JPH0239117B2 - Tasomakukonetsudendoseizetsuenkiban - Google Patents

Tasomakukonetsudendoseizetsuenkiban

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JPH0239117B2
JPH0239117B2 JP7531086A JP7531086A JPH0239117B2 JP H0239117 B2 JPH0239117 B2 JP H0239117B2 JP 7531086 A JP7531086 A JP 7531086A JP 7531086 A JP7531086 A JP 7531086A JP H0239117 B2 JPH0239117 B2 JP H0239117B2
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JP
Japan
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diamond
thermal conductivity
insulating substrate
multilayer
multilayer film
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JP7531086A
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Kenji Yamamoto
Takehisa Nakayama
Yoshihisa Oowada
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明はIC用高熱伝導性基板として使用され
る多層膜高熱伝導性絶縁基板に関する。 [従来の技術および発明が解決しようとする問題
点] ダイヤモンドは高い熱伝導率を有しかつ良好な
絶縁性を有す電気絶縁体であることから大電力半
導体素子、マイクロ波発振素子および超LSIなど
の放熱板としてダイヤモンドの利用が進められて
いる。 しかしながらダイヤモンドの薄膜を実際に製造
するばあいにおいて、一般にこの薄膜を気相合成
により形成するばあいではダイヤモンド以外の無
定形炭素やグラフアイトも析出され、これがその
後のダイヤモンドの生成を妨げるという問題があ
る。またこれにより形成された薄膜は多結晶構造
となり、その粒界の部分にグラフアイト層が形成
されるようになるので製造されたダイヤモンド薄
膜は絶縁性特に絶縁破壊が非常に劣るものとなる
という問題がある。 以下に各種気相成長法によつて製膜される従来
のダイヤモンドおよび/またはダイヤモンド状炭
素の薄膜の問題点について述べる。 (1) 熱フイラメントCVD法による製膜が行なわ
れる基板を加熱するタングステン・ヒータが約
2000℃程度に加熱されるため、タングステンが
多量に蒸発してタングステンヒータが短時間で
消耗し、切断しやすくなるという問題がある。
またタングステンヒーターの経時変化などによ
り温度むらが生じやすくなり、グラフアイト的
な部分が存在してしまい特に大面積薄膜を製造
するばあいにはダイヤモンドのみを製膜しにく
いという問題がある。 (2) イオンビームスパツタ法またはイオンプレー
テイング法による製膜 この方法によりえられた薄膜は薄膜中に前述
したダイヤモンド以外の無定形炭素やグテフア
イトが析出し、薄膜の電気抵抗率が小さくなり
絶縁性が不充分となるなどの問題がある。 (3) マイクロ波CVD法による製膜 このばあいには後述のごとく薄膜中に生じる
無定形炭素やグラフアイトを取り除くべく水素
ラジカルを発生させるために水素ガスを加える
必要がある。そして原料ガスとしてのメタンガ
スを水素ガスで希釈してメタンガス濃度を1%
以下にする必要があることのために、製膜速度
が制限されるという問題がある。さらに製膜面
積を大きくするばあいには後述のごとく水素ラ
ジカルの濃度が不均一となり、グラフアイトが
形成されるという問題がある。 以上のような方法により、ダイヤモンドおよ
び/またはダイヤモンド状炭素の薄膜を製造する
ばあいには、薄膜中に形成される無定形炭素やグ
ラフアイトを水素ラジカル等によりエツチングす
る必要がある。 しかし実際上、例えばシリコン基板上にダイヤ
モンドおよび/またはダイヤモンド状炭素の薄膜
を形成するばあいには、水素ラジカル等の濃度が
基板面に沿つて不均一な分布となりやすく一部に
無定形炭素やグラフアイトの部分が形成され、そ
れにより絶縁性が低下する。前記のいずれの方法
でえられる膜も多結晶構造となり、膜中の粒界部
分におけるグラフアイト部分の形成が避けがたく
充分な絶縁性がえられず高熱伝導性絶縁基板とし
ての使用ができない。そしてさらに膜面積の大き
いものを製造するばあいには現在においては絶縁
膜としての使用は不可能である。 本発明は前記のような問題点に鑑みてなされた
ものでダイヤモンドおよび/またはダイヤモンド
状炭素の層とシリコンカーバイド薄とを多層に形
成することにより大面積でも絶縁性の優れたしか
も熱伝導性率の大きい多層膜高熱伝導性絶縁基板
を提供することを目的とする。 [問題点を解決するための手段] 本発明の多層膜高熱伝導性絶縁基板は熱伝導性
の基板上にダイヤモンドおよび/またはダイヤモ
ンド状炭素の層とシリコンカーバイドの層とを交
互に積層した多層膜が形成されたものである。 本発明における製膜に用いられる気相成長法に
おいては製膜される基板が1つの重要なフアクタ
ーである。もちろんダイヤモンド基板上にダイヤ
モンドおよび/またはダイヤモンド状炭素の膜を
形成できるが、シリコンカーバイド、タングステ
ンなどのその炭化物が形成されやすい基板上にダ
イヤモンドおよび/またはダイヤモンド状炭素の
膜の形成は可能である。このばあい前述のように
無定形炭素やグラフアイトが析出するとその上に
はダイヤモンドおよび/またはダイヤモンド状炭
素が形成されなくなる。したがつて膜厚の大きい
均一なダイヤモンドおよび/またはダイヤモンド
状炭素の膜の形成は困難となる。そこで本発明に
おいては、ダイヤモンドおよび/またはダイヤモ
ンド状炭素の非常に薄い層を形成しその上に絶縁
性を有するシリコンカーバイドの非常に薄い層を
形成し、これらの層が交互に多層に形成されるよ
うにした。このシリコンカーバイドの層は絶縁層
としての働きがあるばかりではなく、その層上に
ダイヤモンドおよび/またはダイヤモンド状炭素
の層が形成されやすくなる働きがある。これはシ
リコンカーバイドのSP3結合が保存されるために
その層上にSP2結合を有するグラフアイト層が析
出されなくなるためである。一般のダイヤモンド
の気相成長法においては、一度グラフアイトが形
成されるとその層上にはグラフアイトが形成され
るという問題があるが本多層膜ではかりに部分的
にグラフアイト層が形成されてもその層上の部分
にシリコンカーバイド層が存在するためその層の
上にはグラフアイト層が形成されることはない。
また多層膜とすることにより膜中明瞭な粒界が存
在しなくなり絶縁破壊電圧も大きくなり熱伝導率
の粒界による低下もない。それゆえに膜面積を大
きくしても絶縁特性の非常にすぐれた高熱伝導性
絶縁膜がえられる。また熱伝導率に関しても、シ
リコンカーバイドが高熱伝導性であることまた薄
いのでダイヤモンドと同等の熱伝導率がえられ
る。 [実施例] 次に具体的な実施例に基づき本発明を説明す
る。 本発明による多層膜高熱伝導性絶縁基板は第1
図に示すような構造をしている。 第1図において1は基板であり、シリコン、ア
ルミニウム、シリコンカーバイド、タングステ
ン、アルミニウム合金、銅合金などが使用され、
その熱伝導率は50W/m・k以上のものであれば
特に限定はないが、シリコン、アルミニウム、シ
リコンカーバイド、銅が適している。基板1上に
はダイヤモンドおよび/またはダイヤモンド状炭
素の層2が形成されており、さらにその上にはシ
リコンカーバイドの層3が形成されている。そし
てさらにシリコンカーバイドの層3の上には前記
層2と層3が順次交互に積層して多層膜4が形成
されており、基板(1)と多層膜4とにより多層膜高
熱伝導性絶縁基板5が形成されている。ダイヤモ
ンドおよび/またはダイヤモンド状炭素の層2と
シリコンカーバイドの層3の膜厚は製膜条件によ
りかなり異なるが、ダイヤモンドおよび/または
ダイヤモンド状炭素の層2の膜厚は10Å〜2000Å
であり、シリコンカーバイドの層3の膜厚は10Å
〜1000Åであり、好ましくは10Å〜300Åである。
グラフアイトが析出されやすい製膜条件ではダイ
ヤモンドおよび/またはダイヤモンド状炭素の層
2は薄い方がよく、グラフアイトが析出されにく
い条件ではダイヤモンドおよび/またはダイヤモ
ンド状炭素の層2の膜厚は厚くてもよい。シリコ
ンカーバイドの層3の膜厚は出来る限り薄い方が
好ましいが、10Å未満になるとシリコンカーバイ
ド層としての効果がなくなるので10Å以上となる
必要がある。微結晶シリコンカーバイドまたは非
晶質シリコンカーバイドのばあいはシリコンカー
バイドSi1-x CxはX=0〜0.99のものが使用で
きるが層の平均としてはX=0.1〜0.8となるのが
よく、さらに好ましくはX=0.4〜0.6のものがよ
い。 多層膜4の成分としてシリコンカーバイド、ダ
イヤモンド、ダイヤモンド状炭素を用いたのはそ
れぞれの熱伝導率が非常に大きいからである。 また多層膜4の膜厚は用途により要求される絶
縁性によつて異なるが1000Å〜20μmであるのが
一般的である。 多層膜4の熱伝導率は基板1の熱伝導率より大
きいことが好ましいが、多層膜4の膜厚が薄いた
め多層膜4の熱伝導率が基板1の熱伝導率より少
し小さくても多層膜高熱伝導性絶縁基板5の熱伝
導率が45W/m・k以上となればよい。 つぎに多層膜4の構成要素であるダイヤモンド
および/またはダイヤモンド状炭素の層2および
シリコンカーバイドの層3の形成方法について説
明する。 第2図は多層膜4のプラズマCVD法により製
造する装置を示す。この装置は直流放電と高周波
放電の混合放電ができ、電界と直交する方向に磁
界を有する装置である。第2図において21は反
応室であり、この中に原料ガスが投入される。そ
して反応室21の中には電極22と電極23が相
対向して平行に設けられており、電極22と電極
23の間であつて電極22の表面上には電極22
と接触し基板1が固定されている。そして反応室
21の周囲には基板1を外部から加熱するための
基板加熱器24が設けられている。そして高周波
電源25によりマツチング回路26を経て高周波
電圧が供給されるようになつており、さらに直流
電源27によりチヨークコイル28を経て直流電
圧が供給されるようになつている。そしてさらに
電界と直交する方向(第2図で示すB方向)およ
び垂直の方向(第2図で紙面に垂直の方向)に磁
界を設けてある。そして直流放電と高周波放電と
の混合放電を行なうことにより基板1の第2図下
面上に多層膜4が形成される。ダイヤモンドおよ
び/またはダイヤモンド状炭素の層の形成の一般
的な条件としては、原料ガスであるH2ガスの流
量が100〜500SCCMであり、同じくCH4ガスの流
量が10〜20SCCMである。また高周波電力は0.2
〜2W/cm2であり、直流電圧は−200V〜−1kVで
ある。また磁場強度は200ガウス〜800ガウスであ
る。 シリコンカーバイドの層の形成の一般的な条件
としては原料ガスであるH2ガスの流量が100〜
500SCCMであり、同じくCH4ガスの流量が0.1〜
20SCCMであり、同じくSiH4ガスの流量が0.1〜
50SCCMである。ここでSiH4ガスの流量はCH4
ガスの流量より少し多くしいる。また高周波電力
は0.1〜1W/cm2であり直流電圧は−300V〜1.5kV
である。また磁場強度は200ガウス〜800ガウスで
ある。 本実施例においてはつぎの条件で60秒間放電し
て60Åのダイヤモンドおよび/ダイヤモンド状炭
素の層2を形成した。 ダイヤモンドおよび/またはダイヤモンド状炭素
の層2の形成条件 H2ガス流量 200SCCM CH4ガス流量 2SCCM 高周波電力 1W/cm2 直流電圧 −300V 磁場強度 700ガウス また前記ダイヤモンドおよび/またはダイヤモ
ンド状炭素の層2の形成後一旦放電を停止し、さ
らにつぎの条件で15秒間放電して20Åのシリコン
カーバイドの層3を形成した。 シリコンカーバイドの層3の形成条件 H2ガス流量 200SCCM CH4ガス流量 1SCCM SiH4ガス流量 2SCCM 高周波電力 0.3W/cm2 直流電圧 −400V 磁場強度 700ガウス そして前記2つの放電操作を順次繰り返して第
1表におけるサンプルNo.3の多層膜を作製した。
なお第1表における他のサンプルは放電時間以外
の条件は前記条件と同じにし放電時間のみ変化さ
せて作製した多層膜であり、第1表はこれらのサ
ンプルの構成を示す。
【表】 また第2表は第1表に示された本実施例による
多層膜サンプルについて調べられた諸特性の結果
を示している。
【表】 第3図には、第1表のサンプルNo.1、No.2、No.
3と各々同じ条件でダイヤモンドおよび/または
ダイヤモンド状炭素の層を各々15層、77層、125
層およびシリコンカーバイドの層を各々15層、77
層、125層形成した各々A,B,Cの多層膜につ
いての絶縁破壊電圧を調べた結果が示されてい
る。 ここで前記多層膜A,B,Cの膜厚は約1μmと
なる。 また製膜装置としては第2図で示した一室のプ
ラズマCVD装置のみでなくダイヤモンドおよ
び/またはダイヤモンド炭素とシリコンカーバイ
ドをそれぞれ別の室にて製膜するつまり基板が移
動可能な装置であつてもよい。 前記絶縁破壊電圧の測定は前記各サンプルに直
径4cmのAl電極(面積は13cm2)を蒸着しこれに
電圧をかけることによつて行なわれた。 第3図からも明らかなようにA,B,Cの各多
層膜は13cm2の面積であつても充分な絶縁特性を有
している。 また第3図において従来の方法により作製され
た膜厚が1μmであるダイヤモンドおよび/または
ダイヤモンド状炭素の膜Dについて測定された絶
縁破壊電圧も示されている。 このように膜を多層化することにより絶縁破壊
電圧は大きくなる。これは絶縁破壊電圧が膜中の
最も絶縁耐圧の劣る部分により決定され、従来方
法による膜においてはごくわずかではあるがグラ
フアイト化した部分が存在するためこれにより膜
の絶縁耐圧が低下することによる。 [発明の効果] 本発明による多層膜高熱伝導絶縁基板は熱伝導
性の基板上にダイヤモンドおよび/またはダイヤ
モンド状炭素の層とシリコンカーバイドの層とを
交互に積層して多層膜を形成することにより、膜
面積を大きくしても高絶縁性および高熱伝導性の
膜とすることができ、特にIC用基板としてすぐ
れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による多層膜高熱伝導性絶縁基
板の構造を示す断面図、第2図は本発明の実施例
による多層膜を製造するためのプラズマCVD法
による製造装置の概略構成図、第3図は第1表中
のサンプルNo.1、No.2、No.3に対応して作られた
多層膜サンプルA,B,Cと従来の方法により作
られた膜との絶縁破壊電圧を測定した結果を示す
図である。 (図面の主要符号) 1:基板、2:ダイヤモ
ンドおよび/またはダイヤモンド状炭素の層、
3:シリコンカーバイドの層、4:多層膜、5:
多層膜高熱伝導性絶縁基板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱伝導性の基板上にダイヤモンドおよび/ま
    たはダイヤモンド状炭素の層とシリコンカーバイ
    ドの層とを交互に積層した多層膜が形成された多
    層膜高熱伝導性絶縁基板。 2 前記ダイヤモンドおよび/またはダイヤモン
    ド状炭素の層の膜厚が10Å〜2000Åである特許請
    求の範囲第1項記載の多層膜高熱伝導性絶縁基
    板。 3 前記シリコンカーバイドの層の膜厚が10Å〜
    1000Åであつて、該シリコンカーバイドの層が3
    層以上形成された特許請求の範囲第1項記載の多
    層膜高熱伝導性絶縁基板。 4 前記熱伝導性の基板の熱伝導率が50W/m・
    k以上であり、かつ多層膜高熱伝導性絶縁基板の
    熱伝導率が45W/m・k以上である特許請求の範
    囲第1項記載の多層膜高熱伝導性絶縁基板。 5 前記多層膜高熱伝導性絶縁基板の表面ビツカ
    ース硬度が1500以上である特許請求の範囲第1項
    記載の多層膜高熱伝導性絶縁基板。 6 前記多層膜の電気抵抗率が1012Ωcm以上であ
    りかつ該多層膜の絶縁破壊電圧が100V/μm以上
    である特許請求の範囲第1項記載の多層膜高熱伝
    導性絶縁基板。 7 前記シリコンカーバイドが単結晶または多結
    晶または微結晶または非晶質である特許請求の範
    囲第1項記載の多層膜高熱伝導性絶縁基板。 8 前記多層膜が電界に直交する磁界を有する直
    流および高周波の混合した放電によるプラズマ
    CVD法によつてえられる特許請求の範囲第1項
    記載の多層膜高熱伝導性絶縁基板。
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