JPH0243775B2 - - Google Patents
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- JPH0243775B2 JPH0243775B2 JP56128779A JP12877981A JPH0243775B2 JP H0243775 B2 JPH0243775 B2 JP H0243775B2 JP 56128779 A JP56128779 A JP 56128779A JP 12877981 A JP12877981 A JP 12877981A JP H0243775 B2 JPH0243775 B2 JP H0243775B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyisoprene
- rubber
- present
- weight
- catalyst
- Prior art date
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L21/00—Compositions of unspecified rubbers
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
Description
本発明は特定の融点を有し、ゲル(分岐)が少
ないポリイソプレンを含有する耐亀裂成長性、加
工性、寸法安定性にすぐれたゴム組成物に関す
る。 天然ゴムはそのすぐれた物性の故に、タイヤを
はじめその他各種工業用品に広く用いられてい
る。しかし、天然ゴムは可塑性が低く、混練り前
に熱入れ、素練りといつた予備処理が必要である
こと、また、押出し加工やカレンダーリングにお
いて、成形速度があるレベルを越えて大きくなる
と急速にダイスエルや形状安定性が悪くなる欠点
を持つている。 一方、市販のポリイソプレンゴムは、天然ゴム
のように、予備処理は不要であるが、加工時の粘
度が高く、また、加工時の発熱も大きいという欠
点を有する上に、耐亀裂成長性がかなり悪いので
その使用はおのずと制限され、天然ゴムに比べブ
レンド比率も小さく押えられている。 また、天然ゴムが(加硫)物性に優れている原
因としてシス1,4結合が100%と高いこと、延
伸結晶性に優れていること等が知られており、ポ
リイソプレンにおいてもシス1,4結合含有量を
尺度とする立体規則性を高めることにより加硫物
性を向上させる試みが多くなされている。しか
し、従来のポリイソプレンにおいてはシス1,4
結合含有量が95%以上と高い場合であつても、延
晶結晶性は不十分であつた。 本発明者らは、従来のポリイソプレンゴムおよ
び天然ゴムの欠点を改善すべく鋭意検討したとこ
ろ、特定の分子特性を持つポリイソプレンが天然
ゴムのような予備処理が不要で、天然ゴムより加
工性が良く、また寸法安定性にすぐれ、かつ耐亀
裂成長性が従来のポリイソプレンよりすぐれた、
バランスがとれた特性を示すゴム組成物を与える
ことを見出し、本発明に到達した。 本発明の目的は、分岐が少なく、特定の融点を
持つポリイソプレンを含有する、耐亀裂成長性が
よく、加工性、寸法安定性が天然ゴムよりすぐれ
た加硫可能なゴム組成物を提供することにある。 本発明に従つて、ランタン系例希土類元素系触
媒により重合され、示差走査熱量計により測定し
た吸熱のピーク温度として求められた融点が10℃
以上かつシス1.4結合含有量が88%以上かつテト
ラヒドロフラン不溶分が5重量%以下のポリイソ
プレンを20重量%以上含有することを特徴とする
耐亀裂成長性および加工性の改良されたゴム組成
物が提供される。 本発明で規定するポリイソプレンの融点は示差
走査熱量計(DSC)により測定される。具体的
には次の方法である。すなわち理学電気製DSC
装置を用い、常法により再沈精製後充分乾燥させ
た試料18mgをDSC用アルミニウム皿に充填し、−
17℃で22時間保持したのち20℃/minの昇温速度
で測定した吸熱のピーク温度を融点として求め
た。装置の温度補正は標準物質インジウムおよび
水を用い実施する。 本発明で規定するポリイソプレンのテトラヒド
ロフラン不溶分(ゲル)は次の方法で測定する。
すなわちポリイソプレン0.1gを100mlのテトラヒ
ドロフランに加え一昼夜暗所に放置してとかし、
次いで遠心分離機(左久間製作所製)により
14000rpmで1時間遠心分離し、さらに分離後の
ポリイソプレン溶液を0.5μのミリポアフイルター
