JPH0241503Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0241503Y2 JPH0241503Y2 JP1985179582U JP17958285U JPH0241503Y2 JP H0241503 Y2 JPH0241503 Y2 JP H0241503Y2 JP 1985179582 U JP1985179582 U JP 1985179582U JP 17958285 U JP17958285 U JP 17958285U JP H0241503 Y2 JPH0241503 Y2 JP H0241503Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- tube
- chamber
- tube sheet
- cylindrical body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は熱交換器に関し、特に排ガスで燃焼用
空気等を予熱するために設置される垂直形の熱交
換器に関するものである。
空気等を予熱するために設置される垂直形の熱交
換器に関するものである。
例えば、第3図及び第4図に示すように、焼鈍
炉31の輻射管32の排ガスを利用して燃焼用空
気を予熱するようにした燃焼用空気予熱設備にお
いては、個別熱交換器33、部分集合熱交換器3
4、及び図示しない集合熱交換器に排ガスを通す
ことによつて熱回収をなし得るように構成されて
いる。即ち、空気供給管36からこれら熱交換器
33,34を通つて予熱された燃焼用空気は、バ
ーナ35に供給され、燃料を燃焼させて輻射管3
2内に高温排ガスを送出し、この輻射管32を高
温にしてその輻射熱で焼鈍炉31内を加熱し、輻
射管32を出た排ガスは前記個別熱交換器33、
部分集合熱交換器34を通り、排ガス出口本管3
7を通つて集合熱交換器に供給されるようになさ
れている。
炉31の輻射管32の排ガスを利用して燃焼用空
気を予熱するようにした燃焼用空気予熱設備にお
いては、個別熱交換器33、部分集合熱交換器3
4、及び図示しない集合熱交換器に排ガスを通す
ことによつて熱回収をなし得るように構成されて
いる。即ち、空気供給管36からこれら熱交換器
33,34を通つて予熱された燃焼用空気は、バ
ーナ35に供給され、燃料を燃焼させて輻射管3
2内に高温排ガスを送出し、この輻射管32を高
温にしてその輻射熱で焼鈍炉31内を加熱し、輻
射管32を出た排ガスは前記個別熱交換器33、
部分集合熱交換器34を通り、排ガス出口本管3
7を通つて集合熱交換器に供給されるようになさ
れている。
上記のような部分集合熱交換器34を構成し得
る熱交換器として、例えば実開昭54−60351号公
報記載のものを挙げることができる。その熱交換
器は、垂直な筒状体の両端面側をそれぞれ上部端
板と下部端板とで覆つて両端板間を熱交換室とし
て形成すると共に、両端板間に上方から下方へと
排ガスを上記熱交換室内を通して流すための複数
の中空状伝熱チユーブを縦設する一方、上記熱交
換室内を上方から下方へと被加熱空気を流すため
に、この熱交換室の上部側に空気流入管を、また
下部側に空気流出管をそれぞれ接続している。ま
た、この熱交換室内を高温ガスが流れる際の筒状
体の熱伸縮を吸収するために、下部端板は、ベロ
ーズ等の伸縮管を介して筒状体の下部側に接続さ
れると共に、筒状体と伝熱チユーブとの熱伸縮量
の差を吸収するために、各伝熱チユーブの下端側
はそれぞれ伸縮管部を介装して下部端板に取付け
られている。
る熱交換器として、例えば実開昭54−60351号公
報記載のものを挙げることができる。その熱交換
器は、垂直な筒状体の両端面側をそれぞれ上部端
板と下部端板とで覆つて両端板間を熱交換室とし
て形成すると共に、両端板間に上方から下方へと
排ガスを上記熱交換室内を通して流すための複数
の中空状伝熱チユーブを縦設する一方、上記熱交
換室内を上方から下方へと被加熱空気を流すため
に、この熱交換室の上部側に空気流入管を、また
下部側に空気流出管をそれぞれ接続している。ま
