JPH0238098B2 - - Google Patents

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JPH0238098B2
JPH0238098B2 JP57213844A JP21384482A JPH0238098B2 JP H0238098 B2 JPH0238098 B2 JP H0238098B2 JP 57213844 A JP57213844 A JP 57213844A JP 21384482 A JP21384482 A JP 21384482A JP H0238098 B2 JPH0238098 B2 JP H0238098B2
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JP
Japan
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sheet
filler
stretching
particle size
resin
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JP57213844A
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Shingo Kaneko
Kenji Okamura
Kyoshi Sumi
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Tokuyama Corp
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Tokuyama Corp
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は乾式法による新規な熱可塑性樹脂より
なる微多孔シートの製造方法に関する。詳しく
は、それぞれ粒径及び厚さが特定された充填剤を
含む複数の熱可塑性樹脂シートをラミネートした
後、延伸することを特徴とする微多孔シートの製
造方法である。 近年、電池セパレーター及び血液、エマルジヨ
ンの分離等の分野において合成樹脂の多孔シート
が用いられている。これらの分野に用いられるシ
ートとしては、例えば孔径が1μ以下の微多孔を
有するもので、濾過性、耐薬品性及び強度等に優
れたものが要求される。 従来、多孔性シートを製造する方法としては、
例えば熱可塑性樹脂中に充填剤を混合し成形して
得たシートを延伸する乾式方法、或いは熱可塑性
樹脂中に充填剤を混合したものをシート化した
後、該充填剤を溶剤等で抽出する湿式方法等があ
る。 ところが前者の乾式方法においては、一般にシ
ートの孔径は充填剤の粒径や延伸倍率に左右さ
れ、しかも均一な孔径を得ようとすれば用いる充
填剤の粒径を均一にかつ延伸倍率を均一にする必
要がある。即ち、一般に無機質充填剤を多量に充
填したシート状物を延伸して多孔質シートを得る
場合、延伸時における白化現象、すなわち充填剤
と樹脂マトリツクスの界面剥離現象を如何に均一
に行わせるかが重要である。従来、かかる均一な
白化現象を行わしめるために無機質充填剤に表面
処理を施す方法や、ガラス転移点以上、軟化点以
下の温度範囲で出来るかぎり低温側で予備的に微
小延伸させて界面剥離を行わしめる方法等によつ
て達成されている。しかしながら、微多孔質シー
トを得るために、粒径が1μ以下でかつ多量に無
機質充填剤を用いる場合には、均一白化現象を行
わしめるのは困難であつた。すなわち、粒子径
1μ以下の無機質充填剤を多量特に50重量%以上
に充填し、上述の方法をとつても、延伸時におい
て局部的に延伸され均質な多孔質シートは得られ
ないばかりか、所定の延伸倍率になるまでに破断
する等のトラブルが生じ、実質的に微多孔質シー
トは得られなかつた。 これに対して後者の湿式方法においては、充填
剤を抽出後のシートの孔径がほゞ充填剤の粒径に
より決定されるため均一な微多孔シートを得るこ
とが出来る。またこのシートを更に延伸によつて
高い多孔度を有する微多孔性シートを製造する方
法も知られている。しかし、これら湿式方法では
充填剤、可塑剤等の抽出に無機薬品や有機溶剤を
使用するため、時間や費用を要し煩雑である。さ
らに従来、充填剤を含有したシートを積層し延伸
することによつて合成紙を製造する方法が開示さ
