JPH0247031A - 微孔性フイルムの製造方法 - Google Patents

微孔性フイルムの製造方法

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JPH0247031A
JPH0247031A JP63199292A JP19929288A JPH0247031A JP H0247031 A JPH0247031 A JP H0247031A JP 63199292 A JP63199292 A JP 63199292A JP 19929288 A JP19929288 A JP 19929288A JP H0247031 A JPH0247031 A JP H0247031A
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film
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crystalline
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茂 田中
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、結晶性熱可塑性樹脂に表裏連続貫通した微細
孔を形成した微孔性フィルムの製造方法に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来より熱可塑性樹脂フィルムに連続貫通した微細孔を
形成する技術としては、溶融押出時に高ドラフト下にて
引き取り冷却することにより、高分子鎖のラメラ晶が配
列してばね弾性を有する前駆体フィルムを形成しておき
、これを延伸する方法がおる(特公昭57−47017
号、特公昭59−36575号等)。
[発明が解決しようとする課題] 該技術にあげる技術要素としては、 (1)キャスト時に高速で引き取り弾性体フィルムを形
成する。
(2)極めて低速度で延伸する。
の2要素である。
ここで均一で透過性の優れた高品質の微細孔を形成する
ためには(1)において引き取り速度を大きくし、かつ
(2)において延伸速度を低くすることが必要であり、
このような相反する技術要素を含有する該技術において
押出〜延伸工程を連続化することは極めて困難であり、
品質のコントロールあるいはコスト性に劣ることが欠点
であった。
[課題を解決するための手段] 本発明は、結晶性樹脂を口金より溶融押出し、引き取り
速度40m/分以下にて、1組のカレンダーロール間で
加圧冷却結晶化させることにより厚み5〜1000μm
のフィルムを得て、引き続き熱処理、延伸および熱固定
を行なうことを特徴とする微孔性フィルムの製造方法に
関するものである。 本発明にかかる結晶性樹脂とは、
示差熱ω計(DSC>に観測される明確な結晶融点をも
つ熱可塑性樹脂であって、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ4メチルペンテン1、ポリブテン1に例示され
るポリオレフィン類、ポリ弗化ビニル、ポリ弗化ビニリ
デン等のポリ弗化オレフィン類、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレ
フタレートに例示されるポリエステル類、ポリフェニレ
ンスルフィド、ポリオキシメチレン、ポリアミド等から
選ばれたものであれば良く特に限定するものではない。
しかしながら、微細孔を効率的に形成する上で、到達結
晶化度が高い樹脂が好ましく、上記した中でもポリオレ
フィン類、ポリ弗化オレフィン類、ポリアミド類、ポリ
オキシメチレン等が好ましい。
特に、用途上、耐薬品性・耐酸・アルカリ性に優れたポ
リオレフィン類が好ましく、この中でもポリエチレン、
ポリプロピレンが好ましい。
ここでポリエチレンの場合、密度が0.93CI/Cm
3以上、好ましくは0.940/cm3以上の中〜高密
度ポリエチレンが好ましく、メルトフローレイトが0.
5〜1 QC)/10分であることが好ましい。
また、ポリプロピレンの場合、アイソタクチックインデ
ックスが93%以上、好ましくは96%以上、極限粘度
が1.2〜3.5d l/g、好ましくは1.5〜2.
