JPH022672B2 - - Google Patents
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- JPH022672B2 JPH022672B2 JP59201972A JP20197284A JPH022672B2 JP H022672 B2 JPH022672 B2 JP H022672B2 JP 59201972 A JP59201972 A JP 59201972A JP 20197284 A JP20197284 A JP 20197284A JP H022672 B2 JPH022672 B2 JP H022672B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- abrasive
- abrasive grains
- belt
- mineral particles
- low
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- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
この発明はベルト研磨機などに取付けて金属、
木材などの研削、研磨加工に使用する研磨ベルト
に関するものであつて、研磨力、耐久性にすぐれ
た研磨ベルトを提供するものである。 (従来の技術) 研磨ベルトは所定の粒度に揃えられた溶融アル
ミナ、炭化けい素、アルミナ・ジルコニアなどの
高硬度砥粒をフエノール樹脂、にかわなどの接着
剤で紙又は織布基材の表面に単層に又は、多くて
も2〜3層に塗布、固着し、エンドレスベルトと
したもので、大部分の研磨ベルトは基材表面がす
つかり砥粒で覆われたいわゆるクローズドコート
と称されるタイプである。 実際の研磨作業に当たつては、研磨初期におけ
る砥粒切刃の破砕は研磨ベルトの構造上避けられ
ず、また、塗布されている砥粒数が多いために研
磨時間の経過とともに作用砥粒数が急激に増加し
て砥粒の逃げ面摩耗面積も増大し、従つて研磨抵
抗の増大が著しく比較的短時間で研磨能力の低下
を生じる。更に、加工物が軟質材料の場合、研削
チツプの発生が多く、このチツプが砥粒と砥粒と
の間に強固に付着し、いわゆる目づまり現象を呈
し、急速なる研磨能力の低下を生ずることが多
い。従つて、砥粒切刃の先端のごく一部を利用す
るだけで、砥粒の大部分が基材に残つている段階
で寿命に達しているのが現状である。上記の欠点
を除くため基材面積の50〜80%程度に砥粒を付着
させたオープンコートの研磨ベルトが使用されて
いる。しかし、このタイプはチツプの排出は良好
であるが、構造上砥粒切刃個々にかかる荷重が大
きいため研磨初期における砥粒切刃の破砕が大き
く砥粒の有効的消耗がなされず、また、クローズ
ドコートのものより研磨工具としての剛性に欠け
るなどが原因でクローズドコートタイプのものよ
り更に寿命が短く、軽研削作業の木工や軟質金属
の研磨などごく狭い用途に限られている。そこで
反対に砥粒を多目に塗布し、基材に対する砥粒の
接着強度を制御して、ある程度仕事をした砥粒を
適度に脱落させながら基材上に砥粒が無くなるま
で使い切ろうとする試みもなされているが、接着
強度を最適に制御することは容易でなく、強過ぎ
ると前述の現象が生じ、また、弱過ぎると砥粒の
脱落が著しく、通常、砥粒を単層に又は多くても
2〜3層に塗布、固着した研磨ベルトではこの方
法で長寿命化を期待することはできない。このよ
うに従来の研磨ベルトにおいては高価な砥粒の有
効的利用がなされておらず、性能面での欠点とと
もにベルト研削加工のコストアツプの大きな要因
となつている。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は前記の従来の研磨ベルトの欠点、すな
わち塗布されている砥粒が多いことに起因する研
磨中期、後期にかけての砥粒逃げ面摩耗総面積の
増加により研磨力の低下や加工焼けの発生で砥粒
の先端のごとく一部が利用されるだけで寿命に達
する点、及び研磨チツプによる目づま現象の発生
で、研磨能力の低下が生じ、寿命に達する点、ま
た、砥粒を少な目に塗布して、作用砥粒数を少な
くしようとすると、砥粒切刃個々にかかる荷重が
大きいため研磨初期における砥粒切刃の破砕が大
