JPH0237209B2 - - Google Patents

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JPH0237209B2
JPH0237209B2 JP55160943A JP16094380A JPH0237209B2 JP H0237209 B2 JPH0237209 B2 JP H0237209B2 JP 55160943 A JP55160943 A JP 55160943A JP 16094380 A JP16094380 A JP 16094380A JP H0237209 B2 JPH0237209 B2 JP H0237209B2
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は水相が高内相比を有する新規な油中水
型エマルジヨンに関するもので、いわゆるピログ
ルタミン酸モノグリセライド類の特性を応用する
ことにより、温度変化に基づく安定性の問題がな
く、しかも使用性に優れた油中水型エマルジヨン
を提供することを目的とする。 油中水型エマルジヨン(以下W/Oエマルジヨ
ンと略記する)は、化粧品、医薬品、食品その他
各種の化学工業製品の形態として使用されてい
る。特に化粧品の分野では、水中油型エマルジヨ
ンよりも皮膚との親和性が良いところから実用性
の高いものとされているが、連続相が油であるた
め、一般的に塗布感がグリース様で、塗布後も油
つぼくギラつきのある外観を呈し、近時化粧品に
望まれている使用性、例えば異和感がなくさつぱ
り感や清涼感のある使用感を有する点について
は、必ずしも満足すべき結果を得るに到つていな
い。また、従来のW/Oエマルジヨンは、温度が
上昇すると、急激に粘度が低下すると共に、高温
で長時間放置すると油成分が離漿する状態を呈
し、逆に低温に放置すると、水が結晶化してエマ
ルジヨンを破壊し、水相成分が分離する現象を生
じる等の傾向を持つ。前記使用性について向上を
図るには、通常、W/Oエマルジヨンにおける水
相濃度を高くする方法がとられるが、水や水と多
価アルコールとを多量に用いることはエマルジヨ
ンの界面膜を破壊しやすく、温度変化により、さ
らに水と油の分離は助長される。 高内相比を有するW/Oエマルジヨンが持つ物
理的特性を改善する試みは、最近特開昭53−
116280号や特開昭55−47613号などに若干現われ
ているが、いずれをとつてみても、実際に製品と
して望まれる長期にわたる温度安定性を確保する
ことは難しい。また、この種のものは、一般的
に、肌に対する塗布時の被膜感が強く、異和感が
あり、化粧品の機能である使用性において殆んど
目的を達し得ない。 そこで、本発明者は、W/Oエマルジヨンの現
下の問題である温度安定性と使用性の両面にわた
る解決を図るため、鋭意研究した結果、グリセリ
ンピログルタミン酸モノ脂肪酸エステル類(いわ
ゆるピログルタミン酸モノグリセライド類、以下
同義に用いる)を特定の基剤成分に一定の割合で
含有せしめることにより、所期の目的を完全に達
成することに成功した。 すなわち、本発明の下記の組成から本質上なる
W/Oエマルジヨンにおいて、 (A) グリセリンピログルタミンモノ脂肪酸エステ
ル類 1〜20重量部 (B) 油剤 2〜20重量部 (C) 分子内に少なくとも3価以上の水酸基を有す
る多価アルコール 1.5〜60重量部 (D) 水 20〜85重量部 油相成分と水相成分との比率が1:3〜1:9
であり、(A)と(B)との比率が1:0.5〜1:5(好ま
しくは1:1〜1:3)、(A)と(C)との比率が1:
0.5〜1:9(好ましくは1:1〜1:5)である
ことを特徴とする高内相比を有するW/Oエマル
ジヨン及び前記エマルジヨンからなる化粧料に関
するものである。 本発明に適用されるピログルタミン酸モノグリ
セライド類としては種々あるが、通常下記一般式
()で示されるピログルタミン酸モノグリセラ
イド、そのエチレンオキサイド付加体もしくはプ
ロピレンオキサイド付加体が有利に使用され、こ
れらを一種又は二種以上を選択して用いるもので
ある。 一般式() (式中、Rは炭素数6〜24の直鎖飽和、直鎖不飽
和、分岐飽和の脂肪酸残基であり、XかHまたは
CH3、a、b、cはエチレンオキサイドまたはプ
ロピレンオキサイドの付加モル数を示し、a+b