れている(特公昭50−38665、特公昭57−49011)。
しかし、かかる合成紙の製造方法においては延伸
による微細空孔化が示されているものの、その目
的とするところは主に強度を保持、改良させるた
めに積層されるものであり、積層されたシートは
良好な透過性をもつものとはいえない。これに対
して本発明は表面層が微細な多孔質であり、基材
層も高度に多孔化した構造を有する微多孔シート
の製造を目的とするもので、明らかに異なるもの
である。 本発明者等は上記の目的を達成するために鋭意
研究の結果、特定の微粒径の充填剤を特定量含有
する樹脂シートを予め特定の樹脂シートにラミネ
ートすることにより延伸が可能になり、所望の微
多孔シートを容易に得ることを見い出し本発明を
提供するに至つた。 即ち、本発明は粒径1μ以下の充填剤を30〜80
重量%含む熱可塑性樹脂シート(A)と、該シート(A)
の3倍以上の厚みを有し上記粒径より大なる充填
剤を30〜80重量%含む熱可塑性樹脂シート(B)とを
ラミネートした後、延伸することを特徴とする微
多孔シートの製造方法である。 本発明の方法により得られる微多孔シートはA
シート面が微多孔なシートであり、Bシート面は
Aシート面より大なる孔径を有する。本発明の微
多孔シートとはAシートとBシートをラミネート
した後、延伸した複合シートでもよく、更に該延
伸シートよりBシートを剥離させたものも含む総
称である。 本発明において最も重要なことは、特定の粒径
の充填剤を特定量含むシートをそれぞれ特定の厚
みでラミネートした後延伸することにある。即
ち、一般に1μ以下の粒径の極めて小さい充填剤
を熱可塑性樹脂に所定量混合した後、シート化し
たもの(Aシート)は、ネツキング延伸状態、す
なわち、一部分から延伸され延伸多孔が不均一と
なるばかりでなく、所望の延伸倍率に達する前に
切断するなどの現象が生じる。ところが、該シー
トに特定の補助シート(Bシート)をラミネート
することによりAシートも均一に白化された延伸
微多孔シートを得ることが可能になる。 本発明においては、目的とする微多孔性を有す
るためのシートがAシートであり、Aシートだけ
では延伸できないためにBシートとともにラミネ
ートするものでBシートは所謂Aシートを延伸す
るための一種の補助シートである。そして、これ
らはラミネート、延伸した後は一連の多孔シート
となるが、この際少なくとも表面(片面)が微多
孔(Aシートを延伸した微多孔シート)でそれ以
外のシートは該多孔度より大きいものであればよ
い。 本発明においては、2種の各々のシートに含有
する充填剤の粒径をそれぞれ特定することが重要
であり、即ち、Aシートには最大粒径1μ以下、
好ましくは0.01〜0.5μの充填剤を用いるのに対し
てBシートには平均粒径が一般に1〜50μ、好ま
しくは3〜20μで且つAシートの充填剤より粒径
の大きな充填剤を使用することが必要である。B
シートに含有する充填剤の粒径が、上記Aシート
の充填剤の粒径より小さい場合、延伸時において
Aシートが一部分から延伸され延伸多孔が不均一
となるばかりか、場合によつては所定の延伸倍率
になるまでに破断が生じたりする。 本発明に使用し得る充填剤は通常ゴム又はプラ
スチツク中に混合される充填剤、例えば炭酸カル
シウム、石膏、亜硫酸カルシウム、りん酸カルシ
ウム、炭酸マグネシウム、塩基性炭酸マグネシウ
ム、水酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム、水
和珪酸、無水珪酸、ソーダ灰、塩化ナトリウム、
硫酸ナトリウム、クレー、各種セメント、火山
灰、シラス、酸化チタン、酸化鉄、カーボンブラ
ツク、種々の金属粉、その他の無機物又は無機物
を主体とする有機物金属塩等であり、一般に50ミ
クロン以下の平均粒径を有するものである。とり
わけAシートに混合される充填剤としては1μ以
下に微粉砕されたもの、あるいは合成によつて
1μ以下と成したものであつて、後者は特に均一
な粒子径を得る方法として好ましく、これに属す
るものとして炭酸カルシウム、水酸化マグネシウ
ム、無水珪酸、酸化チタン等が好適に使用され
る。又、本発明においてのAシートに充填する充
填剤の粒径は予め最大粒径が1μ以下にしても、
或いは樹脂の混練等の段階で1μ以下となるよう
にしてもよい。これらは樹脂中に所望の多孔度に
保てる量、好ましくは30〜80重量%、特に好まし
くは50〜80重量%含有するように添加する。即
ち、2種の各々のシートに含有する充填剤の含有
量が、30重量%に満たない場合、樹脂中に有効な
連通孔が少なくなり所望する多孔性シートは得ら
れず、80重量%を越えると充填剤同士の凝集が生
じ易く、またシート状に成形することが困難にな
り延伸時に破断が生じる。 本発明においては、無機質充填剤の樹脂マトリ
ツクス中への分散性の向上や延伸工程における均
一延伸性の向上を目的として、無機質粉体にあら
かじめ耐熱性のある可塑剤、滑剤あるいは界面活
性剤、プロセスオイル等で表面処理されたものを
用いることは特にAシートの場合好適となる。こ
れらの表面処理剤量としては粒径によつて異なる
が、通常は充填量に対し3〜100重量部の添加量
である。本発明においては、上記以外の種々の添
加物例えば顔料、安定剤、難燃剤等を同時に或い
は別途混合することは妨げない。 本発明に用いられる熱可塑性樹脂は公知のもの
が特に制限なく用いられる。例えば塩化ビニル樹
脂、酢酸ビニル樹脂、ポリスチレン、ABS樹脂、
アクリル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、
フツ素樹脂、ポリアミド樹脂、アセタール樹脂、
ポリカーボネート、繊維素プラスチツクなどがあ
るが、加工性及び耐薬品性の面から一般にポリプ
ロピレン等のポリオレフインが好ましく用いられ
る。上記に示した充填剤を含有する熱可塑性樹脂
シートは、一般に0.03〜3mmの厚みを有する。 ラミネートの方法は、上記組成よりなるものを
混練後、カレンダー成形あるいは押出成形等によ
りシートをそれぞれ個別に成形した後、該シート
を圧縮成形に貼り合わせ一体とするもの、あるい
はT−ダイまたは円筒状ダイよりA樹脂及びB樹
脂の溶融組成物を共押出して2層シートとしても
よいし、また、Aシートの上に押出ラミネート方
法によつて2層化する方法等、一般的な2層化の
成形方法が採用される。この際、AシートとBシ
ートの厚みについて、ラミネート後のシートを延
伸するに際して、Aシートの厚みがBシートの厚
みより厚くなるとAシートの延伸性が劣るため、
該状態を緩和するためには、Bシートの厚みがA
シートの3倍以上とすることが必要である。Aシ
ートとBシートをラミネートする際、該シートの
組成及び融点等の物性が大幅に異なるとラミネー
ト部の強度等が低下したり、場合によつては剥離
することも生じるため、AシートとBシートは普
通同種の樹脂を用いられるが、異種の樹脂を用い
ることもできる。 次に上記ラミネートされたシートは少なくとも
1方向特に好ましくは2軸方向に延伸することに
よつて多孔質シートを得る。該延伸方向及び装置
については、公知のものが用いられるが、通常、
熱可塑性樹脂の融点以下の温度で1.5倍以上、好
ましくは2倍程度延伸することによつてシートに
細孔を成形させる。又、延伸後、Bシートを剥離
させることも可能である。得られた微多孔性シー
トは一般に厚みが0.03乃至3mm、空孔率60〜90
%、最大孔径1μ以下のもので孔径分布が均一で
且つ強度に優れたものとなる。従つて、本発明に
よつて得られる微多孔シートは延伸された後、こ
のまま、あるいは適当な溶出剤、例えば無機質粉
体には酸あるいはアルカリ溶液で抽出したり、あ
るいは添加された可塑剤等はアルコール等の有機
溶剤で抽出除去することによつて樹脂だけからな
る微多孔質シートと成してもよく、前述のような
広範な用途に利用される。 以下、本発明を具体的に説明するための実施例
を示すが、本発明は以下の実施例に限定されるも
のではない。 なお、性能評価項目の測定方法は以下の通り。 (1) 空隙率 空隙率〔%〕=〔W1−W0/W1−W2〕×100 W0;試料片の空中重量 W1;試料片の水含重量 W2;試料片の水中重量 (2) 通気度〜JIS P8117に準ずる。 (3) 最大孔径〜ASTM F−316−70に準ずる
(エタノール使用) 実施例1及び比較例1、2 重質炭酸カルシウム(白石カルシウム社製、商
品名:ホワイトン−B、粒径7μ)70重量%、ポ
リプロピレン粉末(徳山曹達社製、商品名:徳山
ポリプロYE−120)30重量%、及びポリエステル
系可塑剤(大日本インキ社製、商品名:ポリサイ
ザーW−2300)3.0PHRより成る組成物を3″ロー
ルにて200℃で混練後、プレス機で厚さ0.3m/m
のシート(シートB)を作成した。次いで第1表