5dl/gの範囲のものが好ましい。
本発明においては、以上のような樹脂を口金より溶融押
出し、1対のカレンダーロール間で加圧冷却することに
よりフィルム状に成形する。
本発明でいう加圧冷却とは溶融樹脂をT型口金よりフィ
ルム状に溶融押出して、図1に示すごとく、2本の金属
ロール間で加圧しつつ冷却するものであり、押出した樹
脂はカレンダーロールに接するまでは溶融状態であるが
、ロール間で加圧されロールから離れる直後は結晶化し
ていることが必要である。このような、加圧下での結晶
化は高分子鎖の折り畳みラメラ構造を配向させ、いわゆ
るハードエラスチック構造を付与する。
通常公知のカレンダーキャスト方法(例えば特公昭63
−24457号)は、得られるフィルムの平滑性および
透明性を向上させるために用いられる。その機能として
は、溶融フィルムの両面より均一に冷却しつつ平滑化す
ることであり、キャストフィルムを高度に配向せしめる
ことではない。
本発明において、カレンダーキャスト工程はハードエラ
スチック構造を1qるために、1対のロールに入る寸前
まで樹脂は溶融状態でおるがカレンダー直後には結晶化
しているという極めて特殊な条件で行なうものである。
特公昭59−36575@証では、こうしたハードエラ
スチック構造を形成せしめるのは吹き出しフィルム押出
法のみであるとの記載がおり、また、Polymer、
22. p250254(1981)にはカレンダーキ
ャストによる伸び切り鎖構造に関する記載が見出される
が、ハードエラスチック構造に関する記載は無く、本発
見は全く新規なものである。
本発明においては、吹き出しフィルム押出法のように溶
融樹脂フィルム高速で引き取るする必要が無く、口金ス
リット幅とキャストフィルム厚みの比で定義されるドラ
フト比(あるいはブローアツプ比)は1:1〜50:1
ないしは、1.5:1〜30:1である。
さらに、本発明においてハードエラスチック構造を1ワ
るために、あまりにも高速でキャス1〜すると加圧下で
十分に結晶化が進行しないために40m/分以下で巻取
る必要があり、好ましくは、0゜1〜30m/分、ざら
に好ましくは0.2〜12m/分の範囲である。ここで
、引取り速度の下限は遅すぎると押出樹脂フィルムが空
冷されカレンダー時の配向力が不十分となり良好なハー
ドエラスチック構造が得られにくくなるためにである。
本発明では、加圧しつつ結晶化させるという観点から、
溶融フィルムは両ロールにほとんど同時に接触を開始す
る必要がおる。g′なわち、両ロールの外径サイズが同
一でおれば両ロールの中心を結んだ線分の垂直2等分線
と溶融樹脂フィルムの引き取り方向がほぼ一致すること
になる。両ロールの径が異なる場合においでも、同様に
両ロールとの接触開始は同一にすることが好ましいが、
溶融樹脂フィルムの引き取り方向は、フィルム厚みロー
ル径比に依存するのでこの限りではない。なお、両ロー
ル量ナイズが違いすぎると表裏で均一な圧力を印加する
ことが困難となり、カールが発生したり、孔の連続性が
低下する等の問題を生じるので極力同サイズのロールを
用いることが好ましい。
ここで、カレンダー時の圧力はカレンダーロール径、樹
脂特性により一定でなく、カレンダー直後に結晶化せし
めるように調整されるべきもので必り、特に限定される
ものではないか、高い程好ましい。この結果カレンダー
によって得られるフィルムの弾性回復率が30%以上、
好ましくは40%以上であるように調節されるものであ
る。特に樹脂がポリプロピレンである場合複屈折△nが
15X10’以上となるようにする。しかしながら、カ
レンダーロール径200mmにおいて、通常線圧100
kCI/Cm以上、好ましくは300kcl/Cm以上
であることが好ましい。
また、カレンダーロール温度としては、微孔化を目的と
する樹脂の溶融結晶化温度(TmC)+10′C以下、
好ましくは(Tmc −50℃) 〜Tmcの範囲であ
ることがこのましい。
ざらに、該カレンダー時には複数の結晶性樹脂を共押出
しカレンダーしても良い。
この場合、熱的挙動の差のありすぎる樹脂を共押出する
とカレンダーキャストを均一に行なうことか困難である
ので、通常融点差が60℃以内、好ましくは40℃以内
、溶融結晶化温度差が25℃以内、好ましくは15°C
以内でおることが好ましい。
また、本発明においては、溶融押出の際に少なくとも1
種の結晶性樹脂層と少なくとも1種の非晶性樹脂層とを
積層してカレンダーロール間に溶融押出しても良い。
この場合、積層樹脂として好ましい組み合わせは該結晶
性樹脂の溶融結晶化温度と該非晶性樹脂のガラス転移温
度Tgとの温度差が25°C以内、好ましくは15℃以
内であることがことが好ましい。なお、押出安定性、キ
ャストの安定性等の観点から、非晶性樹脂は、ガラス転
移点70〜150℃、更に好ましくは80〜120℃で
あることが好ましい。
こうした樹脂の積層方式としては、複数の口金より積層
する方法、一つの口金に複数の押出機より溶融樹脂を導
いて積層する方法とがあるが、厚みむら、空気等の噛み
込みの点で後者の口金内で積層するが優れている。
こうした積層技術を用いる効果としては、例えば中心層
に微孔化させようとする樹脂を、両層に他の樹脂を積層
しておくと、両層の樹脂が保護層的な作用を発揮し、カ
レンダーロールパターンが転写することを防いだり、口
金に起因する厚みむらがカレンダー時の圧力むらとなる
のを防ぐことである。
こうした観点から、積層した樹脂層はそれぞれが剥離可
能であることが好ましい。このような技術の発展的応用
として、複数微孔性フィルムの同時製膜を行なうことが
できコスト性が向上できるので好ましい。この場合、た
とえば[ポリスチレン(PSt)/]ポリプロピレン/
ポリエヂレン[/PSt]  ([]内は必要に応じて
設ける)の積層体を口金内で積層してカレンダーキャス
ト−剥離〜熱処理〜延伸〜熱固定の操作を行なうことに
より2種類の微孔性フィルムを同時に製膜可能である。
もちろんこの場合同種の複数フィルムを製膜することが
できる。
さらに、剥離性樹脂と目的とする樹脂とを複数積層して
、同種の複数フィルムを製膜する際にそれぞれの層を剥
離した後に少なくとも延伸工程前で再度積層して延伸〜
熱固定しても良い。こうすると延伸工程において同種の
樹脂層が融着して一体化したフィルムとなり、ピンホー
ル等の欠点が少なくなるので好ましい。
引き続く工程としては、熱処理、延伸、熱固定を必要要
件とする。
まず、熱処理は形成された配向ラメラ構造をより高度な
配列状態を形成するために必要であり、通常該キャスト
フィルムの融点(Tml) −30℃〜(Tml> −
5°Cの範囲である。例えばPPの場合、キャストフィ
ルムの融点は150〜170℃の範囲にあるので120
〜165℃が熱処理の最適範囲となる。
また、熱処理は緊迫下で行なうことがラメラ配向構造の
秩序化を促す上でより好ましく、10%以下のひずみを
加えながら熱処理することが好ましい。この結果1nら
れる熱処理フィルムの弾性回復率は50%以上、好まし
くは60%以上とすることが好ましい。
引き続く延伸では、上述のように形成された配向ラメラ
構造体を延伸することにより連続した微細孔を形成する
延伸方向はカレンダキャストにより配向した方向であり
、延伸倍率としては1.1〜4倍、延伸温度としては一
70℃〜熱処理フィルムの融点(7m2i5℃の範囲で
ある。この時、延伸速度は遅い程連続貫通性が向上する
ので好ましい。
ここで、延伸工程はばね構造体を開孔させ連続した空孔
孔を形成せしめる工程であり、操作的には、 (1)ばね構造体を開孔させる(弾性変形)(2)開孔
構造を広げ、空孔率、空孔の連続性を向上する(塑性変
形) の2のプロセスが適性に進行することが必要である。こ
のために、(1) 、(2)の工程をそれぞれ最適の条
件で行なう2段延伸が微孔の連続性を向上する上で好ま
しい。ことに、(1)の開孔プロセスは、空孔の密度を
向上させ、空孔の均一性を良好とする上で、該樹脂溶融
結晶化温度(TmC>未満好ましくは、(TmC−5>
℃未満の温度で弾性回復内の延伸倍率で行なうことが好
ましく、通常PPの場合100%以下、好ましくは50
%以下のひずみである。
さらに、有効に開孔させるという観点から、ラメラ間構
造部(主に非晶領域)のみを有効に加熱し、ラメラ構造
の塑性変形を極力抑えて延伸することが好ましく、加熱
手段として通常のロール加熱以外の赤外線加熱、マイク
ロ波加熱、超音波加熱等を併用するとラメラ構造とラメ
ラ間構造の運動性の差が顕著となり、延伸量孔性が良好
となるので好ましい。また、同様な観点から延伸速度は
遅い程好ましく、通常2,000%/分以下、好ましく
は1,000%/分以下であることが好ましい。
(2)の開孔構造をより広げる工程では、ラメラ構造の
変形にかかるものであり、塑性変形の節部でおる。従っ
て、有効な塑性変形をせしめるために延伸温度は、該樹
脂の1mc以上、該熱処理フィルムの融点(Tm2>以
下、好ましくは、(Tmc+5)℃以上、(Tm2−5
>℃以下で行なうことが好ましい。
以上のように延伸されたフィルムは引き続き、形成され
た微孔構造を固定するために熱固定を行なう必要がある
。熱処理温度としては、最大延伸温度(T1)及び該延
伸フィルムの融点(Tm3)に対して(Tt −20)
 〜(Tm3−2) ℃、好ましクハ(丁1−15) 
〜(Tm3−5)°Cである。
ここで、熱処理時に延伸方向に20%以下、好ましくは
2〜15%のリラックスを許しながら熱処理を施すこと
が寸法安定性を付与する上で好ましい。
さらに、本発明の製膜方法によって得られる微孔性フィ
ルムは結晶性樹脂及び必要に応じて添加される該樹脂の
安定剤以外を含有していないので通常、水、電解液等に
対する濡れ性が低く、必要に応じて親水化処理を施す必
要が必る。この場合、処理方法としては、界面活性剤処
理、コロナ放電処理、低温プラズマ処理、紫外線処理、
放射線グラフト処理等が例示される。
この中でも、界面活性剤処理では比較的安価に効果を発
揮するので好ましく、具体的にはポリオキシエチレンア
ルキルエーテル、ポリオキシアルキレンノニルフェニル
エーテル、脂肪酸アルキロールアミド等が挙げられる。
なお、該非イオン界面活性剤に対して40%未満のカチ
オン系界面活性剤を添加しても良い。こうすると帯電防
止性が良好となり、素子巻時のトラブルを低減できる。
以上のようにして1qられた微孔性フィルムは、均一性
・透過性に優れ、電池等のセパレータ、種々の濾過フィ
ルター、透湿防水用途等に用いることができる。
[発明の効果] 本発明は、結晶性熱可塑性樹脂を溶融押出し、カレンダ
ーロール間にて加圧冷却結晶化させることにより、配向
ラメラ構造を形成せしめる方法を見出したものであり、
その効果としては、(1)比較的低速で配向ラメラ構造
を形成できるために、押出〜延伸までを連続的に行なえ
るために、コスト性に優れる。
(2)加圧冷却という強制的な結晶化を行なえるために
、通常のドラフトキャストに比較して、空孔サイズのコ
ントロール幅が広く、ドラフト法では最大でも0.1〜
0.2μmであったものが、1〜1.5μmと大きな空
孔サイズのものが製造できる。
(3)厚みコントロールが容易であり、最小5μm程度
から最大500μm程度までの微孔性フィルムが製造可
能である。
(4)積層法によれば、複数の微孔性フィルムを同時に
製膜可能でありコスト上有利である。
[特性の評価方法及び効果の評価方法1次にこの発明に
関する特性の測定方法及び効果の評価方法をまとめて示
す。
(1)メルトフローレイト ASTM−D−1238に準じた。
PE:  190℃,2,160Ω PP:  230℃,2,160CI P s t : 200 ℃,5,000Q(測定条件
はJISに7210に準拠) (2)極限粘度([η]〉 ASTM−D−1601に準じ、試料0.1gを135
°Cのテトラリン100m1に完全溶解させ、この溶液
を粘度計で135°Cの恒温槽中で測定して、比粘度S
より次式に従がって求める。
[η]=S/ (0,1x (1+0.22xS))(
3)アイソタクチックインデックス(II)試料を13
0℃で2時間真空乾燥する。これから重ffiW(mg
>の試料を取り、ソックスレー抽出器に入れ、沸騰n−
へブタンで12時間抽出する。
次に、この試料を取出し、アセトンで十分洗浄した後、
130℃6時間真空乾燥し、その後重量W’  (m(
1)を測定し、次式で求める。
II(%)= (W’ /W)xloo(4)熱特性 パーキンエルマー社製示差熱量計DSC−n型を用いて
、サンプル5mQを室温より昇温速度20 ℃/分にて
昇温し、該サンプルの融解に伴う吸熱ピークを融点(T
m )とする。ここで、ピークが複数観測される時には
、最も高温のピークを融点とする。
次いで、該サンプルを溶融状態(280°C)で5分保
持した後、20℃/分の冷却速度で冷却し、結晶化に伴
う潜熱のピークを溶融結晶化温度(Tmc)とする。
また、サンプル10mgを液体窒素温度より10℃/分
の昇温速度で胃温しで、比熱変化を読み取り該変曲点の
中心温度をガラス転移温度とする。
(5)弾性回復率(ER50) 引っ張り試験機にてサンプル(有効試艮100mm )
を延伸速度100%/分にて、150mmになるまで引
っ張り(すなわち50%の歪を加え)、1分間該延゛伸
状態を保持した後、回復速度100%/分にて該延伸状
態を戻していった際に、延伸応力が零になった試長りを
測定して、下式で弾性回復率を求める。なお、測定雰囲
気は25℃常湿で行なった。
ER50(%) −100x (150−L)/(15
0−100)(6)複屈折(Δn) 偏光顕微鏡下にてコンペンセーターを用い、サンプルの
レターデーション(R)を測定し、該サンプルの厚み(
d)よりΔn=R/dで求めた。
なお、厚み測定はダイアルゲージ(JIS B 750
9)を用いた。
(7)表面空孔径(a) サンプル両表面(表裏)について以下に述べる手法にて
それぞれの面の表面平均孔径を求め、表裏での平均をも
って表面空孔径とする。
走査型電子顕微鏡(SEM)観察を行ない、観測視野に
200±50の微細孔が入るように調整し、はぼ表面に
存在すると認識される微細孔を楕円として近似して、孔
径の長袖(aX )及び短軸<aV >を測定し、おの
おのの平均をもとめ、次式で示す相乗平均を表面空孔径
とする。なお、空孔の内部にフィブリル状物(単数ある
いは複数)がある場合、このフィブリル状物は測定より
除外した。
a=J (ax −ay > (8)空孔率(P) 試料(10X10cm>流動パラフィンに24時間浸漬
し、表層の流動パラフィンを十分に拭き取った後の重f
f1(W2)を測定し、該試料の浸潤面の重量(Wl)
及び流動パラフィンの密度(ρ)より次式で求める。
P= (W2−Wl >/ (Vxρ)ここで、■は試
料の見かけ体積(厚み、寸法より計算される値)である
(9)電気抵抗 電解液として、γブチロラクトン80wt%十O−フタ
ル酸12.43wt%十トリエチルアミン7.57wt
%の構成のものを用意して、微孔性フィルム33(±3
)mmの方形にサンプリングして、電解液を含浸の後、
5枚重ねとして電極間にはさみ、250qの荷重下、2
5°C,1kH2でのインピーダンスを測定して、セパ
レータ1枚あたりののESR成分を電気抵抗として求め
た。
(単位はΩ) 条件は以下の通り。
(1)電極:白金黒処理白金電極25mm口(2)イン
ピーダンス特性測定装置 安藤電気(株)製LCRメーター AG−4311 [実施例] 次にこの発明の実施例及び比較例を示し、この発明の効
果をより具体的に説明する。
実施例、1 PP樹脂として、三井ノーブレンタイプFD−100(
三井東圧(株)製、[η] =2.3dl/g、 II
=97%)を4Qmmφ押出はより190℃にて溶融押
出し、200mmφの1対のカレンダーロールを用いて
、ロール温度98℃にて、加圧しながら冷却固化した。
この時カレンダーロールより出たフィルムはとんどその
直後において固化されていた。
ここでフィルム厚みとしては20.50,100.20
0amの4水準のものを1qた。
次にこれらのフィルムを150℃の熱風オーブン中に導
き10分熱処理した後、100℃にて延伸速度100%
/分にて1.3倍に延伸し、引き続き150℃にて1.
4倍に延伸し、5%のリラックスを許しなから160℃
にて10秒熱処理して巻とった。
以上のようにした1qられたフィルムの特性を表1に示
すがいずれも連続孔を有する微孔性フィルムとなってい
る。
比較例、1 実施例1において溶融フィルムを一方のカレンダーロー
ルにまず接触させて冷却し、次いで両ロール間でカレン
ダーキャストを行ない20,100μmのフィルムを巻
とった。
これらを実施例1と同様に熱処理延伸したが、白化はし
たものの表裏での透過性は無く微孔化しなかった。
実施例、2 結晶性樹脂として高密度ポリエチレン樹脂[HDPE層
  (スミ力センハード2723A 、住友化学製)、
非晶性樹脂としてポリスチレン樹脂[Pstl(スタイ
ロン679、脂化成製)とをそれぞれの押出機より溶融
押出し、口金内で積層しトIDPE/Pst/HDPE
の3層構成として押出し、実施例1のカレンダーロール
にて加圧冷却してフィルム化した。
それぞれの厚みは20tim/40μm/20μmであ
った。
該フィルムよりHDPE層を剥離して、120℃にて2
分間熱処理した。こうしてjuられたフィルムは弾性回
復率が87%であった。
次に剥離熱処理してして1qられたそれぞれのフィルム
を積層して80℃で1.2倍に延伸した後、125°C
にて2倍に延伸し、同温度で長手方向に5%のリラック
スを許しながら熱固定した。
この結果、フィルムは乳白色に白化し微孔化した。空孔
径は0.03μm、空孔率51%、電解液含浸時の電気
抵抗は1Ωであった。
実施例、3 結晶性樹脂として、三井ノーブレンFO850([η]
 =1.85、II=97%)非晶性樹脂としてポリス
チレン樹脂[Pstl  (スタイロン679、脂化成
製)とを、それぞれの押出機より溶融押出し、口金内で
積層し押出温度190℃にてPst/PP/PS↑から
なる3層溝成フィルムとして押出し、実施例1のカレン
