JPH0244730Y2 - - Google Patents

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JPH0244730Y2
JPH0244730Y2 JP1983177514U JP17751483U JPH0244730Y2 JP H0244730 Y2 JPH0244730 Y2 JP H0244730Y2 JP 1983177514 U JP1983177514 U JP 1983177514U JP 17751483 U JP17751483 U JP 17751483U JP H0244730 Y2 JPH0244730 Y2 JP H0244730Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はCT装置に関するものである。
CT装置は、一般に、検出器列とその回路にお
ける感度のばらつきや非直線性を補正するため
に、フアントムを用いて得られた計測データを参
照データとし、実際の被検体により得られた計測
データを補正している。
例えば被検体の計測に先立ち、第8図に示すよ
うに、複数のかつ吸収量の異なるフアントム1〜
3を準備し、各フアントム1〜3を、被検体と同
様に線源4と検出器列5との回転中心位置に位置
決めする毎に計測する。その後、被検体を同様に
位置決めすることによつて計測する。
上記計測時、検出器列5の各々からは被検体の
X線吸収値に関連する電気信号が出力される。こ
れらの各検出チヤネルの出力は、図示しない装置
において、放射線により走査されたフアントム、
被検体の断面内の各点のX線吸収値として演算さ
れる。その場合、各検出器の出力の非直線や感度
の不均一が生じるが、それらの不具合は、図示し
ない装置の補正手段によつて補正される。この補
正手段は例えば米国特許第4352020号に記載され
ているように、各フアントムの計測された吸収値
dと各フアントムの理論吸収値doとの間の吸収
誤差δを各チヤネルごとに演算し、被検体の計測
された吸収値Dと複数のフアントム計測吸収値d
との差m,nを各検出チヤネル毎に演算し、それ
から被検体の計測吸収値Dと前記差m,nとこれ
らの差に関連するフアントムの吸収誤差とから各
検出チヤネルに対する補正された被検体吸収値
Dcを演算する。
従つて、各フアントムの計測された吸収値と各
フアントムの理論吸収値とに基づき、その後に計
測した実際の被検体の計測によつて得られた吸収
値を補正するようにしている。
なお第8図において、6は線源4からの放射線
に所定の照射野を与えるコリメータ、7はフレー
ムである。
ところで、従来のCT装置は、フアントム1〜
3を用いた補正の際に、各フアントム1〜3を線
源4と検出器列5との回転中心位置に精密に一致
させて配置し、しかもこの配置を被検体の計測に
先立つて順次行うので、補正作業にかなりの時間
と労力とを要する問題がある。
本考案の目的は、被検体の計測に先立つ補正作
業を短時間で容易に行うことができる、改良され
たCT装置を提供することにある。
本考案においては、コリメータは夫々が線源か
らの放射線の照射野を形成すると共に直線状に配
列された複数の放射線通路を有して形成されてい
る。そして、複数の放射線通路は被検体計測用の
放射線通路と、互いに放射線吸収量(放射線減弱
値)の異なる吸収体を具えた複数の放射線通路と
からなつている。また、これら各放射線通路を放
射線上に択一的に移動しかつ位置決めする位置決
め手段をフレームに設けたことに特徴を有し、こ
れによつて上記目的を達成できたものである。
以下、本考案の実施例を第1図乃至第7図によ
り説明する。
実施例のCT装置は、第1図及び第2図に示す
ように、フレーム11に線源12と検出器列13
とが支持され、フレーム11が線源12と検出器
列13間の一点を中心として回転するようになつ
ている。線源12はX線管であつて、これから放
射されたX線束14がコリメータ15によつて特
定の角度をもつフアンビームに形成される。検出
器列13はX線束14の広がりをカバーする多数
の検出器から構成されていて、X線を分岐した多
数のビームとして検出するようにしている。
そして、フレーム11の回転中心付近に被検体
を配置し、フレーム11を回転させることによつ
て計測を行う。
この実施例では、前記ユリメータ15が第2図
に示すように、複数のX線通路21,22,2
3,24を有して形成され、しかも各X線通路2
1〜24がX線束14を形成できるようになつて
いる。
