JPH0245983B2 - - Google Patents
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- JPH0245983B2 JPH0245983B2 JP57188363A JP18836382A JPH0245983B2 JP H0245983 B2 JPH0245983 B2 JP H0245983B2 JP 57188363 A JP57188363 A JP 57188363A JP 18836382 A JP18836382 A JP 18836382A JP H0245983 B2 JPH0245983 B2 JP H0245983B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyolefin resin
- layer
- thermoplastic elastomer
- release
- paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Laminated Bodies (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
本発明は共押出し法により、剥離シートと熱可
塑性エラストマーフイルムを同時に製造する方法
に係るものである。さらには得られた積層体は印
刷、各種基材との貼り合わせ等、後加工適性の優
れることを特徴とする。 従来よりポリウレタンを代表とするエラストマ
ー類はその柔軟性、耐摩耗性等により布や不織布
と貼り合わせ防水性衣料、家具等に多用されてお
り、その製造方法は、直接布等にポリウレタン溶
液を塗布するダイレクトコーテイング法と、一旦
剥離紙上にポリウレタン層を形成した後、布等に
転移させる転写法に大別される。ダイレクトコー
テイング法に比べ転写法の有利な点は、転写す
る前にポリウレタン層に印刷、アルミ蒸着等の意
匠性を付与することが出来、転写後の付加価値を
高め、用途が広がる。布等の多孔質素材へのポ
リウレタンの浸透を最小限に抑えることが出来、
素材の風合を生かすと共に、ポリウレタン塗布量
が少なくてすむ。目の荒い布や不織布素材に対
しても加工出来ることなどがある。 一般に転写法で用いるポリウレタン層は剥離紙
上に、線状ポリウレタン樹脂の有機溶剤溶液や末
端OH基を持つウレタンプレポリマーと、イソシ
アネート系硬化剤の配合物から成る反応型ウレタ
ン溶液を塗布し、約5〜30μの厚さとして得られ
る。ここで用いられる剥離紙はクラフト紙上にポ
リエチレン又はポリプロピレンをラミネートした
もの、又はさらにその上にシリコンコートしたも
のが主流を占め、その他グラシン紙、パーチメン
ト紙等の平滑で浸透性の少ない紙に直接シリコン
コートしたもの、さらにはポリエステル、ポリプ
ロピレン等のプラスチツクフイルム基材に剥離処
理したもの等がある。 この様に従来のウレタン等のエラストマー転写
法では、事前に紙又はプラスチツクフイルム上に
剥離処理を行なつた後、ウレタン等のエラストマ
ー溶液を塗布して転写紙を製造するため、加工工
程が多く、特に転写後は不要となる剥離紙のコス
トが高くなる。さらには、剥離紙を製造後、ウレ
タン等のエラストマー溶液を塗布するまでの期間
が長くなつた場合、剥離層が酸化や添加剤のブリ
ード等により変質し、剥離力が変化したり、変質
が激しい場合にはウレタン等のエラストマー溶液
を塗布する場合、ハジキを生ずるという不都合が
生ずることがあつた。 また、シリコンコートされた剥離紙では、剥離
紙を巻取つた状態で、剥離紙基材外面とシリコン
層が密着する為、シリコンの一部が、剥離紙基材
外面に転移し、その後、ウレタン等のエラストマ
ー溶液を塗布後巻取られると、剥離紙基材外面に
転移したシリコンが同様にエラストマー層に転移
するため、後加工での印刷インキの密着不良や、
他基材との貼り合せ時の接着不良の原因となるこ
とがあつた。 これに対し、特願昭56−099418で提案されるポ
リオレフイン樹脂と熱可塑性エラストマー樹脂の
共押出しフイルムを用いたライニング処理法では
剥離層とエラストマー層を同時に形成する為、従
来の転写法での欠点を解消している。しかし、付
加価値を高め、より広い用途に展開する為に、エ
ラストマー層に印刷を施したり、アルミ等の金属
を蒸着加工する場合、ポリオレフイン樹脂と熱可
塑性エラストマー樹脂の共押出しフイルムでは対
応が難しい。すなわち、印刷時の印刷機械上で加
わる張力や印刷インキの乾燥時の熱、また同様に
