JPH02305631A - 食品包装材の製造方法及び食品包装用袋体 - Google Patents

食品包装材の製造方法及び食品包装用袋体

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JPH02305631A
JPH02305631A JP1127189A JP12718989A JPH02305631A JP H02305631 A JPH02305631 A JP H02305631A JP 1127189 A JP1127189 A JP 1127189A JP 12718989 A JP12718989 A JP 12718989A JP H02305631 A JPH02305631 A JP H02305631A
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は食品包装材及び食品包装用袋体並びにこれらの
製造方法に関する。
従来よりハム、ソーセージ等の加工肉の如き食品を包装
するための種々の袋体が提案されている。
殊に此種袋体は、フィルム内面と加工肉類との密着性に
乏しい場合、加工肉類と袋体との間に隙間を生じ、この
隙間に肉汁、水分等がたまるいわゆる離水現象が起こり
、加工肉類の保存性が低下してしまうという問題を生じ
る。従って肉密着性を向上させる為に、コロナ放電処理
を施して内面の濡れ張力を向上せしめることが提案され
ている。
然るにフィルム内面の濡れ張力が増大するとヒートシー
ル強度が低下し、シール部で破袋が生ずるという新たな
問題を伴う。即ち加工肉類は一般に袋体に原料肉を充填
後、脱気、封印した後火に60〜80℃程度で数時間熱
水処理されるのが通常であり、この処理過程で原料肉の
膨張が生起し、ヒートシール部の強度が不足するとヒー
トシール部に於て破袋してしまう。殊にこの傾向は例え
ば最内層がポリオレフィン系樹脂層である熱収縮性多層
フィルム等のプラスチックフィルムからなる袋体の様に
、前記処理過程で原料肉の膨張と袋体の収縮とが同時に
生起する袋体に於て顕著である。
本発明は従来技術の上記問題点を一挙に解決し、優れた
肉密着性を有すると共にヒートシール強度にも優れた食
品包装材及び食品包装用袋体並びにこれらの製造方法を
提供せんとするものである。
問題点を解決するための手段 即ち本発明は a)長尺チューブ状フィルムに、その軸方向を横切る方
向にヒートシールを施す工程、 b)該ヒートシールされたチューブ状フィルムの内部に
気体を導入する工程、及び C)内部に導入された気体によりフィルム内面同志を互
に接触しない状態に保持しつつコロナ放電処理を行いフ
ィルム内面の濡れ張力を向上させる工程 を備えたことを特徴とする食品包装材の製造方法、及び
上記で得られた長尺チューブ状フィルムを所定位置でカ
ットして袋体を得る食品包装用袋体の製造方法並びにこ
れら方法で得られる食品包装材及び袋体に係るものであ
る。
次に図面を参照しながら本発明に係る製造方法の具体例
を述べつつ、本発明を詳述する。
長尺チューブ状フィルム1はまず巻出部2からガイドロ
ール3を介して、間欠駆動する送出しニップロール4.