+c=0〜50である。) 上記ピログルタミン酸モノグリセライドを得る
方法としては、各種モノグリセライドとピログル
タミン酸を常圧もしくは減圧下において、少量の
触媒を用いずあるいは用いて、140〜200℃で加熱
反応させて得られ、そのエチレンオキサイド付加
体とプロピレンオキサイド付加体は常法の付加反
応により製造される。 本発明に係るピログルタミン酸モノグリセライ
ド類を具体的に挙げると、慣用名称としてピログ
ルタミン酸モノカプレイト、ピログルタミン酸モ
ノラウレイト、ピログルタミン酸モノパルミテイ
ト、ピログルタミン酸モノステアレイト、ピログ
ルタミン酸モノオレエイト、ピログルタミン酸モ
ノイソステアレイト、ピログルタミン酸モノパル
ミテイト(EO)10モル付加体、ピログルタミン
酸モノステアレート(P0)20モル付加体等であ
る。これらの慣用名称は、脂肪酸の種類に着目し
たグリセリンピログルタミン酸モノ脂肪酸エステ
ルの略称である。 ピログルタミン酸モノグリセライドを添加した
化粧料については、既に特公昭48−31900号にお
いて知られているが、ここに開示されている内容
は当該物質を任意に化粧料に添加せしめたもの
で、実施例1にみられるように水中油型のバニシ
ングクリームを主に目的とするものであり(バニ
シングクリームが水中油型のエマルジヨンである
ことは香粧品科学1976年12月1日発行刊第269頁
〜第270頁に記載されている。)、本発明の如き水
相濃度の高い所謂高内相比を有するW/Oエマル
ジヨンを得るためにピログルタミン酸モノグリセ
ライドを用いることは到底想起すべくもない。ま
してや、特定の組成からなる基剤成分に当該物質
を効果的に配合することにより、温度安定性のよ
いエマルジヨンを得ることも、W/Oエマルジヨ
ンの特徴とすべき化粧料として望まれる優れた使
用性についても全く見出されておらず、本発明と
上記特許は完全に異質のものである。 本発明に係るW/Oエマルジヨンに適用される
油剤としては、特に限定はなく、炭化水素類、油
脂類、ワツクス類、高級アルコール類、高級脂肪
酸類等種々のものを用途に応じて一種又は二種以
上を組合せて用いるものである。 本発明に適用される分子内に少なくとも3価以
上の水酸基を有する多価アルコールを具体的に挙
げると、グルセリン、ジグリセリン、トリグリセ
リン、アラビツト、ソルビツト、ソルビタン、マ
ンニツト、マンニタン、マルビツト、マルトース
等である。 本発明は上記の必須三成分に水を加えることか
らなる高内相比を有するW/Oエマルジヨンであ
るが、本発明は各成分は本発明の所期の目的を達
成するため、バランスよく組成割合を調整する必
要がある。本発明において各成分が規定の範囲外
となる場合、望むべき効果的なW/Oエマルジヨ
ンは得られない。すなわち、ピログルタミン酸モ
ノグリセライド類と油剤との組成比が1:0.5〜
1:5、ピログルタミン酸モノグリセライド類と
多価アルコールとの組成比が1:0.5〜1:9の
範囲に入つていても、油相成分と水相成分との比
率が1:9を越えるときは、W/Oエマルジヨン
を製造することは可能であるが、経時と共に容易
に転相し、不安定になる傾向を持つ。また、油相
成分と水相成分の比率が1:3に満たないとき
は、経時的に油相成分の分離が起こり易い。 かくして得られるW/Oエマルジヨンは、エマ
ルジヨン界面膜の機械的強度を増大させ、水との
強い相互作用により、W/Oエマルジヨンの安定
性が向上されたものであり、しかも、その界面膜
は適度の柔軟性を持つので、塗布後の被膜感がな
く、使用感の良好なものが得られる。 本発明に係る新規なW/Oエマルジヨンは、上
記の成分に加えて、水溶性の無機酸多価金属塩も
しくは水溶性の有機酸(塩)を用いることによ
り、温度安定性の更なる向上を図ることができ
る。水溶性の無機酸多価金属塩を具体的に挙げる
と、硫酸アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸マ
グネシウム、塩化カルシウム等であり、好ましく
は水相成分100重量部中に0.1〜5重量部の割合で
使用される。また水溶性の有機酸またはその塩と
しては、グルタミン酸、グルタミン酸ナトリウ
ム、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ピロリド
ンカルボン酸トリエタノールアミン、乳酸ナトリ
ウムヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、コ
ンドロイチン硫酸ナトリウム等であり、好ましく
は水相成分100重量部中に1〜20重量部の割合で
使用される。 本発明高内相比を有するW/Oエマルジヨンを
製造する方法としては、一般的なW/Oエマルジ
ヨンの製造方法でよく、例えばピログルタミン酸
グリセライド類を単独もしくは他の界面活性剤と
共に一種又は二種以上の油剤へ均一に溶解して油
相を作製し、これに多価アルコールと水と要すれ
ば上記各種塩類を加えた水相成分を分散乳化させ
てW/Oエマルジヨンを得る方法や、各成分を所
要の順序にて分散させて得る方法等添加は一切問
わないものである。 本発明においては、必要ならば、その他化粧料
成分として香料、防腐剤、色素、可塑剤、増粘
剤、中和剤、アルコール類、紫外線吸収剤、キレ
ート剤、保湿剤(プロピレングリコール、1,3
−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ポ
リエチレングリコールなど)等の化粧料原料を適
宜添加してもよい。 次に、本発明高内相比を有するW/Oエマルジ
ヨンが如何に温度安定性に優れているかを実証す
るため、本発明として後記実施例1の油中水型コ
ールドクリームと同実施例2の油中水型ハンドク
リームとを用い、比較例として市販の油中水型コ
ールドクリームと同じく市販の油中水型ハンドク
リームとをそれぞれ用いて行なつた安定性の実験
結果を下記第1表に示す。実験方法としては以下
の要領で行なつた。 試験:試料30gをつめたクリーム容器を−10℃
の恒温室に1カ月間入れておき、その後取り出
して室温(20〜25℃)に戻して一昼夜放置して
肉眼観察する。 試験:試料30gをつめたクリーム容器を45℃の
恒温室に3ケ月間放置し、その後取り出して肉
眼観察する。 試験:試料30gをつめたクリーム容器を0℃か
ら45℃まで48時間単位で相互に移向するエージ
ングボツクスの中に1ケ月間放置し、その後取
り出して肉眼観察する。
【表】 ※ 評価基準 ○:安定 △:やや分離
×:全く分離
上記第1表より明らかな如く、従来の市販品の
場合、市販品2が試験において辛ろうじて安定
である他は、すべて何らかの分離状態を呈してい
る。これに対し、本発明の実施例においては完全
に安定性の確保がなされている。特に、試験の
方法で6ケ月放置の検討も別に行つたが、何ら安
定性に変化はなかつた。 比較例3として、後記実施例2においてピログ
ルタミン酸モノラウレイトのかわりに等量のポリ
オキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレート
(親水性:HLB16.9)を用いる以外は実施例2の
製法と同様にして試みた。しかし、乳化段階で転
相し、O/Wエマルジヨンを形成したに過ぎなか
つた。 比較例4として、後記実施例2においてピログ
ルタミン酸モノラウレイトのかわりに等量のソル
ビタンモノオレート(親油性:HLB5.0)を用い
る以外は実施例2の製法と同様にしてW/Oエマ
ルジヨンを得た。実施例2及び比較例4で得られ
たものを40℃及び50℃の2種の恒温室に夫々放置
して安定性を評価した。この結果を次に示す。
【表】 ○:変化なし
×:水の離しよう
この結果から本発明のエマルジヨンは安定性に
関し優れていることがわかる。 後記実施例8のW/Oエマルジヨンと特開昭53
−116280号公報の実施例2に記載のエマルジヨン
(比較例5)の安定性を上記と同様にして評価し
た。 比較例5の組成 流動パラフイン 20.0(重量部) ポリオキシエチレン(=30)ソルビトールテト
ラオレエート 3.0 ソルビトール 15.0 硫酸マグネシウム 1.0 精製水 61.0 結果を次に示す。
【表】 40℃では差異ないが50℃15日目に比較例は水の
離しようが認められた。 このように、本発明のエマルジヨンは比較例5
のものよりも優れた高温安定性を有する。 さらに、実施例2と比較例2について、温度変
化に伴なうクリーム硬度の状態をカードメータ
(アタツチメント径φ=1.1mm、重さ50gの分銅)
で測定した結果を第1図に以つて示す。第1図よ
り、実際の製品において問題となる温度領域(5
〜45℃)では、市販品の場合、通常のクリームに