蒸着加工時の張力や、蒸着用アンカーコート剤の
乾燥時の熱によりフイルムの伸びが発生し、印刷
見当不良や、蒸着膜のひび割れ等が起き、これら
の後加工が入る場合には実用的でない。 本発明は以上のような欠点を解消したものであ
り、共押出し法により剥離シートの製造と熱可塑
性エラストマー層の形成を同時に1工程で加工
し、かつ、印刷や金属蒸着等の後加工適性の優れ
た積層体の製造法に関するものである。 すなわち、紙又は二軸延伸プラスチツクフイル
ム等の寸法安定の良い基材シート上に熱可塑性エ
ラストマーと、剥離層となるポリオレフイン樹脂
を、ポリオレフイン樹脂が基材側となるよう共押
出しコーテイングすることを特徴とする積層体の
製造方法である。 ここで基材シートとなる紙又は二軸延伸プラス
チツクフイルムとは、一般に剥離紙に使われるも
のは、そのまま使用出来るが、コスト、寸法安定
性の点からクラフト紙又は二軸延伸ポリプロピレ
ンフイルム、二軸延伸ポリエステルフイルムが最
も適している。 また、剥離層となるポリオレフイン樹脂とは、
熱可塑性エラストマーと剥離性があり、かつ共押
出し加工時、加工性のあまり良くない熱可塑性エ
ラストマーの支持体となるべく、押出加工性の優
れた樹脂であり、例えば低密度ポリエチレン、中
密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリメチルペンテン、ポリブテン及び
これらの共重合樹脂であるポリオレフインなら使
用できるが、コスト的にも安価なポリエチレン、
ポリプロピレンが適する。 ここで、剥離層となるポリオレフイン樹脂層と
熱可塑性エラストマー層の剥離力を調節する為、
ポリオレフイン樹脂に変性ポリオレフイン樹脂を
添加することは非常に効果的であつた。ポリオレ
フイン樹脂層と熱可塑性エラストマー層の接着力
が弱いと、印刷時や、他基材と貼合わせする場合
の接着剤塗工時に熱可塑性エラストマー層の浮き
が発生し、印刷不良や、貼り合わせ時点でのシワ
の原因となる。 変性ポリオレフイン樹脂とは、エチレンと不飽
和カルボン酸又はその誘導体との共重合樹脂もし
くはエチレンと酢酸ビニルと不飽和カルボン酸又
はその誘導体との共重合樹脂であり、具体的には
ポリエチレンもしくはエチレン酢酸ビニル共重合
樹脂に、それぞれカルボン酸基、酸無水物基、お
よびこれらの誘導体をグラフト重合させたもので
ある。このカルボン酸、酸無水物およびこれらの
誘導体としては、アクリル酸、メタクリル酸、マ
レイン酸、フマル酸、メタクリル酸無水物、無水
マレイン酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸
エチル、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グ
リシジル等である。 印刷時や、接着剤塗工時の浮きについて、種々
検討の結果、経験的にポリオレフイン樹脂層と熱
可塑性エラストマー層の剥離力が5〜10g/5cm
以下(テンシロン引張試験機、剥離速度300mm/
min)となると浮きが発生しやすいが、これらを
改良する為、変性ポリオレフインを5〜50wt%
添加することにより剥離力が10g/5cm〜150
g/5cmとなり、浮きは解消された。 次に熱可塑性エラストマーとは、ゴム弾性を有
する熱可塑性樹脂であり、その代表的なものは2
官能ポリオール、グリコールとジイソシアネート
をNCO/OHが0.95〜1.1の割合で反応させた熱可
塑性ウレタンエラストマーであり、その他結晶性
ハードセグメントのポリエステルと非晶性のポリ
エステルとのブロツク共重合体より成るポリエス
テルエラストマー、可塑剤又はコモノマーとの共
重合により変性したポリ塩化ビニル、1−2ポリ
ブタジエン、スチレン−ブタジエンブロツク共重
合体、スチレン−αオレフインブロツク共重合体
又はポリイソブチレン等である。 次に図に従い具体的に本発明の製造方法につい
て述べる。 第1図に示す通り、紙又は二軸延伸プラスチツ
クフイルム基材シート1上に、共押出装置4によ
り、熱溶融製膜されたポリオレフイン樹脂2と熱
可塑性エラストマー3が、ポリオレフイン樹脂2
が基材シート1側になるようコーテイングされ
る。ここで、基材シートとポリオレフイン樹脂層
の接着力を上げる為、基材シートの加熱、又はコ
ロナ放電による表面処理、さらにはアンカーコー
ト剤の塗布等が適時施される。第1図で5はこの
表面処理装置を示している。ポリオレフイン樹脂
層の厚みは特に規定されないが、基材シートとの
