JPH0238520A - Fe基軟磁性合金の製法及び巻磁心 - Google Patents
Fe基軟磁性合金の製法及び巻磁心Info
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- JPH0238520A JPH0238520A JP63189142A JP18914288A JPH0238520A JP H0238520 A JPH0238520 A JP H0238520A JP 63189142 A JP63189142 A JP 63189142A JP 18914288 A JP18914288 A JP 18914288A JP H0238520 A JPH0238520 A JP H0238520A
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
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- H01F1/01—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
- H01F1/03—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
- H01F1/12—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials
- H01F1/14—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials metals or alloys
- H01F1/147—Alloys characterised by their composition
- H01F1/153—Amorphous metallic alloys, e.g. glassy metals
- H01F1/15308—Amorphous metallic alloys, e.g. glassy metals based on Fe/Ni
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、優れた磁気特性を有するFe基基磁磁性合金
特に組織の大部分が微細な結晶粒からなるFe基基磁磁
性合金製法及びそのFa基基磁磁性合金らなる巻磁心に
関する。
特に組織の大部分が微細な結晶粒からなるFe基基磁磁
性合金製法及びそのFa基基磁磁性合金らなる巻磁心に
関する。
(従来の技術)
従来、高周波トランス、磁気ヘット、可飽和リアクトル
、チョークコイル等の磁心材料として、うず電流損が少
ない等の利点を有するフェライトが主に用いられていた
。しかしフェライトは飽和磁束密度が低く、温度特性も
悪いため、高周波トランスやチョークコイルに用いる場
合磁心を小型化することが困難であるという欠点があっ
た。
、チョークコイル等の磁心材料として、うず電流損が少
ない等の利点を有するフェライトが主に用いられていた
。しかしフェライトは飽和磁束密度が低く、温度特性も
悪いため、高周波トランスやチョークコイルに用いる場
合磁心を小型化することが困難であるという欠点があっ
た。
近年、従来の磁心材料に対抗するものとして高い飽和磁
束密度を有する非晶質磁性合金が有望視されており、種
々の組成のものが開発されている。
束密度を有する非晶質磁性合金が有望視されており、種
々の組成のものが開発されている。
非晶質合金は主としてFe系とCO系に大別され、Fe
系の非晶質合金は材料コストがCO系に比べ安くつくと
いう利点がある反面−殻内に高周波においてGo系非晶
質合金よりコア損失が大きく、透磁率も低いという問題
がある。これに対しC。
系の非晶質合金は材料コストがCO系に比べ安くつくと
いう利点がある反面−殻内に高周波においてGo系非晶
質合金よりコア損失が大きく、透磁率も低いという問題
がある。これに対しC。
系の非晶質合金は高周波のコア損失が小さく、透磁率も
高いがコア損失や透磁率の経時変化が大きく実用上問題
が多い。さらに高価なCOを主原料とするため価格的な
不利は免れない。
高いがコア損失や透磁率の経時変化が大きく実用上問題
が多い。さらに高価なCOを主原料とするため価格的な
不利は免れない。
このような状況下でFe基非晶質磁性合金について種々
の提案がなされた。
の提案がなされた。
特公昭60−17019号は、74−84原子%のFe
と、8〜24原子%のBと、16原子%以下のSi及び