た、この熱交換室内を高温ガスが流れる際の筒状
体の熱伸縮を吸収するために、下部端板は、ベロ
ーズ等の伸縮管を介して筒状体の下部側に接続さ
れると共に、筒状体と伝熱チユーブとの熱伸縮量
の差を吸収するために、各伝熱チユーブの下端側
はそれぞれ伸縮管部を介装して下部端板に取付け
られている。
しかしながら、上記のように各伝熱チユーブ毎
に伸縮管部を介装する構成においては、製作コス
トが極めて高くなり、また、製作期間が長くかか
ること、さらにメインテナンス性が悪く、補修が
困難であるという問題を生じる。
に伸縮管部を介装する構成においては、製作コス
トが極めて高くなり、また、製作期間が長くかか
ること、さらにメインテナンス性が悪く、補修が
困難であるという問題を生じる。
そこで、各伝熱チユーブ毎に伸縮管部を設ける
構造に替えて、筒状体に伸縮管部を介装し、これ
にて筒状体と伝熱チユーブとの熱伸縮量の差を吸
収する構造も採用されており、その一例につい
て、第5図を参照して説明する。
構造に替えて、筒状体に伸縮管部を介装し、これ
にて筒状体と伝熱チユーブとの熱伸縮量の差を吸
収する構造も採用されており、その一例につい
て、第5図を参照して説明する。
第5図において、垂直な筒状体41の下部は下
部管板42で区画されて排ガス流入室43が形成
され、伸縮管部44を備えた排ガス入口管45が
接続されている。前記下部管板42とその上方に
配設された上部管板46との間には、排ガスが通
過する複数の伝熱チユーブ47が配設されかつ空
気入口管48と空気出口管49が上下端部に接続
された熱交換室50が形成され、上部管板46上
には排ガス流出室51が形成されている。この熱
交換器40は、前記筒状体41の上端に設けられ
たフランジ52にて支持されている。そして、熱
交換室50の中間部と排ガス流入室43の上部と
に伸縮管部53,54が設けられ、高温の排ガス
が流通する際に生じる筒状体41の熱伸縮を排ガ
ス流入室43の上部の伸縮管部54にて吸収する
と共に、筒状体41と伝熱チユーブ47との熱伸
縮量の差を熱交換室50の中間部の伸縮管部53
にて吸収するようになつている。
部管板42で区画されて排ガス流入室43が形成
され、伸縮管部44を備えた排ガス入口管45が
接続されている。前記下部管板42とその上方に
配設された上部管板46との間には、排ガスが通
過する複数の伝熱チユーブ47が配設されかつ空
気入口管48と空気出口管49が上下端部に接続
された熱交換室50が形成され、上部管板46上
には排ガス流出室51が形成されている。この熱
交換器40は、前記筒状体41の上端に設けられ
たフランジ52にて支持されている。そして、熱
交換室50の中間部と排ガス流入室43の上部と
に伸縮管部53,54が設けられ、高温の排ガス
が流通する際に生じる筒状体41の熱伸縮を排ガ
ス流入室43の上部の伸縮管部54にて吸収する
と共に、筒状体41と伝熱チユーブ47との熱伸
縮量の差を熱交換室50の中間部の伸縮管部53
にて吸収するようになつている。
しかしながら、上記第5図に示した構造の熱交
換器40においては、排ガス流入室43側に設け
られている伸縮管部44,54に損傷を生じ易い
という問題を生じている。つまり、この排ガス流
入室43周辺位置では、被加熱空気との熱交換前
の高温温度状態の排ガスが直接的に接するため
に、これらの伸縮管部44,54も高温の温度状
態となる。このような熱的負荷の大きい状態、す
なわち、強度の低下した状態での伸縮動作が繰返
されるために、亀裂等の損傷が生じ易いものとな
つているのである。
換器40においては、排ガス流入室43側に設け
られている伸縮管部44,54に損傷を生じ易い
という問題を生じている。つまり、この排ガス流
入室43周辺位置では、被加熱空気との熱交換前
の高温温度状態の排ガスが直接的に接するため
に、これらの伸縮管部44,54も高温の温度状
態となる。このような熱的負荷の大きい状態、す
なわち、強度の低下した状態での伸縮動作が繰返
されるために、亀裂等の損傷が生じ易いものとな
つているのである。
特に、上記従来構成においては、伸縮管部4
4,54のうち、排ガス入口管45に介装されて