きくて砥粒の有効的消耗がなされず、更に、構造
上研磨ベルトの剛性がクローズドコートタイプに
比べて不足しており研磨中期、後期において十分
な切り込みができない点を解決し、飛躍的に耐久
性の大きい研磨ベルトを提供しようとするもので
ある。 (問題点を解決するための手段) 本発明者らは以上のような従来の研磨ベルトの
欠点を解決すべく、種々検討の結果、砥粒とほぼ
同一の粒子径でモース硬度2〜7の低硬度鉱物粒
子を丸、角、斜縞模様などにあらかじめ模様付
け、固着したベルト基材表面の全面に砥粒を単独
に若しくは砥粒に低硬度鉱物粒子を混合して塗
布、固着した研磨ベルトが作用砥粒数の増加を抑
制して、しかも低硬度鉱物粒子は研磨作用を阻害
することがなく砥粒を有効に利用することによつ
て従来に比べ耐久性が飛躍的に向上することを見
いだしたものである。 以下、図面に基づいて本発明を説明する。第1
図及び第2図は本発明の研磨ベルトの拡大断面図
である。目的に合う処理を施した織布又は紙など
のベルト基材1の表面にまず砥粒2とほぼ同じ粒
度でモース硬度が2〜7の低硬度鉱物粒子3を20
mm以内のピツチ間隔で丸、角、斜縞模様などの模
様付け、固着する。低硬度鉱物粒子を模様付けす
るには凹版又は凸版などの刻印ロールにより接着
剤4を所定の模様に塗布した後、静電塗装方式又
は重力落下方式により接着剤塗布部分に低硬度鉱
物粒子を塗布、固着する。次いで常法により全面
に接着剤4を塗布した後、砥粒2を静電塗装方式
により均一に、密に塗布し、更に、上引の接着剤
4を塗布して各粒子を強固に固着し、研磨ベルト
とする。第2図は先に模様付けした低硬度鉱物粒
子3と同じ粒子を砥粒2に混合して全面に均一
に、密に塗布、固着したものである。低硬度鉱物
粒子をベルト基材に模様付けするときの模様の形
状、ピツチ間隔、基材に占める面積比について
は、研磨ベルトで研磨加工する際に当たりが滑ら
かで、断続接触によるシヨツクが小さいこと、目
づまり現象を生じないこと、作用砥粒数を制御し
て砥粒の摩減摩耗が円滑に進行して砥粒を最後ま
で有効に消耗させて利用するという目的を満足す
るものでなければならない。模様の形状は第3図
のA,B,Cに示すような丸形、角形などをチド
リ模様としたものの他、斜めの縞状などの適当で
ある。模様の繰り返し間隔すなわちピツチは20mm
以内が望ましい。20mmを越えると使用中に加工物
への当たりが断続的なシヨツクとなつて円滑な研
磨ができない。また、模様付けされる低硬度鉱物
粒子が基材表面に占める面積は30〜70%の範囲が
望ましい。30%より少ない場合は、その上部に塗
布される砥粒が少な過ぎて、研磨初期の作用砥粒
数が少なく研磨力が小さい反面、その砥粒が消耗
し、1層目の砥粒が作用する段階では逆に作用砥
粒数が多くなり、従来のクローズドコートタイプ
と同様の欠点が生じる。また、70%以上では2層
付けながら表面の砥粒数が多過ぎて、これも従来
のクローズドコートタイプと同様の欠点が生じ
る。 研磨ベルトに用いられている砥粒は、溶融アル
ミナ、炭化けい素、アルミナ・ジルコニアなどで
あるが、これらの砥粒の硬度は旧モース硬度で8
以上である。本発明に用いる砥粒は上記砥粒の他
ダイヤモンド砥粒などいわゆる超砥粒も有効に利
用できる。あらかじめ模様付けする低硬度鉱物粒
子は旧モース硬度で2〜7の鉱物粒子が適当で石
こう、氷晶石、ほう砂、重晶石、蛍石、けい灰
石、長石、けい石などが有効に利用できる。硬度
が2より小さいものは柔らかすぎて、その上部に
塗布される砥粒を強固に支持できず、また、砥粒
の硬度に近い7より大きいものは上部砥粒が摩減
摩耗して下層の砥粒が研磨作用するときに砥粒以
上に摩耗や破砕が進行せずに従来のクローズドコ
ートタイプと同様の欠点を生じることになる。な
お、これらの低硬度鉱物粒子は研磨時において、
加工物に対し負の化学的作用などを与えないもの
でなければならない。研磨ベルトに用いる砥粒の
粒度はJIS R 6001に規定されているが、本発明
において、砥粒の粒度が例えば#60であれば、低
硬度鉱物粒子の粒度もほぼ#60程度が望ましく、
これより粒度が小さくても、大き過ぎても本発明
の作用、効果を期待できない。なお、低硬度鉱物
粒子を模様付け、固着した後に全面に砥粒を単独
