JPH024721Y2 - - Google Patents

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JPH024721Y2
JPH024721Y2 JP15117384U JP15117384U JPH024721Y2 JP H024721 Y2 JPH024721 Y2 JP H024721Y2 JP 15117384 U JP15117384 U JP 15117384U JP 15117384 U JP15117384 U JP 15117384U JP H024721 Y2 JPH024721 Y2 JP H024721Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、圧延機から出た鋼片、形鋼、棒鋼
(以下、圧延材という)の一部を切断することに
よつて得られる試験片すなわち機械的性質や外観
等の検査用切断片を目的に応じて類別仕分けする
試験片処理設備に関する。
〔従来技術〕
圧延機により圧延材を圧延加工する場合、圧延
機本体で圧延された例えば900℃で50m程度の圧
延材は、ローラコンベア等で搬送される途中で両
端の不良箇所がスクラツプとしてホツトソーで切
断除去される一方、この不良箇所が除かれた製品
は、例えば10mの定尺ごとにホツトソーで切断さ
れる。また、切断された定尺製品の一部からは、
通常長さ50m程度の試験片が検査用切断片(以
下、単に切断片という)としてホツトソーで抜取
り的に切断され、機械的性質や外観等の検査に供
される。
しかしながら、従来におけるこの種の切断片
(試験片)処理設備は、ホツトソーで切断されて
機外へ排出された高温の切断片を検査目的別に仕
分けして運搬車で検査場所へ運搬するものであつ
たために、非能率的で作業性が悪く、安全性の面
でも問題が多かつた。また、切断位置近傍で検査
する装置も提案されているが、切断片の移動、停
止、位置決め等の各装置がそれぞれ個別に設けら
れたものであるため、構造が複雑で大きな設置ス
ペースを要するという欠点があつた。
〔考案の概要〕
本考案は以上のような点に鑑みなされたもの
で、圧延材の一部を切断して得られる試験片とし
ての検査用切断片を受取る第1シユートとこの第
1シユートからの切断片を受取る第2シユートと
を回動自在に併設するとともに、この第2シユー
トを試験片受取り用の箱体部底板側に備えかつ第
1シユート上で滑行する切断片を停止させる緩衝
ストツパが下側に設けられた受け体を、前記両シ
ユートと相対的に回動可能に設け、機外検査用の
切断片は第1シユートを滑行して前記緩衝ストツ
パで停止された後この第1シユートの回動により
容器内へ落下し、機内検査用の切断片は第1シユ
ートから受け体側の第2シユート上へ滑行して保
持されるとともに受け体を回動させることで露呈
して検査された後、第2シユートの回動により容
器内へ落下するように構成することによつて、単
一の装置で多種の機能を備え、高能率で作業性に
優れた切断片の機械的性質や外観等の検査を行な
える圧延材の試験片処理設備を提供するものであ
る。以下、本考案の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。
〔実施例〕
本実施例は本考案に係る圧延材の試験片処理設
備を鋼管用圧延機に付設した例を示し、第1図は
圧延機の製品切断装置近傍の概略平面図、第2図
は第1図のA視拡大正面図、第3図は切断片(試
験片)処理設備の正面図、第4図は同じく平面
図、第5図は同じく側面図、第6図は同じく動作
説明図である。図において、1は圧延機で圧延さ
れた例えば50m程度の鋼管を図に矢印Bで示す方
向に搬送するローラコンベアであつて、その搬送
径路内には、図に矢印Cで示す方向に進退して鋼
管を例えば10mの定尺ごとに把持するクランプ2
と、図に矢印Dで示す方向に進退し把持された鋼
管を切断するホツトソー3とが配設されている。
そして、ホツトソー3は、定尺切断以外に、切断
前の鋼管から両端の不良箇所をスクラツプとして
切断し、また定尺切断後の鋼管から長さ50mm程度
の切断片を機械的性質や外観検査用の試験片とし
て切断するように構成されている。ローラコンベ
ア1には、スクラツプおよび切断片を落下させる
落下口4が、ホツトソー3による切断位置に対応
して開口されており、この落下口4下方のピツト
5内には、落下されるスクラツプや検査用切断片
を下方に滑行させるシユート6が設けられ、この
シユート6の終端部下方にはスクラツプが落下し
て収納されるスクラツプバケツト9が選択的に配