いる伸縮管部45に、より顕著に損傷が生じ易
い。それは、筒状体41が上部で支持し固定され
ているため、下方へと伸びる熱膨張が全体に生
じ、この伸び変形を吸収すべく伸縮管部54が設
けられている訳であるが、この伸縮管部54の下
側の排ガス流入室43は固定されていないため
に、上記伸縮管部54には熱膨張の吸収動作を殆
ど生じないためである。この結果、排ガス流入室
43が下方へと変位し、これにより、排ガス入口
管45の伸縮管部44に曲げ応力が作用する。こ
うして、曲げの合成された応力が作用するため
に、この伸縮管部44に特に損傷を生じ易いもの
となつている。
4,54のうち、排ガス入口管45に介装されて
いる伸縮管部45に、より顕著に損傷が生じ易
い。それは、筒状体41が上部で支持し固定され
ているため、下方へと伸びる熱膨張が全体に生
じ、この伸び変形を吸収すべく伸縮管部54が設
けられている訳であるが、この伸縮管部54の下
側の排ガス流入室43は固定されていないため
に、上記伸縮管部54には熱膨張の吸収動作を殆
ど生じないためである。この結果、排ガス流入室
43が下方へと変位し、これにより、排ガス入口
管45の伸縮管部44に曲げ応力が作用する。こ
うして、曲げの合成された応力が作用するため
に、この伸縮管部44に特に損傷を生じ易いもの
となつている。
本考案は、上記に鑑みなされたものであつて、
その目的は、熱伸縮を吸収すべく介装される伸縮
管部の破損を抑制し、これにより、長寿命化を図
り得る熱交換器を提供することにある。
その目的は、熱伸縮を吸収すべく介装される伸縮
管部の破損を抑制し、これにより、長寿命化を図
り得る熱交換器を提供することにある。
そこで、本考案の熱交換器は、略垂直な筒状体
の内部が下部管板と上部管板とで区画されて下部
管板の下側に排ガス流入室、下部管板と上部管板
との間に熱交換室、上部管板の上側に排ガス流出
室がそれぞれ形成され、また、上記排ガス流入室
から排ガス流出室へと熱交換室を通して排ガスを
流すための複数の中空状伝熱チユーブが両管板間
に縦設されると共に、筒状体における熱交換室を
囲繞する部位の上部側に空気入口管が、下部側に
空気出口管がそれぞれ接続され、さらに、上記筒
状体における排ガス流入室を囲繞する部位に固定
部が設けられると共に、この筒状体には、上部管
板と下部管板との間、及び上部管板よりも上方に
それぞれ伸縮管部が介装されていることを特徴と
している。
の内部が下部管板と上部管板とで区画されて下部
管板の下側に排ガス流入室、下部管板と上部管板
との間に熱交換室、上部管板の上側に排ガス流出
室がそれぞれ形成され、また、上記排ガス流入室
から排ガス流出室へと熱交換室を通して排ガスを
流すための複数の中空状伝熱チユーブが両管板間
に縦設されると共に、筒状体における熱交換室を
囲繞する部位の上部側に空気入口管が、下部側に
空気出口管がそれぞれ接続され、さらに、上記筒
状体における排ガス流入室を囲繞する部位に固定
部が設けられると共に、この筒状体には、上部管
板と下部管板との間、及び上部管板よりも上方に
それぞれ伸縮管部が介装されていることを特徴と
している。
上記の構成によれば、熱交換器全体の熱伸縮は
上部管板より上方位置の伸縮管部(以下、第1伸
縮管部という)によつて吸収され、また、筒状体
と伝熱チユーブとの熱伸縮の差は、下部管板と上
部管部の間の伸縮管部(以下、第2伸縮管部とい
う)にて吸収されるが、これら第1・第2伸縮管
部は熱負荷の小さい領域に配置されている。つま
り、熱交換室内の温度分布は、水平方向の断面内
では、排ガスが流れる伝熱チユーブ近辺の内方側
が高く、熱交換室を囲繞する筒状体側が低い温度
勾配を生じ、また、縦方向には、排ガスの流れる
方向に沿つて排ガス流入室側が高く、排ガス流出
室側が低い。さらに、上記では、被加熱空気は排
ガス流出側から熱交換室内へと流入されるので、
排ガス流出側はより低温の温度状態となる。そし
て、上記の第1・第2伸縮管部は、それぞれ水平
断面方向において最も低温温度状態となる筒状体
に沿つて設けられると共に、さらに縦方向におい
ても、温度の高い排ガス流入室側の位置ではな
く、特に第1伸縮管部は最も温度の低い排ガス流