3原子%以下のCの少くとも1つとから成る組成を有し
、その構造の少くとも85%が非晶質金属素地の形を有
し、かつ非晶質金属素地の全体にわたって不連続に分布
された合金成分の結晶質粒子群の析出物を有しており、
結晶質粒子群は0.05〜1μmの平均粒度及び1〜1
0μmの平均粒子間距離を有しており、粒子群は全体の
0.01〜0.3の平均容積分率を占めていることを特
徴とする鉄基含硼素磁性非晶質合金を開示している。こ
の合金の結晶質粒子群は磁壁のピンニング点として利用
する不連続な分布のα−(Fe、Si)粒子群であると
されている。
と、8〜24原子%のBと、16原子%以下のSi及び
3原子%以下のCの少くとも1つとから成る組成を有し
、その構造の少くとも85%が非晶質金属素地の形を有
し、かつ非晶質金属素地の全体にわたって不連続に分布
された合金成分の結晶質粒子群の析出物を有しており、
結晶質粒子群は0.05〜1μmの平均粒度及び1〜1
0μmの平均粒子間距離を有しており、粒子群は全体の
0.01〜0.3の平均容積分率を占めていることを特
徴とする鉄基含硼素磁性非晶質合金を開示している。こ
の合金の結晶質粒子群は磁壁のピンニング点として利用
する不連続な分布のα−(Fe、Si)粒子群であると
されている。
また特開昭60−52557号はFe8Cub B。
5id(ただし75≦a≦85、o<b≦1.5.10
≦C≦20、d≦10かつc+d≦30)からなる低損
失非晶質磁性合金を開示している。この非晶質磁性合金
は結晶化温度以下でかつキュリ一温度以上で熱処理され
る。
≦C≦20、d≦10かつc+d≦30)からなる低損
失非晶質磁性合金を開示している。この非晶質磁性合金
は結晶化温度以下でかつキュリ一温度以上で熱処理され
る。
(発明が解決しようとする問題点)
特公昭60−17019号のFe基非晶質磁性合金は不
連続な結晶質粒子群の存在によりコア損失が減少してい
るが、それでもコア損失は依然大きく、透磁率もCo基
非晶質合金並の特性は得られず、本発明の目的とする高
周波トランスやチョークの磁心用材料としては満足でな
い。
連続な結晶質粒子群の存在によりコア損失が減少してい
るが、それでもコア損失は依然大きく、透磁率もCo基
非晶質合金並の特性は得られず、本発明の目的とする高
周波トランスやチョークの磁心用材料としては満足でな
い。
一方、特開昭60−52557号のFe基非晶質合金は
Cuを含有しているためにコア損失が著しく低下してい
るが、上記結晶質粒子含有Fe基非晶質合金と同様に満
足ではない。さらにコア損失の経時変化、透磁率等に関
しても十分ではないという問題がある。
Cuを含有しているためにコア損失が著しく低下してい
るが、上記結晶質粒子含有Fe基非晶質合金と同様に満
足ではない。さらにコア損失の経時変化、透磁率等に関
しても十分ではないという問題がある。
従って、本発明の目的はコア損失、コア損失の経時変化
、透磁率その他の磁気特性に優れた新規なFe基基磁磁
性合金製法を提供することである。
、透磁率その他の磁気特性に優れた新規なFe基基磁磁
性合金製法を提供することである。
本発明のもう1つの目的は、上記Fe基基磁磁性合金ら
なる巻磁心を提供することである。
なる巻磁心を提供することである。
(問題点を解決するための手段)
上記目的に鑑み鋭意研究の結果、本発明者等は、一般式
: %式% (ただし、MはCo及び/又はNiであり、M′はNb
、W、Ta、Zr、Hf、Ti及びMoからなる群から
選ばれた少なくとも1種の元素であり、M”はV、Cr
、Mn、Al、pt族、Sc、Y、布上元素、Au、Z
n、Sn、Reからなる群から選ばれた少なくとも1種
の元素であり、XはC,Ge、P、Ga、Sb、In、
Be、Asからなる群から選ばれた少なくとも1種の元
素であり、a、x、y、z、α、β及びγはそれぞれ0
≦a<0.5.0.1≦X≦3.0≦y≦30.0≦Z
≦24、O≦y+z≦35.0.1≦α≦30.0≦β
≦10及び0≦γ≦10を満たす。)により表される組
成を有し、組成の少くとも50%が、最大寸法で測定し
た場合500Å以下の平均粒径の結晶粒からなるFe基
基磁磁性合金製造する方法であって、前記組成の溶湯を
急冷することにより非晶質合金とする工程と、これを加
熱し微細な結晶粒を形成する熱処理工程とを含有し。
: %式% (ただし、MはCo及び/又はNiであり、M′はNb
、W、Ta、Zr、Hf、Ti及びMoからなる群から
選ばれた少なくとも1種の元素であり、M”はV、Cr
、Mn、Al、pt族、Sc、Y、布上元素、Au、Z
