JPH0248216B2 - - Google Patents

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JPH0248216B2
JPH0248216B2 JP62112661A JP11266187A JPH0248216B2 JP H0248216 B2 JPH0248216 B2 JP H0248216B2 JP 62112661 A JP62112661 A JP 62112661A JP 11266187 A JP11266187 A JP 11266187A JP H0248216 B2 JPH0248216 B2 JP H0248216B2
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JP
Japan
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smoke
liquid
tar
casing
solution
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JP62112661A
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JPS63133936A (ja
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Donarudo Nikoruson Mairon
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Union Carbide Corp
Original Assignee
Union Carbide Corp
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Publication date
Application filed by Union Carbide Corp filed Critical Union Carbide Corp
Publication of JPS63133936A publication Critical patent/JPS63133936A/ja
Publication of JPH0248216B2 publication Critical patent/JPH0248216B2/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
    • A22CPROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
    • A22C13/00Sausage casings
    • A22C13/0013Chemical composition of synthetic sausage casings
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23BPRESERVATION OF FOODS, FOODSTUFFS OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES; CHEMICAL RIPENING OF FRUIT OR VEGETABLES
    • A23B4/00Preservation of meat, sausages, fish or fish products
    • A23B4/044Smoking; Smoking devices
    • A23B4/052Smoke generators ; Smoking apparatus
    • A23B4/0526Smoke generators or smoking apparatus using liquid smoke in gaseous or liquid form
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; PREPARATION OR TREATMENT THEREOF
    • A23L27/00Spices; Flavouring agents or condiments; Artificial sweetening agents; Table salts; Dietetic salt substitutes; Preparation or treatment thereof
    • A23L27/20Synthetic spices, flavouring agents or condiments
    • A23L27/27Smoke flavours

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Seasonings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、燻製着色かつ燻製着香された充填食
品の製造方法に関するものである。 極めて多種類の肉製品及びその他食品を処理す
るために管状セルロース食品ケーシングが広範に
使用されている。これら食品ケーシングは、一般
にたとえば再生セルロースのような再編成材料か
ら作られた種々の直径を有する肉薄のチユーブで
ある。さらに、これらセルロース食品ケーシング
はその壁部に埋め込まれた繊維質ウエブによつて
製造することもでき、この種のケーシングは一般
に「繊維質食品ケーシング」と呼ばれる。 種々異なる趣好及び地域的な好みに適するよう
加工食品工業により使用される多くの異なる配合
及び加工様式は、一般に種々の特性を有する食品
ケーシングの使用を必要とする。或る場合には、
たとえば、食品ケーシングはそこに詰められた食
品を加工する際の容器として作用させかつ最終製
品の保護包装として作用させるような多機能の用
途を有する必要がある。しかしながら、加工肉の
工業において、たとえば種々の種類のソーセージ
(たとえばフランクフルター、ボログナなど)、ビ
ーフロール、ハムなどのような多種類の肉製品を
製造する際に使用される食品ケーシングは、しば
しばスライスする前に及び(又は)最終包装する
前に加工肉製品の周りから除去される。 加工肉製品の商業上及び消費者の好評を得るに
は表面の外観と香味とが重要な因子であり、多種
類のこれら製品の共通の特徴はこれに特性的な香
味と色とを付与する「燻製」の使用を包含する。
食品の「燻製」は一般に食品加工業者によつて行
なわれ、食品を気体状若しくは雲状の燻煙と実際
に接触させる。しかしながら、この種の「燻製」
処理は、「燻製」操作の非効率性及び均一性欠如
を含めて種々の理由により完全には満足できない
ものと考えられる。経験される種々の欠点のた
め、多くの肉包装業者は現在「液体燻製溶液」と
一般に呼ばれる木材源の燻煙成分よりなる種々な
種類の水性溶液を使用し、この液体燻製溶液は
種々多くの肉製品及びその他食品の加工の際食品
加工業者によつて開発されかつ商業上使用されて
いるものである。便宜上、本明細書中においては
購入したままの「液体燻製溶液」をしばしば「そ
のままの」燻製液と呼ぶ。 肉製品に対する「液体燻製溶液」の使用は、一
般に充填食品をその加工の際に噴霧若しくは浸漬
することを含む種々の方法で、或いはその配合物
中に「液体燻製溶液」を配合することにより行な
われる。噴霧若しくは浸漬による「燻製」の実際
的操作は充填製品を均一に処理しえないため完全
には満足することができず、肉配合物中に「液体
燻製溶液」を配合することは燻製成分が希釈され
るため所望の表面外観を必らずしも与えない。さ
らに、配合物中への混入は肉エマルジヨンの安定
性を低下させ、高濃度で使用した場合には風味に
悪影響を与えるであろう。また、たとえば噴霧若
しくは浸漬のように食品加工業者により充填食品
へ燻製液を施こすことは、食品加工業者にとつて
望ましくない汚染若しくは装置の腐食問題を引き
起こす。さらに、工業的加工の際燻製液を施こす
ことにより処理された充填ソーセージは、処理さ
れた充填食品からケーシングを剥離させた後、各
ソーセージ毎に、或いはソーセージのバツチ毎に
燻製着色の均一性に欠けたソーセージをもたら
す。特に望ましくないことは濃淡の筋及び濃淡の
斑点、特にソーセージの端部に表われる未着色の
斑点を含め同じソーセージの表面上にしばしば現
われる着色均一性の欠如である。 さらに、たとえばホーレンベツクに係る米国特
許第3330669号明細書に開示されているようにソ
ーセージエマルジヨンをケーシングに詰める直前
に食品加工業者によりひだ除去された管状食品ケ
ーシングの内側表面へ粘稠な液体燻製溶液を施こ
せば、調理してケーシングを除いた後、好ましい
色と燻製香味とを示す加工食品が製造されること
も示唆されている。しかしながらホーレンベツク
の方法は実用的でないことが判り、産業上使用さ
れない。ホーレンベツクにより開示された粘稠な
液体燻製溶液は高速度の生産ラインでケーシング
を被覆して被覆ケーシングを作り、次いでこれを
常法によつてひだ付けしかつひだ付きケーシング
として自動充填装置へ使用するには実用的でな
い。ホーレンベツクの被覆溶液の高粘度はケーシ
ングの被覆速度を制約し、たとえば「バブルコー
テイング」とも呼ばれる「スラツキング」のよう
な常法を使用してケーシングの内側を被覆する場
合、ホーレンベツクの粘稠被覆はしばしばケーシ
ング内に被覆材料のスラグを補充するためケーシ
ングを切り開く必要があり、これは短い長さのケ
ーシングをもたらすと共に、連続的なひだ付けを
不可能にする。 しかしながら、従来、食品に対し特殊処理又は
構造上の特徴を与えるケーシングを提供すること
はケーシング製造業者により一層均一かつ経済的
に達成されうることが見出されている。このこと
は、特に加工食品工業において自動充填及び加工
装置が出現しこれを広く産業上使用する場合、言
えることである。 食品ケーシングにその表面へ被覆を施こす幾つ
かの方法が知られており、特許文献に記載されて
いる。たとえば、米国特許第3451827号明細書に
は種々の被覆材料を小直径ケーシングの内部表面
に施こす噴霧方法が開示されている。シヤイナー
等に係る米国特許第3378379号においては、大直
径ケーシングの内部表面へ被覆材料を施こすため
「スラツギング」法が使用される。燻製液を被覆
組成物中の成分として使用するケーシングを含
め、種々の被覆食品ケーシングを大量生産する
際、これらの技術が使用されているが、それによ
り製造されるケーシングは特定の商業要件を満た
すように設計されたもので、本出願人の知る限
り、開示されている従来の被覆ケーシングはその
中で加工された肉製品に対し「燻製」の香味と色
との満足なレベルを充分に付与しないことが知ら
れている。たとえば、ローズ等に係る米国特許第
3360383号及びローズに係る米国特許第3383223号
及び第3617312号各明細書には、たとえばゼラチ
ンのような種々の蛋白質物質の被覆用組成物が開
示されており、これらは蛋白質物質を不溶化させ
るのに特と必要とされる量の液体燻製溶液を使用
する。この種の被覆ケーシングは、乾燥ソーセー
ジの加工に必要な特殊の接着性を示すことが開示
されており、したがつてその性質は他の多くのケ
ーシング用途についてはその適性を制約する。 従来の特許はケーシングの内部表面に燻製液を
施こすことを教示しているが、ケーシングをその
製造の際に内部的に被覆する試みはコストが高く
つき、かつ連続的高速度生産ラインの速度を制限
することが判明した。 ハーマン・シンーギー・チユーにより1979年7
月3日付けで出願された米国特許第62358号明細
書に記載されたようなこの問題の一解決策は、食
品ケーシングの外部表面を天然木材から得られる
水性の燻製液組成物で処理することである。さら
に、チユーは、食品ケーシングがセルロース質で
ありかつ非繊維質ゲル材料若しくは繊維質ゲル材
料から形成されている場合、高酸性(PH2.0〜
2.5)の水性燻製液を使用すると、燻製処理装置
のキヤリヤロール及び絞りロールの上に蓄積する
タール状付着物の形成をもたらし、そのため最終
的に処理装置の強制的な停止をもたらすことを見
出した。この問題は、そのままの燻製液を少なく
とも部分中和してタールを沈澱させ、次いでセル
ロース質ゲル材料ケーシングをタール除去燻製液
で処理することにより克服しうることが見出され
た。チユーは、従来技術の知見と異なり、タール
除去燻製液が驚ろくことにまだ顕著な燻製着色及
び着香能力を有することを見出し、この発明は彼
の特許出願すなわち本出願と同時に出願する「タ
ール除去燻製液及び処理食品ケーシング」と題す
る米国特許出願に記載されている。 上記チユーの出願におけるタールの少ない水性
燻製液組成物を製造する中和方法についての一つ
の問題は、木材源の燻製液の着色能力すなわち
「染色力」がPHの上昇若しくは中和と共に減少す
ることである。 本発明の一目的は、タール含有の木材源燻製液
からその中和を必要とすることなしにタール除去
燻製液を製造する方法を提供することである。 本発明の他の目的は、燻製の色、臭い及び香味
を食品に付与するための高能力を有するタール除
去された水性液燻製溶液を提供することである。 本発明のさらに他の目的は、上記方法で製造さ
れた上記の溶液で処理することにより、燻製の
色、臭い、及び香味を充填食品に付与するための
高能力を有するタール除去された燻製着色かつ着
香された管状食品ケーシングを提供することであ
る。 本発明のさらに他の目的は、上記のタール除去
された燻製着色かつ燻製着香された管状食品ケー
シングの中の燻製着色かつ燻製着香された食品の
製造方法を提供することである。 本発明の他の目的及び利点は以下の記載から明
らかとなるであろう。 本発明においては、340nmの波長にて少なくと
も約0.25の吸収力(以下に定義する)を有するタ
ール含有の水性液燻製溶液を、少なくとも約2.7
の水素結合溶解度パラメータを有し、かつ水性液
燻製溶液に不混和性である非反応性若しくは反応
性の有機液体溶剤と接触させることからなる、水
性の燻製液組成物の製造方法が提供される。本発
明において使用しうるためには、燻製液と反応す
る有機液体溶剤は、液体燻製溶液中に不混和性で
あり、かつ燻製液環境において上記の水素結合溶
解度パラメータを示す誘導液体溶剤を形成せぬば
ならない。接触は約1:1〜約65:1の液体燻製
溶液対液体溶剤の容量比にて行なわれる。 この接触は、タール豊富な液体溶剤フラクシヨ
ンとタール除去された水性燻製液フラクシヨンと
を生成する抽出条件下で行なわれ、これらフラク