接着力を考慮すれば15〜30μが適当である。また
熱可塑性エラストマーの厚みは用途により規定さ
れるが、2μ〜50μが本発明の特徴を活かすには適
する。 以上述べてきた本発明の特徴をまとめると次の
通りである。 (1) 共押出法により、剥離シートと熱可塑エラス
トマー層を同時に1工程で製造する為、従来法
に比べ大巾なコストダウンが可能である。 (2) 基材シートとして紙又は二軸延伸プラスチツ
クフイルムを使用する為、寸法安定性に優れ、
印刷、金属蒸着等の付加価値を高める後加工適
性に優れる。 (3) 剥離層であるポリオレフイン樹脂層に、熱可
塑性エラストマーと接着性を有する変性ポリオ
レフインを添加することで、剥離力の調節が可
能である。 (4) 剥離層と熱可塑性エラストマー層を同時に形
成する為、従来法での剥離層表面の酸化等の劣
化や経時変化がなく、剥離力が安定している。 以下、本発明の実施例について説明する。 〈実施例 1〉 第1図に示した共押出装置を用い、熱可塑性ウ
レタンエラストマー(パンデツクスT−5180 日
本ライヒホールド製)とポリプロピレン(ノーブ
レンFL25F、三菱油化製)を樹脂温度がそれぞ
れ200℃と220℃の条件で、樹脂厚みがそれぞれ
15μと25μとなるようコロナ放電表面処理を施し
た二軸延伸ポリプロピレン基材上に溶融押出しコ
ーテイングし、各層が均一な厚みの良好な積層体
を得た。剥離層であるポリプロピレン層と熱可塑
性ウレタンエラストマー層の剥離力は23g/5cm
巾(テンシロン引張試験検、剥離速度300mm/分)
であつた。 〈実施例 2〉 第1図に示した共押出装置を用い、熱可塑性ウ
レタンエラストマー(エラストランE185PMoo日
本エラストラン製)と下記3種類のポリオレフイ
ン樹脂を樹脂温度がそれぞれ180℃と220℃の条件
で、樹脂厚みがそれぞれ10μと20μとなるようウ
レタン系アンカーコート剤を塗布したクラフト紙
上に溶融押出しコーテイングし、3種類の積層体
を得た。 (ポリオレフイン樹脂処方) ポリエチレン ポリエチレン/変性ポリオレフイン=90/10 ポリエチレン/変性ポリオレフイン=70/30 〔ポリエチレン ミラソン14:三井ポリケ
ミカル製 変性ポリオレフイン モデイツクE300 K:三菱油化製、エチレン酢酸ビニル共重合
樹脂の無水マレイン酸変性体。〕 3種類の積層体の剥離力、ウレタン系グラビア
インキでの印刷適性、伸縮性のあるポリエステル
ニツトとのラミネート適性を評価した結果を表−
1に示す。
塑性エラストマーフイルムを同時に製造する方法
に係るものである。さらには得られた積層体は印
刷、各種基材との貼り合わせ等、後加工適性の優
れることを特徴とする。 従来よりポリウレタンを代表とするエラストマ
ー類はその柔軟性、耐摩耗性等により布や不織布
と貼り合わせ防水性衣料、家具等に多用されてお
り、その製造方法は、直接布等にポリウレタン溶
液を塗布するダイレクトコーテイング法と、一旦
剥離紙上にポリウレタン層を形成した後、布等に
転移させる転写法に大別される。ダイレクトコー
テイング法に比べ転写法の有利な点は、転写す
る前にポリウレタン層に印刷、アルミ蒸着等の意
匠性を付与することが出来、転写後の付加価値を
高め、用途が広がる。布等の多孔質素材へのポ
リウレタンの浸透を最小限に抑えることが出来、
素材の風合を生かすと共に、ポリウレタン塗布量
が少なくてすむ。目の荒い布や不織布素材に対
しても加工出来ることなどがある。 一般に転写法で用いるポリウレタン層は剥離紙
上に、線状ポリウレタン樹脂の有機溶剤溶液や末
端OH基を持つウレタンプレポリマーと、イソシ
アネート系硬化剤の配合物から成る反応型ウレタ
ン溶液を塗布し、約5〜30μの厚さとして得られ
る。ここで用いられる剥離紙はクラフト紙上にポ
リエチレン又はポリプロピレンをラミネートした
もの、又はさらにその上にシリコンコートしたも
のが主流を占め、その他グラシン紙、パーチメン
ト紙等の平滑で浸透性の少ない紙に直接シリコン
コートしたもの、さらにはポリエステル、ポリプ
ロピレン等のプラスチツクフイルム基材に剥離処
理したもの等がある。 この様に従来のウレタン等のエラストマー転写
法では、事前に紙又はプラスチツクフイルム上に
剥離処理を行なつた後、ウレタン等のエラストマ
ー溶液を塗布して転写紙を製造するため、加工工
程が多く、特に転写後は不要となる剥離紙のコス
トが高くなる。さらには、剥離紙を製造後、ウレ
タン等のエラストマー溶液を塗布するまでの期間
が長くなつた場合、剥離層が酸化や添加剤のブリ
