JPH0243787B2 - Masatsuzai - Google Patents

Masatsuzai

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JPH0243787B2
JPH0243787B2 JP18277680A JP18277680A JPH0243787B2 JP H0243787 B2 JPH0243787 B2 JP H0243787B2 JP 18277680 A JP18277680 A JP 18277680A JP 18277680 A JP18277680 A JP 18277680A JP H0243787 B2 JPH0243787 B2 JP H0243787B2
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formula
aromatic
same
pulp
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Yutaka Tanabe
Kensho Sasaki
Akihiro Aoki
Hideharu Sasaki
Keizo Shimada
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0243787B2 publication Critical patent/JPH0243787B2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D69/00Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
    • F16D69/02Composition of linings ; Methods of manufacturing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Polyamides (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は自動車のブレーキライニング、デイス
クパツドやクラツチフエーシングあるいは種々の
動力機械の動力伝達機構等に用いるに有用な摩擦
材に関する。 更に詳しくは特定構造の耐熱性を有する芳香族
系重合体のパルプ状物質を配合してなる摩擦材で
ある。 本発明の目的の一つは、高温時の摩擦係数の急
激な低下(フエード現象)や、摩擦率の上昇とい
う従来の石綿を主体とする摩擦材の欠点を解消し
得る摩擦材を提供することであり、目的の他の一
つは、高温時における機械的強度(例えばクラツ
チフエーシングにおける回転破壊強度など)の改
良された摩擦材を提供することである。更に他の
目的の一つは、現在、労働環境衛生上、問題とな
りつつある石綿を使用しない場合でも、石綿を主
体とする従来の摩擦材よりも優れた摩擦材を提供
することである。 近年、車輛の大型化、高速化といつた使用条件
の苛酷化に伴なつてブレーキライニング、デイス
クパツドやクラツチフエーシングなどに要求され
る性能もますます高度なものになりつつある。 すなわち、摺動時に単に高い摩擦係数を有する
ことだけでなく、摺動面の温度、速度、圧力等の
変化に対応して安定した値をもつ事が必要であ
り、更に寿命の長いことや摺動中の異常音発生の
ないこと、耐熱性の良いことなど多くの性能が要
求される。 現在、摩擦材を構成する繊維成分としては、石
綿が主として使われているが、石綿を主体として
製造された摩擦材は高温時の摩擦係数の急激な低
下(フエード現象)や、摩擦率の上昇という大き
な欠点があり、前記したような高度な要求に応え
られなくなつている。これら、石綿を主体として
製造された摩擦材の欠点を補うために種々の提案
がなされており、例えば摩擦材を構成する繊維成
分として、ある種の芳香族ポリアミド繊維を使用
することは公知である。例えば、特開昭53−
130742号公報にはポリメタフエニレンイソフタル
アミド繊維をガラス繊維と共に使用することが開
示されており、又、我々は特開昭54−125239号公
報にて、 「繊維質を基材とする摩擦材において、構成す
る繊維に芳香族ポリアミド繊維と結合材として耐
熱性高分子重合体からなるパルプ状粒子を含み、
更に摩擦性能向上剤を加えて抄紙した紙を基材と
し、これにフエノール系樹脂を含浸せしめた後、
加熱加圧して成型した摩擦材。」 を提案し、芳香族ポリアミド繊維の例として、ポ
リメタフエニレンイソフタルアミドやポリパラフ
エニレンテレフタルアミドからなる繊維を開示し
た。又、耐熱性高分子重合体からなるパルプ状粒
子として、ポリメタフエニレンイソフタルアミド
からなるパルプ状粒子を開示した。 しかし、前記特開昭53−130742号公報や特開昭
54−125239号公報に記載されている摩擦材は、高
温時における摩擦特性、耐摩耗性には優れている
ものの高温時における機械的強度(例えばクラツ
チフエーシングにおける回転破壊強度)が未だ充
分でなく、使用と共に低下する度合が大きいとい
う欠点があつた。 我々は、高温時における優れた摩擦特性、耐摩
擦性を保持しつつ、かつ高温時における機械的強
度の改良された摩擦材を開発すべく、芳香族ポリ
アミドについて更に検討を続けた結果、(1)特定の
構造単位を有する芳香族ポリアミドから得たパル
プ状物質が、ポリメタフエニレンイソフタルアミ
ドやポリパラフエニレンテレフタルアミドに比べ
て耐アルカリ性や耐酸性等の耐薬品性に優れてい
ること、(2)前記特定の構造単位を有する芳香族ポ
リアミドから得た耐薬品性に優れたパルプ状物質
を配合してなる摩擦材は、高温時における摩擦特
性、耐摩耗性に優れているのはもちろんのこと、
機械的強度にも優れていることを知見し、本発明
を完成したものである。 すなわち、本発明は芳香族ポリエーテルアミ
ド、芳香族ポリサルフアイドアミド、芳香族ポリ
スルホンアミド、芳香族ポリメチレンアミド、芳
香族ポリアミンアミド及びこれらの共重合体から
なる群から選ばれた共重合体のパルプ状物質を、
一種又は二種以上配合してなる摩擦材である。 重合体 本発明で使用するパルプ状物質は、主として下
記の式(1)〜(4)によつて表わされる繰返し単位より
なる重合体から得られる。 式(1),(2),(3)におけるAr1,Ar2,Ar3は同一で
も相異つてもよく、結合鎖が共に同軸方向又は平
行軸方向に伸びている芳香族性炭素環残基、最大
間隔を表わす環原子によつて結合しなければなら
ない芳香族性複素環残基及びこれらの組み合わせ
を表わす。 結合鎖が同軸方向に伸びている芳香族性炭素環
残基とは、例えば1,4−フエニレン,1,4−
ナフチレンなどを意味し、結合鎖が平行軸方向に
伸びている芳香族性炭素環残基とは例えば1,5
−ナフチレン,2,6−ナフチレンなどを意味す
る。 また、最大間隔を表わす環原子によつて結合し
ている芳香族性複素環残基とは、例えば2,5−
ピリジレン,
【式】
【式】
【式】
【式】 などを挙げることができる。 更に、結合鎖が同軸方向又は平行軸方向に伸び
ている芳香族性炭素環残基と最大間隔を表わす環
原子によつて結合しなければならない芳香族性複
素環残基との組合わせとは例えば、4,4′−ビフ
エニレン、
【式】
【式】
【式】
【式】
などを挙げることができる。 該芳香族性残基は−N=N−,−N=CH−,−
CH=CH−,−C≡C−からなる群より選ばれる
基によつて互いに結合していても良く、例えば、
【式】
【式】
【式】
【式】 などを含む。 又、式(1)〜(4)中のR1,R2,R3,R4,R5は同一
でも相異つてもよく、炭素数5以下のアルキル基
及び水素原子を表わす。 炭素数5以下のアルキル基としてはメチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基な
どが挙げられるが、好ましくはメチル基である。 式(4)中のAr4,Ar5は同一でも相異つてもよく、
パラフエニレン基、メタフエニレン基より選ばれ
る。式(4)中のYは2価の基であつて、−O−,−S
−,−SO2−,
【式】 【式】
【式】から選ば れる基である。R6,R7,R8は前記R1〜R5と同じ
であり、好ましくは水素原子及びメチル基であ
る。Yとして好ましくは−O−,−S−,
【式】
【式】−CH2− であり、最も好ましくは−O−である。 以上の芳香族性炭素環残基及び芳香族性複素環
残基には炭素原子に置換基を結合していても良
い。例えばハロゲン基(例えば塩素、臭素、フツ
素)、低級アルキル基(例えばメチル、エチル基、
イソプロピル基、ノルマルプロピル基)、低級ア
ルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基)、
シアノ基、アセチル基、ニトロ基等が挙げられ、
就中、塩素基及びメチル基が好ましい。 尚、本発明で用いる繊維は主として前記式(1)〜
(4)によつて表わされる繰返し単位よりなる重合体
より作るが、これら繰返し単位のモル数の関数
は、実質的に(1)+(4)=(2)であり、(1)+(2)+(3)+(4
)
=100モル%とするとき、(3)=0〜90、かつ(4)=
50〜5モル%である。好ましくは(4)=30〜10モル
%である。 前記重合体は前記(1)〜(4)で表わされる繰返し単
位に対応するジアミン、ジカルボン酸誘導体、ア
ミノカルボン酸誘導体を所定の割合で反応させる
ことによつて得られる。ジカルボン酸誘導体とし
ては、ジカルボン酸ハライド、特にジカルボン酸
クロライドを用いるのが好ましい。またアミノカ
ルボン酸としてはアミノカルボン酸ハロライドハ
イドロハライド塩、例えばアミノカルボン酸クロ
ライド塩酸塩を用いるのが好ましい。これらの単
量体から、例えば溶融重合法、固相重合法、界面
重合法、溶液重合法等公知の重合方法で重合する
ことにより重合体を得ることができる。中でも溶
液重合法が好ましい。 重合体の製造に際し、重合前、重合途中、重合
後に各種の添加剤を添加することができる。 添加剤としては、重合反応により副生するハイ
ドロハライドを中和するために及び/又は重合体
の溶解を容易にするための無機化合物、例えば塩
化リチウム、炭酸リチウム、酸化カルシウム、水
酸化カルシウム、塩化カルシウム、炭酸カルシウ
ムなどが挙げられる。 更に必要に応じて末端停止剤、光安定剤、架橋
剤などを添加することができる。 パルプ状物質 本発明に言うパルプ状物質は、前記重合体より
製造された熱延伸繊維を1〜10mm、好ましくは2
〜8mmに切断後、例えばデイスクリフアイナー、
ビーター等を用いて叩解及び/又は剪断作用を与
えることにより得られるフイブリル化繊維及び例
えば特公昭35−11851号公報や特公昭37−5732号
公報に記載されているように、重合体を溶媒に溶
かした溶液を高速撹拌している沈殿剤中に導入
し、微細な粒子として沈殿せしめることにより得
られるいわゆるフイブリツドである。 これらパルプ状物質は互いにあるいは他の粒子
と機械的にもつれあうことのできる多数の触手状
突起を有している為に、摩擦材中の他の組成物と
パルプ状物質との界面においては全くすべり現象
を生じず、理想的な補強効果を得ることができる
のである。 いわゆるフイブリツドと称するパルプ状物質を
用いた場合でも、本発明の目的とする摩擦材を得
ることができるのはもちろんであるが、パルプ状
物質として前記フイブリル化繊維を用いるのがよ
り好ましい結果を与える。更にフイブリツドと称
するパルプ状物質とフイブリル化繊維と同時に混
合して使用することもできる。 摩擦材中に占めるパルプ状物質の量は摩擦材の
機械的性質、摩擦性能等を発現するうえで重要な
要素であり、5〜70重量%、好ましくは10〜50重
量%である。 前記フイブリル化繊維を作るために用いる原料
繊維の製造及び原料繊維の性質について次に説明
する。 本発明において使用するフイブリル化繊維を作
るために用いる原料繊維は、前記重合体を溶解せ
しめた溶液を脱泡、過後、水性凝固液中に紡出
し、洗浄、乾燥、熱延伸を行うことによつて得ら
れる。重合体の溶媒としては、テトラメチル尿
素、ヘキサメチルホスホルアミド、N,N−ジメ
チルアセトアミド,N−メチル−2−ピロリド
ン,N,N−ジメチルホルムアミドなどの非プロ
トン系アミド系極性溶媒が好ましい。 重合体溶液の紡出は、凝固液中で行つてもよい
