JPH0225437A - 二価フェノールの回収方法 - Google Patents
二価フェノールの回収方法Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
功を収めて来ている。二価フェノール類は、ポリアリ−
レート、ポリアミド、エポキシ、ポリエーテルイミド、
ポリスルホンおよびポリカポネートを始めとする各種の
ポリマーの工業相産に有用である。二価フェノール類の
工業生産には多くの注意が向けられて来ている。酸で触
媒されたフェノールと特定のアルデヒドまたはケトンと
の反応によって、アルデヒドまたはケトンから誘導され
た特定の基がふたつのフェノール環を連結した4、4′
−二価フェノールを製造できることは以前から知られ
ている。特に、フェノールをアセトンと反応させると二
価フェノールである4゜4′ −ジヒドロキシフェニル
プロパン−2(ビスフェノール−Aといわれる)が形成
される。これは、ポリカーボネート、ポリアリ−レート
およびコポリエステルカーボネートならびにエポキシの
製造に特に有用である。ある種のポリマー、特にポリカ
ーボネートを形成するには、ビスフェノルーAが、たと
えば色によって測られるように、極めて純粋でなければ
ならない。さらに、二価フェノールの価格は最終ポリマ
ーの価格に大きく関与するので、上記のプロセスは特に
効率的であるべきである。したかって、製造後のビスフ
ェノルーAの回収には多くの関心が寄せられている。
の回収か重要なばかりでなく、経済的な理由から、改良
された回収法では、同様に、ビスフェノール−Aを含有
するさまざまな支流すなわち「パージ流」も検討するべ
きである。
種の触媒系が検討され、工業的に使用されて来ている。
たプロセスが使われていた。
の塩酸による腐蝕によって、それらの交換という経済面
に関する限り、多くの問題が残った。
心がもたれている。そのわけは、そのような系は重大な
酸による腐蝕の問題がないからである。しかし、最近本
発明者らの装置で、イオン交換触媒を用いて製造した場
合、比較的少量、すなわちプロセス流の約6〜15重量
%のビスフェノール−Aを有する回収流からビスフェノ
ール−Aを回収する通常の処理技術は、塩酸触媒系を使
用した場合と同じようには実施することができないとい
うことが発見された。MCIで触媒された系での反応後
に大量のフェノールを含む流れから単離することができ
たかなりの量のビスフェノールAは、イオン交換系を使
用する場合にはもはや回収できない。さらに、回収でき
たビスフェノルーAの質とこれらの「パージ流」中のそ
の他の物質の質とは、それらの物質の色で測られるよう
にかなり低下した。色は、ビスフェノール−Aから製造
される最終のポリマーおよびビスフェノルーム自体の非
常に重大な性質である。たとえば、ビスフェノール−A
ポリカーボネートは無色透明であることが知られている
。
ことによって、フェノール類とケトン類、特にフェノー
ル自身とアセトンとのイオン交換触媒反応のパージ流か
らかなりの量でビスフェノルーAを首尾よく回収できる
ことが発見された。
なく、二価フェノールと再循環可能成分の色も大いに改
善される。
ノール類をケトン類と接触させ、(b)その後、二価フ
ェノール類、未反応のフェノール類、所望の二価フェノ
ールの異性体類、および酸性イオン交換樹脂触媒に由来
する酸性不純物を含んでいる液流を酸性イオン交換樹脂
触媒から回収し、 (c)前記(b)の液流から所望の二価フェノールの主
要部を取出し、 (d)フェノール類、少量の所望の二価フェノール類、
所望の二価フェノールの異性体類、および酸性イオン交
換樹脂触媒に由来する酸性不純物を含んでいる液流を、
大容量の主要な液流と小容量の液流とに分離し、 (e)最終生成物である所望の二価フェノールの色とそ
