JPH025121B2 - - Google Patents
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- JPH025121B2 JPH025121B2 JP57007740A JP774082A JPH025121B2 JP H025121 B2 JPH025121 B2 JP H025121B2 JP 57007740 A JP57007740 A JP 57007740A JP 774082 A JP774082 A JP 774082A JP H025121 B2 JPH025121 B2 JP H025121B2
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- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
Description
本発明は物質移動装置、たとえば塔またはカラ
ム中で一方が他方の上に間隔を置いて配置されて
いる多段の気―液接触段階をもつ種類の蒸留塔ま
たは吸収塔に関する。各段階は活性区域をもち、
そこでは上昇する蒸気の流れと各段階を遂次移動
して塔中を下降する液体の流れとの間に緊密な接
触が行なわれ、それによつて液体の流れと蒸気の
流れとの間で成分の交換が行なわれる。 塔を2つ又はそれ以上の垂直帯域に分割して塔
を上昇する蒸気を少なくとも2つの分離した流れ
に分け、そして気―液接触段階たとえばバブルキ
ヤツプトレイを垂直帯域のそれぞれに対して1つ
づつの節に分割してこれらの節を相互に対して垂
直にオフセツト状にし、その配列を塔を下降する
液流が節から節へとステツプ状に下方に通過し、
塔を下降して流れる際に各帯域を次々に通つて走
行するようにすること、が提案されていた。n個
の帯域をもつこのような配列において、下降する
液流は塔を上昇するn個の蒸気の流れのそれぞれ
と多段接触段階のn倍の接触をうけ、装置の帯域
の1つにおいて隣接する段階間と同じ気―液接触
段階の軸間隔をもつ従来の設計の塔の場合に比べ
て異種蒸気成分とn倍もの多くの接触がえられ
る。それ故、このような構造は所定の長さをもつ
理論気―液接触段数のかなりな増加を可能にす
る。 また、下降する液流がそれぞれのトレイを横切
つて流れるとき、その液流組成物中の高沸点成分
と低沸点成分との比が増大する傾向がありえて、
もしそうならば、液が各トレイを同一方向に横切
つて流通せしめられて液中の高沸点成分の富化の
傾向が各トレイを横切る同一方向にある場合に
は、改良された物質移動点効率の増強がえられ
る、ということも認識されていた。 然しながら、これらの効果を達成するために従
来提案されていた物質移動装置のこの特定の配列
は次の欠点のうちの1つ又はそれ以上に悩まされ
た。 (a) 各トレイの入口および出口の相対位置はトレ
イを横切る液流に“短絡回路”を与えるように
位置づけされ、そのため有効トレイの実質的な
低効率を生ぜしめる。 (b) 液流パターンは各トレイの区域上の浸漬度に
変化を生ぜしめ、これによつて物質移動点効率
が減少する。 (c) 液流パターンは異なつた流路長および従つて
異なつた液滞留時間を生ぜしめ、および(また
は)各トレイ上に逆混合(バツクミキシング)
または側面混合を誘起し、それによつて高濃度
勾配効果のために各トレイを同一方向に横切つ
て液を通過させるという有力な利点を減少させ
るか又は無くしてしまう。 (d) この配列は液が塔の一面から1つのトレイを
去つて次のトレイへの入口に供給されるように
塔の他の面へと移動することを必要とし、その
ために塔の設計の複雑化を伴なう輸送配管の設
置、費用の増加、および塔によつてはこびうる
液荷重をひどく限定する入口サイズの限定が必
要となる。 (e) 各トレイからの出口の巾が塔の直径の半分以
下に限定され、そのため塔によつて操作されう
る蒸気に対する最大の液荷重がひどく制限され
る。 本発明は2つの垂直帯域ならびに1つの帯域の
他の帯域に対する気―液接触段階のオフセツトを
もつ種類の、然し上述の欠点を減少させた又は避
けた、物質移動の設計を提供するものである。 本発明によれば、軸方向に間隔を置いて配置さ
れている多数の気―液接触段階をもち、降液路に
よつて各段階からの液流を次の段階に下降させ、
そしてこれらの段階の間に蒸気流を上昇させる空
間を備えるほぼ垂直なカラム状部分を含む物質移
動装置であつて、 該カラム状部分が更に軸方向に伸びる分割板2
0を含み、この分割板が上昇蒸気流空間を2つの
平行な帯域14,16に分割して該蒸気流を2つ
の平行で別々の流れに分け、それぞれの帯域が多
数の気―液接触段階14A,14B,14C等;
および16A,16B,16C等を軸方向にそつ
て軸方向に間隔を置いて備え、一方の帯域中の気
―液接触段階14A,14B,14C等の配置が
カラム状部分にそつた他の帯域中の気―液接触段
階16A,16B,16C等の配置に対して軸方
向に食い違いの状態にあり、それぞれの気―液接
触段階が活性区域26,26′、先行する段階か
らの液を受け入れて該活性区域に送る入口区域2
4,24′、および活性区域からの液を排出する
出口区域22,22′をもち、そしてそれぞれの
出口区域が降液路によつて接続されていて液流を
カラム状部分の次の低い段階の活性区域の入口区
域に該降液路を通つて下降させ、それによつてカ
ラム状部分を下降する液流をそれが段階から段階
へカラム状部分を順次に下降する際に一方の帯域
から他方の帯域に交互に指向させる物質移動装置
において; 入口区域と出口区域が活性区域の向き合つた両
側に配置され且つ活性区域および入口区域と活性
区域との間の入口30,30′と出口36,3
6′が分割板の同じ側に配置され、出口区域と活
性区域はそれぞれ分割板の面に対してほぼ直角方
向に該帯域を横切つて伸びそれによつて入口区域
から活性区域を横切つて出口区域に流れる液流は
ほぼ直線であり且つ分割板に平行であり、一方の
帯域中の段階の活性区域26の分割板の幅にそつ
た配置は他方の帯域中の段階の活性区域26′の
それに対応し、一方の帯域中の段階の活性区域の
入口区域と出口区域の配置はそれぞれ他方の帯域
中の段階の対応する活性区域の出口区域と活性区
域に対応し、それによつて一方の帯域中のそれぞ
れの段階の活性区域を横切る液流の方向が他方の
帯域中のそれぞれの段階の対応する活性区域を横
切る液流の方向と反対であるようになしたことを
特徴とする物質移動装置が提供される。 なお、上記の記載中カツコ内の符号は添付図面
の符号に対応するものである。 本発明の装置において、下降する液流はカラム
中を上昇する2つの蒸気流のそれぞれについての
多くの気―液接触段階にそれぞれ2回接触させ、
これによつて本発明の装置のいづれかの帯域にお
ける段階間と同じ軸方向の段階間の間隔をもつ通
常のカラムの場合と比較して異なつた蒸気組成物
と2倍の回数で接触させることが可能になる。従
つて、所定の長さのカラム中の有効な平衡物質移
動段階の数の増大が達せられ、これによつて同じ
エネルギー消費について増強された分離度がえら
れる。あるいはまた、通常のカラムと同じ分離度
はより少ないエネルギーの消費によつて達成しう
る。逆にいえば、同じエネルギーの消費につい
て、同じ分離度はより少ない数の気―液接触段階
で達成することができ、これによつてカラムおよ
び内押物の設備投資を少なくすることができる。 更に、本発明の装置のそれぞれの帯域におい
て、同一方向の下降流はそれぞれの帯域中のすべ
ての気―液接触段階中のそれぞれの活性区域を横
切る。このため、液中の高沸点成分の富化の傾向
はこの帯域中の各段階を横切つて同一方向にあ
り、濃度勾配による物質移動点効率の増強の理想
的な配列が提供される。 入口および出口の区域の配列は、活性区域の向
き合つた両辺上に配置されるべきそれぞれの気―
液接触段階の活性区域と同伴して行なわれ、この
活性区域を横切る液流は一般に側面混合または逆
混合を直線状に抑圧する傾向があり、それによつ
てカラムの一帯域中のそれぞれの気―液接触段階
を横切つて同じ方向に液を流下させることからえ
られる全効率に関して物質移動点効率の増強を改
良する。 入口区域とは入口から活性区域へはこばれる前
段階からの液を受入れる段階区域を意味し、そし
て出口区域とは活性区域からの液を出口へ排出さ
せる区域を意味する。一般に、入口区域は降液路
の下にある段階区域に相当し、出口区域は降液路
の口に相当するか又はこれを規定し、そして入口
および出口は、この具体例においては、それぞれ
活性区域からの入口区域および出口区域を分割す
る面に一般に存在する。 それぞれの段階が単一の活性区域をもつ上記の
具体例においては、実用上の最大の入口または出
口の幅はカラムの直径の約40%であり、これは蒸
気の荷重が実質的に主たる荷重であると子期され
る場合にとつて最も適している。然しながら、こ
の配列はまたそれぞれの気―液接触段階を、この
部分中の前段階の活性区域から排出される液を受
入れる入口区域とそのそばの活性区域から液を排
出させる出口との間にそれぞれ存在する複数個の
活性区域に容易に分割することを可能にする。こ
のような分割によつて、それぞれの段階の有効な
全体の入口および出口の巾は実質的に、たとえば
カラムの直径の1.8倍にまで、増大させることが
でき、これによつて高い液/蒸気の荷重比を処理
する能力がえられる。 1つの気―液接触段階が2つ又はそれ以上の活
性区域をもち、それぞれの活性区域が入口区域と
出口区域との間に存在する場合、最も外側の入口
および(または)出口(これはこの段階の入口お
よび出口のすべてのうちの最小の弦の長さをもつ
位置に配置される)の有効長は、所望ならば、そ
れにカーブを付けることによつて、たとえばカラ
ムの壁に平行に走行させるようにカーブを付ける
ことによつて、あるいはそれに角度を付けること
によつて、たとえばクランク状もしくは2重クラ
ンク状に角度を付けることによつて、増大させる
ことができる。 1つの帯域中の各段階の活性区域の、分割板の
幅を横切る配置は、他の帯域中の各段階のそれに
対応させることができ、そして1つの帯域中の各
段階の入口および出口の区域の配置は他の帯域中
の各段階の入口および出口の区域の配置にそれぞ
れ対応させることができ、これによつてこれらの
帯域のそれぞれにおけるそれぞれの気―液接触段
階のそれぞれの活性区域を横切る液流を、横方向
に向けた輸送管を与える必要なしに、その上およ
び下にある対応する活性区域のそれぞれを横切る
のと同じ方向にさせることができる。 各段階に複数個の活性区域を与え、各帯域中の
活性区域、入口区域および出口区域のこの好まし
い配置を許す好ましい配列は、各段階について
2n個の活性区域、p個の入口区域およびq個の
出口区域をもつものである。ここにnは正の整数
であり、帯域の1つにおいてp=n、q=n+1
であり、帯域の他の1つにおいてp=n+1、q
=nである。そしてそれぞれの気―液接触段階は
実際には、垂直に伸びる分割板の面に一般に直角
の方向に伸びる直角分割線によつて活性区域、入
口区域および出口区域に分割される。 一般にnは1または2である。nが1である場
合、それぞれの気―液接触段階は2つの活性区域
をもち、帯域の一方は入口区域、この入口区域の
各辺に配置された活性区域、および入口区域から
それぞれの活性区域の他の辺に配置された出口区
域をもつ各段階を含み、そして帯域の他方は出口
区域、この出口区域の各辺に配置された活性区
域、および出口区域からそれぞれの活性区域の他
の辺に配置された入口区域をもつ各段階を含む。 上記の配列において、各段階は偶数の活性区域
をもつ。然しながら、各段階の奇数の活性区域を
もたせ然もなお上記の好ましい配置の活性区域、
入口区域および出口区域を得ることも可能であ
る。 本発明の重要な実用面は、その配列が現存の単
一および多段パス物質移動装置の内部構造が本発
明に従つて容易に変形しうるものであるというこ
とである。 大部分の適用にとつて分割板は一般に対立的に
配置されてカラムの部分を等しい区域または実質
的に等しい区域の2つの帯域に分割することが理
解されるであろう。また、帯域のそれぞれにおい
て気―液接触段階のそれぞれを該帯域にそつて一
般に等しい軸方向の間隔に離して配置し、そして
一帯域中の各段階の軸方向の配置を他の帯域中の
各段階の軸方向の配置に対してX/2(Xは帯域の 一方における隣接段階間の距離である)の距離だ
け食いちがいの状態にすることもふつうのことで
ある。 気―液接触段階の活性区域は通常の様式で、た
とえばシーブトレイ、バルブトレイ、およびバル
ブキヤツプトレイの部材を使用して形成すること
ができる。 本発明による装置の内部構造は多数の個々のプ