に若しくは砥粒に前記低硬度鉱物粒子を混合して
塗布するが、両者の混合比は容積比で10:0〜
3:7の範囲が好ましい。この比率は先に模様付
けされた低硬度鉱物粒子の種類、硬度、破砕性、
及びベルト基材に占める面積比率と関連し、加工
物に作用する砥粒数を制御し、砥粒切刃を破砕さ
せることなく有効に摩減摩耗して研磨作用を長時
間維持させるためには最大3:7の混合比までが
本発明の目的に有効である。 以下実施例によつて本発明の研磨ベルトの優秀
性を具体的に説明する。 実施例 1 砥粒としてかつ色アルミナ質研削材#46を、低
硬度鉱物粒子として長石(硬度6)の粒度をほぼ
#46程度に調整したものを用い、目的に合う処理
を施した綿布基材に凸版塗布ロールによりフエノ
ール樹脂接着剤を左上がり斜縞模様に塗布した後
長石粒子を重力落下方式により塗布した。このと
き縞模様のピツチ間隔は15mmで粒子付着部7.5mm
幅、付着しない部分の幅7.5mmとした。乾燥、固
着後全面に接着剤を塗布かつ色アルミナ質砥粒と
長石を1:1の容積比で混合した粒子を静電塗装
方式により塗布し、最後に上引接着剤を塗布して
各粒子を強固に固着し、研磨ベルトとした。 実施例 2 砥粒としてかつ色アルミナ質研削材#46を、低
硬度鉱物粒子として蛍石(硬度4)の粒度をほぼ
#46程度に調整したものを用い、目的に合う処理
を施した綿布基材に凸版塗布ロールによりフエノ
ール樹脂接着剤を5mmφの丸形、7mmのピツチ間
隔でチドリ模様に塗布した後、蛍石粒子を塗布、
固着した。次いで基材全面に接着剤を塗布した
後、かつ色アルミナ質砥粒を単独に静電塗装方式
により塗布し、最後に上引接着剤を塗布して各粒
子を強固に固着し、研磨ベルトとした。 実施例1及び2によつて得られた研磨ベルトと
比較試験を行うため、#46かつ色アルミナ質砥粒
を用いて塗布密度100%としたクローズドコート
タイプ(従来の一般品)、及び実施例1と同じ斜
縞模様で低硬度鉱物粒子を用いず#46かつ色アル
ミナ質砥粒のみを1層に塗布して塗装密度50%と
した研磨ベルトを作成した。これらの研磨ベルト
でステンレス鋼SUS304を研磨して比較試験を行
つた結果を従来の一般品を100としたときの比率
で表1に示した。
木材などの研削、研磨加工に使用する研磨ベルト
に関するものであつて、研磨力、耐久性にすぐれ
た研磨ベルトを提供するものである。 (従来の技術) 研磨ベルトは所定の粒度に揃えられた溶融アル
ミナ、炭化けい素、アルミナ・ジルコニアなどの
高硬度砥粒をフエノール樹脂、にかわなどの接着
剤で紙又は織布基材の表面に単層に又は、多くて
も2〜3層に塗布、固着し、エンドレスベルトと
したもので、大部分の研磨ベルトは基材表面がす
つかり砥粒で覆われたいわゆるクローズドコート
と称されるタイプである。 実際の研磨作業に当たつては、研磨初期におけ
る砥粒切刃の破砕は研磨ベルトの構造上避けられ
ず、また、塗布されている砥粒数が多いために研
磨時間の経過とともに作用砥粒数が急激に増加し
て砥粒の逃げ面摩耗面積も増大し、従つて研磨抵
抗の増大が著しく比較的短時間で研磨能力の低下
を生じる。更に、加工物が軟質材料の場合、研削
チツプの発生が多く、このチツプが砥粒と砥粒と
の間に強固に付着し、いわゆる目づまり現象を呈
し、急速なる研磨能力の低下を生ずることが多
い。従つて、砥粒切刃の先端のごく一部を利用す
るだけで、砥粒の大部分が基材に残つている段階
で寿命に達しているのが現状である。上記の欠点
を除くため基材面積の50〜80%程度に砥粒を付着
させたオープンコートの研磨ベルトが使用されて
いる。しかし、このタイプはチツプの排出は良好
であるが、構造上砥粒切刃個々にかかる荷重が大
きいため研磨初期における砥粒切刃の破砕が大き
く砥粒の有効的消耗がなされず、また、クローズ
ドコートのものより研磨工具としての剛性に欠け
るなどが原因でクローズドコートタイプのものよ
り更に寿命が短く、軽研削作業の木工や軟質金属
の研磨などごく狭い用途に限られている。そこで
反対に砥粒を多目に塗布し、基材に対する砥粒の
接着強度を制御して、ある程度仕事をした砥粒を
適度に脱落させながら基材上に砥粒が無くなるま
で使い切ろうとする試みもなされているが、接着
強度を最適に制御することは容易でなく、強過ぎ
ると前述の現象が生じ、また、弱過ぎると砥粒の
