JPH02291991A - 放射線測定装置 - Google Patents
放射線測定装置Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は放射線の測定に関し、特に容易に精度よく照射
放射線量を測定することのできる放射線測定装置に関す
る. 各種の放射線照射施設、原子炉、核融合炉、その他放射
線を発する全ての施設において、放射線に照射された製
品、材料等に関し照射線量を測定することが非常に重要
である. [従来の技術] 従来、数多くの線量計が開発され、利用に供されてきた
.f&近よく利用されている線量計としては、アラニン
線量計、CTA線量計、ラジオクローミック線量計等が
ある. アラニン線量計は、アラニンに放射線を照射することに
よって生ずる不対電子を電子スピン共鳴(ESR)で測
定するものである.高価で大掛かりなESR装置が必要
であり、しかも正確な線量測定をするには、コントロー
ルされた密度等を有する均一な試料か必要である.また
、測定用のESR装置自身が一様な磁場を持つことが肝
要であり、通常同一のESR装置を用いないと精度が出
ない.アラニン線量計を用いて高精度の線量測定を行う
事は難しく、非常に大きな努力を必要とする. CTA!l量計は、酢酸セルロースに放射線を照射し、
紫外領域に発生する光吸収帯を測定するものである.紫
外wL域の分光器が必要であるのみでなく、紫外領域の
吸収であるため、油脂等の汚れに敏感であり、試料や測
定器の取扱いに格段の注意を要する.しかも、測定波長
におけるスペクトルが明確な形になっていないので、読
みが不正確になりやすい.また、測定可能な線量範囲は
、最大1 5 0 kGyまでである. ラジオクローミック線量計は、色素を30%程度加えた
ナイロンに放射線を照射し、6 0 0 na、510
nr+付近に発生する光吸収帯を測定するらのである.
しかしラジオクローミック線量計は光にも反応するので
、遮光の度合いによって読取値が大きく変化する.さら
に、湿度によっても読み収り値が変化する.このように
いろいろな面で収1及いが不便であった.また、測定可
能な線量範囲が最大30kGyまでである.但し、十分
な注意を払えば比較的良い精度で測定できる. CTAおよびラジオクローミックでは、照射後最低1日
待たないと正確な線量を測定することができない.また
、放射線照射後、試料を取出し、別の装置によって測定
しないと照射線凰を知ることはできない. [発明が解決しようとする課題] 以上述べたように、従来の技術によれば、簡便に高い精
度で放射線線量を測定することは難しかった.特に迅速
な測定や広い視野範囲での測定は難しかった. 本発明の目的は、簡便に高い精度で放射線を測定するこ
とのできる放射線測定装置を提供することである. 本発明の池の目的は、迅速に、および/または広い線量
範囲で放射線を測定することのできる放射線測定装1を
提供することである. 本発明の他の目的は、大掛かりな装置を必要とせず、簡
便に照射した放射線量を測定することのできる放射線測
定装置を提供することである.[課題を解決するための
手段] 本発明によれば、1部のジグリシジルエーテルオブビス
フェノールAと金属塩を含まない約1部のジアミノジフ
ェニルメタンを混合し、混合物を80〜120℃の温度
でアレキュアリングして2成分を配列し予l架橋を行い
、プレキュアリングした混合物を140〜180℃の温
度で本キュアリングして十分な架橋を行わせて得た純度
99%以上のエボキシ樹脂で放射線検出部材を楕成し、
放射線照射領域に配置する一方、光源から波長630n
ra付近の光ビームを前記放射線検出部材に入射し、前
記放射線検出部材を透過した光ビームを反射する位置に