4に送られる。このニップロール4.4と同じ(送出し
ニップロール5.5の間ニヒートシール機構6が存在し
ており、間欠駆動する送出しニップロール4.4及び5
.5の停止状態の際に、長尺チューブ状フィルム1は走
行方向を横切る方向に逐次ヒートシールされてヒートシ
ール部7を形成し、ヒートシールされたチュ−ブ状フィ
ルムとなる。9はヒートシール部7によりチューブ状フ
ィルムに形成された個々の袋体の開口予定部(通常はヒ
ートシール部7の近傍)に孔8を設ける為のパンチャー
である。ヒートシールされた長尺チューブ状フィルム(
以下袋状長尺物1′という)が送出しロール5.5を出
た時点で、空気充填装置10により前記孔8より空気等
の気体を吹込んで、内部に空気等が充填された個々の袋
体形成部11とする。空気充填装置10は例えば第2図
に示す装置の様に周知の吸着パット12を対となるよう
に左右に設け、この対のパット12の矢印の如き相反方
向への移動により、個々の袋体形成部11を吸着して引
張り、この時空気をエアー噴出口13から孔8を通して
吹込むことにより各袋体形成部11に空気が満たされる
。次いで袋状長尺物1′はガイドバー14.15に導か
れ、垂弛部16を形成し、この垂弛部16で走行状態が
切り替る。即ち、ガイドバー15以後は連続駆動するニ
ップロール17.17により走行速度が律せられること
になる。袋状長尺物1′はまずたとえば図面上下に対に
並んだ案内ロール部18.18・・・・・・で狭められ
、袋状長尺物1′の個々の袋体形成部11が概ね一定の
空気量、即ち一定の厚さとされ、後続のコロナ放電処理
を受は易い状態とされる。コロナ放電処理は袋体11の
内面にコロナ放電処理を施すべくなされるもので、内部
に空気等の気体を介在せしめることによりフィルム内面
の濡れ張力を向上せしめ得る。本発明の前記具体例では
孔8がら空気を吹込み該空気によりフィルム内面同志を
互に接触しない様に保持した状態でコロナ放電処理を行
う。処理中に孔8から空気の漏れがあっても少(とも処
理時において内部空気によりフィルム内面同志が互に接
触しない状態に保持される限り内面の濡れ張力は向上す
る。コロナ放電処理部Aは、図示の装置では放電電極ロ
ール19とアース電極ロール20の一対21を、前後に
2ケ所放電電極ロール19が逆になるように設けられて
いる。この際放電電極ロール19とアース電極ロール2
0とは適宜の間隙を有し、この間を空気の吹き込まれた
袋状長尺物1′が通過しつつ本例では両面から必要な処
理を受けることになる。放電電極ロール19及びアース
電極ロール20と袋状長尺物1′とは両方のロールが接
していても、接していなくても、またどちらか一方のロ
ールが接し、他方のロールは接していなくてもよい。第
1図の装置では放電電極ロール19と袋状長尺物1′と
の間に補助ロール19′を介在せしめ放電電極ロール1
9と袋状長尺物1′の表面との間に若干の間隙を形成せ
しめ、両者が直接接触しない状態で放電処理が行われる
次いで袋状長尺物1′は案内板22により絞り込まれて
徐々に空気が排除され、ニップロール17.17を通過
し、垂弛部23へと送られる。次いで必要ならば間欠駆
動するニップロール24.24及び25.25へ送りカ
ッター26により開口予定部をカットされて、個々の袋
体27となるのである。上記袋状長尺物1′は長尺のま
までカットせずに輸送し、適宜袋体として使用前にカッ
トしてもよく、従ってカットは必要に応じ施せばよい。
以上のような工程をたどって作成された本発明袋体27
はその内面にコロナ放電処理が施されており、これによ
り内面の濡れ張力が向上して優れた内密着性能を有する
と共に、未処理の状態で予めヒートシールが施されてい
るので、コロナ放電処理によるヒートシール強度の低下
が起きることもない。
コロナ放電処理による内面の濡れ張力は内密管柱がある
程度確保されれば十分で特に制限はないが、たとえば3
5ダイン/ c m以上、更には37ダイン/cm以上
とするのが好ましく、特に40〜50ダイン/ c m
程度とするのがより好ましい。
ヒートシール強度は、特に制限はないが、通常180度
剥離方向の値が2.5kg/15mm以上とするのが好
ましく、殊に3.0〜6.5kg/15mm程度とする
のがより好ましい。また90℃熱水中での180℃方向
