JPH0247680Y2 - - Google Patents

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JPH0247680Y2
JPH0247680Y2 JP18232084U JP18232084U JPH0247680Y2 JP H0247680 Y2 JPH0247680 Y2 JP H0247680Y2 JP 18232084 U JP18232084 U JP 18232084U JP 18232084 U JP18232084 U JP 18232084U JP H0247680 Y2 JPH0247680 Y2 JP H0247680Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、音場の広がり感の改善されたスピー
カシステムに関するものである。
〔従来技術およびその問題点〕
従来、スピーカシステムとして、第6図に示す
ようないわゆる“スピーカマトリクス方式”と呼
ばれる、擬似4チヤンネルのスピーカシステムが
あつた。
このシステムは、同図のように、リスナーに対
し左右前方に2台のスピーカLF,RFを配し、リ
スナーの左右後方にも2台のスピーカLR,RR
配し、計4台のスピーカから構成されていた。
そして、同図のように、各スピーカがアンプ
LRに対して接続されていたので、前方のスピー
カLF,RFにはそれぞれステレオ信号のLチヤン
ネル、Rチヤンネルの信号が供給され、後方のス
ピーカLR,RRにはそれぞれ(L−R)チヤンネ
ル、(R−L)チヤンネルの信号が供給されてい
た。
また、図示はしないが、中央定位を重視する目
的でセンターチヤンネルを設け、(L+R)チヤ
ンネルの信号をLチヤンネル、Rチヤンネルと同
時に再生するという“センターチヤンネル方式”
のシステムもあつた。
このような従来のスピーカシステムにおいて、
たとえばソロボーカルのような中央モノ成分信号
は、L信号とR信号にほぼ等レベル・等位相で含
まれているため、(L−R)および(R−L)の
演算により、ほとんど0となつて出力に現われな
い。
一方、エコー成分は一般にL信号とR信号とで
レベルと位相がそれぞれ異なるため、(L−R)
≠0、(R−L)≠0となつて出力に現われ、ス
ピーカから再生されることにより、エコーを伴つ
た音場の広がり感を擬似的に再生できた。
しかしながら、“スピーカマトリクス方式”の
場合、LかRのいずれかの信号からなるとき、た
とえばL信号のみからなる信号を考えてみると、
前方スピーカLF,RFは問題ないが、後方スピー
カLRにはL信号が、RRには−L信号がそのまま
現われるので、非常に不自然な音場となつてしま
うという欠点があつた。
かつ、4台のスピーカを使うので、スペースが
多くいるという問題があつた。
また、“センターチヤンネル方式”では、中央
モノ成分が多くなるため、音場の広がり感が得ら
れにくいという欠点があつた。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、上記従来の技術の欠点を克服
し、音像の中央定位効果を高めながら、かつ、音
場の自然な広がり感を得ることのできる、改良さ
れたスピーカシステムを提供することにある。
以下、図によつて本考案を具体的に説明する。
〔実施例〕
第1図は、本考案の一実施例よりなるスピーカ
システムの配置結線図である。
同図に示すように、リスナーの正面前方にセン
ターチヤンネルスピーカLC,RCが一つのキヤビ
ネツトに収納され、リスナーの左右前方にサイド
チヤンネルスピーカL1とL2、R1とR2がそれぞれ
一つのキヤビネツトに収納され、計三つのキヤビ
ネトが使用されている。
2チヤンネルステレオ信号のLアンプ、Rアン
プに対し、同時のように接続されているので、セ
ンターチヤンネル非類似LC,RCからは2チヤン
ネルの和信号(L+R)が供給され、サイドチヤ
ンネルスピーカはL1からL信号、L2から(L−
R)信号、またR1からR信号、R2から(R−L)
信号が供給される。
かつ、サイドチヤンネルスピーカのうち、L信
号とR信号を供給するとL1とR1は、音波放射の
主軸l1とr1がそれぞれリスナーの方に向かい、ま
た(L−R)信号と(R−L)信号を供給する
L2とR2は、音波放射の主軸l2とr2がそれぞれセン
ターチヤンネルスピーカの方に向かうように、配
置されている。
このような構成からなる本考案のスピーカシス
テムにおいて、たとえばソロボーカルなどの中央
定位成分がセンターチヤンネルスピーカLCとRC
の中央位置から主軸cのように放射される。
一方、サイドチヤンネルスピーカL1,R1から
は、直接音成分L信号、R信号がそれぞれ主軸
l1,r1に沿つてリスナーに放射され、スピーカ
L2,R2からは、間接音成分(L−R)信号、(R
−L)信号がそれぞれ主軸l2,r2に沿つて前方中
央へ放射され、センターチヤンネルスピーカの背
面の壁によつて反射されて、主軸cに沿つてリス
ナーに到達する。
したがつて、間接音成分(L−R)信号と(R
−L)信号は、ともに遅延してリスナーの耳に達
するので、より一層エコー感、広がり感が増す。
L信号またはR信号のいうち、いずれか一方が
他方に対しレベルが極端に小さい場合でも、逆相
成分が後方から直接音としてリスナーに到達する
ということはない。
たとえば、R≒0とすると、L1=L、R1≒0、
