JPH0244959B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0244959B2 JPH0244959B2 JP61039849A JP3984986A JPH0244959B2 JP H0244959 B2 JPH0244959 B2 JP H0244959B2 JP 61039849 A JP61039849 A JP 61039849A JP 3984986 A JP3984986 A JP 3984986A JP H0244959 B2 JPH0244959 B2 JP H0244959B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- canvas
- needle
- fibers
- web
- base fabric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Paper (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
この発明は抄紙機の多筒式乾燥機にシングルラ
ン方式で使用される伝熱効率の良いドライヤーカ
ンバスに関するものである。 (従来技術) 抄紙速度が大きくなるに従つてフラツターリン
グやバルーニング等が発生しやすく、乾燥初期の
シートは紙強力も低いので、これによつて紙切れ
やしわが発生し、操業上の問題となる。 これを解決するためカンバスの掛入れを上下2
枚方式からシングルラン方式とすることが行われ
ている。この方式は他方において乾燥度の低下を
もたらすと云う欠点を生じている。シングルラン
方式には接紙面が均一でマイルドな接紙面をもつ
ニードルカンバスが好まれているが乾燥効率につ
いては織りカンバスと同じ傾向であつた。これを
防止するにはカンバス自体の改善によつて例えば
通気度条件をより適切なものとしたり、機械的な
補助乾燥装置を付加したりすることが行われてい
る。 また、熱伝達を改善することについて製紙用網
織物において、実公昭40年−30385号公報には一
部金属線を用いることが開示されている。これは
経線に繊維糸と金属線を混撚せる糸を用い、緯線
として金属線を使用し、網織物の表面をすべて経
線で占める構造を開示している。 (発明が解決しようとする問題点) 一般にシングルラン方式(第2図に示す)では
湿紙が乾燥中加熱されたシリンダー本数の約半数
と直接接触し、あとの半数はカンバスを間に介し
て加熱される。従つてこの部分は伝熱が少なく紙
の温度が低くなる。従つてすべてのシリンダー上
で直接湿紙が接触する在来の上下方式に比して乾
燥は低下する。 実公昭40年−30385号に開示された網織物は金
属線の含有量が大きくなり、従つて重量も大き
く、又厚みが大きくなり、表面性も好ましいもの
でなく、高速抄紙を前提とするシングルラン方式
では採用することは不可能であり、この目的はむ
しろ別の面にあつた。 本発明は、シングルラン方式を前提として、厚
みが薄く、柔軟性に富み、且つ湿紙に対する接触
がマイルドなフエルト状カンバスについて、その
本来の特徴を失わず且つ伝熱性を向上することを
目的としたニードルカンバスを提供するものであ
る。 (問題を解決するための手段) 上記の目的を達成するための本発明の構成は、織
物上の基布の片面にウエブがニードルパンチによ
つて一体に積層重合されたニードルカンバスにお
いて、基布を構成する合成繊維糸およびウエブを
構成する合成繊維の短繊維に金属繊維が混合さ
れ、かつ金属繊維の混合率はそれぞれ重量比で50
%〜20%の範囲内にしたことからなつている。ま
た、金属繊維は700d〜1500dの太さであるステン
レス短繊維またはフイラメント糸からなることを
特徴とするニードルカンバスを要旨としたもので
ある。 (作用) 加熱されたドライヤーシリンダーからの熱は金
属繊維の混入された基布、ウエブからなるニード
ルカンバスに伝達され、次いでカンバス上を随行
している湿紙に伝達され、湿紙の温度はある一定
の温度まで昇温する機構となり、シングル掛けさ
れたドライヤー群における熱伝達が良くなる。ま
