JPH0227945A - カフェー酸を用いてコーヒーからカフェインを除去する方法 - Google Patents

カフェー酸を用いてコーヒーからカフェインを除去する方法

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JPH0227945A
JPH0227945A JP17683788A JP17683788A JPH0227945A JP H0227945 A JPH0227945 A JP H0227945A JP 17683788 A JP17683788 A JP 17683788A JP 17683788 A JP17683788 A JP 17683788A JP H0227945 A JPH0227945 A JP H0227945A
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caffeine
caffeic acid
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coffee
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ウィリアム・ウォルター・カレダ
Zaki Saleev Foward
フォウアド・ザキ・サリーブ
Lyn Zera Bayley
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はカフェインを除去する方法に関する。
本方法は、カフェインを含有するコーヒー抽出液を水存
在下でカフェー酸と接触させてカフェインとカフェー酸
から不溶性の錯体を形成し、次いでそのカフェイン/カ
フェー酸錯体をコーヒー抽出液から分離する工程からな
る。カフェインを含有する抽出液は、カフェインをとり
出すために未加工または煎ったコーヒーと直接接触させ
た水性または非水性のいかなる溶媒の溶液であってもよ
く、またカフェインをとり出すのに使用した溶媒の溶液
と接触させた水性または非水性のいかなる溶媒の溶液で
あってもよい。
[先行技術および発明が解決しようとする課題]カフェ
インを除去する先行技術は数多く存在する。広く用いら
れている方法の中にはべり−(Berry)らの米国特
許第2.309.092号に開示されるいわゆる水カフ
ェイン除去法(waterdeeaffeinatio
n technique)がある。この方法は未加工の
水和コーヒー豆から多段向流抽出バッテリーでカフェイ
ンの少ない未加工のコーヒー抽出物を抽出するものであ
る。バッテリーを通して未加工のコーヒーの抽出が進む
ため、カフェインの除去量が少ないコーヒー豆と接触す
れば抽出物中のカフェインが多くなる。バッテリーの最
終段階から出てくるカフェインを含有するコーヒー抽出
物はカフェインを除去する処理を施してから系に戻す。
そのカフェインは有機溶媒、典型的には塩化メチレン等
のハロゲン化有機溶媒と接触することによって未加工の
コーヒー抽出物から除去する。
水カフェイン除去法は広く適用することが可能であるが
、食品加工においては有機溶媒の使用をさけるのがより
望ましくなってきている。
この他にもカフェインを除去する方法は存在するが、引
戻しをしない方法はない。例えば1982年5月19日
付欧州特許第0.008.(98号には砂糖を含有する
活性炭吸着剤が開示されている。この方法では有機溶媒
は使用していないが、活性炭吸着剤はカフェインととも
にカフェイン以外のコーヒーの可溶性物質をも吸収して
しまうため経済性をかなり減じている。
フシアニ()luslanl)らの米国特許第4,31
5,036号には、水性紅茶抽出物のカフェイン除去に
限って錯体化する方法が開示されている。この方法では
水性紅茶抽出物を冷却してカフェインと紅茶中にはじめ
から存在しているタンニンとの冷水に不溶性の錯体を沈
殿させる。この方法の良い点は錯体形成のための物質が
既に紅茶中に存在しており後から加える必要がないこと
にある。タンニン/カフェイン錯体は不溶性で沈殿する
ものであるのは事実であるがコーヒーの中にはタンニン
