JPH0225983Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0225983Y2 JPH0225983Y2 JP1985019087U JP1908785U JPH0225983Y2 JP H0225983 Y2 JPH0225983 Y2 JP H0225983Y2 JP 1985019087 U JP1985019087 U JP 1985019087U JP 1908785 U JP1908785 U JP 1908785U JP H0225983 Y2 JPH0225983 Y2 JP H0225983Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lip seal
- inner diameter
- sealed fluid
- rotating shaft
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、各種機器の回転軸を軸封するリツプ
シールの改良に関する。
シールの改良に関する。
従来より、カークーラー用コンプレツサ等各種
機器に用いられるリツプシールとして、第7図に
示すようなものが広く知られている。
機器に用いられるリツプシールとして、第7図に
示すようなものが広く知られている。
すなわち、図において全体を符号21で示すリ
ツプシールは、機器ハウジング22の軸孔23に
形成された段部24に、Oリング25を介して気
密的に嵌着され、スナツプリング26により固定
された環状の金属ケース27と、該ケース27に
嵌着されたゴムパツキン28および該ケース27
の内側面にカシメ固定された断面略L字形状のリ
テーナ29により外径部が気密的に挾着され、四
フツ化エチレン樹脂を主材料とする環状のシート
30とよりなり、該シート30の内径部が、前記
ハウジング22の軸孔28に遊挿された回転軸3
1の外周面31′に、内封流体A側へ突出するご
とく軸方向に屈曲変形した状態で適宜締め代をも
つて摺接することにより、前記内封流体Aを密封
するものである。
ツプシールは、機器ハウジング22の軸孔23に
形成された段部24に、Oリング25を介して気
密的に嵌着され、スナツプリング26により固定
された環状の金属ケース27と、該ケース27に
嵌着されたゴムパツキン28および該ケース27
の内側面にカシメ固定された断面略L字形状のリ
テーナ29により外径部が気密的に挾着され、四
フツ化エチレン樹脂を主材料とする環状のシート
30とよりなり、該シート30の内径部が、前記
ハウジング22の軸孔28に遊挿された回転軸3
1の外周面31′に、内封流体A側へ突出するご
とく軸方向に屈曲変形した状態で適宜締め代をも
つて摺接することにより、前記内封流体Aを密封
するものである。
しかしながら、この種の従来のリツプシール2
1は、ケース27とリテーナ29との間において
径方向に延びるごとく支持されているシート30
は、上記のとおり、前記ケース27およびリテー
ナ29の内径側において軸方向に、すなわち外径
部に対して90゜方向に急激に屈曲変形しており、
該変形は予備成形によつて強制的になされるため
大きな残留応力が生じ、したがつてシート30と
回転軸31との摺接部32における面圧は大気B
側近傍部33において大となつている。このため
該部33においてシート30の摩耗が局部的に増
大し、密封性能の早期低下をもたらしていた。さ
らに、上記のとおり、面圧極大部が大気B側近傍
部33に偏つているため、屈曲部34を支点とす
るモーメントにより、シート30の内封流体A側
における先端部35が回転軸31の外周面31′
から離隔してしまい、該離隔部から内封流体Aが
前記摺接部32へ楔のごとく浸入して漏洩が発生
し易いものであつた。
1は、ケース27とリテーナ29との間において
径方向に延びるごとく支持されているシート30
は、上記のとおり、前記ケース27およびリテー
ナ29の内径側において軸方向に、すなわち外径
部に対して90゜方向に急激に屈曲変形しており、
該変形は予備成形によつて強制的になされるため
大きな残留応力が生じ、したがつてシート30と
回転軸31との摺接部32における面圧は大気B