反射ミラーを配宣し、前記反射ミラーによって反射され
た波長630nn付近の光ビームを受光器で受光し、強
度を測定する.反射ミラーは放射線検出部材の裏面上に
形成してもよい. また、放射線検出部材を反射ミラーとは別体とし、光路
上に選択的に配置できるものとしてもよい. [作用] エボキシ樹脂は耐放射線性を有し、放射線検出機能を有
する事が期待される.但し、通常入手できるエボシキv
A脂では明確な吸収帯が観察できない.架橋(硬化》促
進のため、通常架橋促進剤を含有させているが、架橋促
進剤の成分である金属塩が光吸収帯を発生させ、以下に
述べるような光吸収による放射線測定を困難にしている
事が判明した.また、金属塩は放射線検出体を変質させ
、その長期保存を困雑にする作用もある.架橋促進剤等
の不純物としての金属塩を排除し、高純度なエボキシ樹
脂を形成するなめ、母材としてDGEBAと硬化剤とし
てのDDMのみを用いて高純度エボシ−’rl!l脂を
生成することを試みた.硬化促進剤を用いないと、硬化
が進み難い.そこでプレキュアリングと本キュアリング
の2段階キュアリングを採用し、プレキュアリングは8
0〜120℃とし、本キュアリングは140〜180℃
としてキュアリングをすることに成功した.架橋促進剤
などの不純物としての金属塩を排除し、高純度なエボキ
シ樹脂を形成すると、放射線照射によって波長約6 3
0 nII付近に単独光吸収ピークが現れる.この吸
収ピークの面積ないしは高さは、照射した放射線の線量
によって変化する.従って、光吸収量を測定することに
より、照射した放射線量が測定できる. このエボキシ樹脂体を、放射線検出手段として放射線照
射領域に配置し、離れた場所から約63onnの光をエ
ボキシ樹脂体に照射し、エボキシ樹脂体を透過した光を
反射するように反射ミラーを設け、反射ミラーで反射さ
れた反射光を測定することにより、エボキシ樹脂に照射
した照射線量を測定することができる. エボキシ樹脂体の1面に反射ミラーを設けると、エボキ
シ樹脂体を透過した光は反射されて、再びエボキシ樹脂
体を通り、エボキシ樹脂体が2倍の厚さを持っているか
のように振舞う. エボキシ樹脂体と別体として反射ミラーを設けると、エ
ボキシ樹脂体を移動することにより、簡便にエボキシI
M詣体による吸収を精度高く測定できる. [実施例J まず、エボキシとしてジグリシジルエーテルオブビスフ
ェノールA (DGEBA)を母材として用い、これに
硬化剤として試薬特級グレードのジアミノジフェニルメ
タン(DDM)を1:1に加え、よく混合する.例えば
、ミキサ等で約30分程度撹拌し、適度な粘性流体とす
る. この混合物をポリエチレンテフタレート(商品名マイラ
》またはポリエチレンナフタレート(商品名Q)からな
る治具に収容する.例えば、自立して形状を保持できる
1対の厚さ120μm以上のマイラシ一ト間に挾む. この混合物を治具ごと80℃〜120℃の間の温度でア
レキュアリングする.好ましくは110゜C±5℃の温
度で1時間程度、真空雰囲気でホットプレスする.この
プレキュアリングによって2成分が配列し、予備架橋が
行われる. 次に、プレキュアリングした材料を泊具ごと、140℃
〜180℃の間の温度で本キュアリングする.好ましく
は150℃±5℃の温度で1時間稈度、真空雰囲気でホ
ットプレスする.キュアリングしたエボキシ樹脂を治具
から外し、フィルム状ないしは厚板状のエボシキ樹脂体
を得る. 上述の治真の作用により、ほぼ光学的にも平坦な表面が
得られる. 治具を用いなかった場合表面が荒れるが、研磨等を行う
ことにより、光学的に平坦な面を得ることもできる. ここで、用いる原材料としては、高純度の材料を選ぶ.
