JPH0235807Y2 - - Google Patents

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JPH0235807Y2
JPH0235807Y2 JP1985077877U JP7787785U JPH0235807Y2 JP H0235807 Y2 JPH0235807 Y2 JP H0235807Y2 JP 1985077877 U JP1985077877 U JP 1985077877U JP 7787785 U JP7787785 U JP 7787785U JP H0235807 Y2 JPH0235807 Y2 JP H0235807Y2
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fragrance
cloisonné
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porous
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、完成した七宝焼又はホーロー製品の
表面又は裏面に特殊の技法により七宝焼用釉薬よ
り成る多孔質部を形成し、この多孔質部に持続性
の芳香粘液を含浸せしめ、かくして一見したとこ
ろ七宝焼自体が芳香を放つかの如き印象を与える
よう工夫したもので、従来見られなかつた七宝焼
に係る考案で、持続性香料としては、例えば特許
第895400号(特公昭52−20037)を用いるので、
長期に芳香を保持することができるので、需要者
に不思議な印象を与えるものである。
(従来の技術) 従来この種技術は殆んど公開された例がない。
その理由は元来七宝焼は、800℃〜1000℃程度の
高温で焼成されるものであるだけに、それ自体に
芳香を内在させるということは困難であり、特に
七宝焼は芯に金属の地金を有するだけに甚だ困難
なものだからである。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、七宝焼に芳香を保持させるための具
体的手段を種々研究したが、七宝焼の表面は焼成
によりとけたガラス質の釉薬を、研磨して輝やく
光沢をあらわすところに美麗な装飾性が生まれる
ものである。従つて、芳料類を保持させることは
困難である。仮りに香料を浸み込ませたフエルト
とか紙などを七宝焼の裏面等に貼着したとして
も、芳香の持続性もさることながら、七宝焼自体
が香を発散するという印象を与えることはできな
いであろう。本考案は七宝焼自体に香料保持機能
を与えることができないかという点について研究
したものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するため試行錯誤を
重ねた結果、先づ常法により完成した七宝焼製品
の裏面又は表面の適宜位置に、少なくとも上記製
品に用いた釉薬の融解温度と同じか、やや低い温
度で融解し、粗粒または中粒といわれる50〜100
メツシユの釉薬をやゝ厚目に塗布し、その融解温
度より100℃〜200℃低い温度に於て、釉薬粒子の
表面のみが解る程度に焼成し、かくして隣接する
粒子が互に接着するが、完全に解けない状態に止
めることにより、釉薬の多孔質部分をつくるので
ある。
次に、持続性香料として、前記特公昭52−
20037号による透明なゲル化アルコール類中に適
宜の香料を添加した粘液状物質を利用する。この
ものは極めて長期間芳香が持続するので、これを
前記多孔質部分に含浸するのである。このように
して得た七宝製品は、多孔質部も釉薬の焼成によ
るものであり粘液は透明であるため、芳香がどう
して保持されているのか判り難い。またこの七宝
焼の多孔質体を接着テープの如きもので封印した
り、全体を袋の中に入れておくと、香は長年月に
わたり芳香を保持できるものである。
多孔質部の形成に関し、融点の低い釉薬を用い
れば、母体となる七宝焼には何ら損傷を与えるこ
とが無いし、熱量の節約にもなる。なお多孔質部
用の粒子の大きさは粗粒、中粒の方が多孔質形成
に便利であるが、必要によつて微粒を用いること
もできる。
上記技法はホーロー製品の場合にも適用でき
る。
(作用) 七宝焼の表面または裏面に形成した多孔質体
は、目が細かいため殆んど多孔質体であることは
気付かれず、母体と同様に研磨しておけば母体の
七宝焼の裏引き面と同様の外観を呈すると共に、
該多孔質部に含浸される香料は、透明粘液である
ため、その存在は殆んど気付かれない。従つて、
七宝焼自体が芳香を発するかの如く見られ、不思
議で面白い商品として喜ばれ、特に帯飾り、ペン
ダント等の装飾品の場合は大いに利用価値を高め
るものである。
(実施例) 本考案実施の一例を述べると、先づ常法により
七宝焼製品をつくる。例えば、清浄処理を施こし
た純銅地金1の表面には適宜の釉薬を盛り、また
裏面には裏引きをなし、これを約850℃で焼成し
て1個の七宝焼Aを得る。この七宝焼を母体とし
て、その表面2の一部分と裏面3の中央部で全面
積の約1/2の広さに800℃〜750℃で融解し、80メ