側近傍部33において大となつている。このため
該部33においてシート30の摩耗が局部的に増
大し、密封性能の早期低下をもたらしていた。さ
らに、上記のとおり、面圧極大部が大気B側近傍
部33に偏つているため、屈曲部34を支点とす
るモーメントにより、シート30の内封流体A側
における先端部35が回転軸31の外周面31′
から離隔してしまい、該離隔部から内封流体Aが
前記摺接部32へ楔のごとく浸入して漏洩が発生
し易いものであつた。
本考案のリツプシールは、上記の問題点に鑑み
てなされたもので、機器のハウジングの軸孔内周
に気密的に嵌着される環状の金属ケースと、外径
部が該ケースに気密的に固着された環状の樹脂製
シートとよりなり、内封流体側へ湾曲もしくは折
曲して延びる該シートの内径軸方向部が適宜締め
代をもつて回転軸の外周面に摺接するリツプシー
ルにおいて、前記軸方向部の内封流体側の端部
に、内径縁が前記回転軸の外周面に対して鋭角状
をなして突出した尖端部を形成したものである。
てなされたもので、機器のハウジングの軸孔内周
に気密的に嵌着される環状の金属ケースと、外径
部が該ケースに気密的に固着された環状の樹脂製
シートとよりなり、内封流体側へ湾曲もしくは折
曲して延びる該シートの内径軸方向部が適宜締め
代をもつて回転軸の外周面に摺接するリツプシー
ルにおいて、前記軸方向部の内封流体側の端部
に、内径縁が前記回転軸の外周面に対して鋭角状
をなして突出した尖端部を形成したものである。
上記構成によれば、内封流体の圧力による自己
シール作用が増大し、すなわち、鋭角状の尖端部
に掛かる内封流体の圧力により、該尖端部が内径
方向に押圧されてその内周面が回転軸の外周面に
密着摺接し、従来のような離隔部が生じないた
め、密封性能が向上する。また、上記理由によ
り、シート内径部の軸方向へ突出する部分の内周
面が全面にわたつて回転軸の外周面に摺接するた
め、面圧の局部的な増大が緩和され、摩耗量が低
減される。
シール作用が増大し、すなわち、鋭角状の尖端部
に掛かる内封流体の圧力により、該尖端部が内径
方向に押圧されてその内周面が回転軸の外周面に
密着摺接し、従来のような離隔部が生じないた
め、密封性能が向上する。また、上記理由によ
り、シート内径部の軸方向へ突出する部分の内周
面が全面にわたつて回転軸の外周面に摺接するた
め、面圧の局部的な増大が緩和され、摩耗量が低
減される。
以下、本考案リツプシールの具体的な構成およ
び作用を、第1図ないし第6図に示す実施例にも
とづいて説明する。
び作用を、第1図ないし第6図に示す実施例にも
とづいて説明する。
まず、第1図は、第1の実施例たるリツプシー
ル1の装着状態を示し、該リツプシール1は、機
器ハウジング2の軸孔3に形成された段部4に、
Oリング5を介して気密的に嵌着され、スナツプ
リング6により固定された環状の金属ケース7
と、該ケース7に嵌着されたゴムパツキン8およ
び該ケース7の内側面にカシメ固定された断面略
L字形状のリテーナ9により、径方向へ展開する
ごとくなる外径部10aが気密的に挾持され、四
フツ化エチレン樹脂を主材料とする環状のシート
10とよりなる。該シート10は、ケース7およ
びリテーナ9の内径側が内封流体A側へ屈曲した
軸方向に延びており(以下軸方向部10bと称す
る)、その内周面10′が前記軸孔3に遊挿された
回転軸11の外周面11′に適宜締め代をもつて
摺接している。さらに、前記軸方向部10bの内
封流体A側の端部には断面略V字形状を呈する溝
12が周設されており、第2図に拡大して示すよ
うに、該溝12を構成する両テーパ面12a,1
2bのうち、内径側テーパ面12aは、回転軸1
1の外周面11′に対して、角度θ(θ=30゜)を
もつて内径縁が突出した尖端部13を構成する。
ル1の装着状態を示し、該リツプシール1は、機
器ハウジング2の軸孔3に形成された段部4に、
Oリング5を介して気密的に嵌着され、スナツプ
リング6により固定された環状の金属ケース7
と、該ケース7に嵌着されたゴムパツキン8およ
び該ケース7の内側面にカシメ固定された断面略
L字形状のリテーナ9により、径方向へ展開する
ごとくなる外径部10aが気密的に挾持され、四
フツ化エチレン樹脂を主材料とする環状のシート