シヨンはタール除去燻製液を水性燻製液組成物と
して生成するよう分離される。 さらに、本発明はタール除去された燻製着色か
つ燻製着香された管状ケーシングを包含する。こ
のケーシングは、340nmにて少なくとも約0.25の
吸収力を有するタール含有の水性液の木材燻製溶
液を供給し、これを燻製液環境における水素結合
溶解度パラメータが少なくとも約2.7である非反
応性の不混和性有機液体溶剤と接触させる工程に
より製造される。或いは、有機液体溶剤は、液体
燻製溶液中に不混和性でありかつこの環境におい
て少なくとも2.7の水素結合パラメータを有する
誘導液体溶剤を生成するならば、燻製液と反応性
であつてもよい。接触は、約1:1〜約65:1の
液体燻製溶液対液体溶剤の容量比にてタール豊富
な液体溶剤フラクシヨンとタール除去水性燻製液
フラクシヨンとを生成する抽出条件下で行なわれ
る。これらのフラクシヨンは後者のフラクシヨン
をタール除去燻製液として生成するように分離さ
れる。管状食品ケーシングの表面は、ケーシング
壁部における燻製着色及び燻製着香成分に対し
340nmの波長にて少なくとも約0.2の吸光係数
(以下に定義する)をケーシングが発現するよう
な量のタール除去燻製液で処理される。 さらに、本発明は、340nmにて少なくとも約
0.25の吸収力を有するタール含有の液体燻製溶液
を、この水性液燻製溶液に不混和性でありかつ燻
製液環境中で少なくとも約2.7の水素結合パラメ
ータを有する非反応性有機液体溶剤と接触させる
ことにより製造された燻製着色、着臭及び着香能
力を有するタール除去された水性液燻製溶液を包
含する。或いは、製造方法及び処理ケーシングに
対する上記の基準を満たすならば、反応性の有機
液体溶剤を使用することもできる。接触は約1:
1〜約65:1の液体燻製溶液対液体溶剤の容量比
にて行なわれる。さらに、この接触はタール豊富
な液体溶剤フラクシヨンとタール除去水性燻製液
フラクシヨンとを生成する抽出条件下で行なわれ
る。これらのフラクシヨンを分離して、タール除
去水性液燻製溶液をタール除去水性燻製液組成物
として供給する。 本発明のさらに他の面は、340nmにて少なくと
も約0.25の吸収力を有する燻製着色、着臭及び着
香成分の混合物からなるタール含有の水性液の木
材燻製溶液を供給する工程を含む燻製の色、臭
い、及び香味を有する食品の製造方法に関するも
のである。液体燻製溶液は、この水性液燻製溶液
中に不混和性であり、かつ燻製液環境中で少なく
とも約2.7の水素結合溶解度パラメータを有する
非反応性有機液体溶剤と接触される。或いは、上
記の基準を満たせば、有機液体溶剤は液体燻製溶
液と反応性であつてもよい。接触は約1:1〜約
65:1の液体燻製溶液対液体溶剤の容量比にて行
なわれる。この接触は、タール豊富な液体溶剤フ
ラクシヨンとタール除去燻製液フラクシヨンとを
生成する抽出条件下で行なわれ、これらフラクシ
ヨンを分離してタール除去燻製液を水性燻製組成
物として供給する。管状食品ケーシングの表面
は、このケーシングがケーシング壁部に対し
340nmの波長にて少なくとも0.2の吸光係数を発
現するような量のタール除去水性燻製液で処理さ
れる。このように処理されたケーシングに食品を
詰め、得られた充填食品を燻製の着色、着臭及び
着香成分をケーシングから充填食品へ移行させる
ことにより燻製の色、臭い及び香味を充填食品に
付与するのに充分な条件下で処理する。 本発明に使用するのに適する食品ケーシングは
管状ケーシング、好ましくは管状のセルロース質
ケーシングであり、これらは当業界で周知された
任意の方法により製造される。この種のケーシン
グは、一般に種々の直径の可撓性かつ肉薄継目な
しのチユーブであつて、再生セルロース、セルロ
ースエーテルたとえばヒドロキシエチルセルロー
スなどで作られる。さらに、適するものは壁部に
繊維質の強化用ウエブを埋め込んだ管状セルロー
スケーシングであつて、これは一般に「繊維質食
品ケーシング」と呼ばれ、さらに繊維質強化材の
ないセルロース質ケーシングであつて、これは本
明細書中において「非繊維質」セルロースケーシ
ングと呼ぶ。 「乾燥材料ケーシング」として従来知られるケ
ーシングを本発明の実施に使用することもでき
る。この種のケーシングは、一般に水を含むケー
シングの全重量に対し非繊維質のケーシングの場
合には約5〜約14重量%の範囲の水分含量を、ま
た繊維質ケーシングの場合には約3〜約8重量%
の範囲の水分含量を有する。 「ゲル材料ケーシング」として従来知られるケ
ーシングは、予め乾燥されていないので、より高
い水分含量を有するケーシングであり、この種の
ケーシングも本発明の実施に使用することができ
る。ゲル材料ケーシングは、繊維質であつても或
いは非繊維質であつても、購入されたままの燻製
液で処理された場合上記のタール付着問題を示す
ような種類のものである。 本発明における使用に適した燻製着色、着臭及
び着香成分は、一般に購入されたままの燻製液の
色、臭い及び香味成分として呼ばれるものであ
る。 本明細書中で使用する「溶液」と言う用語は、
均質の真正溶液、エマルジヨン、コロイド懸濁物
などを包含することを意味する。 燻製液は、しばしば木材、たとえばヒツコリ又
は楓を燃焼させかつ天然の燻煙成分をたとえば水
のような液体媒体中に捕獲することにより製造さ
れた天然の木材煙成分の溶液である。或いは、使
用すべき燻製液は、木材の分解蒸留すなわち木炭
残渣から留去される種々の化合物へ木材繊維を分
解若しくはクラツキングすることにより誘導する
こともできる。水性の燻製液は一般に極めて酸性
であり、通常2.5若しくはそれ未満のPHを有し、
かつ少なくとも3重量%の滴定酸度を有する。 本発明の液体燻製組成物及びケーシングに関し
本明細書全体を通じて使用される「燻製着色、着
臭及び着香成分」と言う用語は、現在市販されて
いる形態の液体燻製溶液から誘導される燻製着
色、着臭及び着香成分を意味することを意図しか
つ意味するよう理解すべきである。 本発明のタール除去燻製液組成物は天然の木材
燻煙成分から誘導される。これは、タール含有の
燻製液原料を適当な非反応性又は或る種の反応性
有機溶剤(以下に説明する)と接触させてそこか
らタールを抽出することにより製造される。燻製
液原料は、一般に硬質木材を制限的に燃焼させか
つ発生した燻煙を制御条件下で水溶液中へ吸収す
ることにより製造される。制限的燃焼は幾種かの
望ましくない炭化水素化合物又はタールを不溶性
の形に保持し、これによりこれら成分を最終燻製
液から除去することを可能する。かくして、この
方法により従来燻製液の製造業者により望ましい
と考えられていた木材成分は、調和した比率で溶
液中へ吸収され、望ましくない成分を除去するこ
とができる。得られた液体燻製溶液はまだ相当な
濃度のタールを含有する。何故なら、製造業者及
び使用者は、燻製の色、臭い及び香味を食品に付
与する観点から、暗色のタールが必要であると考
えるからである。この燻製溶液は、入手しうる木
材源の燻製の色及び香味の全スペクトルを代表す
る。好適な種類の典型的な燻製液を製造するため
の装置及び方法は、ホーレンベツクに係る米国特
許第3106473号及びメルサー等に係る第3873741号
各明細書に充分記載されている。 本明細書において「少なくとも部分中和する」
と言う語は、約4以上のPH、好ましくは約5〜約
9の範囲のPH、さらに好ましくは約5〜約6の範
囲のPHを有する燻製液組成物を意味することを意
図する。 市販の液体燻製溶液は一般に前記したように強
度に酸性であり、したがつてたとえばカルボキシ
メチルセルロースのような剥離助剤を使用した場
合ケーシングの剥離性を阻害しうることが見出さ
れた。この問題を軽減するため、タール除去され
かつ少なくとも部分中和された燻製液を本発明の
実施に使用することができる。 タール含有燻製液は、ケーシングをタール除去
燻製液組成物の浴中へ通過させることにより管状
ケーシングの外部表面に施こすことができる。燻
製液は、ケーシングを絞りロール若しくはワイパ
などに通して過剰の燻製液を除去する前にケーシ
ングが所望量の燻製着色、着臭及び着香成分を取
入れるのに充分な時間にわたりケーシングと接触
させることができる。処理浴中へケーシングを通
過させる工程は当業界において「浸漬浴」若しく
は「浸漬槽」と呼ばれ、「浸漬工程」とも呼ぶこ
とができる。或いは、タール除去燻製液組成物
は、浸漬以外の方法、たとえば噴霧、はけ塗り、
ロール被覆などによつてケーシングに外部から施
こすこともできる。 或いは、タール除去燻製液組成物はチウーに係
る米国特許第4171381号明細書に記載された数種
の周知方法のいずれかによりケーシングの内部表
面に施こすこともでき、この開示を参考のためこ
こに引用する。これらにはスラツギング若しくは
バブルコーテイング、噴霧及びひだ付けしながら
の被覆を包含する。ケーシングの内側を被覆する
スラツギング法は、被覆材料をケーシングの一部
に充填することを含み、すなわちケーシングを2
つの平行なローラの周りにかぶせることにより形
成された「U」形状の底部に被覆材料のスラグを
存在させ、次いで連続した無限長さのケーシング
を被覆材料のスラグがケーシング内に閉塞された
ままの状態となるように移動させ、その間ケーシ
ングをスラグに通過させてスラツグ内に含まれた
被覆材料によりその内壁部上に被覆する。 次いで、これを常法によりひだ付けすることが
でき、或いはひだ付けする前にひだ付け及び(又
は)その他の加工に適する水分含量まで乾燥し及
び(又は)加湿することができる。好ましくは、
外部のタール除去燻製液での処理の後における通
常の乾燥及び(又は)加湿の必要性は、処理後の
ケーシングの水分含量及びケーシングの種類に依
存する。ケーシングが非繊維質ケーシングである
場合は、ひだ付け直前において約8〜約18重量%
の範囲の水位含量が典型的であり、又繊維質ケー
シングについてはひだ付け直前において約11〜約
35重量%の範囲の水分含量が典型的であり、こゝ
で%は水を含むケーシングの全重量に対するもの
である。 購入したままの燻製液からタールを抽出する能
力につき各種の有機溶剤を試験した。その手順は
次の通りである。燻製液対溶剤の種々の比を調製
しそして充分に混合した。この試料を、抽出ター
ルを含有する溶剤の下層を水性燻製液の上層から
分離するため、一晩静置させた。重力分離した
後、タールの減少した水性の燻製液層の1mlを10
mlの水と混合し、その濁度(590nmの波長におけ
る光の透過率)を分光光度計で測定した。透過率
の読みが高い程、水性燻製液中の残留タール濃度
が低い。本明細書中において水性燻製液における
「光透過率」と言う用語は、光透過率に著しい影
響を与えるような物質を添加することなく固有の
光透過率を示すことを意味する。 最初の一群の溶剤試験において4種のハロゲン
置換メタンの液体溶剤を試験し、第4図はその一
連のグラフであつて塩化メチレン(実線)ブロム
クロルメタン(長破線)、クロロホルム(二点破
線)及びブロモホルム(短破線)に対する購入し
たままの燻製液対液体溶剤の容量比の関数として
光透過率を示している。それぞれの場合、燻製液
はグリフイフ・ラバラトリース社から購入した
「ロイヤル、スモークAA」とした。 第4図から判るように、一般に光透過率の最高
レベルは燻製液に対する溶剤の最大量において得
られる。本発明の好適具体例において、タール含
量の減少した水性燻製液組成物は少なくとも50%
の光透過率を有し、タール含量の減少した組成物
の製造方法は少なくとも50%の光透過率を有する
タール除去燻製液を与えるような液体燻製溶液対
液体溶剤の容量比を使用する必要がある。表T及
び第13図(両者については以下に記載する)に
示したように、光透過率のより低いレベルは、購
入されたままの燻製液からのタール除去が好適な
程度に達成されなかつた。この光透過率の基準を
用いれば、燻製液/液体溶剤の容量比の適する範
囲は特定の液体溶剤と燻製液の全酸含有量/吸収
力とに依存することが判る。適する溶剤は、適当
な抽出装置に関し燻製液と実質的に不混和性でな
ければならない。2つの相の明確な層分離は実際
の重力分離を容易にする。さらに、水性燻製液と
有機溶剤との完全な分離は不可能であつて、混和
度に応じて少量の有機溶剤が水性燻製液中に残存
することが認められるであろう。例として、ター
ル含有フラクシヨンを除去した後、水性燻製液中
に約1重量%の塩化メチレンが残存する。他のデ
ータが示すところでは、本発明によるタールの減
少した組成物で処理したケーシングには塩化メチ
レンが検出されない。 第4図は、塩化メチレン(CH2Cl2)を有機溶
剤として使用する場合、液体燻製溶液対塩化メチ
レンの容量比を顕著な透過率の損失なしに約7:
1の高い比とすることができ、又少なくとも50%
の透過率の好適レベルを維持しながら約17:1の
高い比としうることを示している。さらに第4図
は、ブロムクロルメタン(CH2BrCl)を有機溶
剤として使用する場合、液体燻製溶液対ブロムク
ロルメタンの容量比を透過率の顕著な損失なしに
約15:1の高さとすることができ、少なくとも50
%の透過率の好適レベルを維持しながら約25:1
までとしうることを示している。さらに第4図か
ら判るように、クロロホルム(CHCl3)を有機溶
剤として使用する場合、透過率は燻製液/クロロ
ホルムの比が増大するにつれて、最大値から連続
的に減少する。この容量比は、少なくとも50%の
好適透過率を達成するには約1:1〜約16:1の
範囲とすべきである。第4図は、ブロモホルム
(CHBr3)を用いた場合、好適な少なくとも50%
の透過率を達成するには極めて低い容量比(約
1:1〜約3:1)を必要とすることを示してい
る。この液体溶剤及びその他任意適当な液体溶剤
につき、多重液体抽出工程を用いてより高い数値
が達成された。すなわち、第1の液体溶剤抽出工
程からの水性燻製液のフラクシヨンを追加の液体
溶剤と混合し、再びタール除去水性燻製液フラク
シヨンとタール豊富な液体溶剤フラクシヨンの層
とに分離する。実施者は必要に応ずる多数回の液
体抽出工程を使用して所望レベルの透過率を達成
しうることが認められるであろう。さらに、種々
異なる適当な有機溶剤を本発明による多重溶剤抽
出工程に使用することができ、かつ溶剤の混合物
が水素結合パラメータ(少なくとも2.7)及び燻
製液環境における非混和性と言う上記の要件を有
するならば溶剤混合物が適していることが理解さ
れよう。 第2の一連の溶剤試験において、上記の手順を
用いて得られた燻製組成物の透過率を測定するこ
とにより、タール除去能力につき他のハロゲン置