の中に存在する不純物とのバランスを維持するために、
新たなフェノール類およびケトン類と共に前記の主要な
液流を再循環して前記(a)の酸性イオン交換樹脂触媒
と接触させ、(f)小さい液流から望ましい二価フェノ
ールを回収し、 (g)前記(d)で生成された小容量の液流中に、酸性
イオン交換樹脂触媒由来の酸性不純物を有効に中和する
のに充分な量の、Ua族金属または酸化数が+2の遷移
金属の炭酸塩を導入することからなる方法が提供される
。
在下でフェノール類とケトン類との反応によって二価フ
ェノール類を製造・単離するための方法も提供される。
後に生じた分割プロセス流の少ない方に、酸性のイオン
交換樹脂触媒から生じ触媒より下流の処理工程において
、所望の二価フェノールと共に運ばれた酸性不純物を有
効に中和するのに充分な量の、IIa族金属または酸化
数が+2の遷移金属の炭酸塩を添加することを特徴とし
ている。
−Aである。以下では、ビスフェノールAの生産に関し
て本発明の詳細な説明する。しかし、他のいかなる二価
フェノール類も、酸性の不純物を発生する酸性のイオン
交換樹脂触媒系を用いてフェノール類とケトン類との反
応で形成する場合にはこれらの問題を有すると考えられ
る。
ノールとアセトンとを通す。このような触媒系は、普通
、ローム・アンド・ハース(Rohmand I(aa
s)から入手できるアンバーライト(Amberlit
e)タイプの樹脂である。この樹脂は、その酸性の元と
なる503H基が懸垂しているスチレン骨格を有してい
る。通常、このスチレンは、少量のジビニルベンゼンや
その他の架橋剤で架橋されている。この架橋剤の添加に
よって、この触媒の構造的強度と剛性が得られるものと
思われる。この酸性のイオン交換樹脂に、過剰のフェノ
ールをアセトンと共に通過させる。他のイオン交換樹脂
も使用することができるが、二官能性のモノマーで架橋
され、スチレン部分の芳香核からSOH基が懸垂してい
るスチレン骨格を使用するのが好ましい。
フェノール、ビスフェノール−Aの異性体、即ちインプ
ロペニルフェノール(IPP)、クロマン類(これらは
各種ビスフェノール類の付加生成物である)、スピロビ
インダン類、およびフェノールとアセトンとの反応のそ
の他の副反応の生成物を有している。加えて、このイオ
ン交換樹脂を通って来る液流中には、酸性のイオン交換
樹脂に由来する酸性の不純物がはからずも形成されて存
在していた。本発明はこの理論に拘束されることはない
が、酸性のイオン交換樹脂は完全には重合していない可
能性があり、その固体の樹脂の網目内部にはオリゴマー
性の酸性不純物が保持されていると考えられる。そのよ
うな樹脂を適当な反応体および生成物と接触せしめると
、そのようなオリゴマー性の酸性不純物がそこから染み
出で来て生成物流に混じる。このような酸性の不純物は
、下流の処理プロセス内のいろいろな点で、この液流中
に存在している物質量の望ましくない反応を触媒する程
度までに蓄積する。
流から除く。ビスフェノール−Aは、フェノールと安定
な付加アダクトを形成するという点で他の二価フェノー
ル類とは異なっている。この物理的な付加アダクトを液
流からのビスフェノール−Aの取出に利用する。その後
各種の回収法を利用してビスフェノール−Aをフェノー
ルから分離し、最終的に高品質のビスフェノール−Aを
生成する。ビスフェノール〜Aフェノールアダクトから
の母液は、かなりの量のフェノールと、少量のビスフェ
ノール−A1異性体、lPP1クロマン、スピロビイン
ダンなどを有している。
アセトンからビスフェノール−Aを製造する際に生じ得
る副反応生成物との間のバランスをとるために、これら
のタイプの成分を含有している液流のかなりの量を、反
応体と触媒系とを収容している反応容器に再循環するこ
とが重要である。再循環する液流の星は、色と、現実の
