JPH0229615B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0229615B2 JPH0229615B2 JP56145010A JP14501081A JPH0229615B2 JP H0229615 B2 JPH0229615 B2 JP H0229615B2 JP 56145010 A JP56145010 A JP 56145010A JP 14501081 A JP14501081 A JP 14501081A JP H0229615 B2 JPH0229615 B2 JP H0229615B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- fibers
- silica
- ceramic
- alumina
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Inorganic Fibers (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
Description
この発明は耐熱性無機質繊維に関する。耐熱性
無機質繊維の最も一般的なものは通常セラミツク
フアイバーと称されるもので、アルミナとシリカ
より成りガラス質で平均約3μmの直径の繊維か
らなる。 近年、石油の節約の要請から各種工業窯炉にお
いても省エネルギー対策を講ずるようになつて来
て、炉壁へのセラミツクフアイバーの採用が急速
に普及しそれ相応の成果を挙げているが、一方で
はセラミツクフアイバーを用いた炉壁の層状剥
離、目地開きや亀裂の発生、炉壁や天井の部分的
或いは全面的な崩落などの事故の発生しているこ
とも事実である。これらの事故の原因を探つてみ
ると、使用したセラミツクフアイバー製品の耐熱
性が、その使用された環境条件で要求されている
水準に達していないこと、換言すれば使用条件が
セラミツクフアイバーにとつて厳しすぎること
が、多くの場合結論として指摘されてきた。セラ
ミツクフアイバーはガラス質材料であるから、加
熱されるとより安定な構造である結晶へ変態し、
これに伴つて繊維の収縮、強度の劣化が起り、こ
の繊維の集合体であるセラミツクフアイバー製品
の収縮、弾力性低下が生ずることになる。この現
象に関する発表や文献は多いが、その中の代表的
なものを示せば、Leonard E.Olds、Williom C.
Miller、John M.Pallo、“Hish Temperature
Alumina−Silicate Fibers Stabilized with
Cr2O3 Ceramic Bulletin、59、7、739−741
(1980)である。Oldsらはこの中で従来のアルミ
ナ−シリカ質セラミツクフアイバーとこれにクロ
ミアを3〜4%含有したセラミツクフアイバー
(クロミア安定化セラミツクフアイバー)との比
較を行つてセラミツクフアイバーの変質及びクロ
ミアの安定化作用とその効果を解明した。その結
果、クロミアの効果は、繊維の結晶化を遅延ない
し予防するものではなく、繊維間の接点で起る焼
結を防止するものであるとの注目すべき事実を発
見し、従来考えられていた結晶化が繊維及びその
集合体としてその製品の劣化をきたすという説を
覆した。しかしながら、Oldsらが試験に供した
クロミア含有アルミナ−シリカ質セラミツクフア
イバーも、その耐熱性が従来のアルミナ−シリカ
質のものより向上したとはいうものの、尚今日要
請されている厳しい使用条件に満足して適応でき
るものとは言に難いものである。そこで今日で
は、全く別の方法で造られた結晶質繊維が高価で
あるにも拘らず必要な個所に採用されざるを得な
い現状にある。この製品は微細結晶より構成され
ており、例えば英国のImperial Chemical
Industries Ltd.の「サフイル」と称されるアルミ
ナ質繊維、本出願人会社の「フアイバーマツク
ス」と称するムライト質繊維である。これらのク