剥離のヒートシール強度は特に制限はないが、0.8k
g/15mm以上とするのがよく、1.5〜4.0kg
/l 5mm程度とするのがより好ましい。前記したこ
れらのヒートシール強度はコロナ放電処理後にヒートシ
ールした場合、通常では確保できない値であり、この点
でも本発明に係る袋体は優れたものである。続いて前記
した具体例を更に詳述し、併せて種々の好ましい実施態
様を述べるが、本発明はこれに限定されるものではない
本発明においては、図示の装置の如く、長尺チューブ状
フィルム1は走行された状態で各工程を通すのが好まし
く、この原走行状態としてはヒートシール工程、気体導
入工程等は間欠運転とし、ヒートシールされたチューブ
状フィルム即ち袋状長尺物1′内面にコロナ放電処理を
行う工程は連続運転、更にカットする工程は間欠運転と
するのが好ましいが、この限りでなく、種々の変更が可
能である。例えばヒートシール工程の前後にミシン目等
を入れ、連続的にカットしてもよいし、また上記各々の
工程を、別工程としてバッチシステムで行ってもよく、
その他任意の態様で実施可能である。ヒートシールはチ
ューブ状フィルムの軸  一方向を横切る方向に行えば
よく、直角に横切る方向、斜め方向に横切る方向、湾曲
に横切る方向等でもよく、特に制限はない。 コロナ放
電処理は袋状長尺物1′の袋体形成部11内に空気を導
入して少くとも放電処理時にフィルム内面同志が接触し
ない状態で行う。これにより袋体11内面の濡れ張力が
向上する。好ましい方法としては前記した如くパンチャ
ー等の穿孔部材により袋体の開口予定部近傍(開口予定
部を含む)に穿孔を施し、・この穿孔部分(複数でもよ
い)から個々の袋体に空気等の気体を吹込み、内部に導
入された空気等により少くともコロナ放電処理時におい
てフィルム内面同志が接触しない状態で外部からコロナ
放電処理を行う。これにより内面両壁に処理が施され濡
れ張力が向上する。この際、フィルム外表面に放電電極
19やアース電極20が接していると、処理は概ね内面
が主体となり、接していないと表面にも処理が施され印
刷性の向上等にとって便利な場合がある。コロナ放電処
理は前例の如くロール電極を用い、前後に対称に2対設
けることが望ましいが、バー電極等その他の電極を適宜
に用いてもよいし、また電極は1対でも2対以上でもよ
い。
空気は徐々に孔8から漏れ出るためコロナ放電処理部で
の空気層の厚さをどのくらいにしたらよいかは運転条件
等により異なり確定的でないが、空気等の量を概ね均一
に揃える空気量調整部材例えば案内ロール群18等を調
整し、運転条件等にかかわらず空気量をできるだけ一定
に保つ方策を採ることが望ましい。勿論内面の濡れ張力
が充分な効果を奏する程度に向上するならば敢えて空気
量を均一に保つ必要もなく、状況に応じ適宜でよい。た
とえば孔が多いと空気等がなくなることもあるが、コロ
ナ放電処理時に気体が介在している限り構わない。しか
しながら袋状長尺物1′における個々の袋体となる部分
11の空気量の厚さは、チューブ厚込みで0.1〜4.
Qmm好ましくは1.5〜3.Omm程度とするのが好
ましい。また、電極間隔も0.1〜4.0mm好ましく
は1.5〜3.Omm程度を例示できる。これら空気量
の厚さや電極間隔については特に制限はないことは勿論
である。
穿孔を行うには各種穿孔部材によればよいが、特に制限
はなく、孔の位置は袋体の開口予定部近傍、即ちカット
線の近傍である。こうした位置に孔があったとしても将
来袋体27を封する際、孔より内側で適宜の方法により
封緘、封印等を施せばよいので、孔は格別邪魔にならな
い。
空気等を吹込むには第2図の装置が望ましいが、特に制
限はなく、吸着と空気噴射の両方を備えた機構を用いて
もよく、要はスムーズに内部に空気等が吹込まれればよ
い。
コロナ放電処理が終わると案内板22等により絞り込ん
で内部の空気等を抜くが、孔が大きければ案内板22に
達する前に空気等が概ね抜けてしまっていることもある
し、こうした案内板22は必要に応じ設ければよい。
袋状長尺物1′を必要に応じ個々の袋体27にカットす
るには特に制限はないが、例えば2対の送出しロール2
4.24及び25.25とガイド板28の作用とフィル
ムの腰の作用とで水平状に送り出されたフィルムをセン
サーで停止せしめて所定長さとし開口予定部をカッター