ード等により変質し、剥離力が変化したり、変質
が激しい場合にはウレタン等のエラストマー溶液
を塗布する場合、ハジキを生ずるという不都合が
生ずることがあつた。 また、シリコンコートされた剥離紙では、剥離
紙を巻取つた状態で、剥離紙基材外面とシリコン
層が密着する為、シリコンの一部が、剥離紙基材
外面に転移し、その後、ウレタン等のエラストマ
ー溶液を塗布後巻取られると、剥離紙基材外面に
転移したシリコンが同様にエラストマー層に転移
するため、後加工での印刷インキの密着不良や、
他基材との貼り合せ時の接着不良の原因となるこ
とがあつた。 これに対し、特願昭56−099418で提案されるポ
リオレフイン樹脂と熱可塑性エラストマー樹脂の
共押出しフイルムを用いたライニング処理法では
剥離層とエラストマー層を同時に形成する為、従
来の転写法での欠点を解消している。しかし、付
加価値を高め、より広い用途に展開する為に、エ
ラストマー層に印刷を施したり、アルミ等の金属
を蒸着加工する場合、ポリオレフイン樹脂と熱可
塑性エラストマー樹脂の共押出しフイルムでは対
応が難しい。すなわち、印刷時の印刷機械上で加
わる張力や印刷インキの乾燥時の熱、また同様に
蒸着加工時の張力や、蒸着用アンカーコート剤の
乾燥時の熱によりフイルムの伸びが発生し、印刷
見当不良や、蒸着膜のひび割れ等が起き、これら
の後加工が入る場合には実用的でない。 本発明は以上のような欠点を解消したものであ
り、共押出し法により剥離シートの製造と熱可塑
性エラストマー層の形成を同時に1工程で加工
し、かつ、印刷や金属蒸着等の後加工適性の優れ
た積層体の製造法に関するものである。 すなわち、紙又は二軸延伸プラスチツクフイル
ム等の寸法安定の良い基材シート上に熱可塑性エ
ラストマーと、剥離層となるポリオレフイン樹脂
を、ポリオレフイン樹脂が基材側となるよう共押
出しコーテイングすることを特徴とする積層体の
製造方法である。 ここで基材シートとなる紙又は二軸延伸プラス
チツクフイルムとは、一般に剥離紙に使われるも
のは、そのまま使用出来るが、コスト、寸法安定
性の点からクラフト紙又は二軸延伸ポリプロピレ
ンフイルム、二軸延伸ポリエステルフイルムが最
も適している。 また、剥離層となるポリオレフイン樹脂とは、
熱可塑性エラストマーと剥離性があり、かつ共押
出し加工時、加工性のあまり良くない熱可塑性エ
ラストマーの支持体となるべく、押出加工性の優
れた樹脂であり、例えば低密度ポリエチレン、中
密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリメチルペンテン、ポリブテン及び
これらの共重合樹脂であるポリオレフインなら使
用できるが、コスト的にも安価なポリエチレン、
ポリプロピレンが適する。 ここで、剥離層となるポリオレフイン樹脂層と
熱可塑性エラストマー層の剥離力を調節する為、
ポリオレフイン樹脂に変性ポリオレフイン樹脂を
添加することは非常に効果的であつた。ポリオレ
フイン樹脂層と熱可塑性エラストマー層の接着力
が弱いと、印刷時や、他基材と貼合わせする場合
の接着剤塗工時に熱可塑性エラストマー層の浮き
が発生し、印刷不良や、貼り合わせ時点でのシワ
の原因となる。 変性ポリオレフイン樹脂とは、エチレンと不飽
和カルボン酸又はその誘導体との共重合樹脂もし
くはエチレンと酢酸ビニルと不飽和カルボン酸又
はその誘導体との共重合樹脂であり、具体的には
ポリエチレンもしくはエチレン酢酸ビニル共重合
樹脂に、それぞれカルボン酸基、酸無水物基、お
よびこれらの誘導体をグラフト重合させたもので
ある。このカルボン酸、酸無水物およびこれらの
誘導体としては、アクリル酸、メタクリル酸、マ
レイン酸、フマル酸、メタクリル酸無水物、無水
マレイン酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸
エチル、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グ
リシジル等である。 印刷時や、接着剤塗工時の浮きについて、種々
検討の結果、経験的にポリオレフイン樹脂層と熱
可塑性エラストマー層の剥離力が5〜10g/5cm
以下(テンシロン引張試験機、剥離速度300mm/
min)となると浮きが発生しやすいが、これらを
改良する為、変性ポリオレフインを5〜50wt%
添加することにより剥離力が10g/5cm〜150
g/5cmとなり、浮きは解消された。 次に熱可塑性エラストマーとは、ゴム弾性を有
