JPH02289187A - スエード調シート状物の製造方法 - Google Patents
スエード調シート状物の製造方法Info
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- JPH02289187A JPH02289187A JP10311789A JP10311789A JPH02289187A JP H02289187 A JPH02289187 A JP H02289187A JP 10311789 A JP10311789 A JP 10311789A JP 10311789 A JP10311789 A JP 10311789A JP H02289187 A JPH02289187 A JP H02289187A
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- D06N3/00—Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof
- D06N3/12—Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof with macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. gelatine proteins
- D06N3/14—Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof with macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. gelatine proteins with polyurethanes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、良好な外観を有し、発色性及び、染色堅牢度
に優れた、立毛がポリエステル極細繊維よりなるスェー
ド調シート状物の製造方法に関する。
に優れた、立毛がポリエステル極細繊維よりなるスェー
ド調シート状物の製造方法に関する。
従来、スェード調人工皮革として、表面が弾性重合体の
立毛よりなるもの、起毛した繊維立毛よりなるものなど
様々なものが提案されて来た。中でも、弾性重合体を主
体とした多孔質重合体を含有した繊維質基体の表面にポ
リエステル繊維あるいはポリアミド繊維の極細繊維立毛
を有するシート状物は、独特のライティング効果、良好
な風合いから特に好ましく用いられている。基体層に付
与される弾性重合体としては一般に、ポリウレタンが多
く用いられている。 ポリウレタンはソフトセグメントを基準としてポリエス
テル系またはポリエーテル系に大別され、それぞれに長
所、短所がある。即ち、ポリエステル系ポリウレタンは
耐薬品性、耐光性、耐熱劣化性、耐NOxガス貴変性な
どに優れ、湿式スポンジ形成性も良好であるが、耐熱水
性、耐加水分解性に劣る。ポリエーテル系ポリウレタン
はこれと逆の性質を示す。 ポリエステル系繊維シートの染色は、一般に高温で染色
され、更に、アルカリ性の還元浴による還元洗浄が行わ
れている。しかし、ポリウレタンを含有するポリエステ
ル繊維シートの染色においては、アルカリ還元浴による
ポリウレタンの劣化防止のため、耐熱劣化性、耐N O
xガス黄変性などを犠牲にしてポリエーテル系ポリウレ
タンを使用するか、又は、ポリエステル系ポリウレタン
を使用して還元洗浄条件を緩くしたり、非アルカリ性条
件下で染色及び還元洗浄することが提案されている。即
ち、ポリエステル繊維とポリカプロラクトン系ポリウレ
タンとよりなる複合材シート状物を酸性染色浴で、機械
的揉布を行いつつ染色する方法が特公昭60−2687
6号公報に提案されている。また、ポリウレタンを含有
するポリエステル系極細繊維構造物を分散染料により染
色した後、酸性還元浴で処理することが特公昭64−1
595号に提案されている。 本願出願人は、ソフトセグメントを構成するポリオール