26等の切断部材でカットすればよい。カット線の一方
は開口部となり、他方は他の袋体のヒートシール線即ち
底部となるのが通常であるが、ヒートシール線の中央部
と個々の袋体形成部分11の中央をカットして袋体27
としてもよいし、袋体27が作成されるならばどのよう
にカットしようと自由である。
本発明に係る長尺チューブ状フィルムとしては、センタ
ーシール等のないシームレス状のものが好ましいが、用
途によっては長尺帯状フィルムからセンターシールを行
うことにより形成されるいわゆるセンターシールを有す
るものであっても構わない。
本発明における袋体はその奥行方向に所定のシール部が
形成されているものでもかまわないが、かかるシール部
のシール強度はヒートシール強度の値を目的として定め
ないと、シール部から破袋することになるので注意を要
する。勿論こうしたシールはコロナ放電処理前に行われ
れば必要なシール強度を確保することは困難なことでな
い。
本発明チューブ状フィルムの材質、構成等については熱
収縮性を有し且つガスバリヤ−性を有するものが好まし
く、熱収縮性については特に制限はないが、例えば80
℃での温水に30秒浸漬した際に走行方向に8%以上、
走行方向と直角方向に8%以上、好ましくは前者、後者
共に10〜25%程度の熱収縮率のものを好適なものと
して例示できる。また、ガスバリヤ−性についても単層
で不十分な時は多層とすればよい。勿論これら熱収縮性
やガスバリヤ−性はなくてもよいが、加工肉類等の包装
に用いる場合は熱収縮性やガスバリヤ−性を有すること
が望ましい。具体的には係る特性を有する通常の各種プ
ラスチックフィルムを例示できるが、好ましくは多層フ
ィルム、即ち多層プラスチックチューブ状フィルムを例
示でき、2.3.4.5層、それ以上の層構成等を自由
に取ることができる。
多層フィルムとしての好ましい例は、例えば加工肉類等
と接する内面(最内層)にポリオレフィン系樹脂層を備
えていることが望ましい。こうしたポリオレフィン系樹
脂としては、例えばオレフィン類の単独重合体、相互共
重合体、他の共重合可能なモノマー例えば他のビニル系
モノマー等との共重合体及びこれらの変性共重合体等を
例示できる。具体的には例えば低密度から高密度に亘る
各種密度のポリエチレン(線状低密度ポリエチレンを含
む)、ポリプロピレン、ポリブテン、これらの相互共重
合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、変性ポリオレフィ
ン系樹脂等を例示できる。ここで変性ポリオレフィン系
樹脂には、上記オレフィン類の単独又は共重合体等に例
えばマレイン酸、フマル酸、アクリル酸等の不飽和カル
ボン酸又はその酸無水物、エステル若しくは金属塩等の
誘導体を共重合例えばグラフト共重合した変性重合体を
代表的なものとして例示でき、上記変性重合体の単独又
は他の成分、例えば他のポリオレフィン系樹脂との混合
物が含まれる。この際特に好ましいポリオレフィン系樹
脂は低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ア
イオノマー樹脂、変性ポリオレフィン系樹脂、エチレン
−酢酸ビニル共重合体等である。上記ポリオレフィン系
樹脂は単独で或は2種以上混合して用いられ得る。
前記多層チューブは、通常は要求される強度やガスバリ
ヤ−性能を有するもので、且つ2層〜5層或はそれ以上
の樹脂層を以って構成されるのが望ましい。前記した被
包装食品等と接触する面を形成するたとえばポリオレフ
ィン系樹脂は、それ自身酸素等に対するガスバリヤ−性
に乏しいものがあり、そのような場合にはこれに積層さ
れる樹脂層の少くとも1つはガスバリヤ−性を有する樹
脂を用いることが望ましい。ガスバリヤ−性を何する樹
脂には、ナイロン6、ナイロン6.6、これらの共重合
体等のポリアミド系樹脂(ナイロン)、芳香族系ポリア
ミド系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、ポリ塩化ビ
ニリデン系樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合体
等を例示することができる。またガスバリヤ−性に乏し
い樹脂として、前記に例示した如きポリオレフィン、そ