ロミア含有セラミツクフアイバーB、ムライト質
結晶質繊維Cを、アルミナ−シリカ質セラミツク
フアイバーAと対比して、その熱膨張、収縮率
(繊維長線変化率)で示したのが第1図である。
この実験は、各フアイバー1本毎にその端部に錘
りをつりさげて垂直に保ち、これをいづれも昇温
速度3℃/minで昇温して各繊維の膨張或いは収
縮率を測定したものである。第1図からも明らか
なように、アルミナ−シリカ質セラミツクフアイ
バー、クロミア含有セラミツクフアイバーのいづ
れもが950℃附近で急激な繊維の収縮を起してい
る。これに対しムライト結晶質繊維の場合は1000
℃までほとんど膨張、収縮はなく、1400℃で約
3.3%の膨張をしている。アルミナ−シリカ質セ
ラミツクフアイバーにおける収縮の原因の究明の
ために、発明者らは外に多数の実験を行つたが、
その結果これはムライト結晶の晶出と深い関係の
あることが認められ、ムライトの晶出をもたらす
ような組成ではいづれも950℃における繊維の急
激な収縮を防止し得ないとの結論に達した。そこ
で発明者らは更に研究を重ねたが、まず石英ガラ
スが高温での粘性の低下が少なく、他の耐熱ガラ
スよりも安定であることに着目し、しかもそこで
のアルミナに代る添加物を各種の実験を重ねなが
ら探究していたところ、ここに、周期率表第4周
期の第5ないし第8族に属する金属の酸化物を前
記石英ガラスに配合した基本組成の原料から従来
と同等またはその以上の耐熱性繊維の得られるこ
とを見出した。しかも上記原料を用いると、在来
のセラミツクフアイバーの製造に用いられたと同
一な工程および装置の用いられることも確認さ
れ、最終的にこの発明を完成したものである。 即ちこの発明は、V、Fe、Co、Ni、Cr、Mn
の酸化物の1種または2種以上を4〜30モル%、
シリカを70〜90モル%、CaO、MgO、TiO2、
Al2O3の1種または2種以上を0〜26モル%含
み、全体が均一なガラス質であることを特徴とす
る耐熱性無機質繊維である。 以下にこの発明を説明する。 本発明の基本成分はシリカと周期律表の第4周
期の第族ないし第族に属する金属、即ちV、
Cr、Mn、Fe、Co及びNiの酸化物(以下、金属
酸化物という)である。シリカにこの金属酸化物
を4〜30モル%混合することにより、繊維の耐熱
性を大巾に向上させるとともに溶融状態にあるシ
リカに電気伝導性を与える。即ち、シリカは溶融
状態にでも大きな電気抵抗を有するが、これに上
記金属酸化物を配合することによつて電気伝導性
を与え電気炉での溶解を容易にすることが出来
る。シリカは70モル%未満となると金属酸化物及
び後述する第3成分の量を増大させ、逆にシリカ
の量が低減してガラスの安定性が低下し、金属酸
化物の結晶が晶出し易くなつてシヨツトが大量に
生成し繊維の収率が低下して来る。また耐熱性も
乏しくなる。一方シリカが90モル%を越えると融
液の粘性が大きくなつて電気炉より液を流出させ
ることが出来なくなる。本発明によつて得られた
繊維は、常温において或いはこれが加熱される以
前、大部分の金属酸化物はガラスの1成分を構成
し、或いは石英ガラス中に溶融した状態にあり、
固相として存在するものはごく僅かである。従つ
て、金属酸化物とシリカより成るガラスの耐熱性
を著るしく阻害することなく、かつこのガラスを
安定化させる働きをなす第3成分を更に原料に添
加することは一向に差支えない。かかる第3成分
としてはカルシア(CaO)、マグネシア(MgO)、
チタニア(TiO2)及びアルミナ(Al2O3)の1種
または2種以上の組合わせがあり、これらを金属
酸化物及びシリカの量を上記に規制した範囲とし
たうえで用いると相応の効果を発揮する。上記の
原料混合物は在来のセラミツクフアイバーの製造
の方式と全く同じ方法で繊維化される。即ち、原
料を米国特許属2686821号明細書に開示されてい
るような構造の電気炉で溶解し、湯出し口より流
出させた溶融物を、米国特許第3476324号明細書
で開示するノズルを用いて空気又は蒸気で吹き飛
