JPH02279897A - シールド掘進機のカッタシール装置 - Google Patents

シールド掘進機のカッタシール装置

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JPH02279897A
JPH02279897A JP342090A JP342090A JPH02279897A JP H02279897 A JPH02279897 A JP H02279897A JP 342090 A JP342090 A JP 342090A JP 342090 A JP342090 A JP 342090A JP H02279897 A JPH02279897 A JP H02279897A
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seals
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Hitoshi Takahashi
均 高橋
Manabu Nakano
仲野 学
Hidetsugu Yamazaki
山崎 英嗣
▲高▼野 文哉
Fumiya Takano
Kiyoshi Tsuchiya
清 土屋
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シールド掘進機のシールド本体とカッタホイ
ールとの間に、切羽側から機内への土砂、地下水の侵入
を防止するために設置されるカッタシール装置に係り、
特に5 kg f /cdを超える高土圧、高水圧下で
の使用に適したカッタシール装置に関する。
〔従来の技術〕
従来技術として、カッタシールを備えたシールド掘進機
の例を第9図に示し、そのカッタシール部の詳細構造を
第10図に示す。1はシールド本体、2はカッタホイー
ル、3はカッタベアリング、4はカッタ駆動装置、5.
6はカッタホイール2に駆動力を伝達するビニオンおよ
び旋回ギヤ、7はカッタホイール2の外周部とシールド
本体1のフード部1aとの間に設置されたカッタシール
、8はカッタホイール2の内周部とシールド本体1の隔
壁1bとの間に設置されたカッタシールであり、カッタ
シール7.8としては、一般に第11図に示すように複
数のリップを持つゴム製のシールを用い、複数段のシー
ルをシール押え12によりカッタホイール2側に装着し
ている。9.10はカッタシール7.8の段間に形成さ
れたグリース注入部で、ここにグリースを注入してシー
ル摺動面の潤滑を行っている。11は掘削土砂を取り込
むカッタチャンバであり、カッタシール7.8は、それ
ぞれ周辺地山およびカッタチャンバ11からカッタ駆動
部への土砂や泥水の侵入を防止する土砂シールとして働
く。
〔発明が解決しようとする課題〕
現在、シールド工事において対象とされる切羽土圧なら
びに切羽水圧は、はとんどが5kgf/cffl以下で
ある。しかし、シールド工事が多様化し、土かぶりの高
い高深度トンネルや海底下トンネル建設の需要が増える
に従い、シールド工事における土圧、水圧も5 kgf
/cdを超える高圧となる場合が増えつつある。一般に
使用されているカッタシールは、このような高土圧、高
水圧下では、第12図に示すようにリップ同士が接触し
重なり合った状態に変形してシール性能の低下を来たし
たり、シール摺動面圧の高まりによる異常発熱のためシ
ール材質が劣化する等の問題が生じる。
この問題に対処するため、本発明者の一人は、本出願人
が先に出願した実願昭63−25925号において、カ
ッタシールの最終段にのみリップ厚、リップ間隔を大き
くした高圧用シールを使用し、シール間のグリース注入
圧力を切羽水圧より高い圧力に保持して、そのグリース
注入圧力で最終段以外の各段シールの背圧を立てること
により、最終段以外は比較的耐圧の低い一般用シールを
用いて、スペースを大きくせずに高土圧、高水圧下での
シール機能を確保することを提案した。
しかし、グリース注入圧力による背圧によって最終段以
外の各段シールの受ける圧力は軽減されるものの、背圧
のない最終段シールは最も高い圧力を受けるため、切羽
圧力が高くなった場合、最終段シールに高圧用シールを
使用しても、その耐圧には限度があり、もしも最終段シ
ールが劣化し、グリースが抜ける、前段シールの背圧を
維持できなくなる恐れがある。
本発明は上記の点にかんがみなされたもので、その目的
は、高土圧、高水圧下において、最終段シールをも含む