の相互重合体、酢酸ビニルやアクリル酸との共重合体、
変性ポリオレフィン系樹脂、アイオノマー樹脂等のポリ
オレフィン系樹脂等を例示することができ、更にガスバ
リヤ−性につき上記両者の中間的な樹脂としてポリエス
テル系樹脂等を例示することもできる。
好ましい多層チューブの態様は、被包装食品等と接触す
る最内層を形成するポリオレフィン系樹脂層に中間層を
介し又は介さずに耐衝撃性及び耐摩耗性に優れた樹脂層
を最外層であるベースフィルムとして積層したフィルム
を例示でき、好ましい1例として例えば最外層ベースフ
ィルム、中間接着層、ポリオレフィン系樹脂最内層の三
層構成のフィルムを挙げることができる。上記性質を有
するベースフィルムとしては、好ましくはナイロン6、
ナイロン6.6及びその共重合体等のポリアミド系樹脂
、ポリエステル系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂等
が用いられる。特に好ましいのはナイロン6、ナイロナ
ン6.6及びその共重合体等のポリアミド系樹脂等であ
る。ベースフィルムが充分なガスバリヤ−性を有し且つ
最内層ポリオレフィン系樹脂層に接着性を有するときは
、両者の間に中間層を介在させる必要はない。しかし両
者が接着性を有しないか乏しい時、両者に接着性を有す
る中間層を接着層として介在させる必要がある。またベ
ースフィルムがガスバリヤ−性を何しないか或は有して
も更に高度のガスバリヤ−性を要求される時中間層とし
てガスバリヤ−性を有する樹脂層を介在させて要求され
るガスバリヤ−性を充足させることができる。中間層は
1層であってもよいが、2層以上であってもよい。中間
層としては各種の樹脂を使用でき、例えば変性ポリオレ
フィン系樹脂(例えば線状低密度ポリエチレン系変性ポ
リオレフィン)、アイオノマー樹脂、エチレン−エチル
アクリレート樹脂、エチレン−アクリル酸樹脂、エチレ
ン−ビニルアルコール共重合体、芳香族系ポリアミド樹
脂、エチレン−メタクリル酸共重合体及びこれらの混合
物等を例示できる。中間層樹脂どしては隣れる樹脂層に
良好な接着性を有する樹脂が選択使用される。また中間
層にガスバリヤ−性や強度が要求される場合はその程度
に応じて適当な性質を有するものが選択使用される。例
えば最外層ベースフィルムとしてガスバリヤ−性に優れ
且つ強靭なナイロン6、ナイロン6.6等のポリアミド
系樹脂が用いられた時、中間層としては、最内層ポリオ
レフィン系樹脂層及び上記ポリアミド系樹脂層に良好な
接着性を有する変性ポリオレフィン系樹脂、アイオノマ
ー樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合体等が用い
られる。これ等のうち殊に中間層として変性ポリオレフ
ィン系樹脂或はそれ自身ガスバリヤ−性を有するエチレ
ン−ビニルアルコール共重合体樹脂を用いるのは好まし
い態様である。中間層を2層以上設は多層チューブのガ
スバリヤ−性を向上させたり、或は用途面から構成され
る装置特性を多層チューブに付与したりすることができ
る。
多層チューブを構成する各層の樹脂としては、種々の組
合わせを採用できる。好ましい組合わせ例を最外層/1
又は複数の中間層/最内層の順に表示すると以下の通り
である。尚下記において各アルファベット記号は下記の
樹脂を表示するものとする。
A、ポリアミド系樹脂 B:変性ポリオレフィン系樹脂 C:ポリオレフィン系樹脂 D:ボリアミド系樹脂以外のガスバリヤ−性樹脂 A/B/C,A/D/C。
B/A/B、B/D/B% A/D/B。
B/A/B/C,B/D/B/C。
A/D/B/C,A/B/D/B。
B/D/A/B、B/A/D/B。
C/B/D/B/C,A/B/D/B/C。
B/A/D/B/CS B/D/A/B/C。
B/D、/D、、、2/B/CSD/A/B/C。
A / B / C−1/ C−2 尚上記においてC及びC−2は、夫々異なるポリオレフ
ィン系樹脂をD 及びD−2は夫々異なるガスバリヤ−
性樹脂を示す。
上記組合わせにおいてBをアイオノマー樹脂に代えたも
の、また最外層を塩化ビニリデン系樹脂層(D)におき
かえたもの又は塩化ビニリデン系樹脂層を更にコートし
たものも包含される。またDとしてエチレン−ビニルア