に示す充填剤及び分散剤を用いて同様に厚さ0.1
m/mのシート(シートA)を作成し、上記シー
ト(B)とシート(A)を170℃で厚さ厚さ0.35m/mの
型枠の中で積層し、プレスし厚さ0.35m/mのシ
ートを得た。次いで前記シートを実験用二軸延伸
機で130℃、タテ×ヨコが2×2倍に同時2軸延
伸し、得られたシートの物性を第1表右欄(No.1
〜4)に示した。尚No.4は比較例1でシート(B)だ
けから成る延伸シートの結果を示した。 No.1〜3はNo.4に比べ孔径が小さく、シート(B)
側の表面はミクロフイブリル化した微多孔質にな
つていることがわかつた。No.1のシート(B)側表面
及びシート(A)側表面の電子顕微鏡写真を夫々、第
1図及び第2図に示した。 更に比較例2としてシート(B)及びNo.1の充填剤
を含有するシート(A)を同様にして、それぞれ2
m/mの厚さのプレスシートを積層したシートを
延伸したところ破断が発生し、該延伸シートは得
られなかつた。
【表】 実施例 2 重質炭酸カルシウム(商品名:ホワイトソ−
B、粒子径7μ、白石カルシウム社製)100gに対
し、3g(3PHR)のポリエステル系可塑剤(商
品名:W−2300、大日本インキ社製)で表面処理
されたもの70wt%とポリプロピレン(商品名:
YE−120、徳山ポリプロ、徳山曹達社製)30wt
%よりなるペレツト状組成物を30mmのシリンダー
径を有するT−ダイ押出機で厚さ0.3mmのシート
状として巻き取つた(シートB)。次に水酸化マ
グネシウム(商品名:キスマ4AF、粒径0.3μ、協
和化学社製)100gに対し10g(10PHR)のジオ
クチルフタレートで表面処理されたもの55wt%
とポリプロピレン45wt%より成るペレツト状組
成物を同上の押出機で厚さ70μで押出ながら、上
記シートBと押出ラミネーシヨン法によりニツプ
しながら積層状となした。 得られた積層シートを次いで実験用延伸機で縦
方向に80℃で2.5倍に、横方向に130℃で2.5倍に
遂次延伸した。延伸シートは厚さ0.25m/m、空
隙率78%、通気度60秒、最大細孔径0.8μであり、
従来にない微孔を有し、高い透過性のある微多孔
質シートであつた。 比較例 3 第1表のNo.−1の充填剤30重量%、ポリプロピ
レン70重量%、ポリエステル系可塑剤3.0PHRよ
り成る組成物を実施例1と同様に混練後0.3m/
mのシートを作りシート(B)とした。次いで、実施
例1のNo.−1と同じ、厚さ0.1m/mのシート(A)
と上記シート(B)を用い、実施例1と同様にプレス
して厚さ0.35m/mのシートを得た。また、同じ
く実施例1のNo.−2と同じ、厚さ0.1m/mのシ
ート(A)と上記シート(B)をプレスしたシートも作製
した。そして、上記各々のシートを実施例1と同
じ条件で同時2軸延伸したところ、いずれのシー
トも初期の段階より一部分より伸長され均一に延
伸することなく途中で破断、所定の均一な微多孔
性シートは得られなかつた。 比較例 4 シート(B)として実施例1と同様の組成を有す厚
さ0.2m/mのシートを作成し、更にシート(A)と
して実施例1のNo.−1と同じ組成で厚さ0.2m/
mのシートを作成した後、実施例1と同じ条件で
プレスして0.35m/mのシートを得た。次いで、
実施例1と同じ条件で同時2軸延伸したところ、
シートは一部分より伸長され均一な延伸ができず
に途中より破断、所定の均一な微多孔性シートは
得られなかつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に示した微多孔シート
の(B)層側表面の電子顕微鏡写真を、第2図は同様
に(A)層側表面を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 粒径1μ以下の充填剤を30〜80重量%含む熱
    可塑性樹脂シート(A)と、該シート(A)の3倍以上の
    厚みを有し上記粒径より大なる充填剤を30〜80重
    量%含む熱可塑性樹脂シート(B)とをラミネートし
    た後、延伸することを特徴とする微多孔シートの
    製造方法。
JP21384482A 1982-12-08 1982-12-08 微多孔シ−トの製造方法 Granted JPS59105035A (ja)

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