絶縁層の堆積の際、フォトレジストを用いたリフト
オフ法により、直径50μmのNb電極(Nb薄膜3)
が露出した絶縁層パタン4を形成した。最後に、口“型
InSb基板1の裏面にAuを真空蒸着させることによ
ってAu電極(オーミック電極)5を形成し、超伝導体
−半導体接合を有する光検出器を作製した。
この光検出器においてはNbN薄膜パタン3側から光を
入射させる。
作製した光検出器について、液体ヘリウム温度4.2K
におけるI−V特性の光照射時と光来照射時との変化を
調べた。光源には波長1.3μmの半導体レーザを用い
、マルチモード光ファイバにより直径50μmの検出器
の直上まで光を導入した。
測定の結果を第3図に示す。光を照射しない場合、本検
出器の接合抵抗は非常に高く、曲線Cで示すようにトン
ネル電流はほとんど流れていないことがわかった。lO
μWの光を照射した場合、曲線りで示すように、0.5
μ八へ度の電流が検出され、50+nV以下のバイアス
電圧において、電流値は電圧(半導体側が正)と共に緩
やかに増加する傾向が見られた。
したがって、超伝導体表面での光の反射を考慮すると、
準粒子の半導体側への捕獲確率は0.1以上と考えられ
る。また、光来照射時の高バイアス電圧領域(半導体側
止)での電流値の温度依存性から、接合界面でショット
キバリアの高さは150meV程度と見積られた。この
ことより、本検出器は8μ程度までの波長の光に応答す
ると考えられる。
次に、第4図に示すような回路を用い、来光検出器の応
答速度の測定を行った。光検出器7は、定電圧源8によ
り50mV程度の一定電圧にバイアスした。光検出器7
の超伝導体層7Aに半導体レーザからの緩和振動モード
による50psecのパルス幅の光6を照射し、光検出
器7と直列に接続し同様に液体ヘリウム温度に保った5
0Ωの抵抗9の両端の電圧波形を、高速の前置増幅器で
増幅した後サンプリングオシロスコープで観測した。こ
の観察により、電圧波形の立ち上がりおよび立ち下かり
は測定系の応答限界の100psecよりも速いことか
確かめられた。
実施例2 第5図は本発明の第2の実施例を説明する図である。第
5図に示す光検出器は次のような工程で製造された。ま
ず、厚さ0.3mrnのMgO(100)単結晶基板1
0の上に、dcマグネトロンスパッタリング法により厚
さ50nmのNbN薄膜 (超伝導体層)を堆積した。
スパッタはA「ガス15mTorrおよびN2ガス5m
Torrの混合ガス中で行い、基板温度は500℃とし
た。X線回折により、同じ条件で作製した別のNbN薄
膜は、(001)面が基板に平行に成長したほぼ単結晶
であることが確かめられた。この薄膜の超伝導転移温度
は17.2にであった。
NbN薄膜堆積後、スパッタリング装置内を排気し、2
源のK(にnudsen)セルを用い淳さ0.1 μm
のPbTe層(半導体層)を基板温度200−250℃
でNbN薄膜上に堆積した。
次に、スパッタリング装置から積層膜試料を取り出し、
へ2系レジストを用いた通常のフォトリソグラフィおよ
びへrガスを用いたイオンミリングにより、直径約50
μmのNbN薄膜バタン(超伝導電極バタン)11およ
びPbTe層バタシバタン体層バタン)12を形成した
。イオンミリング時のガス圧は1 x 10−’Tor
rであり、加速電圧は500vとした。真空蒸着および
リフトオフによりSiOからなる絶縁層バタン13を形
成した後、Pt電極(オーミック電極)14を電子ビー
ム蒸着とリフトオフで作製し、光検出器を完成した。こ
の光検出器においてはMgO基板10の裏面から光を入
射させる。
作製した光検出器の光来照射時のI−V特性を液体ヘリ
ウム温度4.2にで測定したところ、半導体側に正のバ
イアス電圧をかけると電流値が急激に増大した。このこ
とより、PbTe薄膜はp型であり、超伝導体との界面
でバンドが下側に曲がっていることがわかった。また、
半導体側に負のバイアス電圧を100mV程度かけた状
態での電流値の温度依存性からバリア(障壁)高さは7
0meV程度と推定された。
この光検出器に、マルチモード光ファイバを通した波長
1.3 μmの半導体レーザ光をMgO基板の裏面より
照射した。lOμWの照射に対して、0,2μA程度の
電流が検出された。ただし、電流の方向は実施例1の場
合と逆向きであった。また、実施例1と同様な回路を用
い応答速度を測定したところ、立ち上がり、立ち下がり
共に回路系の応答限界である100psecより速いこ
とが確かめられた。
さらに、この光検出器を光導入型のタライオスタット(
検出器の温度は6に)に装着し、回折格子型の分光器内
において、より長い波長の光に対する応答を調べた。入
射光はチョッパにより1k)lzで変調し、ロックイン
アンプにより検出器からの信号を検出した。タライオス
タットの窓材(CaFz)の透過限度である8、5μm
゛の波長まで信号が検出され、その大きさは波長と共に
増加する傾向にあった。
実施例3 超伝導体と薄膜との種々の組み合わせによる光検出器を
作製した。
MgO(100)面車結晶基板上に活性化反応性蒸着法
により、厚さ約1100nのLal、 85[1aO,
1scu041Lad、 assro、 +5CuO4
,YBa2Cu306. g、EUBa2Cu30B、
 gBi2Sr2CaCu20aおよびBi25r2C
a2Cu30.oからなる超伝導体層をそれぞれ堆積し
た。CuおよびBiの蒸発源にはにセルを用い、その他
の元素に対しては電子ビーム蒸発源を用いた。堆積時の
基板温度は550−650℃、酸素ガス圧は10−’T
orrとし、酸素原子の活性化のため100Wのrf放
電により真空容器内にプラズマを発生させた。
8r2Sr、Ca2Cυ30.。については薄膜堆積後
、真空状態を保ったままで別の真空容器内に基板を移送
し、1気圧の酸素ガス中で880℃、30分のアニルを
行った。薄膜堆積後あるいはアニール後のこれらの薄膜
の超伝導転移温度Tcは25−105にであった。
次にこわらの薄n莫をやはり真空状態を保ったままで別
の真空容器に移送し、実施例2と同様に2鯨のにセルに
より、PbTeあるいはInSbからなる半導体層(厚
さ約1100n )を基板温度150−200 ”Cで
堆積した。さらに実施例2と同様の工程により、直径8
0μmの接合部をもつ第5図と同様の構造の超伝導光検
出器を作製した。
これらの光検出器に、フッ化物ガラスからなるマルチモ
ード光ファイバを通したPbCd5系の半導体レーザ光
(波長3,2μm)をMgO基板の裏面より照射し、I
−V特性の変化を調べた。未照射時の1−V特性の温度
依存性から推定したショットキ障壁高さφ、 、100
μWの光を照射した時に検出された電流値Ip等の特性
値を表1に示す。
表1 超伝導光検出器の特性値 このように、超伝導体−半導体界面のショットキバリア
高さは超伝導体のTcの増大と共にわずかに減少する傾
向かみられた。ただし、その変化が小さいことから、フ
ェルミエネルギ位置は界面準位によりほぼピン止めされ
ているものと考えられる。一方、検出電流はTc(すな
わち超伝導体のギャップエネルギ)の増大と共に顕著に
増加する傾向がみられた。
さらにこれらの検出器について、実施例2と同様な回路
を用い1.3μm半導体レーザ光に対する時間応答を調
べたところ、立ち上がりおよび立ち下がり時間共に回路
系の応答限界である100psより短いことが確認され
た。
a:10にで測定 b:30にで測定 〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明によれば、超伝導体との界
面において0.5eV以下の障壁高さをもつ超伝導体−
半導体接合、あるいはバリア層を介して超伝導体に常伝
導電極を取り付けた接合が形成されて、超伝導光検出器
が構成されている。その界面1i1Jlおよびバリア障
壁高さはフォトンエネルギに比へ低く、超伝導体中に光
照射て発生した準粒子を1O−2以上の確率で捕獲でき
るので、高い検出感度を得ることができる。
また、界面障壁より高いエネルギをもつ準粒子だけが捕
獲され検出されるため、立ち上がり立ち下がり共に速い
応答が得られる。すなわち、高い感度と高速応答性を両
立させるような赤外光検出器が実現できるという利点が
ある。
本発明の光検出器では、長波長光に対する応答限界は接
合界面での障壁高さによって制限されるが、障壁高さは
半導体のギャップエネルギに比べ小さくできる。また、
超伝導体電極を用いるため界面での有効的な障壁高さを
ギャップエネルギΔの分だけ小さくできるので、広い波
長域において応答することができる。さらに、超伝導体
電極のカイネティックインダクタンス(超伝導電流)の
ためRC時定数が無視できるので、より高速な応答がで
きるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の超伝導光検出器の原理を説明するため
のエネルギ模式図、 第2図は本発明の光検出器の第1の実施例を示す概略断
面図、 第3図は本発明による光検出器の第1の実施例の光照射
時および未照射時の I−V特性を示す図、 第4図は本発明による光検出器の第1の実施例の応答速
度を測定する回路図、 第5図は本発明の光検出器の第2の実施例を示す概略断
面図、 第6図は従来の超伝導トンネル接合光検出器の構成を示
す模式図、 第7図は従来の超伝導トンネル接合光検出器の1−V特
性を示す図である。 1−n’″型1nSb基板、 2・・・n型1nSb層バタン(半導体層)、3・・・
Nb薄膜バタン(超伝導体層)、4.13・・・絶縁層
バタン、 5・・・へ〇電極(オーミック電極)、6.15.19
・・・入射光、 7・・・超伝導光検出器、 7A・・・超伝導体層、 8・・・定電圧源、 9・・・抵抗、 10・・・MgO基板、 11・・・NbN薄膜バタン(超伝導体層)12・・・
PbTe層バタシバタン体層)、14・・・Pt電極(
オーミック電極)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)超伝導体層およびバリア層を有し、光照射により前
    記超伝導体中に励起された準粒子を10^−^2以上の
    確率で捕獲し検出する準粒子捕獲手段を備えたことを特
    徴とする超伝導光検出器。 2)前記準粒子捕獲手段は、前記超伝導体を一方の電極
    とする超伝導体−半導体接合であり、該接合面における
    ショットキバリアの高さが0.5eV以下であることを
    特徴とする請求項1記載の超伝導光検出器。 3)前記準粒子捕獲手段は、前記超伝導体にバリア層を
    介して常伝導体電極を取り付けたものであり、該バリア
    層のバリア高さが0.5eV程度以下であることを特徴
    とする請求項1記載の超伝導光検出器。
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