ルコール共重合体(ガスバリヤ−性を有する)、塩化ビ
ニリデン系樹脂を使用することもできる。
本発明に係る袋体は、本発明に開示された食品包装材か
ら製造するのが望ましいが、特に制限されず任意の方法
で製造しても構わない。
本発明に係るチューブを袋体として用いる際、その対象
とする被包装物品としてはハム、ソーセージ、ベーコン
等の食肉加工品、魚肉加工品、並びにカマボコ、チクワ
等のねり加工品等を例示でき、各種食品類の包装に広く
利用できる。
本発明に係る袋体に被包装物たる食品を挿入、充填等を
行いしかる後、開口部を封緘、封印するに際してはヒー
トシール方法で行ってもよいが、この場合開口部の内面
にコロナ放電処理が施されていて、シール強度が不足す
ることがあるので、加工肉類等を充填し、次いで前記し
た如き、苛酷な処理を行う場合はクリップ、金属環等に
より封印するのが望ましい。勿論使用によってはヒート
シールを行ってもよく特に制限はない。
本発明に係るチューブがコロナ放電処理によりいわゆる
ブロッキング現象を起こし、開封しくくなる場合は、必
要ならば袋体の内部にスターチ等のブロッキング防止剤
を散布する等公知の方法を講ずればよい。内部散布を行
う場合は、ヒートシール工程前に行ってもよいし、空気
を吹込む際に行ってもよいし、個々の袋体とした後でも
よく、特に制限はないことは勿論である。
次に本発明の実施例を挙げる。
実施例1 表面のベースフィルム層としてナイロン6とナイロン6
.6との共重合体、中間の接着層として線状低密度ポリ
エチレンに無水マレイン酸をグラフト共重合した変性共
重合体を含む変性ポリオレフィン系樹脂、内面層として
線状低密度ポリエチレンを用い、環状ダイスより共押出
してなるインフレーション法により成形した三層フィル
ム、即ち三層チューブを2軸延伸を施して80℃(熱水
)×30秒における熱収縮率が、縦、横20%程度のガ
スバリヤ−性を有するシームレス状の熱収縮性多層チュ
ーブを得た。この方法により得たチューブは厚さが表面
から2015/20μで折径(扁平にした状態での巾)
160mmであった。
こうして得られた長尺チューブ状フィルムを第1図に示
す装置を用い10m/minのスピードで、走行方向を
横切る方向に弯曲したヒートシールを行って袋状長尺物
1′を得、次いでコロナ放電処理を行い、本発明に係る
食品包装材を得た。しかる後所定部分をカットすること
により、第3図に示す如き袋体27を得た。この際コロ
ナ放電処理については第4図に示す如き装置を用いた。
即ち放電電極ロール19とアース電極ロール20との一
対の電極ロール21を放電電極ロールが逆になるように
二対用い、長尺状袋体1′の片方の表面が放電電極ロー
ル19とは接触せず他方表面がアース電極ロール20と
接するようにガイド板28で調整してコロナ放電を行っ
た。この際一対の電極ロール同志の間隔は1.8mmで
あり、空気量の厚さは袋厚込で、前部に配置された電極
ロールの通過時には1.2mm、後部におけるそれの通
過時には、1.2mmであった。
実施例2 表面のベースフィルム厚として、ナイロナン6 −とナ
イロン6.6との共重合体、中間層としてエチレン−酢
酸ビニル共重合体けん化物(エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体)内面層として線状低密度ポリエチレンに無
水マレイン酸とグラフト共重合した変性共重合体を含む
変性ポリオレフィン系樹脂を用いる以外実施例1と同様
にして袋体を得た。これら実施例1.2により得られた
袋体の性質及び肉密着性を第1表に示す。
尚濡れ張力はJ I 5K−6768により測定した値
であり、肉密着性は袋体に加工肉を充填した後クリップ
で封印し、80℃×2時間の熱水にて処理、冷却後のフ
ィルム内面への肉密着性の程度を示している。またシー
ル強度とは常温での180℃方向へ剥離する際のkg/
 15 m mの値であり、熱間シール強度とは90℃
熱水中において180℃方向へ剥離する際のkg/15
mmの値である。
第  1  表 * コロナ放電処理後ヒートシール袋体とは実施例と同
じチューブ状フィルムと、ヒートシールを行う前に実施
例と同様の方法でコロナ放電処理を行い、次いで実施例
と同じ条件でヒートシールを行ったもの **処理なしでヒートシールによる製袋とは実施例と同