として1.9−ノナンジオールを用いたポリウレタンを
人工皮革に用いることを特開昭61−185520号公
報に、また2−メチルI、8−オクタンジオールを用い
たポリウレタンを人工皮革に用いることを特開昭62−
22817号公報に提案している。
立毛よりなるもの、起毛した繊維立毛よりなるものなど
様々なものが提案されて来た。中でも、弾性重合体を主
体とした多孔質重合体を含有した繊維質基体の表面にポ
リエステル繊維あるいはポリアミド繊維の極細繊維立毛
を有するシート状物は、独特のライティング効果、良好
な風合いから特に好ましく用いられている。基体層に付
与される弾性重合体としては一般に、ポリウレタンが多
く用いられている。 ポリウレタンはソフトセグメントを基準としてポリエス
テル系またはポリエーテル系に大別され、それぞれに長
所、短所がある。即ち、ポリエステル系ポリウレタンは
耐薬品性、耐光性、耐熱劣化性、耐NOxガス貴変性な
どに優れ、湿式スポンジ形成性も良好であるが、耐熱水
性、耐加水分解性に劣る。ポリエーテル系ポリウレタン
はこれと逆の性質を示す。 ポリエステル系繊維シートの染色は、一般に高温で染色
され、更に、アルカリ性の還元浴による還元洗浄が行わ
れている。しかし、ポリウレタンを含有するポリエステ
ル繊維シートの染色においては、アルカリ還元浴による
ポリウレタンの劣化防止のため、耐熱劣化性、耐N O
xガス黄変性などを犠牲にしてポリエーテル系ポリウレ
タンを使用するか、又は、ポリエステル系ポリウレタン
を使用して還元洗浄条件を緩くしたり、非アルカリ性条
件下で染色及び還元洗浄することが提案されている。即
ち、ポリエステル繊維とポリカプロラクトン系ポリウレ
タンとよりなる複合材シート状物を酸性染色浴で、機械
的揉布を行いつつ染色する方法が特公昭60−2687
6号公報に提案されている。また、ポリウレタンを含有
するポリエステル系極細繊維構造物を分散染料により染
色した後、酸性還元浴で処理することが特公昭64−1
595号に提案されている。 本願出願人は、ソフトセグメントを構成するポリオール
として1.9−ノナンジオールを用いたポリウレタンを
人工皮革に用いることを特開昭61−185520号公
報に、また2−メチルI、8−オクタンジオールを用い
たポリウレタンを人工皮革に用いることを特開昭62−
22817号公報に提案している。
本発明の目的は、高温染色および強アルカリ還元洗浄を
行っても材質の劣化を起こさず、かつ耐薬品性、耐光性
、耐NOx黄変性、耐加水分解性などに優れ、良好な外
観、発色性を有し、染色堅牢度に優れたポリエステル系
極細繊維立毛スェード調シートの製造方法を提供するに
ある。
行っても材質の劣化を起こさず、かつ耐薬品性、耐光性
、耐NOx黄変性、耐加水分解性などに優れ、良好な外
観、発色性を有し、染色堅牢度に優れたポリエステル系
極細繊維立毛スェード調シートの製造方法を提供するに
ある。
本発明は、ポリエステル極細繊維とポリウレタンを主体
とした弾性重合体とからなり、少なくとも一面が極細繊
維を主体とした立毛を有するスェード調シート状物の製
造方法において、■ポリエステル極細繊維またはポリエ
ステル極細繊維発生型繊維の3次元絡合不織布を製造す
る工程、 ■上記不織布に、l、9−ノナンジオールおよび/また
は2−メチル1.8−オクタンジオールを主体としたジ
オールとジカルボン酸との11物である平均分子量70
0〜4000のポリエステルをソフトセグメントとした
ポリウレタンを含浸し、湿式凝固する工程、 [3][1]の不織布が極細繊維発生型繊維の場合にお
いては、該繊維を極細繊維に変成する工程、■シート表
面を起毛し、ポリエステル極細繊維立毛を形成させる工
程、 ■揉布機能を有する液流染色機で分散染料により染色す
る工程、 ■アルカリ条件下で還元洗浄する工程、を順次行うこと
を特徴とするスェード調シート状物の製造方法である。
とした弾性重合体とからなり、少なくとも一面が極細繊
維を主体とした立毛を有するスェード調シート状物の製
造方法において、■ポリエステル極細繊維またはポリエ
