JPH0241394Y2 - - Google Patents

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JPH0241394Y2
JPH0241394Y2 JP4527485U JP4527485U JPH0241394Y2 JP H0241394 Y2 JPH0241394 Y2 JP H0241394Y2 JP 4527485 U JP4527485 U JP 4527485U JP 4527485 U JP4527485 U JP 4527485U JP H0241394 Y2 JPH0241394 Y2 JP H0241394Y2
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seal
rotating body
labyrinth seal
rotating
fluid machine
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、蒸気タービン等の回転流体機械に用
いられるラビリンスシール装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のラビリンスシール装置としては、第3図
(第4図の−矢視断面図)および第4図(第
3図の−矢視断面図)に示すものや、第5図
(第6図の−矢視断面図)および第6図(第
5図の−矢視断面図)に示すものがあり、い
ずれも回転流体機械における静止体1と回転体2
との間に、全体としてリング状のラビリンスシー
ル3が介装されている。
そしてラビリンスシール3は、複数の円弧状シ
ール片3aで構成され、各シール片3aが板バネ
としての押圧バネ4で軸心方向へ押圧されること
により、シール片3a相互が密着し合つて、同シ
ール片3aと回転体2との間に所定の微小隙間g
が形成されるようになつている。
したがつて、シール片3aの先端が回転体2に
接触した場合には、バネ4の押圧力に抗してシー
ル片3aが持ち上げられ、その接触圧が軽減され
るようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで上述のような従来のラビリンスシール
装置では、各シール片3aと回転体2との微小隙
間gは調節することができない。
そこで、十分なシール機能を持たせるため微小
隙間gを極力小さく設定しておくと、前述のシー
ル片3aと回転体2との接触が生じやすくなり、
摩耗により微小隙間gが拡大して、シール能力の
低下を来たすという問題点がある。
特に蒸気タービンの作動初期の危険速度通過時
における振動および車室の過渡的熱変形がラビリ
ンスシール3の回転体2への接触をもたらすよう
な場合には、上述のシール能力の低下が著しくな
る。
また組立の際、回転体2とラビリンスシール3
との間の隙間を広げる必要があるので、定常運転
時にシール性能を低下させるおそれがあり、十分
なシール性能を確保するためには、ラビリンスシ
ール3のフインの列を増さなければならず、これ
に伴い回転体2の軸方向の長さが長くなるという
問題点が生じる。
本考案は、これらの問題点の解決をはかろうと
するもので、ラビリンスシールを半径方向に移動
調整できるようにすることにより、たとえば回転
体との接触を起こしやすい起動時には、ラビリン
スシールを回転体からやや遠ざけて、前述の微小
隙間を大きくし、定常運転状態ではラビリンスシ
ールを回転体に近づけ、上記微小隙間をできるだ
け小さくできるようにして、漏洩損失の防止をは
かり、かつラビリンスシール自体の摩耗も防止で
きるようにした、ラビリンスシール装置を提供す
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため本考案のラビリンスシール装置は、回
転流体機械における回転体と同回転体の外側の静
止体との間にラビリンスシールをそなえ、同ラビ
リンスシールが複数の円弧状シール片で構成され
て、これらのシール片を上記回転体から遠ざける
方向に付勢するバネが設けられるとともに、上記
回転流体機械の定常運転時に上記シール片を上記
バネに抗して上記回転体へ接近させるべく、上記
シール片の外周面と上記静止体との間に空間部が
形成されて、同空間部が、上記の静止体と回転体
との間の隙間に連通され、かつ、同空間部が、バ
ルブ付き流路を介し低圧部に接続されていること
を特微としている。
〔作 用〕
上述の本考案のラビリンスシール装置では、複
数の円弧状シール片に分割されたラビリンスシー
ルが、各シール片をバネにより回転体から遠ざけ
る方向に付勢されているので、初期振動および車
室の過渡的熱変形によるシールと回転体との接触
を起こす恐れのある起動時には、シールと回転体
との隙間が十分に保たれる。
そして、接触の起こる恐れの少ない定常運転時