する熱可塑性樹脂であり、その代表的なものは2
官能ポリオール、グリコールとジイソシアネート
をNCO/OHが0.95〜1.1の割合で反応させた熱可
塑性ウレタンエラストマーであり、その他結晶性
ハードセグメントのポリエステルと非晶性のポリ
エステルとのブロツク共重合体より成るポリエス
テルエラストマー、可塑剤又はコモノマーとの共
重合により変性したポリ塩化ビニル、1−2ポリ
ブタジエン、スチレン−ブタジエンブロツク共重
合体、スチレン−αオレフインブロツク共重合体
又はポリイソブチレン等である。 次に図に従い具体的に本発明の製造方法につい
て述べる。 第1図に示す通り、紙又は二軸延伸プラスチツ
クフイルム基材シート1上に、共押出装置4によ
り、熱溶融製膜されたポリオレフイン樹脂2と熱
可塑性エラストマー3が、ポリオレフイン樹脂2
が基材シート1側になるようコーテイングされ
る。ここで、基材シートとポリオレフイン樹脂層
の接着力を上げる為、基材シートの加熱、又はコ
ロナ放電による表面処理、さらにはアンカーコー
ト剤の塗布等が適時施される。第1図で5はこの
表面処理装置を示している。ポリオレフイン樹脂
層の厚みは特に規定されないが、基材シートとの
接着力を考慮すれば15〜30μが適当である。また
熱可塑性エラストマーの厚みは用途により規定さ
れるが、2μ〜50μが本発明の特徴を活かすには適
する。 以上述べてきた本発明の特徴をまとめると次の
通りである。 (1) 共押出法により、剥離シートと熱可塑エラス
トマー層を同時に1工程で製造する為、従来法
に比べ大巾なコストダウンが可能である。 (2) 基材シートとして紙又は二軸延伸プラスチツ
クフイルムを使用する為、寸法安定性に優れ、
印刷、金属蒸着等の付加価値を高める後加工適
性に優れる。 (3) 剥離層であるポリオレフイン樹脂層に、熱可
塑性エラストマーと接着性を有する変性ポリオ
レフインを添加することで、剥離力の調節が可
能である。 (4) 剥離層と熱可塑性エラストマー層を同時に形
成する為、従来法での剥離層表面の酸化等の劣
化や経時変化がなく、剥離力が安定している。 以下、本発明の実施例について説明する。 〈実施例 1〉 第1図に示した共押出装置を用い、熱可塑性ウ
レタンエラストマー(パンデツクスT−5180 日
本ライヒホールド製)とポリプロピレン(ノーブ
レンFL25F、三菱油化製)を樹脂温度がそれぞ
れ200℃と220℃の条件で、樹脂厚みがそれぞれ
15μと25μとなるようコロナ放電表面処理を施し
た二軸延伸ポリプロピレン基材上に溶融押出しコ
ーテイングし、各層が均一な厚みの良好な積層体
を得た。剥離層であるポリプロピレン層と熱可塑
性ウレタンエラストマー層の剥離力は23g/5cm
巾(テンシロン引張試験検、剥離速度300mm/分)
であつた。 〈実施例 2〉 第1図に示した共押出装置を用い、熱可塑性ウ
レタンエラストマー(エラストランE185PMoo日
本エラストラン製)と下記3種類のポリオレフイ
ン樹脂を樹脂温度がそれぞれ180℃と220℃の条件
で、樹脂厚みがそれぞれ10μと20μとなるようウ
レタン系アンカーコート剤を塗布したクラフト紙
上に溶融押出しコーテイングし、3種類の積層体
を得た。 (ポリオレフイン樹脂処方) ポリエチレン ポリエチレン/変性ポリオレフイン=90/10 ポリエチレン/変性ポリオレフイン=70/30 〔ポリエチレン ミラソン14:三井ポリケ
ミカル製 変性ポリオレフイン モデイツクE300 K:三菱油化製、エチレン酢酸ビニル共重合
樹脂の無水マレイン酸変性体。〕 3種類の積層体の剥離力、ウレタン系グラビア
インキでの印刷適性、伸縮性のあるポリエステル
ニツトとのラミネート適性を評価した結果を表−
1に示す。
【表】
表−1の結果より、変性ポリオレフインの添加
は、剥離力を調整する効果は明らかであり、印
刷、金属蒸着、ラミネート等、後加工での要求物
性に応じ対応出来る。
は、剥離力を調整する効果は明らかであり、印
刷、金属蒸着、ラミネート等、後加工での要求物
性に応じ対応出来る。
第1図は、本発明実施例で用いた共押出しラミ
ネート装置の説明図である。 1……剥離紙基材巻取、2……ポリオレフイン
樹脂押出機、3……熱可塑性エラストマー押出
機、4……共押出し装置、5……表面処理装置。
ネート装置の説明図である。 1……剥離紙基材巻取、2……ポリオレフイン
樹脂押出機、3……熱可塑性エラストマー押出
機、4……共押出し装置、5……表面処理装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 寸法安定性の良い基材シート上に、熱可塑性