さらに詳しく述べると、各X線通路21〜24
は第3図に示すように、コリメータ14に設けら
れた各遮蔽板31〜35の間に夫々形成されてい
る。各遮蔽板31〜35はコリメータ14の内部
に相互に平行に配置され、例えば鉛、銅、鉄等か
らなつている。
各X線通路21〜24のうち、一方のX線通路
21は被検体計測用として被検体を計測するとき
にのみ使用されるものであつて、補償フイルタ3
6を具えている。該補償フイルタ36は、X線束
14の線質硬化を補正しかつ被爆線量を低下させ
するためのもので、その中心部からその周辺部に
至るに従つて減弱量が大きくなるような形状をな
し、例えばアルミニウム、アクリル樹脂、ポリエ
チレン樹脂等からなつている。X線通路21を除
く複数のX線通路22〜24は吸収板37〜39
を夫々具えて形成されている。各吸収板37〜3
9はアクリル樹脂、ポリエチレン樹脂等により互
いに放射線吸収量(放射線減弱値)が異なるよう
に形成され、例えば第8図に用いるフアントム1
〜3の夫々に対応するX線吸収量をもつようにし
ている。
そして、補償フイルタ36、吸収板37〜3
9、遮蔽板31〜35が通しボルト等によつて一
体に結合されてコリメータを形成している。
また、コリメータ15はフレーム11に固定さ
れた直線移動用の位置決め機構(図示せず)に支
持され、この位置決め機構によつてコリメータ1
5の各X線通路21〜24の何れか一つをX線束
14上に移動して位置決めするようにしている。
前記位置決め機構としては、例えばフレーム11
にリニアモータを設置し、リニアモータの可動軸
にロツド等を介しコリメータを連結しておき、可
動軸の移動によつてコリメータ15の各放射線通
路21〜24、即ち補償フイルタ36、吸収板3
7〜39を択一的に移動してX線束14上に位置
決めするようにしている。
また、吸収板37〜39の各々は第4図或いは
第5図に示すように種々の形状に形成することに
よつてその機能を保つことができる。即ち、吸収
板37〜39は第3図では同一形状でかつX線吸
収量が互いに異なる材質のもので形成した例を示
したが、第4図に示すように、同一材質のもので
パス長を変えて減弱量を変更できるように種々の
形状に形成できる。或いは第5図に示すように
夫々が補償フイルタ36と同材質のもので形状を
種々変えて形成することもできる。この場合、吸
収板37〜39を製作するには、予め補償フイル
タ36と同形状に形成し、中心部分に斜線部37
a〜39aを夫々設けることによつて形成し、或
いは予め斜線部37a〜39aを含むように形成
しても良い。
上記の如き構成のCT装置は、被検体の計測に
際し参照データを計測する。即ち、直線移動用の
位置決め機構を駆動してコリメータ15を移動
し、該コリメータ15のX線通路22,23,2
4をX線束14上に順次位置決めさせる毎に計測
する。この場合、フレーム1のX線通路22,2
3,24は互いにX線吸収量(減弱値)が異なつ
ているので、そのX線吸収量を各フアントムのX
線吸収量と同様にしておくことにより、補正に必
要な参照データを得ることができる。例えば、各
X線通路の補償フイルタ36及び吸収板37〜3
9を第5図に示すように形成した場合、吸収板3
7〜39を第6図a〜cに示す如く順次位置決め
して計測すると、検出器列13の各検出器の出力
が第7図a〜cに示すようになる。
その後、被検体を図示しないテーブル等に載
せ、フレーム11の線源12と検出器列13との
間のほぼ回転中心位置に位置決めし、また直線移
動用の位置決め機構によつて被検体計測用のX線
通路21を第6図dに示すように移動しかつ位置
決めすることにより被検体を計測する。この場
合、放射線通路21には補償フイルタ36が設け
られ、該補償フイルタ36によつて線質硬化を補
償するので、各検出器の出力は第7図dに示すよ
うな山形の曲線となる。
このように、直線移動用の位置決め機構によつ
てコリメータ15の各X線通路22,23,24
を所望位置に位置決めできるので、従来例のよう
なフアントム1〜3を用いなくとも参照データを
得ることができ、フアントムを用いた場合の不具
合を解消できる。即ち、線源4と検出器列5との
間の回転中心位置に各フアントム1〜3を夫々移
動して位置決めさせることが不要になり、しかも
各X線通路22,23,24を計測した後、フア
ントムを片付けることも不要になる。
また被検体を計測するためにコリメータ15の
X線通路21を位置決めするが、その際複数のX
線通路22〜24を退避させることによつてX線
通路21を位置決めできるので、参照データを得