ばし繊維化させるものである。 本発明の構成は以上の通りであるが、これによ
れば得られたセラミツクフアイバーは従来のアル
ミナ−シリカ質セラミツクフアイバー或いは米国
特許第3449137号に開示されたクロミアを原料中
に配合したアルミナ−シリカ質セラミツクフアイ
バーよりも明らかに耐熱性が改善したものとする
ことが出来た。 なお、本発明者がこの発明の効果の確認のため
用いた試験はシガレツトガスライターによる簡易
耐熱試験、繊維長変化率の測定、ブランケツトの
線収縮率試験などである。まずシガレツトガスラ
イターによる簡易耐熱試験は、シガレツトガスラ
イターの焔に耐熱性繊維を直接近かづけるもので
ある。この試験によつて従来のアルミナ−シリカ
質セラミツクフアイバーは全て端部から収縮して
見えなくなつてしまうので、この試験で本発明品
と従来品との優劣を簡単に判別することができ
る。次の繊維長の変化測定は、1本の繊維を昇温
加熱しながらその繊維の膨張、収縮を測定するも
のであるが、その場合繊維を吊り下げる支持棒と
して白金線を用い、繊維をほぼ垂直に保つために
繊維先端にシヨツト(shot)が附着したものを選
んでこのシヨツトを錘りとし、シヨツトのない繊
維にはセラミツクフアイバーの微粉末をコイルダ
ルシリカ液中に懸濁させてコーテイングセメント
の一滴を先端に付着させ、乾燥したものを用い
た。最後のブランケツト製品の線収縮率の測定で
は一部の繊維試料を水中で撹拌して大部分のシヨ
ツトを除去したのち、常法に従つてブランケツト
に形成し、その加熱線収縮率を測定した。以下に
実施例を示して本発明を更に説明する。 実施例 1 (金属酸化物としてクロミアを用いた場合) 原料として、シリカ源はオーストラリア産フリ
マントル珪砂、クロミアはPfzer−Quigley社製
のAecrox−R(商品名)、アルミナは住友化学社
製A−21(商品名)、その他は市販の工業薬品を用
いた。 上記原料を湯出し口幅25mmの電気炉で溶融し、
電気炉を傾斜させてここから徐々に溶融物を流出
させながら米国特許第3426324号に示されている
ノズルを用いて圧縮空気で吹き飛ばし繊維化し
た。圧縮空気は750Kg/cm2、容量10m3/minとし
た。繊維は金属で囲つた集綿室で集綿した。繊維
のシヨツト量は比較的少なく、X線回折分析の結
果結晶質の存在は認められなかつた。繊維の一部
をとり、これにシガレツトガスライターの焔を近
づけ、その際焔中でも肉眼的に収縮が認められな
いものを「優」とし、僅かな収縮が認められる
が、従来のセラミツクフアイバーよりもその程度
が大巾に少ないと認められるものを「良」とし
た。外に軟化温度、ブランケツト収縮率等につい
ても測定しその結果を第1表に示した。なお繊維
長変化率の測定結果は第2図A〜Kとして示し
た。
無機質繊維の最も一般的なものは通常セラミツク
フアイバーと称されるもので、アルミナとシリカ
より成りガラス質で平均約3μmの直径の繊維か
らなる。 近年、石油の節約の要請から各種工業窯炉にお
いても省エネルギー対策を講ずるようになつて来
て、炉壁へのセラミツクフアイバーの採用が急速
に普及しそれ相応の成果を挙げているが、一方で
はセラミツクフアイバーを用いた炉壁の層状剥
離、目地開きや亀裂の発生、炉壁や天井の部分的
或いは全面的な崩落などの事故の発生しているこ
とも事実である。これらの事故の原因を探つてみ
ると、使用したセラミツクフアイバー製品の耐熱
性が、その使用された環境条件で要求されている
水準に達していないこと、換言すれば使用条件が
セラミツクフアイバーにとつて厳しすぎること
が、多くの場合結論として指摘されてきた。セラ
ミツクフアイバーはガラス質材料であるから、加
熱されるとより安定な構造である結晶へ変態し、
これに伴つて繊維の収縮、強度の劣化が起り、こ
の繊維の集合体であるセラミツクフアイバー製品
の収縮、弾力性低下が生ずることになる。この現
象に関する発表や文献は多いが、その中の代表的
なものを示せば、Leonard E.Olds、Williom C.
Miller、John M.Pallo、“Hish Temperature
Alumina−Silicate Fibers Stabilized with
Cr2O3 Ceramic Bulletin、59、7、739−741
(1980)である。Oldsらはこの中で従来のアルミ
ナ−シリカ質セラミツクフアイバーとこれにクロ
ミアを3〜4%含有したセラミツクフアイバー
(クロミア安定化セラミツクフアイバー)との比
較を行つてセラミツクフアイバーの変質及びクロ
ミアの安定化作用とその効果を解明した。その結
果、クロミアの効果は、繊維の結晶化を遅延ない
し予防するものではなく、繊維間の接点で起る焼
結を防止するものであるとの注目すべき事実を発
見し、従来考えられていた結晶化が繊維及びその
集合体としてその製品の劣化をきたすという説を
覆した。しかしながら、Oldsらが試験に供した
クロミア含有アルミナ−シリカ質セラミツクフア
イバーも、その耐熱性が従来のアルミナ−シリカ
質のものより向上したとはいうものの、尚今日要
請されている厳しい使用条件に満足して適応でき
るものとは言に難いものである。そこで今日で
は、全く別の方法で造られた結晶質繊維が高価で
あるにも拘らず必要な個所に採用されざるを得な
い現状にある。この製品は微細結晶より構成され
ており、例えば英国のImperial Chemical
Industries Ltd.の「サフイル」と称されるアルミ
ナ質繊維、本出願人会社の「フアイバーマツク
ス」と称するムライト質繊維である。これらのク
ロミア含有セラミツクフアイバーB、ムライト質
結晶質繊維Cを、アルミナ−シリカ質セラミツク
フアイバーAと対比して、その熱膨張、収縮率
(繊維長線変化率)で示したのが第1図である。
この実験は、各フアイバー1本毎にその端部に錘
りをつりさげて垂直に保ち、これをいづれも昇温
速度3℃/minで昇温して各繊維の膨張或いは収
縮率を測定したものである。第1図からも明らか
なように、アルミナ−シリカ質セラミツクフアイ
バー、クロミア含有セラミツクフアイバーのいづ
れもが950℃附近で急激な繊維の収縮を起してい
る。これに対しムライト結晶質繊維の場合は1000
℃までほとんど膨張、収縮はなく、1400℃で約
3.3%の膨張をしている。アルミナ−シリカ質セ
ラミツクフアイバーにおける収縮の原因の究明の
ために、発明者らは外に多数の実験を行つたが、
その結果これはムライト結晶の晶出と深い関係の
あることが認められ、ムライトの晶出をもたらす
ような組成ではいづれも950℃における繊維の急
激な収縮を防止し得ないとの結論に達した。そこ
で発明者らは更に研究を重ねたが、まず石英ガラ
スが高温での粘性の低下が少なく、他の耐熱ガラ
スよりも安定であることに着目し、しかもそこで
のアルミナに代る添加物を各種の実験を重ねなが
ら探究していたところ、ここに、周期率表第4周
期の第5ないし第8族に属する金属の酸化物を前
記石英ガラスに配合した基本組成の原料から従来
と同等またはその以上の耐熱性繊維の得られるこ
とを見出した。しかも上記原料を用いると、在来
のセラミツクフアイバーの製造に用いられたと同
一な工程および装置の用いられることも確認さ
れ、最終的にこの発明を完成したものである。 即ちこの発明は、V、Fe、Co、Ni、Cr、Mn
の酸化物の1種または2種以上を4〜30モル%、
シリカを70〜90モル%、CaO、MgO、TiO2、
Al2O3の1種または2種以上を0〜26モル%含
み、全体が均一なガラス質であることを特徴とす
る耐熱性無機質繊維である。 以下にこの発明を説明する。 本発明の基本成分はシリカと周期律表の第4周
期の第族ないし第族に属する金属、即ちV、
Cr、Mn、Fe、Co及びNiの酸化物(以下、金属
酸化物という)である。シリカにこの金属酸化物
を4〜30モル%混合することにより、繊維の耐熱
性を大巾に向上させるとともに溶融状態にあるシ
リカに電気伝導性を与える。即ち、シリカは溶融
状態にでも大きな電気抵抗を有するが、これに上
記金属酸化物を配合することによつて電気伝導性
を与え電気炉での溶解を容易にすることが出来
る。シリカは70モル%未満となると金属酸化物及
び後述する第3成分の量を増大させ、逆にシリカ
の量が低減してガラスの安定性が低下し、金属酸
化物の結晶が晶出し易くなつてシヨツトが大量に
生成し繊維の収率が低下して来る。また耐熱性も
乏しくなる。一方シリカが90モル%を越えると融
液の粘性が大きくなつて電気炉より液を流出させ
ることが出来なくなる。本発明によつて得られた
繊維は、常温において或いはこれが加熱される以
前、大部分の金属酸化物はガラスの1成分を構成
し、或いは石英ガラス中に溶融した状態にあり、
固相として存在するものはごく僅かである。従つ
て、金属酸化物とシリカより成るガラスの耐熱性
を著るしく阻害することなく、かつこのガラスを
安定化させる働きをなす第3成分を更に原料に添
加することは一向に差支えない。かかる第3成分
としてはカルシア(CaO)、マグネシア(MgO)、
チタニア(TiO2)及びアルミナ(Al2O3)の1種
または2種以上の組合わせがあり、これらを金属
酸化物及びシリカの量を上記に規制した範囲とし
たうえで用いると相応の効果を発揮する。上記の
原料混合物は在来のセラミツクフアイバーの製造
の方式と全く同じ方法で繊維化される。即ち、原
料を米国特許属2686821号明細書に開示されてい
るような構造の電気炉で溶解し、湯出し口より流
出させた溶融物を、米国特許第3476324号明細書
で開示するノズルを用いて空気又は蒸気で吹き飛
ばし繊維化させるものである。 本発明の構成は以上の通りであるが、これによ
れば得られたセラミツクフアイバーは従来のアル
ミナ−シリカ質セラミツクフアイバー或いは米国
特許第3449137号に開示されたクロミアを原料中
に配合したアルミナ−シリカ質セラミツクフアイ
バーよりも明らかに耐熱性が改善したものとする
ことが出来た。 なお、本発明者がこの発明の効果の確認のため
用いた試験はシガレツトガスライターによる簡易
耐熱試験、繊維長変化率の測定、ブランケツトの
線収縮率試験などである。まずシガレツトガスラ
イターによる簡易耐熱試験は、シガレツトガスラ
イターの焔に耐熱性繊維を直接近かづけるもので
ある。この試験によつて従来のアルミナ−シリカ
質セラミツクフアイバーは全て端部から収縮して
見えなくなつてしまうので、この試験で本発明品
と従来品との優劣を簡単に判別することができ
る。次の繊維長の変化測定は、1本の繊維を昇温
加熱しながらその繊維の膨張、収縮を測定するも
のであるが、その場合繊維を吊り下げる支持棒と
して白金線を用い、繊維をほぼ垂直に保つために
繊維先端にシヨツト(shot)が附着したものを選
んでこのシヨツトを錘りとし、シヨツトのない繊
維にはセラミツクフアイバーの微粉末をコイルダ
ルシリカ液中に懸濁させてコーテイングセメント
の一滴を先端に付着させ、乾燥したものを用い
た。最後のブランケツト製品の線収縮率の測定で
は一部の繊維試料を水中で撹拌して大部分のシヨ
ツトを除去したのち、常法に従つてブランケツト
に形成し、その加熱線収縮率を測定した。以下に
実施例を示して本発明を更に説明する。 実施例 1 (金属酸化物としてクロミアを用いた場合) 原料として、シリカ源はオーストラリア産フリ
マントル珪砂、クロミアはPfzer−Quigley社製
のAecrox−R(商品名)、アルミナは住友化学社
製A−21(商品名)、その他は市販の工業薬品を用
いた。 上記原料を湯出し口幅25mmの電気炉で溶融し、
電気炉を傾斜させてここから徐々に溶融物を流出
させながら米国特許第3426324号に示されている
ノズルを用いて圧縮空気で吹き飛ばし繊維化し
た。圧縮空気は750Kg/cm2、容量10m3/minとし
た。繊維は金属で囲つた集綿室で集綿した。繊維
のシヨツト量は比較的少なく、X線回折分析の結
果結晶質の存在は認められなかつた。繊維の一部
をとり、これにシガレツトガスライターの焔を近
づけ、その際焔中でも肉眼的に収縮が認められな
いものを「優」とし、僅かな収縮が認められる
が、従来のセラミツクフアイバーよりもその程度
が大巾に少ないと認められるものを「良」とし
た。外に軟化温度、ブランケツト収縮率等につい
ても測定しその結果を第1表に示した。なお繊維
長変化率の測定結果は第2図A〜Kとして示し
た。
【表】
【表】
実施例 2
(金属酸化物がクロミアと酸化鉄である場合)
金属酸化物としてインド産クロム鉱石を用い
た。その化学分析値は次の通りであつた。
た。その化学分析値は次の通りであつた。
【表】
これ以外は実施例1と同様にして繊維を造り、
実施例1と同様に試験した。結果を次表に示す。
実施例1と同様に試験した。結果を次表に示す。
【表】
なお繊維長変化率の測定結果を第3図a〜hと
して示した。 実施例 4 (その他の金属の酸化物の場合) 酸化コバルト、五酸化バナジウム、酸化ニツケ
ル、酸化鉄を金属酸化物として用い実施例1、2
と同様の実験をした。結果を第4表に示した。な
お、No.5、No.6はシリカが本発明の範囲内にない
もので比較例として示した。またこれらの繊維長
変化率は第4図イ〜ヌで示した。
して示した。 実施例 4 (その他の金属の酸化物の場合) 酸化コバルト、五酸化バナジウム、酸化ニツケ
ル、酸化鉄を金属酸化物として用い実施例1、2
と同様の実験をした。結果を第4表に示した。な
お、No.5、No.6はシリカが本発明の範囲内にない
もので比較例として示した。またこれらの繊維長
変化率は第4図イ〜ヌで示した。
第1図はアルミナ−シリカ質セラミツクフアイ
バーA、クロミア安定化セラミツクフアイバー
B、ムライト質結晶質セラミツクフアイバーCの
温度変化に対する繊維長変化率(%)を示す線
図、第2図A〜K及び第3図a〜hは、いづれも
この発明になるセラミツクフアイバーの温度変化
に対する繊維長変化率(%)を示す線図、第4図
イ〜ヌはホ,ヘを除き、いづれもこの発明になる
セラミツクフアイバーの温度変化に対する繊維長
変化率%を示す線図である。上記ホ,ヘは本発明
の比較例として示したセラミツクフアイバーの温
度変化に対する繊維長変化率を示す線図。
バーA、クロミア安定化セラミツクフアイバー
B、ムライト質結晶質セラミツクフアイバーCの
温度変化に対する繊維長変化率(%)を示す線
図、第2図A〜K及び第3図a〜hは、いづれも