た、ニードルカンバスの熱容量が大きくなり回帰
路においても冷めにくく乾燥の向上に寄与する。 (発明の構成) 第1図は本発明に係るニードルカンバスの長さ
方向の断面図であり、第2図はシングル方式に掛
入れられたニードルカンバスおよび湿紙の走行経
路を示す説明図である。第1図において、ニード
ルカンバスは経糸1および緯糸2を用いて2重織
に製織された基布上に、合成繊維のウエブがニー
ドルパンチによつて一体に積層、重合されてい
る。基布は一重織り又は三重織りもありうるが強
力厚み、剛性等より二重織りが好ましく最も一般
的に用いられる。基布の経糸はポリエステルフイ
ラメント又はポリエステル・ナイロンのマルチフ
イラメントの撚糸が用いられる。緯糸は同じくポ
リエステル等のマルチフイラメントの撚糸が用い
られ、これ等の撚糸に金属繊維のマルチフイラメ
ント糸が合撚される。金属繊維は例えば940d/
100fの太さのステンレス線が使用される。 一般には緯糸に合成繊維を芯にして金属繊維を
撚糸機によりつる巻状に合撚するのが生産工程上
好ましい。 金属繊維の混入割合は糸重量の50%〜20%(重
量比)が適用される。金属繊維の混率が50%以上
ではカンバス重量が大きくなり、高速走行に不適
であり、また製造上の難点があり、コストも上昇
する。反対に20%以下ではその効果が少なくな
る。この基布を熱処理加工した後、ニードルマシ
ンにおいてウエブを基布の片面に載置し、針刺し
てウエブと基布を積層、重合一体化する。ウエブ
はナイロン、アクリル、ポリエステル、ポリプロ
ピレン等の短繊維が単独又は混合して用いられ、
この中に金属線の短繊維を50%〜20%(重量比)
で均一に混在させる。金属線も短繊維状で例えば
10μ×75mm等を使用する。両者の混合は準備機に
おいて均一に混合するのが好ましい。金属繊維と
してステンレス線やアルミニウム、銅の細線や同
フイルムの細幅品が使用可能である。ニードルパ
ンチング後、従来品と同様に樹脂加工や毛焼、カ
レンダー工程を適誼採用する。 (実施例) この発明の1実施例を示すと下表である。
ン方式で使用される伝熱効率の良いドライヤーカ
ンバスに関するものである。 (従来技術) 抄紙速度が大きくなるに従つてフラツターリン
グやバルーニング等が発生しやすく、乾燥初期の
シートは紙強力も低いので、これによつて紙切れ
やしわが発生し、操業上の問題となる。 これを解決するためカンバスの掛入れを上下2
枚方式からシングルラン方式とすることが行われ
ている。この方式は他方において乾燥度の低下を
もたらすと云う欠点を生じている。シングルラン
方式には接紙面が均一でマイルドな接紙面をもつ
ニードルカンバスが好まれているが乾燥効率につ
いては織りカンバスと同じ傾向であつた。これを
防止するにはカンバス自体の改善によつて例えば
通気度条件をより適切なものとしたり、機械的な
補助乾燥装置を付加したりすることが行われてい
る。 また、熱伝達を改善することについて製紙用網
織物において、実公昭40年−30385号公報には一
部金属線を用いることが開示されている。これは
経線に繊維糸と金属線を混撚せる糸を用い、緯線
として金属線を使用し、網織物の表面をすべて経
線で占める構造を開示している。 (発明が解決しようとする問題点) 一般にシングルラン方式(第2図に示す)では
湿紙が乾燥中加熱されたシリンダー本数の約半数
と直接接触し、あとの半数はカンバスを間に介し
て加熱される。従つてこの部分は伝熱が少なく紙
の温度が低くなる。従つてすべてのシリンダー上
で直接湿紙が接触する在来の上下方式に比して乾
燥は低下する。 実公昭40年−30385号に開示された網織物は金
属線の含有量が大きくなり、従つて重量も大き
く、又厚みが大きくなり、表面性も好ましいもの
でなく、高速抄紙を前提とするシングルラン方式
では採用することは不可能であり、この目的はむ
しろ別の面にあつた。 本発明は、シングルラン方式を前提として、厚
みが薄く、柔軟性に富み、且つ湿紙に対する接触
がマイルドなフエルト状カンバスについて、その
本来の特徴を失わず且つ伝熱性を向上することを
目的としたニードルカンバスを提供するものであ
る。 (問題を解決するための手段) 上記の目的を達成するための本発明の構成は、織