換された炭化水素溶剤を試験した。溶剤と購入さ
れたままの同じ燻製液との各種濃度の混合物を試
験し、その結果を水素結合パラメータによつて補
正した。これらの試験を表Aに要約する。
〔式中、H25=25℃における気化熱 R=気体常数 T=温度 d=25℃における密度 M=分子量〕
の関係を用いて決定することができる。全溶解度
パラメータ値は、その水素結合(δH)若しくは極
性(δp)成分と非極性(δop)成分とに分離され
る。水素結合パラメータ値(δH)を決定するに
は、次の関係式が有用である: logα=3.39066Tb/Tc−0.15848−logM/d (2) 〔式中、α=凝集値 Tb=絶対温度における沸点 Tc=絶対温度における臨界温度 M=分子量 d=密度〕 溶解度特性を使用する理論的基準は文献中に記
載されている。パラメータに関する表はシイ・エ
ム・ハンセンによる研究「三次元溶解度パラメー
タ及び溶剤拡散係数」(オランダ・テクニカル・
プレス(コペンハーゲン1967))において公表さ
れている。ここに挙げられている水素結合溶解度
パラメータは、もつぱらケイ・エル・ホイによる
文献「溶解度パラメータの表」(ユニオン・カー
バイド・コーポレイシヨン社、1975)から得られ
たものである。これはユニオン・カーバイド・コ
ーポレイシヨン社、化学品及びプラスチツク部門
(ニウジヤジー州08805、バウンドブルツク、リバ
ーロード)から得ることもできる。 上記の分光光度法を用いて、種々異なる水素結
合溶解度パラメータを有する各種の有機液体につ
き光透過率を測定し、この場合購入されたままの
ロイヤル、スモークAAを燻製液対溶剤の容量比
1:1にて使用した。これらの試験の結果を表B
及び第6図のグラフに要約する。
【表】
【表】 第6図を検討すれば判るように、水素結合溶解
度パラメータが約2.7の領域において増大するに
つれ、試験した有機溶剤につき光透過率において
明確な増大(殆んど垂直な傾斜)が存在する。こ
の現象は完全には理解されないが、これら成分の
優先的溶解度をもたらす溶剤とタール成分との閾
値型相互作用に基づくものと思われる。この溶解
度は溶剤の物理化学的特性に関係し、2.7より相
当高ければ測定水素結合パラメータ値によつて予
測することができる。約2.7の水素結合溶解度パ
ラメータ値を有する有機液体については、燻製液
タールの抽出に関する溶剤効率は極めて顕著であ
り、実験により決定される筈である。たとえば、
表C(後記に検討)はエチルエーテル(δH2.73)
が充分に機能することを示している一方、表Aは
1,1―ジクロルエタン(δH2.74)がそれ自体本
発明による単一の抽出工程に使用するには不充分
であることを示している。したがつて、許容しう
る溶剤と許容しえない溶剤との間のこの閾値遷移
においては機能及び水素結合溶解度パラメータ値
に関し何らかの変則が生じうるものと思われる。 表Bについて述べれば、水素結合溶解度パラメ
ータ−光透過率の関係に対する1つの例外はイソ
ホロンであり、これは1.55の低い水素結合パラメ
ータを有するが97.%の高い光透過率を有する抽
出燻製液をもたらす。その可能な説明は、ロイヤ
ル・スモークAAの酸性媒体中において平衡によ
りエノールの相当な濃度を期待しうることであ
る。上記の方法で計算すると、エノールに対する
水素結合溶解度パラメータ値は4.8であり、した
がつてエノールが35モル%で存在すれば(65モル
%のイソホロン)、これら2つの互変異性体の水
素結合パラメータは2.7である。このようなエノ
ール濃度はこの系につき合理的である。 さらに表Bについて述べれば、水素結合溶解度
パラメータ−光透過率の関係に対する他の例外は
2―エチルヘキサン酸であり、これは5.68の高い
水素結合パラメータを有するが僅か11.3%という
低い光透過率を有する。これが充分に機能しない
ことに関する一つの可能な説明は、その高い水素
結合パラメータを考慮し、燻製液の酸性環境にお
いて二量体化しうることである。このような二量
体の水素結合パラメータは、単量体につき報告さ
れた数値よりずつと低いものである。 少なくとも約2.7の所要の水素結合パラメータ
(及び好ましくは有効なタール除去を示す少なく
とも50%の光透過率)は、一方が燻製液と混和性
でありかつ約2.7より大きい水素結合パラメータ
を有し、他方が不充分に低い(又は無視さえしう
る)水素結合パラメータを有しかつ燻製液中に不
溶性であるような少なくとも2種の有機液の混合
により達成しうることも決定された。例として、
表B−第6図の試験においては、メチルエチルケ
トン(MEK)が燻製液/溶剤の容量比1:1に
てタール含有燻製液と混和性であることが判明し
た。さらに、トルエンは燻製液からタールを抽出
せずかつ0.80の水素結合パラメータを有する。し
かしながら、MEKとトルエンとの50/50(重量)
混合物は2.71の計算H−結合パラメータを有し、
この混合物での抽出に際し、燻製液の光透過率
74.8%を示した。 さらに他の一連の実験において、より高い燻製
液対溶剤の容量比における光透過率に関し、購入
されたままのロイヤル・スモークAAを用いる同
じ分光光度測定法により、表Bの群の有機液を試
験した。これらの燻製液対溶剤の容量比は3:
1、6:1、12:1及び24:1であり、それらの
結果を表C及び第7図のグラフに要約する。 表Cを検討すれば判るように、燻製液対溶剤の
比(本明細書中では抽出比ともいう)が3:1に
おいて殆んどの溶剤につき光透過率は1:1の抽
出比に等しいか又はそれより僅かに低いものであ
る。一般に、本発明に使用するための溶剤の適性
はこれら2つの抽出比について同じであり、すな
わち溶剤は両方の比につき50%より高い好適な光
透過率(抽出燻製液に対し)又は約2.7の水素結
合パラメータにより定義される両比につき50%よ
り低い好適な光透過率を与える。この一般化に対
し3つの例外、すなわち:プロピオンアルデヒ
ド、エチルエーテル及びMEK/2―エチルヘキ
サノールの混合物がある。 さらに表Cが示すように、6:1若しくはそれ
以上の燻製液対溶剤の比においては、それより低
い抽出比において適する溶剤の幾種かはもはや適
当でないのに対し、他のものはまだ適している。
例として、クロロホルム及び塩化メチレンは高抽
出比において適するのに対し、酢酸エチルは6:
1の抽出比において、僅か4.5%の光透過率を与
える。この観察された現象に対する一つの理由は
水中における溶剤の溶解度であり、したがつて燻
製液におけるその予想される溶解度であつて、こ
の関係は本発明の目的に対し抽出比が約6:1よ
り大きい場合には水素結合溶解度パラメータと水
中における溶剤溶解度重量%との合計によつて定
義される。さらに詳細には、この合計は約9を越
えてはならず、又は溶剤の水溶性は約50%より低
い光透過率によつて示されるように本発明を実施
するには高すぎる。再びクロロホルムと塩化メチ
レンとに関し述べれば、それらの低い水溶性のた
め、合計はそれぞれ3.9及び6.0であり、両者は
24:1の抽出比において80.4%及び82.0%という
高い光透過率値を有する。したがつて、これらは
本発明を高い比において実施するのに適してい
る。これに対し、酢酸エチルはその高い水溶性の
ため12.4という合計を有し、かつ6:1の抽出比
において僅か4.5%の低い光透過率を有する。し
たがつて、酢酸エチルは高い抽出比において本発
明を実施するのに適していない。 第7図は、約2.7〜約7の合計に対し少なくと
も85%の極めて高いレベルにて光透過率は比較的
一定であり、次いで少なくとも8まで漸次増大す
る割合で減少することを示している。約9を越え
る合計に対し光透過率は約50%以下に低下し、こ
の特性を有する溶剤は本発明を実施するのに適当
でない。 表Cに示されたような水素結合パラメータプラ
ス水溶性の合計に関し、或る種のアルコール溶剤
の第5図のグラフを参照すれば判るように、6種
のアルコールのうち5種がこの関係を満足する
が、2―エチルヘキサノールは満足しない。その
合計が僅か5.9であつたとしても、これは6:1
の抽出比において44.8%という許容しえない低い
光透過率を示している。前記した合計−抽出比の
関係に対するこの例外の理由は理解されていない
が、恐らく立体的関係によるものであろう。
【表】
【表】 第8図は、表B及びCの有機液体に関する光透
過率を示すグラフであり、これは抽出比(燻製液
対溶剤の容量比)1:1に対する水素結合溶解度
パラメータプラス重量%溶剤溶解度の合計の関数
として示される。水素結合パラメータのみについ
ては(第6図)、光透過率は約2.7に合計において
殆んど垂直に上昇し、かつ少なくとも15程度の合
計に対し約90%の極めて高いレベルに存在する。
第7図の6:1の抽出比に対するグラフと異な
り、1:1の抽出比に対する光透過率は約7以上
の合計において低下しない。 抽出比1:1、3:1及び(又は)6:1並び
に購入されたままのロイヤル・スモークAAを用
いて光透過率に関する同じ分光光度測定法によ
り、他の群の溶剤を光透過率につき試験した。こ
れら試験のデータを表Dに要約する。表Dを検討
すれば判るように、殆んどの有機液体は、抽出比
と水素結合溶解度パラメータプラス水中の重量%
溶解度の合計との上記関係にしたがつて抽出を達
成した。
【表】 本発明において単一成分の溶剤として使用する
のに適した有機液体のその他要件は、タール含有
の燻製液に対して非反応性かつ不混和性である
か、又は反応性である場合は得られた誘導溶剤が
タール含有の液体に不混和性でありかつ燻製液環
境において少なくても約2.7の水素結合パラメー
タ値の必要基準を有することである。2種類の反
応性溶剤を前記の表C及びDのデータに含ませ
た。これらは有機酸及びアミンである。 単一成分の溶剤として本発明に使用するのに一
般に不適当な一群の有機液体はアルキルアミンで
ある。タール含有燻製液の低PH環境においては酸
一塩基の発熱反応が起り、得られる第四級塩は一
般にその先駆体よりも可溶性になる。相分離が失
なわれ、したがつてトリ―n―ブチルアミンによ
つて示されるように(表C)、抽出は不可能であ
る。しかしながら、たとえばジ―(2―エチルヘ
キシル)アミンのような或る種のアミンを用いた
場合、実験的観察は、得られる誘導第四級塩の溶
剤とタール含有の液体燻製溶液との間において不
混和性が高く保たれることを示す。さらに、第四
級塩の水素結合能力はその先駆体よりも高いこと
が知られているので、誘導溶剤は2.35よりも高く
(先駆体に対する表Dの値)かつ大抵の場合約2.7
より高い水素結合溶解度パラメータを有すると信
じられる。これらの理由で、燻製液環境における
ジ―(2―エチルヘキシル)アミンの第四級塩誘
導溶剤は適当な単一成分溶剤である。 反応性型の溶剤の使用を考える場合、実施者
は、燻製液の所望の化学的バランスが溶剤反応に
より覆がえされないことを確保すべきである。或
る種の反応性溶剤は機能的には適するが、燻製液
の着色及び着香特性に悪影響を与える誘導体を形
成することがある。この理由で、本発明の実施に
は非反応性型の有機液体溶剤を使用するのが好ま
しい。 ケーシングを本発明のタール除去燻製液で処理
する一つの方法を第1図に示す。第1図におい
て、平たい管状セルロースソーセージケーシング
10を、これが下方及び上方案内ロール13を介
してタール除去燻製液組成物12を含有する浸漬
槽11中に通過する際、タール除去燻製液組成物
で外部から処理する。ケーシングは浸漬槽から出
た後、下方及び上方案内ロール14を通つて絞り
ロール20の間を通過し、絞りロールは燻製液組
成物の過剰の持出しを最少にする。ケーシング1
0と浸漬槽11中のタール除去燻製液組成物12
との、及び絞りロール20をケーシングが通過す
る前に案内ロール14を介してケーシングが通過
する際の過剰の燻製液組成物との全接触時間は、
ケーシングが取入れるタール除去燻製液組成物の
燻製着色、着臭及び着香成分の量を決定する。全
接触時間は、第1図における点Aから点Bまで測
定される。ケーシングは、絞りロール20を通過
した後、案内ロール23を通つてリール24上に
巻回される。次いで、ケーシングは必要に応じて
通常の加湿及び通常のひだ付けを含むその後の通
常の加工へ移送される。 第2図に示した具体例は、絞りロール20を通
過した後のケーシングが加熱及び乾燥チヤンバ2
1中へ移送され、そこで適切な水分含量まで乾燥
されるという点において、第1図に示した具体例
とは異なつている。ケーシングは、絞りロール2
0及び22の封止作用によりこの絞りロール20
及び22の間に比較的固定位置に維持されて気泡
により膨張される。加熱チヤンバ21は任意の型
式の加熱装置、たとえば循環式熱風チヤンバとす
ることができ、これはソーセージケーシングを適
切な水分含量まで乾燥する。ケーシングは加熱チ
ヤンバ21を出て絞りロール22を通過した後、
案内ロール23を経てリール24上へ巻回され
る。次いで、ケーシングは必要に応じ通常の加湿
及び通常のひだ付けを含むその後の慣用の加工へ
移送される。 第3図に示した具体例は、ケーシングが案内ロ
ール25を通過する間平たい状態で乾燥されると
いう点において、第2図に示した具体例とは異な
つている。 外部から被覆されても或いは内部から被覆され
ても、ケーシング表面上に被覆されたタール除去
燻製液は表面被覆としてのみで存在しないことに
注目すべきである。表面上に被覆された燻製着
色、着臭及び着香成分は、セルロースが燻製溶液
の水分を吸収するにつれて、ケーシングのセルロ
ース構造に浸透する。ケーシング壁部の断面を検
査すれば、ケーシング壁部にわたる色の度合が判
り、燻製処理された表面はケーシング壁部の反対
側の表面よりも暗色の色を有する。したがつて、
本明細書中において、「被覆」という用語は、ケ
ーシング壁部が燻製成分で被覆されるだけでな
く、燻製成分により含浸されていることも意味す
ると理解すべきである。 さらに、本発明のタール除去燻製液組成物は、
燻製成分を施こす管状食品ケーシングを処理する
のに好適に使用しうる他の成分たとえば保湿剤若
しくは軟化剤などとして使用しうるグリセリン及
び(又は)プロピレングリコールを含有すること
もできる。 食品ケーシングの製造又はその処理の際通常使
用されるその他の成分、たとえばセルロースエー
テル及び鉱油も、所望に応じてケーシングに存在
させることができ、これらはタール除去燻製液で
の処理が使用されなかつた場合と同じ方法及び量
にて使用することができる。 たとえば、ソーセージ(たとえばフランクフル
タ−、ボログナスなど)のような食品からのケー
シングの剥離性向上剤を、タール除去燻製液がケ
