JPH0226960Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0226960Y2 JPH0226960Y2 JP1985140128U JP14012885U JPH0226960Y2 JP H0226960 Y2 JPH0226960 Y2 JP H0226960Y2 JP 1985140128 U JP1985140128 U JP 1985140128U JP 14012885 U JP14012885 U JP 14012885U JP H0226960 Y2 JPH0226960 Y2 JP H0226960Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- felt
- base fabric
- resin foam
- utility
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は抄紙機に適用して好適な抄紙用フエ
ルトに関するものである。
ルトに関するものである。
一般に抄紙用フエルトは基布の片面又は両面に
繊維バツトを積層し、ニードリングにより一体化
してなる。しかしながら、このように構成された
抄紙用フエルトは繊維バツト層の性質上紙の種類
に応じた密度に細かく対応しにくく、しかも脱毛
によるトラブルの発生があつた。また、吸水性は
認められる限度があり、プレスロールのニツプ点
通過前に湿紙から搾り出された水分が、ニツプ点
通過後に密度の高いパルプ質である湿紙に再度移
動するといつた再湿現象は避け難かつたし、湿紙
の水分プロフアイルの均一化が良好でなく、しか
も繊維ウエブのヘタりがあるため、長期使用に耐
えられないという各種の問題があつた。
繊維バツトを積層し、ニードリングにより一体化
してなる。しかしながら、このように構成された
抄紙用フエルトは繊維バツト層の性質上紙の種類
に応じた密度に細かく対応しにくく、しかも脱毛
によるトラブルの発生があつた。また、吸水性は
認められる限度があり、プレスロールのニツプ点
通過前に湿紙から搾り出された水分が、ニツプ点
通過後に密度の高いパルプ質である湿紙に再度移
動するといつた再湿現象は避け難かつたし、湿紙
の水分プロフアイルの均一化が良好でなく、しか
も繊維ウエブのヘタりがあるため、長期使用に耐
えられないという各種の問題があつた。
この考案は上記の点に鑑み案出したもので、脱
毛がなく、長寿命で、再湿を最少限に抑えて水分
プロフアイルの均一化に貢献でき、しかも紙肌に
合わせて密度調整が自由にできる抄紙用フエルト
を提供することを目的としている。
毛がなく、長寿命で、再湿を最少限に抑えて水分
プロフアイルの均一化に貢献でき、しかも紙肌に
合わせて密度調整が自由にできる抄紙用フエルト
を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、この考案は毛羽立つ
た基布の表面に複数の樹脂発泡層を積層し、少な
くとも最下層が立毛繊維に絡み、最上層表面が平
滑処理され、かつ、前記各樹脂発泡層の気泡が下
層から上層に向けて細かくなるように構成したも
のである。
た基布の表面に複数の樹脂発泡層を積層し、少な
くとも最下層が立毛繊維に絡み、最上層表面が平
滑処理され、かつ、前記各樹脂発泡層の気泡が下
層から上層に向けて細かくなるように構成したも
のである。
次に、この考案を添付図面に示す実施例に基づ
いて説明する。
いて説明する。
図において、1は本願フエルトで、該本願フエ
ルト1は毛羽立つた基布2の表面に、少なくとも
最下層が立毛繊維2aに絡むように複数の樹脂発
泡層3a,3b,3cを積層してなる。
ルト1は毛羽立つた基布2の表面に、少なくとも
最下層が立毛繊維2aに絡むように複数の樹脂発
泡層3a,3b,3cを積層してなる。
前記基布2は第2図Aの如く紡毛糸で一重織
(又は多重織)に織成し、その表面を起毛したも
のか、或いは同図Bの如く合成繊維のモノフイラ
メント、マルチフイラメント等の如き丈夫な糸条
を一重織(又は多重織)に織成し、その裏面にバ
ツト2′を積層し、ニードリングにより表面を毛
羽立たせたものであつてもよい。前者の場合はそ
の製造が簡単となる利点があり、後者の場合は基
布自体及び本願フエルト全体の強度性が一層高く
なる利点がある。なお、後者の基布に用いるバツ
ト2′は、合成繊維バツトでも、混紡バツトであ
つてもよい。
(又は多重織)に織成し、その表面を起毛したも
のか、或いは同図Bの如く合成繊維のモノフイラ
メント、マルチフイラメント等の如き丈夫な糸条
を一重織(又は多重織)に織成し、その裏面にバ
ツト2′を積層し、ニードリングにより表面を毛
羽立たせたものであつてもよい。前者の場合はそ
の製造が簡単となる利点があり、後者の場合は基
布自体及び本願フエルト全体の強度性が一層高く
なる利点がある。なお、後者の基布に用いるバツ
ト2′は、合成繊維バツトでも、混紡バツトであ
つてもよい。