各段シールの受ける圧力を軽減してシール機能を確保で
きるようにした、信頼性の高いカッタシール装置を提供
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために請求項1記載の発明は、シー
ルド本体とカッタシールとの間に配置された複数段のシ
ールのうち、最終段以外の各段のシール間に形成された
複数の圧力室にそれぞれの前段シールの前面圧に対抗す
る背圧を生じさせるように潤滑剤を注入する第1の潤滑
剤注入手段を設けるとともに、最終段とその前の段のシ
ール間に形成された圧力室に前段シールの前面圧より低
い所定圧力で潤滑剤を注入する第2の潤滑剤注入手段を
設けたことを特徴とする。
同様の目的を達成するために請求項2記戦の発明は、シ
ールド本体のカッタホイールとの間に配置された複数段
のシールのうち、最終段およびその前の所定段数のシー
ル以外の各段のシール間に形成された複数の圧力室にそ
れぞれの前段のシールの前面圧に対抗する背圧を生じさ
せるように潤滑剤を注入する第1の潤滑剤注入手段を設
けるとともに、最終段およびその前の所定段数のシール
とそれぞれの前の段のシールとの間に形成された複数の
圧力室に前段シールの前面圧より低い所定圧力で潤滑剤
を注入する第2の潤滑剤注入手段を設けたことを特徴と
する 請求項1または2記載の発明において、第1の潤滑剤注
入手段により注入される潤滑剤は半固体状のグリースで
あり、第2の潤滑剤注入手段により注入される潤滑剤は
液状の潤滑油であることが望ましい。
第2の潤滑剤注入手段により液状の潤滑油が注入される
シール間の圧力室にはオイル注入口およびオイル排出口
を設け、第2の潤滑剤注入手段にはオイルタンクと該オ
イルタンクから潤滑油を加圧して前記オイル注入口に供
給するオイルポンプを設け、かつ前記オイル排出口と前
記オイルタンクとを接続する戻り管路に圧力制御弁とオ
イル冷却器を介装してオイル循環経路を構成するとよい
また、前記オイル注入口は圧力室の下部に設け、前記オ
イル排出口は圧力室の上部に設けるとよい。
〔作用〕
請求項1記載の発明では、第1の潤滑剤注入手段は、そ
の潤滑剤注入圧力によって最終段以外の各段のシール間
に形成された複数の圧力室にそれぞれの前段シールの前
面圧に対抗する背圧を立て、前段シールの受ける圧力を
軽減するように働く。
それと同時に第2の潤滑剤注入手段は、最終段とその前
の段のシール間の圧力室に注入した潤滑剤の圧力を前段
シールの前面圧より低い所定圧力に保持するように働く
ため、背圧のない最終段シールの受ける圧力を切羽水圧
より低く抑えることができ、高土圧、高水圧下でカッタ
シール全体のシール機能を確保することが容易となる。
請求項2記載の発明も基本的には上記と同様の機能を有
するが、この発明では、第2の潤滑剤注入手段が最終段
およびその前の所定段数(1段から複数段まで)のシー
ルの受ける圧力を後の段はど段階的に低くするように働
くため、切羽水圧が高くなった場合でも、背圧のない最
終段シールの受ける圧力を切羽水圧より十分低く抑える
ことができる。
請求項3記載の発明では、第1の潤滑剤注入手段により
注入された半固体状のグリースが切羽からの土砂や泥水
の侵入を抑える働きをし、また第2の潤滑剤注入手段に
より注入された液状の潤滑油が、背圧を受ける後段シー
ルの摺動面の潤滑を良好に行い、発熱を抑える働きをす
る。
請求項4記載の発明において構成されたオイル循環経路
は、圧力室から排出された潤滑油をオイル冷却器で冷却
して再度圧力室に注入することにより、潤滑油の放熱効
果を高める働きをする。
また請求項5記載の発明では、圧力室の上部に設けられ
たオイル排出口がエア抜き兼用となり、圧力室内部での
エアの滞溜を防ぐ働きをする。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図〜第8図により説明する
第1図に示す実施例は、シールド本体1とカッタホイー
ル2の間に配置するカッタシールのうち、前3段のシー
ル21.22.23には第9図に示したような複数(図
では4枚)のリップを持つシールを土砂シールとして用
い、これら土砂シールの背圧を維持するための背圧シー
ルとして、3段目シール23の後方に1枚リップのシー
ル24 、25を2段に配置した例であり、これらシー
ル間に圧力室31,32゜33.34を形成している。
最終段シール25以外の各段のシール間の圧力室31.
