JPH02295992A - リン脂質の精製方法 - Google Patents

リン脂質の精製方法

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JPH02295992A
JPH02295992A JP11684689A JP11684689A JPH02295992A JP H02295992 A JPH02295992 A JP H02295992A JP 11684689 A JP11684689 A JP 11684689A JP 11684689 A JP11684689 A JP 11684689A JP H02295992 A JPH02295992 A JP H02295992A
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phospholipid
methanol
phospholipids
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JP11684689A
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Sumitaka Kokusho
国生 純孝
Akira Tsunoda
昭 角田
Shinjiro Iwasaki
岩崎 慎二郎
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Meito Sangyo KK
Original Assignee
Meito Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明はリン脂質の精製方法に関し、特に、ホスファチ
ジルイノシトール(以下、PIと略すことがある。)を
含む粗製リン脂質より純度良くPIを安価にかつ収率良
く精製分離する方法に関するものである。
口、従来技術 ホスファチジン酸とイノシトールとのエステルであるホ
スファチジルイノシトール(PI)は医薬、化粧品、リ
ポソーム基材などの分野に利用されるものである。
従来、PIが動物、植物、菌類に広く存在する事が知ら
れている。これらの起源から取出された粗製リン脂質に
は各種のリン脂質が混在して存在し、通常、PI濃度は
粗製リン脂質の数%〜10%前後と低い。
粗製リン脂質からPIを分離精製するためにはこれ迄、
イオン交換樹脂、ケイ酸、アルミナカラムを用いたカラ
ムクロマト分離法が一般に行われている。しかし、この
方法は一度に少量のリン脂質しか処理出来ず、効率が悪
い。従って、この方法で精製され、研究試薬として現在
市販されているPIは極めて高価である。このため、本
来、天然に量的には多量のPIが存在しながら今日まだ
実用的に産業分野に供し得るには至っていない。
即ち、従来のカラムクロマト法によりPIの精製を行う
には、先ず、充填剤として用いるイオン交換樹脂、ケイ
酸、アルミナを活性化処理しなければならず、しかも、
充填剤に負荷しうる粗製リン脂質の量は、これまでの多
くの知験から充填剤乾燥重量当り精々1 /100重量
程度に過ぎない。そして、吸着したリン脂質を溶出分離
精製するには、溶媒組成を複雑に変化させながら長時間
をかけて溶出しなければならず、工業的規模で考えた場
合、設備の大型化、処理効率の悪さから到底経済的な方
法とはなり得す、極めて大きな問題が解決されずに残さ
れている。
ハ1発明の目的 本発明の目的は、従来のカラムクロマト法とは異なり、
大量に、経済的に、短時間に、効率良くPIを精製分離
する工業的方法を提供することにある。
二6発明の構成及びその作用効果 即ち、本発明は、ホスファチジルイノシトールを含有づ
−る原料リン脂質からメタノールを用いて前記ホスファ
チジルイノシトールを特異的に抽出し、かつ回収するリ
ン脂質の精製方法に係るものである。
本発明者は、これまでに提案されているケイ酸、アルミ
ナ、イオン交換樹脂等を充填剤とするカラムクロマト法
によるPI精製分離法について検討した結果、上述した
ようにカラムに負荷できるリン脂質量は極めて少なく、
効率の悪い方法である事が分かった。また、この方法の
別の欠点として、カラム溶出溶媒の一部に用いられる酢
酸や塩酸がその後の精製過程においてリン脂質の分解を
促進し、迅速に処理したとしても、得られる製品が低品