前記樹脂発泡層3a,3b,3cは弾性持続性
のよい樹脂、例えばポリウレタン、シリコンゴム
が使用される。この樹脂発泡層の成層手段は特に
問わないが、その一例を示すと第3図示の如き連
続発泡コーテイング装置10を用いて満足でき
る。この装置10はタンク11に収容したエマル
ジヨン12を空気とともに注入機14を介してミ
キサー15に注入し、該ミキサー15内でこれら
を混合撹拌して発泡させる。ミキサー15は撹拌
速度の調整により泡を均一安定化させ、所望の発
泡倍率として供給ホース16からエンドレスに走
行する基布2の表面に供給する。この泡はこれを
ナイフ又はロールコータ等からなる塗布手段17
で一定の厚みに調整され、オーブン18を通して
発泡させつつ塗り重ねられる。この方法により成
層するときは、基布2の表面に直接塗られる最下
層3aは泡が基布2の表面に立つている立毛繊維
2aに良く絡むこととなる。しかして基布2上に
供給される泡は基布2が一周したときに発泡倍率
を変え、上層になるに従つて木目細かい気泡(例
えば、最下層を60μ、中間層を40μ、最上層を20μ
の如くする)が得られるようにして、水分吸収性
を高くして接紙面の肌を木目細かく形成する。
のよい樹脂、例えばポリウレタン、シリコンゴム
が使用される。この樹脂発泡層の成層手段は特に
問わないが、その一例を示すと第3図示の如き連
続発泡コーテイング装置10を用いて満足でき
る。この装置10はタンク11に収容したエマル
ジヨン12を空気とともに注入機14を介してミ
キサー15に注入し、該ミキサー15内でこれら
を混合撹拌して発泡させる。ミキサー15は撹拌
速度の調整により泡を均一安定化させ、所望の発
泡倍率として供給ホース16からエンドレスに走
行する基布2の表面に供給する。この泡はこれを
ナイフ又はロールコータ等からなる塗布手段17
で一定の厚みに調整され、オーブン18を通して
発泡させつつ塗り重ねられる。この方法により成
層するときは、基布2の表面に直接塗られる最下
層3aは泡が基布2の表面に立つている立毛繊維
2aに良く絡むこととなる。しかして基布2上に
供給される泡は基布2が一周したときに発泡倍率
を変え、上層になるに従つて木目細かい気泡(例
えば、最下層を60μ、中間層を40μ、最上層を20μ
の如くする)が得られるようにして、水分吸収性
を高くして接紙面の肌を木目細かく形成する。
上記のようにして、或いは他の適当な手段によ
り得た樹脂発泡層はキユアリング後、最上層(実
施例では3層になつているが、常に3層である必
要はない)3cの表面(接紙面)の肌を整えるた
め、或いは全体の厚みを整えるためにスプリツト
するか、研磨仕上げするとともに、基布2の裏面
側にみじみ出た樹脂を研磨して平滑に処理され
る。また、本願抄紙用フエルトは物性として縦方
向の強度300Kg/5cm巾以上、全体の密度0.40〜
0.65、通気度1/2インチ水柱7ml/sec/cm2以上と
なるように製造されることが好ましい。
り得た樹脂発泡層はキユアリング後、最上層(実
施例では3層になつているが、常に3層である必
要はない)3cの表面(接紙面)の肌を整えるた
め、或いは全体の厚みを整えるためにスプリツト
するか、研磨仕上げするとともに、基布2の裏面
側にみじみ出た樹脂を研磨して平滑に処理され
る。また、本願抄紙用フエルトは物性として縦方
向の強度300Kg/5cm巾以上、全体の密度0.40〜
0.65、通気度1/2インチ水柱7ml/sec/cm2以上と
なるように製造されることが好ましい。
〇 具体例
初期密度0.35の従来フエルト(ニードルフエル
ト)と、初期密度0.49の本願フエルトを上質紙の
プレスパートに30日間使用した後にその密度の変
化を調べた、従来フエルトでは0.70に変化してい
たが、本願フエルトの場合は0.55で、その変化が
僅かであつた。
ト)と、初期密度0.49の本願フエルトを上質紙の
プレスパートに30日間使用した後にその密度の変
化を調べた、従来フエルトでは0.70に変化してい
たが、本願フエルトの場合は0.55で、その変化が
僅かであつた。
以上の如く、この考案に係る抄紙用フエルトは
毛羽立つた基布の表面に複数の樹脂発泡層を積層
し、少なくとも最下層が立毛繊維に絡み、最上層
表面が平滑処理され、かつ、前記各樹脂発泡層の
気泡が下層から上層に向けて細かくなることを特
徴としているから、基布と樹脂発泡層との一体化
が可能であり、層間剥離がないとともに、従来フ
エルトとの比較において次ぎのような効果を奏す
る。
毛羽立つた基布の表面に複数の樹脂発泡層を積層
し、少なくとも最下層が立毛繊維に絡み、最上層
表面が平滑処理され、かつ、前記各樹脂発泡層の
気泡が下層から上層に向けて細かくなることを特
徴としているから、基布と樹脂発泡層との一体化
が可能であり、層間剥離がないとともに、従来フ
エルトとの比較において次ぎのような効果を奏す
る。
即ち、樹脂発泡層の発泡倍率(気泡の大き
さ)を自在に変えることが可能であり、紙の種類