n、Sn、Reからなる群から選ばれた少なくとも1種
の元素であり、XはC,Ge、P、Ga、Sb、In、
Be、Asからなる群から選ばれた少なくとも1種の元
素であり、a、x、y、z、α、β及びγはそれぞれ0
≦a<0.5.0.1≦X≦3.0≦y≦30.0≦Z
≦24、O≦y+z≦35.0.1≦α≦30.0≦β
≦10及び0≦γ≦10を満たす。)により表される組
成を有し、組成の少くとも50%が、最大寸法で測定し
た場合500Å以下の平均粒径の結晶粒からなるFe基
基磁磁性合金製造する方法であって、前記組成の溶湯を
急冷することにより非晶質合金とする工程と、これを加
熱し微細な結晶粒を形成する熱処理工程とを含有し。
前記熱処理工程は、450〜700℃で5分〜24時間
保持かつ酸素濃度500ppm以下で行うことを特徴と
するFe基基磁磁性合金製法により、所望の磁心材料を
得ることができることを見出した。
保持かつ酸素濃度500ppm以下で行うことを特徴と
するFe基基磁磁性合金製法により、所望の磁心材料を
得ることができることを見出した。
また、最大寸法で測定した場合500Å以下の平均粒径
の結晶粒からなる鉄基軟磁性合金の薄帯をトロイダルに
巻回してなる巻磁心であって、その巻磁心の占積率が6
8〜85%であることを特徴とする巻磁心が磁心として
優れた磁気特性を有することを見出した。
の結晶粒からなる鉄基軟磁性合金の薄帯をトロイダルに
巻回してなる巻磁心であって、その巻磁心の占積率が6
8〜85%であることを特徴とする巻磁心が磁心として
優れた磁気特性を有することを見出した。
本発明において、Cuは必須元素で有り、その含有量X
は、0.1〜3原子%の範囲である。0゜1原子%より
少ないとCuの添加によるコア損失低下の効果がほとん
どなく、一方3原子%より多いとコア損失が未添加のも
のよりかえって大きくなる。また本発明において特に好
ましいCuの含有量Xは0.5〜2原子%であり、この
範囲ではコア損失が特に小さい。
は、0.1〜3原子%の範囲である。0゜1原子%より
少ないとCuの添加によるコア損失低下の効果がほとん
どなく、一方3原子%より多いとコア損失が未添加のも
のよりかえって大きくなる。また本発明において特に好
ましいCuの含有量Xは0.5〜2原子%であり、この
範囲ではコア損失が特に小さい。
またSi及びBについては、合金の非晶質化に必要であ
る。というのは後述するように、本発明のFe基基磁磁
性合金一旦非晶質合金とした後で熱処理により微細結晶
粒を形成させることにより得られるものであるからであ
る。両者の含有量y及び2の限定理由は、yが30原子
%以下、Zが24原子%以下かっy十zが35Jにを子
%以下の範囲を外れると、合金の非晶質化が困難となる
ことである。本発明において、yの好ましい範囲は8〜
19原子%であり、2の好ましい範囲は7〜18原子%
であり、y+zの好ましい範囲は18〜26原子%の範
囲である。この範囲であるとコア損失が小さいものが容
易に得られる。
る。というのは後述するように、本発明のFe基基磁磁
性合金一旦非晶質合金とした後で熱処理により微細結晶
粒を形成させることにより得られるものであるからであ
る。両者の含有量y及び2の限定理由は、yが30原子
%以下、Zが24原子%以下かっy十zが35Jにを子
%以下の範囲を外れると、合金の非晶質化が困難となる
ことである。本発明において、yの好ましい範囲は8〜
19原子%であり、2の好ましい範囲は7〜18原子%
であり、y+zの好ましい範囲は18〜26原子%の範
囲である。この範囲であるとコア損失が小さいものが容
易に得られる。
本発明においてM′はCuとの複合添加により析出する
結晶粒を微細化する作用を有するものであり、Nb、W
、Ta、Zr、Hf、Ti及びMOからなる群から選ば
れた少くとも1種の元素である。Nb等は合金の結晶化
温度を上昇させる作用を有するが、クラスターを形成し
結晶化温度を低下させる作用を有するCuとの相互作用
により析出する結晶粒が微細化するものと考えられる。
結晶粒を微細化する作用を有するものであり、Nb、W
、Ta、Zr、Hf、Ti及びMOからなる群から選ば
れた少くとも1種の元素である。Nb等は合金の結晶化
温度を上昇させる作用を有するが、クラスターを形成し
結晶化温度を低下させる作用を有するCuとの相互作用
により析出する結晶粒が微細化するものと考えられる。
M′の含有量αは0.1〜30原子%であり、0。
1原子%未満だと結晶粒微細化の効果が不十分であり、