ーシングに外部から施こされる前若しくは後に、
或いはひだ付けの前又はその間にケーシングの外
部表面へ適宜被覆することができる。タール除去
燻製液をケーシングの内部表面に施こす場合、剥
離剤は好ましくは最初に施こされる。この種の剥
離性向上剤は、限定されないが、カルボキシメチ
ルセルロースなどの水溶性セルロースエーテルを
包含し、その使用についてはチユー等に係る1975
年8月5日付け発行の米国特許第3898348号明細
書に開示されており、その開示を参考のためここ
に引用する。さらに、アルキルケテンダイマーか
らなるハーキユリーズ社の登録商標製品
「Aquapel」を包含し、その使用もエツチ・エ
ス・チユーに係る1975年9月16日付け発行の米国
特許第3905397号明細書に開示されており、その
開示を参考のためこゝに引用し、また脂肪酸クロ
ミルクロライドからなるイー.アイ.デユポン、
デ.ニモアス.カンパニー社の登録商標製品
「Quilon」も包含し、その使用についてはさらに
ダブリユ.エフ.アンダウツド等に係る1959年8
月25日付け発行の米国特許第2901358号明細書に
開示されており、その開示を参考のためここに引
用する。 剥離性向上剤は、多数の周知方法のいずれかを
用いて管状食品ケーシングの内部表面に施こすこ
とができる。たとえば、剥離性向上剤は、液体の
「スラグ」として管状ケーシング中へ導入するこ
とができ、その方法はたとえばシヤイナー等に係
る米国特許第3378379号に開示されたと同様な方
法である。液体スラグにケーシングを通すと、そ
の内部表面が被覆される。或いは、剥離性向上剤
は、たとえばブリツジホードに係る米国特許第
3451827号明細書に記載されたと同様な方法でひ
だ付け装置マンドレルのようなケーシングを移動
させる中空マンドレルを介してケーシングの内部
表面に施こすこともできる。 本発明の方法を使用して製造されたケーシング
は、さらに「乾燥ソーセージ」として当業界で一
般に知られた食品の処理についても適している。 好ましくは消費者に販売される前に食品加工業
者により或いは消費者により食品から容易に剥離
される非繊維質及び繊維質ケーシングのその他の
種類と異なり、「乾燥ソーセージ」ケーシングは、
加工の際及び加工後に食品に付着することが好ま
しい。「Kymene」〔ハーキユリーズ.インコーポ
レイシヨン社の登録商標製品であつて、ポリアミ
ドエピクロルヒドリン樹脂であり、その使用につ
いてはシヤイナー等に係る1968年4月16日付け発
行の米国特許第3378379号明細書に開示されてお
り、その開示を参考のためここに引用する〕を本
発明の方法によりタール除去燻製液で処理したケ
ーシングの内部表面に必要に応じ内部から被覆し
て、加工食品に対するケーシングの付着を向上さ
せることができる。 以下の例により本発明をさらに詳細に説明する
が、これらの例は単に例示として示したものであ
り、決して本発明を限定するものではない。特記
しない限り、全ての部数及び%は重量によるもの
であり、全てのケーシングに関する%はケーシン
グの全重量に対するものである。 例 1 この例は本発明の燻製液組成物の製造を示して
いる。0.47ガロン(1.8)の塩化メチレンへ、
4.7ガロン(18)の購入したままの液体燻製溶
液「A」(340nmにて約0.6の吸収力を有するグリ
フイス・ラボラトリース社からの「ロイヤル・ス
モークAA」)を加え、次いで液体を容器の反復
転倒により完全に混合した。タールを含有する塩
化メチレンを重力により燻製液から分離し、すな
わちタール除去燻製液の上層が肉眼観察で検出さ
れるように出現するまで、タール豊富な塩化メチ
レンの下層を排液した。得られた水性燻製液組成
物は殆んどタールを含有せず、これは燻製液の試
料を水と混合してタール沈澱又はその欠如につい
て観察する定性的な水相溶性試験により決定され
る。次いで、水性燻製液組成物の部分のPHを、充
分量の50%NaOH溶液を燻製溶液へ添加するこ
とによりPH5.0に調整した。購入されたままの燻
製液の試料のPHも同様に5.0に調整した。この例
1に含まれる4種の液体燻製溶液の化学組成を表
Eに示す。全酸含有量は後記する水蒸気蒸留−滴
定法によつて測定した。液体燻製溶液に関するフ
エノール及びカルボニルの定量は次の手順で行な
つた。 燻製液のフエノール及びカルボニル含有量の測
定 試料調製の際、全ての試料をワツトマンNo.2の
紙若しくは同等物に通して過し、調製物を受
入れる際或いは調製した後、起りうる重合を避け
るため分析の時点まで凍結させる。全ての希釈に
は蒸留水を使用する。これら試料を水により10ml
の量からはじめて2つの段階で希釈する。最初の
段階では、希釈を全容量200mlまでとし、第2段
階では最初の溶液10mlをさらに全容量100mlまで
希釈する。フエノールを測定するため、第2の溶
液5mlをさらに第3段階において蒸留水により全
容量100mlまで希釈する。カルボニルの測定には
第2の溶液1mlをさらにカルボニルを含有しない
メタノールで全容量10mlまで希釈する。 フエノールを測定するための試薬は次の通りで
ある: 1 硼酸−塩化カリウム緩衝剤PH8.3。示した量
の溶液を水により1まで希釈する。 0.4M硼酸 125ml。 0.4M塩化カリウム 125ml。 0.2M水酸化ナトリウム 40ml。 2 0.6%NaOH 3 着色試薬 N―2,6―トリクロル―p―ベ
ンゾキノンイミン 貯蔵溶液:0.25gを30mlのメタノール中に溶
解し、そして冷凍機中に保存する。 4 2,6―ジメトキシフエノール標準 標準曲線用として水中のDMPの1〜7μg/
mlの溶液を調製する。 フエノール測定に対するこの方法はアイ.ダブ
リユ.タツカーによる「肉及び脂肪におけるフエ
ノールの測定」、JACAC、XXV、779(1942)に
記載された方法に基づく改変ギブス法である。こ
れらの試薬を次の順序で混合した: 第1:5mlのPH8.3の緩衝剤。 第2:未知希釈の燻製液の希釈物又は標準2,6
―ジメトキシフエノール溶液の5ml又はブラン
クとしての水5ml。 第3:0.6%NaOHの1mlを用いてPHを9.8に調
整。 第4:着色試薬原液1mlを水で15mlに希釈する。
1mlの希釈着色試薬を加える。 添加直前に調整する。 第5:室温で正確に25分間発色させる。 第6:スペクトロニツク20型又は同等物により1
cmの試色管において580nmの波長にて吸光度を
測定する。 第7:横軸を吸光度とし縦軸を標準濃度として使
用し、標準曲線を作成する。この曲線から燻製
液の希釈物におけるDMPの濃度を外挿する。 第8:次の式を用いてDMPmg/燻製液mlを計算
する。 ppmDMP(標準曲線から)×(希釈係数)×0.001mg
/μg=mgDMP/ml燻製液/初期燻製液試料ml mgDMP/g燻製液を計算するため、上記式
の結果を燻製液1mlの重量(g)で割算する。 カルボニル測定のための試薬は次の通りであ
る: 1 カルボニルを含有しないメタノール。メタノ
ール500mlに5gの2,4―ジニトロフエニル
ヒドラジンと数滴の濃塩酸とを加える。3時間
還流させ、次いで蒸留する。 2 2,4―ジニトロフエニルヒドラジン溶液。 2回再結晶化させた生成物を使用して、カル
ボニルを含有しないメタノール中の飽和溶液を
調製する。冷凍庫中で貯蔵し、2週間毎に新た
に調製する。 3 KOH溶液。蒸留水20ml中に10gを溶解し、
カルボニルを含有しないメタノールで100mlま
で希釈する。 4 2―ブタノン標準。標準曲線用として100ml
のカルボニルを含有しないメタノール中の2―
ブタノン3.0〜10mgの溶液を調製する。 手順は、論文「微量のカルボニル化合物の比色
測定方法」、アナリチカル.ケミストリー、第23
巻、第541〜542頁(1959)に記載された方法に基
づく改変ラツパン−クラーク法である。この手順
は次の通りである: 第1:1mlの2,4―ジニトロフエニルヒドラジ
ン試薬を含有する25ml定量フラスコ(飽和を確
保するため予備加温する)へ1mlの希釈液体燻
製溶液又は1mlの標準ブタノン溶液又は1mlの
メタノール(試薬ブランクとして)を加える。 第2:全ての25mlのフラスコへ濃塩酸0.05mlを加
え、それぞれの内容物を混合し、50℃にて水浴
中に30分間静置する。 第3:室温まで冷却しそしてそれぞれに5mlの
KOH溶液を加える。 第4:各フラスコの内容物をカルボニルを含有し
ないメタノールで25mlまで希釈す。 第5:吸光度0に設定したメタノールブランクに
対し、480nmにて測定(キユベツト:0.5×4
インチ(10.2cm)若しくは同等物)。スピクト
ロニツク20型又は同等物を用いる。 第6:吸光度対2―ブタノン(MEK)濃度を
mg/100mlとして標準曲線用にプロツトする。 第7:横軸として吸光度を、縦軸として標準濃度
(mgMEK/100ml)をそれぞれ用いて標準曲線
を作成する。この曲線から燻製液希釈物におけ
るMEKの濃度を外挿する。 第8:次の式によりmgMEK/100ml燻製液を計算
する: mgMEK(標準曲線から)×希釈倍数=m
gMEK/100ml燻製液/100ml mgMEK/g燻製液を計算するため、上記式
の結果を燻製液100mlの重量(g)で割算する。
【表】 * 数値は多数測定値の算術平均である
表Eは、本発明により調製された水性燻製液組
成物が、購入されたままのタール含有水性燻製液
とは実質的に異なる化学的性質を有することを示
している。重量基準で、表Eのタール除去組成物
すなわち試料E2及びE4は、それらを誘導したタ
ール含有の水性燻製液組成物(試料No.E1)のフ
エノール含有量の約半分未満を有し、これは本発
明の好適な組成を示す。表Eにおけるデータは抽
出が実質的に全酸含有量とカルボニル濃度とを変
化させることを示しているが、他の試験研究は全
酸含有量又はカルボニル濃度に対する抽出の効果
に関する研究からいかなる結論も引出しえないこ
とを示している。本発明の実施は燻製液組成物に
おけるフエノール成分濃度を著しく減少させる
が、これは以下の例に示すように組成物の蛋白質
染色(発色)能力又はその天然の臭い若しくは香
味の性質に悪影響を与えない。 さらに、表Eの組成物の試料を肉眼検査すると
判るように、本発明を具体化する組成物は著しく
淡い色を有するので相当に少ない高分子量タール
を含有する。さらに、それらは全体として水に混
和性である。 例 2 この例は、本発明の方法による非繊維質セルロ
ース食品ケーシングを例1の燻製液成分により並
びにレツド・アロー・プロダクツ社から購入され
かつ340nmにて約0.4の吸収力を有する「チヤル
ソール(Charsol)C―10」で処理することを示
しており、後者は表F中において燻製B及び燻製
液組成物Bと同定されている。燻製液組成物B
は、例1の抽出と同一の方法により行なわれた溶
剤抽出法により、燻煙B(チヤルソールC−10)
から作成した。 幾種かの非繊維質フランクフルター寸法のゲル
材料ケーシングを、ケーシングの外部表面に液体
燻製溶液を施こすことにより例1で製造された中
和(PH5.0)の水性燻製液組成物E3及びE4で処理
した。同様に、ゲル材料ケーシングを中和された
購入したまゝの燻煙B及びタール除去燻製組成物
Bを施こすことにより処理した。燻製液の添加量
はそれぞれの場合約10mg/in.2(1.55mg/cm2)ケー
シング表面とした。 アプリケータは水性液燻製溶液をケーシングの
周りに均一分配する装置であり、2つの主要な部
分:すなわち燻製液アプリケータと平滑化装置と
から構成した。燻製液アプリケータは、燻製液が
外縁部から流入するように取付けた静置フオーム
円板より構成した。小さい可撓性のプラスチツク
チユーブは液体を膨張ケーシングを貫通した中心
コアに案内した。フオーム円板はケーシング寸法
と共に折曲し、これによりケーシング断面積の範
囲に対し好適なものとした。燻製液の塗布は正確
には均一でないので、アプリケータの直後に回転
式平滑化装置を使用した。これは、処理されるケ
ーシング寸法に適したコア寸法を有する回転式フ
オーム円板で構成した。この円板を空気モータに
より200〜250rpm(1260〜1570min-1)で駆動し
た。アプリケータと平滑化装置とからの過剰の燻
製液を共通の溜め部に集めて、これをアプリケー
タの入口へ戻した。処理されたケーシングを支持
型アセンブリを介して乾燥部門まで移送した。上
記の被覆用及びケーシング移動用アセンブリは本
発明の部分を構成しないが、チユー等により1981
年5月7日付けで出願された「液体被覆法及び装
置」と題する上記で引用した米国特許出願第
261457号明細書に記載されており、その適切な部
分をこゝに引用する。 処理されたケーシングを80℃にて12重量%の水
分含量まで乾燥させた。次いで、ケーシングを従
来通り14〜18重量%の水まで加湿し、そしてひだ
付けした。処理されたケーシング中に存在する燻
組成物、フエノール、カルボニル及び全酸含有量
のレベルを表Fに示す。ケーシングの全酸含有量
は後記の水蒸気蒸留−滴定法により測定した。燻
製処理したケーシング中のフエノール及びカルボ
ニル含有量の測定は、同じく後記する方法によつ
て測定される。
【表】 * 数値は多数測定値の算術平均
本発明のタール除去された燻製着色かつ燻煙着
香されたケーシングの一具体例は、タール除去水
性燻製液を誘導したタール含有の水性燻製液組成
物で被覆した場合、ケーシングが有するフエノー
ル含有量(処理ケーシング表面の単位面積当りの
重量に基づく)の半分未満を有するタール除去燻
煙被覆を有するケーシングであると特性化するこ
とができる。表Fのデータは特殊の例であつて、
この場合タール除去燻製液組成物Aで被覆された
本発明のケーシングは部分中和されたタール含有
液体燻製溶液Aで被覆されたケーシングのフエノ
ール含有量の僅か約1/3を有した。同様に、ター
ル除去燻製液組成物Bで被覆されたケーシング
は、部分中和されたタール含有液体燻製溶液Bで
被覆されたケーシングのフエノール含有量の約1/
4未満を有した。 これら実験の性質により、燻製液中のフエノー
ルの減少(表E)及び被覆ケーシングにおけるフ
エノールの減少(表F)は比例しない。表Fの場
合におけるように、ケーシングのカルボニル含有
量又は酸含有量に対する本発明の効果に関し如何
なる結論もそこから引出すことができない。 例3及び例4は、例1の実質的に中和された水
性燻製液組成物Aと剥離性向上剤とを用いて本発
明の方法により非繊維質セルロースケーシングを
処理することを示している。 例 3 数種の非繊維質フランクフルター寸法のケーシ
