JPH0241143Y2 - - Google Patents

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JPH0241143Y2
JPH0241143Y2 JP1985014131U JP1413185U JPH0241143Y2 JP H0241143 Y2 JPH0241143 Y2 JP H0241143Y2 JP 1985014131 U JP1985014131 U JP 1985014131U JP 1413185 U JP1413185 U JP 1413185U JP H0241143 Y2 JPH0241143 Y2 JP H0241143Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は粘着複写用紙に係り、特に裏面に感圧
性接着剤を塗工された感圧発色形式の複数の複写
用紙を積層してなる粘着複写用紙に関する。
〔従来の技術〕 従来、電子供与性の無色の発色剤を不揮発性油
等に溶解し、この発色剤含有油を芯物質としたマ
イクロカプセルを作製して支持体の裏面に塗布し
てなる上用紙と、電子受容性の無色の顕色剤を支
持体の表面に塗布してなる下用紙とを、各々の塗
布層を対向させて配置し、上用紙の上面側から筆
圧を加えることにより下用紙に発色像を得るよう
にした感圧複写紙、あるいは例えば特開昭59−
14987号公報等に示されているように、支持体の
同一面に電子供与性の無色の発色剤およびこの発
色剤に反応して着色生成物を生じる電子受容性の
無色の顕色剤を混合塗布し、これを支持体の下面
側に配した普通紙上に発色像を得るようにした感
圧複写紙は一般に知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この種の従来の感圧複写紙は、旧来の裏カーボ
ン紙と異なり着色物質を使用していないため、手
や衣服への汚れがなく、事務用紙等に多用されて
いる。
ところが、上用紙と下用紙との組合わせにより
発色する前者は、下用紙としての加工処理の施さ
れていない普通紙を用いることができず、用途が
限られてしまうという問題がある。特に、下用紙
上にバーコードを印刷し、これをバーコードリー
ダで読込むようにした場合、下用紙表面に塗布さ
れた顕色剤が剥離してバーコード上に付着するこ
とにより読取りに誤りを生じるおそれがある。
これに対し、支持体に塗布された感圧発色層の
みにより自己発色する形式のものでは、用紙の種
類によらず発色像が得られるので、下用紙として
たとえば普通紙を用いることができ、バーコード
リーダを必要とする各種カードにも適用できると
いう利点を有している。
ところが、このような自己発色性の感圧複写紙
を例えば複写形式の複葉の荷札に適用する場合に
は、感圧複写紙で形成されている上面側の荷札の
裏面に通常のようにして剥離紙を用いると、感圧
発色層が前記剥離紙で覆われて下面側の荷札上に
転写像を得ることができない。この場合には、複
写を行なつた後に感圧複写紙で形成される上面側
の荷札の裏面に糊を塗布してこれを商品に貼付せ
ねばならず、その取扱いが極めて繁雑になる。
また荷札は、その表面に配送先の住所等を記載
する欄あるいはバーコード等を予め印刷しておく
場合もあるが、感圧複写紙に印刷を施すと、印刷
時の圧力により感圧発色層が発色してしまい、転
写機能が不充分となつたり、あるいは発色部が感
圧複写紙の表面側に透けて見えてバーコードリー
ダによるバーコード読込み時に誤つて判読される
という問題もある。
また荷札の用途によりその材質、厚さ等が特定
されるような場合には、このような特殊な用紙に
感圧発色処理を施した感圧複写紙はその生産量が
限られるためコスト高になる問題もある。
本考案はこのような現況に対処してなされたも
ので、転写像が得られる下側の用紙はもとより、
筆圧を加えられる上側の用紙についても普通紙そ
の他の材料をそのまま用いることができ、また上
側の用紙に印刷その他の加工を施す際に発色が生
じるおそれが全くなく、しかも上側の用紙の裏面
に、予め感圧性接着剤を塗布しておくことができ
る剥離紙を各用紙間に介在させてなる粘着複写用
紙を提供することを目的とする。
本考案は、上面側に表示部を有し下面側に感圧
性接着剤層を塗工された用紙と、 前記用紙の下面側と接する上面側に剥離処理層
を施されかつ下面側に電子供与性の淡色の発色剤
およびこの発色剤に反応して着色生成物を生じる
電子受容性の淡色の顕色剤を含む自己発色層を塗
工された剥離紙とを夫々所定の枚数だけ交互に積
層し、 積層中において前記用紙の下面の感圧性接着剤
層がこれに隣接する下層側の前記剥離紙の上面の
剥離処理層に剥離可能に接し、かつ前記剥離紙の
下面の自己発色層がこれに隣接する下層側の前記
用紙の上面の表示部に接して発色生成物が該表示
部に転写されるようになしたことを特徴とする。
〔作 用〕
本考案に係る剥離紙は、その裏面に感圧発色層
が配されているので、この剥離紙が裏面の接着層
に被着される上側の用紙からの筆圧により剥離紙
の下面に配した下用紙上に転写像が得られる。ま
た上下の用紙とも普通紙を用いてその裏面に感圧
性接着剤を塗布することができ、しかも加工時に
発色を生じる不具合が全くない。
〔実施例〕
以下本考案を、複写形式の荷札を例に採つて説
明する。
第1図および第2図はこの種の荷札の一例を示
すもので、この荷札はともに表面処理が全く施さ
れていない普通紙からなる上面荷札1と下面荷札
2とを備えている。前記各荷札1,2の表面に
は、第1図に上面荷札1について示すように宛
名、住所等の記入欄3およびバーコード4がそれ
ぞれ印刷されており、また各荷札1,2の裏面に
は、第1図および第2図に示すように感圧性接着
剤が塗布されて接着層5,6が形成され、各接着
層5,6には剥離紙7,8が被着されている。
上面荷札1の接着層5に被着された剥離紙7に
は、第3図aに示すようにその表面に剥離紙8と
同様シリコン等が塗布されて剥離処理面9が形成
されており、また剥離紙7の裏面には、第2図お
よび第3図bに示すように上面荷札1への筆記、
タイプ印字等の加圧印字による筆圧により下面荷
札2上に転写像が得られる感圧発色層10が塗布
されている。
この感圧発色層10としては、たとえば前記特
開昭59−14987号公報等に記載された電子供与性
の淡色の発色剤と、この発色剤と反応して着色生
成物を生じる電子受容性の淡色の顕色剤と、ワツ
クス類と、ポリビニルエーテルとを混合して形成
したものが用いられる。尚、本明細書中において
前記発色剤および顕色剤についての「淡色」とは
無色の場合も含め発色部分と色と明らかに区別さ
れる程度の色を指す。
前記感圧発色層10に用いられる淡色の発色剤
としては、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフ
エニル)−6−ジメチルアミノフタリド等のトリ
アリールメタン系化合物等の公知の電子供与性の
有機化合物の中から適宜なものを選択して単独ま
たは組合わせて用いることができる。
また、前記感圧発色層10に用いられる淡色の
顕色剤としては、酸性白土およびゼオライト等の
無機酸性物質ならびにその他の公知の電子受容性
の各種顕色剤の中の任意のものを選択して単独ま
たは組合せて用いることができる。
前記発色剤および顕色剤の少なくともいずれか
一方は、例えばモノマー重合法、相分離法等の公
知の方法によつてマイクロカプセル化される。ま
たマイクロカプセル化のために用いる不揮発性油
としては、アルキルナフタレン系、芳香族エステ
ル系、脂肪族エステル系等の油が用いられる。
なお、前記顕色剤をマイクロカプセル化して使
用する際には、フエノール系あるいはサリチル酸
系等油溶性の顕色剤が好ましい。
ここで感圧発色層中のワツクス類およびポリビ
ニルエーテルは感圧発色層10面への着色を仰
え、加圧印字した際に感圧発色層10面の印字濃
度を下面荷札2上の印字濃度より低く仰えるため
に用いられ、特にポリビニルエーテルはその特性
である接着性を利用して剥離紙7への結合剤とし
ての効果を得るため、さらにはその柔軟剤として
の特性を利用して剥離紙を析曲げた際に感圧発色
層10での発色を可及的少なくするために用いら
れる。
ワツクス類としては、各種の動物系ワツクス、
植物系ワツクス、鉱物系ワツクス、石油系ワツク
ス、変性ワツクス、アマイド系ワツクス等のワツ
クス類を単独または組合わせて用いることができ
る。
ポリビニルエーテルとしては、ポリビニルメチ
ルエーテル等種々のポリビニルアルキルエーテル
等を用いることができる。
以上の構成において、剥離紙7の製造に際して
は、剥離紙原紙の表面にシリコン等の剥離剤を塗
布して剥離処理面9を形成するとともに、剥離原
紙の裏面に、発色剤、顕色剤、ワツクス類および
ポリビニルエーテルを混合してなる塗布液を塗布
して感圧発色層10を形成する。
前記塗布液の塗布方法としては、水分散塗布液
としエアーナイフコータ等のコータを用いて剥離
原紙の全面に塗布する方法、あるいはマイクロカ
プセルを噴霧乾燥等で乾燥した後、必要に応じ微
細粉末状の発色剤、顕色剤とともにワツクス類の
溶融温度にて均一混合して塗布液とし、これを通
常のカーボン印刷機等を用いて剥離原紙の一部に
印刷する方法、さらにはマイクロカプセルを噴霧
乾燥し有機溶媒中に分散させてインキ化し、これ
をフレキソ印刷法によりスポツト印刷する方法等
が考えられる。
なお、塗布液を調整する際に、例えば粘度を一
定にする増粘剤あるいは分散性を改良する界面活
性剤等の液性改良剤を、各種コータ、印刷機に合
わせて添加するようにしてもよい。
また剥離紙7の材料としては、主として紙が用
いられるが、プラスチツクフイルム、合成紙およ
び金属箔等を用いるようにしてもよい。
剥離紙7の裏面に感圧発色層10を配すること
により、下面荷札2のみならず上面荷札1も普通
紙で製作することができる。このため、紙質等に
対する多種多様な要求に充分応えることができ
る。また荷札1,2の表面に各種印刷3,4を施
す際に、特に上面荷札1に発色を生じることがな
く、発色部が表面側から透けて見えて外観体裁を
悪くしたり、あるいはバーコード4をバーコード
リーダで読込む際に誤つて判読されるおそれが全
くない。
また下面荷札2はもとより、上面荷札1の裏面
にも接着層5を配することができるので、商品へ
の貼付け作業が極めて容易である。
なお前記実施例において、各荷札1,2を普通
紙で製作した場合、使用形態によつては雨水によ
る濡れおよび剥がれの問題がある。このような場
合には、硝酸セルローズの溶液を乾操重量で1.0
g/m2〜5g/m2、好ましくは3g/m2程度の割
合で両荷札1,2の表面に塗布することによつて
紙のセルローズせん維間の空隙が充填され、充分
な防水性を有する荷札1,2を得ることができ
る。また、通常の防水処理では紙面の筆記ないし
は複写性が著しく損なわれるがこの方法によれ
ば、普通紙と同等の筆記性および感圧発色層10
の転写性が得られる。
また前記実施例では、荷札を例に採つて説明し
たが、各種台帳等他の複写形式の用紙にも同様に
適用できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、電子供与性の淡
色の発色剤とこの発色剤と反応して着色生成物を
生じる電子受容性の淡色の顕色剤とを含み筆圧に
より剥離紙の下面に配した下用紙上に転写像が得
られる感圧発色層を、剥離紙の裏面に配するよう
にしているので、下用紙が普通紙であつても鮮明
な転写像が得られる。また上側の用紙も普通紙そ
の他任意の材料を用いることができるので、感圧
複写紙を上側の用紙として用いる場合と異なり、
用紙表面にバーコード等を印刷する際に発色して
しまつて転写機能が損なわれたり、あるいはリー
ダでバーコードを読取る際に誤つて判読されるお
それがない。また上側の用紙の裏面には予め感圧
性接着剤を塗布しておくことができるので、複写
後の貼付け作業が極めて容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図は第1図の拡大断面図、第3図aは上面荷札用
剥離紙の表面を示す説明図、同図bはこの剥離紙
の裏面を示す説明図である。 1……上面荷札、2……下面荷札、3……記入
欄、4……バーコード、5,6……接着層、7,
8……剥離紙、10……感圧発色層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上面側に表示部を有し下面側に感圧性接着剤層
    を塗工された用紙と、 前記用紙の下面側と接する上面側に剥離処理層
    を施されかつ下面側に電子供与性の淡色の発色剤
    およびこの発色剤に反応して着色生成物を生じる
    電子受容性の淡色の顕色剤を含む自己発色層を塗
    工された剥離紙とを夫々所定の枚数だけ交互に積
    層し、 積層中において前記用紙の下面の感圧性接着剤
    層がこれに隣接する下層側の前記剥離紙の上面の
    剥離処理層に剥離可能に接し、かつ前記剥離紙の
    下面の自己発色層がこれに隣接する下層側の前記
    用紙の上面の表示部に接して発色生成物が該表示
    部に転写されるようになしたことを特徴とする粘
    着複写用紙。
JP1985014131U 1985-02-02 1985-02-02 Expired JPH0241143Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985014131U JPH0241143Y2 (ja) 1985-02-02 1985-02-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5071002U (ja) * 1973-10-12 1975-06-23
JPS5347503Y2 (ja) * 1976-10-29 1978-11-14
JPS59160270U (ja) * 1983-04-13 1984-10-26 株式会社リコー 感熱記録型剥離紙

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JPS61129845U (ja) 1986-08-14

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