10とよりなる。該シート10は、ケース7およ
びリテーナ9の内径側が内封流体A側へ屈曲した
軸方向に延びており(以下軸方向部10bと称す
る)、その内周面10′が前記軸孔3に遊挿された
回転軸11の外周面11′に適宜締め代をもつて
摺接している。さらに、前記軸方向部10bの内
封流体A側の端部には断面略V字形状を呈する溝
12が周設されており、第2図に拡大して示すよ
うに、該溝12を構成する両テーパ面12a,1
2bのうち、内径側テーパ面12aは、回転軸1
1の外周面11′に対して、角度θ(θ=30゜)を
もつて内径縁が突出した尖端部13を構成する。
本実施例によれば、溝12により、シート10の
尖端部13は剛性が弱くなつており、かつ内径側
テーパ面12bに対して垂直に掛かる密封流体A
の圧力が前記尖端部13を内径方向に押圧するご
とく作用するため、該尖端部13の内周面13′
は回転軸11の外周面11′に適宜面圧をもつて
密着摺接し、内封流体Aの浸入を阻止するように
なる。また、これにより、前記第1図に示すよう
に、シート10は軸方向部10bの内周面10′
が全面にわたつて前記回転軸11の外周面11′
に摺接するようになり、したがつて密封性能が向
上するとともに、屈曲部10c近傍部における面
圧の局部的な増大が緩和されるため、摩耗が抑制
されるようになる。
尖端部13は剛性が弱くなつており、かつ内径側
テーパ面12bに対して垂直に掛かる密封流体A
の圧力が前記尖端部13を内径方向に押圧するご
とく作用するため、該尖端部13の内周面13′
は回転軸11の外周面11′に適宜面圧をもつて
密着摺接し、内封流体Aの浸入を阻止するように
なる。また、これにより、前記第1図に示すよう
に、シート10は軸方向部10bの内周面10′
が全面にわたつて前記回転軸11の外周面11′
に摺接するようになり、したがつて密封性能が向
上するとともに、屈曲部10c近傍部における面
圧の局部的な増大が緩和されるため、摩耗が抑制
されるようになる。
第3図は、下記の条件により本実施例と従来品
との漏洩量の比較試験を行なつた結果を表わすグ
ラフ、第4図は同条件によりシートの摩耗試験を
行なつた結果を示す説明図で、これら試験結果は
本実施例による密封性能および耐久性の向上を明
確に示している。
との漏洩量の比較試験を行なつた結果を表わすグ
ラフ、第4図は同条件によりシートの摩耗試験を
行なつた結果を示す説明図で、これら試験結果は
本実施例による密封性能および耐久性の向上を明
確に示している。
〈条件〉
回転数=2000rpm
圧 力=2Kg/cm2・G
温 度=10℃
運転時間=300Hrs
内封流体=スニソ5GS油+フレオン12
つぎに、第5図は本考案の第2の実施例とし
て、シート10の軸方向部10bの内封流体A側
の端部に断面略U字形状を呈する溝14を周設
し、すなわち該溝14を構成する外・内径テーパ
面14a,14bのうち内径テーパ面14bが内
径の尖端部13を構成するものであり、また、第
6図は第3実施例としてシート10内径の軸方向
部10bの端部に形成した単一のテーパ面15を
もつて尖端部13を構成したもので、いずれも既
述第1の実施例と略同様の作用を有する。
て、シート10の軸方向部10bの内封流体A側
の端部に断面略U字形状を呈する溝14を周設
し、すなわち該溝14を構成する外・内径テーパ
面14a,14bのうち内径テーパ面14bが内
径の尖端部13を構成するものであり、また、第
6図は第3実施例としてシート10内径の軸方向
部10bの端部に形成した単一のテーパ面15を
もつて尖端部13を構成したもので、いずれも既
述第1の実施例と略同様の作用を有する。
なお、上記各実施例におけるテーパ面12b,
14b,15は、その角度θが小さいほど上記作
用が顕著となり、たとえば第1の実施例において
は該角度θを30゜として構成したが、本考案はこ
れを限定するものではないことは言うまでもな
い。
14b,15は、その角度θが小さいほど上記作
用が顕著となり、たとえば第1の実施例において
は該角度θを30゜として構成したが、本考案はこ
れを限定するものではないことは言うまでもな
い。
本考案リツプシールは、以上詳述したとおり、