また、通常用いる架橋促進剤は使用しない.最終生成物
のエボキシ樹脂として通常含まれている数%以上の架橋
促進剤を排除し、純度99%以上のエボシキ樹脂を作成
する.特に中性子検出用の場合は、金属が含まれている
と放射化するので金属は極力排除するのが好ましい.少
なくとも金属不純物の含有量はo. p. m.以下に
する.このように作成したエポキシ樹脂は、放射線照射
によって波長630nm付近に吸収帯を示す.この吸収
帯の形を第1図に示す.横軸は波長をni1で示し、縦
軸は光学的密度(オプティ力ルデンシティloa[Io
/IF)を示す.約500nm以下に強い吸収が見られ
、その裾が700nm付近まで及んでいるが、約630
nmを中心としてほぼ対称的な形状の単独光吸収ピーク
が現れている.なお、第1図に示した吸収ピークは上述
のように、DGEBAにDDMを混合して作成した高純
度エボキシ樹脂にコバルト60から発するガンマ線を照
射した時に発生したものである。なお、ガンマ線に限ら
ず種々の放射線に対して同様に約630nnを中心とし
た吸収ピークが表れる. 吸収かない時の透過光の強度Ioと吸収がある時の透過
光の強度■との比の対数を取ることにより光学的密度を
得ることができる.試料の厚さから単位厚さ当りの吸収
強度を求めることができる.光学的密度と線量の関係に
ついて標準曲線を求めておけば、光学的密度の測定によ
って、ただちに線量を求める事ができる. 第2図は、上記同様に準備したエボキシ樹脂体にコバル
ト60からのガンマ線を照射した時の、照射したコバル
ト60ガンマ線の線量に対するエポキシ樹詣の波長63
0r+nにおける光吸収強度(光学的密度)を示すグラ
フである. 約8 0 0 kGyまでの測定領域内ではほぼ直線的
に光学密度が増加している. 第3図は上記同様に準備した工,Il?キシ樹脂体にプ
ロトンを照射した時の、照射プロトン線量に対する厚さ
20umのエボキシ崩脂の波長6 3 0 nnにおけ
る光吸収強度(光学的密度)を示すグラフである. 約6 8GYまで照射量に対し光学密度がほぼリニアに
増加している. 第4図に示すよう、に吸収特性は、放射線照射後ほぼ5
〜6分で急激に低下し、その後緩やかに低下して約10
時間程度で落ち着く.その後は1週間程度経過しても低
下分は高々10%程度である.時間以外の要素ではあま
り変化しない.従って、高精度の測定を容易に行える.
勿論、照射直後の特性を測定しておき、放射線照射領域
内でその場(オンライン)II察をすることもできる.
第5図は、放射線照射領域から離れた所に、光源および
測定器をおいて放射線照射領域内の放射線量を測定する
装置を示す,エボキシ樹脂測定体1は1面に金属ミラー
13を形成してあり、放射線照射領域20に設置される
.光源11は放射線照射領域20の外におかれ、窓14
を通して約630nnを中心とする光ビームを照射する
.光a11は、例えばHθ一Neレーザや630ni付
近の発光波長のAIGaAsの発光ダイオードで構成で
きる.光ビームはエボキシ樹脂測定体1内を進み、金属
ミラー13で反射されて、再びエボキシ樹脂測定体1内
を進み表面から出射し、反射光15を形成する.反射光
15は窓16を透過して測定器12によって受光される
、.測定器12は、例えばシリコンのpinホトダイオ
ードやホトトランジスタで構成できる.放射線5はエポ
キシ樹脂測定体1を照射する. エボキシ樹脂測定体1は放射線に照射され、次第に変化
して630nml付近の光を吸収するようになる.この
変化はほぼ不可逆変化であり、光吸収帯の面積ないしは
高さ(振動子強度》が照射した放射線の積分値に対応す
る. 吸収帯の波長は可視赤色領域であり、油脂等にあまり影
響されない.また、照射後の時間を管理するか、照射後
約10時間以上経過させることにより、容易に高精度の
測定が行える. エボキシ樹脂測定体の変化は、高い積分照射量まで飽和
しないので、広い線量範囲、長期間における放射線測定
を可能にする. 放射線がエボキシ樹脂測定体1を照射することにより、
エボキシ樹脂測定体1は630niを中心とした光吸収
帯の強度を増加させる.すると、エボキシ樹脂測定体1