た後、被検体の計測を直ちに行うこともできる。
さらに図示実施例では、コリメータ15におけ
る被検体計測用のX線通路21に補償フイルタ3
6を具え、該補償フイルタ36によつて線質硬化
を補償するので、被検体の中心とその周辺部との
減弱量をほぼ一様にできることによつてノイズが
均一になり、画質等に悪影響を与えるのを防ぐこ
とができると共に、被爆線量を低減させることが
できる。
なお被検体計測用の放射線通路21に設けた補
償フイルタ36は装置の種類や被検体の大小等に
よつて適宜のものが選定されるのは云うまでもな
い。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、コリメー
タが被検体計測用の放射線通路と複数の放射線通
路とを有し、これらの各放射線通路を位置決め手
段によつて択一的に放射野に移動しかつ位置決め
できるように構成したので、被検体計測用の放射
線通路を除く複数の放射線通路を順次計測するこ
とにより、フアントムを用いなくても参照データ
を得ることができ、フアントムを用いる場合の不
具合を解消でき、またその複数の放射線通路を退
避させることによつて被検体計測用の放射線通路
を位置決めでき、参照データを得た後で被検体を
直ちに計測できる結果、補正作業を短時間でかつ
容易に行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案のCT装置の一実施
例を示す全体構成の説明図及びコリメータを断面
した全体構成の説明図、第3図はコリメータにお
ける各X線通路を示す分解斜視図、第4図はコリ
メータのX線通路の他の例を示す分解斜視図、第
5図aは補償フイルタの正面図、同図b〜dは吸
収板の形状を夫々示す説明用正面図、第6図a〜
cは補正時において各X線通路を順次位置決めし
たときの状態を示す説明図、同図dは被検体計測
用のX線通路を位置決めしたときの状態を示す説
明図、第7図a〜dは第6図a〜dに対応する各
検出器の出力を夫々示す説明図、第8図はフアン
トムを用いて補正する場合の従来のCT装置を示
す説明図である。 11……フレーム、12……線源、13……検
出器列、14……X線束、15……コリメータ、
21……被検体計測用のX線通路、22〜24…
…X線通路、36……補償フイルタ、37〜39
……吸収板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 線源と、線源からの放射線に所定の照射野を
    与えるコリメータと、放射線を検出する検出器
    列と、線源と検出器列との間の一点を中心に回
    転可能に線源、コリメータ、検出器列を支持す
    るフレームと、検出器列の各検出器からの出力
    によつて被検体の断面像を構成するのに必要な
    データを演算する手段とを有するCT装置にお
    いて、前記コリメータは夫々が線源からの放射
    線の照射野を形成すると共に直線状に配列され
    た複数の放射線通路を有して形成され、かつ該
    複数の放射線通路は、被検体計測用の放射線通
    路と、互いに放射線吸収量(放射線減弱値)の
    異なる吸収体を具えた複数の放射線通路とから
    なり、これら各放射線通路を放射線上に択一的
    に移動しかつ位置決めする位置決め手段をフレ
    ームに設けたことを特徴とするCT装置。 2 被検体計測用の放射線通路は、放射線の線質
    硬化を補償し得る部材を具えていることを特徴
    とする請求項1に記載のCT装置。
JP17751483U 1983-11-18 1983-11-18 Ct装置 Granted JPS6086308U (ja)

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JP17751483U JPS6086308U (ja) 1983-11-18 1983-11-18 Ct装置

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JP17751483U JPS6086308U (ja) 1983-11-18 1983-11-18 Ct装置

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JPS6086308U JPS6086308U (ja) 1985-06-14
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