ングを例2におけると同様に処理し(ロイヤル・
スモークAAから誘導された溶液とタールの塩化
メチレン抽出物)、ただしプロピレングリコール
と鉱油とポリオキシエチレンソルビタンエステル
(商業上「ツイーン80」と名命されかつアトラ
ス・ケミカル・インダストリイス社から購入され
る)と0.85重量%のナトリウムカルボキシメチル
セルロース(「CMC」)とを含有する溶液をその
後にひだ付けの際ケーシングの内部表面上へ3.5
mg/in2(0.54mg/cm2)ケーシング表面の供給割合
で噴霧被覆して、ケーシングの剥離特性を向上さ
せた。これらの実験に使用した水性燻製液組成物
(例1の燻製液組成物A)のPHを50%NaOH溶液
の添加により調整して、表Gに示すようにPH3.2
若しくはそれ以上を得た。
【表】 表Gのタール除去されかつ燻煙着色されたケー
シング試料に表Hの組成を有する高コラーゲン含
量の肉エマルジヨンを充填した。次いで、充填ケ
ーシングを調理、冷水処理及び急冷の慣用工程に
より処理したが、燻煙処理の通常の工程は行なわ
なかつた。処理条件は、燻製着色、着臭及び着香
成分がケーシングから充填フランクフルターへ移
行させるのに充分なものとした。ケーシングを高
速度アポロレンジヤ剥離装置において仕上りフラ
ンクフルターから剥離し、表はPHが少なくとも
4.1の場合これらケーシングが100%剥離したこと
を示している。これは、全てのフランクフルター
が、装置の剥離速度においてこの剥離装置を機械
的に閉塞することなくかつフランクフルター表面
を傷つけることなく、ケーシングから分離された
ことを意味する。さらに表は、試料のそれぞれ
が一般に比較試料CMC−8と比較して優秀な比
色値を有することを示している。全への試料は優
れた暗さ(「L」値)を示したが、試料CMC−14
は7.0という比較的高い溶液PHのためより低い赤
色度(「a」値)を有した。本発明により処理さ
れたフランクフルターは好適な燻製香味を示し
た。
【表】 表における比色値は白色板で標準化された1
cmの開口部を有するガードナーXL−23型比色計
を用いて得られたものであり、標準操作法に従が
うこれら全ては色の測定のため工業上一般に使用
されるガードナーXL−23型三色刺激比色計に関
する使用説明書に記載されている。各処理から得
た10本のフランクフルターのそれぞれにつき3ケ
所を選択して測定した。測定個所はフランクフル
ターの各端部から約1インチ(2.54cm)の個所及
び真中の個所とした。比色「L」及び「a」を値
を記録した。
【表】
【表】 例 4 非繊維質のフランクフルター寸法のゲル材料ケ
ーシングを例1のタール除去燻製液組成物E2
処理し、次いでその内部表面を各種の剥離性向上
剤で被覆した。剥離性向上剤は、ダウ・ケミカル
社により販売される各種の水溶性メチルセルロー
スエーテルとした。それぞれの試料につき使用し
た特定のメチルセルロースエーテルを表Jに示
す。次いで、これらケーシングに例3におけると
同様に高コラーゲン肉エマルジヨンを充填した。
充填したケーシングを処理し剥離させ、そして得
られたフランクフルターの比色及び剥離性データ
を「MC」試料として表に要約する。全ての試
料は比較的良好な比色値を示した。さらに、これ
らの試料は、剥離性向上剤を用いないで調製した
試料CMC−9と比較して向上された剥離性を示
した。低PH(2.4)のタール除去燻製液による改
善された剥離性は、メチルセルロースエーテルの
非イオン特性と関係するであろう。
【表】
【表】 例3及び例4を要約すると表は、本発明によ
るタール除去水性燻製液組成物で処理された非繊
維質セルロースケーシングをさらに剥離性向上剤
で処理すべきであることを示している。さらに表
は、本発明によるタール除去水性燻製液組成物
で処理した非繊維質セルロースケーシングにおい
て処理したフランクフルターは未処理ケーシング
CMC−8において処理したフランクフルターよ
りも暗色かつ赤色の表面を有することを示してい
る。 本発明のタール除去水性燻製液組成物の蛋白質
染色(発色)能力と本発明の組成物を誘導したタ
ール含有燻製液との比較を目的とした基準を使用
した。これらの基準は、液体組成物自身に適用さ
れる「染色力」及び管状食品ケーシング上の被覆
に適用される「染色係数」を包含する。それぞれ
の場合、本発明の試験具体例は、元来のタール含
有燻製液とほゞ同じ染色能力を示したが、タール
含有量は従来経験されたタール問題が除去された
レベルまで減少していた。染色係数は、新たに作
られた本発明のケーシングにおける発色能力を測
定するための信頼性のある基準であるが、老化ケ
ーシングについて使用してはならない。染色力及
び染色係数を測定するために使用する手順を以下
に記載する。 染色力及び染色係数の測定 この手順は肉加工において経験される反応を基
礎とし、肉蛋白質は燻煙成分と反応して所望の黒
ずんだ燻煙色を製品に付与する。この染色力又は
暗色化力を定量化するため、未知の燻煙又は燻煙
製品を特定のアミノ酸(グリシン)と酸性条件下
で70℃にて30分間反応させる。溶液の吸光度を
525nmにて測定する。この手順は燻製液又は燻製
液処理されたケーシングについて再現性ある結果
をもつて行なうことができる。詳細な手順は次の
通りである: 95%酢酸中のグリシンの2.5%溶液を調製す
る。 (a) 500mlの定量フラスコ中で水25ml中にグリ
シン12.5gを溶解する。溶解を容易化させる
に充分な量の氷酢酸を加える。 (b) 氷酢酸によつて所定レベルまで希釈する。 燻製液分析の場合には、15mlの試験管中へ測
定すべき燻製液の15〜20mg(±0.1mg)を秤量
して入れる、或いは 燻製処理されたケーシング分析の場合には、
4枚の二重の厚さの円板を試験ケーシングから
打ち抜いて、2.0in2(12.9cm2)のケーシング面積
を作つて8枚の円板を得る。 (a) ケーシングにひだ付けする場合は、セクシ
ヨンを10psi(68900パスカル)の空気で膨張
させて表面を平滑化させる。 これを硬質表面上に延伸させてケーシング
をつぶし、円板を打ち抜いてこれらを試験管
に加える。 燻製液又は処理ケーシングのいずれかを含有
する試験管へ5.0mlの2.5%グリシン/酢酸溶液
を加える。 試験管に蓋をし、手で振とうして試料の接触
を確実にし、そして70℃のオーブン又は一定温
度の浴中に30分間静置する。 グリシン試薬をブランクとして用い、それぞ
れの溶液につき525nmにて吸光度を測定する。 吸光度を燻煙の染色力又は燻製化ケーシング
の染色係数として記録する。 表Kに要約した染色係数のための数値は、ケー
シング、表面2in2(12.9cm2)当りの吸光度を示し
ている。 染色力は染色係数の手順で所定の吸光度又は色
を生ずる燻製液量の能力、すなわち液体1mg当り
の吸光度単位を示す。これらの試験において、非
繊維質セルロース食品ケーシング上に加えられた
燻製液組成物添加量は、ケーシング表面1cm2当り
1.1mg(6.9mg/in2)であつた。染色力の値を表E
に示した同じ4種の液体組成物につき測定し、染
色係数を表Fに示した被覆ケーシングにつき測定
した。これら蛋白質染色試験の結果を表Kに要約
する。 タール除去燻製液組成物を溶剤抽出後に中和し
た上記の実験においては、中和の際水溶液の温度
を制御することなしに中和を行なつたことに注目
すべきである。溶液の熱は、この温度を初期の約
20℃程度の温度から55〜60℃程度に高いレベルま
でに実質的に上昇させる。得られた少なくとも部
分中和された水性燻製液の染色力は、高温度のた
め若干減少し、かつこの減少は中和の際約40℃以
下の温度を維持することにより部分的に避けうる
ことが見出された。このような制御温度での中和
を行なうと、染色力はほゞ同じ程度に減少するこ
とがなく、この知見は本出願と同時出願の「ター
ル除去燻製液による食品ケーシングの処理」と題
する特許出願明細書に記載されている。 本発明と制御温度での中和とを組合せる上記出
願のその他利点は、必要とする溶剤の量を最少化
しうることである。すなわち、購入されたままの
燻製液を制御温度の条件下で最初に中和すること
により、タール沈澱物を生成させ、次いでタール
除去上澄液を本発明による溶剤と接触させてさら
にタールを除去する。この順序を表E及びFに示
したと同様な実験に使用し、その結果を表K中に
試料K5(タール除去燻製液)及び試料K10(ター
ル除去燻製液で処理されたケーシング)として含
ませる。 表Kから観察されるように、これら試料に関す
る染色力及び染色係数は、中和されたタール除去
試料の最高値であり、したがつて制御温度での中
和に続く溶剤抽出という順序は本発明の好適具体
例を示す。
【表】
【表】 例 5 セルロースケーシングの曇りに関し購入された
ままのタール含有燻製液と本発明のタール除去燻
製液との間の相違を示す他の一連の実験を行なつ
た。各種類の燻製液を混入させたケーシングの試
料を水中に浸漬した。この期間中、混入タール成
分は水により不溶化される。タール除去試料の場
合、非相溶性は測定されなかつたが、タール含有
試料については、タールがケーシング中に又はケ
ーシング上に沈澱し、ケーシングにおける曇りの
形の水非相容性が定量的に測定された。 さらに詳細には、ロイヤル・スモークAA燻製
液を約1.55mg/cm2(10mg/in2)の量にて直径21
mmのセルロースケーシングの外部表面に施こした
が、この場合セルロースケーシングは改善剥離性
のための内部表面上の被覆に基づいてカルボキシ
メチルセルロース(「CMC」)を有した。本発明
を実施して得られた試料については、購入された
ままの燻製液をまず塩化メチレン液体溶剤と10:
1の液体燻製溶液対液体溶剤の容量比にて接触さ
せた。混合の後、溶液を12〜16時間静置して2つ
の層を形成させ、分離されたタール除去燻製液の
上層をPH5.0まで部分中和し、そして例3の手順
によりセルロースケーシングの外部表面上に施こ
した。 処理ケーシングをひだ付けし、そして36インチ
(91.4cm)の長さの試料をひだ除去した片から任
意に採取し、空気で膨張させて、ひだ皺を最少化
させそして200mlの脱イオン水中へ浸漬した。浸
漬時間は少なくとも1時間〜3時間以内とし、基
準はケーシング壁部の完全な水浸透を達成するの
に充分な期間にわたる浸漬とした。試料を吸い取
つて乾燥した後、ASTM方法D−1003、第35巻、
「透明プラスチツクの曇り及び光透過率」(1977)
に記載された一般的手順を用いて測定した。 これらの試験の結果を下記の表Lに要約する。
【表】 液
タール含有燻製 32 8.5−13.1% 10.7%

表Lから明らかなように、購入されたままのタ
ール含有燻製液で処理されたセルロースケーシン
グに関する平均の曇りは本発明のタール除去燻製
液で処理したセルロースケーシングに関する平均
の曇りよりも実質的に高く、後者は前者の僅か約
61.6%である。平均の曇り値は、ケーシング壁部
の厚さが大となるため直径の増加と共に増大す
る。平均の曇りに対する絶対値は、さらに特定燻
煙の全酸含有量(又は後記する吸収力)及びケー
シング中に混入された燻煙の量(又は後記する吸
収係数)にも依存するが、一般に本発明のセルロ
ースケーシングに対する平均の曇りは購入された
ままの燻製液で処理されたセルロースケーシング
に対する平均の曇りよりも実質的に小さく、これ
は同等な条件下で製造された場合充填食品に対す
るそれらの着色及び着香能力がほぼ同じ場合にも
言えることである。この関係は本発明のタール除
去燻製液で処理したセルロースケーシングと購入
されたままの燻製液で処理したケーシングとの間
の化学的及び機能的相違を示している。 この曇り試験は、セルロースケーシングを特性
化する際にのみ有用であり、本発明の繊維質ケー
シングについては有用でない。これは繊維質ケー
シングが本来不透明でありかつ極めて高い平均の
曇り、たとえば未処理繊維質ケーシングについて
約97.5%を有するからである。 例 6 本発明の老化ケーシングに関し、タール除去燻
製液で処理したケーシングの染色係数は新たに調
製されたケーシングの染色係数から著しく減少す
るが、驚ろくことに老化ケーシングを用いて製造
した充填食品は比色値において新たなケーシング
で製造された製品に等しい燻製の色を有すること
を示す一連の試験を行なつた。 これらの老化試験は、実用的に同一条件下で購
入されたままのタール含有燻製液で処理したケー
シングを包含したが、これらのケーシングについ
てはその染色係数は本発明のタール除去燻製液で
処理したケーシングにつき染色係数が低下した程
度近くまで減少しなかつた。この比較は、2種類
のケーシングの間の化学的相違を示している。 これら試験において、ロイヤル・スモークAA
燻製液を改善剥離性のため内部表面にCMC系の
被覆を有する直径21mmのセルロースケーシングの
外部表面に施こした。本発明を実施して造製され
た試料については、まず購入されたままの燻製液
を塩化メチレン液体溶剤と10:1の液体燻製溶液
対液体溶剤の容量比にて接触させた。混合の後、
溶液を12〜14時間静置して2つの層を形成させ
た。分離したタール除去燻製液の上層をPH5まで
部分中和し、そして例3の手順によりセルロース
ケーシングの外部表面に施こした。ケーシングの
半分に表の組成と極めて類似する高コラーゲン
含量のフランクフルター肉エマルジヨンを詰め、
そして調理、冷水処理及び急冷の慣用工程により
加工したが、通常の燻煙処理はしなかつた。ケー
シングの他の半分を表Mに示したように老化さ
せ、次いでこれらを用いて同様にフランクフルタ
ーを製造した。これら試験の結果を表Mに要約す
る。例3に使用したと同じ装置を用いかつそれに
関連して記載した同じ手順を用いて比色値を得
た。 表Mのデータは定量的に比較してならないこと
を了解すべきである。何故なら、初期の染色係数
(「新鮮S.I」)は相違しており、かつ異なる老化条
件を使用したからである。しかしながら、このデ
ータは、老化ケーシングを用いて作られた充填食
品が老化と共にケーシングの染色係数が減少する
という事実にも拘らずケーシングの老化により影
響を受けない燻製の色を有するという一般的関係
を定性的に裏付ける。 例 7 本発明によるタール除去燻製液及びタール含有
の購入されたままの燻製液で処理したセルロース
食品ケーシングを用いて、さらに一連の紫外線吸
収分光分析試験を行なつた。これらの試験は2種
類のケーシングの間における実質的相違を示して
いる。これらの試験は3種の異なる種類の木材か
ら得た燻製液:すなわちチヤルソール(Charsol
C−12、ロイヤル.スモークAA及びロイヤル.