(日本ミリポアリミテツド製)で加圧過する。
この際に得られる遠心分離機及びフイルター上の
残渣を合わさせたものを真空乾燥して、試料ポリ
イソプレンに対するテトラヒドロフラン不溶分
(重量%)を求める。 本発明でいう特定の融点(Tm)を持ち、シス
1.4結合含有量88%以上のポリイソプレン(以下
HM−IRと略す場合がある)はたとえばランタ
ン系列希土類元素(以下Ln化合物と称す)およ
び有機アルミニウム化合物およびルイス酸およ
び/またはルイス塩基の組合せよりなる触媒系の
存在下でイソプレンを重合させて製造することが
できる。また、ランタン系列希土類元素系触媒に
よるポリイソプレンに他のポリイソプレンを分子
オーダーの均一混合させて得られたTm10以上の
ポリイソプレン混合物も本発明のポリイソプレン
(HM−IR)に含められる。 Ln化合物としては一般式LnY3(Lnは原子番号
57−71の金属、Yはハロゲン、カルボキシル基、
アルコキシ基、チオアルコキシ基、アミド基等を
示す。)で表わされる化合物が用いられる。 有機アルミニウムとしては一般式AlR1R2R3
(R1〜R3はそれぞれ水素またはC1〜C8の炭化水素
を表わす。R1〜R3は同じであつてもよく、また、
異なつていてもよい。)で表わされる化合物が用
いられる。 ルイス酸としては一般式AlRnX3−n(nは0、
1、1.5,2)で示されるアルミニウムハライド
および/または他の金属ハライドが用いられる。 ルイス酸基はLn化合物を有機溶媒に可溶化す
るのに用いられ、たとえばケトン、アセチルアセ
トン、アルコール、ピリジン等が好適である。 イソプレン/Ln化合物はモル比で5×102〜5
×107、好ましくは103〜105の範囲である。 AlR1R2R3/Ln化合物はモル比で5〜500好ま
しくは10〜300である。 ルイス酸中のハライド/Ln化合物はモル比で
1〜10好ましくは1.5〜5.0の範囲である。 ルイス酸基/Ln化合物はモル比で0.5以上、好
ましくは1〜20である。 本発明において、示差走査熱量計で測定された
ポリイソプレン(HM−IR)の融点(Tm)は10
℃以上、好ましくは15℃以上、さらに好ましくは
20℃以上である。Tmの上限はポリマーの本質か
ら制限され、その値はほぼ40℃である。Tmが10
℃未満では耐亀裂成長性、加工性、寸法安定性の
改良効果が得られない。Tmはシス1.4結合連鎖長
を反映すると考えられ、シス1.4結合連鎖長が市
販のポリイソプレンゴム又は天然ゴムのそれより
長いものが好ましい。シス1.4結合含有量は88%
以上である必要があり、これを下回まわるとシス
1.4結合連鎖長が低下し、Tmが低くなるか又は観
測されなくなり、耐亀裂成長性が改良されない。 本発明においてポリイソプレンのテトラヒドロ
フラン不溶分は5重量%以下であることが必要で
ある。テトラヒドロフラン不溶分が5重量%を越
えると加工性が悪化し、又Tmを下げる結果とな
る。 本発明のポリイソプレン(HM−IR)は市販
のポリイソプレンゴム又は天然ゴムに比べて剪断
応力下での粘度が小さく著しく加工しやすく、加
工時のエネルギーも小さくてすむため、ゴム工業
界においてすこぶる好都合である。このことは本
発明のポリイソプレン(HM−IR)が市販のポ
リイソプレンゴム又は天然ゴムに比べてキヤピラ
リーレオメーターによる圧損(△Pin)が小さ
く、弾性的要素が大きく、粘性的要素が小さいこ
とを示していることからも裏付ができる。 本発明のポリイソプレンゴム組成物中のポリイ
ソプレン(HM−IR)含量は20重量%以上、好
ましくは30〜90重量%である。20重量%未満では
本発明の効果が得られない。また、90重量%を越
えるとグリーン強度の面で天然ゴムの代替として
十分でなくなる。 本発明でポリイソプレン(HM−IR)と混合
するゴムとしてはたとえば天然ゴム、市販のポリ
イソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ポ
リブタジエンゴム、エチレン−プロピレンゴム、
エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体ゴ
ム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、ブチル
ゴム、ハロゲン化ブチルゴムなどが用いられる。
この中で好ましいゴムは天然ゴム、市販のポリイ
ソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ポリ