ステル極細繊維発生型繊維の3次元絡合不織布を製造す
る工程、 ■上記不織布に、l、9−ノナンジオールおよび/また
は2−メチル1.8−オクタンジオールを主体としたジ
オールとジカルボン酸との11物である平均分子量70
0〜4000のポリエステルをソフトセグメントとした
ポリウレタンを含浸し、湿式凝固する工程、 [3][1]の不織布が極細繊維発生型繊維の場合にお
いては、該繊維を極細繊維に変成する工程、■シート表
面を起毛し、ポリエステル極細繊維立毛を形成させる工
程、 ■揉布機能を有する液流染色機で分散染料により染色す
る工程、 ■アルカリ条件下で還元洗浄する工程、を順次行うこと
を特徴とするスェード調シート状物の製造方法である。
本発明のスェード調シート状物を構成する、ポリエステ
ル極細繊維および/またはその束状繊維の繊維絡合不織
布とポリウレタンを主体とした弾性重合体とからなるシ
ート状基体は、繊維絡合不織布を構成するポリエステル
繊維として、例えば、ポリエチレンテレフタレート、エ
チレンテレフタレート共重合体、ポリブチレンテレフタ
レート、その他の繊維形成性のポリエステルなどの可紡
性重合体を紡糸、延伸して得た極細繊維を用いて3次元
絡合極細繊維不織布とし、弾性重合体を含有させて極細
繊維絡合不織布と弾性重合体とからなるシート状基体と
する。あるいは上記可紡性重合体を極細繊維成分とし、
他の可紡性重合体と共に極細繊維発生型繊維に紡糸し、
延伸して得た繊維で、3次元絡合不織布を形成し、(イ
)3次元絡合不織布に弾性重合体を含有させた後、極細
繊維発生型繊維を少なくともl成分の溶剤、分解剤等の
化学処理剤で処理し、および/または機械的処理して極
細繊維束繊維に変成し、極細繊維束繊維絡合不織布と弾
性重合体とからなるシート状基体とする、あるいは(ロ
)3次元絡合不織布を仮固定した後、極細繊維発生型繊
維を同様に処理して極細繊維束繊維よりなる極細繊維絡
合不織布とし、弾性重合体を含有させて極細繊維束繊維
絡合不織布と弾性重合体とからなるシート状基体とする
。そして、シート状基体を構成する極細繊維またはその
束状繊維でなる極細繊維の単繊維平均繊度は、ライティ
ング効果のある優美な外観、しなやかな触感や風合い、
発色性のバランスから0.01〜0.8デニールが好ま
しい。更に好ましくは単繊維平均繊度0.03〜0.2
デニールの極細繊維である。また繊維絡合不織布の目付
は、最終製品としての繊維絡合不織布の目付は80〜5
00g/m”が好ましい。 繊維絡合不織布に含有させるポリウレタンは、■、9−
ノナンジオールおよび/または2−メチル1.8−オク
タンジオールを主体としたジオールと脂肪族ジカルボン
酸との縮合物である平均分子量700〜4000のポリ
エステル系ジオールをソフトセグメントとし、芳香環を
含むジイソシアネート、環状基を有する脂肪族ジイソシ
アネート、脂環族ジイソシアネートなどの群から選ばれ
た少なくとも1種類の有機ジイソシアネートと、活性水
素原子を2個有する化合物を鎖伸長剤として反応させて
得たポリウレタンである。好ましくは100%伸長時の
応力が0.20〜1.00 Kg/mm”のポリウレタ
ンを使用する。ポリウレタンの100%伸長時の応力が
上記の範囲外であると、弾性挙動が大きくなったり、あ
るいは固くなったりして天然皮革のような膨らみ感のあ
る柔軟な風合いの製品が得られない。本発明のポリウレ
タンは、ポリエステル系ポリウレタンのもつ湿式凝固性
、耐薬品性、耐光性などの長所を総て備え、更に、耐熱
水性、耐加水分解性などにも優れたものである。 また、ポリウレタンには効果を損なわない範囲内で、合
成ゴム、塩化ビニル系重合体、ケイ素原子を含む弾性重
合体などから選ばれた重合体を混合したポリウレタン組
成物として使用してもよい。 ポリウレタンは、適当な溶剤、例えばジメチルホルムア
ミド等に溶解して従来公知の方法で繊維絡合不織布に、
含浸し、非溶剤又は溶剤と非溶剤の混合液中で凝固させ
る。シート状基体に占めるポリウレタンあるいはポリウ