スモークBを包含したが、それぞれの場合ケーシ
ングは改善剥離性のための内部表面上にCMC系
の被覆を有する直径21mmのセルロースケーシング
とした。チヤルソールC−12については、まず購
入されたままの燻製液を塩化メチレン液体溶剤と
10:1の液体燻製溶液対液体溶剤の容量比にて接
触させ、次いで12〜14時間静置させた。ロイヤ
ル・スモークAAについては、まず購入されたま
まの燻製液を塩化メチレン液体溶剤と10:1の液
体燻製溶液対液体溶剤の容量比にて接触させ、次
いで12〜14時間静置させた。ロイヤル.スモーク
Bについては、まず購入されたままの燻製液を塩
化メチレン液体溶剤と15:1の液体燻製溶液対液
体溶剤の容量比にて接触させ、次いで12〜14時間
静置させた。それぞれの場合、得られた2つの層
を分離させ、上層はPH2.4を有するタール除去燻
製液であり、これを使用して例3に記載したよう
にセルロースケーシングの外部表面を処理した。
3種の購入されたままの同じくPH2.4の燻製液を
用いて同じ処理手順を行なつた。
【表】 次いで燻製液処理されたケーシングを以下の手
順にかけて、350〜210nmの範囲における紫外線
吸収スペクトルを得るのに適した液体試料を得
た: (a) 燻製液処理したケーシングの100in2(645cm2
試料を200mlの無水メタノール中に約1時間浸
漬し、次いで取り出した。 (b) 燻製液添加量に応じて、紫外線走査装置に対
する適合性のためさらに希釈を行なわねばなら
ない。これらの場合、燻製液添加量は10mg/
in2(1.55mg/cm2)ケーシングとし、走査用に使
用した溶液はメタノール4.96mlと抽出物0.10ml
とから構成した。 (c) 次の方法により、350〜210nmの範囲にて
UVスペクトルを記録した:2秒反応/2mmス
リツト、10nm/cm、チヤート、50nm/min.走
査速度、0〜200%透過率尺度。燻製液中に存
在するタールに主として基づく吸光度を測定す
るため、できるだけ最少のタール含有量を有す
る抽出溶液を用いて分光光度計をゼロ調整し
た。任意特定の種類の燻製液につき、これは抽
出かつ中和(PH5.0)された燻製液で処理され
たケーシングの抽出試料とした。このようにゼ
ロ調整すると、UVスペクトルにおける他の吸
光度は存在するタール成分の定量的尺度とな
る。 これら紫外線吸収試験の結果を第9図のグラフ
にプロツトし、チヤルソールC−12試料を実線で
示し、ロイヤル.スモークAA試料を破線で示し
かつロイヤル.スモークB試料を一点破線で示
す。第9図に示した0透過率より大きいものは、
これら特定実験において使用した装置ブランクの
作用である。これら曲線を検討すれば判るよう
に、タール除去試料(上方の曲線)とタール含有
試料(下方の曲線)との間の最大の相違は約
210nmの波長にて起るが、ただし波長の全走査範
囲にわたり相当な差が生ずる。紫外線吸収度及び
210nmの波長における光透過率値を表Nに要約す
る。これは、本発明のタール除去燻製液で処理し
たセルロースケーシングが、同じ全酸含有量を有
する対応のタール含有の購入されたままの燻製液
で処理したケーシングに比較して、少なくとも90
%だけ減少した紫外線吸収度を210nmの波長にて
有することを示している。
【表】 例 8 前記した管状食品ケーシングの処理実験の全て
は非繊維質セルロースケーシングに関するものと
したが、本発明は繊維質セルロースケーシングの
処理にも有用である。この実験においては、ター
ル除去燻製液をロイヤル.スモークAAの購入さ
れたままの液体燻製溶液から例1の塩化メチレン
溶剤抽出法によつて調製し、ただしPH調整は行な
わなかつた。約6.3in(16cm)の平たい巾を有する
繊維質ケーシング材料を次いで実質的に第1図に
示した方法でタール除去燻製液により処理した。
ケーシングに対する推定のタール除去液体燻製溶
液の添加量は約20mg/in2(3.1mg/cm2)ケーシン
グ表面であつた。この燻製液で処理したケーシン
グの試料にボログナ肉エマルジヨンを詰め、次い
で常法により処理して仕上りボログナを製造した
が、ただしこの場合燻蒸室においては燻煙を施こ
さなかつた。このボログナは、何ら燻製液で処理
しなかつたケーシングにつき同時に同じ燻蒸室内
で処理した対照ボログナと比較した場合、良好な
燻製の色、臭い及び香味を示した。 本発明の好適具体例において、タール除去燻製
液組成物を少なくとも約7重量%の全酸含有量、
特に好ましくは少なくとも約9重量%の全酸含有
量を有するタール含有の水性液の木材燻製液から
調製した。全酸含有量(総酸度とも呼ぶ)は、製
造業者により使用される購入されたままの木材燻
煙から得た燻製液におけるタール含有量及び染色
力(前記に定義)の定性的尺度である。一般に、
より高い全酸含有量はより高いタール含有量を意
味する。購入されたままの燻製液の全固形物含有
量についても同じことが言える。全酸含有量(総
酸度)及び全固形物を測定するために木材燻製液
製造業者により使用される手順は次の通りであ
る: タール含有燻製液に関する全酸含有量の測定 1 正確に約1mlの燻製液(必要に応じて過)
を250mlのビーカ中に秤量して取る。 2 約100mlの蒸留水で希釈し、標準0.1Nの
NaOHにてPH8.15まで決定する(PHメーター)。 3 全酸含有量を酢酸の重量%として計算し、こ
の場合次の変換を用いる: 1mlの0.1000N NaOH=6.0mgのHAc 全固形物の測定 1 乾燥したワツトマンNo.40の紙円板を取付け
た風袋6cmのアルミニウム湿式円板の上に約
0.5mlの燻製液をピペツトで採取し、正確に秤
量する。燻製液は透明にすべきであり、過を
行なつてその条件を確保する。 2 強制通気オーブン内で105℃にて2時間、或
いは通常のオーブン内で105℃にて16時間乾燥
させる。 3 デシケータ中で室温まで冷却し、そして秤量
する。 4 全固形物を燻製液の重量%として計算する。 後記するように、この希釈−滴定法は、少なく
とも部分中和されていないタール除去燻製液組成
物の全酸含有量を測定するためにも使用される。 表Oは最も一般的に使用されかつ市販されてい
るタール含有の水性の木材燻製液並びに製造業者
により報告されたそれらの全酸含有量(総酸度)
を示している。全固形物含量と染色力と590nmに
おける光透過率をも比較のため記録する。表Oか
ら判るように、約7重量%未満の全酸含有量の値
を有する購入されたままの木材燻製溶液は50%よ
り高い透過率の値を有しかつ低い染色力を有す
る。これらのタール含有量は極めて低いので、そ
の水相溶性は高い。したがつて、この種の木材燻
製溶液からは本発明によりタールを除去する必要
がない。さらに、それらの染色力は極めて低いの
で、本発明のタール除去水性燻製液組成物と同じ
燻製着色及び燻製着香機能を果すことができな
い。しかしながら、この種の低タール含有量の購
入されたままの液体燻製溶液はたとえば蒸発によ
り濃縮することができ、かつこのように濃縮され
た液体燻製溶液は次いで本発明の方法により有利
に処理しうるタール含有燻製液の特徴を獲得しう
ることを了解すべきである。すなわち、この種の
濃縮されたタール含有の燻製液は、より高い全酸
含有量と全固形物と染色力とを獲得する。
【表】
【表】 本発明の水性燻製液の溶剤抽出処理は約1:1
〜65:1の液体燻製溶液対液体溶剤の容量比を必
要とすることが思い出されるであろう。第10図
は、590nmにて少なくとも50%の好適な光透過率
を得るためこの比が使用すべき特定の液体溶剤の
関数であることを示している。第10図は、所望
の光透過率を達成するには実施者が特定種類の購
入されたままの燻製液を考慮する必要があること
を示している。 さらに詳細には、第10図は、表Oに示した数
種の燻製液に関し購入されたままの燻製液対溶剤
の容量比の関数として590nmにおける光透過率を
示すグラフである。ロイヤル・スモークAAを破
線で示し、チヤルソールC−3を点線で示し、チ
ヤルソールC−12を実線で示し、ロイヤル・スモ
ークBを一点破線で示しかつチヤルソールC−10
を二点破線で示す。第10図に要約した全ての実
験において、液体溶剤は塩化メチレンであり、本
発明を実施するのに適する他の液体溶剤に関して
も同じ一般的関係が存在する。この図は、特定の
溶剤につき特定レベルの光透過率を達成するには
実施者は比較的高い吸収力と全酸含有量とを有す
る燻製液を選択し、かつその比較的多量(すなわ
ち比較的低い燻製液対溶剤の比)を使用しうるこ
とを示している。或いは、比較的低い吸収力と全
酸含有量とを有する燻製液を使用し、かつその比
較的少量(すなわち比較的高い燻製液対溶剤の
比)を使用することもできる。さらに、この図
は、特定の燻製液対溶剤の比(燻製液と同量)に
つき実施者が比較的低い吸収力と全酸含有量とを
有する燻製液につき、比較的高い光透過率を得る
ことを示している。 さらに第10図は、590nmにて少なくとも50%
の光透過率という好適な標準を達成するには、本
発明を実施するのに適する燻製液対溶剤の比
(65:1)の上限値が最低の吸収力(波長340nm
にて0.3)及び全酸含有量の燻製液に適する比に
基づくことを示している。図面に含まれる燻製液
のうち、ロイヤル・スモークBが最低の許容値を
有し、かつその曲線は約65:1の燻製液対溶剤の
比において約50%の透過率を示す。さらに注目す
べきことは、チヤルソールC−3の曲線は、その
水に対する高い相溶性を溶剤のない場合(光透過
率98%)及び全ての溶剤比において示す。したが
つて、本発明は低い吸収力(0.12)と低い全酸含
有量(3.6%)とを有するそのままのチヤルソー
ルC−3については有用でない。 一般に、そのままの液体燻製溶液が約7〜9重
量%の全酸含有量を有する場合、選択される液体
溶剤は、約30:1〜65:1の液体燻製溶液対溶剤
の容量比において有効である。同様に、そのまま
の燻製液が約9〜11.5重量%の全酸含有量を有す
る場合、溶剤は約15:1〜約30:1の液体燻製溶
液対溶剤の容量比において有効である。さらに、
そのままの燻製液が約11.5より大きい全酸含有量
を有する場合は、タールの有効な抽出に対する容
量比は約7:1〜約25:1の液体燻製溶液対溶剤
である。 本発明を実施する際の燻製液対液体溶剤の容量
比における下限値(約1:1)に対する基礎を示
す他の一連の実験を行なつた。溶剤は塩化メチレ
ンとし、第11図はロイヤル・スモークAA(破
線)、チヤルソールC−12(実線)及びチヤルソー
ルC−10(二点破線)に関する燻製液対溶剤の比
を減少させる効果を示している。これらのデータ
は、約1:1未満の燻製液対溶剤の容量比におい
てタール除去燻製液の染色力が有用でない程低い
レベルまで減少することを示している。 吸収力 染色力及び染色係数の測定手順は両者とも化学
反応に関係し、この理由で明らかに周囲温度で測
定した数値は高温老化条件下で低下することが思
い出されるであろう。例6に示したように、この
低下はタール除去燻製液処理の後に老化したケー
シングを用いる充填食品において燻製の色を正確
には示さない。 これらの状況下において、化学反応を含まない
追加の測定方法を本発明で使用して燻製液及び燻
製液処理ケーシングの着色能力を測定した。燻製
液に対するこの測定方法は「吸収力」と呼ばれ、
かつ燻製液処理されたケーシングに対する測定方
法は「吸収係数」と呼ばれる。 吸収力を測定する手順において、10mgの燻製液
(タール含有燻製液又はタール除去燻製液)を使
い捨ての容器中に入れ、5mlのメタノールをこれ
に加える。これら2つの成分を容器の転倒により
混合し、次いで混合物の紫外線吸収値を340nmに
て測定する。この特定波長を選択する理由は、多
くの燻製液についての分光光度測定値がこの波長
領域において最大の直線性を示すからである。各
種のそのままの燻製液に対する吸収力測定値を表
Oに示す。全酸含有量若しくは全固形物含有量の
関数としてのこれら吸収力測定値のプロツトは、
ほぼ直線的関係を示す。 タール含有量は吸収力測定値に対し大いに寄与
するが、タールは食品の染色に対しあつたとして
もごく僅かの貢献しかないことに注目すべきであ
る。したがつて、市販のそのままの燻製液におい
て吸収力はタール含有量とたとえばカルボニル、
フエノール及び酸のような着色成分との測定値を
含む。これは、そのままの燻製液及びタール除去
燻製液の吸収力を用いて、それらを燻製着色能力
により等級づけしうることを意味する。しかしな
がら、そのままの燻製液の吸収力は、タールの吸
収効果のため本発明のタール除去燻製液の吸収力
とは数字上比較することができない。染色力とは
異なり、燻製液の吸収力は老化と共に低下しな
い。 例 9 塩化メチレンを溶剤として使用し本発明の各種
のタール除去燻製液につき、一連の吸収力測定を
行なつた。それぞれの場合、購入したままの燻製
液を先ず水酸化ナトリウムフレークの添加により
中和し、中和温度を10〜15℃に制御維持して最初
のタール部分を除去した。次いで、得られた部分
的に除去されたタール含有量を有する燻製液を塩
化メチレンと接触させて、第2のタール部分を除
去した。液体抽出手順は、例1に記載したと同じ
であり、燻製液対溶剤の容量比は10:1とした。
これらの測定値を表Pに要約する。
【表】
【表】 * 括弧内の値は燻製液の異なるバツチから
得られた。
表Pは燻製液吸収力に対するタール含有量の効
果に関する前記の検討を考慮して解釈すべきであ
る。表Pを検討すれば判るように、本発明のター
ル除去燻製液の吸収力は一般にそれを得たタール
含有のそのままの燻製液の吸収力より低いもので
ある。 さらに表Pは、本発明の実施に有用なタール含
有燻製液が少なくとも約0.25の吸収力値を有し、
かつそのままの型では有用でないたとえばチヤル
ソールC−3のようなタール含有燻製液は0.25未
満の吸収力を有することを示している。本発明の
タール除去燻製液組成物の吸収力は、本発明の燻
煙処理されたケーシングにおいて製造される食品
に対し許容しうる燻製の色を与えるためには少な
くても約0.15としなければならない。好適具体例
において、タール除去燻製液組成物の吸収力は少
なくとも0.25である。第10図は、チヤルソール
C−3がその低い全酸含有量と低い全固形物及び
(又は)タール含有量とのため約98%という極め
て高い光透過率を有し、溶剤抽出処理はその光透