レートおよび他の要素から作ることができる。こ
のプレートおよび他の要素は既存の出入口または
マンホールを通して既存のカラム又は塔に導入し
うるような大きさのものでありうる。またこれら
は常法によりたとえばナツトおよびボルトを使用
して塔またはカラム内に一緒に固定させるよう設
計することができ、また通常のまたは既存の固定
部材たとえばボルト棒および周辺リングを使用し
てカラム壁に装着させるよう設計することもで
き、これによつて既存の物質移動装置の容易な変
形を行なつて本発明による操作を行なうことが可
能になる。 本発明を添付図面を参照して更に詳細に説明す
る。 第1図は通常の設計の単一パスの物質移動カラ
ム、たとえば蒸留塔(たゞしリボイラー、還流部
および供給部は省略)の長さ部分にそつた図式的
垂直断面図であり、数個の気―液接触段階または
トレイを示すものである。 第2図および第3図は第1図のXX′および
YY′にそつてそれぞれみた第1図の装置の平面断
面図である。 第4図は本発明により変形した第1図、第2図
および第3図の単一パス物質移動装置の操作原理
を示すもので、第1図に示す従来のカラムの図に
対して直角の角度からみた図である。 第5図は第4図に示す原理により操作する物質
移動カラムの内部構造配列の一例を示す同寸法図
である。 第6図はカラム中に配置した第5図の配列の平
面断面図である。 第7図は本発明の別の具体例によるカラムの部
分の内部構造を示す部分的な同寸法断面図であ
り、変形した2個のパスをもつカラムについての
ものである。 第8図は第5図に示す構造の図式的対向面図で
ある。 第9図および第10図は第7図のAA′および
BB′からそれぞれみた第7図のカラムの平面断面
図である。 第11図および第12図は第7図〜第10図の
具体例を変形して各半分のトレイの有効堰または
出口幅を増大させた具体例を示すものであり、第
9図に示す平面断面図に対応するものである。 第13図および第14図は本発明によるカラム
の第9図および第10図のそれに対応するレベル
においてとつた平面断面図であつて、変形した4
個のパスをもつカラムについてのものである。 第15図および第16図は本発明によるカラム
の第9図およぴ第10図のそれに対応するレベル
においてとつた平面断面図であつて、変形した3
個のパスをもつカラムについてのものである。 通常の単一パス物質移動装置たとえば第1図〜
第3図に示すような蒸留塔は、一般に垂直ケーシ
ング2内に配置した多数の気―液接触段階A、
B、C、D、E、等を含む。これらの気―液接触
段階はシーブトレイ、バブルキヤツプトレイまた
は上昇する蒸気を各段階の活性区域を通過させ該
区域上で液体と緊密に接触させる他の任意の型の
構造の形体をとることができる。各段階に付属し
て降液管4A,4B等があり、その配列は各トレ
イに供給される液がトレイの活性区域を横切つて
(たとえば6A,6Bのような外側堰を越えて)
降液路中に排出され、これによつて液がその活性
区域を横切つてカラム中の下段の次のトレイへの
入口区域8B,8C等に供給され、液は更に次の
トレイに付属する堰および降液路に流れ、このよ
うにして液がジグザグ状に塔を下降し、一方蒸気
は周知の様式でそれぞれのトレイを通過して塔を
上昇するようになつているものである。第2図お
よび第3図に最もよく認められるように、交互ト
レイA,C,E等から流出する降液管は一般に垂
直のチヤンネルであつて、その断面はカラムの弧
10およびこの弧を2等分する弦によつて規定さ
れ、そしてこれらのトレイの入口区域は対応する
横断面の形状であるが直径方向に向き合つて配置
されており、弧10′および12′によつて境界が
つけられ、トレイB,D等の入口区域は逆になつ
ており、これによつて1つのプレートからの降液
管が次の入口区域を供給している。 カラムによつて達成される分離は特に、使用す
る還流比、およびカラム中に装備された接触段階
(またはトレイ)の数に依存し、そしてもちろん、
トレイの数の増加による可能な分離の増大は一般
に塔の高さを増大させる。トレイ類が相互にあま
りにも密接に配置されると、蒸留帯域中の液/蒸
気の比に依存して、降液路がフラツテイングを起
したり、あるいはトレイを通過する蒸気中に同伴
される液がはこばれて次の高次のトレイ中の液と
接触する(いわゆる“同伴フラツテイング”)傾
向があり、そのために分離効果を妨害する。 第4図を参照して、その最も簡単な形体におい
て、本発明の装置は実際上、第1図〜第3図に示
す通常の単一パス物質移動装置の変形とみなしう
る。カラム2は弦10,12,10′,12′に対
して一般に直角の垂直面に軸方向に伸びる且つこ
れらの弦の存在する該垂直面を2等分する直径分
割板18によつて2つの軸方向に伸びる帯域1
4,16に分割されている。そのためそれぞれの
気―液接触段階A、B、C等は実際上これらの帯
域のそれぞれの半分について2つの各半分14A
および16A,14Bおよび16B,14Cおよ
び16C等に分割されている。各段階のこれら2
つの各半分の軸方向の配置は相互に関し食い違い
の状態にあり、そして図示する具体例においてこ
れら2つの各半分間の間隔は、最適操作のための
好ましい間隔として、X/2(たゞしXは第1図〜 第3図に示す通常の配列における隣接トレイ間の
軸方向の距離である)である。 第4図の実線の流れの線で示すように、カラム
の内部配列はそれぞれの半分のトレイから排出さ
れる液が分割板18に向つて流れてカラムの他の
帯域にある次の低段の半分のトレイに向けられ
る。そのため液はそれがカラムの半分のトレイか
ら次の半分のトレイに下降して流れるとき1つの
帯域から他の帯域に向けられる。破線で示すカラ
ム上昇蒸気はこの分割板によつて2つの分離した
流れに分割される。そのため、カラムを下降する
液はそれぞれの蒸気の流れと交互に接触し、そし
てこの下降液の流れは蒸気がカラムを上昇する際
の気―液接触段階の2倍の接触に付される。 第4図に示すカラムの配置において、各トレイ
を横切る液の流れはこの図の面に対して直角の方
向にあり、それが1つの帯域から他の帯域に流れ
るとき方向が反転する。このようにして、たとえ
ば半分のトレイ14A,14B等について、その
流れはこの図を見る者に対してこの図の面から外
側にあり、そして他の半分のトレイ16A,16
B等について、その流れはこの図の面の内側に向
つてこの図を見る者から遠ざかる。 第4図に示す原理によりカラムを操作するため
の1つの好適な配置が第5図および第6図に示し
てある。 2つの気―液接触段階のみを示す配列の同寸法
の一部破断図である第5図を参照して、分割板は
一般に直径方向に伸びるバツフルプレートによつ
て与えられ、2つの帯域14,16のそれぞれに
は一方が他方の上に垂直に間隔を置いて配置され
た多数の半分のトレイが装備されており、それら
のうちの2つ14Bおよび16B(それぞれ帯域
に1つづつ)が図示されている。半分のトレイの
それぞれは一般に平面が半円形であるがカラムの
内壁21(第6図)とバツフルプレート20の平
面から直角に伸び、バツフルプレートの一端に向
つて配置されている垂直面との間に存在する弓形
部分からなり、一部が破断されて降液管へ接続す
る出口区域を提供している一端部をもつている。
カラムの内壁21とバツフルプレート20の平面
から直角に伸び、第1の垂直面に対してバツフル
プレートの対向端に向つて配置されている第2の
垂直面との間に存在する弓形部分からなる他の端
部は、半分のトレイへの入口区域を形成してい
る。残存する中心部分はこの半分のトレイの活性
区域を形成するために利用される。 帯域14中の半分のトレイすなわち図中の14
Bについて、入口区域および出口区域はそれぞれ
24および22で示され、帯域16中の半分のト
レイすなわち図中のトレイ16Bについて、対応
する入口区域および出口区域はそれぞれ24′お
よび22′(第5図)で示されている。それぞれ
の活性区域は26および26′で示されている。
1つの帯域中の半分のトレイの入口区域および出
口区域は他の帯域中のそれらに対して分割板の対
向端に配置されている。それぞれの出口区域22
に入る液は降液路によつてカラム中の次の低い半
分のトレイの入口区域24′に送られる。それぞ
れの出口区域22′および入口区域24について
も同様である。それぞれの出口区域22からの降
液路はカラムの内壁21と垂直板28との間に存
在するチヤンネルからなる。この垂直板は帯域1
4中の半分のトレイたとえば14Bとカラム中の
帯域16中の次の低い半分のトレイたとえば16
との間に伸びている。降液管はこの垂直面におい
て出口区域22のリツプ(出口)を規定し且つこ
の面においてカラムの全幅を横切つている。 降液管がカラムを下降して次の低い半分のトレ
イの入口区域24′に給液できるように、帯域1
6中に伸びるプレート28の半分の底部に間隙が
与えられていて口(入口)を提供している。プレ
ート28から外側に伸びるバツフルプレート20
の端部は省略されている。 帯域16からの蒸気が帯域14に入るのを防ぐ
ために、ヘツドプレート32がプレート28とカ
ラム内壁との間の降液管の空間の頂部をシールし
ており、帯域14中の降液管の空間はプレート1
6Bの延長部34′によつてシールされている。 それぞれの出口区域22′に入る液を次の低い
半分のトレイの入口区域24に供給するための降
液路を与えるために、対応するプレート28を装
備する。これは帯域16中のそれぞれの半分の
(たとえば16A、図示していない)と帯域14
中の次の低い半分のトレイたとえば14Bとの間
に伸びており、口30(入口)を与えるための間
隙をもつている。この降液路はプレート32に対
応するヘツドプレート32′をもち、帯域16中
の降液管の空間の底部はプレート14Bの延長部
34によつてシールされ、プレート16Bの延長
部34′に対応している。 僅か2個の半分のプレートと同伴バツフルおよ
び降液路の配列のみを示したけれども、図示した
配列はカラムの長さにそつて一回またはそれ以上
くりかえしうることが理解されるであろう。 それぞれの半分のトレイ上の液の深さは堰3
6,36′によつて制御され、蒸気が降液路を上
昇するのを防ぐ。堰の高さはそれぞれのトレイの
入口30,30′が浸漬されるような高さである
べきである。 操作に際して、入口区域24に提供される液は
口(入口)30を通過し、カラムの帯域14中の
トレイ14A,14B等の活性区域26を横切つ
て走行し、そして出口区域22に入る。この区域
から液は降液路を通つて入口区域24′の口(入
口)30′に、そして帯域16にあるカラムの次
の低い半分のプレートの活性区域26′に送られ、
その活性区域を横切つて出口区域22′に流れ、
そこから液は次の降液路によつて、帯域14にあ
るカラムの次の低い半分のトレイの入口に送ら
れ、順次このようにしてカラムを下降する。この
ようにして、液流がカラムを下降するにつれて、
液はそれが半分のトレイから他の半分のトレイを
走行するとき1つの帯域か他の帯域へと移動す
る。 液から放出された蒸気は2つの分離した流れ
(その1つは帯域14中の流れであり、他の1つ
は帯域16中の流れである)になつてカラムを上
昇する。このようにして、帯域14中を上昇する
蒸気はトレイ14A、14B等のみと然しこの逆
の順序で接触し、帯域16中を上昇する蒸気はト
レイ16A、16B等のみと然しこの逆の順序で
接触する。他方、下降する液はそれぞれがトレイ
14Aからトレイ16へ、次いでトレイ14B
へ、更にトレイ16Bへと順次通過してカラムを
下降する際に、帯域14中の蒸気と次いで帯域1
6中の蒸気と交互に接触する。 従つて、本発明による配列によつて、帯域14
および16のそれぞれを上昇する蒸気の流れはト
レイ間に同じ軸方向の間隔をもつ通常の設計のカ
ラムにおける場合と同じ回数だけ下降液と接触す
るけれども、液は同じ軸方向のトレイ間隔をもつ
通常の設計のカラムにおける場合と比べてその2
倍の回数で異なつた蒸気組成物と接触する、とい
うことが理解されるであろう。また、第1図〜第
3図に示す通常のカラムにおいては任意のトレイ
上の液はカラム中の次の低い気―液接触段階から
の蒸気と接触するけれども、本発明による配列に
おいてはトレイ上の液はカラム中の次の然し1つ
の低い気―液接触段階からの蒸気と接触する。そ
れ故、本発明は所定の長さのカラム内で有効な平
衡物質移動段階の数の増大を与え、そしてこれに
よつて同じエネルギー消費で増強した分離度を達
成しうるものである。あるいはまた、類似の大き
さの通常の物質移動カラムの場合と同じ分離度
は、より少ないエネルギーの消費で達成しうる。
それはより小さな還流比および従つてより小さな