ツシユ程度の粒子の釉薬を適宜量盛り上げ、これ
を炉内に於て、最初450℃〜500℃からスタートし
次第に約600℃に高め焼成する。そうすると先づ
釉薬の表面のみが融解し初め、隣接する粒子同志
が互に接着するからこの段階で焼成を止める。こ
のような焼成により釉薬の粒子は表層も内部も一
様にその表面のみが融解し、互に接着するが各粒
子間に微小な空隙を生じ、多孔質の七宝焼とな
る。また焼成温度は母体の釉薬融解温度より100゜
以上も低いので母体には何らの影響も及ぼさな
い。
次に持続性香料液について述べると、先づ透明
ゲル化アルコールを得るについての配合組成と処
法は下記の通りで、 (イ) 配合組成 エチルアルコール 70重量% ゲルオールD 0.8 〃 ヒドロキシプロピルメチル 1.5 〃 セルローズ(以下Hと略記) 水 30 〃 〔但し、ゲルオールD(商品名) とはジベレザルソルビツトである〕 (ロ) 処 法 約50゜〜60℃に加温したエチルアルコールにゲ
ルオールDを分散溶解した後、Hを固まらぬよう
に添加分散せしめ、撹拌を続け一様に分散せしめ
た後、これに所量の水を加えることにより、粘度
は急激に増加し共に透明層が増し、最終的に完全
な透明液になるのでここで操作を終了し、放冷す
る。
この透明ゲル化アルコールに適量の香料を添加
し持続性香料を得る。
前記七宝焼の多孔質部4に上記持続性香料を含
浸させると本考案七宝焼は完成する。本考案七宝
焼の多孔質部に含浸された香料は極めて持続性が
高く、放置したまゝでも1年間は芳香を保持する
機能を有する。それは粘液状香料自体が香量の揮
発を押え徐々に香を発散させる性質に優れている
ことゝ、多孔質部4の空隙が微細で数が多いか
ら、含浸量が多く、且つ発散を適度に止めるから
で、フエルト等では全面から急激に発散してしま
うのと比べ、その機能は異なるからである。
なお、多孔質を形成する釉薬は融解温度が低い
ほど熱量の節約になる。また、釉薬の粒度が粗い
ものから中程度の大きさのものが好ましい。余り
粗いと外観を損し、余り微細な粒子では目がつぶ
れ易いので焼成の加減がむつかしい。母体製品の
表面に多孔質部を形成するときは製品の図柄中適
当な部分を多孔質とすれば外観上面白い。
(考案の効果) 本考案は、上述のように普通の七宝焼製品の表
面又は裏面に釉薬による多孔質部を形成し、該部
に持続性香料を含浸させ、一見した所七宝焼自体
が芳香を発しているかの如き印象を与えるもの
で、芳香の持続性は極めて長く、例えば放置した
まゝでも1年近く宝香保持能力があるが、放置す
ることは無意味に香料を消費するので、これを袋
に入れたり、多孔質部を接着テープでシールして
おけば2〜3年間香料を保持することができるも
ので、大へん興味ある製品を提供するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案七宝焼の裏側を示した一部切欠
き説明図(斜視図)である。 符号説明、1……地金、4……多孔質部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 完成した七宝焼本体Aの表面または裏面に前記
    完成品Aに用いた釉薬より50〜100℃低温で融け
    はじめる七宝焼用別の釉薬を適宜塗布した状態で
    これを450〜500℃より加熱を開始し、次第に温度
    を上昇して前記完成品Aの処理温度より約50〜
    100℃低い温度まで達したとき、該七宝焼用別の
    釉薬の粒子の表面のみが融解して互いに隣接する
    もの同志が接着し微細空隙を形成して成る多孔質
    部4内にゲルオールD(商品名)をアルコール類
    に溶解したものにヒドロキシプロピルセルローズ
    を添加分散して調整した透明ゲル化アルコールに
    香料を添加して得られる芳香粘液を含浸して成る
    芳香持続機能を有する七宝焼。
JP1985077877U 1985-05-25 1985-05-25 Expired JPH0235807Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS61198268U JPS61198268U (ja) 1986-12-11
JPH0235807Y2 true JPH0235807Y2 (ja) 1990-09-28

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ID=30621345

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5526187B2 (ja) * 1972-04-20 1980-07-11
JPS5018514A (ja) * 1973-06-19 1975-02-27

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61198268U (ja) 1986-12-11

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