この発明になるセラミツクフアイバーの温度変化
に対する繊維長変化率(%)を示す線図、第4図
イ〜ヌはホ,ヘを除き、いづれもこの発明になる
セラミツクフアイバーの温度変化に対する繊維長
変化率%を示す線図である。上記ホ,ヘは本発明
の比較例として示したセラミツクフアイバーの温
度変化に対する繊維長変化率を示す線図。
Claims (1)
- 1 V、Fe、Co、Ni、Cr、Mnの酸化物の1種
または2種以上を4〜30モル%、シリカを70〜90
モル%、CaO、MgO、TiO2、Al2O3の1種また
は2種以上を0〜26モル%含み、全体が均一なガ
ラス質であることを特徴とする耐熱性無機質繊
維。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14501081A JPS5846121A (ja) | 1981-09-14 | 1981-09-14 | 耐熱性無機質繊維 |
| CA000411260A CA1189091A (en) | 1981-09-14 | 1982-09-13 | Heat-resistant inorganic fiber |
| DE8282108434T DE3269411D1 (en) | 1981-09-14 | 1982-09-13 | Heat resistant inorganic fiber |
| EP19820108434 EP0074655B1 (en) | 1981-09-14 | 1982-09-13 | Heat resistant inorganic fiber |
| AU88370/82A AU540095B2 (en) | 1981-09-14 | 1982-09-14 | Silica based fibres |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14501081A JPS5846121A (ja) | 1981-09-14 | 1981-09-14 | 耐熱性無機質繊維 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5846121A JPS5846121A (ja) | 1983-03-17 |
| JPH0229615B2 true JPH0229615B2 (ja) | 1990-07-02 |
Family
ID=15375353
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14501081A Granted JPS5846121A (ja) | 1981-09-14 | 1981-09-14 | 耐熱性無機質繊維 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5846121A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| PL2969989T3 (pl) | 2013-03-15 | 2019-10-31 | Unifrax I Llc | Włókno nieorganiczne |
| ES2744914T3 (es) | 2014-07-16 | 2020-02-26 | Unifrax I Llc | Fibra inorgánica con contracción y resistencia mejorados |
| CN111448173A (zh) | 2017-10-10 | 2020-07-24 | 尤尼弗瑞克斯 I 有限责任公司 | 无结晶二氧化硅的低生物持久性无机纤维 |
| US10882779B2 (en) | 2018-05-25 | 2021-01-05 | Unifrax I Llc | Inorganic fiber |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5331711A (en) * | 1976-09-06 | 1978-03-25 | Kansai Hoon Kogyo Kk | Manufacture of inorganic porous mold products |
| JPS53115711A (en) * | 1977-03-19 | 1978-10-09 | Kyushu Refractories | Silicaachrome base refractories |
| JPS5626081A (en) * | 1979-08-03 | 1981-03-13 | Kuraray Co | Leather like sheet with good hydrolysis resistance and folded crepe and production |
-
1981
- 1981-09-14 JP JP14501081A patent/JPS5846121A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5846121A (ja) | 1983-03-17 |
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