出室側に設けられている。このように、各伸縮管
部は、より温度の低い領域にそれぞれ設けられ、
温度上昇に伴う強度の低下が抑制された状態での
熱伸縮の吸収動作を生じるようになつているの
で、亀裂等の破損を生じにくく、これにより、長
寿命化を図ることができる。
上部管板より上方位置の伸縮管部(以下、第1伸
縮管部という)によつて吸収され、また、筒状体
と伝熱チユーブとの熱伸縮の差は、下部管板と上
部管部の間の伸縮管部(以下、第2伸縮管部とい
う)にて吸収されるが、これら第1・第2伸縮管
部は熱負荷の小さい領域に配置されている。つま
り、熱交換室内の温度分布は、水平方向の断面内
では、排ガスが流れる伝熱チユーブ近辺の内方側
が高く、熱交換室を囲繞する筒状体側が低い温度
勾配を生じ、また、縦方向には、排ガスの流れる
方向に沿つて排ガス流入室側が高く、排ガス流出
室側が低い。さらに、上記では、被加熱空気は排
ガス流出側から熱交換室内へと流入されるので、
排ガス流出側はより低温の温度状態となる。そし
て、上記の第1・第2伸縮管部は、それぞれ水平
断面方向において最も低温温度状態となる筒状体
に沿つて設けられると共に、さらに縦方向におい
ても、温度の高い排ガス流入室側の位置ではな
く、特に第1伸縮管部は最も温度の低い排ガス流
出室側に設けられている。このように、各伸縮管
部は、より温度の低い領域にそれぞれ設けられ、
温度上昇に伴う強度の低下が抑制された状態での
熱伸縮の吸収動作を生じるようになつているの
で、亀裂等の破損を生じにくく、これにより、長
寿命化を図ることができる。
また、上記では、熱交換器の全体は排ガス流入
室外面の固定部で支持し固定されるので、熱伸縮
時にこの領域の変位は殆ど生じず、そのため、例
えば、この排ガス流入室に、前記従来例のよう
に、伸縮管部が介装されている排ガス入口管が側
方から接続される場合においても、上記排ガス入
口管の伸縮管部には曲げ応力は作用せず、この排
ガス入口管の熱膨張による軸方向の単純な引張圧
縮が作用するだけとなる。このように、上記排ガ
ス流入室に接続される排ガス入口管に対しても、
より損傷の生じにくい接続構造とすることができ
る。
室外面の固定部で支持し固定されるので、熱伸縮
時にこの領域の変位は殆ど生じず、そのため、例
えば、この排ガス流入室に、前記従来例のよう
に、伸縮管部が介装されている排ガス入口管が側
方から接続される場合においても、上記排ガス入
口管の伸縮管部には曲げ応力は作用せず、この排
ガス入口管の熱膨張による軸方向の単純な引張圧
縮が作用するだけとなる。このように、上記排ガ
ス流入室に接続される排ガス入口管に対しても、
より損傷の生じにくい接続構造とすることができ
る。
以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
第1図において、垂直な筒状体1の下部が下部
管板2で区画されて排ガス流入室3が形成され、
伸縮管部4を備えた排ガス入口管5が接続されて
いる。下部管板2とその上方に配設された上部管
板6との間には熱交換室10が形成され、排ガス
が通過する複数本の伝熱チユーブ7(図では1本
のみ表示)が配設されるとともに、その両端部が
下部管板2と上部管板6を貫通して溶接し固定さ
れている。また、この熱交換室10の上下端部に
空気入口管8と空気出口管9が接続され、かつこ
れらの間に蛇行状の空気通路を形成するために邪
摩板11が配設されている。前記上部管板6上に
は排ガス流出室13が形成され、その上端外周に
フランジ12が設けられている。前記排ガス流入
室3外面には固定部16が設けられ、この固定部
16と前記フランジ12にてこの熱交換器20の
全体を支持するように構成されている。一方、前
記熱交換室10の中間部と上部管板6より上の排
ガス流出室13外面に伸縮管部14,15が設け
られている。
管板2で区画されて排ガス流入室3が形成され、
伸縮管部4を備えた排ガス入口管5が接続されて
いる。下部管板2とその上方に配設された上部管
板6との間には熱交換室10が形成され、排ガス
が通過する複数本の伝熱チユーブ7(図では1本
のみ表示)が配設されるとともに、その両端部が
下部管板2と上部管板6を貫通して溶接し固定さ
れている。また、この熱交換室10の上下端部に
空気入口管8と空気出口管9が接続され、かつこ
れらの間に蛇行状の空気通路を形成するために邪
摩板11が配設されている。前記上部管板6上に
は排ガス流出室13が形成され、その上端外周に
フランジ12が設けられている。前記排ガス流入
室3外面には固定部16が設けられ、この固定部
16と前記フランジ12にてこの熱交換器20の
全体を支持するように構成されている。一方、前
記熱交換室10の中間部と上部管板6より上の排
ガス流出室13外面に伸縮管部14,15が設け
られている。
なお、前記伝熱チユーブ7の下端部と下部管板
2の溶接取付部においては、第2図に示すよう
に、伝熱チユーブ7の下部管板2からの突出量を
hとし、伝熱チユーブ7の中心間距離(配置ピツ
チ)をpとし、伝熱チユーブ7の外径をdとし
て、伝熱チユーブ7の突き出し角度θを、 tanθ=h/(p−d)で定義して、このtanθが
0.291〜0.971の範囲となるように設定されてい
る。
2の溶接取付部においては、第2図に示すよう
に、伝熱チユーブ7の下部管板2からの突出量を
hとし、伝熱チユーブ7の中心間距離(配置ピツ
チ)をpとし、伝熱チユーブ7の外径をdとし
て、伝熱チユーブ7の突き出し角度θを、 tanθ=h/(p−d)で定義して、このtanθが
0.291〜0.971の範囲となるように設定されてい
る。
以上の構成によると、熱交換器20の全体が排
ガス流入室3の外面の固定部16で支持し固定さ
れているので、熱伸縮時に下方に膨張せず、その
ため最も高温で熱負荷の大きい排ガス入口管5の
伸縮管部4には単純な引張圧縮が作用するだけ
で、曲げと引張圧縮の合成外力が作用することは
なく、破損しにくくなる。なお、熱交換器20の
全体の熱伸縮は排ガス流出室13に設けられた伸
縮管部15の単純引張圧縮変形によつて応力吸収
され、また熱交換室10における筒状体1と伝熱
チユーブ7との熱伸縮の差は、伸縮管部14にて
吸収される。またこれら伸縮管部14,15は熱
負荷の小さい空気入口管8の近傍に配置されてい
るので、その寿命が著しく延長される。
ガス流入室3の外面の固定部16で支持し固定さ
れているので、熱伸縮時に下方に膨張せず、その
ため最も高温で熱負荷の大きい排ガス入口管5の
伸縮管部4には単純な引張圧縮が作用するだけ
で、曲げと引張圧縮の合成外力が作用することは
なく、破損しにくくなる。なお、熱交換器20の
全体の熱伸縮は排ガス流出室13に設けられた伸
縮管部15の単純引張圧縮変形によつて応力吸収
され、また熱交換室10における筒状体1と伝熱
チユーブ7との熱伸縮の差は、伸縮管部14にて
吸収される。またこれら伸縮管部14,15は熱
負荷の小さい空気入口管8の近傍に配置されてい
るので、その寿命が著しく延長される。
一方、前記第5図に基いて説明した従来の熱交
換器40においては、排ガス流入室43でアフタ
ーバーニングによる溶損事故が発生するという問
題も生じていた。これは、下部管板42と伝熱チ
ユーブ47の取付部における伝熱チユーブ47の
突出量hが20mm程度ありかつ伝熱チユーブ47の
配列が密になつているため溶接時の作業性が悪
く、両者の溶接が溶込不良等の欠陥によつて不完
全となる。そのため熱負荷を受けると破損し易
く、破損すると熱交換室50の燃焼用空気が排ガ
ス流入室43に流入するためにバーナ35への空
気の供給量が少なくなり、これにより不完全燃焼
を起こし、未燃焼ガスが排ガス流入室43に入
り、そこで漏れ出した空気で燃焼するために生ず
るものであると考察された。
換器40においては、排ガス流入室43でアフタ
ーバーニングによる溶損事故が発生するという問
題も生じていた。これは、下部管板42と伝熱チ
ユーブ47の取付部における伝熱チユーブ47の
突出量hが20mm程度ありかつ伝熱チユーブ47の
配列が密になつているため溶接時の作業性が悪
く、両者の溶接が溶込不良等の欠陥によつて不完
全となる。そのため熱負荷を受けると破損し易
く、破損すると熱交換室50の燃焼用空気が排ガ
ス流入室43に流入するためにバーナ35への空