レタン組成物の量は固形分として重量比で10〜50重
量%、好ましくは15〜40重量%の範囲で含有させる
。シート状基体に占めるポリウレタンを主体とした重合
体の含有量が上記の範囲外であると、腰がなくなったり
、膨らみ感が得られなくなったり、弾性挙動が大きくな
ったりして好ましくないものとなる。 次に、極細繊維絡合不織布とポリウレタンを主体とした
重合体とからなるシート状基体は、少なくとも一面に極
細繊維を主体とした繊維立毛面を形成させる。すなわち
、シート状基体は所望の厚さに厚み合わせを行った後あ
るいは厚み合わせを行う前に、シート状基体の少なくと
も一面を起毛機による起毛処理、サンドペーパーなどに
よるパフィング処理などによって繊維立毛を主体とした
立毛面を形成させてスェード調繊維立毛シートとする。 そして、シートの厚み合わせを行っていないものにあっ
ては所望の厚さに裏面を処理して厚み合わせを行う。ス
ェード調シート状物の製品厚さは0.25〜2゜Om+
aの範囲であることが好ましく、0.30〜1.5mm
の範囲であることがより好ましい。 本発明のスェード調シート状物は、更に、分散染料によ
る染色及び還元洗浄を行う。使用する染料は、分散染料
であれば特に制限はないが、特に良好な耐光堅牢度が要
求される場合には、キノン系の分散染料が好ましく用い
られる。染色条件は、ポリエステル系布帛の通常の染色
条件、即ち高温染色が可能である。液流染色機を使用し
て狭いノズルを通過させるなどの方法により機械的揉布
を行いつつ染色することは、柔軟な風合いを得るうえで
好ましい。 染色後は、従来のポリエステル系布帛と同様にアルカリ
条件下で、ポリウレタン中に余剰の染料が残らないよう
十分に還元洗浄を行う。還元洗浄が不十分であると、得
られたスェード調シート状物は洗濯堅牢度、特にドライ
クリーニング堅牢度、摩擦堅牢度などの悪いものとなる
。還元剤は、アルカリ条件下で十分な還元能を有するも
のであれば特に制限はな〈従来公知のものが使用でき、
還元洗浄力、価格などの点からハイドロサルファイドが
好ましく用いられる。また、染着していない染料の除去
を促進するうえで、還元浴に界面活性剤などの洗浄助剤
を添加することは好ましい。還元洗浄においても、機械
的揉布を行うことは風合い改善のうえで好ましい方法で
ある。更に、乾燥時にタンブラ−乾燥機などにより機械
的揉布作用を与えることも風合い改善のうえで好ましい
。 更に、染色、還元洗浄後、乾燥前表面が湿っている状態
および/または乾燥後にブラシなどにより立毛の整毛を
行うことは、外観改善のうえで好ましい。
ル極細繊維および/またはその束状繊維の繊維絡合不織
布とポリウレタンを主体とした弾性重合体とからなるシ
ート状基体は、繊維絡合不織布を構成するポリエステル
繊維として、例えば、ポリエチレンテレフタレート、エ
チレンテレフタレート共重合体、ポリブチレンテレフタ
レート、その他の繊維形成性のポリエステルなどの可紡
性重合体を紡糸、延伸して得た極細繊維を用いて3次元
絡合極細繊維不織布とし、弾性重合体を含有させて極細
繊維絡合不織布と弾性重合体とからなるシート状基体と
する。あるいは上記可紡性重合体を極細繊維成分とし、
他の可紡性重合体と共に極細繊維発生型繊維に紡糸し、
延伸して得た繊維で、3次元絡合不織布を形成し、(イ
)3次元絡合不織布に弾性重合体を含有させた後、極細
繊維発生型繊維を少なくともl成分の溶剤、分解剤等の
化学処理剤で処理し、および/または機械的処理して極
細繊維束繊維に変成し、極細繊維束繊維絡合不織布と弾
性重合体とからなるシート状基体とする、あるいは(ロ
)3次元絡合不織布を仮固定した後、極細繊維発生型繊
維を同様に処理して極細繊維束繊維よりなる極細繊維絡
合不織布とし、弾性重合体を含有させて極細繊維束繊維
絡合不織布と弾性重合体とからなるシート状基体とする
。そして、シート状基体を構成する極細繊維またはその
束状繊維でなる極細繊維の単繊維平均繊度は、ライティ
ング効果のある優美な外観、しなやかな触感や風合い、
発色性のバランスから0.01〜0.8デニールが好ま