32.33に注入する潤滑剤としては、切羽からの土砂
や泥水の侵入を防止する点から、粘度の高い半固体状の
グリースが使用され、グリース注入手段(第1の潤滑剤
注入手段)40は、グリースタンり41から最高吐出圧
力が切羽水圧より十分高いグリースポンプ42により加
圧されたグリースを、分配弁43と逆流防止弁44,4
5.46を介して各圧力室31゜32.33のグリース
注入口47.48.49へ供給するように構成されてい
る。
背圧シールとして設けられた、最終段シール25とその
前の段のシール24の間の圧力室34に注入する潤滑剤
としては、潤滑性と圧力管理の面から粘度の低い液状の
潤滑油(以下、オイルという)を使用することが好まし
い。オイル注入手段(第2の潤滑剤注入手段)50は、
オイルタンク51からオイルポンプ52により加圧され
たオイルを、逆流防止弁56を介して圧力室34のオイ
ル注入口58へ供給し、そのオイル注入圧力を圧力制御
弁54により所定圧力に保持する構成となっている。
第4図に本実施例における切羽水圧と各段シール間の潤
滑剤注入圧力の関係を示す。ここで、PQIは、圧力室
31のグリース注入圧力、pQ□は圧力室32のグリー
ス注入圧力、P’qsは圧力室33のグリース注入圧力
。poは圧力室34のオイル注入圧力、plは切羽水圧
(本例では10kgf/ctfl )である。
各圧力室のグリース注入圧力とオイル注入圧力は、前の
段のシールに対しては背圧として働き、後の段のシール
に対しては前面圧として働くから、グリースポンプ31
として、最高吐出圧力が切羽水圧f)wより十分高いも
のを用い、 PwくPat<Pw2<Pw3となるよう
に圧力室31.32.33にグリースを分配すると、 土砂シール21の受ける圧力は (PQI−p、 )中Δp 土砂シール22の受ける圧力は (Pat  PQI)申Δp 土砂シール23の受ける圧力は (PQs  f’qz)申ΔP Pqff中p−+3Δp となる、Δpは注入されたグリースが前段のシール摺動
面を通過して流出するときの抵抗によって生じる差圧で
、通常0.5〜1.5kgf/cTA程度である。
これかられかるように、土砂シール21,22.23の
背圧は後段シールはど高くなる。
圧力室34へのオイル注入圧力p0は、予想される3段
目シール23の背圧PQ3の約1/2に設定するとよい
。そうすると、 背圧シール24の受ける圧力は (Pw3  po )中pqi/2 背圧シール25の受ける圧力は P0中pQ3/2 となり、いずれも切羽水圧P8より低い値となる。
このように本実施例では、最終段以外の各段のシール間
に形成された複数の圧力室31.32.33にグリース
を注入することによりそれぞれの前段シールの前面圧に
対抗する背圧を立て、前段の土砂シール21.22.2
3の受ける圧力を軽減するとともに、最終段とその前の
段のシール間の圧力室34に注入するオイルの圧力を前
段シールの前面圧より低い所定圧力に保持することによ
り、後段の背圧シール24 、25の受ける圧力を切羽
水圧より低く抑えているので、最終段シール25の発熱
による劣化を防止してシール寿命を延ばすことができ、
それによって最終段以外の各段シールの背圧が維持され
、高土圧、高水圧下でのシール機能を確保できる。
圧力制御弁54として遠隔制御の可能な電磁比例リリー
フ弁などを用い、圧力センサによるグリース注入圧力P
Q2の計測値に基づいて圧力設定を行えば、オイル注入
圧力p0のより適正な管理ができ、圧力管理を自動化す
ることも可能である。
背圧シール24.25に1枚リップのシールを用いた理
由は、複数リップのものより潤滑性が良く、かつ小スペ
ースでシール段数を増やせることにある。また、最終段
シールの潤滑にオイルを用いた場合、グリースよりも潤
滑性の向上がはかれ発熱。
摩耗を抑える事ができる。
第2図、第3図に本発明の第2、第3の実施例を示す。
第2図に示す実施例は、第1図の背圧シール24゜25
を一体化して、さらにスペースの縮小を図ったもので、
最終段シールに相当するリップ25aとその前の段のシ
ールに相当するリップ24aの間に形成された圧力室3
4に、オイル注入口58からリップ24aの前面圧Pq
zより低い所定圧力p0のオイルが注入されるようにな
っており、機能的には第1図に示したものと同一である
第3図に示す実施例は、3段目の土砂シール23の後方
に1枚リップのシール24を1段設け、これを最終段の
背圧シールとして、前の段の土砂シール23との間に形
成された圧力室33にオイル注入口58からオイルを注
入し、1段目から3段目までの土砂シール21,22.
23の間に形成された圧力室31゜32にグリース注入
口47.48からグリースを注入するようにしたもので
グリース注入圧力pql+  P Q!、オイル注入圧
力po、切羽水圧p8の関係は第4図と同様に設定され
る。切羽水圧、カッタ周速などの使用条件によっては、
このような簡略した構成でよい場合もある。
第5図は本発明の第4の実施例を示す。本実施例では、
3段目土砂シール23の後方に配置する1枚リップの背
圧シール24.25.26の3段としてあり、最終段シ
ール26とその1つ前の段のシール25以外の各段シー
ル21.22,23.24の間に形成された圧力室31
,32.33には、第1図の実施例と同様に、グリース
タンク41、グリースポンプ42、グリース分配弁43
、逆止弁44.45,46、グリース注入口47.48
.49からなるグリース注入手段40によってグリース
を注入する。つまり本実施例は、請求項2において、最
終段の前の所定段数のシールを1段とした例である。
一方、オイル注入手段50は、オイルタンク51カらオ
イルポンプ52により加圧されたオイルを分流弁53、
逆止弁56.57を介して背圧シール24.25問およ
び25.26間に形成された圧力室34.35のオイル
注入口58.59に供給し、それぞれのオイル注入圧力
を圧力制御弁54.55により所定圧力に保持する構成
となっている。
第6図に本実施例における切羽水圧と各段シール間の潤
滑剤注入圧力の関係を示す。第4図と同様に、圧力室3
1.32.33のグリース注入圧力pq+P Q!I 
 P q3と切羽水圧p8の関係がpw<pql<Pq
t<Pq3となるようにこれら圧力室にグリースを分配
する。
この場合、圧力室34のオイル注入圧力potと圧力室
35のオイル注入圧力Potをpos〉Pol>Pot
になるように圧力制御弁54 、55で設定すると、背
圧シール24の受ける圧力は (pHl  Pa1)中PQ3/3 背圧シール25の受ける圧力は (POI  PO2)中PQI/3 背圧シール26の受ける圧力は po!申PQ3/3 となる。したがって、第1図の実施例に比べ、切羽水圧
が高い場合でも、背圧シール24,25.26の受ける
圧力を切羽水圧に対して十分低い値に抑えることができ
る。切羽水圧がさらに高くなっても、背圧シールの段数
を増やし、各段のシール間へのオイル注入圧力を段階的
に低減させることで対応できることは第6図から明らか
である。
上記各実施例では、グリース注入手段40により前3段
または4段のシール間の圧力室に注入されたグリースは
、少量づつではあるが切羽へ押し出され、後から注入さ
れるグリースと入れ換わることでシール摺動面からの放
熱を助けるが、オイル注入手段50により背圧シール部
の圧力室に注入されたオイルは循環されず、圧力室内に
滞溜するため、放熱効果が少なく、前段の土砂シールよ
り高い圧力を受ける背圧シールの放熱が十分でない。
第7図、第8図に示す実施例は、このような背圧シール
の放熱不足の解消を図ったものである。
第7図に示す本発明の第5実施例では、土砂シールとし
て4枚リップシール3段、背圧シールとして1枚リップ
シール2段を装備している。
ここで、グリース注入手段40は、グリースタンク41
からグリースポンプ42により加圧されたグリースを分
配弁43、逆止弁44,45を介して、土砂シール21
,22.23の間に形成された圧力室3L32のグリー
ス注入口47.48へ供給する。グリース注入は連続ま
たは間欠的に行い、注入されたグリースが、少量づつで
はあるがシール摺動面を通って切羽へ流出するようにす
る。このようにすれば、切羽水圧の変動を考慮し、グリ
ースポンプ42の最高吐出圧力を切羽水圧より十分高く
設定しておくだけで、圧力室31 、32のグリース注
入圧力PQII  Pqzはpw <pqt<Pqz 
(pqt  P−中ΔPSpQ!P9.◆Δp)の関係
に安定に維持される。
一方、オイル注入手段50は、オイルタンク51からオ
イルポンプ52により加圧されたオイル(作動油、ター
ビン油等)を分流弁53、逆止弁56.57を介して、
3段目土砂シール23と背圧シール24の間および背圧
シール24と25の間に形成された圧力室33.34下
部のオイル注入口58.59へ供給する。注入されたオ
イルは、圧力室33.34の最上部に設けられたオイル
排出口60.61から戻り管路62によりオイルタンク
51へ流出する。戻り管路62には圧力制御弁63.6
4とオイル冷却器65が介装されており、圧力制御弁6
3.64により圧力室33.34のオイル注入圧力Po
+、p、、!を、 P @!> P oI> P ot Pat  P。l≦土砂シール耐圧 p oI −p o2≦背圧シール耐圧pot≦背圧シ
ール耐圧 になるように調整するとともに、排出されたオイルをオ
イル冷却器65で冷却する。そして、オイルタンク51
に戻ったオイルをストレーナ66により清浄化し、オイ
ルポンプ52により再びオイル注入口58.59へ供給
する。このようなオイル循環経路を構成することでオイ
ルの放熱効果が高まるため、背圧シール24.25の熱
劣化を防止できる。
また、本実施例のように、オイル注入口58.59を圧
力室33.34の下部に、オイル排出口60.61を圧
力室33.34の最上部に設けておくと、オイルの循環
と同時に圧力室からのエア抜きが行われるので、困難な
エア抜き作業を要せずに、残留空気によるシール摺動面
の潤滑不良を防止できるという効果もある。
第8図に示す本発明の第6実施例は、第5実施例と同様
に土砂シールとして4枚リップシール3段、背圧シール
として1枚リップシール2段を装備したものであるが、
背圧シール24と25の間に形成された圧力室34にの
みオイルを循環供給して背圧調整を行っている。切羽水
圧が5kgf/cJ程度と比較的低い場合には、このよ
うな簡略した構成でよい。
〔発明の効果〕
請求項1記載の発明では、最終段以外の各段のシール間
に形成された複数の圧力室に注入する潤滑剤の圧力によ
りそれぞれの前段シールの前面圧に対抗する背圧を立て
るとともに、最終段とその前の段のシール間に形成され
た圧力室に注入する潤滑剤の圧力を前段シールの前面圧
より低い所定圧力に保持し、最終段シールの受ける圧力
を低く抑えたことにより切羽水圧の変動シールのたわみ
変動などによってシール摺動面に土砂や泥水を呼び込む
ことなく、かつ最終段シールの発熱による劣化を防止し
てシール寿命を延ばすことができ、それによって最終段
以外の各段シールの背圧を維持し、高土圧、高水圧下で
のカッタシール全体のシール機能を確保することができ
る。
また、請求項2記載の発明では、最終段およびその前の
所定段数(1段から複数段まで)のシールとそれぞれの
前の段のシールとの間に形成された複数の圧力室に前段
シールの前面圧より低い所定圧力で潤滑剤を注入するこ
とにより、後段シールの受ける圧力を段階的に低くして
いるので、切羽水圧がさらに高(なった場合でも最終段
シールの受ける圧力を切羽水圧より十分低い値に保ち、
カッタシール全体のシール機能を確保することができる
請求項3記戦の発明では、第1の潤滑剤注入手段により
注入する潤滑剤として半固体状のグリースを用いること
により、切羽からの土砂や泥水の侵入を抑えてシールの
損傷を防止するとともに、第2の潤滑剤注入手段により
注入する潤滑剤として、より潤滑性が優れ、圧力管理の
容易な液状の潤滑油を用いることにより、背圧シール部
の摺動面の摩擦を軽減し、かつ前段シールの背圧を常に
所定値に保持することができる。
請求項4記戦の発明では、第2の潤滑剤注入手段により
背圧シール部の圧力室に注入されたオイルをオイル排出
口からオイルタンクに戻し循環させる構成とすることで
、背圧シールの放熱を促進し、シール寿命をさらに伸ば
すことができ、またオイル循環経路中にオイル冷却器を
設けることにより、オイルタンク容量を小さくでき、シ
ールド掘進機の狭い機内に設置しやすくなる。
また、請求項5記載の発明では、圧力室のオイル排出口
をエア抜き兼用とすることで、圧力室内部での空気の滞
溜によって生じる背圧シールの潤滑不良をなくすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の一部断面で示した構成説明
図、第2図は本発明の第2実施例の部分断面図、第3図
は本発明の第3実施例の一部断面で示した構成説明図、
第4図は本発明の一実施例における切羽水圧と各段シー
ル間の潤滑剤注入圧力の関係を示す説明図、第5図は本
発明の第4実施例の一部断面で示した構成説明図、第6
図は本実施例における切羽水圧と各段シール間の潤滑剤
注入圧力の関係を示す説明図、第7図、第8図はそれぞ
れ本発明の第5.第6の実施例を一部断面で示した構成
説明図、第9図は従来のカッタシールを備えたシールド
掘進機の例を示す断面図、第10図はそのカッタシール
部詳細図、第11図は一般用カツタシールの断面図、第
12図はカッタシールの変形状態を示す断面図である。 1・・・シールド本体、2・・・カッタホイール、21
゜22.23・・・土砂シール、24,25.26・・
・背圧シール、24a 、 25a ・・・背圧シール
のリップ、31.32,33,34゜35・・・圧力室
、40・・・グリース注入手段(第1の潤滑剤注入手段
)、41・・・グリースタンク、42・・・グリースポ
ンプ、43・・・分配弁、47,48.49・・・グリ
ース注入口、 50・・・オイル注入手段(第2の潤滑
剤注入手段)、5I・・・オイルタンク、52・・・オ
イルポンプ、53・・・分流弁、54 、55・・・圧
力制御弁、58.59・・・オイル注入口、60.61
・・・オイル排出口、62・・・戻り管路、63.64
・・・圧力制御弁、65・・・オイル冷却器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、シールド本体とカッタホィールとの間に配置された
    複数段のシールのうち、最終段以外の各段のシール間に
    形成された複数の圧力室にそれぞれの前段シールの前面
    圧に対抗する背圧を生じさせるように潤滑剤を注入する
    第1の潤滑剤注入手段を設けるとともに、最終段とその
    前の段のシール間に形成された圧力室に前段シールの前
    面圧より低い所定圧力で潤滑剤を注入する第2の潤滑剤
    注入手段を設けたことを特徴とするシールド掘進機のカ
    ッタシール装置。 2、シールド本体とカッタホィールとの間に配置された
    複数段のシールのうち、最終段およびその前の所定段数
    のシール以外の各段のシール間に形成された複数の圧力
    室にそれぞれの前段シールの前面圧に対抗する背圧を生
    じさせるように潤滑剤を注入する第1の潤滑剤注入手段
    を設けるとともに、最終段およびその前の所定段数のシ
    ールとそれぞの前の段のシールとの間に形成された複数
    の圧力室に前段シールの前面圧より低い所定圧力で潤滑
    剤を注入する第2の潤滑剤注入手段を設けたことを特徴
    とするシールド掘進機のカッタシール装置。 3、第1の潤滑剤注入手段により注入される潤滑剤は半
    固体状のグリースであり、第2の潤滑剤注入手段により
    注入される潤滑剤は液状の潤滑油であることを特徴とす
    る請求項1または2記載のシールド掘進機のカッタシー
    ル装置。 4、第2の潤滑剤注入手段により液状の潤滑油が注入さ
    れるシール間の圧力室にオイル注入口およびオイル排出
    口を設け、第2の潤滑剤注入手段にはオイルタンクと該
    オイルタンクから潤滑油を加圧して前記オイル注入口に
    供給するオイルポンプを設け、かつ、前記オイル排出口
    と前記オイルタンクとを接続する戻り管路に圧力制御弁
    とオイル冷却器を介装してオイル循環経路を構成したこ
    とを特徴とする請求項3記載のシールド掘進機のカッタ
    シール装置。 5、オイル注入口を圧力室の下部に設け、オイル排出口
    を圧力室の上部に設けたことを特徴とする請求項4記載
    のシールド掘進機のカッタシール装置。
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