JPH0258227B2 - - Google Patents
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- JPH0258227B2 JPH0258227B2 JP8464083A JP8464083A JPH0258227B2 JP H0258227 B2 JPH0258227 B2 JP H0258227B2 JP 8464083 A JP8464083 A JP 8464083A JP 8464083 A JP8464083 A JP 8464083A JP H0258227 B2 JPH0258227 B2 JP H0258227B2
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- Japan
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- calcium silicate
- slurry
- parts
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
- C04B28/18—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing mixtures of the silica-lime type
- C04B28/186—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing mixtures of the silica-lime type containing formed Ca-silicates before the final hardening step
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- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
本発明は撥水性を有する珪酸カルシウム成形体
の製法に関し、その目的とする所は温水や水蒸気
に対しても優れた撥水性を内部まで有する珪酸カ
ルシウム成形体を提供せんとするにある。 珪酸カルシウム成形体は無機質で耐熱性があ
り、多孔質であるため耐火材、断熱材をはじめ数
多くの用途に使用されている。しかし乍ら該成形
体は多孔質であるために吸水し易いという難点が
あり、吸水すると断熱性が低下し、本来の使用目
的が失なわれるという問題を有している。 本発明者は上記難点に注目し該難点を解消する
ために従来から鋭意研究を続けて来たが、この研
究に於いて珪酸カルシウムの水性スラリーにシリ
コーンオイルを添加しこれを成形、乾燥すること
により成形体の内部まで撥水性を有する珪酸カル
シウム成形体を製造出来ることを見出し、この知
見に基ずく発明をすでに出願した(特願昭56―
99133号特開昭58―2252号公報)。更に引き続く研
究を行なつた結果、珪酸カルシウム、繊維質物質
並びにシリコーンオイルを含有するスラリーに硫
酸アルミニウムを共存せしめて成形、乾燥すると
きは、製造条件として特に限定されることなく広
い範囲で実施可能となり、極めて工業的有利に目
的物成形体を製造出来ること、及びかくして得ら
れる成形体はただちにシリコーンオイルを添加し
て得られる成形体に比しその撥水性能も一段と向
上したものとなることを見出し、この知見に基ず
く発明を引き続き出願した(特願昭57―202361特
開昭59―92963号公報)。 上記の製法で得られた成形体は優れた撥水性を
有するものであるが、60℃以上の温水及び水蒸気
に対する撥水性がなお不充分であるという難点が
あつた。 本発明者は上記難点に注目し更に引き続く研究
を行なつた結果、珪酸カルシウム及び繊維質物質
から成る水性スラリーに、硫酸アルミニウム、及
びメチルハイドロジエンポリシロキサンと他のシ
リコーンオイルの混合物を含有せしめて成形した
後水蒸気養生をしまたはせずに乾燥するときは、
60℃以上の温水及び水蒸気に対する撥水性が優れ
た成形体が得られることを見出し、茲に本発明を
完成するに至つた。即ち本発明は繊維質物質及び
硫酸アルミニウムを含有する珪酸カルシウムの水
性スラリーに、メチルハイドロジエンポリシロキ
サン及びこれ以外の他のシリコーンオイルを含有
せしめ、成形後水蒸気養生しまたはせずして乾燥
することを特徴とする撥水性を有する珪酸カルシ
ウム成形体の製法に係るものである。 本発明に於いて使用される珪酸カルシウムの水
性スラリーとしては、珪酸カルシウムゲル又は準
結晶のスラリーと珪酸カルシウム結晶のスラリー
が包含される。前者の珪酸カルシウムゲル又は準
結晶を製造するには、珪酸原料、石灰原料及び水
より調製した原料スラリーを加熱反応せしめれば
良い。また後者の珪酸カルシウム結晶スラリーを
調製するに際しては上記原料スラリーを撹拌下に
加圧加熱して一挙に珪酸カルシウム結晶のスラリ
ーを得ることが出来る。これ等珪酸カルシウムの
スラリーはいずれも公知のものであり、各種の製
法で製造されたものがいずれも含まれる。 これ等スラリーに繊維質物質を含有せしめる。
この際用いられる繊維質物質を含みまたは含まな
い珪酸カルシウム結晶の二次粒子から成る水性ス
ラリーとしては公知の各種の水性スラリーがいづ
れも使用出来、たとえば特公昭45―25771号、特