しい。更に好ましくは単繊維平均繊度0.03〜0.2
デニールの極細繊維である。また繊維絡合不織布の目付
は、最終製品としての繊維絡合不織布の目付は80〜5
00g/m”が好ましい。 繊維絡合不織布に含有させるポリウレタンは、■、9−
ノナンジオールおよび/または2−メチル1.8−オク
タンジオールを主体としたジオールと脂肪族ジカルボン
酸との縮合物である平均分子量700〜4000のポリ
エステル系ジオールをソフトセグメントとし、芳香環を
含むジイソシアネート、環状基を有する脂肪族ジイソシ
アネート、脂環族ジイソシアネートなどの群から選ばれ
た少なくとも1種類の有機ジイソシアネートと、活性水
素原子を2個有する化合物を鎖伸長剤として反応させて
得たポリウレタンである。好ましくは100%伸長時の
応力が0.20〜1.00 Kg/mm”のポリウレタ
ンを使用する。ポリウレタンの100%伸長時の応力が
上記の範囲外であると、弾性挙動が大きくなったり、あ
るいは固くなったりして天然皮革のような膨らみ感のあ
る柔軟な風合いの製品が得られない。本発明のポリウレ
タンは、ポリエステル系ポリウレタンのもつ湿式凝固性
、耐薬品性、耐光性などの長所を総て備え、更に、耐熱
水性、耐加水分解性などにも優れたものである。 また、ポリウレタンには効果を損なわない範囲内で、合
成ゴム、塩化ビニル系重合体、ケイ素原子を含む弾性重
合体などから選ばれた重合体を混合したポリウレタン組
成物として使用してもよい。 ポリウレタンは、適当な溶剤、例えばジメチルホルムア
ミド等に溶解して従来公知の方法で繊維絡合不織布に、
含浸し、非溶剤又は溶剤と非溶剤の混合液中で凝固させ
る。シート状基体に占めるポリウレタンあるいはポリウ
レタン組成物の量は固形分として重量比で10〜50重
量%、好ましくは15〜40重量%の範囲で含有させる
。シート状基体に占めるポリウレタンを主体とした重合
体の含有量が上記の範囲外であると、腰がなくなったり
、膨らみ感が得られなくなったり、弾性挙動が大きくな
ったりして好ましくないものとなる。 次に、極細繊維絡合不織布とポリウレタンを主体とした
重合体とからなるシート状基体は、少なくとも一面に極
細繊維を主体とした繊維立毛面を形成させる。すなわち
、シート状基体は所望の厚さに厚み合わせを行った後あ
るいは厚み合わせを行う前に、シート状基体の少なくと
も一面を起毛機による起毛処理、サンドペーパーなどに
よるパフィング処理などによって繊維立毛を主体とした
立毛面を形成させてスェード調繊維立毛シートとする。 そして、シートの厚み合わせを行っていないものにあっ
ては所望の厚さに裏面を処理して厚み合わせを行う。ス
ェード調シート状物の製品厚さは0.25〜2゜Om+
aの範囲であることが好ましく、0.30〜1.5mm
の範囲であることがより好ましい。 本発明のスェード調シート状物は、更に、分散染料によ
る染色及び還元洗浄を行う。使用する染料は、分散染料
であれば特に制限はないが、特に良好な耐光堅牢度が要
求される場合には、キノン系の分散染料が好ましく用い
られる。染色条件は、ポリエステル系布帛の通常の染色
条件、即ち高温染色が可能である。液流染色機を使用し
て狭いノズルを通過させるなどの方法により機械的揉布
を行いつつ染色することは、柔軟な風合いを得るうえで
好ましい。 染色後は、従来のポリエステル系布帛と同様にアルカリ
条件下で、ポリウレタン中に余剰の染料が残らないよう
十分に還元洗浄を行う。還元洗浄が不十分であると、得
られたスェード調シート状物は洗濯堅牢度、特にドライ
クリーニング堅牢度、摩擦堅牢度などの悪いものとなる
。還元剤は、アルカリ条件下で十分な還元能を有するも
のであれば特に制限はな〈従来公知のものが使用でき、
還元洗浄力、価格などの点からハイドロサルファイドが
好ましく用いられる。また、染着していない染料の除去
を促進するうえで、還元浴に界面活性剤などの洗浄助剤
を添加することは好ましい。還元洗浄においても、機械
的揉布を行うことは風合い改善のうえで好ましい方法で
