JPH0242480Y2 - - Google Patents

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JPH0242480Y2
JPH0242480Y2 JP1984156600U JP15660084U JPH0242480Y2 JP H0242480 Y2 JPH0242480 Y2 JP H0242480Y2 JP 1984156600 U JP1984156600 U JP 1984156600U JP 15660084 U JP15660084 U JP 15660084U JP H0242480 Y2 JPH0242480 Y2 JP H0242480Y2
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ink
synthetic resin
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weight
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Description

【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野 この考案はステンド調装飾板、特に合成樹脂板
に着色塗装を施すことによつてステンドガラス様
に形成した装飾板に関する。 従来の技術及び問題点 この種装飾板として、ケトン系溶剤を用いた合
成樹脂系インクにより図柄、模様等の境界画線を
形成し、この境界画線を除く部分の板面に、アル
コール系溶剤を用いた合成樹脂系インクにより着
色塗層を形成したものが提案されている(例えば
実開昭59−120198号)。 しかしながら、このような従来の装飾板では、
インクの流動性を高め板面への塗布作業性を良く
する等の理由から、アルコール系溶剤を用いた合
成樹脂系インクとして、一般に、その原液100重
量部を更にアルコール系溶剤200重量部程度以上
で希釈したものが用いられていたため次のような
欠点があつた。即ち、上記希釈によりインキの流
動性は良くなる反面、必然的に粘度に乏しいもの
となるため、着色塗層の肉盛形成化が困難であ
り、その結果装飾板全体として重厚感、豪華性に
欠け、ステンド調装飾効果の充分な表出の点でも
の足りないものであつた。 そこで、上記欠点を解消するため、粘度の高い
塗着剤として、アルコール系溶剤を用いた合成樹
脂系インク原液を希釈することなくそのまま使用
し、あるいは該原液100重量部にさらにアルコー
ル系溶剤5〜10重量部程度を混入したプラスチツ
ク板印刷用インキ等を使用することにより、着色
塗層を肉盛状に形成することが試行されたが、イ
ンクの乾燥速度が遅いものとなつて作業性が低下
するのみならず、インク中に含まれる溶剤によつ
て透明合成樹脂基板の表面に膨潤肌荒れが生じ、
装飾板としての透光性が低下し、また透過色調に
ムラが生じるというような欠点を派生するもので
あつた。 この考案はかかる欠点を解消するためになされ
たものであつて、着色塗層の肉盛形成を可能とす
ると共に、乾燥時間を早めて透明合成樹脂基板表
面に膨潤肌荒れの生じることのない塗着剤を開発
し、この塗着剤を用いて着色塗層を形成すること
により、重厚感、豪華性に富んだ優れたステンド
調装飾効果を表出しうるステンド調装飾板を提供
することを目的とするものである。 問題点を解決するための手段 この目的を達成するために、この考案者は、
種々実験と研究を重ねた結果、アルコール系溶剤
を用いた合成樹脂系インクに、該インクの原液に
対し所定割合で耐摩擦補強剤を混入して塗着剤と
なした場合には、上記目的を有効に達成しうるこ
とを見出し、かかる知見に基づいてこの考案を完
成しえたものである。 即ちこの考案に係るステンド調装飾板は、図示
実施例のように、透明合成樹脂基板1の片面に、
ケトン系溶剤を用いた合成樹脂系インクにより図
柄、模様等の境界画線2が形成されると共に、こ
の境界画線を除く部分の板面にアルコール系溶剤
を用いた合成樹脂系インクに、該インクの原液
100重量部に対し5〜15重量部の割合で耐摩擦補
強剤を混入した塗着材により少なくとも透光性の
ものを含む着色塗層3,3′,3″が形成されてな
る構成を有するものである。 合成樹脂基板1は、一般的には例えば塩化ビニ
ル樹脂、あるいはアクリル樹脂等よりなる無色透
明のものが用いられるが、要すれば着色透明のも
のを用いても良い。また、装飾効果を上げるため
に、図示のものの如く片面を凹凸面4に形成した
凹凸模様板を用いることが有効である。 境界画線2は、所望の図柄、模様等に対応して