リボイラーが必要とされるにすぎないためであ
る。更に、この配列が最も好適とする気―液比に
ついて、すなわち蒸気の荷重が優勢な傾向にある
場合、所定の直径カラム内で通常のカラムの場合
よりもより大きな荷重を取扱うことが可能であ
る。 本発明の配列をもつ物質移動カラムの更なる利
点は、特に気/液比が高い蒸留にとつて、所定効
率での究極の荷重操作能力が第1図〜第3図で示
すような通常のカラムで達成されるそれよりも大
きいということである。この配列は高い気/液比
を操作する場合に特に好適である。それは、1つ
のトレイ上の上昇する蒸気流によつてはこばれて
カラム中のそのトレイの上にある次のトレイ中で
接触する場合、同伴フラツデイングに関する有効
トレイ間隔が液体の降液管フラツデイングに関す
る有効トレイ間隔の2倍であるためである。 また、本発明による装置において、1つの帯域
中にある半分のトレイのすべてを横切る液流は常
に同じ方向にあり、これによつてカラムを下降す
る液の流れがトレイからトレイへと移るたびに方
向が反転する通常のカラムと比べて、全効率に対
する物質移動点効率のより大きな増強がえられ
る。これは液流が物質移動装置中のそれぞれのト
レイを横切るので液中の高沸点成分の増強の一般
的傾向があるためである。本発明の配列におい
て、1つのトレイ中の富化液からそれぞれの帯域
中を上昇する蒸気はその帯域中の該トレイの上に
ある次のトレイ中の富化液と接触し、貧化液から
上昇する蒸気はその上の次のトレイ中の貧化液と
接触するが、通常のカラムにおいては富化液から
上昇する蒸気はその上にある次のトレイ中の貧化
液と接触し、貧化液から上昇する蒸気はその上に
ある次のトレイ中の富化液と接触する。 液が半分のトレイから次の半分のトレイに下降
する際に、液の走行方向は反転し、液は一般にバ
ツク―アンド―フオースまたはジグザグ状であ
る。これは、液流が一般に更にアーチ状である配
列と比べて、それぞれ半分のトレイの活性区域2
6、26′上の液分布の均一性を促進し、渦巻き
による活性区域上の浸漬度の変化の傾向を減少さ
せる。前者は半分のトレイの活性区域の有効利用
を改良して物質移動効率を更に増強し、後者は点
効率を改良する。 それぞれの半分のトレイ上において、入口から
出口へ向う液流は一般に直線状であり、これによ
つて逆混合および側面混合の傾向を抑制し、そし
て従つてカラムのそれぞれの帯域中の半分のトレ
イのすべてにおいて液流を同じ方向にすることに
よつてえられる物質移動効率の増強を最大にす
る。それぞれの半分のトレイを横切る流路はまた
すべて実質的に等しい流路であり、これによつて
均一な帯留時間を確保し、液流の短絡回路の可能
性をなくす。 それぞれの帯域中のそれぞれの半分のトレイを
横切る同一の液流方向はまた、液をカラムの一面
からトレイ間の他の面に向ける横方向に取付けた
移動パイプを設ける必要なしに達成される。 第5図および第6図の配列において、それぞれ
のトレイに付属する出口または堰26,36′の
有効幅Z(第6図)は限定される。有効幅は半分
のトレイの活性区域を減少させることによつての
み増加させうる。然しながら、それぞれの気―液
接触段階が複数の活性区域をもつならば、有効出
口または堰の幅の実質的な増加が本発明の他の利
点の如何なるものも犠牲にすることなしにえられ
る。 通常の2つのパス系の変形である、このような
配列の1つの構造形体は第7図〜第10図に示し
てある。これらの図において、符号102はカラ
ムの壁を示し、符号104は軸方向に伸びる直径
方向に配置したプレートであつてカラムのトレイ
部分を実際に2つの気―液接触帯域に106,1
08に分割する分割板である。これらの気―液接
触帯域106,108のそれぞれには一連の半分
のトレイ110A,110B,110C等および
112A,112B,112C等がそれぞれ装備
されている。便宜上、図には3つのトレイのみが
示してある。第5図および第6図に示す配列と同
様に、帯域106中の半分のトレイ群の軸方向の
配置は帯域108中の半分のトレイ群のそれに対
して食い違いの状態にあり、これによつてカラム
中の隣接するトレイ間の軸方向の距離はX/2(X はカラムの帯域106,108のいづれかにおけ
る隣接する半分のトレイ間の軸方向の距離であ
る)である。 この具体例において、それぞれの半分のトレイ
は実際に半円形から作られる2つの活性区域また
は気―液接触区域からなる。図では(a)相互に平行
に且つプレート104に対して直角にそしてプレ
ートから半円の円周に伸びる2つの主要な弦の間
に存在する中心部分(半円の最も幅広い部分)お
よび(b)プレート104から円周に対して直角に伸
びる更に小さい弦の外側に存在する半円の部分か
らそれぞれ構成される2つの端部、が省略されて
いる。かくして、それぞれの半分のトレイの2つ
の活性区域または気―液接触区域は帯域106中
の半分のトレイ群についてはXおよびX′で示さ
れる2つ切頭四分円部分、そして帯域108中の
半分のトレイ群についてはYおよびY′で示され
る2つの切頭四分円部分からそれぞれ構成され
る。 帯域106中の半分のトレイ群110A,11
0B、等について、この中心部分はトレイに液を
供給する降液管の基板114を形成し、そして活
性区域XおよびX′に液を供給するための入口区
域を構成する。この2つの端部は接触区域のそれ
ぞれの出口区域116を形成し、それぞれは半分
のトレイからの排出される液のための降液路に接
続している。 帯域108中の半分のトレイ群112A,11
2B等について、該中心部分は存在せず、半分の
トレイから排出される液のための間隙118が設
けられていて、2つの気―液接触区域Yおよび
Y′のための共通の出口区域を構成し、そしてこ
の2つの外側端部は液を半分のトレイに供給する
降液路の基板120を形成し、液を区域Yおよび
Y′に供給するための入口区域を構成する。 このようにして、帯域106中の半分のトレイ
群110A,110B等には中心に配置された入
口区域に対して液が供給され、この液は2つの流
れに分割されて気―液接触区域X、X′上を外側
に流れ、半分のトレイの2つの端部に配置された
出口区域から降液路に排出され;そして帯域10
8中の半分のトレイ群112A,112B等には
これらの第2にあげた降液路から供給される2つ
の入口区域からの液がそれぞれ供給され、これら
の入口区域からの液のそれぞれは気―液接触区域
YまたはY′上を内側に流れて、液を供給する中
心に配置した出口区域から降液路を経て帯域10
6中の次の半分のトレイの中心に配置した入口区
域に下降して流れ、以下同様である。 図示した具体例において、帯域106中の半分
のトレイ群からの液を集め、これを帯域108中
の半分のトレイ群に送る降液路類は、カラム中の
半分のトレイの交互の対、すなわちたとえば11
0Aと112A,110Bと112B、などの間
を垂直に伸びる一対の弦板122を装備すること
によつて形成される。これらの弦板はカラムの弦
の幅を十分に横切つて伸びる、すなわち主たるカ
ラム分割板104の両面から伸びる。これらの降
液路の頂部にある不活性な半分はヘツドプレート
144によつてシールされる(下記参照)。 下にある次の半分のトレイ112のレベルにお
いて、水平スリツト124が、出口区域116か
ら主たるカラム分割板104の平面の他面上に、
それぞれのプレートの底部端において形成されて
いて半分のトレイ112への入口を提供し、そし
て弦板と半分のトレイ112のレベルにおける分
割板104の平面の他面上のカラム壁との間の空
間は水平基板126によつてシールされる。 出口区域116から排出される液を帯域106
から帯域108へ通すために、主たる分割板がそ
れぞれの弦板122とカラム壁102との間を伸
びており、半分のトレイ110から次の半分のト
レイ112へ下降して伸びる垂直距離については
省略した(第7図および第8図参照)。 このようにして、出口区域116に流れる液は
プレート126上で捕捉され、基板120上を流
れてスリツト入口124を通つて半分のトレイ1
12のY,Y′部分に至り、これを横切つて出口
区域または降液路開口118に流れる。 帯域108中の半分のトレイ112のそれぞれ
の出口区域からの液を帯域106中の下にある半
分のトレイ110の中心部分へ送るために、第2
の対の弦板130が装備される。この弦板は他の
対の隣接トレイたとえば図に示す112Bと11
0Cの間に垂直に伸び、カラムの十分な弦の幅を
横切つて伸びている。すなわちこの弦板は主たる
カラム分割板104の両面から伸びており、そし
て区域118の2つの対向端の面に存在する。低
い半分のトレイすなわち帯域106中の半分のト
レイ110のレベルにおいて、水平スリツト13
2が出口区域118からの主たるカラム分割板の
他の面上のそれぞれのプレートの底部に形成され
ていて半分のトレイ110のそれぞれの区分への
入口を提供し、そして半分のトレイ110のレベ
ルにおいて主たるカラム分割板104の両面上の
プレート間の空間は水平板134によつてシール
されている。出口区域118を通して排出される
液を帯域108から帯域106へもどして通過さ
せるために、主たる分割板が弦板130間を伸
び、そして半分のトレイ112からそれより下の
次のトレイ110へ下降して伸びる垂直距離は省
略されている。 このようにして、出口区域118を通つてプレ
ート112から流れる液はプレート134上で捕
捉され、基板114上を流れ、そして半分のトレ
イ110のX,X′部分へ送られ、そこを横切つ
て出口または排出口116に流れる。 出口区域116,118には堰138,140
が設けられており、その高さはスリツト入口13
2および124が蒸留中に液のヘツドでシールさ
れるのを確保する高さである。 出口区域118から主たるカラム分割板104
の他の面にある弦板130の頂部の端部間にある
間隙はヘツドプレートによりシールされて、帯域
106中を上昇する蒸気の侵入を防ぎ、同様にし
て出口区域116から主たるカラム分割板104
の他の面にあるカラム壁102と弦板122の頂
部端との間の間隙はヘツドプレート144により
シールされて、帯域108中を上昇する蒸気の侵
入を防ぐ。 第4図〜第6図の具体例によつてえられるのと
同じ一般的利点に加えて、第7図〜第10図の具
体例はそれぞれの半分のトレイの有効な堰または
出口区幅がそれぞれ堰138または140の幅の
合計であり従つて実質的に大きくなつており、こ
れによつて高い液/気比の操作を可能にしてい
る、という利点を付加している。 所望ならば、出口の堰138の有効長はそれら
にカーブを付けることによつて、たとえば第11
図に示すようにカラムの壁の曲面にそうようにし
て、あるいは第12図に示すように角度または屈
曲を付けることによつて、増大させることができ
る。第11図および第12図は第9図と同一のレ
ベルでとつた横断面図である。 第13図および第14図は第7図〜第10図に
対応する配列をもつ、然しそれぞれの段階が4つ
の活性区域をもつ、物質移動装置の2つのレベル
でみた、単純化した図式的横断面図である。 第13図は第9図に対応するレベルにおける平
面図であり、第14図は第10図に対応するレベ
ルにおける平面図である。 第13図に示すように、1つの帯域における半
分のトレイの活性区域202,204,206,
208には入口区域210および212から来て
出口区域214,216および218からの降液
路に排出される液が供給される。他の帯域におい
て(第14図に示すように)活性区域202′,
204′,206′および208′には入口区域2
14′,216′および218′から液が供給され
る。この入口区域は他の帯域中の次の高い段階の
出口区域から供給される降液路からの液を受取
り、そして出口区域210′および212′からの
降液路に液を排出する。この液は他の帯域中の次
の低い段階の入口区域210および212に供給
される。220および220′は第7図〜第10
図の配列におけるプレート142および144に
機能上対応するヘツドプレートである。 第7図〜第10図、および第11図〜第12図
に示す配列は第4図〜第6図のそれよりも複雑で
あるが、半分のトレイ当りの全体の堰または出口
の幅がより大きいため実質的により高い液荷重を
処理できるという利点をもつている。 第15図および第16図は、第13図および第
14図に示すものと類似の配列の、然し各段階が
3つの活性区域をもつている。第13図および第
14図と同じレベルでみた、単純化した図式的横
断面図である。第15図に示すように、1つの帯
域において、それぞれの半分のトレイの活性区域
302,304,306には入口区域310,3
14から来て出口区域308,312からの降液
路に排出される液が供給される。第16図に示す
ように、他の帯域においては、活性区域302′,
304′には入口区域308′,312′から来て
出口区域310′,314′からの降液路に排出さ
れる液が供給される。320および320′は第
7図〜第10図の配列におけるプレート142お
よび144に機能上対応するヘツドプレートであ
る。 本発明により構築される物質移動カラムの最適
性能のために、各帯域中の気―液接触段階の有効
面積は通常は実質的に同一であるべきであること
が理解されるであろう。然しながら、2〜3のケ
ースにおいてはこのことはその通りではない。た
とえば、カラムへの液体供給物がはじめに1つの
帯域にのみ供給され、且つひどく予冷されている
場合、その帯域中の蒸気の荷重が他の帯域に比べ
て減少することが起り、この帯域の活性面積を他
の帯域に対して減少させることによつてこれを補
償することが望ましいことがありうる。同様に隣
接トレイ間の軸方向の間隔は帯域のすべてにおい
て対応する部分について同一であるべきである。
同様にして、カラムの任意の部分における隣接す
る気―液接触段階の間の軸方向の間隔は全体とし
て均一であるべきである。換言すれば、その間隔
はX/2(Xは帯域にいづれかにおける隣接段階間 の間隔である)であるべきである。然しながら、
カラムの1つのセクシヨンにおける隣接段階間の
間隔はカラムの別のセクシヨンにおけるそれとは
異なつていてもよい。 平行に軸方向に伸びる気―液接触帯域はそれぞ
れの帯域における上昇蒸気流が実質的に分離した
状態に保たれるように構築され配列されるという
ことが本発明の重要な特徴である。然しながら、
これらの帯域間の圧力の均等性を確保するため
に、カラムのえらばれた地点においてこれらの帯
域間に非常に限定された蒸気の移動を、たとえば
これらの帯域を降液路を通る小径の圧力バランス
パイプで接続することによつて又はその他の手段
によつて、与えることは望ましいことでありう
る。 気―液接触段階をもつ物質移動カラムのセクシ
ヨンの全体またはその一部は本発明により構築す
ることができる。たとえば、ある種の蒸留用途に
は、供給点より上の部分のみを本発明により構築
し、供給点より下の部分は異なつた構造のものた
とえば第1図に示す形体のものにすることが望ま
しいことがありうる。 図面においては、蒸気が一方の帯域から他の帯
域へ移動するのを防ぐ部材は、トレイの入口が液
のヘツドでシールされるのを確保する高さの出口
堰から構成されているけれども、入口堰を設け、
出口堰を省略するというような別の手段も使用し
うるが理解されるであろう。 以下の具体例によつて本発明を更に説明する。 例 1 この例は、通常の設計の且つ4つのトレイ又は
段階をもち100%効率で操業される吸収塔内で達
成される分留と、第5図および第6図に示す配列
をもつ吸収塔を使用することによつて達成される
分留とを比較するものである。後者の配列におい
て、4つのトレイのそれぞれは2帯域に分割さ
れ、それによつてカラムの2つの帯域は4つの段
階をもち、各段階は半分のトレイからなり、これ
らの帯域のそれぞれにおける隣接トレイ間の間隔
は通常のカラム中の隣接トレイ間の間隔と同じで
ある。同一の供給成分および同一の操業効率をそ
れぞれのカラムにおいて使用する。それぞれの場
合、頂部トレイの供給物は毎時99モルのペンタン
および毎時1モルのヘキサンを含む液であり、底
部のトレイの下の供給物は毎時50モルのペンタン
および毎時50モルのヘキサンを含む蒸気であつ
た。両者のケースにおいて、頂部供給物はその沸
点に保持し、底部蒸気供給物はその露点に保持し
て結果の有効な比較を確実にした。それぞれのケ
ースにおいて圧力は30psiaに保持した。 吸収塔から回収した頂部生成物および下部生成
物を比較して下記の表にまとめた。なお、分留の
改良は分留性能指数の形で評価した。分離性能指
数はオーバーヘツド中のペンタン(LK)の毎時
モル数をベース中のペンタン(LK)の毎時モル
数で割り、これにベース中のヘキサン(HK)の
毎時モル数をオーバーヘツド中のヘキサン
(HK)の毎時モル数で割つた値を掛けた値とし
て定義される。
ム中で一方が他方の上に間隔を置いて配置されて
いる多段の気―液接触段階をもつ種類の蒸留塔ま
たは吸収塔に関する。各段階は活性区域をもち、
そこでは上昇する蒸気の流れと各段階を遂次移動
して塔中を下降する液体の流れとの間に緊密な接
触が行なわれ、それによつて液体の流れと蒸気の
流れとの間で成分の交換が行なわれる。 塔を2つ又はそれ以上の垂直帯域に分割して塔
を上昇する蒸気を少なくとも2つの分離した流れ
に分け、そして気―液接触段階たとえばバブルキ
ヤツプトレイを垂直帯域のそれぞれに対して1つ
づつの節に分割してこれらの節を相互に対して垂
直にオフセツト状にし、その配列を塔を下降する
液流が節から節へとステツプ状に下方に通過し、
塔を下降して流れる際に各帯域を次々に通つて走
行するようにすること、が提案されていた。n個
の帯域をもつこのような配列において、下降する
液流は塔を上昇するn個の蒸気の流れのそれぞれ
と多段接触段階のn倍の接触をうけ、装置の帯域
の1つにおいて隣接する段階間と同じ気―液接触
段階の軸間隔をもつ従来の設計の塔の場合に比べ
て異種蒸気成分とn倍もの多くの接触がえられ
る。それ故、このような構造は所定の長さをもつ
理論気―液接触段数のかなりな増加を可能にす
る。 また、下降する液流がそれぞれのトレイを横切
つて流れるとき、その液流組成物中の高沸点成分
と低沸点成分との比が増大する傾向がありえて、
もしそうならば、液が各トレイを同一方向に横切
つて流通せしめられて液中の高沸点成分の富化の
傾向が各トレイを横切る同一方向にある場合に
は、改良された物質移動点効率の増強がえられ
る、ということも認識されていた。 然しながら、これらの効果を達成するために従
来提案されていた物質移動装置のこの特定の配列
は次の欠点のうちの1つ又はそれ以上に悩まされ
た。 (a) 各トレイの入口および出口の相対位置はトレ
イを横切る液流に“短絡回路”を与えるように
位置づけされ、そのため有効トレイの実質的な
低効率を生ぜしめる。 (b) 液流パターンは各トレイの区域上の浸漬度に
変化を生ぜしめ、これによつて物質移動点効率
が減少する。 (c) 液流パターンは異なつた流路長および従つて
異なつた液滞留時間を生ぜしめ、および(また
は)各トレイ上に逆混合(バツクミキシング)
または側面混合を誘起し、それによつて高濃度
勾配効果のために各トレイを同一方向に横切つ
て液を通過させるという有力な利点を減少させ
るか又は無くしてしまう。 (d) この配列は液が塔の一面から1つのトレイを
去つて次のトレイへの入口に供給されるように
塔の他の面へと移動することを必要とし、その
ために塔の設計の複雑化を伴なう輸送配管の設
置、費用の増加、および塔によつてはこびうる
液荷重をひどく限定する入口サイズの限定が必
要となる。 (e) 各トレイからの出口の巾が塔の直径の半分以
下に限定され、そのため塔によつて操作されう
る蒸気に対する最大の液荷重がひどく制限され
る。 本発明は2つの垂直帯域ならびに1つの帯域の
他の帯域に対する気―液接触段階のオフセツトを
もつ種類の、然し上述の欠点を減少させた又は避
けた、物質移動の設計を提供するものである。 本発明によれば、軸方向に間隔を置いて配置さ
れている多数の気―液接触段階をもち、降液路に
よつて各段階からの液流を次の段階に下降させ、
そしてこれらの段階の間に蒸気流を上昇させる空
間を備えるほぼ垂直なカラム状部分を含む物質移
動装置であつて、 該カラム状部分が更に軸方向に伸びる分割板2
0を含み、この分割板が上昇蒸気流空間を2つの
平行な帯域14,16に分割して該蒸気流を2つ
の平行で別々の流れに分け、それぞれの帯域が多
数の気―液接触段階14A,14B,14C等;
および16A,16B,16C等を軸方向にそつ
て軸方向に間隔を置いて備え、一方の帯域中の気
―液接触段階14A,14B,14C等の配置が
カラム状部分にそつた他の帯域中の気―液接触段
階16A,16B,16C等の配置に対して軸方
向に食い違いの状態にあり、それぞれの気―液接
触段階が活性区域26,26′、先行する段階か
らの液を受け入れて該活性区域に送る入口区域2
4,24′、および活性区域からの液を排出する
出口区域22,22′をもち、そしてそれぞれの
出口区域が降液路によつて接続されていて液流を
カラム状部分の次の低い段階の活性区域の入口区
域に該降液路を通つて下降させ、それによつてカ
ラム状部分を下降する液流をそれが段階から段階
へカラム状部分を順次に下降する際に一方の帯域
から他方の帯域に交互に指向させる物質移動装置
において; 入口区域と出口区域が活性区域の向き合つた両
側に配置され且つ活性区域および入口区域と活性
区域との間の入口30,30′と出口36,3
6′が分割板の同じ側に配置され、出口区域と活
性区域はそれぞれ分割板の面に対してほぼ直角方
向に該帯域を横切つて伸びそれによつて入口区域
から活性区域を横切つて出口区域に流れる液流は
ほぼ直線であり且つ分割板に平行であり、一方の
帯域中の段階の活性区域26の分割板の幅にそつ
た配置は他方の帯域中の段階の活性区域26′の
それに対応し、一方の帯域中の段階の活性区域の
入口区域と出口区域の配置はそれぞれ他方の帯域
中の段階の対応する活性区域の出口区域と活性区
域に対応し、それによつて一方の帯域中のそれぞ
れの段階の活性区域を横切る液流の方向が他方の
帯域中のそれぞれの段階の対応する活性区域を横
切る液流の方向と反対であるようになしたことを
特徴とする物質移動装置が提供される。 なお、上記の記載中カツコ内の符号は添付図面
の符号に対応するものである。 本発明の装置において、下降する液流はカラム
中を上昇する2つの蒸気流のそれぞれについての
多くの気―液接触段階にそれぞれ2回接触させ、
これによつて本発明の装置のいづれかの帯域にお
ける段階間と同じ軸方向の段階間の間隔をもつ通
常のカラムの場合と比較して異なつた蒸気組成物
と2倍の回数で接触させることが可能になる。従
つて、所定の長さのカラム中の有効な平衡物質移
動段階の数の増大が達せられ、これによつて同じ
エネルギー消費について増強された分離度がえら
れる。あるいはまた、通常のカラムと同じ分離度
はより少ないエネルギーの消費によつて達成しう
る。逆にいえば、同じエネルギーの消費につい
て、同じ分離度はより少ない数の気―液接触段階
で達成することができ、これによつてカラムおよ
び内押物の設備投資を少なくすることができる。 更に、本発明の装置のそれぞれの帯域におい
て、同一方向の下降流はそれぞれの帯域中のすべ
ての気―液接触段階中のそれぞれの活性区域を横
切る。このため、液中の高沸点成分の富化の傾向
はこの帯域中の各段階を横切つて同一方向にあ
り、濃度勾配による物質移動点効率の増強の理想
的な配列が提供される。 入口および出口の区域の配列は、活性区域の向
き合つた両辺上に配置されるべきそれぞれの気―
液接触段階の活性区域と同伴して行なわれ、この
活性区域を横切る液流は一般に側面混合または逆
混合を直線状に抑圧する傾向があり、それによつ
てカラムの一帯域中のそれぞれの気―液接触段階
を横切つて同じ方向に液を流下させることからえ
られる全効率に関して物質移動点効率の増強を改
良する。 入口区域とは入口から活性区域へはこばれる前
段階からの液を受入れる段階区域を意味し、そし
て出口区域とは活性区域からの液を出口へ排出さ
せる区域を意味する。一般に、入口区域は降液路
の下にある段階区域に相当し、出口区域は降液路
の口に相当するか又はこれを規定し、そして入口
および出口は、この具体例においては、それぞれ
活性区域からの入口区域および出口区域を分割す
る面に一般に存在する。 それぞれの段階が単一の活性区域をもつ上記の
具体例においては、実用上の最大の入口または出
口の幅はカラムの直径の約40%であり、これは蒸
気の荷重が実質的に主たる荷重であると子期され
る場合にとつて最も適している。然しながら、こ
の配列はまたそれぞれの気―液接触段階を、この
部分中の前段階の活性区域から排出される液を受
入れる入口区域とそのそばの活性区域から液を排
出させる出口との間にそれぞれ存在する複数個の
活性区域に容易に分割することを可能にする。こ
のような分割によつて、それぞれの段階の有効な
全体の入口および出口の巾は実質的に、たとえば
カラムの直径の1.8倍にまで、増大させることが
でき、これによつて高い液/蒸気の荷重比を処理
する能力がえられる。 1つの気―液接触段階が2つ又はそれ以上の活
性区域をもち、それぞれの活性区域が入口区域と
出口区域との間に存在する場合、最も外側の入口