質化し易い等の問題のある事も分かった。これに対し、
本発明の方法によれば、カラムクロマト法とは異なり、
メタノールを抽出溶媒として用いることによって、意外
にも、リン脂質から極めて容易に大量のPIを精製分離
する事が出来るだけでなく、品質の低下を引き起こす事
なく分離精製できることが判明したのである。従って、
本発明の方法は経済的で工業的実用に供しうる方法であ
り、PIの製造に大きな福音をもたらすものである。
本発明はPI含有リン脂質からメタノールを用いてPI
を特異的に抽出し、更にこの抽出液に必要に応じて、メ
タノール以外の溶媒を加え、若しくは濃縮、冷却してP
Iを特異的に沈澱させて分離回収するものである。本発
明は具体的には次の如くに実施されるのが望ましい。
即ち、PI含有リン脂質をメタノールを用いて抽出する
に際し、PIを特異的に抽出し易くする為に、必要に応
じて次の様な前処理を行う事が望ましい。
前処理方法(1): PI含有原料リン脂質をホスホリパーゼDによって転移
反応させ、更にこの転移誘導リン脂質からPIを分離処
理すること。即ち、ホスファチジン酸転移能を有するホ
スホリパーゼDを用いて、PI含有原料リン脂質と、転
移反応を可能にする受容体アルコール基とを転移反応す
る。この処理によって、PIと溶媒溶解性が酷似するた
めにPIのメタノール抽出による精製効果を損なう原料
リン脂質成分、特にホスファチジルコリン(以下、PC
と略すことがある。)、ホスファチジルエタノールアミ
ン(以下、PEと略すことがある。)を酵素変換により
、PIとは異なる溶媒・溶解性のリン脂質誘導体に変換
したものを溶媒等を用いて分別処理した後、メタノール
を加えてPIを特異的に抽出する為の前処理方法。上記
のリン脂質誘導体はPCやPEに比べて溶媒に溶は易い
ので、抽出によってPIと分離可能である。
前処理方法(2): PI含有原料リン脂質を前処理として吸着剤に吸着させ
ること。即ち、PI含有原料リン脂質を担体に吸着した
のち、メタノールを用いてPIを特異的に溶出させる為
の前処理方法。
上記の前処理方法(1)、(2)に加えて、リン脂質中
のPCはエタノールに溶解し易く、エタノールで十分処
理する事でもある程度原料リン脂質の前処理になりうる
。この処理だけでも、メタノールによる特異的PI油抽
出ある程度効果がみられるが、前記した前処理(1)、
(2)を行うことで更に精製効果を上げる事ができる。
また、上記した各前処理は、普通に入手しうるPI含有
原料リン脂質からPIを効率良く精製する上で望ましい
予備操作であるが、これらの操作を行った場合に匹敵す
る同等程度の組成の原料リン脂質である場合には、上記
した前処理なしに直接メタノールを用いて抽出してもP
Iの精製分離効果を上げる事が出来る。
本発明で用いるPI含有原料リン脂質としては、天然に
存在する植物、動物、微生物由来のリン脂質及びこれら
の硬化リン脂質が挙げられる。植物リン脂質の具体例と
しては例えば、大豆、菜種、綿実、コーン、アマニ、サ
フラワー、ひまわり、ピーナツ、米、麦芽、オリーブ等
に由来のリン脂質が例示できる。動物リン脂質の具体例
としては例えば、牛、豚、鼠等の脳、肝臓、魚類、オキ
アミ等に由来のリン脂質が例示できる。又、微生物とし
てはパン酵母等に由来のリン脂質が例示できる。これら
リン脂質の組成は大旨、PC,PEを主体としてホスフ
ァチジン酸(PA) 、P I、各種グリコホスホリビ
ッド等の如き10種類前後のリン脂質を含有している場
合が多い。
前処理方法(1)で用いられるホスホリパーゼD(P 
L −D)としては、微生物や植物、動物に由来のPL
−Dが用いられてよい。微生物の生産するPL−Dとし
て、アクチノマデューラ属としての例えば特開昭58−
67183に開示のActinomadura 5pk
362.微工研菌寄第6132号(FERM  BP−
511)が例示できる。ノカルデイオプシス属として例
えば特公昭63−62195に開示のNocardto
psis sp No、779゜微工研菌寄第512号
(FERM  BP−512)が例示できる。ストレプ
トマイセス属としては例えば特開昭58−152481
に開示のStreptomyces S P。
AA 586.微工研菌寄第6100号などの他、スト
レブトパーティシリューム属、キタザトスボラ属、ノカ
ルディヤ属、ミクロモノスポラ属等の放線菌の生産する