脱落が著しく、通常、砥粒を単層に又は多くても
2〜3層に塗布、固着した研磨ベルトではこの方
法で長寿命化を期待することはできない。このよ
うに従来の研磨ベルトにおいては高価な砥粒の有
効的利用がなされておらず、性能面での欠点とと
もにベルト研削加工のコストアツプの大きな要因
となつている。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は前記の従来の研磨ベルトの欠点、すな
わち塗布されている砥粒が多いことに起因する研
磨中期、後期にかけての砥粒逃げ面摩耗総面積の
増加により研磨力の低下や加工焼けの発生で砥粒
の先端のごとく一部が利用されるだけで寿命に達
する点、及び研磨チツプによる目づま現象の発生
で、研磨能力の低下が生じ、寿命に達する点、ま
た、砥粒を少な目に塗布して、作用砥粒数を少な
くしようとすると、砥粒切刃個々にかかる荷重が
大きいため研磨初期における砥粒切刃の破砕が大
きくて砥粒の有効的消耗がなされず、更に、構造
上研磨ベルトの剛性がクローズドコートタイプに
比べて不足しており研磨中期、後期において十分
な切り込みができない点を解決し、飛躍的に耐久
性の大きい研磨ベルトを提供しようとするもので
ある。 (問題点を解決するための手段) 本発明者らは以上のような従来の研磨ベルトの
欠点を解決すべく、種々検討の結果、砥粒とほぼ
同一の粒子径でモース硬度2〜7の低硬度鉱物粒
子を丸、角、斜縞模様などにあらかじめ模様付
け、固着したベルト基材表面の全面に砥粒を単独
に若しくは砥粒に低硬度鉱物粒子を混合して塗
布、固着した研磨ベルトが作用砥粒数の増加を抑
制して、しかも低硬度鉱物粒子は研磨作用を阻害
することがなく砥粒を有効に利用することによつ
て従来に比べ耐久性が飛躍的に向上することを見
いだしたものである。 以下、図面に基づいて本発明を説明する。第1
図及び第2図は本発明の研磨ベルトの拡大断面図
である。目的に合う処理を施した織布又は紙など
のベルト基材1の表面にまず砥粒2とほぼ同じ粒
度でモース硬度が2〜7の低硬度鉱物粒子3を20
mm以内のピツチ間隔で丸、角、斜縞模様などの模
様付け、固着する。低硬度鉱物粒子を模様付けす
るには凹版又は凸版などの刻印ロールにより接着
剤4を所定の模様に塗布した後、静電塗装方式又
は重力落下方式により接着剤塗布部分に低硬度鉱
物粒子を塗布、固着する。次いで常法により全面
に接着剤4を塗布した後、砥粒2を静電塗装方式
により均一に、密に塗布し、更に、上引の接着剤
4を塗布して各粒子を強固に固着し、研磨ベルト
とする。第2図は先に模様付けした低硬度鉱物粒
子3と同じ粒子を砥粒2に混合して全面に均一
に、密に塗布、固着したものである。低硬度鉱物
粒子をベルト基材に模様付けするときの模様の形
状、ピツチ間隔、基材に占める面積比について
は、研磨ベルトで研磨加工する際に当たりが滑ら
かで、断続接触によるシヨツクが小さいこと、目
づまり現象を生じないこと、作用砥粒数を制御し
て砥粒の摩減摩耗が円滑に進行して砥粒を最後ま
で有効に消耗させて利用するという目的を満足す
るものでなければならない。模様の形状は第3図
のA,B,Cに示すような丸形、角形などをチド
リ模様としたものの他、斜めの縞状などの適当で
ある。模様の繰り返し間隔すなわちピツチは20mm
以内が望ましい。20mmを越えると使用中に加工物
への当たりが断続的なシヨツクとなつて円滑な研
磨ができない。また、模様付けされる低硬度鉱物
粒子が基材表面に占める面積は30〜70%の範囲が
望ましい。30%より少ない場合は、その上部に塗
布される砥粒が少な過ぎて、研磨初期の作用砥粒
数が少なく研磨力が小さい反面、その砥粒が消耗
し、1層目の砥粒が作用する段階では逆に作用砥
粒数が多くなり、従来のクローズドコートタイプ
と同様の欠点が生じる。また、70%以上では2層
付けながら表面の砥粒数が多過ぎて、これも従来
のクローズドコートタイプと同様の欠点が生じ
る。 研磨ベルトに用いられている砥粒は、溶融アル
ミナ、炭化けい素、アルミナ・ジルコニアなどで
あるが、これらの砥粒の硬度は旧モース硬度で8
以上である。本発明に用いる砥粒は上記砥粒の他
ダイヤモンド砥粒などいわゆる超砥粒も有効に利
用できる。あらかじめ模様付けする低硬度鉱物粒