および(または)出口(これはこの段階の入口お
よび出口のすべてのうちの最小の弦の長さをもつ
位置に配置される)の有効長は、所望ならば、そ
れにカーブを付けることによつて、たとえばカラ
ムの壁に平行に走行させるようにカーブを付ける
ことによつて、あるいはそれに角度を付けること
によつて、たとえばクランク状もしくは2重クラ
ンク状に角度を付けることによつて、増大させる
ことができる。 1つの帯域中の各段階の活性区域の、分割板の
幅を横切る配置は、他の帯域中の各段階のそれに
対応させることができ、そして1つの帯域中の各
段階の入口および出口の区域の配置は他の帯域中
の各段階の入口および出口の区域の配置にそれぞ
れ対応させることができ、これによつてこれらの
帯域のそれぞれにおけるそれぞれの気―液接触段
階のそれぞれの活性区域を横切る液流を、横方向
に向けた輸送管を与える必要なしに、その上およ
び下にある対応する活性区域のそれぞれを横切る
のと同じ方向にさせることができる。 各段階に複数個の活性区域を与え、各帯域中の
活性区域、入口区域および出口区域のこの好まし
い配置を許す好ましい配列は、各段階について
2n個の活性区域、p個の入口区域およびq個の
出口区域をもつものである。ここにnは正の整数
であり、帯域の1つにおいてp=n、q=n+1
であり、帯域の他の1つにおいてp=n+1、q
=nである。そしてそれぞれの気―液接触段階は
実際には、垂直に伸びる分割板の面に一般に直角
の方向に伸びる直角分割線によつて活性区域、入
口区域および出口区域に分割される。 一般にnは1または2である。nが1である場
合、それぞれの気―液接触段階は2つの活性区域
をもち、帯域の一方は入口区域、この入口区域の
各辺に配置された活性区域、および入口区域から
それぞれの活性区域の他の辺に配置された出口区
域をもつ各段階を含み、そして帯域の他方は出口
区域、この出口区域の各辺に配置された活性区
域、および出口区域からそれぞれの活性区域の他
の辺に配置された入口区域をもつ各段階を含む。 上記の配列において、各段階は偶数の活性区域
をもつ。然しながら、各段階の奇数の活性区域を
もたせ然もなお上記の好ましい配置の活性区域、
入口区域および出口区域を得ることも可能であ
る。 本発明の重要な実用面は、その配列が現存の単
一および多段パス物質移動装置の内部構造が本発
明に従つて容易に変形しうるものであるというこ
とである。 大部分の適用にとつて分割板は一般に対立的に
配置されてカラムの部分を等しい区域または実質
的に等しい区域の2つの帯域に分割することが理
解されるであろう。また、帯域のそれぞれにおい
て気―液接触段階のそれぞれを該帯域にそつて一
般に等しい軸方向の間隔に離して配置し、そして
一帯域中の各段階の軸方向の配置を他の帯域中の
各段階の軸方向の配置に対してX/2(Xは帯域の 一方における隣接段階間の距離である)の距離だ
け食いちがいの状態にすることもふつうのことで
ある。 気―液接触段階の活性区域は通常の様式で、た
とえばシーブトレイ、バルブトレイ、およびバル
ブキヤツプトレイの部材を使用して形成すること
ができる。 本発明による装置の内部構造は多数の個々のプ
レートおよび他の要素から作ることができる。こ
のプレートおよび他の要素は既存の出入口または
マンホールを通して既存のカラム又は塔に導入し
うるような大きさのものでありうる。またこれら
は常法によりたとえばナツトおよびボルトを使用
して塔またはカラム内に一緒に固定させるよう設
計することができ、また通常のまたは既存の固定
部材たとえばボルト棒および周辺リングを使用し
てカラム壁に装着させるよう設計することもで
き、これによつて既存の物質移動装置の容易な変
形を行なつて本発明による操作を行なうことが可
能になる。 本発明を添付図面を参照して更に詳細に説明す
る。 第1図は通常の設計の単一パスの物質移動カラ
ム、たとえば蒸留塔(たゞしリボイラー、還流部
および供給部は省略)の長さ部分にそつた図式的
垂直断面図であり、数個の気―液接触段階または
トレイを示すものである。 第2図および第3図は第1図のXX′および
YY′にそつてそれぞれみた第1図の装置の平面断
面図である。 第4図は本発明により変形した第1図、第2図
および第3図の単一パス物質移動装置の操作原理
を示すもので、第1図に示す従来のカラムの図に
対して直角の角度からみた図である。 第5図は第4図に示す原理により操作する物質
移動カラムの内部構造配列の一例を示す同寸法図
である。 第6図はカラム中に配置した第5図の配列の平
面断面図である。 第7図は本発明の別の具体例によるカラムの部
分の内部構造を示す部分的な同寸法断面図であ
り、変形した2個のパスをもつカラムについての
ものである。 第8図は第5図に示す構造の図式的対向面図で
ある。 第9図および第10図は第7図のAA′および
BB′からそれぞれみた第7図のカラムの平面断面
図である。 第11図および第12図は第7図〜第10図の
具体例を変形して各半分のトレイの有効堰または
出口幅を増大させた具体例を示すものであり、第
9図に示す平面断面図に対応するものである。 第13図および第14図は本発明によるカラム
の第9図および第10図のそれに対応するレベル
においてとつた平面断面図であつて、変形した4
個のパスをもつカラムについてのものである。 第15図および第16図は本発明によるカラム
の第9図およぴ第10図のそれに対応するレベル
においてとつた平面断面図であつて、変形した3
個のパスをもつカラムについてのものである。 通常の単一パス物質移動装置たとえば第1図〜
第3図に示すような蒸留塔は、一般に垂直ケーシ
ング2内に配置した多数の気―液接触段階A、
B、C、D、E、等を含む。これらの気―液接触
段階はシーブトレイ、バブルキヤツプトレイまた
は上昇する蒸気を各段階の活性区域を通過させ該
区域上で液体と緊密に接触させる他の任意の型の
構造の形体をとることができる。各段階に付属し
て降液管4A,4B等があり、その配列は各トレ
イに供給される液がトレイの活性区域を横切つて
(たとえば6A,6Bのような外側堰を越えて)
降液路中に排出され、これによつて液がその活性
区域を横切つてカラム中の下段の次のトレイへの
入口区域8B,8C等に供給され、液は更に次の
トレイに付属する堰および降液路に流れ、このよ
うにして液がジグザグ状に塔を下降し、一方蒸気
は周知の様式でそれぞれのトレイを通過して塔を
上昇するようになつているものである。第2図お
よび第3図に最もよく認められるように、交互ト
レイA,C,E等から流出する降液管は一般に垂
直のチヤンネルであつて、その断面はカラムの弧
10およびこの弧を2等分する弦によつて規定さ
れ、そしてこれらのトレイの入口区域は対応する
横断面の形状であるが直径方向に向き合つて配置
されており、弧10′および12′によつて境界が
つけられ、トレイB,D等の入口区域は逆になつ
ており、これによつて1つのプレートからの降液
管が次の入口区域を供給している。 カラムによつて達成される分離は特に、使用す
る還流比、およびカラム中に装備された接触段階
(またはトレイ)の数に依存し、そしてもちろん、
トレイの数の増加による可能な分離の増大は一般
に塔の高さを増大させる。トレイ類が相互にあま
りにも密接に配置されると、蒸留帯域中の液/蒸
気の比に依存して、降液路がフラツテイングを起
したり、あるいはトレイを通過する蒸気中に同伴
される液がはこばれて次の高次のトレイ中の液と
接触する(いわゆる“同伴フラツテイング”)傾
向があり、そのために分離効果を妨害する。 第4図を参照して、その最も簡単な形体におい
て、本発明の装置は実際上、第1図〜第3図に示
す通常の単一パス物質移動装置の変形とみなしう
る。カラム2は弦10,12,10′,12′に対
して一般に直角の垂直面に軸方向に伸びる且つこ
れらの弦の存在する該垂直面を2等分する直径分
割板18によつて2つの軸方向に伸びる帯域1
4,16に分割されている。そのためそれぞれの
気―液接触段階A、B、C等は実際上これらの帯
域のそれぞれの半分について2つの各半分14A
および16A,14Bおよび16B,14Cおよ
び16C等に分割されている。各段階のこれら2
つの各半分の軸方向の配置は相互に関し食い違い
の状態にあり、そして図示する具体例においてこ
れら2つの各半分間の間隔は、最適操作のための
好ましい間隔として、X/2(たゞしXは第1図〜 第3図に示す通常の配列における隣接トレイ間の
軸方向の距離である)である。 第4図の実線の流れの線で示すように、カラム
の内部配列はそれぞれの半分のトレイから排出さ
れる液が分割板18に向つて流れてカラムの他の
帯域にある次の低段の半分のトレイに向けられ
る。そのため液はそれがカラムの半分のトレイか
ら次の半分のトレイに下降して流れるとき1つの
帯域から他の帯域に向けられる。破線で示すカラ
ム上昇蒸気はこの分割板によつて2つの分離した
流れに分割される。そのため、カラムを下降する
液はそれぞれの蒸気の流れと交互に接触し、そし
てこの下降液の流れは蒸気がカラムを上昇する際
の気―液接触段階の2倍の接触に付される。 第4図に示すカラムの配置において、各トレイ
を横切る液の流れはこの図の面に対して直角の方
向にあり、それが1つの帯域から他の帯域に流れ
るとき方向が反転する。このようにして、たとえ
ば半分のトレイ14A,14B等について、その
流れはこの図を見る者に対してこの図の面から外
側にあり、そして他の半分のトレイ16A,16
B等について、その流れはこの図の面の内側に向
つてこの図を見る者から遠ざかる。 第4図に示す原理によりカラムを操作するため
の1つの好適な配置が第5図および第6図に示し
てある。 2つの気―液接触段階のみを示す配列の同寸法
の一部破断図である第5図を参照して、分割板は
一般に直径方向に伸びるバツフルプレートによつ
て与えられ、2つの帯域14,16のそれぞれに
は一方が他方の上に垂直に間隔を置いて配置され
た多数の半分のトレイが装備されており、それら
のうちの2つ14Bおよび16B(それぞれ帯域
に1つづつ)が図示されている。半分のトレイの
それぞれは一般に平面が半円形であるがカラムの
内壁21(第6図)とバツフルプレート20の平
面から直角に伸び、バツフルプレートの一端に向
つて配置されている垂直面との間に存在する弓形
部分からなり、一部が破断されて降液管へ接続す
る出口区域を提供している一端部をもつている。
カラムの内壁21とバツフルプレート20の平面
から直角に伸び、第1の垂直面に対してバツフル
プレートの対向端に向つて配置されている第2の
垂直面との間に存在する弓形部分からなる他の端
部は、半分のトレイへの入口区域を形成してい
る。残存する中心部分はこの半分のトレイの活性
区域を形成するために利用される。 帯域14中の半分のトレイすなわち図中の14
Bについて、入口区域および出口区域はそれぞれ
24および22で示され、帯域16中の半分のト
レイすなわち図中のトレイ16Bについて、対応
する入口区域および出口区域はそれぞれ24′お
よび22′(第5図)で示されている。それぞれ
の活性区域は26および26′で示されている。
1つの帯域中の半分のトレイの入口区域および出
口区域は他の帯域中のそれらに対して分割板の対
向端に配置されている。それぞれの出口区域22
に入る液は降液路によつてカラム中の次の低い半
分のトレイの入口区域24′に送られる。それぞ
れの出口区域22′および入口区域24について
も同様である。それぞれの出口区域22からの降
液路はカラムの内壁21と垂直板28との間に存
在するチヤンネルからなる。この垂直板は帯域1
4中の半分のトレイたとえば14Bとカラム中の
帯域16中の次の低い半分のトレイたとえば16
との間に伸びている。降液管はこの垂直面におい
て出口区域22のリツプ(出口)を規定し且つこ
の面においてカラムの全幅を横切つている。 降液管がカラムを下降して次の低い半分のトレ
イの入口区域24′に給液できるように、帯域1
6中に伸びるプレート28の半分の底部に間隙が
与えられていて口(入口)を提供している。プレ
ート28から外側に伸びるバツフルプレート20
の端部は省略されている。 帯域16からの蒸気が帯域14に入るのを防ぐ
ために、ヘツドプレート32がプレート28とカ
ラム内壁との間の降液管の空間の頂部をシールし
ており、帯域14中の降液管の空間はプレート1
6Bの延長部34′によつてシールされている。 それぞれの出口区域22′に入る液を次の低い
半分のトレイの入口区域24に供給するための降
液路を与えるために、対応するプレート28を装
備する。これは帯域16中のそれぞれの半分の
(たとえば16A、図示していない)と帯域14
中の次の低い半分のトレイたとえば14Bとの間