し、あるいは、一度気体中に紡出させその後凝固
液中に導びく方法、すなわち、ドライジエツト湿
式紡糸法で行なつても良いが、ドライジエツト湿
式紡糸法が好ましく用いられる。 また、熱延伸は250℃以上600℃以下の温度にお
いて2倍以上の延伸倍率で行うことが好ましい。 高強力で高モジユラスのKevlar に代表され
る直線配位性芳香族ポリアミドは、紡糸した後乾
燥し、熱処理を施すことなく、そのまゝ摩擦材用
として使用されたり、また、紡糸、乾燥の後、例
えば200℃以上一般には300℃以上の温度で緊張下
あるいは弛緩状態で熱処理することによつてさら
に強力、モジユラスを向上させた後摩擦材として
使用されることもある。 しかしながら、直線配位性芳香族ポリアミド繊
維の耐薬品性は、本発明に用いる特定構造を有す
る芳香族ポリアミドからなる繊維の耐薬品性より
も劣る。 例えばポリパラフエニレンテレフタルアミドの
ような直線配位性芳香族ポリアミドからなる繊維
は200℃以上の温度において弛緩熱処理あるいは
延伸倍率1.5倍以下の緊張熱処理しかできないの
に対して、本発明に用いる特定構造を有する芳香
族ポリアミドからなる繊維は200℃以上の温度に
おいて2倍以上、好ましくは5倍以上に熱延伸さ
れ、高い強度と高いモジユラスを発現するととも
に、高い耐薬品性を示すようになる。 例えば10重量%のカセイソーダ水溶液に95℃で
10時間浸漬した場合の強力保持率を比較すると、
直線配位性芳香族ポリアミドであるポリパラフエ
ニレンテレフタルアミド繊維(Kevlar−29 )
は約20%であり、それをさらに緊張熱処理したと
ころの繊維(Kevlar−49 )は約60%であるの
に対して本発明に用いる繊維の強力保持率は95%
以上であり、非常に優れている。 又、20重量%の硫酸水溶液に95℃で20時間浸漬
した場合の強力保持率はそれぞれ次のとおりであ
つた。 Kevlar−29 15% Kevlar−49 50% 本発明で使用する繊維 97% 本発明に用いられる繊維のこのような優れた耐
薬品性は、該繊維を構成する重合体の組成と200
℃以上の温度で2倍以上に熱延伸することにより
発現される。 一方、摩擦材例えば自動車のデイスクブレーキ
のデイスクパツドは補強用の裏金と接着して使わ
れるが、デイスクパツドと補強用裏金との接着面
から発生する錆によつてデイスクパツドが裏金か
らはく離するという問題を防止する為に、デイス
クパツドは、ある程度アルカリ性を示すようにそ
の組成が選ばれることがある。 又、湿式抄紙法により紙状物を作り、この紙状
物を加工して例えばクラツチフエーシング用摩擦
材を製造する方法も知られているが、この場合、
充てん材、摩擦性能調整剤等が抄紙全網から漏洩
するのを少くする為に定着剤として硫酸バンドを
使用することが多い。この場合にはクラツチフエ
シング用摩擦材は酸性を示すようになる場合があ
る。従つて、摩擦材を構成するフイブリル化繊維
として耐アルカリ性、耐酸性等の耐薬品性に優れ
た本発明のフイブリル化繊維を使用する事は非常
に大きな意味を持つ事になり、特に高温時におけ
る機械的性質の優れた摩擦材を得ることができる
のである。 本発明に使用する前記原料繊維の単糸繊度は
0.5〜15デニール、好ましくは1〜10デニールで
ある。 本発明の摩擦材の製造に際して、パルプ状物質
と他の繊維とを必要に応じて混合して使用するこ
ともできる。この場合、他の繊維として、石綿、
ガラス繊維、セラミツク繊維,シリカ繊維、アル
ミナ繊維、チタン酸カリウム繊維、酸化チタン繊
維、ボーキサイト繊維、カヤナイト繊維、ホウ素
系繊維、マグネシア繊維、ロツクウール、鉱滓
綿、金属繊維、石こう繊維、ドーソナイト繊維等
の無機質繊維;木綿、羊毛、麻、レーヨン、芳香
族ポリアミド繊維、炭素繊維、フエノール繊維等
の非溶融性有機繊維が挙げられる。 これら他の繊維のうち、石綿は労働環境衛生上
からは使用しない方が好ましいが、特に高温時に
おける摩擦特性、機械的性質を損わない範囲内で
使用することは差し支えない。 本発明に使用するパルプ状物質と他の繊維とを
混合使用する場合の混合割合は、摩擦材の用途、
要求特性によつて選定されるべきである。 摩擦材の製造 本発明の摩擦材の製造に際しては、公知の方法
を採用することができる。 例えば、繊維成分、摩擦性能調整剤及び熱硬化
性樹脂を充分混合したものを仮成型し所定の金型
に入れ、50Kg/cm2以上、好ましくは100Kg/cm2
上の圧力で成型温度130〜290℃、好ましくは170
〜250℃で成型する。成型したものは冷却したの
ち研磨機にかけて仕上げする。また成型した後、
金型からとり出した状態で熱硬化性樹脂の硬化反
応を完了させるなどの目的で熱処理してもよい。 また特にクラツチフエーシングを製造する際に
は、パルプ状物質と摩擦性能調整剤を水に均一に
混合分散した後、順に抄紙、熱硬化性樹脂の含
浸、予備乾燥、加圧加熱成型、クランクプレス等
による打抜き等の工程を経て製造する方法もあ
る。 本発明の摩擦材製造に際して使用する摩擦性能
調整剤としては、次のようなものが挙げられる。 アルミナ、シリカ、タルク、カオリン、雲母、
酸化クロム、酸化マグネシウム、酸化チタン等の
金属酸化物;銅又は銅合金、亜鉛、鉄、アルミニ
ウム等の金属;硫酸バリウム、生石灰、リン酸カ
ルシウム、弗化カルシウム、カーボランダム等の
無機化合物;粘土、縁柱石、ムライト、クロム鉄
鉱等の鉱物;陶磁器粉末など砥粒的摩擦性能調整
剤やフリクシヨンダストと言われている硬化した
樹脂の粒子;ゴムの粉末;カーボンブラツク;黒
鉛等の非砥粒的摩擦性能調整剤が使用できる。
又、本発明の摩擦材の製造に際して使用する熱硬
化性樹脂としてはフエノール系、メラミン系、尿
素系、エポキシ系、ポリイミド系等が挙げられる
が、フエノール樹脂系が多く用いられる。 フエノール樹脂の場合、ノボラツク形フエノー
ル樹脂、レゾール形フエノール樹脂及び変性フエ
ノール樹脂、例えばメラミン変性フエノール樹
脂、クレゾール変性フエノール樹脂、カシユー変
性フエノール樹脂等で、液体又は固体状の物が利
用できる。 次に、本発明の摩擦材を製造するに当り、パル
プ状物質、摩擦性能調整剤及び熱硬化性樹脂の配
合割合について述べる。 全配合剤中に占めるパルプ状物質の割合は5〜
70重量%であり、好ましくは10〜50重量%であ
る。 同様に摩擦性能調整剤の総和は1〜40重量%で
あり、好ましくは5〜20重量%である。 又、熱硬化性樹脂は10〜40重量%であり、好ま
しくは15〜35重量%である。 以下実施例により本発明を詳述する。 尚、部または%は特に断らない限り、重量基準
である。 実施例 1 パラフエニレンジアミン25mol%、3,4′−ジ
アミノジフエニルエーテル25mol%、テレフタル
酸クロライド50mol%を用いて、N−メチル−2
−ピロリドン中で重合した後、水酸化カルシウム
で中和し、芳香族ポリエーテルアミドの濃度が6
%の紡糸用溶液を得た。この溶液を孔径0.2mm、
孔数1,000の紡糸用ノズルから一旦空気中に押
し出し、約2cmの空気層を通過せしめた後、水性
凝固液中に導き、引き続き水洗浴中で充分に洗浄
した後、乾燥ローラで乾燥した。乾燥した繊維は
510℃の熱板上で11.0倍に延伸し、油剤をつけて
巻き取り、単糸繊度1.5デニール、引張強度430
Kg/mm2、初期モジユラス7.5×103Kg/mm2の繊維を
得た。 かくして得た繊維を7mmの長さに切断し、1.0
%の濃度になるように水に分散した。この芳香族
ポリエーテルアミド繊維を含む水分散液をデイス
クリフアイナー(熊谷理機工業製)に5回繰返し
て通し、前記繊維をフイブリル化させてパルプ状
物質を得た。次いで前記パルプ状物質を過・乾
燥し摩擦材製造に供した。 摩擦材の製造は下記により実施した。 (1) 上記芳香族ポリエーテルアミドパルプ状物質
30部 (2) ガラス繊維(直径10μ、長さ5mm) 10部 (3) フエノール樹脂 20部 (4) カシユー粉末 15部 (5) 硫酸バリウム 10部 (6) 黄銅粉末 5部 (7) 粉末無機質充てん材 10部 前記(1)〜(7)を水に分散し、均一混合した後
過・乾燥して得た混合物を予備成型し、次いで金
型に入れ、170℃、250Kg/cm2、5分間の条件で圧
縮成型した後、更に190℃の熱風炉中で5時間熱
処理し、フエノール樹脂の硬化反応を完全なもの
とした。金型から取り出し冷却後研磨して得た摩
擦材の性能は第1表のとおりであり、いずれも良
好であつた。
【表】 第1表において、曲げ強さは摩擦材を200℃で
24時間熱劣化処理した後、室温迄冷却し、JIS
D4311に規定されている方法で測定したが、200
℃−24時間の熱劣化処理を経ても6.7Kg/mm2の曲
げ強度を示し、機械的強度は充分であつた。 比較例 1 実施例1において、芳香族ポリエーテルアミド
のパルブ状物質の代りにポリパラフエニレンテレ
フタルアミド繊維(du Pont社、Kevlar )を使
用する以外は実施例1と全く同様に実施して摩擦
材を得た。 かくして得た摩擦材の摩擦係数及び摩耗率は実
施例1の場合とほとんど同じで良好であつたが、
実施例1の場合と同様の方法で測定した曲げ強さ
は4.3Kg/mm2と劣つていた。 実施例 2 パラフエニレンジアミン15mol%、3,4′−ジ
アミノジフエニルエーテル15mol%、クロルパラ
フエニレンジアミン20mol%、テレフタル酸クロ
ライド50mol%を用いて、N−メチル−2−ピロ
リドン中で重合した後、水酸化カルシウムで中和
し、重合体の濃度が6%の紡糸用溶液を得た。 この溶液を用いて、実施例1と全く同様にして
繊維を得た。得られた繊維は単糸繊度1.5デニー
ル、引張強度395Kg/mm2、初期モジユラス9.7×
103Kg/mm2であつた。 以降実施例1と全く同様にしてパルプ状物質を
作り、更に摩擦材を製造した。 得られた摩擦材の性能は実施例1の場合とほと
んど同じで良好なものであつた。 実施例 3 実施例1で得た紡糸用溶液に更にN−メチル−
2−ピロリドンを加えて希釈し、重合体濃度1.5
%の溶液とした。 一方、沈殿剤として、N−メチル−2−ピロリ
ドンと水とを混合し、N−メチル−2−ピロリド
ンの濃度が20%の沈殿剤を作つた。 沈殿装置として、パツフルのついているステー
ターとタービン翼型2枚羽根ローターとの組み合
せからなり、かつ沈殿剤、重合体溶液の供給口お
よび沈殿後のパルプ状物質スラリーの排出口を備
えた管路撹拌式連続沈殿機を使い、前記重合体溶
液5Kg/min、沈殿剤15Kg/minの流量で同時に
供給し、パルプ状物質スラリーを排出口からとり
出した。 得られたパルプ状物質スラリーをヌツチエ型
過機に入れ、過・洗浄し、芳香族ポリエーテル
アミドの、いわゆるフイブリツドと称するパルプ
状物質を得た。 このパルプ状物質を用いて下記によりクラツチ
フエーシングを作成した。 (1) 前記パルプ状物質 20部 (2) 実施例1で用いた芳香族ポリエーテルアミド
繊維(1.5デニール、7mm) 10部 (3) 共銅繊維 5部 (4) セラミツク繊維(イソライト工業製カオウー
ル ) 5部 (5) 粉末状無機質充てん材 10部 (6) 硫酸バンド 3部 上記(1)〜(6)を0.3%の濃度になるように水に分
散した後、長網抄紙機で抄紙・乾燥し、上記(1)〜
(6)からなるシート状物を得た。 該シート状物50部にフエノール樹脂20部と硫酸
バリウム30部との混合物を含浸し、乾燥機で温度
110℃で乾燥した。 次いでこれをスリツターで幅20mmのテープ状に
切断し、うず巻状に巻いた後、金型に入れて温度
160℃、圧力200Kg/cm2、時間6分間プレスして取
出し、更に190℃で60分間加熱後、研磨してクラ
ツチフエーシングを得た。 かくして得たクラツチフエーシングの性能は第
2表のとおりであり、いずれも優れたものであつ
た。
【表】 尚、第2表において摩擦係数及び摩耗率は
JISD4311に基づいて実施した。 また、回転破壊強度は外径200mm、内径130mm、
厚さ3.5mmの試料を200℃で24時間放置後温度200
℃の雰囲気で増速回転し、破壊時の回転数を測定
した。 比較例 2 実施例3において、芳香族ポリエーテルアミド
のパルプ状物質及び繊維の代りに、それぞれポリ
パラフエニレンテレフタルアミドのパルプ状物質
(du Pont社Kevlar を用いて実施例1と同様に
実施して得た)及び繊維を用いる以外は実施例3
と同様にしてクラツチフエーシングを得た。 得られたクラツチフエーシングの回転破壊強度
(実施例3と同様の方法で測定)は、15000r.p.m
と劣つていた。 比較例 3 実施例3において芳香族ポリエーテルアミドの
パルプ状物質及び繊維の代りに長繊維石綿を使用
する以外は、実施例3と全く同様にしてクラツチ
フエーシングを得た。 得られたクラツチフエーシングの性能(実施例
3と同じ方法で測定した)を第3表に示した。
【表】 250℃における摩擦係数、200℃,250℃におけ
る摩耗率及び回転破壊強度が満足すべき値ではな
かつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る全芳香族ポリエーテルア
ミド共重合体の共重合組成を示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 芳香族ポリエーテルアミドの共重合体からな
    るパルプ状物質の一種又は二種以上を配合してな
    る摩擦材。 2 芳香族ポリエーテルアミドが 一般式 [式中、A,Bは同一でも異なつてもよく、−
    COX(Xはハロゲン原子)、−NH2,−NH2HX(X
    は前記に同じ)、【式】(Rは炭素数5以下 のアルキル基)、【式】(X及びRは前記 に同じ)から選ばれる基である。] 一般式 [式中、A,Bは前記に同じ] 一般式 A−Ar−B [式中、A,Bは前記に同じであり、Arは結合
    鎖が共に同軸方向又は平行軸方向に伸びている芳
    香族性炭素環残基、最大間隔を表わす環原子によ
    つて結合されている芳香族性複素環残基及びこれ
    らの組合せを表わす。] で表わされる化合物の1種以上を、−COX(Xは
    前記に同じ)で表わされる基の総モル数と−
    NH2,−NH2HX,【式】【式】(X 及びRは前記に同じ)で表わされる基の総モル数
    とが実質的に等しくなるように、且つ、 前記一般式 [A,Bは前記に同じ] で表わされる化合物が少くとも7.5モル%含まれ
    るようにして反応させることを特徴とする、芳香
    族ポリエーテルアミド。 または、繰返し単位が実質的に下記一般式 [−NH−Ar1−NH−CO−Ar2−CO]− …(A) 及び/又は [−NH−Ar3−CO]− …(B) [式中、Ar1,Ar2,Ar3は芳香族性の炭素環残基
    であり、Ar1,Ar2,Ar3は同一でも異なつてもよ
    く、 から選ばれる残基である。 式中、Xは同一又は相異なるハロゲン基、アル
    キル基、アラルキル基、芳香族基、アルコオキシ
    基、アセチル基、シアノ基から選ばれる1種又は
    2種以上の基であり、nは1〜3の整数である。 Ar1,Ar2,Ar3はそれぞれ式(a)及び/又は(b)及
    び/又は式(c)で表わされ、Ar1,Ar2及び/又は
    Ar3を合計した芳香族残基のモル比で表わされる
    共重合割合が第1図の三角図表における点P,
    Q,R及びSを順次直線で結んで得られる四角形
    で囲まれる範囲(斜線で示される範囲)にある]
    からなり、少くとも1.5の固有粘度を有する芳香
    族ポリエーテルアミドであるパルプ状物質を配合
    してなる特許請求の範囲第1項記載の摩擦材。 3 パルプ状物質が、芳香族ポリエーテルアミド
    の熱延伸繊維を切断後叩解及び/又は剪断作用に
    よりフイブリル化することによつて得られるパル
    プ状物質である特許請求の範囲第1項又は第2項
    記載の摩擦材。 4 パルプ状物質が、芳香族ポリエーテルアミド
    の溶液を高速撹拌されている沈殿剤中に導入し、
    微細な粒子として沈殿せしめることによつて得ら
    れるパルプ状物質である特許請求の範囲第1項又
    は第2項記載の摩擦材。
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