30原子%を超えると飽和磁束密度の著しい低下を招く
。好ましいM′の含有量αは2〜8原子%である。なお
M′としてNbが磁気特性の面で最も好ましい。またM
′の添加によりGo基高透磁率材料と同等の高い透磁率
を有するようになる。
30原子%を超えると飽和磁束密度の著しい低下を招く
。好ましいM′の含有量αは2〜8原子%である。なお
M′としてNbが磁気特性の面で最も好ましい。またM
′の添加によりGo基高透磁率材料と同等の高い透磁率
を有するようになる。
残部は不純物を除いて実質的にFeであるが、Feの一
部は添加成分M(Co及び/またはNi)により置換さ
れていてもよい。Mの含有量aは0≦a<0.5である
が、これはaが0.5を超えると、コア損失が増加する
ためである。
部は添加成分M(Co及び/またはNi)により置換さ
れていてもよい。Mの含有量aは0≦a<0.5である
が、これはaが0.5を超えると、コア損失が増加する
ためである。
また本発明のFe基基磁磁性合金、Ti、■、Cr.M
n.AI、白金属元素等を必要に応じて含んでも良い。
n.AI、白金属元素等を必要に応じて含んでも良い。
また非晶質形成元素として、C、Os.P.Ga等を含
んでも良い。なお、N.O、S等の不可避的不純物につ
いては所望の特性が劣化しない程度に含有していても良
い。
んでも良い。なお、N.O、S等の不可避的不純物につ
いては所望の特性が劣化しない程度に含有していても良
い。
上記組成を有する本発明のFe基基磁磁性合金また組成
の少くとも50%以上が微細な結晶粒からなる。
の少くとも50%以上が微細な結晶粒からなる。
この結晶粒は500Å以下と著しく小さな平均粒径を有
し、合金組織中に均一に分布している。
し、合金組織中に均一に分布している。
合金組織のうち微細結晶粒以外の部分は主に非晶質であ
る。なお微細結晶粒の割合が実質的に100%になって
もFe基基磁磁性合金十分に優れた磁気特性を示す。
る。なお微細結晶粒の割合が実質的に100%になって
もFe基基磁磁性合金十分に優れた磁気特性を示す。
この本発明のFe基基磁磁性合金製造方法について説明
する。
する。
まず、上記所定の組成の溶湯から、片ロール法、双ロー
ル法等の公知の液体急冷法によりリボン状の非晶質合金
を形成する。通常、片ロール法等により製造される非晶
質合金リボンの板厚は8〜100μm程度であるが、板
厚が25μm以下のものが高周波において使用される磁
心材料として適している。
ル法等の公知の液体急冷法によりリボン状の非晶質合金
を形成する。通常、片ロール法等により製造される非晶
質合金リボンの板厚は8〜100μm程度であるが、板
厚が25μm以下のものが高周波において使用される磁
心材料として適している。
この非晶質合金は若干の結晶相を含んでいてもよいが、
後の熱処理により微細な結晶粒を均一に生成するために
はできるだけ非晶質であるのが望ましい。
後の熱処理により微細な結晶粒を均一に生成するために
はできるだけ非晶質であるのが望ましい。
非晶質リボンは熱処理の前に巻回、打ち抜き、エツチン
グ等をして所定の形状に加工する。というのは非晶質の
段階ではリボンは加工性が良いが、−旦結晶化すると加
工性が著しく低下するからである。
グ等をして所定の形状に加工する。というのは非晶質の
段階ではリボンは加工性が良いが、−旦結晶化すると加
工性が著しく低下するからである。
熱処理は、所定の形状に加工した非晶質リボンを酸素濃
度500ppm以下の雰囲気中で一定時間保持し行なう
。熱処理温度及び時間は非晶質合金リボンからなる磁心
の形状、サイズ、組成等により異なるが、−殻内に45
0°C〜700℃で5分〜24時間程度が望ましい。熱
処理温度が450℃未満であると結晶化が起こりにくく
、熱処理に時間がかかりすぎる。また700℃より高い
と粗大な結晶粒が生成するおそれがあり、微細な結晶粒
を均一に得ることができなくなる。また熱処理時間につ
いては、5分未満では加工した合金全体を均一な温度と
することが困難であり磁気特性が磁気特性がばらつきや
すく、24時間より長いと生産性が悪くなるだけでなく
結晶粒の過剰な成長により磁気特性の低下が起こりやす
い。好ましい熱処理条件は、実用性及び均一な温度コン
トロール等を考慮して、500〜650℃で5分〜6時
間である。酸素濃度は、500ppm以下がよい。酸素
濃度が500ppmより多いと、リボン表面の酸化がひ
どくなり、非常に脆くなり取扱いが難しくなる。さらに
この酸化により透磁率も低下する。好ましい酸素濃度は
200ppm以下である。