ブタジエンゴムである。ゴム組成物の各成分の混
合は常法によりロール、バンバリーミキサー、押
出機などを用いて行われる。 ゴム用添加剤として、カーボンブラツク、炭酸
カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、酸化
鉄、無水珪酸、ベントナイト、亜鉛華、珪藻土、
白土、クレイ、アルミナ、酸化チタンなどのうち
1種以上を添加することができる。この中で好ま
しい無機質充填剤(ゴム用添加剤)としては無水
珪酸、カーボンブラツクであり、特に無水珪酸と
してはBET法で測定した比表面積が100m2/g以
上で、かつ粒子径が10〜40mμのものが好まし
く、特に好ましいカーボンブラツクとしては
HAF、ISAF、SAFなどのカーボンブラツクであ
り、ヨウ素吸着量(IA)が60mg/g以上、かつジ
ブチルフタレート吸油量(DBP)が80ml/100g
以上のものが好ましい。また無水珪酸とカーボン
ブラツクを併用することも好ましい。また、加硫
剤、伸展油、老化防止剤等一般にゴム工業界で用
いられているものが配合できる。 本発明のポリイソプレンゴム組成物は耐亀裂成
長性、加工性が優れているので、これを生かして
タイヤ、コンベア−ベルト、ホース等の工業用品
用に広く使用できる。 以下に、本発明をいくつかの実施例によつて詳
細に説明するが、これにより本発明が限定される
ものではない。 実施例1〜2、比較例1〜3 表−2の試料について表−1の配合処方を用い
て145℃×20分の加硫条件で加硫物を得、その特
性を評価し、結果を表−2にまとめた。この結果
から、本発明のポリイソプレン(HM−IR)は
加工時の発熱が小さく、ダイスウエルが小さく、
押出物の形状もよく、かつ耐亀裂成長性において
すぐれていることがわかる。 なお、表−2中、本発明のポリイソプレンHM
−IR(1)及びHM−IR(2)は次の方法により得た。 HM−IR(1); 乾燥し、窒素置換された5ガラスオートクレ
ーブに窒素雰囲気下シクロヘキサン2.5Kg及びイ
ソプレン500gを仕込んだ。これに、あらかじめ
オクテン酸ネオジウム0.5mMとアセチルアセト
ン1mMよりなる。シクロヘキサンに可溶な触媒
と、トリエチルアルミニウム15mM及びジエチル
アルミニウムモノクロライド1.25mMとを混合
し、これを2.5gのイソプレンモノマー存在下熟
成して得られた触媒を、反応器に移し、60℃で3
時間重合した。反応転化率は98%であつた。2,
6−ジターシヤリーブチル−p−クレゾールを3
g含むメタノール溶液を加え、反応停止後、常法
によりスチームストリツピングし、50℃の真空乾
燥機中でゴムを乾燥した。 HM−IR(2); HM−IR(1)において、アセチルアセトンのか
わりにテトラヒドロフランを1mM用いた以外は
同様にしてポリマーを得た。
ないポリイソプレンを含有する耐亀裂成長性、加
工性、寸法安定性にすぐれたゴム組成物に関す
る。 天然ゴムはそのすぐれた物性の故に、タイヤを
はじめその他各種工業用品に広く用いられてい
る。しかし、天然ゴムは可塑性が低く、混練り前
に熱入れ、素練りといつた予備処理が必要である
こと、また、押出し加工やカレンダーリングにお
いて、成形速度があるレベルを越えて大きくなる
と急速にダイスエルや形状安定性が悪くなる欠点
を持つている。 一方、市販のポリイソプレンゴムは、天然ゴム
のように、予備処理は不要であるが、加工時の粘
度が高く、また、加工時の発熱も大きいという欠
点を有する上に、耐亀裂成長性がかなり悪いので
その使用はおのずと制限され、天然ゴムに比べブ
レンド比率も小さく押えられている。 また、天然ゴムが(加硫)物性に優れている原
因としてシス1,4結合が100%と高いこと、延
伸結晶性に優れていること等が知られており、ポ
リイソプレンにおいてもシス1,4結合含有量を
尺度とする立体規則性を高めることにより加硫物
性を向上させる試みが多くなされている。しか
し、従来のポリイソプレンにおいてはシス1,4
結合含有量が95%以上と高い場合であつても、延
晶結晶性は不十分であつた。 本発明者らは、従来のポリイソプレンゴムおよ
び天然ゴムの欠点を改善すべく鋭意検討したとこ
ろ、特定の分子特性を持つポリイソプレンが天然
ゴムのような予備処理が不要で、天然ゴムより加
工性が良く、また寸法安定性にすぐれ、かつ耐亀
裂成長性が従来のポリイソプレンよりすぐれた、
バランスがとれた特性を示すゴム組成物を与える
ことを見出し、本発明に到達した。 本発明の目的は、分岐が少なく、特定の融点を