気の供給量が少なくなり、これにより不完全燃焼
を起こし、未燃焼ガスが排ガス流入室43に入
り、そこで漏れ出した空気で燃焼するために生ず
るものであると考察された。
そこで、上記実施例における熱交換器20にお
いては、下部管板2と伝熱チユーブ7の取付溶接
部において、伝熱チユーブ7の突出量hを前記の
ように設定し、これによつて、その溶接の作業性
等が改善され、このため、隅肉部の溶込み、両脚
長の均一性、溶接内部品質が良好となつて溶接が
完全なものとなり、熱負荷を受けても破損の虞れ
が無く、この結果、前記のようなアフターバーニ
ングを生じることがないことからも、熱交換器全
体の寿命が向上するものとなつている。
いては、下部管板2と伝熱チユーブ7の取付溶接
部において、伝熱チユーブ7の突出量hを前記の
ように設定し、これによつて、その溶接の作業性
等が改善され、このため、隅肉部の溶込み、両脚
長の均一性、溶接内部品質が良好となつて溶接が
完全なものとなり、熱負荷を受けても破損の虞れ
が無く、この結果、前記のようなアフターバーニ
ングを生じることがないことからも、熱交換器全
体の寿命が向上するものとなつている。
具体例を示すと、伝熱チユーブ7は、外径が
21.7mm、材質がSUS−304、チユーブ本数が45本、
伝熱面積が2.2m2であり、下部管板2は、板厚が
6mm、材質がSUS−309であり、チユーブ突出量
hは5mm(tanθ=0.485)であり、筒状体1は、
外径が250mm、スケジユール5で、その材質は上
部がSUS−304、下部がSUS−309であり、上部
の伸縮管部15は、材質がSUS−304、板厚0.6
mm、2山溶接タイプ、中間部の伸縮管部14は、
材質がSUS−316、板厚0.6mm、2山溶接タイプと
した熱交換器20を構成し、これを従来より溶損事
故を生じがちであつた部分集合熱交換器34に適
用したところ、溶損事故は皆無となつた。
21.7mm、材質がSUS−304、チユーブ本数が45本、
伝熱面積が2.2m2であり、下部管板2は、板厚が
6mm、材質がSUS−309であり、チユーブ突出量
hは5mm(tanθ=0.485)であり、筒状体1は、
外径が250mm、スケジユール5で、その材質は上
部がSUS−304、下部がSUS−309であり、上部
の伸縮管部15は、材質がSUS−304、板厚0.6
mm、2山溶接タイプ、中間部の伸縮管部14は、
材質がSUS−316、板厚0.6mm、2山溶接タイプと
した熱交換器20を構成し、これを従来より溶損事
故を生じがちであつた部分集合熱交換器34に適
用したところ、溶損事故は皆無となつた。
尚、本考案の熱交換器は、上記個別熱交換器3
3と部分集合熱交換器34と集合熱交換器の3段
階で熱回収する熱回収設備の部分集合熱交換器3
4に適用したものに限らず、1段階で熱回収する
熱交換器等、各種の熱交換器にも適用が可能であ
る。
3と部分集合熱交換器34と集合熱交換器の3段
階で熱回収する熱回収設備の部分集合熱交換器3
4に適用したものに限らず、1段階で熱回収する
熱交換器等、各種の熱交換器にも適用が可能であ
る。
本考案の熱交換器は、以上のように、略垂直な
筒状体の内部が下部管板と上部管板とで区画され
て下部管板の下側に排ガス流入室、下部管板と上
部管板との間に熱交換室、上部管板の上側に排ガ
ス流出室がそれぞれ形成され、また、上記排ガス
流入室から排ガス流出室へと熱交換室を通して排
ガスを流すための複数の中空状伝熱チユーブが両
管板間に縦設されると共に、筒状体における熱交
換室を囲繞する部位の上部側に空気入口管が、下
部側に空気出口管がそれぞれ接続され、さらに、
上記筒状体における排ガス流入室を囲繞する部位
に固定部が設けられると共に、この筒状体には、
上部管板と下部管板との間、及び上部管板よりも
上方にそれぞれ伸縮管部が介装されている構成で
ある。
筒状体の内部が下部管板と上部管板とで区画され
て下部管板の下側に排ガス流入室、下部管板と上
部管板との間に熱交換室、上部管板の上側に排ガ
ス流出室がそれぞれ形成され、また、上記排ガス
流入室から排ガス流出室へと熱交換室を通して排
ガスを流すための複数の中空状伝熱チユーブが両