置される。また、このバケツト9の上方で前記シ
ユート6の終端部には、前記検査用切断片のみを
選択してシユート6から受取り切断片受台7側に
搬送する切断片取出装置8が配置され、この取出
装置8の働きによりスクラツプを除いた検査用の
切断片だけを受台7側に振り分けて取出せるよう
になつている。なお、シユート6上を滑走して落
下されたスクラツプを収納するバケツト9は、台
車10上に搭載されており、台車10は、ローラ
コンベア1と直交して敷設されたレール11上
を、ウインチ12によるワイヤ13の巻取り、巻
戻しによつて往復動するように構成されている。
そして、ウインチ12で機側部へ移動した台車1
0上のバケツト9は、所定数量のスクラツプを収
納したまゝ図示しないホイスト等によりスクラツ
プ集積場所へ運搬される。なお、このようなスク
ラツプの取扱いは、本考案を特徴づける試験片処
理設備には関与しない所であり、その詳細な説明
は省略する。
一方、ウインチ12の近傍には、やぐら状に形
成された切断片処理設備用のフレーム14が床上
に立設されており、このフレーム14の上端部
と、前記切断片受台7との間には全体を符号15
で示すエレベータが設けられている。この検査用
切断片の搬送手段として例示したエレベータ15
は、傾斜状のレール16および17と、フレーム
14上に固定されたウインチ18と、レール16
および17に沿つて昇降自在な台車19と、ウイ
ンチ18、バケツト19間を連結するワイヤ20
とからなり、ウインチ18によるワイヤ20の巻
取り巻戻しによつて台車19がレール16,17
に沿つて昇降する。また、レール16を上端部へ
水平方向へ湾曲させたことと、台車19の前輪2
1、後輪22をレール16,17にそれぞれ嵌合
させたことにより、ワイヤ20を巻き上げると、
第3図に示すように前輪21のみが水平方向へ移
動し、台車19が回動して傾斜するように構成さ
れている。そして台車19は前記取出装置8によ
り取出された検査用の切断片を1個ずつ受け取つ
て揚上搬送したのち、第3図に示す位置において
放出する。
そしてこの台車19による切断片放出位置の下
方には、全体を符号23で示す検査用の切断片処
理設備がフレーム14の柱14aで囲まれた位置
に設けられている。この切断片処理設備23は、
ピツト24の周縁部床面に立設された一対のフレ
ーム側板25とその上面端部を連結して前記レー
ル16を支承するステー26とで一体的に形成さ
れたシユートフレーム27を備えており、このシ
ユートフレーム27の上面には、三角形状の両側
板28aと、取付板28bと、両側板28aの一
端を連結する傾斜状の底板28cと、復数個の補
強リブ28dとで一体形成された固定シユート2
8が、取付板28bをボルト締めすることによつ
て固定されている。そしてこの固定シユート28
の底板28cは、前記切断片放出位置にある台車
19の底板に連続するように傾斜されていて、放
出された切断片を受取るように構成されている。
底板28cの下方に位置して側板28aに一体形
成されたボス28eには、シユート軸29が固定
状に軸支されており、このシユート軸29には、
底板28cに連続して固定シユート28の開口部
を閉塞し、切断片を滑行させる第1シユート30
が、回動自在に枢支されている。31はピストン
ロツド32の作用端を第1シユート30の裏面に
ブラケツト33を介して枢着されたエアシリンダ
であつて、前記側板25の脚を連結するステー3
4に固定されたブラケツト35に回動自在に枢支
されており、ピストンロツド32を進退させるこ
とにより、第1シユート30を、第3図に示す閉
鎖位置と第6図cに示す開放位置とを選択的に占
めるように回動させる。
一方、側板25の他端に一体形成されたボスに
は、シユート軸36が固定状に軸支されており、
このシユート軸36には、全体を符号37で示す
箱状受け体として第1シユート30側と上方とが
開口されたほぼ塵取り形状を呈する切断片受取り
用の箱体部を上半分に有する受箱が回動自在に枢
支されている。受箱37は、上半部が長方形で下
半部が三角形の五角形状に形成された両側の側板
37aと、両側板37aを4箇所で連結する前板
37b、底板37c、ステー37d、平ステー3
7eと、ボス37fとで一体形成されている。符
号38で示すものは、ピストンロツド39の作用
端を受箱37の両側側板37aにそれぞれ枢着さ
れた一対のエアシリンダであつて、フレーム14
のビーム14bにブラケツト40を介して枢支さ
れており、ピストンロツド39を進退させること
により、受箱37を第3図に示す傾斜姿勢と、第
6図a,cに示す水平姿勢とを選択的に占めるよ