物上の基布の片面にウエブがニードルパンチによ
つて一体に積層重合されたニードルカンバスにお
いて、基布を構成する合成繊維糸およびウエブを
構成する合成繊維の短繊維に金属繊維が混合さ
れ、かつ金属繊維の混合率はそれぞれ重量比で50
%〜20%の範囲内にしたことからなつている。ま
た、金属繊維は700d〜1500dの太さであるステン
レス短繊維またはフイラメント糸からなることを
特徴とするニードルカンバスを要旨としたもので
ある。 (作用) 加熱されたドライヤーシリンダーからの熱は金
属繊維の混入された基布、ウエブからなるニード
ルカンバスに伝達され、次いでカンバス上を随行
している湿紙に伝達され、湿紙の温度はある一定
の温度まで昇温する機構となり、シングル掛けさ
れたドライヤー群における熱伝達が良くなる。ま
た、ニードルカンバスの熱容量が大きくなり回帰
路においても冷めにくく乾燥の向上に寄与する。 (発明の構成) 第1図は本発明に係るニードルカンバスの長さ
方向の断面図であり、第2図はシングル方式に掛
入れられたニードルカンバスおよび湿紙の走行経
路を示す説明図である。第1図において、ニード
ルカンバスは経糸1および緯糸2を用いて2重織
に製織された基布上に、合成繊維のウエブがニー
ドルパンチによつて一体に積層、重合されてい
る。基布は一重織り又は三重織りもありうるが強
力厚み、剛性等より二重織りが好ましく最も一般
的に用いられる。基布の経糸はポリエステルフイ
ラメント又はポリエステル・ナイロンのマルチフ
イラメントの撚糸が用いられる。緯糸は同じくポ
リエステル等のマルチフイラメントの撚糸が用い
られ、これ等の撚糸に金属繊維のマルチフイラメ
ント糸が合撚される。金属繊維は例えば940d/
100fの太さのステンレス線が使用される。 一般には緯糸に合成繊維を芯にして金属繊維を
撚糸機によりつる巻状に合撚するのが生産工程上
好ましい。 金属繊維の混入割合は糸重量の50%〜20%(重
量比)が適用される。金属繊維の混率が50%以上
ではカンバス重量が大きくなり、高速走行に不適
であり、また製造上の難点があり、コストも上昇
する。反対に20%以下ではその効果が少なくな
る。この基布を熱処理加工した後、ニードルマシ
ンにおいてウエブを基布の片面に載置し、針刺し
てウエブと基布を積層、重合一体化する。ウエブ
はナイロン、アクリル、ポリエステル、ポリプロ
ピレン等の短繊維が単独又は混合して用いられ、
この中に金属線の短繊維を50%〜20%(重量比)
で均一に混在させる。金属線も短繊維状で例えば
10μ×75mm等を使用する。両者の混合は準備機に
おいて均一に混合するのが好ましい。金属繊維と
してステンレス線やアルミニウム、銅の細線や同
フイルムの細幅品が使用可能である。ニードルパ
ンチング後、従来品と同様に樹脂加工や毛焼、カ
レンダー工程を適誼採用する。 (実施例) この発明の1実施例を示すと下表である。
【表】
本カンバスの実験室における熱伝達の試験結果
を第3図に温度〜時間曲線として表示している。
100℃に加熱したシリンダー上に試料カンバスを
置き温度センサーで5秒間隔に1分間測定した。
本図によるとウエブと基布に金属繊維を入れたも
のNo.1は基布のみに金属繊維を入れた場合No.2お
よび在来品No.3に比較して温度上昇が良好である
ことを示している。 (発明の効果) 上記のように構成されたニードルカンバスを使
用することにより、カンバスの熱容量が大きくな
り、且つ、熱伝導が改良される。すなわちシング
ルラン乾燥方式においてカンバスの上に湿紙が来
た場合、シリンダーの熱がカンバスを通して湿紙
に伝達され易く、又熱容量の大きいことはカンバ
ス全体の温度低下を防止し、加熱されたカンバス
は冷却しにくい傾向を持つので、湿紙の乾燥を高
めるのに効果を発揮する。 また、シングルラン用のニードルカンバスとし
ての必要な条件を阻害しない程度の金属線の混入
であるので湿紙に対する悪影響は全くない。更に
カンバスの寿命その他については抄紙メーカーの
十分満足のゆくものである。
を第3図に温度〜時間曲線として表示している。
100℃に加熱したシリンダー上に試料カンバスを