内を進む波長6 3 0 nm1付近の光はより多く吸
収されるようになる.従って、光吸収帯の増加により反
射光15の強度は減少し、その減少量は光測定器12で
検出される.例えば、光源11を制御回路6で制御して
、定の光出力を生じさせ、光測定器12にどの位の光が
入射するかを測定回路7で測定する.測定回路7中のメ
モリ8に放射線を照射されていないエボキシ樹脂体1の
反射光量を記憶させておき、放射線を照射されたエボキ
シ樹脂体1の反射光とメモリ8に記憶されている当初反
射光の比を取り、さらにその対数を取ることにより光学
的密度を算出してもよい. さらに精度を上げるためには、金属ミラー13を供えた
エポキシVA脂測定体1の裏側に放射線を防護する防護
部材を備えた反射ミラー33を設けた参照用エポキシ樹
脂測定体21を設け、反射ミラー13と反射ミラー33
とが交替するように回転し、参照用エポキシ樹脂測定体
21を通った反射工を同一光学系によって測定してもよ
い.本実施例によれば、光がエボキシ樹脂測定体を往復
するので、2倍の厚さのエボキシ樹脂測定体と等価の光
吸収を得ることができる. なお、第6図に示すように、反射ミラー13をエボキシ
樹脂測定体1と別体としてもよい.この場合、反射光1
5を再びエボキシ樹脂測定体1に入射させても、反射光
は直接出射窓16に向かわせてもよい.また、反射ミラ
ー13は固定し、エポキシ樹脂測定体1を可動として、
エボキシ樹脂測定体の有無の2状態で測定を行うことに
より、測定光と参照光を得てもよい. 円盤状のエボキシ樹脂測定体を作り、その一部の上に所
定の減衰部材(たとえば所定厚の金属板等)を載せ、円
盤を回転させることによって何種頭かの測定値を得ても
よい. 以上、実施例に沿って説明したが、本発明はこれら実施
例に制限されるものではない.例えば種々の変更、改良
、組み合わせ等が行えることは当業者に自明であろう. [発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば、特別に作成した高
純度エボキシ樹脂を用いて放射線測定体を楕成し、放射
線照射領域に配置し、エボキシ樹脂測定体の透過光を反
射する位置に反射ミラーを配置し、約630r+nの光
を入射し、エボキシ?!1脂測定体を透過した光を反射
させ、反射光を検出することにより高精度の放射線測定
を行うことができる. また、光源と検出器は放射線照射領域外に配1すること
ができ、簡単な装置でその場観察を行うこともできる.
放射線量を測定することのできる放射線測定装置に関す
る. 各種の放射線照射施設、原子炉、核融合炉、その他放射
線を発する全ての施設において、放射線に照射された製
品、材料等に関し照射線量を測定することが非常に重要
である. [従来の技術] 従来、数多くの線量計が開発され、利用に供されてきた
.f&近よく利用されている線量計としては、アラニン
線量計、CTA線量計、ラジオクローミック線量計等が
ある. アラニン線量計は、アラニンに放射線を照射することに
よって生ずる不対電子を電子スピン共鳴(ESR)で測
定するものである.高価で大掛かりなESR装置が必要
であり、しかも正確な線量測定をするには、コントロー
ルされた密度等を有する均一な試料か必要である.また
、測定用のESR装置自身が一様な磁場を持つことが肝
要であり、通常同一のESR装置を用いないと精度が出
ない.アラニン線量計を用いて高精度の線量測定を行う
事は難しく、非常に大きな努力を必要とする. CTA!l量計は、酢酸セルロースに放射線を照射し、
紫外領域に発生する光吸収帯を測定するものである.紫
外wL域の分光器が必要であるのみでなく、紫外領域の
吸収であるため、油脂等の汚れに敏感であり、試料や測
定器の取扱いに格段の注意を要する.しかも、測定波長
におけるスペクトルが明確な形になっていないので、読
みが不正確になりやすい.また、測定可能な線量範囲は
、最大1 5 0 kGyまでである. ラジオクローミック線量計は、色素を30%程度加えた
ナイロンに放射線を照射し、6 0 0 na、510
nr+付近に発生する光吸収帯を測定するらのである.