子は旧モース硬度で2〜7の鉱物粒子が適当で石
こう、氷晶石、ほう砂、重晶石、蛍石、けい灰
石、長石、けい石などが有効に利用できる。硬度
が2より小さいものは柔らかすぎて、その上部に
塗布される砥粒を強固に支持できず、また、砥粒
の硬度に近い7より大きいものは上部砥粒が摩減
摩耗して下層の砥粒が研磨作用するときに砥粒以
上に摩耗や破砕が進行せずに従来のクローズドコ
ートタイプと同様の欠点を生じることになる。な
お、これらの低硬度鉱物粒子は研磨時において、
加工物に対し負の化学的作用などを与えないもの
でなければならない。研磨ベルトに用いる砥粒の
粒度はJIS R 6001に規定されているが、本発明
において、砥粒の粒度が例えば#60であれば、低
硬度鉱物粒子の粒度もほぼ#60程度が望ましく、
これより粒度が小さくても、大き過ぎても本発明
の作用、効果を期待できない。なお、低硬度鉱物
粒子を模様付け、固着した後に全面に砥粒を単独
に若しくは砥粒に前記低硬度鉱物粒子を混合して
塗布するが、両者の混合比は容積比で10:0〜
3:7の範囲が好ましい。この比率は先に模様付
けされた低硬度鉱物粒子の種類、硬度、破砕性、
及びベルト基材に占める面積比率と関連し、加工
物に作用する砥粒数を制御し、砥粒切刃を破砕さ
せることなく有効に摩減摩耗して研磨作用を長時
間維持させるためには最大3:7の混合比までが
本発明の目的に有効である。 以下実施例によつて本発明の研磨ベルトの優秀
性を具体的に説明する。 実施例 1 砥粒としてかつ色アルミナ質研削材#46を、低
硬度鉱物粒子として長石(硬度6)の粒度をほぼ
#46程度に調整したものを用い、目的に合う処理
を施した綿布基材に凸版塗布ロールによりフエノ
ール樹脂接着剤を左上がり斜縞模様に塗布した後
長石粒子を重力落下方式により塗布した。このと
き縞模様のピツチ間隔は15mmで粒子付着部7.5mm
幅、付着しない部分の幅7.5mmとした。乾燥、固
着後全面に接着剤を塗布かつ色アルミナ質砥粒と
長石を1:1の容積比で混合した粒子を静電塗装
方式により塗布し、最後に上引接着剤を塗布して
各粒子を強固に固着し、研磨ベルトとした。 実施例 2 砥粒としてかつ色アルミナ質研削材#46を、低
硬度鉱物粒子として蛍石(硬度4)の粒度をほぼ
#46程度に調整したものを用い、目的に合う処理
を施した綿布基材に凸版塗布ロールによりフエノ
ール樹脂接着剤を5mmφの丸形、7mmのピツチ間
隔でチドリ模様に塗布した後、蛍石粒子を塗布、
固着した。次いで基材全面に接着剤を塗布した
後、かつ色アルミナ質砥粒を単独に静電塗装方式
により塗布し、最後に上引接着剤を塗布して各粒
子を強固に固着し、研磨ベルトとした。 実施例1及び2によつて得られた研磨ベルトと
比較試験を行うため、#46かつ色アルミナ質砥粒
を用いて塗布密度100%としたクローズドコート
タイプ(従来の一般品)、及び実施例1と同じ斜
縞模様で低硬度鉱物粒子を用いず#46かつ色アル
ミナ質砥粒のみを1層に塗布して塗装密度50%と
した研磨ベルトを作成した。これらの研磨ベルト
でステンレス鋼SUS304を研磨して比較試験を行
つた結果を従来の一般品を100としたときの比率
で表1に示した。
【表】
(発明の効果)
表1の結果から明らかなように、従来の一般品
と本発明の研磨ベルトの総研磨量及び寿命時間を
比較すると、本発明による研磨ベルトはいずれも
従来の一般品に比べ、60〜80%性能が向上した。
特に斜縞模様に50%の塗装密度とした研磨ベルト
に比べると2〜3倍の研磨量と寿命が得られた。
このことは、本発明の目的とした砥粒の有効利用
の結果であり、模様付けの凸部に固着された砥粒
が研磨作用により摩減摩耗した後、低硬度鉱物粒
子が表面に現れるが、加工物との接触により低硬
度鉱物粒子は適度に破砕され、砥粒より摩耗が大
きくて、模様付けの凹部に固着された砥粒の研磨
作用を最後まで阻害せず、しかも構造上研磨ベル
トの剛性は大きいので、研磨力の低下は抑えら
れ、砥粒が最後まで有効に摩減摩耗し、耐久性が
向上したものである。
と本発明の研磨ベルトの総研磨量及び寿命時間を
比較すると、本発明による研磨ベルトはいずれも
従来の一般品に比べ、60〜80%性能が向上した。
特に斜縞模様に50%の塗装密度とした研磨ベルト
に比べると2〜3倍の研磨量と寿命が得られた。