主としてその輪郭が描かれるものであり、従つて
必ずしも連続状のものばかりではなく、点状ない
しは破線状等に形成される場合も含まれる。この
境界画線を形成したインクは、特にケトン系溶剤
を用いた合成樹脂系のものからなることが必要で
ある。即ち、該ケトン系溶剤によるインクは、比
較的流動性が少ないので、第2図に示すように盛
り上がり状態に塗着して境界画線2を明確に描画
形成するのに適するとともに、着色塗層のインク
と相溶しないために、それらの境界線を鮮明に顕
現せしめるのに役立つ。該インクは、例えばアク
リル系樹脂あるいは塩化ビニル系樹脂等からなる
ビヒクルを着色剤とともにケトン系溶剤に溶かし
た通常スクリーン印刷用インクとして使用されて
いる既知のものを使用でき、例えば市販の該印刷
用インク100重量部に対し、更にケトン系溶剤10
重量部程度を混合したものを好適に使用しうる。
また、境界画線2は、必ずしも透光性のものとす
る必要はなく、むしろそれを明確に強調するため
に、特に黒色ないしはそれに近い濃色のインクを
用いて不透明状態に形成するのが一般的である。 透光性着色塗層3,3′,3″…は、前記境界画
線2と相溶しないアルコール系溶剤を用いた合成
樹脂系インクに、該インクの原液100重量部に対
し5〜15重量部の割合で耐摩擦補強剤を混入した
塗着剤を用いて形成されるものである。ここに特
にアルコール系溶剤によるインクをベースとする
のは、境界画線2を形成するインクとの非溶性に
よるのはもちろんであるが、更に加えて、比較的
大きな流動性を確保しえて広い面積部分へのハケ
塗り、筆塗り及び特に境界画線で囲まれた部分へ
の注入作業等を比較的容易に行いうることに基づ
くものである。該インクは、アルコール系溶剤に
例えば塩化ビニル系樹脂あるいはアクリル系樹脂
等をビヒクルとして着色剤と共に混入した普通一
般にスクリーン印刷用、グラビア印刷用等に使用
されているものを使用でき、例えば市販の印刷用
インクの原液あるいは該原液100重量部にアルコ
ール系溶剤10重量部程度以下、特に5〜10重量部
程度を混入調合したプラスチツク板印刷用インク
等を好適使用しうる。前記耐摩擦補強剤は、一般
に、インキ皮膜が正常な乾燥過程を経るように作
用し、さらに皮膜表面に滑りを与えて“コスレ”
に対して摩擦力を軽減する作用をもつものとして
使用されている既知のものであり、例えばトルオ
ール、ノルマルヘキサン等の炭化水素系溶剤100
重量部にポリエチレンワツクス系20重量部程度を
混入したものを主成分とする透明液状のものであ
る。かかる耐摩擦補強剤のインク原液に対する混
入割合を前記のように限定したのは、これが許容
下限値未満では塗着剤の乾燥が遅れ、結果として
インク中に含まれる溶剤によつて透明合成樹脂基
板1の表面に生じる膨潤肌荒れが解消されないた
めである。逆に耐摩擦補強剤の混入割合が許容上
限値を超えた場合には、塗着剤の耐候性が低下
し、塗着層に変色が生じ易いものとなると共に、
艶消し状態となり、ステンド調装飾板の品質を良
好なものとすることができないためである。この
ような塗着剤によつて形成される着色塗層3,
3′,3″は、好ましいステンド調の装飾効果を出
すために、また境界画線の全幅を表出可能とする
ために、大部分が透光性のものとして形成される
が、要すれば部分的に不透明のものを含んで形成
されることもあり、また好適例として一般的には
境界画線2を隔てて相互に色彩を異にした複数の
色彩のものが適宜配列に配置されるものである。
また、着色塗層3,3′,3″の塗布厚さは、重厚
感、豪華性を表出するために前記境界画線2と略
同一レベルないしはそれ以上とするのが望まし
い。 考案の効果 以上説明したように、この考案では、境界画線
と着色塗層との相対的な異種溶剤インクの使用に
より、境界画線が上記両インクの相溶によつてぼ
けてあらわれることなく、鮮明、シヤープな境界
線をあらわしうるのは勿論のこと、着色塗層を形
成する塗着剤として耐摩擦補強剤を添加した特定
組成のものを用いることにより、後述の実施例の
参酌によつても明らかなように、該塗着剤の乾燥
時間を短縮しえて基板に膨潤肌荒れを生ぜしめる
ことなく着色塗層を肉盛状に形成しうるものとな
る。その結果、平凡なステンド調外観を呈する従
来の装飾板に較べて、重厚感に富んだ豪華性雰囲
気をかもし出す優れたステンド調効果を表出する
装飾板となしうる。さらに、前記塗着剤は、ベー
スとなるインク原液あるいはそれに近い濃度を有
するものであるから、透明インクの添加調整によ
りその濃淡調整を自在に行え、変化に富んだ着色
塗層を得ることができる。加えて、この考案は、