L2≒L、R2≒−Lとなるが、サイドチヤンネル
スピーカL2とR2は、いずれも主軸l2とr2に沿つて
放射するように前方中央へ向けられているので、
上記のように遅延し、直接音してリスナーに達す
ることはない。
したがつて、従来のスピーカシステムのような
不自然な音場になることから免れることができ
る。
スピーカL2,R2の音圧周波数特性と指向特性
は、それぞれ第2図A,Bのようになつているこ
とが好ましい。
なぜなら、ボーカルの中心帯域のレベルを下げ
ることにより、中央定位に影響を与えず、また指
向性がシヤープであれば、リスナー側へ回りこん
でくる直接音を低減できるからである。
また、第3図のようにリスナーが中央位置から
移動した場合、サイドチヤンネルスピーカL1
R1の放射主軸l1,r1をそれぞれリスナーの方に向
けてあるので、中央定位が良い。
すなわち、近寄つた側(第3図では右側)のス
ピーカR1の音圧レベルが下がるので(減衰量d2
>d1)、反対側のスピーカL1へ音像が引つ張られ
る結果、中央モノ成分が中央位置から移動しなく
なる。
なお、センターチヤンネルスピーカとしては、
1台のスピーカを使用してもよく、また、サイド
チヤンネルスピーカに遅延回路等を使用してもよ
い。
このような構成からなる本考案の他の実施例
を、第4図に示す(第5図はそのブロツク図で
る)。
すなわち、第5図のような回路構成とすること
により、第4図のような各信号が各スピーカから
供給される。
つまり、遅延回路を用いることにより、リスナ
ーの方を向いてLd,Rdの各信号を供給するスピ
ーカが、それぞれ放射主軸にそつてlだけ後方の
仮想音源位置にあるかのような効果が現われ、そ
れだけ音場の広がり感が増す。
さらに、センターチヤンネルスピーカの方を向
いて(L−R)d、(R−L)dの各信号を供給
するスピーカにも遅延効果がもたらされるので、
間接音による本来の遅延効果に重なつて、より一
層のエコー感が得られる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案のスピーカシステ
ムは次のような効果を奏することができる。
スピーカのキヤビネツトは3台(3チヤンネ
ル)でよいので、従来の擬似4チヤンネル“ス
ピーカマトリクス方式”に比べて、省スペース
を実現でる。
センターチヤンネルを有するので、中央定位
に優れたシステムにできる。
サイドチヤンネルスピーカのうち、直接音成
分(L信号、R信号)を供給するスピーカを、
リスナーの方に向けて放射主軸を設定している
ので、リスナーが移動した場合でも中央定位が
良い。
サイドのうち、間接音成分−(L−R)信号、
(R−L)信号を供給するスピーカの放射主軸
を前方へ向けてるので、リスナーへは遅延して
到達するため、エコー効果が増すとともに、従
来のような異和感がなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例よりなるスピーカシ
ステムの配置結線図、第2図Aはサイドチヤンネ
ルスピーカL2,R2の音圧周波数特性図、同図B
は指向特性図、第3図はサイドチヤンネルスピー
カL1,R1の指向性パターン図、第4図は本考案
の他の実施例よりなるスピーカシステムの配置
図、第5図はその回路構成を示すブロツク図、お
よび第6図は従来例よりなるスピーカシステムの
配置結線図である。 LC,RC,L+R……センターチヤンネルスピ
ーカ、L1,L2,R1,R2,Ld,(L−R)d,Rd,
(R−L)d……サイドチヤンネルスピーカ、l1
l2,r1,r2,c……音波の放射主軸、L,R……
アンプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) リスナーの正面前方に設けたセンターチヤン
    ネルスピーカと、リスナーの左右前方に設けた
    サイドチヤンネルスピーカからなるスピーカシ
    ステムであつて、前記センターチヤンネルスピ
    ーカは2チヤンネルステレオ信号のL信号とR
    信号の和信号を供給するように接続され、前記
    サイドチヤンネルスピーカは左前方、右前方が
    それぞれL信号と(L−R)信号、R信号と
    (R−L)信号を供給するように接続され、か
    つ、L信号とR信号を供給するスピーカはそれ
    ぞれリスナーの方に向かつて音波放射の主軸が
    設定され、(L−R)信号と(R−L)信号を
    供給するスピーカはそれぞれセンターチヤンネ
    ルスピーカの方に向かつて音波放射の主軸が設
    定されていることを特徴とするスピーカシステ
    ム。 (2) 前記サイドチヤンネルの(L−R)信号と
    (R−L)信号である差信号はセンターチヤン
    ネルのL信号とR信号に対し遅延信号になつて
    いることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のスピーカシステム。
JP18232084U 1984-12-03 1984-12-03 Expired JPH0247680Y2 (ja)

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JPS6197300U JPS6197300U (ja) 1986-06-21
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