度500ppm以下の雰囲気中で一定時間保持し行なう
。熱処理温度及び時間は非晶質合金リボンからなる磁心
の形状、サイズ、組成等により異なるが、−殻内に45
0°C〜700℃で5分〜24時間程度が望ましい。熱
処理温度が450℃未満であると結晶化が起こりにくく
、熱処理に時間がかかりすぎる。また700℃より高い
と粗大な結晶粒が生成するおそれがあり、微細な結晶粒
を均一に得ることができなくなる。また熱処理時間につ
いては、5分未満では加工した合金全体を均一な温度と
することが困難であり磁気特性が磁気特性がばらつきや
すく、24時間より長いと生産性が悪くなるだけでなく
結晶粒の過剰な成長により磁気特性の低下が起こりやす
い。好ましい熱処理条件は、実用性及び均一な温度コン
トロール等を考慮して、500〜650℃で5分〜6時
間である。酸素濃度は、500ppm以下がよい。酸素
濃度が500ppmより多いと、リボン表面の酸化がひ
どくなり、非常に脆くなり取扱いが難しくなる。さらに
この酸化により透磁率も低下する。好ましい酸素濃度は
200ppm以下である。
冷却は、空冷または空冷以上の冷却手段(例えば水、砂
、オイル等を用いて冷却する)により行なう。空冷より
もゆっくり冷却すると製品のバラツキが大きくなり、透
磁率も低くなる。
、オイル等を用いて冷却する)により行なう。空冷より
もゆっくり冷却すると製品のバラツキが大きくなり、透
磁率も低くなる。
熱処理を磁場中で行なうこともできる。磁場中熱処理に
より本合金に磁気異方性を生じさせることができる。本
合金からなる磁心の磁路方向に磁場を印加し熱処理した
場合は、B−Hカーブの角形性が良いものが得られ、可
飽和リアクトル用磁心、磁気スイッチ、パルス圧縮用コ
ア等に好適となる。一方磁路と垂直方向に磁場を印加し
熱処理した場合は、B−Hカーブが傾斜し、低角形比で
恒速磁率に優れたものが得られ、動作範囲が広がるので
、トランスやノイズフィルター、チョークコイル等に好
適となる。
より本合金に磁気異方性を生じさせることができる。本
合金からなる磁心の磁路方向に磁場を印加し熱処理した
場合は、B−Hカーブの角形性が良いものが得られ、可
飽和リアクトル用磁心、磁気スイッチ、パルス圧縮用コ
ア等に好適となる。一方磁路と垂直方向に磁場を印加し
熱処理した場合は、B−Hカーブが傾斜し、低角形比で
恒速磁率に優れたものが得られ、動作範囲が広がるので
、トランスやノイズフィルター、チョークコイル等に好
適となる。
磁場は熱処理の間中かける必要はなく、合金のキュリー
温度Tcより低い温度のときにあればよい。本発明の場
合、結晶化しているために非晶質の場合よりキュリー温
度が上昇しており、非晶質合金のキュリー温度より高い
温度でも磁場中熱処理が適用できる。磁場中熱処理の場
合も熱処理を2段階以上で行なうことができる。また回
転磁場中で熱処理を行なうこともできる。
温度Tcより低い温度のときにあればよい。本発明の場
合、結晶化しているために非晶質の場合よりキュリー温
度が上昇しており、非晶質合金のキュリー温度より高い
温度でも磁場中熱処理が適用できる。磁場中熱処理の場
合も熱処理を2段階以上で行なうことができる。また回
転磁場中で熱処理を行なうこともできる。
また、上記のFe基基磁磁性合金応用製品の一つである
巻磁心について説明する。
巻磁心について説明する。
Fe基基磁磁性合金薄帯をトロイダルに巻きつけてリン
グ状に形成し、巻磁心として利用する。
グ状に形成し、巻磁心として利用する。
このとき、その巻磁心の占積率は68%以上85%以下
がよい。なお、占積率は、以下の式により求まる値をい
う。
がよい。なお、占積率は、以下の式により求まる値をい
う。
この占積率が85%より大きいと、リボン間の応力及び
うず電流積の増加により磁心の磁気特性(透磁率等)が
劣化する。また占積率が68%より小さい巻磁心は、ト
ロイダルに巻きつけることが難しく、取扱いも容易でな
くなる。
うず電流積の増加により磁心の磁気特性(透磁率等)が
劣化する。また占積率が68%より小さい巻磁心は、ト
ロイダルに巻きつけることが難しく、取扱いも容易でな
くなる。
(実施例)
本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1
原子%でCu1%、5i13.4%、39.1%、Nb
3.1%及び残部実質的にFeからなる組成の溶湯から
、片ロール法により幅5I、厚さ18μmのリボンを作
製した。このリボンはほぼ完全な非晶質であった。
3.1%及び残部実質的にFeからなる組成の溶湯から