反応計画では維持または低減したいと考える副生物反応
および不純物のレベルに依存する。この液流ハ、アダク
トから母液として除去した液流そのものとすることがで
き、あるいは、望ましくないと考えられる物質、または
特別な高い価値をもっており、したがって早い段階でプ
ロセスがら取出される物質を除去するために別の精製工
程に通すことができる。一般に、反応容器に再循環する
物質の量はその液流の約85〜約93容量%である。そ
の残りの7〜約15容量%は、通常、含まれている高い
価値のものを取出すために処理される。明らかに、これ
らのひとつはビスフェノール−Aである。
媒されたプロセスに共通したことである。
物流の場合は、大量に見られると思われた液流中にビス
フェノール−Aがほとんどまたはまったく見られなかっ
た。
酸性不純物が存在することが分かった。
が、ビスフェノール−Aを消失させるのはこれらの不純
物であるように思われる。ビスフェノール−Aの消失と
、再循環される物質中に重大な着色物体が出現すること
とを説明できる仮定のメカニズムは、酸によって触媒さ
れるビスフェノール−Aからイソプロペニルフェノール
(IPP)とフェノールへの分解である。このIPPは
強く着色した物質である。
化数が+2の遷移金属の炭酸塩を、酸を中和するのに有
効な量で添加することによって、酸の影響を取り除くこ
とができるということか判明した。そのような金属の例
としては、マグネシウム、カルシウム、バリウム、マン
ガン、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛などがある。驚く
べきことに、特定の陽イオンは液流の品質とビスフェノ
ルーAの回収量に違いをもたらすように思われる。炭酸
バリウムが、プロセスに添加するのに好ましい炭酸塩化
合物であることが判明している。
した後に形成される]−程(d)の少ない方の液流に添
加する。二価フェノールを液流から除去した後、特にビ
スフェノール−Aを固体のビスフェノール−Aフェノー
ルアダクトとして除去した後のプロセスにおいて、「母
液」をふたつの液流、すなわち主要な液流と少量の液流
とに分割する。この主流は、すでにのべたように反応に
再利用する。少量の支流は、フェノールや二価フェノー
ルを始めとするその構成成分物質の回収処理にかける。
脂と接触するのは望ましくないので、金属炭酸塩はこの
支流に添加する。望ましい物質の除去工程によって金属
生成物が反応容器の樹脂に到達することはない。
で必然的に期待される程度のビスフェノール−Aを工程
(d)の支流から回収するのに充分な量とすべきである
。明らかにこれは、液流中に存在し得る酸性不純物の量
と、下流の処理装置における金属炭酸塩と酸性不純物と
の接触の効率とに依存する。現状の実験では、液流の全
重量に基づいて計算して約0.0025〜約0. 2重
量%の炭酸バリウムで、支流からビスフェノールAをほ
ぼ実質的に回収するのに充分である。
明の範囲の例示として挙げるのであって限定する意味は
まったくない。
はイソプロペニルフェノール、0−P−はビスフェノー
ル−Aのオルト−パラ異性体、「ダイマー」はPPダイ
マー、BPX−1はビスフェノール、CR−1はクロマ
ン−1、「スピロ」はスピロビインダン、BPX−II
はその他のトリスフェノールである。
Aは、フェノールとアセトンを用い、スルホン化された
ポリスチレン触媒系上で縮合させて製造した。ビスフェ
ノール−Aフェノールアダ上6 クトが形成されて沈澱した。この沈澱したアダクトから
母液を分離した。400gの母液を10100Oのフラ
スコに入れた。対照試験では添加剤をまったく使わなか
った。試験物質としては、特定のIIa族の金属または
酸化数が+2の遷移金属の炭酸塩を、400gの別々の
サンプル中に一定の量で入れた。母液の出発材料を液体
クロマトグラフィー分析にかけて母液中に存在するいろ
いろな物質を定量した。このフラスコ「1月こ凝縮器を
入れ、温度が210℃に達するまでフラスコからフェノ
ルを凝縮させた。この温度に達した時凝縮器に水を通し
て還流を開始した。400グラムのサンプルの残りを4
時間還流した。この4時間の還流後、フラスコ中の物質
をふたたび液体クロマトグラフィー分析にかけた。これ
らの実験の結果を下に示す。組成の値はすべてダラムで
表わしである。
。
は酸化数が+2の遷移金属のCO3塩を添加すると、金
属炭酸塩で処理しなかったサンプルと比べて、BPAの
損失がかなり減少した。炭酸バリウムは特に有効であっ
た。
Claims (14)
- (1)(a)酸性のイオン交換樹脂触媒の存在下で過剰
のフェノール類をケトン類と接触させ、(b)その後、
二価フェノール類、未反 応フェノール類、所望の二価フェノールの異性体類、お
よび酸性イオン交換樹脂触媒に由来する酸性不純物を含
んでいる液流を酸性イオン交換樹脂触媒から回収し、 (c)前記(b)の液流から所望の二価 フェノールの主要部を取出し、 (d)フェノール類、少量の所望の二価 フェノール類、所望の二価フェノールの異性体類、およ
び酸性イオン交換樹脂触媒に由来する酸性不純物を含ん
でいる前記液流を、大容量の主要な液流と小容量の液流
とに分離し、 (e)最終生成物である所望の二価フェ ノールの色とその中に存在する不純物とのバランスを維
持するために、新たなフェノール類およびケトン類と共
に前記の主要な液流を再循環して前記(a)の酸性イオ
ン交換樹脂触媒と接触させ、(f)小さい液流から望ま
しい二価フェ ノールを回収し、 (g)前記(d)で生成された小容量の 液流中に、酸性イオン交換樹脂触媒由来の酸性不純物を
有効に中和するのに充分な量の、IIa族金属または酸化
数が+2の遷移金属の炭酸塩を導入することからなる方
法。 - (2)前記フェノール類がフェノールである、請求項1
記載の方法。 - (3)前記ケトン類がアセトンである、請求項1記載の
方法。 - (4)前記ケトン類がアセトンであり、所望の生成物が
ビスフェノール−Aである、請求項2記載の方法。 - (5)陽イオンが、マグネシウム、カルシウム、バリウ
ム、マンガン、コバルト、ニッケル、銅および亜鉛の中
から選択される、請求項1記載の方法。 - (6)陽イオンが、亜鉛、マンガン、マグネシウム、カ
ルシウムおよびバリウムである、請求項5記載の方法。 - (7)陽イオンがバリウムである、請求項6記載の方法
。 - (8)酸性のイオン交換樹脂触媒の存在下でフェノール
類とケトン類との反応によって二価フェノール類を製造
するための方法であって、 プロセス流から大量の所望の二価フェノールを取り出し
た後に生成された分割プロセス流の少ない方に、酸性の
イオン交換樹脂触媒から生じ触媒より下流のプロセス工
程において所望の二価フェノールと共に運ばれた酸性不
純物を有効に中和するのに充分な量の、IIa族金属また
は酸化数が+2の遷移金属の炭酸塩を添加することを特
徴とする製造方法。 - (9)前記フェノール類がフェノールである、請求項8
記載の方法。 - (10)前記ケトン類がアセトンである、請求項8記載
の方法。 - (11)前記ケトン類がアセトンであり、所望の生成物
がビスフェノール−Aである、請求項9記載の方法。 - (12)陽イオンが、マグネシウム、カルシウム、バリ
ウム、マンガン、コバルト、ニッケル、銅および亜鉛の
中から選択される、請求項8記載の方法。 - (13)陽イオンが、亜鉛、マンガン、マグネシウム、
カルシウムおよびバリウムである、請求項12記載の方
法。 - (14)陽イオンがバリウムである、請求項13記載の
方法。
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