じチューブ状フィルムを用い、コロナ放電処理を行わず
に実施例と同じ条件でヒートシールを行ったもの 発明の効果 本発明によると内容物、例えば加工肉類等との密着性が
優れた食品包装用袋体の提供が可能となると共に内容物
を充填し、例えば前記した如き苛酷な処理等を施した場
合でも袋体のヒートシール部が破れにくいという格別な
効果を奏するものであり、内容物たる加工肉類等の食品
類の長期保存が確保され加工肉類を始め多種食品類の包
装に広く用いられ得る。
更に本発明はヒートシールを行った後、コロナ放電処理
を行う効率的な方法の提供を可能にするものでこのため
食品包装材が極めて容易に製造可能となる。
図面の簡単な説明 第1図は本発明方法の実施に用いられる装置の1例を示
す概略説明図、第一2図は空気充填装置の1例を示す概
略図、第3図は本発明方法により得られる袋体の説明図
、第4図はコロナ放電処理部の1例を示す説明図ある。
1・・・・・・長尺チューブ状フィルム1′・・・・・
・ヒートシールされた長尺チューブ状フィルム(袋状長
尺物) 6・・・・・・ヒートシール機構 9・・・・・・パンチャー 10・・・・・・空気充填装置 18.18・・・・・・案内ロール群 A・・・・・・コロナ放電処理部 19・・・・・・放電電極ロール 20・・・・・・アース電極ロール 26・・・・・・カッター 27・・・・・・袋体 (以 上)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)a)長尺チューブ状フィルムに、その軸方向を横
    切る方向にヒートシールを施す工程、 b)該ヒートシールされたチューブ状フィルムの内部に
    気体を導入する工程、及び c)内部に導入された気体によりフィルム内面同志を互
    に接触しない状態に保持しつつコロナ放電処理を行いフ
    ィルム内面の濡れ張力を向上させる工程 を備えることを特徴とする食品包装材の製造方法。
  2. (2)フィルム内面の濡れ張力を35ダイン/cm以上
    に向上せしめる請求項1記載の食品包装用材の製造方法
  3. (3)気体の導入をヒートシールされた袋体の開口予定
    部又はその近傍に設けた孔から気体を吹き込むことによ
    り行う請求項1記載の食品包装材の製造方法。
  4. (4)チューブ状フィルムがガスバリヤー性且つ熱収縮
    性を有する多層フィルムであり、最内層がポリオレフィ
    ン系樹脂層である請求項1記載の食品包装材の製造方法
  5. (5)ヒートシールされ且つコロナ放電処理された長尺
    チューブ状フィルムを所定位置でカットして個々の袋体
    としてなる請求項1記載の食品包装材の製造方法。
  6. (6)1端が開口され少くとも他端がヒートシールれる
    と共に内面がコロナ放電処理により濡れ張力が向上せし
    められた袋体であって、ヒートシール部における180
    度方向剥離のヒートシール強度が2.5kg/15mm
    以上であることを特徴とする食品包装用袋体。
  7. (7)180度方向剥離のヒートシール強度が90℃熱
    水中で0.8kg/15mm以上である請求項6記載の
    食品包装用袋体。
  8. (8)コロナ放電処理されたフィルム内面の濡れ張力が
    35ダイン/cm以上である請求項6記載の食品包装用
    袋体。
  9. (9)袋体がガスバリアー性且つ熱収縮性を有する多層
    フィルムであり最内層がポリオレフィン系樹脂層である
    請求項6記載の食品包装用袋体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003025467A (ja) * 2001-07-19 2003-01-29 Nihon Tetra Pak Kk 包装容器の製造方法およびその容器
JP2011025678A (ja) * 2009-06-26 2011-02-10 Ckk:Kk 包装袋用チューブ状フィルムの製造方法及び包装袋
CN110053329A (zh) * 2018-07-03 2019-07-26 南京沪江复合材料股份有限公司 密封胶包装及其制造方法

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