管板間に縦設されると共に、筒状体における熱交
換室を囲繞する部位の上部側に空気入口管が、下
部側に空気出口管がそれぞれ接続され、さらに、
上記筒状体における排ガス流入室を囲繞する部位
に固定部が設けられると共に、この筒状体には、
上部管板と下部管板との間、及び上部管板よりも
上方にそれぞれ伸縮管部が介装されている構成で
ある。
これにより、筒状体全体の熱伸縮、及び筒状体
と伝熱チユーブとの熱伸縮をそれぞれ吸収する伸
縮管部は、熱負荷の小さい領域に配置されている
ので、温度上昇に伴う強度の低下が抑制された状
態での熱伸縮の吸収動作を生じ、この結果、亀裂
等の破損を生じにくい。また、熱交換器の全体が
排ガス流入室の外面の固定部で支持し固定されて
いるので、熱伸縮時にこの領域の変位は殆ど生じ
ず、そのため、例えば、この排ガス流入室に、前
記従来例のように、伸縮管部が介装されている排
ガス入口管が側方から接続される場合において
も、この排ガス入口管の伸縮管部には曲げ応力は
作用せず、軸方向の単純な引張圧縮が作用するだ
けとなるので、この部位における伸縮管部の損傷
も抑制される。このように、各伸縮管部の損傷が
抑制される結果、長寿命化を図ることができると
いう効果を奏する。
と伝熱チユーブとの熱伸縮をそれぞれ吸収する伸
縮管部は、熱負荷の小さい領域に配置されている
ので、温度上昇に伴う強度の低下が抑制された状
態での熱伸縮の吸収動作を生じ、この結果、亀裂
等の破損を生じにくい。また、熱交換器の全体が
排ガス流入室の外面の固定部で支持し固定されて
いるので、熱伸縮時にこの領域の変位は殆ど生じ
ず、そのため、例えば、この排ガス流入室に、前
記従来例のように、伸縮管部が介装されている排
ガス入口管が側方から接続される場合において
も、この排ガス入口管の伸縮管部には曲げ応力は
作用せず、軸方向の単純な引張圧縮が作用するだ
けとなるので、この部位における伸縮管部の損傷
も抑制される。このように、各伸縮管部の損傷が
抑制される結果、長寿命化を図ることができると
いう効果を奏する。
第1図は本考案の一実施例の縦断正面図、第2
図は要部の拡大断面図、第3図と第4図は焼鈍炉
における熱交換器の配置を示す正面図と部分断面
側面図、第5図は従来例の縦断正面図である。 1は筒状体、2は下部管板、3は排ガス流入
室、4,14,15は伸縮管部、5は排ガス入口
管、6は上部管板、7は伝熱チユーブ、8は空気
入口管、9は空気出口管、10は熱交換室、13
は排ガス流出室、20は熱交換器である。
図は要部の拡大断面図、第3図と第4図は焼鈍炉
における熱交換器の配置を示す正面図と部分断面
側面図、第5図は従来例の縦断正面図である。 1は筒状体、2は下部管板、3は排ガス流入
室、4,14,15は伸縮管部、5は排ガス入口
管、6は上部管板、7は伝熱チユーブ、8は空気
入口管、9は空気出口管、10は熱交換室、13
は排ガス流出室、20は熱交換器である。
Claims (1)
- 略垂直な筒状体の内部が下部管板と上部管板と
で区画されて下部管板の下側に排ガス流入室、下
部管板と上部管板との間に熱交換室、上部管板の
上側に排ガス流出室がそれぞれ形成され、また、
上記排ガス流入室から排ガス流出室へと熱交換室
を通して排ガスを流すための複数の中空状伝熱チ
ユーブが両管板間に縦設されると共に、筒状体に
おける熱交換室を囲繞する部位の上部側に空気入
口管が、下部側に空気出口管がそれぞれ接続さ
れ、さらに、上記筒状体における排ガス流入室を
囲繞する部位に固定部が設けられると共に、この
筒状体には、上部管板と下部管板との間、及び上
部管板よりも上方にそれぞれ伸縮管部が介装され
ていることを特徴とする熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985179582U JPH0241503Y2 (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985179582U JPH0241503Y2 (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6288175U JPS6288175U (ja) | 1987-06-05 |