うに回動させる。そして水平姿勢において第1シ
ユート30から送り込まれた外観検査用の切断片
を第6図bに示す傾斜姿勢において検査するよう
に構成されている。なお、42,43は受箱37
を傾斜姿勢と水平姿勢とで固定する安全ロツクピ
ンの係合孔である。さらに受箱37は底板37c
上に重ねられた第2シユート44によつて二重底
状に形成されている。すなわち、底板37cの一
端に固定状に軸支されたシユート軸45には、第
2シユート44が回動自在に枢支されており、切
断片はこの第2シユート44上へ送り込まれる。
符号46で示すものは、ピストンロツド47の作
用端をブラケツトを介して第2シユート44に枢
着されたエアシリンダであつて、受箱37のステ
ー37dに固定されたL字状のブラケツト48に
枢支されており、ピストンロツド47を進退させ
ることにより、第2シユート44を第3図および
第6図aに示す底板37cに重なる位置と、第6
図b,cに示す底板37cから離間する位置とを
選択的に占めるように回動させる。そして、前記
受箱37を傾斜させての切断片検査時には、第6
図bに示すように第2シユート44を水平状態に
して検査を行ない、また切断片の放出時には、第
6図cに示すように水平状の受箱37に対して第
2シユート44を傾斜させて放出するように形成
されている。受箱37の底板37c上には、八の
字状に形成されて切断片を受箱37の幅方向中央
に停止させるセンタリングガイド49が突設され
ている。50はフレーム14から突設された安全
柵である。さらに、軸受ステー37dには、受箱
37とほゞ同幅のストツパヘツド51と一体形成
された複数個のピン52が摺動自在に嵌合されて
おり、ピン52はナツトによつてステー37dか
らの抜けを阻止されている。ストツパヘツド51
とステー37dとの間には、ストツパプレート5
1をピン52とともに第1シユート30側へ付勢
する複数個の緩衝用皿ばね53が介装されてお
り、ストツパヘツド51は、シユート30を滑行
してくる切断片を当接させてこれを緩衝しながら
停止させるように構成されている。
前記ピツト24内には、ローラコンベア1と平
行して延びるレール54が設されていて、このレ
ール54上にはバケツト55を搭載した台車56
が走行自在に設けられており、第1シユート30
および第2シユート44からそれぞれバケツト5
5内へ落下する切断片を機外位置へ搬送するよう
に構成されている。
以上のように構成された検査用切断片の処理設
備の動作を説明する。圧延後、ローラコンベア1
で搬送された例えば50m程度の鋼管の両端からは
ホツトソー3によつてスクラツプが切断され、切
断されたスクラツプは落下口4から落下してシユ
ート6上を滑行したのち、バケツト9内へ落下し
て台車10とともにウインチ12によりレール1
1上を機外へ搬送され、ホイスト等によりスクラ
ツプ集積場所へ運搬される。スクラツプの切断と
同時に鋼管はホツトソー3により例えば10mの定
尺ごとに切断され、ローラコンベア1により引続
き次の工程へ搬送される。そして切断された定尺
鋼管からは機械的性質検査用の切断片と、外観検
査用の切断片とが試験片として抜取り的に採取さ
れる。先ず機械的性質検査用の切断片を採取する
場合には、シユート30,44と受箱37とを第
3図に示す状態にしてホツトソー3で例えば50mm
長さ程度の切断片を切断すると、この切断片は落
下口4からシユート6から取出装置8を台車19
内に落下し、ウインチ18による台車19の牽引
によつてレール16,17上を揚上搬送される。
レール16の上端部において前輪21のみがレー
ル16の水平部へ向うことにより台車19が傾斜
し、台車19内の切断片は、台車19を連続する
固定シユート28を経て第1シユート30上を滑
行し、ストツパヘツド51に衝突することにより
緩衝されながらいつたん停止する。このとき、エ
アシリンダ31のピストンロツド32が後退し、
第1シユート30が第6図cの左半部に示すよう
に回動して固定シユート28を開口させるので、
切断片はバケツト55内へ落下する。落下した切
断片は、台車56によつてピツト24内を搬送さ
れ、ホイスト等で機外へ運搬されて機械的性質が
試験される。
次に切断片を外観検査する場合には、第6図a
に示すように、エアシリンダ46のピストンロツ
ド47を後退させて受箱37を水平姿勢にしたの
ち、ホツトソー3で切断片を切断すると、この切
断片は前記同様にして台車19で揚上搬送された
のち第1シユート30上を滑行する。このとき第
1シユート30と第2シユート44とが連続して
いるので、切断片は第2シユート44上へ移行