シートの内径軸方向部に内径縁が先鋭に突出した
尖端部を周設したことにより、内封流体の圧力に
よる自己シール作用が増大し、前記軸方向端部の
回転軸外周面からの浮き上がりが防止されるため
摺接面が大となつて密封性能が向上し、かつ摺接
面の面圧の局部的な増大が緩和されるため摩耗が
抑止されて耐久性が向上する等、きわめて大なる
実用的価値を有するものである。
シートの内径軸方向部に内径縁が先鋭に突出した
尖端部を周設したことにより、内封流体の圧力に
よる自己シール作用が増大し、前記軸方向端部の
回転軸外周面からの浮き上がりが防止されるため
摺接面が大となつて密封性能が向上し、かつ摺接
面の面圧の局部的な増大が緩和されるため摩耗が
抑止されて耐久性が向上する等、きわめて大なる
実用的価値を有するものである。
第1図は本考案リツプシールの第1の実施例を
示す半裁断面図、第2図は同要部拡大断面図、第
3図は漏洩試験結果を表わすグラフ、第4図は摩
耗試験結果を示す説明図、第5図および第6図は
それぞれ本考案の他の実施例を示す要部拡大断面
図、第7図は従来のリツプシールの1例を示す半
裁断面図である。 1…リツプシール、2…ハウジング、3…軸
孔、7…ケース、9…リテーナ、10…シート、
11…回転軸、12a,12b,14a,14
b,15…テーパ面、A…内封流体。
示す半裁断面図、第2図は同要部拡大断面図、第
3図は漏洩試験結果を表わすグラフ、第4図は摩
耗試験結果を示す説明図、第5図および第6図は
それぞれ本考案の他の実施例を示す要部拡大断面
図、第7図は従来のリツプシールの1例を示す半
裁断面図である。 1…リツプシール、2…ハウジング、3…軸
孔、7…ケース、9…リテーナ、10…シート、
11…回転軸、12a,12b,14a,14
b,15…テーパ面、A…内封流体。
Claims (1)
- 機器のハウジングの軸孔内周に気密的に嵌着さ
れる環状の金属ケースと、外径部が該ケースに気
密的に固着された環状の樹脂製シートとよりな
り、内封流体側へ湾曲もしくは折曲して延びる該
シートの内径軸方向部が適宜締め代をもつて回転
軸の外周面に摺接するリツプシールにおいて、前
記軸方向部の内封流体側の端部に、内径縁が前記
回転軸の外周面に対して鋭角状をなして突出した
尖端部を形成したことを特徴とするリツプシー
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985019087U JPH0225983Y2 (ja) | 1985-02-15 | 1985-02-15 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985019087U JPH0225983Y2 (ja) | 1985-02-15 | 1985-02-15 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61137165U JPS61137165U (ja) | 1986-08-26 |
| JPH0225983Y2 true JPH0225983Y2 (ja) | 1990-07-16 |
Family
ID=30508334
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985019087U Expired JPH0225983Y2 (ja) | 1985-02-15 | 1985-02-15 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0225983Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5623756U (ja) * | 1979-07-30 | 1981-03-03 |
-
1985
- 1985-02-15 JP JP1985019087U patent/JPH0225983Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61137165U (ja) | 1986-08-26 |
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