に伸びており、口30(入口)を与えるための間
隙をもつている。この降液路はプレート32に対
応するヘツドプレート32′をもち、帯域16中
の降液管の空間の底部はプレート14Bの延長部
34によつてシールされ、プレート16Bの延長
部34′に対応している。 僅か2個の半分のプレートと同伴バツフルおよ
び降液路の配列のみを示したけれども、図示した
配列はカラムの長さにそつて一回またはそれ以上
くりかえしうることが理解されるであろう。 それぞれの半分のトレイ上の液の深さは堰3
6,36′によつて制御され、蒸気が降液路を上
昇するのを防ぐ。堰の高さはそれぞれのトレイの
入口30,30′が浸漬されるような高さである
べきである。 操作に際して、入口区域24に提供される液は
口(入口)30を通過し、カラムの帯域14中の
トレイ14A,14B等の活性区域26を横切つ
て走行し、そして出口区域22に入る。この区域
から液は降液路を通つて入口区域24′の口(入
口)30′に、そして帯域16にあるカラムの次
の低い半分のプレートの活性区域26′に送られ、
その活性区域を横切つて出口区域22′に流れ、
そこから液は次の降液路によつて、帯域14にあ
るカラムの次の低い半分のトレイの入口に送ら
れ、順次このようにしてカラムを下降する。この
ようにして、液流がカラムを下降するにつれて、
液はそれが半分のトレイから他の半分のトレイを
走行するとき1つの帯域か他の帯域へと移動す
る。 液から放出された蒸気は2つの分離した流れ
(その1つは帯域14中の流れであり、他の1つ
は帯域16中の流れである)になつてカラムを上
昇する。このようにして、帯域14中を上昇する
蒸気はトレイ14A、14B等のみと然しこの逆
の順序で接触し、帯域16中を上昇する蒸気はト
レイ16A、16B等のみと然しこの逆の順序で
接触する。他方、下降する液はそれぞれがトレイ
14Aからトレイ16へ、次いでトレイ14B
へ、更にトレイ16Bへと順次通過してカラムを
下降する際に、帯域14中の蒸気と次いで帯域1
6中の蒸気と交互に接触する。 従つて、本発明による配列によつて、帯域14
および16のそれぞれを上昇する蒸気の流れはト
レイ間に同じ軸方向の間隔をもつ通常の設計のカ
ラムにおける場合と同じ回数だけ下降液と接触す
るけれども、液は同じ軸方向のトレイ間隔をもつ
通常の設計のカラムにおける場合と比べてその2
倍の回数で異なつた蒸気組成物と接触する、とい
うことが理解されるであろう。また、第1図〜第
3図に示す通常のカラムにおいては任意のトレイ
上の液はカラム中の次の低い気―液接触段階から
の蒸気と接触するけれども、本発明による配列に
おいてはトレイ上の液はカラム中の次の然し1つ
の低い気―液接触段階からの蒸気と接触する。そ
れ故、本発明は所定の長さのカラム内で有効な平
衡物質移動段階の数の増大を与え、そしてこれに
よつて同じエネルギー消費で増強した分離度を達
成しうるものである。あるいはまた、類似の大き
さの通常の物質移動カラムの場合と同じ分離度
は、より少ないエネルギーの消費で達成しうる。
それはより小さな還流比および従つてより小さな
リボイラーが必要とされるにすぎないためであ
る。更に、この配列が最も好適とする気―液比に
ついて、すなわち蒸気の荷重が優勢な傾向にある
場合、所定の直径カラム内で通常のカラムの場合
よりもより大きな荷重を取扱うことが可能であ
る。 本発明の配列をもつ物質移動カラムの更なる利
点は、特に気/液比が高い蒸留にとつて、所定効
率での究極の荷重操作能力が第1図〜第3図で示
すような通常のカラムで達成されるそれよりも大
きいということである。この配列は高い気/液比
を操作する場合に特に好適である。それは、1つ
のトレイ上の上昇する蒸気流によつてはこばれて
カラム中のそのトレイの上にある次のトレイ中で
接触する場合、同伴フラツデイングに関する有効
トレイ間隔が液体の降液管フラツデイングに関す
る有効トレイ間隔の2倍であるためである。 また、本発明による装置において、1つの帯域
中にある半分のトレイのすべてを横切る液流は常
に同じ方向にあり、これによつてカラムを下降す
る液の流れがトレイからトレイへと移るたびに方
向が反転する通常のカラムと比べて、全効率に対
する物質移動点効率のより大きな増強がえられ
る。これは液流が物質移動装置中のそれぞれのト
レイを横切るので液中の高沸点成分の増強の一般
的傾向があるためである。本発明の配列におい
て、1つのトレイ中の富化液からそれぞれの帯域
中を上昇する蒸気はその帯域中の該トレイの上に
ある次のトレイ中の富化液と接触し、貧化液から
上昇する蒸気はその上の次のトレイ中の貧化液と
接触するが、通常のカラムにおいては富化液から
上昇する蒸気はその上にある次のトレイ中の貧化
液と接触し、貧化液から上昇する蒸気はその上に
ある次のトレイ中の富化液と接触する。 液が半分のトレイから次の半分のトレイに下降
する際に、液の走行方向は反転し、液は一般にバ
ツク―アンド―フオースまたはジグザグ状であ
る。これは、液流が一般に更にアーチ状である配
列と比べて、それぞれ半分のトレイの活性区域2
6、26′上の液分布の均一性を促進し、渦巻き
による活性区域上の浸漬度の変化の傾向を減少さ
せる。前者は半分のトレイの活性区域の有効利用
を改良して物質移動効率を更に増強し、後者は点
効率を改良する。 それぞれの半分のトレイ上において、入口から
出口へ向う液流は一般に直線状であり、これによ
つて逆混合および側面混合の傾向を抑制し、そし
て従つてカラムのそれぞれの帯域中の半分のトレ
イのすべてにおいて液流を同じ方向にすることに
よつてえられる物質移動効率の増強を最大にす
る。それぞれの半分のトレイを横切る流路はまた
すべて実質的に等しい流路であり、これによつて
均一な帯留時間を確保し、液流の短絡回路の可能
性をなくす。 それぞれの帯域中のそれぞれの半分のトレイを
横切る同一の液流方向はまた、液をカラムの一面
からトレイ間の他の面に向ける横方向に取付けた
移動パイプを設ける必要なしに達成される。 第5図および第6図の配列において、それぞれ
のトレイに付属する出口または堰26,36′の
有効幅Z(第6図)は限定される。有効幅は半分
のトレイの活性区域を減少させることによつての
み増加させうる。然しながら、それぞれの気―液
接触段階が複数の活性区域をもつならば、有効出
口または堰の幅の実質的な増加が本発明の他の利
点の如何なるものも犠牲にすることなしにえられ
る。 通常の2つのパス系の変形である、このような
配列の1つの構造形体は第7図〜第10図に示し
てある。これらの図において、符号102はカラ
ムの壁を示し、符号104は軸方向に伸びる直径
方向に配置したプレートであつてカラムのトレイ
部分を実際に2つの気―液接触帯域に106,1
08に分割する分割板である。これらの気―液接
触帯域106,108のそれぞれには一連の半分
のトレイ110A,110B,110C等および
112A,112B,112C等がそれぞれ装備
されている。便宜上、図には3つのトレイのみが
示してある。第5図および第6図に示す配列と同
様に、帯域106中の半分のトレイ群の軸方向の
配置は帯域108中の半分のトレイ群のそれに対
して食い違いの状態にあり、これによつてカラム
中の隣接するトレイ間の軸方向の距離はX/2(X はカラムの帯域106,108のいづれかにおけ
る隣接する半分のトレイ間の軸方向の距離であ
る)である。 この具体例において、それぞれの半分のトレイ
は実際に半円形から作られる2つの活性区域また
は気―液接触区域からなる。図では(a)相互に平行
に且つプレート104に対して直角にそしてプレ
ートから半円の円周に伸びる2つの主要な弦の間
に存在する中心部分(半円の最も幅広い部分)お
よび(b)プレート104から円周に対して直角に伸
びる更に小さい弦の外側に存在する半円の部分か
らそれぞれ構成される2つの端部、が省略されて
いる。かくして、それぞれの半分のトレイの2つ
の活性区域または気―液接触区域は帯域106中
の半分のトレイ群についてはXおよびX′で示さ
れる2つ切頭四分円部分、そして帯域108中の
半分のトレイ群についてはYおよびY′で示され
る2つの切頭四分円部分からそれぞれ構成され
る。 帯域106中の半分のトレイ群110A,11
0B、等について、この中心部分はトレイに液を
供給する降液管の基板114を形成し、そして活
性区域XおよびX′に液を供給するための入口区
域を構成する。この2つの端部は接触区域のそれ
ぞれの出口区域116を形成し、それぞれは半分
のトレイからの排出される液のための降液路に接
続している。 帯域108中の半分のトレイ群112A,11
2B等について、該中心部分は存在せず、半分の
トレイから排出される液のための間隙118が設
けられていて、2つの気―液接触区域Yおよび
Y′のための共通の出口区域を構成し、そしてこ
の2つの外側端部は液を半分のトレイに供給する
降液路の基板120を形成し、液を区域Yおよび
Y′に供給するための入口区域を構成する。 このようにして、帯域106中の半分のトレイ
群110A,110B等には中心に配置された入
口区域に対して液が供給され、この液は2つの流
れに分割されて気―液接触区域X、X′上を外側
に流れ、半分のトレイの2つの端部に配置された
出口区域から降液路に排出され;そして帯域10
8中の半分のトレイ群112A,112B等には
これらの第2にあげた降液路から供給される2つ
の入口区域からの液がそれぞれ供給され、これら
の入口区域からの液のそれぞれは気―液接触区域
YまたはY′上を内側に流れて、液を供給する中
心に配置した出口区域から降液路を経て帯域10
6中の次の半分のトレイの中心に配置した入口区
域に下降して流れ、以下同様である。 図示した具体例において、帯域106中の半分
のトレイ群からの液を集め、これを帯域108中
の半分のトレイ群に送る降液路類は、カラム中の
半分のトレイの交互の対、すなわちたとえば11
0Aと112A,110Bと112B、などの間
を垂直に伸びる一対の弦板122を装備すること
によつて形成される。これらの弦板はカラムの弦
の幅を十分に横切つて伸びる、すなわち主たるカ
ラム分割板104の両面から伸びる。これらの降
液路の頂部にある不活性な半分はヘツドプレート
144によつてシールされる(下記参照)。 下にある次の半分のトレイ112のレベルにお
いて、水平スリツト124が、出口区域116か
ら主たるカラム分割板104の平面の他面上に、
それぞれのプレートの底部端において形成されて
いて半分のトレイ112への入口を提供し、そし
て弦板と半分のトレイ112のレベルにおける分
割板104の平面の他面上のカラム壁との間の空
間は水平基板126によつてシールされる。 出口区域116から排出される液を帯域106
から帯域108へ通すために、主たる分割板がそ
れぞれの弦板122とカラム壁102との間を伸
びており、半分のトレイ110から次の半分のト
レイ112へ下降して伸びる垂直距離については
省略した(第7図および第8図参照)。 このようにして、出口区域116に流れる液は
プレート126上で捕捉され、基板120上を流
れてスリツト入口124を通つて半分のトレイ1
12のY,Y′部分に至り、これを横切つて出口
区域または降液路開口118に流れる。 帯域108中の半分のトレイ112のそれぞれ
の出口区域からの液を帯域106中の下にある半
分のトレイ110の中心部分へ送るために、第2
の対の弦板130が装備される。この弦板は他の
対の隣接トレイたとえば図に示す112Bと11
0Cの間に垂直に伸び、カラムの十分な弦の幅を
横切つて伸びている。すなわちこの弦板は主たる
カラム分割板104の両面から伸びており、そし
て区域118の2つの対向端の面に存在する。低
い半分のトレイすなわち帯域106中の半分のト
レイ110のレベルにおいて、水平スリツト13
2が出口区域118からの主たるカラム分割板の
他の面上のそれぞれのプレートの底部に形成され
ていて半分のトレイ110のそれぞれの区分への
入口を提供し、そして半分のトレイ110のレベ
ルにおいて主たるカラム分割板104の両面上の
プレート間の空間は水平板134によつてシール
されている。出口区域118を通して排出される
液を帯域108から帯域106へもどして通過さ
せるために、主たる分割板が弦板130間を伸
び、そして半分のトレイ112からそれより下の
次のトレイ110へ下降して伸びる垂直距離は省
略されている。 このようにして、出口区域118を通つてプレ
ート112から流れる液はプレート134上で捕
捉され、基板114上を流れ、そして半分のトレ
イ110のX,X′部分へ送られ、そこを横切つ
て出口または排出口116に流れる。 出口区域116,118には堰138,140