置き温度センサーで5秒間隔に1分間測定した。
本図によるとウエブと基布に金属繊維を入れたも
のNo.1は基布のみに金属繊維を入れた場合No.2お
よび在来品No.3に比較して温度上昇が良好である
ことを示している。 (発明の効果) 上記のように構成されたニードルカンバスを使
用することにより、カンバスの熱容量が大きくな
り、且つ、熱伝導が改良される。すなわちシング
ルラン乾燥方式においてカンバスの上に湿紙が来
た場合、シリンダーの熱がカンバスを通して湿紙
に伝達され易く、又熱容量の大きいことはカンバ
ス全体の温度低下を防止し、加熱されたカンバス
は冷却しにくい傾向を持つので、湿紙の乾燥を高
めるのに効果を発揮する。 また、シングルラン用のニードルカンバスとし
ての必要な条件を阻害しない程度の金属線の混入
であるので湿紙に対する悪影響は全くない。更に
カンバスの寿命その他については抄紙メーカーの
十分満足のゆくものである。
第1図は本発明のニードルカンバスの縦方向断
面図、第2図はシングルラン乾燥方式の説明図、
第3図は熱伝達テストの時間−温度曲線である。 1……経糸、2……緯糸、3……合成繊維、4
……金属繊維、6……ドライヤーカンバス。
面図、第2図はシングルラン乾燥方式の説明図、
第3図は熱伝達テストの時間−温度曲線である。 1……経糸、2……緯糸、3……合成繊維、4
……金属繊維、6……ドライヤーカンバス。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 シングルラン方式に掛入れられるドライヤー
カンバスであつて、織物状の基布の片面にウエブ
がニードルパンチによつて一体に積層重合された
ニードルカンバスにおいて、基布を構成する合成
繊維糸およびウエブを構成する合成繊維の短繊維
に金属繊維が混合され、かつ金属繊維の混入率は
それぞれ重量比で50%〜20%の範囲内にあること
を特徴とする伝熱性のすぐれたドライヤーカンバ
ス。 2 金属繊維が700d〜1500dの太さであるステン
レス短繊維またはマルチフイラメント糸からなる
特許請求の範囲第1項に記載のドライヤーカンバ
ス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3984986A JPS62199893A (ja) | 1986-02-24 | 1986-02-24 | 伝熱性のすぐれたドライヤ−カンバス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3984986A JPS62199893A (ja) | 1986-02-24 | 1986-02-24 | 伝熱性のすぐれたドライヤ−カンバス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62199893A JPS62199893A (ja) | 1987-09-03 |
| JPH0244959B2 true JPH0244959B2 (ja) | 1990-10-05 |
Family
ID=12564409
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3984986A Granted JPS62199893A (ja) | 1986-02-24 | 1986-02-24 | 伝熱性のすぐれたドライヤ−カンバス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62199893A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS508203U (ja) * | 1973-05-28 | 1975-01-28 |
-
1986
- 1986-02-24 JP JP3984986A patent/JPS62199893A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62199893A (ja) | 1987-09-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |