JPH0240002B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0240002B2 JPH0240002B2 JP59264622A JP26462284A JPH0240002B2 JP H0240002 B2 JPH0240002 B2 JP H0240002B2 JP 59264622 A JP59264622 A JP 59264622A JP 26462284 A JP26462284 A JP 26462284A JP H0240002 B2 JPH0240002 B2 JP H0240002B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- particle size
- strontium titanate
- powder
- present
- average particle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、小粒径で比表面積が小さく、粒度分
布が狭い、球形状の新規なチタン酸ストロンチウ
ム粉末に関するものである。さらには、低温焼結
可能である新規なチタン酸ストロンチウム粉末に
関するものである。 現在、チタン酸ストロンチウムは、コンデンサ
ー、PTC素子、半導体等として、電子部品分野
で広く応用されている。 (従来の技術) 近年、電子部品はますます小型化の傾向があ
る。例えば、コンデンサーもその類にたがわず、
小型化高容量化が望まれており、これを実現する
ものとして、積層コンデンサーが注目が集めてい
る。現在、積層コンデンサーでは、さらに電極間
距離を10〜20μと少さくして高容量化を促進する
傾向にある。この要求を満足し、コンデンサーの
性能および信頼性を保証するため、かかるセラミ
ツクコンデンサーでは、電極間で焼結体を構成す
る粒子をできるだけ数多く、均一に存在させるこ
とが望ましい。しかし、例えば、焼結に1300℃以
上を要することは、高価な貴金属内部電極を必要
とするため、電極コストを引き上げる原因とな
り、さらに、焼結体中の粒子も粒生長により大き
くなるため、電極間距離を短かくできず、高容量
化を阻害する原因となり、また、物性や寸法精度
がバラつくことは、歩留まり低下をもたらし、コ
スト高の原因となる。このため、上記欠点は改善
されることが強く望まれていた。また、このこと
は、積層コンデンサー以外の電子部品についても
同様に強く要望されていた。しかし、これらの諸
要求を満足させるチタン酸ストロンチウム粉末
は、従来知されていなかつた。 (発明が解決しようとする問題) これまで、チタン酸ストロンチウム粉末は、大
粒径のものや、小粒径ではあるが分散性が悪く、
粒径や形状が不均一な粒末のみが知られていた。
大粒径のものや、強度に凝集したものは、見かけ
上一個の粒子として挙動するため、焼結開始温度
が1100℃以上で、相対密度を90%以上にするに
は、1300℃以上の高温を必要とする。また、分散
性が悪いものや、粒径および形状が不均一の粉
は、均一な充填構造をとることが難かしく、焼結
も均一に進行せず、寸法精度や物性のバラツキの
原因となつている。さらに、粒径が0.05μ程度以
下の超微粉では、ハンドリング性が非常に悪く、
均一な成形体を得ることが難かしく、信頼性の高
い焼結体が得られ難いという欠点を有していた。 (問題点を解決するための手段) 本発明者らは、より低い温度で、均一なチタン
酸ストロンチウム焼結体を製造するため鋭意研究
を重ねた結果、微細で結晶子径が粒径に近く、均
一粒径および均一形状を有するチタン酸ストロン
チウム粉末を見出し、本発明を完成するに至つ
た。 すなわち、本発明は、平均粒径が0.07〜0.5μ、
比表面積が3〜20m2/gで、かつ粒径を真球と仮
定して平均粒径から計算される値の2.5倍を越え
ない値であり、粉末X線回折像のピークの半値巾
から計算される結晶子径が0.05μ以上0.4μ以下で、
その形状が球形状であることを特徴とするチタン
酸ストロンチウム粉末に関するものである。 本発明でいう球形状とは、図面の走査型電子顕
微鏡写真で見るように、粒子一個の形状が全体と
して球に近似していることを言う。 本発明のチタン酸ストロンチウムは、走査型電
子顕微鏡(例えば、日立製作所(株)製S−430型走
査電子顕微鏡)観察により、その粒径および形状
についての測定を行うことができる。 本発明のチタン酸ストロンチウムは、平均粒径
が0.07〜0.5μの範囲にあるが、どの粒子もほぼ同
一の粒径を有しており、標準偏差値は1.5以下で
ある。本発明において、走査型電子顕微鏡観察に
よつて求める平均粒径および標準偏差値αは、
単位視野内に見えるn個の粒子の粒径χiを測定
し、次式により算出される。 ただし、
布が狭い、球形状の新規なチタン酸ストロンチウ
ム粉末に関するものである。さらには、低温焼結
可能である新規なチタン酸ストロンチウム粉末に
関するものである。 現在、チタン酸ストロンチウムは、コンデンサ
ー、PTC素子、半導体等として、電子部品分野
で広く応用されている。 (従来の技術) 近年、電子部品はますます小型化の傾向があ
る。例えば、コンデンサーもその類にたがわず、
小型化高容量化が望まれており、これを実現する
ものとして、積層コンデンサーが注目が集めてい
る。現在、積層コンデンサーでは、さらに電極間
距離を10〜20μと少さくして高容量化を促進する
傾向にある。この要求を満足し、コンデンサーの
性能および信頼性を保証するため、かかるセラミ
ツクコンデンサーでは、電極間で焼結体を構成す
る粒子をできるだけ数多く、均一に存在させるこ
とが望ましい。しかし、例えば、焼結に1300℃以
上を要することは、高価な貴金属内部電極を必要
とするため、電極コストを引き上げる原因とな
り、さらに、焼結体中の粒子も粒生長により大き
くなるため、電極間距離を短かくできず、高容量
化を阻害する原因となり、また、物性や寸法精度
がバラつくことは、歩留まり低下をもたらし、コ
スト高の原因となる。このため、上記欠点は改善
されることが強く望まれていた。また、このこと
は、積層コンデンサー以外の電子部品についても
同様に強く要望されていた。しかし、これらの諸
要求を満足させるチタン酸ストロンチウム粉末
は、従来知されていなかつた。 (発明が解決しようとする問題) これまで、チタン酸ストロンチウム粉末は、大
粒径のものや、小粒径ではあるが分散性が悪く、
粒径や形状が不均一な粒末のみが知られていた。
大粒径のものや、強度に凝集したものは、見かけ
上一個の粒子として挙動するため、焼結開始温度
が1100℃以上で、相対密度を90%以上にするに
は、1300℃以上の高温を必要とする。また、分散
性が悪いものや、粒径および形状が不均一の粉
は、均一な充填構造をとることが難かしく、焼結
も均一に進行せず、寸法精度や物性のバラツキの
原因となつている。さらに、粒径が0.05μ程度以
下の超微粉では、ハンドリング性が非常に悪く、
均一な成形体を得ることが難かしく、信頼性の高
い焼結体が得られ難いという欠点を有していた。 (問題点を解決するための手段) 本発明者らは、より低い温度で、均一なチタン
酸ストロンチウム焼結体を製造するため鋭意研究
を重ねた結果、微細で結晶子径が粒径に近く、均
一粒径および均一形状を有するチタン酸ストロン
チウム粉末を見出し、本発明を完成するに至つ
た。 すなわち、本発明は、平均粒径が0.07〜0.5μ、
比表面積が3〜20m2/gで、かつ粒径を真球と仮
定して平均粒径から計算される値の2.5倍を越え
ない値であり、粉末X線回折像のピークの半値巾
から計算される結晶子径が0.05μ以上0.4μ以下で、
その形状が球形状であることを特徴とするチタン
酸ストロンチウム粉末に関するものである。 本発明でいう球形状とは、図面の走査型電子顕
微鏡写真で見るように、粒子一個の形状が全体と
して球に近似していることを言う。 本発明のチタン酸ストロンチウムは、走査型電
子顕微鏡(例えば、日立製作所(株)製S−430型走
査電子顕微鏡)観察により、その粒径および形状
についての測定を行うことができる。 本発明のチタン酸ストロンチウムは、平均粒径
が0.07〜0.5μの範囲にあるが、どの粒子もほぼ同
一の粒径を有しており、標準偏差値は1.5以下で
ある。本発明において、走査型電子顕微鏡観察に
よつて求める平均粒径および標準偏差値αは、
単位視野内に見えるn個の粒子の粒径χiを測定
し、次式により算出される。 ただし、
【式】
さらに、本発明のチタン酸ストロンチウムは、
どの粒子もほぼ球形状をしており、一個の粒子の
最長径と最短径の差を最長径で割つた値は3/10以
下である。 また、粉末の分散性は、粒度分布を測定するこ
とにより把握できる。粒度分布は、例えばセイシ
ン企業(株)ミクロン・フオート・サイザーSKA−
5000により容易に測定できる。本発明者らは、チ
タン酸ストロンチウム粉末をイソプロピルアルコ
ールに分散し、分散剤としてPEGを微量加えて、
その粒度分布を測定した。 本発明のチタン酸ストロンチウムは、粒度分布
測定によつて測定される平均粒径が、前記走査型
電子顕微鏡観察より測定される平均粒径と概ね一
致し、さらに、粒度分布が狭く、その標準偏差値
は2.0以下である。ただし、本発明で粒度分布測
定によつて求める平均粒径および標準偏差値α
は、次式によつて算出される。 ただし、
どの粒子もほぼ球形状をしており、一個の粒子の
最長径と最短径の差を最長径で割つた値は3/10以
下である。 また、粉末の分散性は、粒度分布を測定するこ
とにより把握できる。粒度分布は、例えばセイシ
ン企業(株)ミクロン・フオート・サイザーSKA−
5000により容易に測定できる。本発明者らは、チ
タン酸ストロンチウム粉末をイソプロピルアルコ
ールに分散し、分散剤としてPEGを微量加えて、
その粒度分布を測定した。 本発明のチタン酸ストロンチウムは、粒度分布
測定によつて測定される平均粒径が、前記走査型
電子顕微鏡観察より測定される平均粒径と概ね一
致し、さらに、粒度分布が狭く、その標準偏差値
は2.0以下である。ただし、本発明で粒度分布測
定によつて求める平均粒径および標準偏差値α
は、次式によつて算出される。 ただし、
【式】
上式において、χiは粒径で当該微小測定範囲両
端の相加平均、νiは粒径χiの粒子が占める体積分
率、nは当該微小測定範囲の数である。 本発明において、結晶子径は粉末X線回折像の
ピークの半値巾を測定し、シエラの式 L=Kλ/βcosθ に代入することにより求めることができる。上記
式でLは結晶子径、λはX線の波長、βはピーク
の半値巾、θはX線の回折角、Kは定数で本発明
の場合0.9とした。半値巾βの値は、測定される
粉末X線回折像のピーク形状をコーシー分布と仮
定し、シリコン結晶を使つて補正することにより
求める。 本発明で提供するチタン酸ストロンチウム粉末
について、上式を用いて算出する結晶子径は、前
記走査型電子顕微鏡観察により測定される平均粒
径とよい一致を示す。すなわち、概ね一個の粒子
は一個ないし数個の結晶子で成り立つている。 本発明において、比表面積はガス吸着型の比表
面積測定機、例えばカルロエルバ(株)製ソープトマ
チツク1800により測定できる。 本発明のチタン酸ストロンチウム粉末の比表面
積は、30〜20m2/gの範囲にあるが、チタン酸ス
トロンチウム粉末が球状で微細孔や凸凹を持たな
いと仮定して計算される粒径は、前記走査型電子
顕微鏡観察により測定される平均粒径の4割以下
とはらならずほぼ一致する。したがつて、この点
からも本発明で提供するチタン酸ストロンチウム
粉末が細孔などを持たないほぼ球形状の粒子であ
ることが確認できる。 本発明のチタン酸ストロンチウム粉末の製法
は、前記性状を与える方法である限り特に限定さ
れるものではないが、たとえば含水酸化チタンと
水酸化ストロンチウムを応させることにより製造
することができる。 この反応は、含水酸化チタン、水酸化ストロン
チウムおよび水を窒素雰囲気下で撹拌混合しつつ
加熱すると都合よく進行し、所望の粒末が得られ
る。反応温度は60℃以上110℃未満の温度を選択
するが、反応速度および装置の簡略化等を考慮す
れば100℃が適当である。また、反応温度、溶媒
および濃度を適当に選べば、0.07μから0.5μの範
囲で所望の平均粒径を有する粉末を得ることがで
きる。 このようにして合成されるチタン酸ストロンチ
ウム粉末は、常法にしたがつて、過し、水洗
し、再び過し、乾燥して取り出すことができ
る。 (発明の効果) 本発明のチタン酸ストロンチウム粉末は、公知
のチタン酸ストロンチウム粉末に比べ焼結温度が
100℃以上も低く、かつ均一な微構造の焼結体を
与え、低温焼結用チタン酸ストロンチウム粉末と
して実用上極めて有用なものである。特に積層コ
ンデンサでは、電気絶縁性を高め、電極コストを
下げるために、低温焼結用チタン酸ストロンチウ
ム粉末が切望されているが、本発明で提供するチ
タン酸ストロンチウム粉末は、この要求を満たす
ものであり、極めて有用なものである。 (実施例) 次に、実施例によつて本発明をさらに詳細に説
明する。 実施例 1 含水率95%のゲル状オルトチタン酸0.5モルを
水0.5と共に反応器中へ入れ、窒素ガスを吹き
込みつつ、約15時間放置した。一方、水酸化スト
ロンチウム(8水和物)270gを90℃の水2に
溶解し、沸とう後、炭酸ストロンチウムを除くた
め過し、液を空気に触れさせないよう窒素ガ
スの下で充分注意を払いつつ、オルトチタン酸と
水を入れて放置してある反応器中に入れた。この
反応器に窒素を流しながら、さらに撹拌混合しつ
つ、オイルバスで100℃に加熱し、8時間反応を
行なつた。反応終了後、約10分間放置し、上澄液
を除去し、さらに熱水2を加えて撹拌洗浄後、
過した。この操作を合計3回繰り返した後、乾
燥し白色粉末を得た。このようにして得られた粉
末について、走査型電子顕微鏡観察およびX線回
折解析を行なつた。平均粒径0.16μ、標準偏差
1.35の均一球状粒子からなり、立方晶の結晶子径
が0.09μチタン酸ストロンチウム粉末であつた。
さらに、比表面積を測定したところ、比表面積値
は9.5m2/gであり、電子顕微鏡観察による平均
粒径から計算される値とよい一致を示した。ま
た、粒度分布測定装置より、平均粒径0.30μ、標
準偏差値1.82の値が得られ、分散性のよい粒末で
あつた。 実施例 2 含水率96%のオルトチタン酸1モルを水2と
共に反応器中へ入れ、窒素ガスを吹き込みつつ、
約一晩放置した。水酸化ストロンチウム(8水和
物)750gを95℃の水7に溶解し、過後、反
応容器に加えた。窒素を流しながら沸とう還流下
で4時間反応を行なわせた。得られた反応生成物
を実施例と同様に処理し、得られた粉の物性を測
定した。電子顕微鏡観察による平均粒径は0.23μ
であり、標準偏差は1.45の球状粒子で、比表面積
は7.2m2/gであつた。X線回折解析から、結晶
子径は0.11μである立方晶であることが判つた。
また、粒度分布測定では、平均粒径0.45μ、標準
偏差値は1.93であつた。
端の相加平均、νiは粒径χiの粒子が占める体積分
率、nは当該微小測定範囲の数である。 本発明において、結晶子径は粉末X線回折像の
ピークの半値巾を測定し、シエラの式 L=Kλ/βcosθ に代入することにより求めることができる。上記
式でLは結晶子径、λはX線の波長、βはピーク
の半値巾、θはX線の回折角、Kは定数で本発明
の場合0.9とした。半値巾βの値は、測定される
粉末X線回折像のピーク形状をコーシー分布と仮
定し、シリコン結晶を使つて補正することにより
求める。 本発明で提供するチタン酸ストロンチウム粉末
について、上式を用いて算出する結晶子径は、前
記走査型電子顕微鏡観察により測定される平均粒
径とよい一致を示す。すなわち、概ね一個の粒子
は一個ないし数個の結晶子で成り立つている。 本発明において、比表面積はガス吸着型の比表
面積測定機、例えばカルロエルバ(株)製ソープトマ
チツク1800により測定できる。 本発明のチタン酸ストロンチウム粉末の比表面
積は、30〜20m2/gの範囲にあるが、チタン酸ス
トロンチウム粉末が球状で微細孔や凸凹を持たな
いと仮定して計算される粒径は、前記走査型電子
顕微鏡観察により測定される平均粒径の4割以下
とはらならずほぼ一致する。したがつて、この点
からも本発明で提供するチタン酸ストロンチウム
粉末が細孔などを持たないほぼ球形状の粒子であ
ることが確認できる。 本発明のチタン酸ストロンチウム粉末の製法
は、前記性状を与える方法である限り特に限定さ
れるものではないが、たとえば含水酸化チタンと
水酸化ストロンチウムを応させることにより製造
することができる。 この反応は、含水酸化チタン、水酸化ストロン
チウムおよび水を窒素雰囲気下で撹拌混合しつつ
加熱すると都合よく進行し、所望の粒末が得られ
る。反応温度は60℃以上110℃未満の温度を選択
するが、反応速度および装置の簡略化等を考慮す
れば100℃が適当である。また、反応温度、溶媒
および濃度を適当に選べば、0.07μから0.5μの範
囲で所望の平均粒径を有する粉末を得ることがで
きる。 このようにして合成されるチタン酸ストロンチ
ウム粉末は、常法にしたがつて、過し、水洗
し、再び過し、乾燥して取り出すことができ
る。 (発明の効果) 本発明のチタン酸ストロンチウム粉末は、公知
のチタン酸ストロンチウム粉末に比べ焼結温度が
100℃以上も低く、かつ均一な微構造の焼結体を
与え、低温焼結用チタン酸ストロンチウム粉末と
して実用上極めて有用なものである。特に積層コ
ンデンサでは、電気絶縁性を高め、電極コストを
下げるために、低温焼結用チタン酸ストロンチウ
ム粉末が切望されているが、本発明で提供するチ
タン酸ストロンチウム粉末は、この要求を満たす
ものであり、極めて有用なものである。 (実施例) 次に、実施例によつて本発明をさらに詳細に説
明する。 実施例 1 含水率95%のゲル状オルトチタン酸0.5モルを
水0.5と共に反応器中へ入れ、窒素ガスを吹き
込みつつ、約15時間放置した。一方、水酸化スト
ロンチウム(8水和物)270gを90℃の水2に
溶解し、沸とう後、炭酸ストロンチウムを除くた
め過し、液を空気に触れさせないよう窒素ガ
スの下で充分注意を払いつつ、オルトチタン酸と
水を入れて放置してある反応器中に入れた。この
反応器に窒素を流しながら、さらに撹拌混合しつ
つ、オイルバスで100℃に加熱し、8時間反応を
行なつた。反応終了後、約10分間放置し、上澄液
を除去し、さらに熱水2を加えて撹拌洗浄後、
過した。この操作を合計3回繰り返した後、乾
燥し白色粉末を得た。このようにして得られた粉
末について、走査型電子顕微鏡観察およびX線回
折解析を行なつた。平均粒径0.16μ、標準偏差
1.35の均一球状粒子からなり、立方晶の結晶子径
が0.09μチタン酸ストロンチウム粉末であつた。
さらに、比表面積を測定したところ、比表面積値
は9.5m2/gであり、電子顕微鏡観察による平均
粒径から計算される値とよい一致を示した。ま
た、粒度分布測定装置より、平均粒径0.30μ、標
準偏差値1.82の値が得られ、分散性のよい粒末で
あつた。 実施例 2 含水率96%のオルトチタン酸1モルを水2と
共に反応器中へ入れ、窒素ガスを吹き込みつつ、
約一晩放置した。水酸化ストロンチウム(8水和
物)750gを95℃の水7に溶解し、過後、反
応容器に加えた。窒素を流しながら沸とう還流下
で4時間反応を行なわせた。得られた反応生成物
を実施例と同様に処理し、得られた粉の物性を測
定した。電子顕微鏡観察による平均粒径は0.23μ
であり、標準偏差は1.45の球状粒子で、比表面積
は7.2m2/gであつた。X線回折解析から、結晶
子径は0.11μである立方晶であることが判つた。
また、粒度分布測定では、平均粒径0.45μ、標準
偏差値は1.93であつた。
図面は実施例1において合成したチタン酸スト
ロンチウム粉末の結晶構造を示す倍率50000倍の
走査型電子顕微鏡写真である。
ロンチウム粉末の結晶構造を示す倍率50000倍の
走査型電子顕微鏡写真である。
Claims (1)
- 1 平均粒径が0.07〜0.5μ、比表面積が3〜20
m2/gで、かつ粒形を真球と仮定して平均粒径か
ら計算される値の2.5倍を越えない値であり、粉
末X線回折像のピークの半値巾から計算される結
晶子径が0.05μ以上0.4μ以下で、その形状が球形
状であることを特徴とするチタン酸ストロンチウ
ム粉末。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26462284A JPS61146709A (ja) | 1984-12-17 | 1984-12-17 | チタン酸ストロンチウム粉末 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26462284A JPS61146709A (ja) | 1984-12-17 | 1984-12-17 | チタン酸ストロンチウム粉末 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61146709A JPS61146709A (ja) | 1986-07-04 |
| JPH0240002B2 true JPH0240002B2 (ja) | 1990-09-10 |
Family
ID=17405889
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26462284A Granted JPS61146709A (ja) | 1984-12-17 | 1984-12-17 | チタン酸ストロンチウム粉末 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61146709A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5566183B2 (ja) * | 2010-05-17 | 2014-08-06 | 京セラ株式会社 | 誘電体粉末及び焼結体並びにそれを用いたコンデンサ |
| WO2015152237A1 (ja) * | 2014-03-31 | 2015-10-08 | 戸田工業株式会社 | チタン酸ストロンチウム微粒子粉末及びその製造方法 |
| CN105502480B (zh) * | 2015-10-16 | 2017-03-22 | 浙江大学 | 一种绣球花状钛酸锶纳米粉体的制备方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5864218A (ja) * | 1981-10-09 | 1983-04-16 | Kyoritsu Yogyo Genryo Kk | チタン酸ストロンチウムの製造方法 |
| JPS5945928A (ja) * | 1982-09-08 | 1984-03-15 | Sony Corp | チタン酸ストロンチウム微粒子の製造方法 |
-
1984
- 1984-12-17 JP JP26462284A patent/JPS61146709A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61146709A (ja) | 1986-07-04 |
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