が設けられており、その高さはスリツト入口13
2および124が蒸留中に液のヘツドでシールさ
れるのを確保する高さである。 出口区域118から主たるカラム分割板104
の他の面にある弦板130の頂部の端部間にある
間隙はヘツドプレートによりシールされて、帯域
106中を上昇する蒸気の侵入を防ぎ、同様にし
て出口区域116から主たるカラム分割板104
の他の面にあるカラム壁102と弦板122の頂
部端との間の間隙はヘツドプレート144により
シールされて、帯域108中を上昇する蒸気の侵
入を防ぐ。 第4図〜第6図の具体例によつてえられるのと
同じ一般的利点に加えて、第7図〜第10図の具
体例はそれぞれの半分のトレイの有効な堰または
出口区幅がそれぞれ堰138または140の幅の
合計であり従つて実質的に大きくなつており、こ
れによつて高い液/気比の操作を可能にしてい
る、という利点を付加している。 所望ならば、出口の堰138の有効長はそれら
にカーブを付けることによつて、たとえば第11
図に示すようにカラムの壁の曲面にそうようにし
て、あるいは第12図に示すように角度または屈
曲を付けることによつて、増大させることができ
る。第11図および第12図は第9図と同一のレ
ベルでとつた横断面図である。 第13図および第14図は第7図〜第10図に
対応する配列をもつ、然しそれぞれの段階が4つ
の活性区域をもつ、物質移動装置の2つのレベル
でみた、単純化した図式的横断面図である。 第13図は第9図に対応するレベルにおける平
面図であり、第14図は第10図に対応するレベ
ルにおける平面図である。 第13図に示すように、1つの帯域における半
分のトレイの活性区域202,204,206,
208には入口区域210および212から来て
出口区域214,216および218からの降液
路に排出される液が供給される。他の帯域におい
て(第14図に示すように)活性区域202′,
204′,206′および208′には入口区域2
14′,216′および218′から液が供給され
る。この入口区域は他の帯域中の次の高い段階の
出口区域から供給される降液路からの液を受取
り、そして出口区域210′および212′からの
降液路に液を排出する。この液は他の帯域中の次
の低い段階の入口区域210および212に供給
される。220および220′は第7図〜第10
図の配列におけるプレート142および144に
機能上対応するヘツドプレートである。 第7図〜第10図、および第11図〜第12図
に示す配列は第4図〜第6図のそれよりも複雑で
あるが、半分のトレイ当りの全体の堰または出口
の幅がより大きいため実質的により高い液荷重を
処理できるという利点をもつている。 第15図および第16図は、第13図および第
14図に示すものと類似の配列の、然し各段階が
3つの活性区域をもつている。第13図および第
14図と同じレベルでみた、単純化した図式的横
断面図である。第15図に示すように、1つの帯
域において、それぞれの半分のトレイの活性区域
302,304,306には入口区域310,3
14から来て出口区域308,312からの降液
路に排出される液が供給される。第16図に示す
ように、他の帯域においては、活性区域302′,
304′には入口区域308′,312′から来て
出口区域310′,314′からの降液路に排出さ
れる液が供給される。320および320′は第
7図〜第10図の配列におけるプレート142お
よび144に機能上対応するヘツドプレートであ
る。 本発明により構築される物質移動カラムの最適
性能のために、各帯域中の気―液接触段階の有効
面積は通常は実質的に同一であるべきであること
が理解されるであろう。然しながら、2〜3のケ
ースにおいてはこのことはその通りではない。た
とえば、カラムへの液体供給物がはじめに1つの
帯域にのみ供給され、且つひどく予冷されている
場合、その帯域中の蒸気の荷重が他の帯域に比べ
て減少することが起り、この帯域の活性面積を他
の帯域に対して減少させることによつてこれを補
償することが望ましいことがありうる。同様に隣
接トレイ間の軸方向の間隔は帯域のすべてにおい
て対応する部分について同一であるべきである。
同様にして、カラムの任意の部分における隣接す
る気―液接触段階の間の軸方向の間隔は全体とし
て均一であるべきである。換言すれば、その間隔
はX/2(Xは帯域にいづれかにおける隣接段階間 の間隔である)であるべきである。然しながら、
カラムの1つのセクシヨンにおける隣接段階間の
間隔はカラムの別のセクシヨンにおけるそれとは
異なつていてもよい。 平行に軸方向に伸びる気―液接触帯域はそれぞ
れの帯域における上昇蒸気流が実質的に分離した
状態に保たれるように構築され配列されるという
ことが本発明の重要な特徴である。然しながら、
これらの帯域間の圧力の均等性を確保するため
に、カラムのえらばれた地点においてこれらの帯
域間に非常に限定された蒸気の移動を、たとえば
これらの帯域を降液路を通る小径の圧力バランス
パイプで接続することによつて又はその他の手段
によつて、与えることは望ましいことでありう
る。 気―液接触段階をもつ物質移動カラムのセクシ
ヨンの全体またはその一部は本発明により構築す
ることができる。たとえば、ある種の蒸留用途に
は、供給点より上の部分のみを本発明により構築
し、供給点より下の部分は異なつた構造のものた
とえば第1図に示す形体のものにすることが望ま
しいことがありうる。 図面においては、蒸気が一方の帯域から他の帯
域へ移動するのを防ぐ部材は、トレイの入口が液
のヘツドでシールされるのを確保する高さの出口
堰から構成されているけれども、入口堰を設け、
出口堰を省略するというような別の手段も使用し
うるが理解されるであろう。 以下の具体例によつて本発明を更に説明する。 例 1 この例は、通常の設計の且つ4つのトレイ又は
段階をもち100%効率で操業される吸収塔内で達
成される分留と、第5図および第6図に示す配列
をもつ吸収塔を使用することによつて達成される
分留とを比較するものである。後者の配列におい
て、4つのトレイのそれぞれは2帯域に分割さ
れ、それによつてカラムの2つの帯域は4つの段
階をもち、各段階は半分のトレイからなり、これ
らの帯域のそれぞれにおける隣接トレイ間の間隔
は通常のカラム中の隣接トレイ間の間隔と同じで
ある。同一の供給成分および同一の操業効率をそ
れぞれのカラムにおいて使用する。それぞれの場
合、頂部トレイの供給物は毎時99モルのペンタン
および毎時1モルのヘキサンを含む液であり、底
部のトレイの下の供給物は毎時50モルのペンタン
および毎時50モルのヘキサンを含む蒸気であつ
た。両者のケースにおいて、頂部供給物はその沸
点に保持し、底部蒸気供給物はその露点に保持し
て結果の有効な比較を確実にした。それぞれのケ
ースにおいて圧力は30psiaに保持した。 吸収塔から回収した頂部生成物および下部生成
物を比較して下記の表にまとめた。なお、分留の
改良は分留性能指数の形で評価した。分離性能指
数はオーバーヘツド中のペンタン(LK)の毎時
モル数をベース中のペンタン(LK)の毎時モル
数で割り、これにベース中のヘキサン(HK)の
毎時モル数をオーバーヘツド中のヘキサン
(HK)の毎時モル数で割つた値を掛けた値とし
て定義される。
【表】
ル数
ヘキサン 1.0 50.0 1.38 49.62
の毎時モ
ル数
本発明による吸収塔の変形は分留性能指数をほ
とんど2倍にすることが容易に理解できる。 その上、増強された操業効率が本発明の配列に
よる第2の吸収塔からえられる。通常の系に比べ
ての下降液の通路、それぞれのトレイ上の液のよ
り長い通路および変化した液対蒸気の物質比のた
めである。 例 2〜4 これらの例のうち、例2および例4は例3(本
発明の実施例)との比較のためのものである。 例2および例3において、供給口より上の3つ
のトレイおよび供給口より下の3つのトレイから
なる通常の設計の蒸留カラム中で達成される分留
(例2)を第7〜第10図に示す配列をもち、2
つの帯域のそれぞれに供給口より上に3つの半分
のトレイを、そして2つの帯域のそれぞれに供給
口より下に3つの半分のトレイをもつ、且つそれ
ぞれの帯域中での隣接する半分のトレイ間の間隔
は通常のカラム中の隣接トレイ間の間隔と同じで
あるカラム中で達成される分留4(例3)と比較
した。 それぞれのケースにおいて100%操業効率をこ
れらのトレイについてとつた。 両者のケースにおいて、供給物はペンタン毎時
100モル、ヘキサン毎時100モルであり、還流比は
2.0に保つた。還流比は頂部トレイに還流される
物質流を除去される蒸留液生成物の物質で割つた
比として定義される。塔のオーバーヘツド蒸気の
合計凝縮物を両者のケースにおいてとつた。供給
物および還流液の温度は例2および例3において
共にそれらの沸点に保持し、操業圧力は同様に例
2および例3において共に30psiaに保持し、これ
によつて両者の結果の有効な比較を確保した。こ
れらの結果は下記の表に示した。本発明は223%
の分留性能の改良を与えていることが理解される
であろう。その上、例3においては例2に比べて
増強した操業効率がえられる。それは降下する液
の通路および変化した液対蒸気の物質比による。 例4において、例2の蒸留をくりかえした。た
だし例3において達成されたと同じ分留性能指数
を得るに必要なレベルに還流比を上げた。これら
の結果も下記の表に示す。この表から、約1.9×
106BTU/時間のエネルギー消費の増加(60%以
上の増加)が必要であることがわかる。
ヘキサン 1.0 50.0 1.38 49.62
の毎時モ
ル数
本発明による吸収塔の変形は分留性能指数をほ
とんど2倍にすることが容易に理解できる。 その上、増強された操業効率が本発明の配列に
よる第2の吸収塔からえられる。通常の系に比べ
ての下降液の通路、それぞれのトレイ上の液のよ
り長い通路および変化した液対蒸気の物質比のた
めである。 例 2〜4 これらの例のうち、例2および例4は例3(本
発明の実施例)との比較のためのものである。 例2および例3において、供給口より上の3つ
のトレイおよび供給口より下の3つのトレイから
なる通常の設計の蒸留カラム中で達成される分留
(例2)を第7〜第10図に示す配列をもち、2
つの帯域のそれぞれに供給口より上に3つの半分
のトレイを、そして2つの帯域のそれぞれに供給
口より下に3つの半分のトレイをもつ、且つそれ
ぞれの帯域中での隣接する半分のトレイ間の間隔
は通常のカラム中の隣接トレイ間の間隔と同じで
あるカラム中で達成される分留4(例3)と比較
した。 それぞれのケースにおいて100%操業効率をこ
れらのトレイについてとつた。 両者のケースにおいて、供給物はペンタン毎時
100モル、ヘキサン毎時100モルであり、還流比は
2.0に保つた。還流比は頂部トレイに還流される
物質流を除去される蒸留液生成物の物質で割つた
比として定義される。塔のオーバーヘツド蒸気の
合計凝縮物を両者のケースにおいてとつた。供給
物および還流液の温度は例2および例3において
共にそれらの沸点に保持し、操業圧力は同様に例
2および例3において共に30psiaに保持し、これ
によつて両者の結果の有効な比較を確保した。こ
れらの結果は下記の表に示した。本発明は223%
の分留性能の改良を与えていることが理解される
であろう。その上、例3においては例2に比べて
増強した操業効率がえられる。それは降下する液
の通路および変化した液対蒸気の物質比による。 例4において、例2の蒸留をくりかえした。た
だし例3において達成されたと同じ分留性能指数
を得るに必要なレベルに還流比を上げた。これら
の結果も下記の表に示す。この表から、約1.9×
106BTU/時間のエネルギー消費の増加(60%以
上の増加)が必要であることがわかる。
第1図は従来技術による通常の設計の単一パス
の物質移動カラムの長さ部分にそつた図式的垂直
断面図であり、数個の気―液接触段階(トレイ)
を示すものである。第2図および第3図は第1図
のXX′およびYY′にそつてそれぞれみた第1図の
装置の平面断面図である。第4図は本発明により
変形した第1図、第2図および第3図の単一パス
物質移動装置の操作原理を示すもので、第1図に
示す従来のカラムの図に対して直角の角度からみ
た図である。第5図は第4図に示す原理により操
作する物質移動カラムの内部構造配列の一例を示
す同寸法図である。第6図はカラム中に配置した
第5図の配列の平面断面図である。第7図は本発
明の別の具体例によるカラムの部分の内部構造を
示す部分的な同寸法断面図であり、変形した2個
のパスをもつカラムについてのものである。第8
図は第5図に示す構造の図式的対向面図である。