は存在していない。
コーヒー中に存在する化合物の多くはカフェインの錯体
であることが知られている。例えば夏、ホーマン(Ir
orIIIan) 、R,ヴイアニ(Viani)の[
コーヒーのカフェインークロロゲネート錯体の性質とコ
ンフォーメーション(J、 Food Sci、 37
(1972) 925−27)にはかかるカフェイン錯
体が10示されており、その中にはよく研究されている
水に可溶なクロロゲン酸/カフェイン錯体も含まれてい
る。錯体を形成する化合物は形成する錯体が水に不溶性
ならばカフェインの除去に有効であると考えられるが、
コーヒー中にはそのような化合物が今まで全く確認され
ていない。さらに、コーヒー中に存在している錯体を形
成する化合物は全てクロロゲン酸と競合および/または
比較的強力なりロロゲン酸/カフェイン錯体をこわさね
ばならないと考えられる。
[課題を解決するための手段] 本発明はカフェインを除去する方法に関する。
本方法は、カフェインを含有するコーヒー抽出液を水存
在下でカフェー酸と接触させてカフェインとカフェー酸
から不溶性の錯体を形成し、次いでそのカフェイン/カ
フェー酸錯体をコーヒー抽出液から分離する工程からな
る。カフェインを含有する抽出液は、カフェインをとり
出すために未加工または煎ったコーヒーと直接接触させ
た水性または非水性のいかなる溶媒の溶液であってもよ
く、またカフェインをとり出すのに使用した溶媒の溶液
と接触させた水性または非水性のいかなる溶媒の溶液で
あってもよい。
本発明はコーヒーにほとんど悪影響を与えないでコーヒ
ーからカフェインを除去するものであることが明らかに
なっている。
カフェー酸は黄色結晶であり約195℃で軟化し始める
。カフェー酸は約25℃未満では水に少し溶けるだけだ
が約80℃以上になると水に自由に溶ける。アルコール
には広範な温度で自由に溶ける。
しかし予想に反してカフェー酸/カフェイン錯体は広範
な温度で水性溶液に不溶である。カフェー酸は煎ってひ
いたコーヒーに0.5重全%含まれていると報告されて
いるが、実際には未加工のコーヒーにほんのわずかしか
含まれていないし、煎ったコーヒーにも比・較的多いが
なおわずかな量しか含まれていない。具体的には煎った
コーヒー豆または典型的な可溶性コーヒー粉に大体数百
pp■しか含まれていない。煎ったコーヒー中のカフェ
ー酸が多いのは、比較的多く存在しているクロロゲン酸
を煎ってできる物質の一つがカフェー酸であるためであ
る。本発明で用いるカフェー酸は化学的に合成したもの
であってもよいが、煎ったコーヒーから得たものかクロ
ロゲン酸の酸分解によって得たものを使ってコーヒー中
に元来存在している化合物でカフェインを除去するのが
最も好ましい。
カフェー酸が特に適しているのは、コーヒー中にクロロ
ゲン酸が多量に存在しておりカフェー酸/カフェイン錯
体の会合係数がクロロゲン酸/カフェイン錯体より小さ
いにも拘らずカフェー酸が不溶性の錯体を形成するため
である。ここで明細書の一部として上に引用したホーマ
ンらの文献にはクロロゲン酸/カフェイン錯体の会合係
数が18.9、カフェー酸/カフェイン錯体が12.2
と報告されている。会合係数は錯体の相対的な強さの尺
度であることからすれば、コーヒーに加えたカフェー酸
がコーヒー中にすでに存在していることが明らかなりロ
ロゲン酸/カフェイン錯体を解離して不溶性コロイドで
あるカフェー酸/カフェイン錯体を形成しうるのは驚X
べき事である。かかる事実は報告されている会合係数か
ら予期することはできないものと思われる。
本発明ではカフェインを含有する抽出液からカフェイン
を除去するためにカフェー酸を水存在下でカフェインを
含有する抽出液に使用する。カフェインを含有する抽出
液は未加工のまたは煎ったコーヒーからカフェインをと
り出すために直接接触させた可溶性または不溶性のいか
なる溶媒の溶液であってもよく、またカフェインをとり
出すすのに使用した溶媒の溶液と接触させた水性または
非水性のいかなる溶媒の溶液であってもよい。
コーヒーからカフェインをとり出すために未加工のまた
は煎ったコーヒーの抽出物と接触することによってカフ