しかしラジオクローミック線量計は光にも反応するので
、遮光の度合いによって読取値が大きく変化する.さら
に、湿度によっても読み収り値が変化する.このように
いろいろな面で収1及いが不便であった.また、測定可
能な線量範囲が最大30kGyまでである.但し、十分
な注意を払えば比較的良い精度で測定できる. CTAおよびラジオクローミックでは、照射後最低1日
待たないと正確な線量を測定することができない.また
、放射線照射後、試料を取出し、別の装置によって測定
しないと照射線凰を知ることはできない. [発明が解決しようとする課題] 以上述べたように、従来の技術によれば、簡便に高い精
度で放射線線量を測定することは難しかった.特に迅速
な測定や広い視野範囲での測定は難しかった. 本発明の目的は、簡便に高い精度で放射線を測定するこ
とのできる放射線測定装置を提供することである. 本発明の池の目的は、迅速に、および/または広い線量
範囲で放射線を測定することのできる放射線測定装1を
提供することである. 本発明の他の目的は、大掛かりな装置を必要とせず、簡
便に照射した放射線量を測定することのできる放射線測
定装置を提供することである.[課題を解決するための
手段] 本発明によれば、1部のジグリシジルエーテルオブビス
フェノールAと金属塩を含まない約1部のジアミノジフ
ェニルメタンを混合し、混合物を80〜120℃の温度
でアレキュアリングして2成分を配列し予l架橋を行い
、プレキュアリングした混合物を140〜180℃の温
度で本キュアリングして十分な架橋を行わせて得た純度
99%以上のエボキシ樹脂で放射線検出部材を楕成し、
放射線照射領域に配置する一方、光源から波長630n
ra付近の光ビームを前記放射線検出部材に入射し、前
記放射線検出部材を透過した光ビームを反射する位置に
反射ミラーを配宣し、前記反射ミラーによって反射され
た波長630nn付近の光ビームを受光器で受光し、強
度を測定する.反射ミラーは放射線検出部材の裏面上に
形成してもよい. また、放射線検出部材を反射ミラーとは別体とし、光路
上に選択的に配置できるものとしてもよい. [作用] エボキシ樹脂は耐放射線性を有し、放射線検出機能を有
する事が期待される.但し、通常入手できるエボシキv
A脂では明確な吸収帯が観察できない.架橋(硬化》促
進のため、通常架橋促進剤を含有させているが、架橋促
進剤の成分である金属塩が光吸収帯を発生させ、以下に
述べるような光吸収による放射線測定を困難にしている
事が判明した.また、金属塩は放射線検出体を変質させ
、その長期保存を困雑にする作用もある.架橋促進剤等
の不純物としての金属塩を排除し、高純度なエボキシ樹
脂を形成するなめ、母材としてDGEBAと硬化剤とし
てのDDMのみを用いて高純度エボシ−’rl!l脂を
生成することを試みた.硬化促進剤を用いないと、硬化
が進み難い.そこでプレキュアリングと本キュアリング
の2段階キュアリングを採用し、プレキュアリングは8
0〜120℃とし、本キュアリングは140〜180℃
としてキュアリングをすることに成功した.架橋促進剤
などの不純物としての金属塩を排除し、高純度なエボキ
シ樹脂を形成すると、放射線照射によって波長約6 3
0 nII付近に単独光吸収ピークが現れる.この吸
収ピークの面積ないしは高さは、照射した放射線の線量
によって変化する.従って、光吸収量を測定することに
より、照射した放射線量が測定できる. このエボキシ樹脂体を、放射線検出手段として放射線照
射領域に配置し、離れた場所から約63onnの光をエ
ボキシ樹脂体に照射し、エボキシ樹脂体を透過した光を
反射するように反射ミラーを設け、反射ミラーで反射さ
れた反射光を測定することにより、エボキシ樹脂に照射
した照射線量を測定することができる. エボキシ樹脂体の1面に反射ミラーを設けると、エボキ
シ樹脂体を透過した光は反射されて、再びエボキシ樹脂
体を通り、エボキシ樹脂体が2倍の厚さを持っているか
のように振舞う. エボキシ樹脂体と別体として反射ミラーを設けると、エ