このことは、本発明の目的とした砥粒の有効利用
の結果であり、模様付けの凸部に固着された砥粒
が研磨作用により摩減摩耗した後、低硬度鉱物粒
子が表面に現れるが、加工物との接触により低硬
度鉱物粒子は適度に破砕され、砥粒より摩耗が大
きくて、模様付けの凹部に固着された砥粒の研磨
作用を最後まで阻害せず、しかも構造上研磨ベル
トの剛性は大きいので、研磨力の低下は抑えら
れ、砥粒が最後まで有効に摩減摩耗し、耐久性が
向上したものである。
第1図は本発明の研磨ベルトの拡大断面図、第
2図は本発明の他の実施例による研磨ベルトの拡
大断面図、第3図は低硬度鉱物粒子をベルト基材
表面に模様付けした数例を示す平面図である。 1……ベルト基材、2……研磨材粒子(砥粒)、
3……低硬度鉱物粒子、4……接着剤。
2図は本発明の他の実施例による研磨ベルトの拡
大断面図、第3図は低硬度鉱物粒子をベルト基材
表面に模様付けした数例を示す平面図である。 1……ベルト基材、2……研磨材粒子(砥粒)、
3……低硬度鉱物粒子、4……接着剤。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 研磨材粒子(以下、砥粒という)をベルト基
材に塗布、固着した研磨ベルトにおいて、砥粒と
ほぼ同一の粒子径でモース硬度2〜7の低硬度鉱
物粒子を丸、角、斜縞模様などにあらかじめ模様
付け、固着したベルト基材表面の全面に砥粒を単
独に若しくは砥粒に前記低硬度鉱物粒子を混合し
て塗布、固着したことを特徴とする研磨ベルト。 2 低硬度鉱物粒子を20mm以内のピツチで丸、
角、斜縞模様などにあらかじめ模様付け、固着し
たベルト基材を用いる特許請求の範囲第1項記載
の研磨ベルト。 3 模様付け、固着された低硬度鉱物粒子が占め
る面積は基材面積の30〜70%である特許請求の範
囲第1項記載の研磨ベルト。 4 低硬度鉱物粒子をあらかじめ模様付け、固着
したベルト基材表面の全面に塗布する砥粒と低硬
度鉱物粒子の混合比は容積比で10:0〜3:7で
ある特許請求の範囲第1項記載の研磨ベルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20197284A JPS6179576A (ja) | 1984-09-28 | 1984-09-28 | 研磨ベルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20197284A JPS6179576A (ja) | 1984-09-28 | 1984-09-28 | 研磨ベルト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6179576A JPS6179576A (ja) | 1986-04-23 |
| JPH022672B2 true JPH022672B2 (ja) | 1990-01-18 |
Family
ID=16449812
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20197284A Granted JPS6179576A (ja) | 1984-09-28 | 1984-09-28 | 研磨ベルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6179576A (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0518055Y2 (ja) * | 1986-05-09 | 1993-05-13 | ||
| US5199227A (en) * | 1989-12-20 | 1993-04-06 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Surface finishing tape |
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-
1984
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Also Published As
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