エラストマーと、剥離層となるポリオレフイン樹
脂を、ポリオレフイン樹脂が基材シート側になる
ように共押出しコーテイングすることを特徴とす
る剥離シートと熱可塑性エラストマーとの積層体
の製造方法。 2 基材シートが紙又は二軸延伸プラスチツクフ
イルムであることを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載の製造方法。 3 ポリオレフイン樹脂が、ポリエチレン又はポ
リプロピレンであることを特徴とする特許請求の
範囲第1項又は第2項に記載の製造方法。 4 ポリオレフイン樹脂が、ポリエチレン又はポ
リプロピレンと、変性ポリオレフイン樹脂の混合
物であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
又は第2項に記載の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57188363A JPS5978850A (ja) | 1982-10-27 | 1982-10-27 | 剥離シ−トと熱可塑性エラストマ−との積層体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57188363A JPS5978850A (ja) | 1982-10-27 | 1982-10-27 | 剥離シ−トと熱可塑性エラストマ−との積層体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5978850A JPS5978850A (ja) | 1984-05-07 |
| JPH0245983B2 true JPH0245983B2 (ja) | 1990-10-12 |
Family
ID=16222308
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57188363A Granted JPS5978850A (ja) | 1982-10-27 | 1982-10-27 | 剥離シ−トと熱可塑性エラストマ−との積層体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5978850A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004091777A (ja) * | 2002-08-12 | 2004-03-25 | Mitsubishi Chemicals Corp | 離型剤および離型フィルム |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2256396T3 (es) * | 2001-12-14 | 2006-07-16 | Bayer Materialscience Ag | Procedimiento para la fabricacion de una pelicula plana transparente a partir de politureno alifatico termoplastico. |
| WO2004087401A1 (ja) * | 2003-03-28 | 2004-10-14 | Mitsui Chemicals, Inc. | 延伸フィルムおよびその製造方法 |
| EP2314452B1 (de) * | 2009-10-20 | 2011-12-28 | Nordenia Deutschland Gronau GmbH | Coextrusionsfolie und Verfahren zur Herstellung eines Verbundstoffes |
-
1982
- 1982-10-27 JP JP57188363A patent/JPS5978850A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004091777A (ja) * | 2002-08-12 | 2004-03-25 | Mitsubishi Chemicals Corp | 離型剤および離型フィルム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5978850A (ja) | 1984-05-07 |
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