PL−Dを用いる事ができる。又、植物としては例えば
、キャベツ、はうれん草、ニンジン、カリフラワー、ピ
ーナツ、綿実等に存在するPL−Dを例示として挙げる
事ができる。
前処理方法(1)において、原料リン脂質を転移反応さ
せる受容体アルコール化合物としては、転移反応を可能
にする限り何でも良いが、価格が安く、アルコール基へ
の転移率が高く、更に転移生成物の溶媒に対する性質が
PIとは異なる転移物を生成するアルコール化合物がよ
り望ましい。そのような受容体アルコールとしては、1
級、2級のアルコール基を分子内に有する化合物に求め
る事が出来る。そのような中から例示として、例えば、
エタノール、n−プロパツール、グリセロール、ソルビ
トール、フラクトース、グルコース、ポリエチレングリ
コール、セリン等の受容体アルコール化合物等を挙げる
事ができる。
転移反応においては、原料リン脂質と受容体アルコール
を適宜選択し、また反応溶媒は反応を阻害しない限り何
でも良いが、例えばエチルエーテルと水、又はジクロロ
メタンと水等を用いてPL−Dの存在下に転移反応すれ
ば良い。転移反応において、原料リン脂質と受容体アル
コール化合物との転移反応条件は適宜選択して行えば良
く、特に制限はないが、例えば基質としては通常、リン
脂質:受容体アルコール=1:(1〜100×モル比)
、反応温度としては0〜50°C,PL−Dとしては1
0〜1000単位イリン脂質、反応時間6〜48時間程
度の条件で反応すればよく、転移反応が達せられる限り
特に制限はない。
PI含有原料リン脂質に含まれるPCSPE以外のリン
脂質は現在知られるPL−Dではほとんど転移反応基質
としては働かず、特にPIはほとんどそのままの状態で
残存する。転移生成物を含むリン脂質を分離回収した後
、転移生成物の溶解度とPIの溶解度のなるべく異なる
溶媒を用いてその一方を洗浄溶解して分別すれば良い。
その様な分別溶媒は分別効果のある溶媒である限り何で
も良いが、好ましい溶媒として例えばメタノール、エタ
ノール、プロパツール、イソプロパツール、ブタノール
等を例示できる。
前処理方法(2)で用いる担体としては、リン脂質を吸
着し、メタノールでPIを特異的に溶出でき活性炭等が
例示でき、有機性担体としては、例えばウレタン系樹脂
、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂等の合成樹脂の他、
蛋白質、多糖類を例示できるが特にベントナイトが好ま
しい。
処理方法としては、リン脂質を溶媒、例えばエチルエー
テル、クロロホルムなどに約0.1〜50%濃度に溶解
し、担体と混合、通過させる事で吸着できる。吸着した
リン脂質はそのまま若しくは溶媒除去後、メタノールを
用いてPIを特異的に溶出分離すればよい。
本発明において、PI抽出溶媒として用いるメタノール
は80%以上、好ましくは90%以上の純度のものであ
る事が望ましい。又、用いる量としては、特異的にPI
精製分離ができる範囲であればよく、例えばリン脂質の
0.1〜10000倍、好ましくは0.1〜1000倍
を例示できる。抽出温度はリン脂質の融点、種類、濃度
、安定性等より決めれば良いが、普通は0〜60°Cの
範囲で行う事が好ましい。
PI抽出溶液は濃縮してメタノール溶媒を除去して行き
、PI溶解度を下げて回収できる他、冷却して沈澱を析
出させるとか、PIの溶解度を低下させる溶媒を添加し
てPIを沈澱させる事ができる。これらの操作により、
更に特異的にPI濃度を高める事ができる。沈澱溶媒と
しては、目的が達せられる限りなんでも良いが、例えば
アセトン、イソプロパツール、tert−ブタノールな
どの溶媒を挙げる事ができる。
本発明の効果と利点は特に、前処理したリン脂質よりメ
タノールで特異的にPIを抽出分離し、濃縮、冷却、溶
媒沈澱等によりPIを特異的に分離精製するといった簡
単な方法であり、従来行っていたカラムクロマトでの精
製度を越える精製度と効率とで精製PIを得ることがで
きることである6本発明は、カラムクロマト法とは異な
り、短時間に、品質を損なうおそれなく、回収率良く大
量にPIを分離精製することができ、工業的規模での実
施において、少ない設備費で済む事と併せて極めて高い
経済性の向上をもたらした。更に、本発明により、PI
の迅速な分離精製が極めて容易になった。精製したPI
は医薬、化粧品、リポソーム基材等の新分野への利用が
できる。
ホ、実施例 以下、本発明を実施例、比較例をもって詳細に説明する
が、本発明はこれにより何等制限されるものではない。
尚、以下において、ホスホリパーゼDの活性測定法とし
ては、特開昭63−123389号公報記載の方法を用
いた。又、アクチノマデューラ属!!1362株および
ノカルデイオプシス属のホスホリパーゼDは、特開昭5
9−187792号公報に記載された方法により培養及
び精製を行い、使用した。
さらに、PIの純度は、イアトロスキャンにより求めた
。即ち、クロマロッドSI[I(ヤトロン社製のシリカ
ゲルロッF″)にリン脂質の2%クロロホルム溶液1μ
lをスポットし、クロロホルム−メタノール−アンモニ
ア−水(50:20:0.4  : IV/V)を展開
溶媒として約10c11展開し、イアトロスキャン(ヤ
トロン社製のイアトロスキャンTH−10)にかけ、ピ
ーク面積比からPlの純度を求めた。
ス】l引り 大豆レシチンSLPホワイト(ツルーレシチン工業社製
、PI含量8%)  500g、ジエチルエーテル25
00m、グリセロールI(100g、 N a CI2
200g。
水2500−にアクチノマデエーラ属のホスホリパーゼ
025000単位を加え、30°Cにて24時間、転移
反応を行った。これによって、SLPホワイト中に含ま
れるホスファチジルコリン(PC)&びホスファチジル
エタノールアミン(PE)をホスファチジルグリセロー
ル(PG)に変換した。反応後に静置し、ジエチルエー
テル層を分取し、これをエバポレーターにて濃縮乾固し
た後、21のnプロパツールを加え、50°Cで15分
攪拌し、しかる後、30°Cに冷却して沈澱物を回収す
る操作を3回くり返してn−プロパツールに可溶のPG
を除去し、沈澱物を減圧乾燥した。
こうして得られた前処理方法(1)のサンプル(前処理
サンプル(1))  100gをlOlのメタノールに
懸濁し、30℃にて24時間、攪拌抽出を行った。抽出
液のPI線純度52%で、PIの回収率は81%であっ
た。沈澱物を遠心分離にて除去し、上清を5倍に′a縮
し、これにアセトン101を加え、生ずる沈澱物を回収
し、減圧乾燥し、精製PI−1を40g得た。この時の
PIの純度は75%で、原料のSLPホワイトからのP
Iの回収率は75%であった。
又、上記したと同様な方法により調製した前処理サンプ
ル(1)からのメタノール抽出液101を10倍に濃縮
し、生ずる沈澱物を回収し、減圧乾燥し、精製PI−2
を30g得た。この時のPIの純度は75%で、原料S
LPホワイトからのPIの回収率は57%であった。
さらに、上記したと同様な方法により調製した前処理サ
ンプル(1)からのメタノール抽出液10fを5倍に濃
縮した後、−15°Cに冷却し、20時間放置し、生ず
る沈澱物を回収し、減圧乾燥し、精製PI−3を29g
得た。この時のPIの純度は70%で、原料のSLPホ
ワイトからのPIの回収率は50%であった。
さらにまた、上記したと同様な方法により調製した前処
理サンプル(1)からのメタノール抽出液101を5倍
に濃縮した後、イソプロパツール3j2を加え、生ずる
沈澱物を回収し、減圧乾燥し、精製PI−4を40g得
た。この時のPI線純度78%で、原料のSLPホワイ
トからのPIの回収率は78%であった。
これらの結果及び各段階でのリン脂質組成をまとめて第
1表に示した。
第1表 次に、上記の方法により得られた精製PI−1(純度7
5%)をHPLC(高速液体クロマトグラフィー)によ
りさらに精製した。すなわち、PIo、1gをlll1
1ノヘキサンーメタノール(20: I V/V)に溶
解し、HPLCのサンプルとした。カラムはラジアルパ
ックシリカ(8IIII!!×10c11、ウォーター
ズ社製)、溶媒はヘキサン−イソプロパノ−ルー水(8
: 7 : 0.8 V/V)、流速IId/l1in
テ、ピークの検出には214na+のUV検出器を用い
た。サンプルは50μlずつ20回に分けて注入した。
PIフラクションを分取し、濃縮乾固した時のPIの純
度は97%で、PI回収率は70%であった。
また、精製PIの代わりに大豆レシチンS L Pホワ
イトを用いて上記と同様に行ったところ、P■線純度3
5%で、P1回収率は65%となり、十分精製されなか
った。
実施■又 大豆レシチンA(日清製油社製、PI含量13%)10
0 g、ポリエチレングリコール(PEG)400を1
00g、ジエチルエーテル50011Ii、NaCl2
0g。
水500dにノカルデイオプシス属のホスホリパーゼ0
5000単位を加え、30゛Cにて24時間、転移反応
を行い、LP−20中に含まれるPC及びPEをホスフ
ァチジルP E 0400に変換した。反応後に静置し
、二層分離を行い、ジエチルエーテル層を回収し、エバ
ポレーターにて濃縮乾固後、2500dのイソプロパツ
ールを加え、イソプロパツールに可溶性であるホスファ
チジルPEG400を除き、遠心分離により沈澱物を回
収した。
こうして得られた前処理サンプル(1)33gにメタノ
ール3000dを加え、30°Cで24時間、攪拌抽出
を行った。この抽出液のPIの純度は50%、PIの回
収率は80%であった。沈澱物を遠心分離にて除去し、
上清を5倍に濃縮し、アセトン500dを加え、生ずる
沈澱物を回収し、減圧乾燥し、精製P113gを得た。
この時のPI線純度65%で、原料LP−20からのP
Iの回収率は65%であった。又、各段階のリン脂質の
組成を第2表に示した。
第2表 大豆レシチン   100 13 1i  23 精製pr 大豆レシチンLP−20(日清製油社製、PI含量8%
)5g、エタノール5g、ジエチルエーテル25I11
、NaCj!Ig、水25戚にキャベツのホスホリパー
ゼD(ベーリンガー社製)5gを加え、30°Cにて2
4時間転移反応を行い、LP−20中に含まれるPC及
びPRをホスファチジルエタノールに変換した。反応後
に静置し、二層分離を行い、ジエチルエーテルを分取し
、エバポレーターにて濃縮乾固後、100dのエタノー
ルを加え、エタノールに可溶性であるホスファチジルエ
タノールを除き、遠心分離により沈澱物を回収した。
この沈澱物にメタノール200rnlを加え、30°C
で24時間、攪拌抽出を行った。沈澱物を遠心分離にて
除去し、上清を5倍に濃縮し、アセトン50dを加え、
生ずる沈澱物を回収し、減圧乾燥し、精製P1370■
を得た。この時のPIの純度は65%で、原料LP−2
0からのPIの回収率は60%であった。
夫隻阻土 大豆レシチンSLPホワイト(PI含量8%)10gを
100戚のジエチルエーテルに溶解し、そこにベントナ
イト20gを加え、30°Cにて1日攪拌し、ベントナ
イトにリン脂質を吸着させた。減圧下でジエチルエーテ
ルを除去し、得られた前処理方法(2)による前処理サ
ンプル(2)に500dのメタノールを加え、30°C
124時間攪拌し、リン脂質を抽出した後、5倍に濃縮
し、50mのアセトンを加え、生ずる沈澱物を回収し、
減圧乾燥し、精製P11.1gを得た。この時のPIの
純度は60%で、原料SLPホワイトからのPIの回収
率は83%であった。
実施■工 大豆レシチンSLPホワイト(PI含量8%)850g
にエタノール8.52を加え、30°Cで2時間攪拌し
、SLPホワイト中に含まれるPCとPEの一部を除去
した後、減圧乾燥し、以後は実施例1と同様に転移反応
、n−プロパツール精製、メタノール抽出、アセトン沈
澱によりPIを精製し、精製PI61gを得た。精製P
Iの純度は78%で、SLPホワイトからのPIの回収
率は70%であった。
実藷拠旦 サフラワーレシチン(日清製油社製、PI含量15%)
  500gを用いる以外は実施例1と同様に行い、サ
フラワーレシチンからの精製PI36gを得た。この時
のPIの純度は80%で、原料サフラワーレシチンから
のPIの回収率は60%であった。
又、サフラワーレシチン500gの代わりにアマニレシ
チン(日清製油社製、PI含量10%)500gを用い
て、上記と同様に行い、アマニレシチンからの精製PI
44gを得た。この時のPIの純度は70%で、原料ア
マニレシチンからのPIの回収率は62%であった。
さらに、乾燥パン酵母からクロロホルム−メタ)−ル(
1: I V/V) テ抽出したリン脂質(P1含量1
5%)10gを用いて、]「のスケールで上記と同様に
行い、精製P11.5gを得た。この時のPIの純度は
70%で、原料リン脂質からのPIの回収率は70%で
あった。
n遺ユ 大豆レシチンSLPホワイト(PI含量8%)500 
gにエタノール501を加え、30°Cにて20時間攪
拌し、SLPホワイトからPC及びPEを抽出し、残渣
を回収し、減圧上乾燥した。得られたリン脂質110g
のPI線純度37%となり、上述の前処理サンプルと同
程度のリン脂質組成を有するリン脂質が得られた。
このリン脂質110gを112のメタノールに懸濁し、
30°Cにて24時間抽出を行った。抽出液のPI線純
度50%で、PIの回収率は80%であった。沈澱物を
遠心分離にて除去し、上清を5倍に濃縮し、アセトン1
01を加え、生ずる沈澱物を回収し、減圧乾燥し、精製
PIJ6gを得た。この時のPIの純度は60%で、原
料のSLPホワイトからのPIの回収率は70%であっ
た。
ftJJl上 大豆レシチンSLPホワイト(PI含量8%)Logに
メタノール1000dを加え、30°Cで24時間攪拌
し、PIの抽出を行った。この時、メタノール抽出液の
Pr純度は8%であった。抽出後、遠心分離し、上清を
5倍に濃縮した後、アセトン12を加え、沈澱物を回収
し、PIの純度とP1回収率を求めた。PIの純度は3
0%、PIの回収率は50%が上限であり、前処理操作
を行わないと十分に精製効果が得られないことがわかっ
た。
ル較貰l 実施例1と同様な方法により調整した前処理サンプル(
1) 1 gに各種溶媒100dを加え、30°Cにて
24時間、攪拌抽出を行い、抽出液のPI線純度調べた
。その結果を第3表に示した。
第3表 PI線純度%) 前処理サンプル(1)     37 メタノール抽出液    52 エタノール抽出液    22 プロパツール抽出液     15 イソプロパツール抽出液      0アセトン抽出液
    O 酢酸エチル抽出液    33 アセトニトリル抽出液      0 クロロホルム抽出液     37 第3表の結果から、PIの抽出にはメタノールだけが有
効であることが分かる。
止較勇l ケイ酸(110℃で一夜活性化)40gとセライト20
gを混ぜ、クロロホルムに懸濁し、内径2.5cm、長
さ501のカラムに詰め、ケイ酸カラムクロマトグラフ
ィーを行った。即ち、大豆レシチン(SLPホワイト)
0.5gを5dのクロロホルムに溶解後、カラムにかけ
、クロロホルム−メタノール(4: I V/V) 1
000−を流した後、PIを溶出する為にクロロホルム
−メタノール(3: 2 V/V)250−を流し、P
Iを回収した。回収したPIの純度は40%で、収量は
50%であった。PIの純度、回収率共に実施例1と比
べて良くなかった。
又、20gのDEAE−セルロースをlN−HC423
00戚とI N−Na OH300mで活性化した後、
中性になるまで水洗し、メタノールを加えて水分を除き
、減圧乾燥し、DEAE−セルロースを精製り、−k。
精製DEAE−セルロース15gニ100m1の酢酸を
加え、内径2.5cm、長さ30C11のカラムに詰め
、メタノール1,51を流し、その後1.5尼のクロロ
ホルムを流し、DEAE−セルロースカラムを調整した
。次に、大豆レシチンSLPホワイト0.2gを5dの
クロロホルムに溶解し、カラムにかけた後、500戚の
クロロホルム、50Mのクロロホルム−メタ/−ル(9
: I V/V)、500dのクロロホルム−メタノー
ル(7: 3 V/V)を流した後、PIを溶出するた
めに1500dのクロロホルム−メタノール−アンモニ
ア−酢酸(4:1:0.1  :0.03)を流した。
溶出液のPI線純度40%で、PI回収率は60%であ
った。これを減圧下で濃縮乾固し、PIの純度を測定す
ると30%となり、純度の低下がみられた。
代理人   弁理士  逢坂 宏

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ホスファチジルイノシトールを含有する原料リン脂
    質からメタノールを用いて前記ホスファチジルイノシト
    ールを特異的に抽出し、かつ回収するリン脂質の精製方
    法。
JP11684689A 1989-05-10 1989-05-10 リン脂質の精製方法 Pending JPH02295992A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016503439A (ja) * 2012-10-24 2016-02-04 カーギル インコーポレイテッド リン脂質の含有材料からの画分化方法

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