に応じた表面肌のフエルトを作ることが可能とな
る。羊毛や合成繊維によるバツトで構成された
ニードルフエルトに見られる脱毛繊維によるトラ
ブルの発生がない。樹脂発泡層は均一な吸水性
が確保でき、しかもその吸水性はニードルフエル
トより優れているので、再湿を最少限に抑えると
ともに、湿紙の水分プロフアイルの均一化に良い
効果を示すこととなる。樹脂発泡層はバツトに
比し、ヘタりがなく、長期使用に耐え得る。
さ)を自在に変えることが可能であり、紙の種類
に応じた表面肌のフエルトを作ることが可能とな
る。羊毛や合成繊維によるバツトで構成された
ニードルフエルトに見られる脱毛繊維によるトラ
ブルの発生がない。樹脂発泡層は均一な吸水性
が確保でき、しかもその吸水性はニードルフエル
トより優れているので、再湿を最少限に抑えると
ともに、湿紙の水分プロフアイルの均一化に良い
効果を示すこととなる。樹脂発泡層はバツトに
比し、ヘタりがなく、長期使用に耐え得る。
図はこの考案の実施例を示し、第1図は本願フ
エルトの拡大断面図、第2図A,Bは基布の断面
図、第3図は連続発泡コーテイング装置の略示的
説明図である。 1……本願フエルト、2……基布、2a……立
毛繊維、3a,3b,3c……樹脂発泡層。
エルトの拡大断面図、第2図A,Bは基布の断面
図、第3図は連続発泡コーテイング装置の略示的
説明図である。 1……本願フエルト、2……基布、2a……立
毛繊維、3a,3b,3c……樹脂発泡層。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 毛羽立つた基布の表面に複数の樹脂発泡層を
積層し、少なくとも最下層が立毛繊維に絡み、
最上層表面が平滑処理され、かつ、前記各樹脂
発泡層の気泡が下層から上層に向けて細かくな
つていることを特徴とする抄紙用フエルト。 (2) 前記基布が、紡毛糸で織成し、その表面を起
毛したものである実用新案登録請求の範囲第1
項記載の抄紙用フエルト。 (3) 前記基布が、合成繊維のモノフイラメント又
はマルチフイラメント等を用いて織成し、その
裏面にバツトを積層し、ニードリングにより表
面を毛羽立たせたものである実用新案登録請求
の範囲第1項記載の抄紙用フエルト。 (4) 前記樹脂発泡層に用いる樹脂が、弾性持続性
のよいポリウレタン、シリコンゴムである実用
新案登録請求の範囲第1項乃至第3項のいずれ
か1項記載の抄紙用フエルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985140128U JPH0226960Y2 (ja) | 1985-09-13 | 1985-09-13 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985140128U JPH0226960Y2 (ja) | 1985-09-13 | 1985-09-13 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6251198U JPS6251198U (ja) | 1987-03-30 |
| JPH0226960Y2 true JPH0226960Y2 (ja) | 1990-07-20 |
Family
ID=31046684
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985140128U Expired JPH0226960Y2 (ja) | 1985-09-13 | 1985-09-13 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0226960Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4847116A (en) * | 1988-05-09 | 1989-07-11 | Albany International Corp. | Method for depositing particles and a binder system on a base fabric |
| JP2006214058A (ja) * | 2005-02-07 | 2006-08-17 | Ichikawa Co Ltd | 抄紙搬送フェルトおよび該抄紙搬送フェルトを備えた抄紙機のプレス装置 |
| DE102005060590A1 (de) * | 2005-12-17 | 2007-06-21 | Voith Patent Gmbh | Walzenmantel |
-
1985
- 1985-09-13 JP JP1985140128U patent/JPH0226960Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6251198U (ja) | 1987-03-30 |
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