過率に対し顕著に影響を与えないことを示してい
ることが思い出されるであろう。 吸光係数 吸光係数を測定する方法において、2in2(12.9
cm2)の燻製液処理されたケーシングを乾燥後に切
り取り、そして12mlのメタノール中に入れる。1
時間の浸漬時間の後メタノールは全ての燻煙成分
をケーシングから抽出し、次いで得られた燻煙成
分含有のメタノールの紫外線吸収値を340nmにて
測定する。吸収力測定におけると同様340nmの波
長を選択した。何故なら、燻煙処理したケーシン
グからの多くの燻製液抽出物に関する分光光度測
定値はこの領域における燻煙添加量と最大の相関
関係を示すからである。 例 10 本発明により調製した3種の異なるタール除去
燻製液を用いPH5.0まで中和して、一連の吸光係
数測定をケーシングについて行なつた。燻製液を
それぞれ異なる添加量にて、例2の方法で非繊維
質のフランクフルター寸法のゲル材料ケーシング
の外部表面に施こした。これらの実験の結果を第
12図に要約し、ロイヤル・スモークAAから得
た燻製液は波線で示し、チヤルソールC−12から
得た燻製液は実線で示し、かつロイヤル・スモー
クBから得た燻製液は一点破線で示す。この図
は、実施者が先ず吸光係数によつて所望程度の燻
製の色及び燻煙の種類を選択し、次いでケーシン
グに対する特定のタール除去燻製液の所要添加量
を決定してこの燻製の色を達成することを可能に
する。燻製の色と吸光係数との間の相関関係を次
の例11で示す。第12図において、1mg/in2
0.155mg/cm2に等しい。 例 11 例10の基礎となるものを含め各種の燻製液によ
り処理した非繊維質ケーシングにおいて、例3の
方法で調製したフランクフルターを用い一連の比
色試験を行なつた。これら試験の結果を表Qに要
約する。
【表】 充分な発色を確保するのに必要とされる所望の
光強度変化を数量化する試みにおいて、L%の値
を測定し、表Qに含ませる。この場合、肉エマル
ジヨンは50%のビーフ・チヤツクと50%のレギユ
ラー・ポーク・トリムとの混合物とし、光強度に
おける1.4単位の変化若しくはそれ以下が燻製液
処理ケーシングに比較して燻製しない対照ケーシ
ング内で製造されたフランクフルターについて測
定されたL値の間で生じたならば、△Lの値は低
過ぎると考えられた。 表Qは、吸光係数が約0.2未満であれば、燻製
液添加量は4.0mg/in2(0.62mg/cm2)若しくはそれ
以下であることを示している。このレベルの燻製
液添加量は、一般に肉製品に対し光強度の所望の
低下を与えない。すなわち、発色は一般に不充分
であると考えられる。試料No.1及び2から外挿す
ると、ケーシングに対し約8.5mg/in2(1.32mg/
cm2)の燻製液添加量で得られたフランクフルター
に対する光強度の平均低下は大抵の最終用途に対
し全く充分であり、したがつてケーシングに対し
少なくとも0.4の対応する吸光係数は本発明の好
適具体例を示す。 さらに表Qは、本発明の具体例が元のタール含
有燻製液とほぼ同じ染色能力を有することを示し
ている。試料No.1と3との比較は、燻製液のター
ル含有量が燻製液の染染色能力に対し極めて小さ
い影響力を有することを示す。実用上の目的に
は、ケーシング試料No.1に対する2.9というフラ
ンクフルターの光強度はケーシング試料No.3に対
する3.4というフランクフルターの光強度にほぼ
相当する。 食品エマルジヨン及び加工条件に関し多くの因
子が背景の色、したがつてL及び△Lの値に影響
しうることに注目すべきである。たとえば、肉は
ミオグロピンからその色の多くを発生する。肉の
ミオグロビン含有量に関連する色は、ミオグロビ
ンの化学反応と熟成とに依存することが知られ、
これはさらにたとえば温度、湿度、時間及び空気
速度のような加工条件によつて影響される。した
がつて、表Qにおける△Lの値は、これら特定の
試験についてのみ該当する。 吸光係数に関し、上記した実験の全てを、燻製
液処理及び乾燥の直後に同じ直径の非繊維質ケー
シングについても行なつた。他の試験は、吸光係
数がケーシング厚さの変化により大して影響され
ないことを示した。さらに他の試験は、本発明の
タール除去燻製液で処理した繊維質ケーシングに
対する吸光係数値が、同量の燻製液被覆を有する
非繊維質セルロースケーシングに対する吸光係数
値とほぼ同じであることを示した。したがつて、
少なくても0.2好ましくは少なくとも0.4という吸
光係数に対する幅広い要件を繊維質ケーシングに
も適用できる。例として、10.1mg/in2(1.57mg/
cm2)ケーシング外部表面という添加量にてロイヤ
ル・スモークAAから得られたタール除去燻製液
で処理した直径115mmの繊維質セルロースケーシ
ングにつき、0.43の吸光係数が得られた。同量の
燻製液により同様にして処理された非繊維質セル
ロースケーシングに対する吸光係数はその他の試
験から約0.4であることが判つた。 例 12 吸光係数に対する高温老化の小さい効果を示す
ため、タール除去フランクフルター寸法のセルロ
ースケーシングにつき一連の試験を行なつた。 これらの試験において、タール含有のそのまま
の燻製液を先ず水酸化ナトリウムフレークの添加
によりPH5.0まで中和し、この場合中和温度を10
〜15℃に制御維持した。液体抽出手順は例1に記
載したものと同じであり、燻製液対溶剤の比は
10:1とした。処理及び乾燥の直後、並びに室温
で5週間及び12週間貯蔵した後、タール除去燻製
液で処理したケーシングにつき、吸光係数の測定
値を得た。同じケーシングの他の試料を100〓
(38℃)まで加熱し、そして同じ時間間隔にて吸
光係数の測定値を得た。これらの測定値を表Rに
要約する。 表 R 老化ケーシングの吸光係数時間及び温度 吸光係数 初期、21℃ 0.52 5週間、21℃ 0.49 12週間、21℃ 0.49 5週間、38℃ 0.54 12週間、38℃ 0.59 表Rは、老化が吸光係数に対し顕著な効果を持
たないことを示している。本発明の吸光係数の要
件は周囲温度における測定に基づくものと理解す
べきである。 本発明の他の好適具体例において、タール除去
の水性燻製液組成物は少なくとも約7重量%の全
酸含有量、特に好ましくは少なくとも約9重量%
の全酸含有量を有する。全酸含有量はタール含有
燻製液だけでなく本発明の溶剤抽出法によりそれ
から製造されたタール除去燻製液についても染色
力(前記に定義)の定性的尺度である。本発明
は、高度に酸性のタール含有燻製液についても或
いはタール除去燻製液組成物についても少なくと
も部分中和を必要としないが、この少なくとも部
分中和は望ましいものである。本発明の目的に対
しタール除去燻製液組成物を中和しない場合、そ
の全酸含有量はタール含有(そのまま)の燻製液
の全酸含有量を測定するため前記したと同じ希釈
−滴定法により測定される。タール除去燻製液組
成物を少なくとも部分中和する場合は、全酸含有
量を水蒸気蒸留回収−滴定法によつて測定する。
この方法は、少なくとも部分中和されたタール除
去燻製液組成物において生成される、たとえば酢
酸及び蟻酸のような酸を定量化することが理論的
に可能である。反応の観点から水性燻製液におけ
る酸の割合、(遊離又は塩の状態)は少なくとも
部分中和の際一定に留まる。しかしながら、これ
らの酸の回収は、合理的な蒸留容量の範囲内で完
全な共沸回収を達成することができないので、僅
か約70%である。現在のところ、状態のいかんを
問わず、タール除去燻製液からの全酸性化合物の
定量的回収を与える方法は容易に得られない。こ
れらの状況下において、水蒸気蒸留回収−滴定法
によつて得られる結果に1.4の係数を乗じて、タ
ール含有燻製液につき使用したと同じ全酸含有量
基準に変換する。燻製処理したケーシングにおけ
る全酸含有量、フエノール含有量及びカルボニル
含有量の測定は次の手順によつて行なつた。 少なくとも部分中和されたタール除去燻製液及
びそれから製造された処理ケーシングに関する
全酸含有量の測定。 この測定は、少なくとも部分中和されたタール
除去燻製液組成物又はこの組成物から製造された
処理ケーシングの酸性化の際に留出する酢酸
(HAc)のミリ当量を中和するのに必要とされる
水酸化ナトリウム(NaOH)のミリ当量数から
行なつた。「ミリ当量」という用語は1.0規定の溶
液1ml中に含有される物質の重量(g)を意味す
る。手順は次の通りである: 1 正確に5gのタール除去燻製液を風袋800ml
のキエルダールフラスコ中に秤量して入れる。
ケーシングについては、正確に100in2のケーシ
ング表面積を測定する。 2 沸石と100mlの2%(v/v)H2SO4とをフ
ラスコに加え、反応は次の通りである。 2NaAc+H2SO4→2HAc+Na2SO4 3 100mlの脱イオン水を含有する500mlの三角フ
ラスコを氷浴中に入れ、この水を使用して蒸留
液を集める。 4 試料を含有するキエルダールフラスコを水蒸
気蒸留装置へ接続する。 5 回収用三角フラスコ中の留液容量が500mlに
達するまで試料を蒸留する。 6 留液100mlを0.1NのNaOHにて7.0のPH終点ま
で滴定する。反応は次の通りである。 HAc+NaOH→NaAC+H2O 7 測定された酸含有量を、1mlの0.1N NaOH
が6.0mgのHAcに等しく、したがつて測定され
た酸含有量(mg)=滴定値ml×6.0であることに
基づき酢酸の重量として計算する。 8 全酸含有量=1.4×測定酸含有量(mg)。 9 燻製液については、全酸含有量の値(mg)を
初めの燻製液試料の重量%として表わす。ケー
シングについては、全酸含有量の値をケーシン
グ表面積100cm2当りの酸のmg数として表わす。 本発明の数種のタール除去燻製液組成物の全酸
含有量をこの水蒸気蒸留回収−滴定法によつて測
定し、その結果を表Sに示す。比較のため、同じ
手順を用いて、これら組成物が得られた購入され
たままのタール含有燻製液の全酸含有量を測定
し、その結果も表Sに示す。同じ種類の燻製液に
ついては、それがタール含有であろうと或いはタ
ール除去されたものであろうと、数値が全く同様
であることが判るであろう。たとえば、そのまま
のロイヤル・スモークAA燻製液は11.1%の全酸
含有量を有し、一実験例においてタール除去され
たロイヤル・スモークAA燻製液は11.7%の全酸
含有量を有する。さらに比較のため、タール含有
燻製液につき製造業者により使用され、かつ本明
細書中に説明した希釈−滴定法により測定された
購入されたままのロイヤル・スモークAA燻製液
をも表Sに含ませた。11.4%というこの値も水蒸
気蒸留回収−滴定法に基づくロイヤル・スモーク
AAの数値と極めて近いものである。
【表】 燻製液処理されたケーシングにおけるフエノー
ル及びカルボニル含有量の測定 全酸含有量の測定方法で記載したように、200
〜300in2(0.129〜0.194m2)のケーシング外部表面
積を測定しかつ水蒸気蒸留することにより、試料
を調製する。 フエノール測定用の試薬は、蒸留水により次の
ように調製する: 1 発色溶液:100mgのN―2,6―トリクロル
―p―ベンゾキノンイミンを25mlのエタノール
中に溶解し、冷凍する。試験の際は、2mlを水
により30mlに希釈する。 2 緩衝液、PH8.3:6.1845gの硼酸を250mlの水
中に溶解する。7.45gの塩化カリウムを250ml
の水中に溶解する。0.64gのNaOHを80mlの水
中に溶解する。これら3種の溶液を混合する。 3 1.0%NaOH:1.0gのNaOHを水中に溶解す
る。100mlに希釈する。 4 標準溶液:0.200gのジメトキシ−フエノー
ル(DMP)を2000mlの水に溶解する。次いで、
この溶液の一部を希釈して1ppm、2ppm、
4ppm、6ppm及び8ppmのDMPを含有する標準
溶液を与える。 フエノール測定用の手順はエフ・ワイルド、
「有機化合物の推定」、第143巻、第90〜94頁、ユ
ニバーサル・プレス社、ケンブリツジ(1953)に
記載された改変ギブス法である。この方法におい
て、順序は次の通りである: 第1:25mlのフラスコ中で4種の成分を次の順序
で混合する。 5mlの緩衝液、PH8.3 5mlのケーシング蒸留物、標準又は水(ブラ
ンク) 1mlの1%NaOH 1mlの希釈発色試薬 第2:振とうし、蓋をし、そして暗所中に25分間
静置する。 第3:580nmにて吸光度を測定する。 第4:横軸を吸光度とし、かつ縦軸を標準濃度と
して標準曲線を作成する。この曲線からケーシ
ング蒸留物におけるDMPの濃度を外挿する。 第5:mgDMP/100cm2ケーシングを次の式を用い
て計算する: ppmDMP(標準曲線から)×500(希釈)×0.001mg/
μg×100=mgDMP/100cm2/初期試料の面積 カルボニル測定用の試薬は次の通りである: 1 カルボニルを含有しないメタノール中の再結
晶2,4―ジニトロフエニルヒドラジン
(DNP)の飽和溶液。 2 濃塩酸。 3 10%アルコール性KOH:10gのKOHを20ml
の蒸留水中に溶解し、カルボニルを含有しない
メタノールで100mlに希釈する。 4 標準溶液:1mlの2―ブタノン(メチル―エ
チル―ケトン)(MEK)を蒸留水で2000mlに希
釈する。次いでこの溶液の一部を希釈して
0.8ppm、1.6ppm、2.4ppm、4.0ppm及び
8.0ppmのMEKを含有する標準溶液を与える。 カルボニル測定用の方法は、論文「カルボニル
化合物の微量を測定するための比色方法」、アナ
リチカル・ケミストリー、第23巻、第541〜542頁
(1951)に記載された改変ラツパン−クラーク法
である。この方法において、順序は次の通りであ
る。 第1:25mlのフラスコ中で3種の成分を次の順序
で混合する。 5mlの2,4DNP溶液 5mlのケーシング蒸留物、標準又は水(ブラ
ンク) (註:ケーシング蒸留物はさらに希釈する必
要がある) 1滴の濃塩酸 第2:混合物を55℃の水浴中に30分間温浸する。 第3:この温浸混合物を室温まで急速に冷却した
後、5mlの10%アルコール性KOHを加え、振
とうしそして30分間静置する。 第4:480nmにて吸光度を測定する。 第5:横軸を吸光度としかつ縦軸を標準濃度とし
て標準曲線を作成する。この曲線からケーシン
グ蒸留物中のMEKの濃度を外挿する。 第6:mgMEK/100cm2ケーシングを次の式を用い