、片ロール法により幅5I、厚さ18μmのリボンを作
製した。このリボンはほぼ完全な非晶質であった。
次にこの非晶質リボンから内径15nm及び外径19m
mの巻磁心を形成し、この巻磁心を、酸素濃度を110
0ppに調整した窒素ガス雰囲気中で54.0″Cで1
時間熱処理を行い、冷却は空冷による急冷を行なった。
mの巻磁心を形成し、この巻磁心を、酸素濃度を110
0ppに調整した窒素ガス雰囲気中で54.0″Cで1
時間熱処理を行い、冷却は空冷による急冷を行なった。
この熱処理後のリボンの組織は、大部分が微細な結晶粒
からなっており、この結晶粒の平均粒径は約100人で
あった。この巻磁心の実効透磁率は、約90000 (
atlOKHz)であった。また磁束密度の波高値B
m = 2 k、 G及び周波数100 kHzにおけ
るコア損失W 2 / 1011 kを測定したところ
、約220mW/ccであり、磁心として非常に優れた
磁気特性を有していた。
からなっており、この結晶粒の平均粒径は約100人で
あった。この巻磁心の実効透磁率は、約90000 (
atlOKHz)であった。また磁束密度の波高値B
m = 2 k、 G及び周波数100 kHzにおけ
るコア損失W 2 / 1011 kを測定したところ
、約220mW/ccであり、磁心として非常に優れた
磁気特性を有していた。
実施例2
原子%でCu1%、5i13.5%、89%、Nb3%
及び残部実質的にFeからなる組成の溶湯から、片ロー
ル法により幅5mn、厚さ18μmのリボンを作製した
。このリボンはほぼ完全な非晶質であった。
及び残部実質的にFeからなる組成の溶湯から、片ロー
ル法により幅5mn、厚さ18μmのリボンを作製した
。このリボンはほぼ完全な非晶質であった。
次にこの非晶質リボンから内径15nm及び外径19m
mの巻磁心を形成し、この巻磁心を、酸素濃度を5op
pmから11000ppに変化させた窒素ガス雰囲気中
で540℃で1時間熱処理を行い、冷却は空冷による急
冷を行なった。この熱処理後のリボンの組織は、大部分
が微細な結晶粒からなっていた。この熱処理の酸素濃度
を変化させたときの磁心の透磁率の変化を第1図に示す
。また、このときの磁心の表面状態を第1表に示す。
mの巻磁心を形成し、この巻磁心を、酸素濃度を5op
pmから11000ppに変化させた窒素ガス雰囲気中
で540℃で1時間熱処理を行い、冷却は空冷による急
冷を行なった。この熱処理後のリボンの組織は、大部分
が微細な結晶粒からなっていた。この熱処理の酸素濃度
を変化させたときの磁心の透磁率の変化を第1図に示す
。また、このときの磁心の表面状態を第1表に示す。
第1表
この第1図及び第1表から明らかなように、酸素濃度が
多くなればなるほど磁気特性が劣化し、磁心の表面状態
が悪くなっていく。この磁心の磁気特性及び表面状態か
ら考えて、酸素濃度は500ppm以下で熱処理する必
要がある。
多くなればなるほど磁気特性が劣化し、磁心の表面状態
が悪くなっていく。この磁心の磁気特性及び表面状態か
ら考えて、酸素濃度は500ppm以下で熱処理する必
要がある。
実施例3
原子%でCu1%、5i13.5%、89%、Nb5%
及び残部実質的にFeからなる組成の溶湯から、片ロー
ル法により幅5ni、厚さ20μmのリボンを作製した
。このリボンはほぼ完全な非晶質であった。
及び残部実質的にFeからなる組成の溶湯から、片ロー
ル法により幅5ni、厚さ20μmのリボンを作製した
。このリボンはほぼ完全な非晶質であった。
次にこの非晶質リボンから内径15nwn及び外径19
mmの巻磁心を形成し、この巻磁心を、酸素濃度を11
00pp以下に調整した窒素ガス雰囲気中で540℃で
1時間熱処理を行い、冷却は空冷による急冷を行なった
。この熱処理後のリボンの組織は、大部分が微細な結晶
粒からなっていた。
mmの巻磁心を形成し、この巻磁心を、酸素濃度を11
00pp以下に調整した窒素ガス雰囲気中で540℃で
1時間熱処理を行い、冷却は空冷による急冷を行なった
。この熱処理後のリボンの組織は、大部分が微細な結晶
粒からなっていた。
その結晶粒の平均粒径は約100人であった。この巻磁
心の実効透磁率は、約98000(atl。
心の実効透磁率は、約98000(atl。
KHz)であり、コア損失は、約220 mlA/cc
(W2/1ook)であり、磁心として非常に優れた
磁気特性を有していた。
(W2/1ook)であり、磁心として非常に優れた
磁気特性を有していた。
実施例4
原子%でCu1%、S〕13.5%、89%、Nb3%
及び残部実質的にFeからなる組成の溶湯から、片ロー
ル法により幅5冊、厚さ18μmのリボンを作製した。
及び残部実質的にFeからなる組成の溶湯から、片ロー
ル法により幅5冊、厚さ18μmのリボンを作製した。
このリボンはほぼ完全な非晶質であった。
次にこの非晶質リボンから内径15mm及び外径19m
mの巻磁心を形成し、この巻磁心を、酸素濃度を110
0pp以下に制御した窒素ガス雰囲気中で540°Cで
1時間熱処理を行い、冷却は空冷による急冷を行なった
。
mの巻磁心を形成し、この巻磁心を、酸素濃度を110
0pp以下に制御した窒素ガス雰囲気中で540°Cで
1時間熱処理を行い、冷却は空冷による急冷を行なった
。
上記の非晶質リボンから巻磁心を形成するときに、磁心
の占積率を変えて作製した。このときの透磁率の変化を
第2図に示す。この第2図に示すとおり、占積率が高く
なるにつれて透磁率が低くなっている。また、占積率が
68%より低い巻磁心を作成するのは非常に困難であっ
た。以上のことがら巻磁心の占積率は、68%〜85%
が適当である。
の占積率を変えて作製した。このときの透磁率の変化を
第2図に示す。この第2図に示すとおり、占積率が高く
なるにつれて透磁率が低くなっている。また、占積率が
68%より低い巻磁心を作成するのは非常に困難であっ
た。以上のことがら巻磁心の占積率は、68%〜85%
が適当である。
(発明の効果)
本発明は、溶湯を急冷することにより非晶質合金とする
工程と、これを加熱し微細な結晶粒を形成する熱処理工
程とを含有し、最大寸法で測定した場合500Å以下の
平均粒径の結晶粒からなるFe基基磁磁性合金製造する
方法であって、熱処理時の酸素濃度を500ppm以下
とすることにより、非常に優れた磁気特性を有するFe
基基磁磁性合金得ることができるものである。
工程と、これを加熱し微細な結晶粒を形成する熱処理工
程とを含有し、最大寸法で測定した場合500Å以下の
平均粒径の結晶粒からなるFe基基磁磁性合金製造する
方法であって、熱処理時の酸素濃度を500ppm以下
とすることにより、非常に優れた磁気特性を有するFe
基基磁磁性合金得ることができるものである。
また本発明は、上記Fe基基磁磁性合金薄帯をトロイダ
ルに巻き付けて形成する巻磁心であって、その巻磁心の
占積率を68%〜85%とすることにより、磁気特性の
優れた巻磁心を得るものである。
ルに巻き付けて形成する巻磁心であって、その巻磁心の
占積率を68%〜85%とすることにより、磁気特性の
優れた巻磁心を得るものである。
第1図は、熱処理時の酸素濃度を変化させたときの磁心
の透磁率の変化を示すグラフであり、第2図は、磁心の
占積率を変えたときの透磁率の変化である。 it臘帛
の透磁率の変化を示すグラフであり、第2図は、磁心の
占積率を変えたときの透磁率の変化である。 it臘帛
Claims (2)
- (1)一般式: (Fe_1_−_aM_a)_1_0_0_−_x_−
_y_−_z_−_α_−_β_−_γCu_xSi_
yB_zM’_αM”_βX_γ(原子%) (ただし、MはCo及び/又はNiであり、M’はNb
、W、Ta、Zr、Hf、Ti及びMoからなる群から
選ばれた少なくとも1種の元素であり、M”はV、Cr
、Mn、Al、Pt族、Sc、Y、希土元素、Au、Z
n、Sn、Reからなる群から選ばれた少なくとも1種
の元素であり、XはC、Ge、P、Ga、Sb、In、
Be、Asからなる群から選ばれた少なくとも1種の元
素であり、a、x、y、z、α、β及びγはそれぞれ0
≦a<0.5、0.1≦x≦3、0≦y≦30、0≦z
≦24、0≦y+z≦35、0.1≦α≦30、0≦β
≦10及び0≦γ≦10を満たす。)により表される組
成を有し、組成の少くとも50%が、最大寸法で測定し
た場合500Å以下の平均粒径の結晶粒からなるFe基
軟磁性合金の製造する方法であって、前記組成の溶湯を
急冷することにより非晶質合金とする工程と、これを加
熱し微細な結晶粒を形成する熱処理工程とを含有し、前
記熱処理工程は、450〜700℃で5分〜24時間保
持かつ酸素濃度500ppm以下で行うことを特徴とす
るFe基軟磁性合金の製法。 - (2)最大寸法で測定した場合500Å以下の平均粒径
の結晶粒からなる鉄基軟磁性合金の薄帯をトロイダルに
巻回してなる巻磁心であって、その巻磁心の占積率が6