持つポリイソプレンを含有する、耐亀裂成長性が
よく、加工性、寸法安定性が天然ゴムよりすぐれ
た加硫可能なゴム組成物を提供することにある。 本発明に従つて、ランタン系例希土類元素系触
媒により重合され、示差走査熱量計により測定し
た吸熱のピーク温度として求められた融点が10℃
以上かつシス1.4結合含有量が88%以上かつテト
ラヒドロフラン不溶分が5重量%以下のポリイソ
プレンを20重量%以上含有することを特徴とする
耐亀裂成長性および加工性の改良されたゴム組成
物が提供される。 本発明で規定するポリイソプレンの融点は示差
走査熱量計(DSC)により測定される。具体的
には次の方法である。すなわち理学電気製DSC
装置を用い、常法により再沈精製後充分乾燥させ
た試料18mgをDSC用アルミニウム皿に充填し、−
17℃で22時間保持したのち20℃/minの昇温速度
で測定した吸熱のピーク温度を融点として求め
た。装置の温度補正は標準物質インジウムおよび
水を用い実施する。 本発明で規定するポリイソプレンのテトラヒド
ロフラン不溶分(ゲル)は次の方法で測定する。
すなわちポリイソプレン0.1gを100mlのテトラヒ
ドロフランに加え一昼夜暗所に放置してとかし、
次いで遠心分離機(左久間製作所製)により
14000rpmで1時間遠心分離し、さらに分離後の
ポリイソプレン溶液を0.5μのミリポアフイルター
(日本ミリポアリミテツド製)で加圧過する。
この際に得られる遠心分離機及びフイルター上の
残渣を合わさせたものを真空乾燥して、試料ポリ
イソプレンに対するテトラヒドロフラン不溶分
(重量%)を求める。 本発明でいう特定の融点(Tm)を持ち、シス
1.4結合含有量88%以上のポリイソプレン(以下
HM−IRと略す場合がある)はたとえばランタ
ン系列希土類元素(以下Ln化合物と称す)およ
び有機アルミニウム化合物およびルイス酸およ
び/またはルイス塩基の組合せよりなる触媒系の
存在下でイソプレンを重合させて製造することが
できる。また、ランタン系列希土類元素系触媒に
よるポリイソプレンに他のポリイソプレンを分子
オーダーの均一混合させて得られたTm10以上の
ポリイソプレン混合物も本発明のポリイソプレン
(HM−IR)に含められる。 Ln化合物としては一般式LnY3(Lnは原子番号
57−71の金属、Yはハロゲン、カルボキシル基、
アルコキシ基、チオアルコキシ基、アミド基等を
示す。)で表わされる化合物が用いられる。 有機アルミニウムとしては一般式AlR1R2R3
(R1〜R3はそれぞれ水素またはC1〜C8の炭化水素
を表わす。R1〜R3は同じであつてもよく、また、
異なつていてもよい。)で表わされる化合物が用
いられる。 ルイス酸としては一般式AlRnX3−n(nは0、
1、1.5,2)で示されるアルミニウムハライド
および/または他の金属ハライドが用いられる。 ルイス酸基はLn化合物を有機溶媒に可溶化す
るのに用いられ、たとえばケトン、アセチルアセ
トン、アルコール、ピリジン等が好適である。 イソプレン/Ln化合物はモル比で5×102〜5
×107、好ましくは103〜105の範囲である。 AlR1R2R3/Ln化合物はモル比で5〜500好ま
しくは10〜300である。 ルイス酸中のハライド/Ln化合物はモル比で
1〜10好ましくは1.5〜5.0の範囲である。 ルイス酸基/Ln化合物はモル比で0.5以上、好
ましくは1〜20である。 本発明において、示差走査熱量計で測定された
ポリイソプレン(HM−IR)の融点(Tm)は10
℃以上、好ましくは15℃以上、さらに好ましくは
20℃以上である。Tmの上限はポリマーの本質か
ら制限され、その値はほぼ40℃である。Tmが10
℃未満では耐亀裂成長性、加工性、寸法安定性の
改良効果が得られない。Tmはシス1.4結合連鎖長
を反映すると考えられ、シス1.4結合連鎖長が市
販のポリイソプレンゴム又は天然ゴムのそれより
長いものが好ましい。シス1.4結合含有量は88%
以上である必要があり、これを下回まわるとシス
1.4結合連鎖長が低下し、Tmが低くなるか又は観
測されなくなり、耐亀裂成長性が改良されない。 本発明においてポリイソプレンのテトラヒドロ
フラン不溶分は5重量%以下であることが必要で
ある。テトラヒドロフラン不溶分が5重量%を越
えると加工性が悪化し、又Tmを下げる結果とな
る。 本発明のポリイソプレン(HM−IR)は市販
のポリイソプレンゴム又は天然ゴムに比べて剪断
応力下での粘度が小さく著しく加工しやすく、加