し、センタリングガイド49で第2シユート44
の中央に位置規正されたのち前板37bに当つて
停止する。第6図における符号57は停止した切
断片を示している。切断片が停止すると、第6図
bに示すように、エアシリンダ38のピストンロ
ツド39を後退させて受箱37を傾斜させるとと
もに、エアシリンダ46のピストンロツド47を
前進させて第2シユート44を水平姿勢にし、作
業者はノギスやマイクロメータなどで切断片57
の径や真円度などを検査する。この場合、切断片
57の高さや姿勢等が適正であつて検査が容易で
あるとともに、検査中に次の切断片が滑行してき
てもストツパヘツド51で停止するので安全であ
る。検査後は、第6図cに示すように、第1シユ
ート30を垂直姿勢に回動させたのち、第2シユ
ート44をそのまゝにして受箱37を水平姿勢に
回動させると、第2シユート44が傾斜して切断
片がバケツト55内へ落下する。落下した切断片
は台車56で機側部へ搬送されたのち、集積場所
へ運搬される。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように本考案に係る圧
延材の試験片処理設備によれば、圧延材の一部を
切断して得られる試験片としての検査用切断片を
受取る第1シユートとこの第1シユートからの切
断片を受取る第2シユートとを回動自在に併設す
るとともに、この第2シユートを切断片受取り用
の箱体部底板側に備えかつ第1シユート上で滑行
する切断片を停止させる緩衝ストツパが下側に設
けられた受け体を、前記両シユートと相対的に回
動可能に設け、機外検査用の切断片は第1シユー
トを滑行して前記緩衝ストツパで停止された後こ
の第1シユートの回動により容器内へ落下され、
機内検査用の切断片は第1シユートから受け体側
の第2シユート上へ滑行して保持されるとともに
受け体を回動させることで露呈して検査された
後、第2シユートの回動により容器内へ落下され
るように構成したので、単一の装置で検査用切断
片を目的別に二方向に巧みに振り分けながら導び
き、能率よくしかも容易に検査することができ、
機械的性質や外観等の検査能率と作業性とを向上
させるとともに、構造の簡素化を図ることができ
る。特に、検査用切断片は、各シユート上で一旦
停止されてから落下されるので、この落下される
切断片を受取る容器やその積載装置を簡素化する
ことができ、また受け体と第2シユートとの回動
により検査用切断片を適正な高さに位置させるこ
とができ、きわめて容易で安全な外観検査等を実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本考案に係る圧延材の試
験片処理設備の一実施例を示し、第1図はこれを
実施した圧延機の製品切断装置近傍の概略平面
図、第2図は第1図のA視拡大正面図、第3図は
検査用切断片(試験片)の処理設備の正面図、第
4図は同じく平面図、第5図は同じく側面図、第
6図は同じく動作説明図である。 30……第1シユート、31,38,46……
エアシリンダ、37……受箱(受け体)、44…
…第2シユート、51……ストツパヘツド、53
……皿ばね、55……バケツト、57……検査用
切断片(試験片)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧延材の一部を切断することにより得られた試
    験片57を受取つて滑行させて案内する姿勢と試
    験片57を落下させる姿勢とに選択的に回動駆動
    される第1シユート30と、この第1シユート3
    0の終端部に臨み試験片57を停止させる緩衝ス
    トツパ51,52,53と前記第1シユート30
    側および上方が開口して形成され第1シユート3
    0から試験片57を受取つて保持する試験片受取
    り用の箱体部37a,37a,37b,37cと
    を有しかつこれら緩衝ストツパ51,52,53
    と試験片受取り用箱体部37a,37a,37
    b,37cとを前記第1シユート30の終端部に
    選択的に対向させるように回動駆動される受け体
    37と、この受け体37における箱体部底辺37
    c上に位置するようにして第1シユート30側の
    端部に枢支され試験片57を保持する水平姿勢と
    試験片57を落下させる姿勢とに選択的に回動駆
    動される第2シユート44とを設けたことを特徴
    とする圧延材の試験片処理設備。
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