みられる様な硬度の変化を来たし実用性に難があ
るのに対し、本発明では殆んど硬度変化がなく、
この点においても本発明が優れていることが実証
されている。 次に、専門家5人のパネラーにより、エマルジ
ヨンと市販の油中水型エマルジヨンの使用性につ
いて官能評価を行なつた結果を第2表に示す。試
料は、同じく上記安定性の実験に用いたものであ
り、使用性の評価項目は(1)外観のきめ、(2)のびの
よさ、(3)被膜感、(4)さつぱり感、(5)ベタつき等で
ある。
【表】 上記の如くして得られる油中水型エマルジヨン
は、従来において安定性が困難とされた水相濃度
の高い油中水型エマルジヨンであり、水相成分は
全重量部として90%を優に越える配合が可能とな
り、かつそのエマルジヨン粒子の界面膜は強固で
あるので経時安定性に優れており、高温から低温
への温度変化による安定性の問題は解決され、長
期の保存や機械的衝撃にも充分耐え得るものであ
る。特に、化粧料への応用においては、近時望ま
れているさつぱりした使用感や清涼感のある油中
水型エマルジヨンが得られると共に、これまでの
このタイプにありがちな塗布時での延展性の悪
さ、被膜感に基づく肌への異和感がなく、しかも
撥水性のあるエマルジヨンが提供されるものであ
る。 また、本発明に係る油中水型エマルジヨンは、
適用成分の組成比や油剤の選択により、各種タイ
プの製品を得ることができ、化粧品はもとより、
食品、医薬品、塗膜形成製品(例、ペイント、カ
ーワツクス他)その他各種の用途に本発明の有す
る利点において応用可能である。 次に本発明の実施例を述べる。配合割合は重量
部である。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 〓ルミテート
【表】
【表】
【表】 〓紫外線吸収剤 適量
【表】 実施例 8 流動パラフイン 20.0(重量部) ピログルタミン酸モノオレエイト 4.0 マルビツト 15.0 精製水 61.0 上記組成からなる油中水型エマルジヨン。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明高内相比を有する油中水型エ
マルジヨンの温度変化に伴なうクリーム硬度の状
態をカードメータで測定した結果を示したもの
で、Xは本発明実施例2の油中水型ハンドクリー
ム、Yは市販の油中水型ハンドクリームを表わし
たものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記の組成から本質上なる油中水型エマルジ
    ヨンにおいて、 (A) グリセリンピログルタミン酸モノ脂肪酸エス
    テル類 1〜20重量部 (B) 油剤 2〜20重量部 (C) 分子内に少なくとも3価以上の水酸基を有す
    る多価アルコール 1.5〜60重量部 (D) 水 20〜85重量部 油相成分と水相成分との比率(重量比、以下同
    じ。)が1:3〜1:9であり、(A):(B)との比率
    が1:0.5〜1:5、(A):(C)の比率が1:0.5〜
    1:9であることを特徴とする高内相比を有する
    油中水型エマルジヨン。 2 前記グリセリンピログルタミン酸モノ脂肪酸
    エステル類は、 一般式(1) (式中、Rは炭素数6〜24の直鎖飽和、直鎖不飽
    和、分岐飽和の脂肪酸残基であり、XはHまたは
    CH3、a、b、cはエチレンオキサイドまたはプ
    ロピレンオキサイドの付加モル数を示し、a+b
    +c=0〜50である。)で表わされる化合物又は
    その混合物から本質上成る請求の範囲第1項記載
    の高内相比を有する油中水型エマルジヨン。 3 下記の組成から本質上なり、油相成分と水相
    成分との比率が1:3〜1:9であり、(A):(B)の
    比率が1:0.5〜1:5、(A):(C)の比率が1:0.5
    〜1:9である高内相比を有する油中水型エマル
    ジヨンからなる化粧料。 (A) グリセリンピログルタミン酸モノ脂肪酸エス
    テル類 1〜20重量部 (B) 油剤 2〜20重量部 (C) 分子内に少なくとも3価以上の水酸基を有す
    る多価アルコール 1.5〜60重量部 (D) 水 20〜85重量部
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