ボキシ樹脂体を移動することにより、簡便にエボキシI
M詣体による吸収を精度高く測定できる. [実施例J まず、エボキシとしてジグリシジルエーテルオブビスフ
ェノールA (DGEBA)を母材として用い、これに
硬化剤として試薬特級グレードのジアミノジフェニルメ
タン(DDM)を1:1に加え、よく混合する.例えば
、ミキサ等で約30分程度撹拌し、適度な粘性流体とす
る. この混合物をポリエチレンテフタレート(商品名マイラ
》またはポリエチレンナフタレート(商品名Q)からな
る治具に収容する.例えば、自立して形状を保持できる
1対の厚さ120μm以上のマイラシ一ト間に挾む. この混合物を治具ごと80℃〜120℃の間の温度でア
レキュアリングする.好ましくは110゜C±5℃の温
度で1時間程度、真空雰囲気でホットプレスする.この
プレキュアリングによって2成分が配列し、予備架橋が
行われる. 次に、プレキュアリングした材料を泊具ごと、140℃
〜180℃の間の温度で本キュアリングする.好ましく
は150℃±5℃の温度で1時間稈度、真空雰囲気でホ
ットプレスする.キュアリングしたエボキシ樹脂を治具
から外し、フィルム状ないしは厚板状のエボシキ樹脂体
を得る. 上述の治真の作用により、ほぼ光学的にも平坦な表面が
得られる. 治具を用いなかった場合表面が荒れるが、研磨等を行う
ことにより、光学的に平坦な面を得ることもできる. ここで、用いる原材料としては、高純度の材料を選ぶ.
また、通常用いる架橋促進剤は使用しない.最終生成物
のエボキシ樹脂として通常含まれている数%以上の架橋
促進剤を排除し、純度99%以上のエボシキ樹脂を作成
する.特に中性子検出用の場合は、金属が含まれている
と放射化するので金属は極力排除するのが好ましい.少
なくとも金属不純物の含有量はo. p. m.以下に
する.このように作成したエポキシ樹脂は、放射線照射
によって波長630nm付近に吸収帯を示す.この吸収
帯の形を第1図に示す.横軸は波長をni1で示し、縦
軸は光学的密度(オプティ力ルデンシティloa[Io
/IF)を示す.約500nm以下に強い吸収が見られ
、その裾が700nm付近まで及んでいるが、約630
nmを中心としてほぼ対称的な形状の単独光吸収ピーク
が現れている.なお、第1図に示した吸収ピークは上述
のように、DGEBAにDDMを混合して作成した高純
度エボキシ樹脂にコバルト60から発するガンマ線を照
射した時に発生したものである。なお、ガンマ線に限ら
ず種々の放射線に対して同様に約630nnを中心とし
た吸収ピークが表れる. 吸収かない時の透過光の強度Ioと吸収がある時の透過
光の強度■との比の対数を取ることにより光学的密度を
得ることができる.試料の厚さから単位厚さ当りの吸収
強度を求めることができる.光学的密度と線量の関係に
ついて標準曲線を求めておけば、光学的密度の測定によ
って、ただちに線量を求める事ができる. 第2図は、上記同様に準備したエボキシ樹脂体にコバル
ト60からのガンマ線を照射した時の、照射したコバル
ト60ガンマ線の線量に対するエポキシ樹詣の波長63
0r+nにおける光吸収強度(光学的密度)を示すグラ
フである. 約8 0 0 kGyまでの測定領域内ではほぼ直線的
に光学密度が増加している. 第3図は上記同様に準備した工,Il?キシ樹脂体にプ
ロトンを照射した時の、照射プロトン線量に対する厚さ
20umのエボキシ崩脂の波長6 3 0 nnにおけ
る光吸収強度(光学的密度)を示すグラフである. 約6 8GYまで照射量に対し光学密度がほぼリニアに
増加している. 第4図に示すよう、に吸収特性は、放射線照射後ほぼ5
〜6分で急激に低下し、その後緩やかに低下して約10
時間程度で落ち着く.その後は1週間程度経過しても低
下分は高々10%程度である.時間以外の要素ではあま
り変化しない.従って、高精度の測定を容易に行える.
勿論、照射直後の特性を測定しておき、放射線照射領域
内でその場(オンライン)II察をすることもできる.
第5図は、放射線照射領域から離れた所に、光源および
測定器をおいて放射線照射領域内の放射線量を測定する
装置を示す,エボキシ樹脂測定体1は1面に金属ミラー
13を形成してあり、放射線照射領域20に設置される
.光源11は放射線照射領域20の外におかれ、窓14
を通して約630nnを中心とする光ビームを照射する
.光a11は、例えばHθ一Neレーザや630ni付
近の発光波長のAIGaAsの発光ダイオードで構成で
きる.光ビームはエボキシ樹脂測定体1内を進み、金属
ミラー13で反射されて、再びエボキシ樹脂測定体1内
を進み表面から出射し、反射光15を形成する.反射光
15は窓16を透過して測定器12によって受光される
、.測定器12は、例えばシリコンのpinホトダイオ
ードやホトトランジスタで構成できる.放射線5はエポ
キシ樹脂測定体1を照射する. エボキシ樹脂測定体1は放射線に照射され、次第に変化
して630nml付近の光を吸収するようになる.この
変化はほぼ不可逆変化であり、光吸収帯の面積ないしは
高さ(振動子強度》が照射した放射線の積分値に対応す
る. 吸収帯の波長は可視赤色領域であり、油脂等にあまり影
響されない.また、照射後の時間を管理するか、照射後
約10時間以上経過させることにより、容易に高精度の
測定が行える. エボキシ樹脂測定体の変化は、高い積分照射量まで飽和
しないので、広い線量範囲、長期間における放射線測定
を可能にする. 放射線がエボキシ樹脂測定体1を照射することにより、
エボキシ樹脂測定体1は630niを中心とした光吸収
帯の強度を増加させる.すると、エボキシ樹脂測定体1
内を進む波長6 3 0 nm1付近の光はより多く吸
収されるようになる.従って、光吸収帯の増加により反
射光15の強度は減少し、その減少量は光測定器12で
検出される.例えば、光源11を制御回路6で制御して
、定の光出力を生じさせ、光測定器12にどの位の光が
入射するかを測定回路7で測定する.測定回路7中のメ
モリ8に放射線を照射されていないエボキシ樹脂体1の
反射光量を記憶させておき、放射線を照射されたエボキ
シ樹脂体1の反射光とメモリ8に記憶されている当初反
射光の比を取り、さらにその対数を取ることにより光学
的密度を算出してもよい. さらに精度を上げるためには、金属ミラー13を供えた
エポキシVA脂測定体1の裏側に放射線を防護する防護
部材を備えた反射ミラー33を設けた参照用エポキシ樹
脂測定体21を設け、反射ミラー13と反射ミラー33
とが交替するように回転し、参照用エポキシ樹脂測定体
21を通った反射工を同一光学系によって測定してもよ
い.本実施例によれば、光がエボキシ樹脂測定体を往復
するので、2倍の厚さのエボキシ樹脂測定体と等価の光
吸収を得ることができる. なお、第6図に示すように、反射ミラー13をエボキシ
樹脂測定体1と別体としてもよい.この場合、反射光1
5を再びエボキシ樹脂測定体1に入射させても、反射光
は直接出射窓16に向かわせてもよい.また、反射ミラ
ー13は固定し、エポキシ樹脂測定体1を可動として、
エボキシ樹脂測定体の有無の2状態で測定を行うことに
より、測定光と参照光を得てもよい. 円盤状のエボキシ樹脂測定体を作り、その一部の上に所
定の減衰部材(たとえば所定厚の金属板等)を載せ、円
盤を回転させることによって何種頭かの測定値を得ても
よい. 以上、実施例に沿って説明したが、本発明はこれら実施
例に制限されるものではない.例えば種々の変更、改良
、組み合わせ等が行えることは当業者に自明であろう. [発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば、特別に作成した高
純度エボキシ樹脂を用いて放射線測定体を楕成し、放射
線照射領域に配置し、エボキシ樹脂測定体の透過光を反
射する位置に反射ミラーを配置し、約630r+nの光
を入射し、エボキシ?!1脂測定体を透過した光を反射
させ、反射光を検出することにより高精度の放射線測定
を行うことができる. また、光源と検出器は放射線照射領域外に配1すること
ができ、簡単な装置でその場観察を行うこともできる.