には、上記シール片の外周面と静止体との間に形
成された空間部における圧力が、静止体と回転体
との間の隙間における圧力よりも高くなるので、
その圧力差により各シール片は上記バネに抗して
回転体へ近づけられるようになり、これにより十
分なシール機能が得られるようになる。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の一実施例としてのラ
ビリンスシール装置について説明すると、第1図
はその要部を示す断面図(第2図の−矢視断
面図)、第2図は右半部に第1図のa−a矢
視断面を示すとともに左半部に第1図のb−
b矢視断面を示す断面図である。
第1,2図に示すように、本考案のラビリンス
シール装置においても、従来の装置と同様に、タ
ービンのごとき回転流体機械における静止体1と
回転体2との間に、複数の円弧状シール片3a,
3b,…に分割されたラビリンスシール3が装着
されているが、本装置では特に静止体1とラビリ
ンスシール3との間に、各シール片3a,3b,
…を回転体2から遠ざける方向に付勢する波型板
状のバネ4が設けられている。
また各シール片3a,3b,…の外周面と静止
体1との間には空間部12が形成されており、同
空間部12は、静止体1と回転体2との隙間13
に、小隙間cを有する絞り部12aを介して連通
されている。
さらに本装置では空間部12に連通する連通孔
6aが静止体1に形成されて、同連通孔6aに
は、この回転流体機械の内部の低圧部7にバルブ
8を介して通じる管路9が接続されている。この
管路9は、他のシール片空間部へ通じる静止体1
の連通孔6bにも接続されるようになつている。
なお、各シール片3a,3b,…は、バネ4を
受けるための凸条34をそなえるほか、バネ4に
付勢されて回転体2から遠ざかる方向の限界を規
制するストツパー31を、静止体1と係合しうる
ようにそなえている。
また各シール片3a,3bは、回転体2へ接近
する方向の限界を規制するストツパー33を、静
止体1と係合しうるようにそなえている。
静止体1は、第1,2図に示すごとく、バネ4
を受けるためのバネ受け11をそなえている。
各シール片3a,3b,…は、第2図に示すよ
うに、一方の端部における一対の突起36,37
の相互間の凹部に、隣接する他方の端部の凸部3
5を嵌合させるようにして組合わされており、こ
れによりラビリンスシール3の径の拡大および縮
小が許容されるようになつている。
本考案のラビリンスシール装置は上述のように
構成されているので、この回転流体機械の不使用
時には、そのラビリンスシール3の各シール片3
a,3b,…が、バネ4により常時回転体2から
遠ざかる方向に付勢されて、ストツパー31によ
る限界位置に保持される。
そして、この回転流体機械の作動初期には、バ
ルブ8が開放状態に保たれ、これにより低圧部7
からの低圧流体が空間部12に導入される。一
方、隙間13における圧力は、この回転流体機械
の作動に伴つて上昇するので、この隙間13にお
ける高い圧力と空間部12における低い圧力との
圧力差により、各シール片3a,3b,…は、回
転体2から遠ざかる状態でのストツパー31によ
る限界位置に確実に保たれる。
なお、空間部12と隙間13とは絞り部12a
を介して連通されているので、上述の圧力差は効
率よく保たれるようになる。
このように各シール片3a,3b,…が回転体
2から遠ざかつた位置に保たれることにより、こ
の回転流体機械の作動初期の危険速度通過時にお
ける振動や車室の過渡的熱変形によるラビリンス
シール3の回転体2への接触が十分に防止される
のである。
ついで、この回転流体機械が定常運転状態にな
つて、回転体2の回転が安定状態になると、バル
ブ8は閉じられて、空間部12には隙間13から
の比較的高い淀み圧が導かれ、シール片3a,3
b,…と回転体2との間における漏洩流体の速い
流れによる比較的低い圧力よりも、空間部12の
圧力の方が高くなる。
したがつて各シール片3a,3b,…は、バネ
4に抗して回転体2へ接近させられるようにな
り、その微小隙間gはストツパー33による限界
状態まで十分に狭くなつて良好なシール効果が得
られるのである。
その際、絞り部12aは、隙間13における淀
み圧の変動を遮断して、空間部12における比較
的高い圧力の状態を安定よく維持するのに寄与す
ることができる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案のラビリンスシー
ル装置によれば、回転体とシールとの微小隙間を
回転流体機械等の運転状況に応じて調節できるの
で、次のような利点が得られる。
(1) 回転流体機械の回転数上昇・下降の際の危険
速度通過時において回転体の振動が大きくなつ
ても、回転体とラビリンスシールとの接触が起
こらないので、その接触時に生じる回転体の曲