| JPH0241503Y2 true JPH0241503Y2 (ja) | 1990-11-05 |
Family
ID=31122768
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985179582U Expired JPH0241503Y2 (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0241503Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SE534011C2 (sv) * | 2008-09-22 | 2011-03-29 | K A Ekstroem & Son Ab | Värmeväxlare och kimröksproduktionsanläggning anpassad för produktion av kimrök |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5460351U (ja) * | 1977-10-05 | 1979-04-26 | ||
| JPS6034937Y2 (ja) * | 1980-11-17 | 1985-10-17 | 株式会社クボタ | 熱交換器 |
-
1985
- 1985-11-20 JP JP1985179582U patent/JPH0241503Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6288175U (ja) | 1987-06-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20100112502A1 (en) | Recuperator burner having flattened heat exchanger pipes | |
| CN110514037A (zh) | 一种管壳式高温空气预热器下管板冷却结构 | |
| JPH0241503Y2 (ja) | ||
| US20200064024A1 (en) | Smoke tube boiler | |
| US20090025659A1 (en) | Boiler | |
| JP3549981B2 (ja) | 蓄熱交互燃焼式ラジアントチューブの炉内支持構造 | |
| JP2006317036A (ja) | 熱交換器およびこれを備えた温水装置 | |
| KR101025615B1 (ko) | 라디언트 튜브 | |
| JPH01318891A (ja) | 熱交換器 | |
| JP3999966B2 (ja) | シェルアンドチューブ式熱交換器 | |
| JP3180377U (ja) | 熱交換器 | |
| CN104654588A (zh) | 燃气式热水器或壁挂炉的不锈钢换热器 | |
| JP3106283B2 (ja) | ラジアントチューブの炉内支持構造 | |
| JP4234879B2 (ja) | ラジアントチューブ式加熱装置 | |
| CN215446529U (zh) | 一种高温空气预热器用冷空气进口结构 | |
| CN216049382U (zh) | 一种补偿器保护结构及预热器 | |
| CN223165983U (zh) | 热膨胀内置式高温气气换热器 | |
| CN215893372U (zh) | 一种辐射管换热器的隔热结构 | |
| JP7713576B1 (ja) | 排熱回収装置 | |
| CN220119414U (zh) | 一种板式空气预热器结构 | |
| CN214038344U (zh) | 一种蒸汽锅炉用炉体加强结构 | |
| CN209763067U (zh) | 一种表面燃烧器组件 | |
| JP2680514B2 (ja) | ボイラ用高温ウインドボックス | |
| JPS61253319A (ja) | ラジアントチユ−ブ取付構造 | |
| KR20160111287A (ko) | 환열기 |