ダーロールにて加圧冷却してフィルム化した。ロール温
度は85°C1圧力は線圧600kg/cm、キャスト
速度4m/分であった。
ここで得られたフィルムの厚み構成はそれぞれの厚みが
25μで1ヘータル75μであった。
次に、該積層フィルムのPst層を剥離してPPCのみ
を引き続く熱処理オーブンに導き150°Cにて1分間
熱処理を施し弾性回復ER50=92%、△n=20X
10−3のフィルムを19だ。
次に該熱処理フィルムを70℃の熱風オーブン中で、ロ
ール延伸装置を用い、延伸速度100%/分で1.4倍
に延伸した。
引き続き、クリップ保持式MD延伸装置に導いて、14
5℃にて1.8倍に延伸し、155°Cにて長手方向に
5%のリラックスを許しつつ巻とった。
こうして得られた微孔性フィルムは、厚みが24μm、
空孔径が0.3μmと大きく電気抵抗も0.4Ωと小さ
くすぐれていた。
比較例、2 実施例3の樹脂溝成で、キャスト速度4m/分にてキャ
スティングドラム上に空気圧で抑圧密着キャストした。
次に、実施例3と同様にPs tllを剥離して、PP
層を150℃で10分熱処理した。
この結果得られたフィルムの弾性回復率は30%、配向
度△nは6X10−3であり、実施例3と同様に延伸し
たが、ネッキング延伸となり均一なフィルムが得られな
かった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のキャスト方法の概念図である。 1、カレンダーロール、20口金 3、押出閤 4、溶融フィルム、5.冷却フィルム

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)結晶性樹脂を口金より溶融押出し、引き取り速度
    40m/分以下にて、1組のカレンダーロール間で加圧
    冷却結晶化させることにより厚み5〜1000μmのフ
    ィルムを得て、引き続き熱処理、延伸および熱固定を行
    なうことを特徴とする微孔性フィルムの製造方法。
  2. (2)溶融押出の際に複数の異なる結晶性樹脂を積層し
    てカレンダーロール間に溶融押出することを特徴とする
    請求項1記載の微孔性フィルムの製造方法。
  3. (3)溶融押出の際に少なくとも1種の結晶性樹脂層と
    少なくとも1種の非晶性樹脂層とを積層してカレンダー
    ロール間に溶融押出することを特徴とする請求項1記載
    の微孔性フィルムの製造方法。
  4. (4)樹脂の積層を口金内で行なうことを特徴とする請
    求項2又は3記載の微孔性フィルムの製造方法。
  5. (5)樹脂が互いに非接着性であって、加圧冷却された
    積層フィルムを熱処理前に剥離し、目的の結晶性層を熱
    処理し後工程を行なうことを特徴とする請求項2〜4の
    いずれかに記載の微孔性フィルムの製造方法。
  6. (6)熱処理後得られる結晶性フィルムの弾性回復率が
    50%以上であることを特徴とする請求項5記載の微孔
    性フィルムの製造方法。
  7. (7)結晶性樹脂がポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
    リ4メチルペンテン1、ポリブテン1に例示されるポリ
    オレフィン類、ポリ弗化ビニル、ポリ弗化ビニリデン等
    のポリ弗化オレフィン類、ポリエチレンテレフタレート
    、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレ
    ートに例示されるポリエステル類、ポリフェニレンスル
    フィド、ポリオキシメチレン、ポリアミド等から選ばれ
    た少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜6
    のいずれかに記載の微孔性フィルムの製造方法。
  8. (8)非晶性樹脂が、ガラス転移点70〜150℃であ
    ることを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の微
    孔性フィルムの製造方法。
  9. (9)結晶性樹脂がポリエチレン、ポリプロピレンから
    選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする請求項
    1〜6又は8のいずれかに記載の微孔性フィルムの製造
    方法。
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