第1図は放射線を照射したエボキシ樹脂の吸収スペクト
ルを示すグラフ、 第2図はコバルト60ガンマ線の照射線量に対するエボ
キシ樹脂の6 3 0 rvにおける光学的密度を示す
グラフ、 第3図はプロトン照射線量に対するエボキシ樹脂の63
0nnにおける光学的密度を示すグラフ、第4図は放射
線量照射後のエボキシ樹脂測定体の時間に対する光吸収
特性の変化を示すグラフ、第5図、第6図は放射線照射
領域外に光源と光測定器を置き、放射線照射領域内には
エボキシ樹脂測定体と鐘をおいて放射線量を測定する放
射線測定装置の2つの実施例の線図である.光源 測定器 金属ミラー 窓 反射光 窓 放射線照射領域 参照用エボキシ樹脂測定体 反射ミラー 復代理人 弁理士 高橋敬四郎 エボキシ樹脂測定体 参照用エボキシ樹脂体 光測定器 放射線 制御回路 測定回路 メモリ 第1図 光学的密度対プロトン線量 第2図 時闇(hr)
ルを示すグラフ、 第2図はコバルト60ガンマ線の照射線量に対するエボ
キシ樹脂の6 3 0 rvにおける光学的密度を示す
グラフ、 第3図はプロトン照射線量に対するエボキシ樹脂の63
0nnにおける光学的密度を示すグラフ、第4図は放射
線量照射後のエボキシ樹脂測定体の時間に対する光吸収
特性の変化を示すグラフ、第5図、第6図は放射線照射
領域外に光源と光測定器を置き、放射線照射領域内には
エボキシ樹脂測定体と鐘をおいて放射線量を測定する放
射線測定装置の2つの実施例の線図である.光源 測定器 金属ミラー 窓 反射光 窓 放射線照射領域 参照用エボキシ樹脂測定体 反射ミラー 復代理人 弁理士 高橋敬四郎 エボキシ樹脂測定体 参照用エボキシ樹脂体 光測定器 放射線 制御回路 測定回路 メモリ 第1図 光学的密度対プロトン線量 第2図 時闇(hr)
Claims (1)
- (1).1部のジグリシジルエーテルオブビスフェノー
ルAと金属塩を含まない約1部のジアミノジフェニルメ
タンを混合し、混合物を80〜120℃の温度でアレキ
ュアリングして2成分を配列し予備架橋を行い、プレキ
ュアリングした混合物を140〜180℃の温度で本キ
ュアリングして十分な架橋を行わせて得た純度99%以
上のエポキシ樹脂で構成され、放射線照射領域に配置さ
れた放射線検出部材と、 波長630nm付近の光ビームを前記放射線検出部材
に入射する光源と、 前記光源から発射され、前記放射線検出部材を透過し
た光ビームを反射する位置に配置された反射ミラーと、 前記反射ミラーによって反射された波長630nm付
近の光ビームを受光し、強度を測定する受光器と を含む放射線測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1112560A JPH02291991A (ja) | 1989-05-01 | 1989-05-01 | 放射線測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1112560A JPH02291991A (ja) | 1989-05-01 | 1989-05-01 | 放射線測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02291991A true JPH02291991A (ja) | 1990-12-03 |
Family
ID=14589732
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1112560A Pending JPH02291991A (ja) | 1989-05-01 | 1989-05-01 | 放射線測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02291991A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN117413207A (zh) * | 2021-03-12 | 2024-01-16 | 国家科学研究中心 | 用于对在暴露于电离辐射下递送通过辐射敏感膜的剂量进行测量的装置 |
-
1989
- 1989-05-01 JP JP1112560A patent/JPH02291991A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN117413207A (zh) * | 2021-03-12 | 2024-01-16 | 国家科学研究中心 | 用于对在暴露于电离辐射下递送通过辐射敏感膜的剂量进行测量的装置 |
| JP2024509975A (ja) * | 2021-03-12 | 2024-03-05 | サントル ナショナル ドゥ ラ ルシェルシュ シアンティフィック | 電離放射線への暴露下において放射線感受性フィルムを通じて送達された放射線量を測定するためのデバイス |
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