ある。更に、乾燥時にタンブラ−乾燥機などにより機械
的揉布作用を与えることも風合い改善のうえで好ましい
。 更に、染色、還元洗浄後、乾燥前表面が湿っている状態
および/または乾燥後にブラシなどにより立毛の整毛を
行うことは、外観改善のうえで好ましい。
次に、本発明の実施態様を具体的な実施例で説明するが
、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。な
お、実施例中の部および%はことわりのない限り、重量
に関するものである。 実施例11比較例! ポリエチレンテレフタレート50g、低密度ポリエチレ
ン50部からなり、島本数が50本(ポリエチレンテレ
フタレートが島成分)、繊度4.5デニールの海島ah
aよりなる3次元絡合不織布に、ノナンジオール−1,
9と2−メチルオクタンジオール−1,8との混合物(
モル比50150)とアジピン酸とを縮合重合させて得
られた平均分子量2000のポリエステルジオール、4
.4’−ジフェニルメタンジイソシアネート及びエチレ
ングリコールをモル比1 :4 =3で反応させて得ら
れたポリウレタンの10%ジメチルホルムアミド溶液を
含浸し、湿式凝固した後熱トルエン中で海鳥繊維の海成
分を溶解除去して、シート状基体を得た。このシート状
基体の表面をサンドペーパーでパフィングして起毛した
後、裏面をパフィングして厚み合わせを行い、厚さ0.
8+smの繊維立毛シートを得た。 この繊維立毛シートを液流染色機を用い、分散染料で下
記の条件で染色した。 染料 : ダイヤニクスレ1FBN−5E
4 % owfダイヤニクスイエローブテウ
ン2R−FS 1 % owf浴比:30
:1 温度:130℃ 時間:60分 染色後の繊維立毛シートを更に下記のアルカリ条件によ
り還元洗浄を行った。 還元剤:ハイドロサルファイト 4g/nNaOH2
g/fl 温 度: 80℃ 時 間:20分 乾燥後、表面の立毛をナイロンブラシにより整毛したと
ころ、鮮明な発色と優美なライティング効果のある外観
、そして柔軟な風合いを有するスェード調シート状物を
得た。 比較のため、上記染色後の繊維立毛シートを下記の酸性
条件下に還元洗浄を行った。 還元剤二 ネルムTルfヒFナトクウムスルネキシレ
ー) 4g/g助 剤:酢酸(90%) pH:4.0 浴 比:1:20 温 度:80℃ 時 間:20分 実施例同様、乾燥後表面の立毛をナイロンブラシにより
整毛したところ、実施例と同様な外観のスェード調シー
ト状物が得られたが、染色堅牢度比較例2 実施例1において含浸用ポリウレタンとして、平均分子
量2000のポリカプロラクトングリコール、4.4’
−ジフェニルメタン、エチレングリコールをモル比1
:4 :3の割合で反応させて得たポリエステル系ポリ
ウレタンを用いた以外は同様にしてスェード調シート状
物を得た。 しかし、このものは染色及びアルカリ還元洗浄によって
ポリウレタンが著しく劣化し、商品として必要な強度を
有していなかった。
、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。な
お、実施例中の部および%はことわりのない限り、重量
に関するものである。 実施例11比較例! ポリエチレンテレフタレート50g、低密度ポリエチレ
ン50部からなり、島本数が50本(ポリエチレンテレ
フタレートが島成分)、繊度4.5デニールの海島ah
aよりなる3次元絡合不織布に、ノナンジオール−1,
9と2−メチルオクタンジオール−1,8との混合物(
モル比50150)とアジピン酸とを縮合重合させて得
られた平均分子量2000のポリエステルジオール、4
.4’−ジフェニルメタンジイソシアネート及びエチレ
ングリコールをモル比1 :4 =3で反応させて得ら
れたポリウレタンの10%ジメチルホルムアミド溶液を
含浸し、湿式凝固した後熱トルエン中で海鳥繊維の海成
分を溶解除去して、シート状基体を得た。このシート状
基体の表面をサンドペーパーでパフィングして起毛した
後、裏面をパフィングして厚み合わせを行い、厚さ0.