がりや、それによる振動、シールの摩耗等が回
避される。
(2) 回転流体機械の過渡的運転状態では静止部に
不均一な温度分布が生じて、その非軸対称な変
形による回転体との接触が起きやすく、(1)項と
同様な問題が生じるが、これも本考案の装置で
は回避できる。
(3) 回転流体機械の組立てに際して回転体とラビ
リンスシールとの間に余分な隙間を与える必要
がないので、ラビリンスシールの漏れ損失を小
さくでき、したがつて機械の効率改善がはかれ
る。
(4) 回転体とラビリンスシールとの間の微小隙間
を調節するためにバネと流体機械内部の流体の
圧力差とが用いられているので、全運動時を通
じ何ら外部からエネルギーや信号を供給する必
要がなく、また自動的に微小隙間が変更される
ので、自己完結型の制御ができ、したがつてメ
インテナンスフリーとなり、かつ信頼性および
耐久性が高くなる。
(5) 回転流体機械内部の流体の圧力差がラビリン
スシールの駆動源として利用されるので、環境
条件の制約を受けることがない。
(6) 回転流体機械の不使用時やその起動時には、
各シール片がバネの作用で回転体から遠ざけら
れた状態に保持されるので、各シール片の損傷
を十分に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本考案の一実施例としてのラビリ
ンスシール装置を示すもので、第1図はその要部
を示す断面図(第2図の−矢視断面図)、第
2図は右半部に第1図のa−a矢視断面を示
すとともに左半部に第1図のb−b矢視断面
を示す断面図であり、第3,4図は従来のラビリ
ンスシール装置の一例を示すもので、第3図はそ
の要部を示す断面図(第4図の−矢視断面
図)、第4図は第3図の−矢視断面図であり、
第5,6図は従来のラビリンスシール装置の他の
例を示すもので、第5図はその要部を示す断面図
(第6図の−矢視断面図)、第6図は第5図の
−矢視断面図である。 1……回転流体機械の静止体、2……回転体、
3……ラビリンスシール、3a,3b……シール
片、4……バネ、6a,6b……連通孔、7……
回転流体機械の内部の低圧部、8……バルブ、9
……管路、11……バネ受け、12……空間部、
12a……絞り部、13……隙間、31,33…
…ストツパー、34……凸条、35……凸部、3
6,37……突起、c……小隙間、g……微少隙
間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転流体機械における回転体と同回転体の外側
    の静止体との間にラビリンスシールをそなえ、同
    ラビリンスシールが複数の円弧状シール片で構成
    されて、これらのシール片を上記回転体から遠ざ
    ける方向に付勢するバネが設けられるとともに、
    上記回転流体機械の定常運転時に上記シール片を
    上記バネに抗して上記回転体へ接近させるべく、
    上記シール片の外周面と上記静止体との間に空間
    部が形成されて、同空間部が、上記の静止体と回
    転体との間の隙間に連通され、かつ、同空間部
    が、バルブ付き流路を介し低圧部に接続されてい
    ることを特徴とする、ラビリンスシール装置。
JP4527485U 1985-03-28 1985-03-28 Expired JPH0241394Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4527485U JPH0241394Y2 (ja) 1985-03-28 1985-03-28

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4527485U JPH0241394Y2 (ja) 1985-03-28 1985-03-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61161472U JPS61161472U (ja) 1986-10-06
JPH0241394Y2 true JPH0241394Y2 (ja) 1990-11-05

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ID=30558634

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JP4527485U Expired JPH0241394Y2 (ja) 1985-03-28 1985-03-28

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JPS61161472U (ja) 1986-10-06

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