ェインを含有する抽出液を得る方法を記述するコ−ヒー
抽出液のカフェイン除去方法の一例が、ここに明細書の
一部として引用するシーラー(Zcl 1er)らの米
国特許第4.521.438号に記載されている。
典型的な未加工のコーヒーの抽出物には20から35重
盆%のコーヒー可溶性物質および0.5から1.0重量
%のカフェインが含まれている。一般に可溶性コーヒー
の製造に用いられる煎ったコーヒーの抽出物のカフェイ
ンを除去してもよい。かかる煎ったコーヒーの抽出物は
10から30重量%のコーヒー可溶性物質および0.5
から5重量%のカフェインを含有しているのが普通であ
る。この特許はカフェインを含有する抽出液をカフェー
酸と接触させ不溶性でコロイド状のカフェー酸/カフェ
イン錯体を形成することを記載している。カフェー酸/
カフェインの不溶性錯体の結晶を生成させカフェインを
除去する液体から分離する。カフェー酸の溶液は約50
から125℃でカフェインを含有するコーヒー抽出物と
接触させるのが好ましい。カフェー酸とカフェインとの
モル比は一般に1=1以上3:1以下であり1.5:1
とするのが好ましい。結晶の生成を助けるために本方法
はさらにカフェー酸とコーヒー抽出物との混合物を約0
から約50℃に冷却する工程を含む。また、結晶の生成
を促進する約4.5未満のpHにするためにコーヒー抽
出液に酸を加えてもよい。結晶錯体は濾過または遠心分
離等の方法によってコーヒー抽出液から分離してもよい
本発明のその他の実施態様では、カフェインを含有する
抽出液がカフェインを除去するために未加工のまたは煎
ったコーヒーと接触している超臨界または液相の湿潤二
酸化炭素であってもよい。
未加工のコーヒーと超臨界二酸化炭素とを接触させる方
法はここに明細書の一部として引用するゾセル(Zos
el)の米国特許第4.280.839号により詳細に
記述されている。該特許は、40から80℃の温度範囲
内、120から180atmの圧力範囲内で5から30
時間コーヒーを湿潤二酸化炭素と圧力容器内で接触させ
るものである。湿潤臨界二酸化炭素は圧力容器内に入っ
てコーヒー中を通過して出てゆくが、ここでカフェイン
は容器内に湿潤二酸化炭素を再注入する前に除去される
。本発明ではコーヒーの入った容器から出てきた湿潤二
酸化炭素溶液にカフェー酸を加えることによって湿潤超
臨界二酸化炭素からカフェインを除去してもよい。結晶
が生成した後、これを上記と同一の方法で液体から分離
する。カフェインを除去した湿潤超臨界二酸化炭素はそ
の後再びコーヒーの入った容器に戻される。
本発明の他の実施態様では、未加工のコーヒー豆のカフ
ェインを食用カルボン酸と多価アルコールのエステル溶
液を用いて除去してもよい。この方法はここに本明細書
の一部として引用するミッチェル(Mitchel I
)らの米国特許第3.682.848号にさらに詳しく
記載されている。上で述べたカフェインは、水存在下で
カフェー酸と接触させて結晶を形成し大きくすることに
よってこのカフェインを含有する抽出液から除去しても
よい。その後溶液から結晶を分離する。十分にカフェイ
ンを除去したコーヒー抽出液はさらにカフェインを除去
するためにコーヒー中へ再度式れてもよい。
上で述べたカフェインを含有する抽出液以外にも未加工
のまたは煎ったコーヒーと接触した水性または非水性の
いかなるカフェインを含有する抽出液から、カフェイン
を除去するためにカフェー酸を用いてもよい。非水性溶
液を用いる場合には錯体形成のために水が存在していな
くてはならない。溶媒が水と混和しない場合には水は遊
離形で存在していてもよく、また溶媒が水と混和する場
合には水は溶媒中に溶解してもよい。
本発明の他の実施態様では、抽出液を未加工のまたは煎
ったコーヒーと接触することによって得られた抽出溶媒
中に存在するカフェインを除去するために、この溶液を
第二のまたは次の抽出液中へ移してもよい。カフェイン
はこのカフェインを含有する次の抽出液から除かれねば
ならない。
本発明の実施態様の一つはここに本明細書の一部として
引用するサレーブ(Saleeb)らの米国特許第4.
547.378号に記載されている。本工程によれば、
煎ったコーヒーの水性抽出液はカフェインおよびカフェ
イン以外の可溶性物質少量を煎ったコーヒーの抽出液か
らカフェイン溶媒へ移動させるように塩化メチレン等の
ハロゲン化炭化水素と接触することによってカフェイン
を除去する。
十分にカフェインを除去した煎ったコーヒー抽出液とカ
フェインを含有する溶媒とを分離する。カフェイン溶媒
はその後生なくとも4重量%まで濃縮する。次いでこの
濃縮した溶媒を、溶媒中にカフェー酸を少なくともカフ
ェインと等モル含むカフェー酸の水性懸濁液と接触させ
る。水相にカフェー酸とカフェインの錯体が生成した後
、その結晶を炉別する。水相はその後カフェイン溶媒か
ら分離する。カフェイン以外の可溶性物質をなお含有し
ているカフェイン溶媒を十分にカフェインを除去した煎
ったコーヒー抽出液に加える。有機カフェイン溶媒はそ
の後煎ったコーヒーから除去し、該コーヒーは改善され
た風味を有する可溶性コーヒーを提供するために乾燥す
る。
カフェインを含有する第二の抽出液を用いる本発明の他
の実施態様は上に記載した超臨界二酸化炭素系に類似す
るものである。しかし、該実施態様ではカフェー酸はコ
ーヒーの入った容器を出る時に湿潤超臨界二酸化炭素の
流れと接触することはない。湿潤超臨界二酸化炭素から
カフェインを除去するために水を使用しているスクラバ
ー塔中で、湿潤二酸化炭素を先ず水等の他の溶媒と接触
する。スクラバーから水が出るときカフェー酸と接触し
てカフェインとカフェー酸との錯体たる不溶性の結晶が
生成する。この結晶を前述の方法によって除去する。カ
フェインを除去した水は次いでスクラバーへ再び流通さ
せる。水相へ移動するコーヒー風味の前駆体はほとんど
ないがスクラバーへ再び流通させる水相は結局全てのコ
ーヒー風味の前駆体で飽和するため、コーヒー風味の前
駆体は系からほとんど除去されない。
本発明の他の実施態様では、カフェインを含有する水性
抽出液は該抽出液を水と混和しない脂肪質と接触させる
ことによって該抽出液から除去されるカフェインを含有
していてもよい。かかる工程の例はパグリアロ(Pag
llaro)らの米国特許第4.465.699号に記
載されている。この工程によると、カフェインを含有す
る抽出液を該抽出液からカフェインを除去しうる水と混
和しない液状の脂肪質と接触させる。ここでいう脂肪質
には飽和および不飽和の脂肪およびコーヒー油のような
油が含まれる。脂肪質はカフェインが抽出液から該脂肪
質へ移動するのに十分な時間抽出液と接触させる。次い
で水性抽出液をカフェインを含有する脂肪質から分離す
る。その後カフェー酸の水懸濁液を脂肪質と接触させて
カフェインを水相へ移動させる。カフェインが水相に入
るとカフェー酸とともに不溶性の結晶錯体を形成し溶液
中で速やかに沈殿する。カフェインが系から除去されて
いるとき、この相聞の分配平衡を保つためにより多くの
カフェインが水相へ移動する。このようなカフェインの
移動は脂肪質のカフェインが望ましい程度にまで除かれ
るまで続けられる。このようにして油からカフェインを
除去すると同時に水からもカフェインを除去する。さま
ざまなう−ヒーの成分を含有する水を抽出液の流れの中
へ再び加えて新たなコーヒー油と接触させることができ
る。最終的にこの水相はカフェイン以外の望ましい成分
で飽和する。さらにカフェインを除去することは妨げな
いがカフェイン以外の固形分の移動をさせないように、
水相からカフェインを除去してカフェイン以外の固形分
で飽和させる。脂肪質は最終的には十分に循環処理され
るためカフェイン以外の化合物で飽和する。
本発明の他の実施態様では、コーヒー抽出液からカフェ
インを除去するために脂肪質以外の非ハロゲン化カフェ
イン溶媒を用いてもよい。かかる溶媒として酢酸エチル
;ベンジルアルコール;キシレンまたは液状シクロアル
カン等の非芳香族のような炭化水素;ジエチルエーテル
;キシレン等の芳香族または液状低分子アルコール等の
非芳香族を含む炭化水素;およびアセトン等が挙げられ
る。この方法はストロ−ベル(Strobel)らの米
国特許第4.256,774号に記載されている。この
方法では、カフェインを除去しようとするコーヒー抽出
液を酢酸エチル等を水で飽和した溶媒と接触してカフェ
インを該溶媒へ移動させてもよい。乾燥したカフェー酸
をこの溶媒に加えて不溶性のカフエイン/カフェー酸錯
体を形成させて溶媒から除去してもよい。この工程では
水相は使用しないが水は酢酸エチル中に溶解している。
以下の実施例において本発明についてさらに説明するが
、本発明はここで詳述する範囲に限定されるものではな
い。
実施例 1 30.0gの水、1.65gのクロロゲン酸および0,
9gのカフェインを混合してクロロゲン酸とカフェイン
の等モル水溶液を調製し、沸騰しそうになるまで加熱し
た。この加熱水溶液に、クロロゲン酸およびカフェイン
と等モルのカフェー酸0.9gを加えて溶解した。その
後、この溶液を周囲温度まで放冷した。約1時間後に結
晶の生成が認められた。12から14時間後に目の荒い
ン戸紙を用いて溶液から結晶を浜別した。その後の分析
により、約93%のカフェインが除去されたがクロロゲ
ン酸の除去は検知されなかったことが判明した。
本実施例および以下の実施例におけるカフェインの分析
は、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)のカフェ
インに帰属するピーク面積の変化によってカフェインの
除去を測定することによって行った。カフェインおよび
カフェー酸用に約280nmの波長で分析カラム(5μ
球形C18’3.9 am X 15cm)を用いた。
移動相には、0.0033MKH2PO4、メタノール
および酢酸80:20:4からなるものを用いた。分析
は周囲温度にて流速1.5ml/win、注入体積5μ
gで同様に行った。
溶液は分析する前に移動相で全固形分が0.1重量%に
なるように希釈した。
実施例 2 90gの沸騰しそうな水に0.9gのカフェー酸を溶解
して水溶液を調製した。次いでこの溶液に9.5重量%
のカフェインを含有する乾燥コーヒー抽出物10g:を
溶解した。対照試料は90.0gの水にlO,Ogのコ
ーヒーを溶解して調製した。これら2つのコーヒー溶液
を放冷した。12から14時間後、カフェー酸を含有す
る溶液中に結晶が認められた。対照試料の方には全く結
晶は認められなかった。−週間後、カフェー酸を含有す
る溶液中にさらに結晶が生成しているのが認められた。
デカンテーションによって結晶からうわずみ溶液を分離
してさらにもう一週間静置した。小量の溶液を分析した
ところ最初よりカフェイン含量が約り0%少なくなって
いることが判明した。対照試料の方には全く結晶は認め
られなかった。第二週目が経過した後も、カフェー酸を
含有する溶液中に再び結晶の生成が認められた。小量の
溶液を分析したところ最初よりカフェイン含量が約り5
%少なくなっていることが判明した。結晶を分析したと
ころ本質的にカフェー酸とカフェインのモル比1:1の
錯体であることが判明した。対照試料の方には全く結晶
は認められず、分析の結果最初から溶液中に存在してい
たカフェインが全てそのまま残存していることが判明し
た。
実施例 3 8.7 fflffl%のカフェインを含有する乾燥コ
ーヒー抽出物から10重量%のコーヒー溶液を調製した
。この溶液を4つに分けて70℃に加熱した。
3つの溶液に、カフェー酸とカフェインがモル比1.1
:1となるようにカフェー酸を加えた。
4つの試料をその後40℃に冷却した。カフェー酸を加
えた試料の2つに酢酸を加えて1つはpH4,5に、も
う1つはpH4,2とした。4つの試料を40℃で撹拌
して定時に分析した。次の表にその結果を゛示す。
表   1 カフェイン 減少率(%) 試   料        酢酸 1αJM試料−カフェー酸なし)使用せず2     
         使用せず3           
    使用4                使用
5日後、試料2.3および4を350.0008’sで
30分間超遠心分離して結晶を?戸別した。分析の結果
、結晶は実質的にカフェー酸とカフェインのモル比が1
:1の純粋な錯体であると判明した。対照試料(試料1
)には全く結晶は認められなかった。
実施例 4 1.6段階からなる多段向流抽出バッテリーを用い給水
温度を約180℃として総固形分約15重量%でカフェ
インを0.6重伍%含有する煎ったコーヒーの抽出物を
得た。
2、この煎ったコーヒー抽出物をセントリサーム(Ce
ntritherII)エバポレーターで濃縮して香気
および風味を除き固形分約55重世%とした。
3、このコーヒー抽出物を総固形分約25重量%、カフ
ェイン約1重量%の濃度になるまで希釈した。
4、このコーヒー抽出物を周囲温度でカール(Karr
)カラム中で塩化メチレンと接触させた。塩化メチレン
とコーヒー抽出物との重量比は4.5+1とした。カフ
ェインは最初に比べて97重量%以上少なくなっていた
。カールカラムから出てきた塩化メチレンには合計的0
.25重量%の可溶性物質が含まれていた。カフェイン
の濃度は0.17重量%で上記0.25重量%の残りが
カフェイン以外の可溶性物質であった。
5、この塩化メチレンは蒸留器中で総固形分10.5重
量%、カフェイン7.0重量%になるまで濃縮した。
6、この塩化メチレンの試料250ccをビーカー中で
23gのカフェー酸を含有する水性のカフェー酸懸濁液
500ccと接触させた。この接触はおだやかに撹拌し
つつ周囲温度で30分間行った。水と塩化メチレンとの
境界に結晶の生成が認められた。
7、その後この結晶を目の荒い泪紙を使って液体と分離
した。塩化メチレンと水の相は静置して分離させ水をデ
カンテーションによって除去した。
結晶を分析したところカフェー酸とカフェインの等モル
錯体であることが判明した。塩化メチレンを分析した結
果最初に存在していたカフェインの90%が除去されて
いることが判明した。
8、工程7で回収した水相を塩化メチレン55eeで2
回洗浄し、カフェイン以外の可溶性物質を回収した。こ
の塩化メチレン洗浄工程は続いて水性懸濁液中に用いた
水を処理してもよい。
9、工程8の塩化メチレン50ecX 2を上記溶媒と
混合した。溶媒を32から35℃で減圧蒸留して110
ccとした。
10、濃縮した1LOccの塩化メチレン試料をビーカ
ー中で5gのカフェー酸を含有するLlOccの水性カ
フェー酸懸濁液と接触させた。工程8の水少世を用いて
水性懸濁液をつくった。接触はおだやかに撹拌しつつ周
囲温度で30分間行った。水と塩化メチレンとの境界に
再び結晶の生成が認められた。
11、工程7と同様にして成分を再度分離した。塩化メ
チレン中に存在するカフェインはさらに70重伍%除去
されていることが判明した。この2段階のカフェイン除
去操作によって、合計約97重口%のカフェインが除去
された。
12、工程11の塩化メチレンを工程4のカフェインを
除いた煎ったコーヒー抽出物に加えた。その後、絶対圧
約0.5atm、温度的65℃で減圧蒸留して塩化メチ
レンを除去した。
13、工程8および11の水相を工程12の抽出物に加
え、抽出物を総固形分約1重量%の通常の濃さのコーヒ
ー液となるように希釈した。
14、同一条件下で塩化メチレンでカフェインを除去し
た煎ったコーヒー抽出液の対照試料を調製した。ただし
、その後に塩化メチレンからカフェインを除去したり再
度加えたりすることはしなかった。この対照試料も総固
形分約1重量%となるまで希釈した。
15、工程13の抽出物および対照試料をエキスパート
パネルで試験した。工程13の抽出物は明らかに薄い対
照試料よりこくがあると判断された。
実施例 5 2Ωの酢酸エチルを75ccの水と接触させて1時間平
衡させたところ86ccの水が溶解した。残りの水を除
去してできた水で飽和した酢酸エチルに35gのカフェ
インを加え18時間静置した。その後溶は残ったカフェ
インをン濾過して除いた。約25gのカフェインが溶解
し、163重量%のカフェインを含有する溶液が得られ
た。
この水およびカフェインで飽和した酢酸エチル250c
cにカフェー酸2.52gを加えて、カフェイン1モル
あたり1.5モルのカフェー酸を与えた。懸濁液を3時
間撹拌している間、カフェイン/カフェー酸が結晶化す
るのが観察された。このことは加えたカフェー酸がカフ
ェインと錯体を形成していることを示している。混合液
は1時間静置してカフェインの分析を行ったところカフ
ェインは67%少なくなっていることが判明した。
実施例 6 500ccの植物油を100ccの水および5gのカフ
ェインと接触させて1時間撹拌した。その後濾過するこ
とによって溶は残ったカフェインを除去して水相から分
離した。水で飽和した植物油は分析の結果的0.11重
曾%のカフェインを含有していることが判明した。この
油200ccを25ccの水および0.5gのカフェー
酸と接触した。系を約18時間撹拌して平衡に達せしめ
た。その後油からカフェインがどの程度除去されたかを
分析したところ、96%カフェインが除去されているこ
とが判明した。
試料から固形分を炉別して顕微鏡で観察した。カフェー
酸の約半分が結晶構造の異なるカフェイン錯体となって
いた。
実施例 7 抽出カラム中で未加工のコーヒー豆を超臨界二酸化炭素
と接触させてカフェインをとり出した。
この超臨界二酸化炭素を水でスクラビングしてカフェイ
ンを除いた。スクラビング後の水は0.3重合%のカフ
ェインを含有する水溶液でpHは2.6であった。
ビーカー中に150 gの該水溶液を入れた。試料中に
溶解しているカフェインは0.45gである。この水溶
液に、カフェー酸とカフェインのモル比が3=1となる
ようにカフェー酸の粉末を1.25g加えた。、試料を
撹拌プレート上で加熱して沸騰させカフェー酸を溶解し
た。その後この溶液を室温まで放冷したところ、過剰の
カフェー酸の結晶とともにカフェイン−カフェー酸錯体
が沈殿した。
翌日、高速液体クロマトグラフィーでうわずみ液中のカ
フェイン量を分析したところカフェインは92%少なく
なっていることが判明した。対照試料は純水中に0.3
%のカフェインを使用して同一条件下で調製した。上と
同一の操作を行ったところカフェインは93%少なくな
っていた。このことは、カフェイン以外の固形物は本実
施例の操作によるカフェインの除去効率にほとんど影響
を及ぼさないことを示している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)カフェインを含有するコーヒー抽出液を水存
    在下でカフェー酸と接触させてカフェインとカフェー酸
    から不溶性のカフェイン/カフェー酸錯体を形成し; (b)コーヒー抽出液からそのカフェイン/カフェー酸
    錯体を分離する; 各工程からなるカフェインを除去する方法。 2、カフェインを含有する抽出液が湿潤 超臨界二酸化炭素である請求項1の方法。 3、カフェー酸を約50から約125℃の間の温度で湿
    潤超臨界二酸化炭素と接触する請求項2の方法。 4、カフェインを含有する抽出液が未加工のコーヒーの
    抽出液である請求項2の方法。 5、カフェインを含有する抽出液が煎ったコーヒーの抽
    出液である請求項2の方法。 6、カフェー酸とカフェインとのモル比が少なくとも1
    :1となるようにカフェー酸をカフェインを含有するコ
    ーヒー抽出液と組み合わせる請求項2の方法。 7、コーヒー抽出液からカフェイン/カフェー酸錯体を
    遠心分離法によって分離する請求項1の方法。 8、カフェインを含有する抽出液が水溶 液であって、前記水溶液が湿潤超臨界二酸化炭素のコー
    ヒー抽出液と予め接触することによってカフェインを含
    有している請求項1の方法。 9、カフェー酸とカフェインとのモル比が少なくとも1
    :1となるようにカフェー酸をカフェインを含有する水
    溶液と組み合わせる請求項8の方法。 10、カフェー酸が約50から約125℃の間の温度で
    水溶液と接触する請求項8の方法。 11、カフェインを含有する抽出液が、カフェインを含
    有する抽出液と予め接触することによってカフェインを
    含有している非ハロゲン化カフェイン溶媒である請求項
    1の方法。12、予めカフェインを含有している抽出液
    が未加工のコーヒーの抽出液である請求項11の方法。 13、予めカフェインを含有している抽出液が煎ったコ
    ーヒーの抽出液である請求項11の方法。 14、非ハロゲン化カフェイン溶媒が脂肪質である請求
    項11の方法。 15、脂肪質が植物油である請求項14の方法。 16、植物油がコーヒー油である請求項15の方法。 17、非ハロゲン化カフェイン溶媒が芳香族および非芳
    香族のアルコール、エステル、エーテルおよび炭化水素
    からなる群より選ばれる請求項11の方法。 18、非ハロゲン化カフェイン溶媒がエステルである請
    求項17の方法。 19、エステルが酢酸エチルである請求項18の方法。 20、カフェー酸とカフェインとのモル比が少なくとも
    1:1となるようにカフェー酸を非ハロゲン化カフェイ
    ン含有抽出液と組み合わせる請求項11の方法。 21、カフェイン溶媒の沸点以下の温度でカフェー酸を
    非ハロゲン化カフェイン含有抽出液と反応させる請求項
    11の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018025504A1 (ja) * 2016-08-04 2018-02-08 花王株式会社 容器詰飲料
US10149850B2 (en) 2013-03-15 2018-12-11 Altria Client Services Llc Oral energy products including encapsulated caffeine
JP2020534800A (ja) * 2017-09-29 2020-12-03 ソシエテ・デ・プロデュイ・ネスレ・エス・アー カフェイン製造方法

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