て計算する: ppmMEK(標準曲線から)×(希釈率)×0.001mg/
μg×100=mgMEK/100cm2/初期試料の面積 例 13 本発明のタール除去燻製液組成物は、好ましく
は、ケーシング処理の際タール化するのを避ける
ようタール含有量の実質的部分を除去したことを
示すものとして、少なくとも50%の光透過率を有
することを上記した。この好適性は、ロイヤル・
スモークAAを前記したような抽出条件下で塩化
メチレン溶剤と種々な液体燻製溶液対液体溶剤の
容量比にて接触させる一連の試験により示され
た。タール除去燻製液フラクシヨンを分離し、そ
の光透過率を前記の方法と同様に測定した。この
タール除去燻製液フラクシヨンにおける不揮発物
(タールを含む)の重量%を決定した。これら試
験のデータを表Tに及び第13図のグラフに要約
する。
【表】 このデータ及び第13図を検討すれば、光透過
率は0〜約50%の光透過率範囲において不揮発物
(タールを含む)含有量によつて著しく影響され
ることが示される。すなわち、燻製液の光透過率
を0から約50%まで漸次増大させるには、たとえ
ば本発明の実施により燻製液のタール含有量を漸
次減少させねばならない。少なくとも約50%の光
透過率を達成するのに充分なタールが除去される
と、水平部分に達し、光透過率におけるその後の
改善は主としてその後のタール除去に依存しな
い。 本発明の好適具体例を詳細に説明したが、その
種々の改変を行なうことができ、かつ幾つかの特
徴をそれだけで使用することができると考えら
れ、これらは全て本発明の思想及び範囲内であ
る。たとえば、本発明のように有利に処理しうる
購入したままのタール含有燻製液はさらに処理前
に或いは本発明による使用前に周知技術によつて
濃縮することができる。これは、実施者が高度濃
縮型のタール除去燻製液をケーシング壁部に施こ
すことを望む場合望ましいであろう。 本発明の上記した具体例から考えられる他の変
化は、タール含有燻製液と液体溶剤との混合物を
タール豊富な液体フラクシヨンとタール除去燻製
液フラクシヨンとに分離する方法である。例にお
いては、これを重力デカンテーシヨンにより単一
段階の抽出で行なつたが、他の方法を使用しうる
ことも当業者には理解されるであろう。これらの
方法は2つの液体の単一段階の接触及び多段階の
接触を包含し、この接触は室温条件下或いは高温
かつ高圧条件下で行なうこともできる。これらの
抽出方法は、たとえば液−液サイクロン又は遠心
接触器のような各種の装置で行なうことができ
る。多段階の抽出は、複数のこれら装置を用いて
或いは縦型の向流カラムを用いて行なうこともで
きる。向流カラムは噴霧塔、充填塔、シープトレ
イを内蔵する密閉塔若しくは改変泡鐘トレイ及び
たとえば回転式円板カラムのような内部撹拌を備
えるカラムを包含する。 本発明の方法による管状食品ケーシングの表面
のタール除去燻製液での処理は、好ましくは、微
小金属粒子の存在が最小である制御環境条件下で
実施される。これは重要な要件である。何故な
ら、ケーシングと接触する金属摩耗粒子(主とし
て鉄、銅、真鍮)は燻製液被覆と反応して自動酸
化、変色及び処理ケーシングのセルロース劣化で
さえ生ぜしめるからである。変色及びセルロース
劣化は金属汚染の中間領域においてのみ生じ、め
つたに直径2〜10mmの大きさを越えない。セルロ
ース劣化は、しばしば充填若しくは加工の際、ケ
ーシングの破壊をもたらす程重大なことがある。
処理装置の製作における材料は微小金属粒子を最
少化させる重要な因子である。これらの材料は(1)
高度の耐摩耗性及び(2)燻製液に対する非反応性と
すべきである。或る種の金属及び合金がこれらの
厳格な要件に適合することが決定された。これら
は次のものである:或る種のアルミニウム合金、
クロム、メツキ、錫合金、及び或る種のステンレ
ス鋼。さらに微小金属粒子の存在を最少化させる
には、ケーシング製造及び取扱いのその他の工程
において注意を払わねばならない。 例 14 4種のタール除去燻製液の試料を、溶剤抽出法
を用いて光透過率の値を変化させながら調製し
た。使用した購入したままの液体燻製溶液は「チ
ヤルソールC−12」であり、波長340nmにて約
0.5の吸収力とPH約2とを有した。3種の試料の
それぞれを例1におけるとほぼ同様に調製した
が、ただし各試料は得られるタール除去液体燻製
溶液のそれぞれにつき異なる光透過率の値を与え
るよう溶剤抽出した。所定量の塩化メチレンへ約
3785mlのそのままの燻製液を加え、この液体を撹
拌又は振とうによつて混合した。タールを含有す
る塩化メチレンをデカンテーシヨンにより燻製液
から分離した。抽出に使用する塩化メチレンの量
を変化させることにより光透過率を変化させた。
1mlのタール除去燻製液を10mlの水で希釈し、か
つ水に対する透過率を590nmの波長にて日立モデ
ル100−60型分光光度計により測定して光透過率
を測定した。表には、購入したままの燻製液か
らタールを溶剤抽出するための塩化メチレン
(MeCl2)の各試料に対する量及びタール除去燻
製液生成物のPH及び光透過率を示す。
【表】 上記で調製した試料を、例4の装置及び方法を
用いてゲル材料の非繊維質フランクフルターケー
シング(寸法No.25)へケーシング表面積1m2当り
15.5gの燻製液の添加量となるように施こした。
ケーシングを例4におけると同様に約80℃〜約
120℃の乾燥温度にて3分間乾燥させた。 タール除去燻製液を施こす際、ケーシングをそ
のタール斑点につき観察し、かつ乾燥装置の乾燥
案内部及び絞りロールをタールの蓄積につき観察
した。これら観察の結果を表に要約する。
【表】 粘着性でなかつた。
上記の結果から判るように、より低い光透過率
値により反映されるようなタール除去液体燻製溶
液中のタールの存在に基づく問題は、タール含有
量が低下し又は光透過率値が増大するにつれて小
さくなる。約40%の光透過率を有するタール除去
燻製液の場合、タールによりもたらされる困難
性、特に絞りロール上への粘着は被覆工程を稼動
不能にし、したがつてこの組成物は許容しえな
い。約50%の光透過率において、たとえば運転時
間の後ケーシング上にタール斑点が形成するよう
な困難性が生ずる。しかしながら、初期の運転時
間の際、斑点のないケーシングが作られ、これら
は商業上の観点から許容しうる。光透過率が約60
%に上昇すると、ケーシング上にタール斑点が出
現するまでの運転時間がより長くなり、したがつ
て被覆工程はより実用的となる。約84%の光透過
率において、斑点及びタール蓄積の問題なしに長
時間の運転を達成することができる。高い光透過
率を有するタール除去燻製液は、被覆工程の停止
をもたらすようなタール蓄積又はその他関連の困
難性を包含する如何なる問題にも遭遇せずに、被
覆工程に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一具体例により食品ケーシン
グの外部表面をタール除去燻製液で処理するのに
適した装置の略図である。第2図は第1図の装置
に類似しかつこれと同じ機能を果すが、タール除
去燻製液で処理したケーシングを膨張条件下にあ
る間に所望の水分含量まで部分乾燥させるチヤン
バを備えた装置の略図である。第3図は第2図の
装置と類似しかつこれと同じ機能を果すが、ター
ル除去燻製液で処理したケーシングを平たい条件
下にある間に部分乾燥する手段を備えた装置の略
図である。第4図は数種のハロゲン含有有機液体
溶剤すなわち塩化メチレン、ブロムクロルメタ
ン、クロロホルム及びブロモホルムに関する、購
入したままの燻製液対液体溶剤の容量比の関数と
して光透過率を示すグラフである。第5図は各種
の非ハロゲン化アルコールに関する購入したまま
の燻製液対液体溶剤の容量比の関数として光透過
率を示すグラフである。第6図は各種の有機液体
溶剤に関し1:1の購入したままの燻製液対溶剤
の容量比にて水素結合溶解度パラメータの関数と
して光透過率を示すグラフである。第7図は各種
の有機液体溶剤に関し6:1の購入されたままの
燻製液対溶剤の容量比にて水素結合溶解度パラメ
ータプラス水中の溶剤溶解度%の合計の関数とし
て光透過率を示すグラフである。第8図は非反応
性及び或る種の反応性有機液体溶剤に関し1:1
の購入されたままの燻製液対溶剤の容量比にて水
素結合溶解度パラメータプラス水中の溶剤溶解度
%の合計の関数として光透過率を示すグラフであ
る。第9図は購入されたままのタール含有燻製液
で処理されたケーシングと本発明のタール除去燻
製液で処理したケーシングとの両者に関する種々
の波長におけるケーシング抽出物の紫外線透過率
及び紫外線吸収率を示すグラフである。第10図
は数種の燻製液に対する購入されたままの燻製液
対溶剤の容量比及び広範囲の容量比の関数として
590nmにおける光透過率を示すグラフである。第
11図は比較的低い燻製液対溶剤の容量比に関す
る容量比の関数としての染色力を示すグラフであ
る。第12図は食品ケーシングにおけるタール除
去燻製液の充填量の関数として紫外線吸光係数を
示すグラフである。第13図は光透過率の関数と
して燻製液中の非揮発性物質(タールを含む)の
割合を示すグラフである。 10……ケーシング、11……浸漬槽、12…
…燻製組成物、13,14,20,22……ロー
ル、24……リール、27……チヤンバ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 340nmの波長にて少なくとも約0.25の吸収力
    を有する燻製着色及び燻製着香成分の混合物から
    なるタール含有の水性液燻製溶液と、前記液体燻
    製溶液に不混和性であり且つ燻製液環境において
    少なくとも約2.7の水素結合溶解度パラメータを
    有する有機液溶剤とを用意し、前記液体燻製溶液
    と前記液体溶剤とを約1:1〜65:1の液体燻製
    溶液対液体溶剤の容量比にて抽出条件下で接触さ
    せてタール豊富な液体溶剤フラクシヨンとタール
    除去燻製液フラクシヨンとを生成させ、これらフ
    ラクシヨンを分離して前記タール除去燻製液を水
    性燻製液組成物として生成させ、管状食品ケーシ
    ングの表面をこのケーシング壁部に対し340nmの
    波長にて少なくとも約0.2の吸収係数を与えるの
    に充分な量の前記タール除去水性燻製液組成物で
    処理し、このように処理されたケーシングに食品
    を詰め、得られた充填食品を燻製着色及び燻製着
    香成分がケーシングから充填食品へ移行するのに
    充分な条件下で処理することを特徴とする燻製着
    色かつ燻製着香された食品の製造方法。 2 液体溶剤が合計で約2.7〜9の水素結合溶解
    度パラメータプラス水中の溶剤溶解度重量%を有
    し、かつ前記液体燻製溶液と前記液体溶剤とを少
    なくとも約6:1の液体燻製溶液対液体溶剤の容
    量比にて供給する特許請求の範囲第1項記載の燻
    製着色かつ燻製着香された食品の製造方法。 3 タール含有の水性液燻製溶液を少なくとも約
    4以上のPHまで少なくとも部分中和し、これを液
    体溶剤と接触させる特許請求の範囲第1項記載の
    燻製着色かつ燻製着香された食品の製造方法。 4 少なくとも部分中和する際の液体燻製溶液の
    温度を約40℃以上に上昇しないよう制御する特許
    請求の範囲第3項記載の燻製着色かつ燻製着香さ
    れた食品の製造方法。 5 タール含有の水性液燻製溶液が少なくとも約
    7重量%の全酸含有量を有する特許請求の範囲第
    1項記載の燻製着色かつ燻製着香された食品の製
    造方法。 6 処理されたケーシングの壁部がタール含有の
    水性液燻製溶液により同一の方法で処理された同
    一のケーシング壁部のフエノール重量含有量の約
    半分を有する特許請求の範囲第1項記載の燻製着
    色かつ燻製着香された食品の製造方法。 7 接触及び分離を、少なくとも50%の光透過率
    をタール除去水性液燻製溶液が有するように行な
    う特許請求の範囲第1項記載の燻製着色かつ燻製
    着香された食品の製造方法。 8 タール含有の水性液燻製溶液が約7〜約9重
    量%の全酸含有量を有し、かつ液体溶剤を約30:
    1〜約65:1の液体燻製溶液対液体溶剤の容量比
    にて供給する特許請求の範囲第1項記載の燻製着
    色かつ燻製着香された充填食品の製造方法。 9 タール含有の水性液燻製溶液が約9〜約11.5
    重量%の全酸含有量を有し、かつ液体溶剤を約
    15:1〜約30:1の液体燻製溶液対液体溶剤の容
    量比にて供給する特許請求の範囲第1項記載の燻
    製着色かつ燻製着香された食品の製造方法。 10 タール含有の水性液燻製溶液が約11.5重量
    %より多い全酸含有量を有し、かつ液体溶剤を約
    7:1〜約25:1の液体燻製溶液対液体溶剤の容
    量比にて供給する特許請求の範囲第1項記載の燻
    製着色かつ燻製着香された食品の製造方法。 11 液体溶剤がジハロゲン置換又はトリハロゲ
    ン置換されたメタン液である特許請求の範囲第8
    項記載の燻製着色かつ燻製着香された充填食品の
    製造方法。 12 液体溶剤がジハロゲン置換又はトリハロゲ
    ン置換されたメタン液である特許請求の範囲第9
    項記載の燻製着色かつ燻製着香された充填食品の
    製造方法。 13 液体溶剤がジハロゲン置換又はトリハロゲ
    ン置換されたメタン液である特許請求の範囲第1
    0項記載の燻製着色かつ燻製着香された充填食品
    の製造方法。 14 タール含有の水性液燻製溶液が約11.5重量
    %より多い全酸含有量を有し、かつ二塩化メチレ
    ンが液体溶剤であり、この二塩化メチレンを約
    7:1〜約25:1の液体燻製溶液対二塩化メチレ
    ンの容量比にて供給する特許請求の範囲第1項記
    載の燻製着色かつ燻製着香された食品の製造方
    法。 15 燻製処理されたケーシングが吸光係数が少
    なくとも約0.4である特許請求の範囲第1項記載
    の燻製着色かつ燻製着香された食品の製造方法。
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