任意の塗装手段ないしは描画手段によつて境界画
線、着色塗層いずれも容易に形成可能であるか
ら、格別の工業的生産設備を要することなく、簡
単に制作しうるのはもとより、境界画線及び着色
塗層の自由な描画、色彩選択により、多種多様の
デザインの異なつた装飾板を好みに応じて製作で
き、バリエーシヨンに富んだ多種のものを容易に
提供しうる。更にまた、境界画線および着色塗層
のいずれも、アクリルあるいは塩化ビニル等の合
成樹脂ビヒクルからなるインクあるいは該インク
をベースとする塗着剤を用いて形成されるので、
基板に対するそれらの定着性、密着性が良く、耐
久性、耐候性に優れたものとなしうる等の効果を
奏する。 実施例 次にこの考案の有利性を明らかにするため、具
体的実施例について説明する。 アルコール系溶剤を用いた着色インク原液(品
名:SS−8000シリーズ、東洋インキ製造株式会
社製)100重量部に、アルコール系溶剤(品名:
S−721、東洋インキ製造株式会社製)、耐摩擦補
強剤(品名:添加剤100、東洋インキ製造株式会
社製)を下記第1表に示す組合せでそれぞれ添加
混入し、着色塗層用塗着剤を調製した。
【表】 次いで上記各塗着剤を、乾燥後の塗布厚みが同
表右端欄に示すものとなるように透明合成樹脂基
板に肉盛状に塗布した。そして各試料につき、指
触により塗着剤の乾燥時間を調べると共に基板の
膨潤肌荒れの有無及び塗着層の外観状態を調べ
た。その結果を第2表に示す。
【表】
【表】 外観状態 ○:良好
×:不良
上記結果から明らかなように、本考案実施品で
ある試料No.4,5,7,8,10,11のものについ
ては、乾燥時間も短く、基板の膨潤肌荒れの発生
も認められず、塗着層の外観状態も良好で何ら問
題のないものであつた。 これに対し、耐摩擦補強剤を混入しない試料No.
1〜3の比較品については、乾燥時間が長く、し
かも基板に膨潤肌荒れが生じるものであつた。ま
た耐摩擦補強剤が本考案の範囲を超えて過多に混
入された試料No.6及び9については、乾燥時間は
短くなる反面、塗着層に経時的な変色が生じ易く
なると共に艶消し状態となるものであつた。 従つて、アルコール系溶剤を用いた合成樹脂系
インクに、その原液に対して所定割合の耐摩擦補
強剤を混入した塗着剤により着色塗層を形成して
なる本考案が、ステンド調効果の表出に対し優れ
ていることを確認しえた。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は斜視図、第2図は一部の断面図である。 1……透明合成樹脂基板、2……境界画線、
3,3′,3″……着色塗層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 透明合成樹脂基板1の片面に、ケトン系溶剤を
    用いた合成樹脂系インクにより図柄、模様等の境
    界画線2が形成されると共に、この境界画線を除
    く部分の板面にアルコール系溶剤を用いた合成樹
    脂系インクに、該インクの原液100重量部に対し
    5〜15重量部の割合で耐摩擦補強剤を混入した塗
    着剤により少なくとも透光性のものを含む着色塗
    層3,3′,3″が形成されてなることを特徴とす
    るステンド調装飾板。
JP1984156600U 1984-10-16 1984-10-16 Expired JPH0242480Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984156600U JPH0242480Y2 (ja) 1984-10-16 1984-10-16

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JP1984156600U JPH0242480Y2 (ja) 1984-10-16 1984-10-16

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JPS6171499U JPS6171499U (ja) 1986-05-15
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JPS5121112U (ja) * 1974-08-05 1976-02-16

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JPS6171499U (ja) 1986-05-15

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