8〜85%であることを特徴とする巻磁心。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63189142A JPH0238520A (ja) | 1988-07-27 | 1988-07-27 | Fe基軟磁性合金の製法及び巻磁心 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63189142A JPH0238520A (ja) | 1988-07-27 | 1988-07-27 | Fe基軟磁性合金の製法及び巻磁心 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0238520A true JPH0238520A (ja) | 1990-02-07 |
Family
ID=16236119
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63189142A Pending JPH0238520A (ja) | 1988-07-27 | 1988-07-27 | Fe基軟磁性合金の製法及び巻磁心 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0238520A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03238806A (ja) * | 1990-02-15 | 1991-10-24 | Hitachi Ferrite Ltd | スイングチョークコイル |
| JP2007103404A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Hitachi Metals Ltd | コモンモードチョークコイル用コアおよびその製造方法 |
| JP2020145405A (ja) * | 2019-02-28 | 2020-09-10 | 太陽誘電株式会社 | 軟磁性合金粉及びその製造方法、並びに軟磁性合金粉から作られるコイル部品及びそれを載せた回路基板 |
| JP2021034513A (ja) * | 2019-08-22 | 2021-03-01 | 日立金属株式会社 | 巻磁心、並びに、巻磁心、及び、カレントトランスの製造方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6431922A (en) * | 1987-07-28 | 1989-02-02 | Hitachi Metals Ltd | Manufacture of fe-base magnetic alloy |
| JPS6479342A (en) * | 1986-12-15 | 1989-03-24 | Hitachi Metals Ltd | Fe-base soft magnetic alloy and its production |
-
1988
- 1988-07-27 JP JP63189142A patent/JPH0238520A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6479342A (en) * | 1986-12-15 | 1989-03-24 | Hitachi Metals Ltd | Fe-base soft magnetic alloy and its production |
| JPS6431922A (en) * | 1987-07-28 | 1989-02-02 | Hitachi Metals Ltd | Manufacture of fe-base magnetic alloy |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2007103404A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Hitachi Metals Ltd | コモンモードチョークコイル用コアおよびその製造方法 |
| JP2020145405A (ja) * | 2019-02-28 | 2020-09-10 | 太陽誘電株式会社 | 軟磁性合金粉及びその製造方法、並びに軟磁性合金粉から作られるコイル部品及びそれを載せた回路基板 |
| JP2021034513A (ja) * | 2019-08-22 | 2021-03-01 | 日立金属株式会社 | 巻磁心、並びに、巻磁心、及び、カレントトランスの製造方法 |
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