工時のエネルギーも小さくてすむため、ゴム工業
界においてすこぶる好都合である。このことは本
発明のポリイソプレン(HM−IR)が市販のポ
リイソプレンゴム又は天然ゴムに比べてキヤピラ
リーレオメーターによる圧損(△Pin)が小さ
く、弾性的要素が大きく、粘性的要素が小さいこ
とを示していることからも裏付ができる。 本発明のポリイソプレンゴム組成物中のポリイ
ソプレン(HM−IR)含量は20重量%以上、好
ましくは30〜90重量%である。20重量%未満では
本発明の効果が得られない。また、90重量%を越
えるとグリーン強度の面で天然ゴムの代替として
十分でなくなる。 本発明でポリイソプレン(HM−IR)と混合
するゴムとしてはたとえば天然ゴム、市販のポリ
イソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ポ
リブタジエンゴム、エチレン−プロピレンゴム、
エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体ゴ
ム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、ブチル
ゴム、ハロゲン化ブチルゴムなどが用いられる。
この中で好ましいゴムは天然ゴム、市販のポリイ
ソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ポリ
ブタジエンゴムである。ゴム組成物の各成分の混
合は常法によりロール、バンバリーミキサー、押
出機などを用いて行われる。 ゴム用添加剤として、カーボンブラツク、炭酸
カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、酸化
鉄、無水珪酸、ベントナイト、亜鉛華、珪藻土、
白土、クレイ、アルミナ、酸化チタンなどのうち
1種以上を添加することができる。この中で好ま
しい無機質充填剤(ゴム用添加剤)としては無水
珪酸、カーボンブラツクであり、特に無水珪酸と
してはBET法で測定した比表面積が100m2/g以
上で、かつ粒子径が10〜40mμのものが好まし
く、特に好ましいカーボンブラツクとしては
HAF、ISAF、SAFなどのカーボンブラツクであ
り、ヨウ素吸着量(IA)が60mg/g以上、かつジ
ブチルフタレート吸油量(DBP)が80ml/100g
以上のものが好ましい。また無水珪酸とカーボン
ブラツクを併用することも好ましい。また、加硫
剤、伸展油、老化防止剤等一般にゴム工業界で用
いられているものが配合できる。 本発明のポリイソプレンゴム組成物は耐亀裂成
長性、加工性が優れているので、これを生かして
タイヤ、コンベア−ベルト、ホース等の工業用品
用に広く使用できる。 以下に、本発明をいくつかの実施例によつて詳
細に説明するが、これにより本発明が限定される
ものではない。 実施例1〜2、比較例1〜3 表−2の試料について表−1の配合処方を用い
て145℃×20分の加硫条件で加硫物を得、その特
性を評価し、結果を表−2にまとめた。この結果
から、本発明のポリイソプレン(HM−IR)は
加工時の発熱が小さく、ダイスウエルが小さく、
押出物の形状もよく、かつ耐亀裂成長性において
すぐれていることがわかる。 なお、表−2中、本発明のポリイソプレンHM
−IR(1)及びHM−IR(2)は次の方法により得た。 HM−IR(1); 乾燥し、窒素置換された5ガラスオートクレ
ーブに窒素雰囲気下シクロヘキサン2.5Kg及びイ
ソプレン500gを仕込んだ。これに、あらかじめ
オクテン酸ネオジウム0.5mMとアセチルアセト
ン1mMよりなる。シクロヘキサンに可溶な触媒
と、トリエチルアルミニウム15mM及びジエチル
アルミニウムモノクロライド1.25mMとを混合
し、これを2.5gのイソプレンモノマー存在下熟
成して得られた触媒を、反応器に移し、60℃で3
時間重合した。反応転化率は98%であつた。2,
6−ジターシヤリーブチル−p−クレゾールを3
g含むメタノール溶液を加え、反応停止後、常法
によりスチームストリツピングし、50℃の真空乾
燥機中でゴムを乾燥した。 HM−IR(2); HM−IR(1)において、アセチルアセトンのか
わりにテトラヒドロフランを1mM用いた以外は
同様にしてポリマーを得た。
【表】
【表】
【表】
【表】
実施例3〜6、比較例4〜6
本発明のポリイソプレンと他ゴムとの種類、混
合比を変動させて配合し、加硫時間の他は実施例
1と同様な条件で配合、加硫し評価した。 結果を表−3に記す。
合比を変動させて配合し、加硫時間の他は実施例
1と同様な条件で配合、加硫し評価した。 結果を表−3に記す。
【表】
【表】
実施例7〜8
実施例2のポリマーHM−IR(2)と、チタン系
触媒を用いて重合したポリイソプレンゴム〔三塩
化チタン/トリイソブチルアルミニウム/2エチ
ルヘキシルエーテル系でイソプレン/Ti=1500
(モル比)、Al/Ti=0.95(モル比)、エーテル/
Al=0.2(モル比)、総触媒量/イソプレン=0.4/
100(重量比)、30℃の条件で重合したもの。〕を溶
液状で3対10および8対5の重量比で混合乾燥し
てサンプルを得た。得られたサンプルについて実
施例1と同様な条件で配合、加硫し評価して表−
4の結果を得た。
触媒を用いて重合したポリイソプレンゴム〔三塩
化チタン/トリイソブチルアルミニウム/2エチ
ルヘキシルエーテル系でイソプレン/Ti=1500
(モル比)、Al/Ti=0.95(モル比)、エーテル/
Al=0.2(モル比)、総触媒量/イソプレン=0.4/
100(重量比)、30℃の条件で重合したもの。〕を溶
液状で3対10および8対5の重量比で混合乾燥し
てサンプルを得た。得られたサンプルについて実
施例1と同様な条件で配合、加硫し評価して表−
4の結果を得た。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ランタン系列希土類元素系触媒により重合さ
れ、示差走査熱量計により測定した吸熱のピーク
温度として求められた融点が10℃以上かつシス
1,4結合含有量が88%以上かつテトラヒドロフ
ラン不溶分が5重量%以下のポリイソプレンを20
重量%以上含有することを特徴とする耐亀裂成長
性および加工性の改良されたゴム組成物。 2 該ポリイソプレンがランタン系列希土類元
素、有機アルミニウム化合物およびルイス酸およ
び/またはルイス塩基の組合せよりなる触媒によ
り重合されたものである特許請求の範囲第1項記
載のゴム組成物。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56128779A JPS5832643A (ja) | 1981-08-19 | 1981-08-19 | ポリイソプレンゴム組成物 |
| US06/404,750 US4433107A (en) | 1981-08-19 | 1982-08-03 | Polyisoprene rubber compositions |
| AU86735/82A AU535755B2 (en) | 1981-08-19 | 1982-08-04 | Polyisoprene rubber compositions |
| CA000408747A CA1187229A (en) | 1981-08-19 | 1982-08-04 | Polyisoprene rubber compositions |
| GB08222873A GB2104530B (en) | 1981-08-19 | 1982-08-09 | Polyisoprene rubber compositions |
| DE3230744A DE3230744C2 (de) | 1981-08-19 | 1982-08-18 | Kautschukmassen |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56128779A JPS5832643A (ja) | 1981-08-19 | 1981-08-19 | ポリイソプレンゴム組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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| JPS5832643A JPS5832643A (ja) | 1983-02-25 |
| JPH0243775B2 true JPH0243775B2 (ja) | 1990-10-01 |
Family
ID=14993249
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56128779A Granted JPS5832643A (ja) | 1981-08-19 | 1981-08-19 | ポリイソプレンゴム組成物 |
Country Status (6)
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