第9図および第10図は第7図のAA′および
BB′からそれぞれみた第7図のカラムの平面断面
図である。第11図および第12図は第7図〜第
10図の具体例を変形して各半分のトレイの有効
堰または出口幅を増大させた具体例を示すもので
あり、第9図に示す平面断面図に対応するもので
ある。第13図および第14図は本発明によるカ
ラムの第9図および第10図のそれに対応するレ
ベルにおいてとつた平面断面図であつて、変形し
た4個のパスをもつカラムについてのものであ
る。第15図および第16図は活性区域によるカ
ラムの第9図および第10図のそれに対応するレ
ベルにおいてとつた平面断面図であつて、変形し
た3個のパスをもつカラムについてのものであ
る。 これらの図中において;2…カラム、A,B,
C,D,E…トレイ、4A,4B,4C,4D,
4E…降液路、6A,6B,6C,6D,6E…
堰、10,10′…カラムの弧、12,12′…カ
ラムの弦、14,16…分割板で分割されたカラ
ム中の帯域、14A,14B,14C,14D…
帯域14中の半分のトレイ、16A,16B,1
6C,16D…帯域16中の半分のトレイ、20
…バツフルプレート、21…カラムの内径、2
2,22′…出口区域、24,24′…入口区域、
26,26′…活性区域、28…垂直板、30′…
入口、32,32′…ヘツドプレート、34,3
4′…シール部材、36,36′…堰、102…カ
ラム壁、104…分割板、106,108…分割
板で分割されたカラム中の帯域、110A,11
0B…帯域106中の半分のトレイ、112,1
12B…帯域108中の半分のトレイ、114,
120…降液路の基板、116…出口区域、11
8…降液路開口、122,130…弦板、12
4,132…スリツト入口、134…水平板、1
42,144…ヘツドプレート、202,20
4,206,208,202′,204′,20
6′,208′…活性区域、210,212,21
4′,216′,218′…入口区域、214,2
16,218,210′,212′…出口区域、2
20,220′…ヘツドプレート、302,30
4,306,302′,304′,306′…活性
区域、310,314,308′…入口区域、3
08,312,310′,314′…出口区域、3
20,320′…ヘツドプレート。
の物質移動カラムの長さ部分にそつた図式的垂直
断面図であり、数個の気―液接触段階(トレイ)
を示すものである。第2図および第3図は第1図
のXX′およびYY′にそつてそれぞれみた第1図の
装置の平面断面図である。第4図は本発明により
変形した第1図、第2図および第3図の単一パス
物質移動装置の操作原理を示すもので、第1図に
示す従来のカラムの図に対して直角の角度からみ
た図である。第5図は第4図に示す原理により操
作する物質移動カラムの内部構造配列の一例を示
す同寸法図である。第6図はカラム中に配置した
第5図の配列の平面断面図である。第7図は本発
明の別の具体例によるカラムの部分の内部構造を
示す部分的な同寸法断面図であり、変形した2個
のパスをもつカラムについてのものである。第8
図は第5図に示す構造の図式的対向面図である。
第9図および第10図は第7図のAA′および
BB′からそれぞれみた第7図のカラムの平面断面
図である。第11図および第12図は第7図〜第
10図の具体例を変形して各半分のトレイの有効
堰または出口幅を増大させた具体例を示すもので
あり、第9図に示す平面断面図に対応するもので
ある。第13図および第14図は本発明によるカ
ラムの第9図および第10図のそれに対応するレ
ベルにおいてとつた平面断面図であつて、変形し
た4個のパスをもつカラムについてのものであ
る。第15図および第16図は活性区域によるカ
ラムの第9図および第10図のそれに対応するレ
ベルにおいてとつた平面断面図であつて、変形し
た3個のパスをもつカラムについてのものであ
る。 これらの図中において;2…カラム、A,B,
C,D,E…トレイ、4A,4B,4C,4D,
4E…降液路、6A,6B,6C,6D,6E…
堰、10,10′…カラムの弧、12,12′…カ
ラムの弦、14,16…分割板で分割されたカラ
ム中の帯域、14A,14B,14C,14D…
帯域14中の半分のトレイ、16A,16B,1
6C,16D…帯域16中の半分のトレイ、20
…バツフルプレート、21…カラムの内径、2
2,22′…出口区域、24,24′…入口区域、
26,26′…活性区域、28…垂直板、30′…
入口、32,32′…ヘツドプレート、34,3
4′…シール部材、36,36′…堰、102…カ
ラム壁、104…分割板、106,108…分割
板で分割されたカラム中の帯域、110A,11
0B…帯域106中の半分のトレイ、112,1
12B…帯域108中の半分のトレイ、114,
120…降液路の基板、116…出口区域、11
8…降液路開口、122,130…弦板、12
4,132…スリツト入口、134…水平板、1
42,144…ヘツドプレート、202,20
4,206,208,202′,204′,20
6′,208′…活性区域、210,212,21
4′,216′,218′…入口区域、214,2
16,218,210′,212′…出口区域、2
20,220′…ヘツドプレート、302,30
4,306,302′,304′,306′…活性
区域、310,314,308′…入口区域、3
08,312,310′,314′…出口区域、3
20,320′…ヘツドプレート。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 軸方向に間隔を置いて配置されている多数の
気―液接触段階をもち、降液路によつて各段階か
らの液流を次の段階に下降させ、そしてこれらの
段階の間に蒸気流を上昇させる空間を備えるほぼ
垂直なカラム状部分を含む物質移動装置であつ
て、 該カラム状部分が更に軸方向に伸びる分割板2
0を含み、この分割板が上昇蒸気流空間を2つの
平行な帯域14,16に分割して該蒸気流を2つ
の平行で別々の流れに分け、それぞれの帯域が多
数の気―液接触段階14A,14B,14C等;
および16A,16B,16C等を軸方向にそつ
て軸方向に間隔を置いて備え、一方の帯域中の気
―液接触段階14A,14B,14C等の配置が
カラム状部分にそつた他の帯域中の気―液接触段
階16A,16B,16C等の配置に対して軸方
向に食い違いの状態にあり、それぞれの気―液接
触段階が活性区域26,26′、先行する段階か
らの液を受け入れて該活性区域に送る入口区域2
4,24′、および活性区域からの液を排出する
出口区域22,22′をもち、そしてそれぞれ出
口区域が降液路によつて接続されていて流液をカ
ラム状部分の次の低い段階の活性区域の入口区域
に該降液路を通つて下降させ、それによつてカラ
ム状部分を下降する液流をそれが段階から段階へ
カラム状部分を順次に下降する際に一方の帯域か
ら他方の帯域に交互に指向させる物質移動装置に
おいて; 入口区域と出口区域が活性区域の向き合つた両
側に配置され且つ活性区域および入口区域と活性
区域との間の入口30,30′と出口36,3
6′が分割板の同じ側に配置され、出口区域と活
性区域はそれぞれ分割板の面に対してほぼ直角方
向に該帯域を横切つて伸びそれによつて入口区域
から活性区域を横切つて出口区域に流れる液流は
ほぼ直線であり且つ分割板に平行であり、一方の
帯域中の段階の活性区域26の分割板の幅にそつ
た配置は他方の帯域中の段階の活性区域26′の
それに対応し、一方の帯域中の段階の活性区域の
入口区域と出口区域の配置はそれぞれ他方の帯域
中の段階の対応する活性区域の出口区域と活性区
域に対応し、それによつて一方の帯域中のそれぞ
れの段階の活性区域を横切る液流の方向が他方の
帯域中のそれぞれの段階の対応する活性区域を横
切る液流の方向と反対であるようになしたことを
特徴とする物質移動装置。 2 それぞれの気―液接触段階が、入口と出口と
の間にそれぞれ存在する複数個の活性区域を含む
特許請求の範囲第1項記載の装置。 3 気―液接触段階に複数個の分離した活性区域
が装備されていて、それらの活性区域のそれぞれ
がその一返にカラム部分中の前段階の活性区域か
ら排出される液を受け入れるための入口区域を配
置してもつており、そしてその対向辺に活性区域
からの液を排出するための出口区域を配置しても
つており、一方の帯域中の各段階の各活性区域の
分割板の幅を横切る配置は他の帯域中の活性区域
のそれに対応し、そして一方の帯域中の各段階の
入口区域および出口区域の配置は他の帯域中の各
段階の入口区域および出口区域のそれらにそれぞ
れ対応する特許請求の範囲第2項記載の装置。 4 各段階が2n個の活性区域、p個の入口区域
およびq個の出口区域をもち(ただし、nは正の
整数であり、帯域中の1つにおいてp=n、およ
びq=n+1であり、帯域中の他の1つにおいて
p=n+1、およびq=nである)、気―液接触
段階が、軸方向に伸びる分割板の面に対してほぼ
直角の方向に伸びる概念上の分割線によつて活性
区域、入口区域および出口区域に分割されている
特許請求の範囲第3項記載の装置。 5 nが1または2である特許請求の範囲第3項
記載の装置。 6 それぞれ気―液接触段階が2つの活性区域を
もち、帯域の一方は、入口区域、この入口区域の
各辺に配置された活性区域、およびこの入口区域
からそれぞれの活性区域の他辺に配置された出口
区域をもつ各段階を含み、そして帯域の他方は、
出口区域、この出口区域の各辺に配置された活性
区域、およびこの出口区域からそれぞれの活性区
域の他辺に配置された入口区域をもつ各段階を含
む特許請求の範囲第5項記載の装置。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| GB8101937 | 1981-01-22 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57140603A JPS57140603A (en) | 1982-08-31 |
| JPH025121B2 true JPH025121B2 (ja) | 1990-01-31 |
Family
ID=10519142
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57007740A Granted JPS57140603A (en) | 1981-01-22 | 1982-01-22 | Shifter for substance |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57140603A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04110525U (ja) * | 1991-03-12 | 1992-09-25 | オムロン株式会社 | 光カードの収納ケース |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7204477B2 (en) * | 2005-06-01 | 2007-04-17 | Uop Llc | Parallel flow fractionation tray |
| IT1399757B1 (it) * | 2010-04-30 | 2013-05-03 | Saipem Spa | Reattore per la conduzione di reazioni bifasiche gas-liquido |
| CN114450076B (zh) * | 2019-11-19 | 2024-09-13 | 住友重机械过程机器株式会社 | 蒸馏装置及气液接触装置用塔盘 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57115624U (ja) * | 1980-12-29 | 1982-07-17 |
-
1982
- 1982-01-22 JP JP57007740A patent/JPS57140603A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04110525U (ja) * | 1991-03-12 | 1992-09-25 | オムロン株式会社 | 光カードの収納ケース |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57140603A (en) | 1982-08-31 |
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