8+smの繊維立毛シートを得た。 この繊維立毛シートを液流染色機を用い、分散染料で下
記の条件で染色した。 染料 : ダイヤニクスレ1FBN−5E
4 % owfダイヤニクスイエローブテウ
ン2R−FS 1 % owf浴比:30
:1 温度:130℃ 時間:60分 染色後の繊維立毛シートを更に下記のアルカリ条件によ
り還元洗浄を行った。 還元剤:ハイドロサルファイト 4g/nNaOH2
g/fl 温 度: 80℃ 時 間:20分 乾燥後、表面の立毛をナイロンブラシにより整毛したと
ころ、鮮明な発色と優美なライティング効果のある外観
、そして柔軟な風合いを有するスェード調シート状物を
得た。 比較のため、上記染色後の繊維立毛シートを下記の酸性
条件下に還元洗浄を行った。 還元剤二 ネルムTルfヒFナトクウムスルネキシレ
ー) 4g/g助 剤:酢酸(90%) pH:4.0 浴 比:1:20 温 度:80℃ 時 間:20分 実施例同様、乾燥後表面の立毛をナイロンブラシにより
整毛したところ、実施例と同様な外観のスェード調シー
ト状物が得られたが、染色堅牢度比較例2 実施例1において含浸用ポリウレタンとして、平均分子
量2000のポリカプロラクトングリコール、4.4’
−ジフェニルメタン、エチレングリコールをモル比1
:4 :3の割合で反応させて得たポリエステル系ポリ
ウレタンを用いた以外は同様にしてスェード調シート状
物を得た。 しかし、このものは染色及びアルカリ還元洗浄によって
ポリウレタンが著しく劣化し、商品として必要な強度を
有していなかった。
本発明の方法によって製造したスェード調シート状物は
通常のポリエステルと同様の染色方法によって染色出来
、鮮明な発色性と優れた染色堅牢度、優美なライティン
グ効果のある外観、柔軟な風合いを有するスェード調シ
ート状物である。 特許出願人 株式会社 り ラ し
通常のポリエステルと同様の染色方法によって染色出来
、鮮明な発色性と優れた染色堅牢度、優美なライティン
グ効果のある外観、柔軟な風合いを有するスェード調シ
ート状物である。 特許出願人 株式会社 り ラ し
Claims (1)
- (1)ポリエステル極細繊維とポリウレタンを主体とし
た弾性重合体とからなり、少なくとも一面が極細繊維を
主体とした立毛を有するスエード調シート状物の製造方
法において、 [1]ポリエステル極細繊維またはポリエステル極細繊
維発生型繊維の3次元絡合不織布を製造する工程、 [2]上記不織布に、1,9−ノナンジオールおよび/
または2−メチル1,8−オクタンジオールを主体とし
たジオールとジカルボン酸との縮合物である平均分子量
700〜4000のポリエステルをソフトセグメントと
したポリウレタンを含浸し、湿式凝固する工程、 [3][1]の不織布が極細繊維発生型繊維の場合にお
いては、該繊維を極細繊維に変成する工程、 [4]シート表面を起毛し、ポリエステル極細繊維立毛
を形成させる工程、 [5]揉布機能を有する液流染色機で分散染料により染
色する工程、 [6]アルカリ条件下で還元洗浄する工程、を順次行う
ことを特徴とするスエード調シート状物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10311789A JPH02289187A (ja) | 1989-04-21 | 1989-04-21 | スエード調シート状物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10311789A JPH02289187A (ja) | 1989-04-21 | 1989-04-21 | スエード調シート状物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02289187A true JPH02289187A (ja) | 1990-11-29 |
Family
ID=14345648
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10311789A Pending JPH02289187A (ja) | 1989-04-21 | 1989-04-21 | スエード調シート状物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02289187A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102357750B1 (ko) * | 2021-09-01 | 2022-02-08 | (주)미쥬 | 귤 껍질을 활용한 친환경 비건 가죽 및 그 제조방법 |
-
1989
- 1989-04-21 JP JP10311789A patent/JPH02289187A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102357750B1 (ko) * | 2021-09-01 | 2022-02-08 | (주)미쥬 | 귤 껍질을 활용한 친환경 비건 가죽 및 그 제조방법 |
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