公昭52―43494号、特公昭55―29952号公報等に記
載されたものを例示することができる。珪酸カル
シウム結晶としては、トベルモライト族、ワラス
トナイト族に属する各種の結晶が含まれる。 また繊維質物質を含みまたは含まない珪酸カル
シウムゲル又は準結晶の水性スラリーとしても従
来公知のものがいずれも使用出来、たとえば特開
昭53―147715号、特開昭54―137819号公報等を例
示することが出来る。 繊維質物質としては有機繊維並びに無機繊維の
一種または2種以上が使用され、前者としてはパ
ルプ、木綿、麻、羊毛、木質繊維、レーヨン、ポ
リプロピレン、ポリアクリロニトリル、ポリアミ
ド、ポリエステル等が、後者としては石綿、岩
綿、ガラス繊維、セラミツクフアイバー、炭素繊
維、金属繊維等が例示出来る。 繊維質物質は成形体の使用目的に応じてその添
加量を適宜変化させることが出来るが、通常上記
結晶スラリー中の固形分含有量100重量部に対し
て1〜30重量部程度である。 メチルハイドロジエンポリシロキサンは一般式 (但しnは20〜40である。) で表わされるシリコンオイルである。また他のシ
リコーンオイルとしては、ジメチルポリシロキサ
ンおよびそのメチル基の一部を低級アルキル基、
フエニル基、アミノ基、水酸基等で置換したもの
が使用され、好ましくは両末端OH基のジメチル
ポリシロキサンが使用される。 メチルハイドロジエンポリシロキサンと他のシ
リコーンオイルは通常、重量で8:2〜2:8の
割合で混合して使用される。 上記の如くシリコーンオイルを混合して使用す
ることによつて、60℃以上の温水及び水蒸気に対
する撥水性の優れた成形体が得られる。上記割合
をはずれると所期の目的が達成されなくなる傾向
がある。 また添加される両シリコーンオイルの合計量
は、珪酸カルシウム及び繊維質物質の合計量100
重量部に対し1.5〜7重量部好ましくは2〜5重
量部である。添加量を1.5重量部よりも極端に少
なくすると充分なる撥水性が期待し難く、また逆
に7重量部よりも極端に多くしても撥水効果はほ
ぼそれ以上向上せず、経済的でないばかりか耐熱
性が低下する傾向が有る。 硫酸アルミニウムの添加によつて、製造条件と
して特に限定されることなく広い範囲で実施可能
となり、極めて工業的有利に目的物成形体を製造
出来、また得られた成形体の撥水性能も向上する
ものである。該硫酸アルミニウムの添加量は、珪
酸カルシウム及び繊維質物質の合計量100重量部
に対し、無水物基準で0.5〜10重量部好ましくは
1〜5重量部である。この際添加量が0.5重量部
より少ないと充分なる効果が得られず、また10重
量部を超えて添加しても、もはやその効果の向上
は期待できず、成形体の曲げ強さが低下する傾向
を示すので好ましくない。 本発明に於いては、かくして調製された水性ス
ラリーを成形し、水蒸気養生しまたはせずして乾
燥するが、成形に先だちこの種珪酸カルシウム成
形体の製造に使用される各種添加材が必要に応じ
添加される。この際の添加剤としては、例えばセ
メント類、粘土類、水ガラス、雲母等を例示する
ことが出来る。成形手段としても従来の各種の手
段がいづれも用い得られ、例えば加圧脱水成形等
の手段を例示出来、乾燥手段としても通常の手段
で良く、例えば加熱、自然乾燥等の手段が採用さ
れる。 また珪酸カルシウムの水性スラリーが珪酸カル
シウムゲル又は準結晶の場合は成形後水蒸気養生
する。水蒸気養生は従来公知の方法で行なえば良
く、通常飽和水蒸気圧下で珪酸カルシウムゲル又
は準結晶を結晶化して硬化する。珪酸カルシウム
準結晶としてはCSH―やCSH―を例示する
ことが出来る。 本発明に於いて、珪酸カルシウムの二次粒子、
繊維質物質を含有する水性スラリーに、メチルハ
イドロジエンポリシロキサンと他のシリコーンオ
イルの混合物及び硫酸アルミニウムを添加すると
いう手段を採用することにより何ら製造条件に制
限されることなく広い条件下で安定した撥水性を
有する成形体を常時製造することが出来、惹いて
は工業的に極めて有利となるという利点を有する
とともに、得られる目的物成形体は成形体内部ま
で優れた撥水性を有し、また多量のシリコーンオ
イルを使用しなくても優れた撥水性を有し、特に
60℃の温水及び水蒸気に対する撥水性が優れた成
形体を得ることが出来るという極めて大きな効果
を発揮するものである。しかも加えて珪酸カルシ
ウム成形体本来の優れた各種物性、例えば曲げ強
さ、耐熱性、断熱性等は殆んど低下しない。 以下本発明の実施例を示す。 但し各々の物性の測定方法は次の通りである。 密 度(g/cm3);JIS―A―9510 曲げ強さ(Kg/cm2);同 上 吸水率(%);乾燥直後の成形体を厚さ方向の
中央部を含む断面で切断し、水面下40mmに
浸漬し、24時間経過後の吸水量を測定し吸
水率を算出した。但し吸水率は次の式によ
つた。 吸水率(%)=W―W0/W0×100 但しWは24時間浸漬後の成形体の重量を、また
W0は浸漬前の成形体の重量を示す。(単位g) また実施例において、部または%とあるのは
夫々重量部、重量%を示す。 実施例 1 生石灰を温水中で消和した後高速撹拌して得ら
れた石灰乳に珪石粉末を加え、さらに水を加えて
モル比(CaO/SiO2)=1、水対固形分比(W/
S)=24となるように混合して原料スラリーを得、
これを圧力12Kg/cm2、温度191℃の飽和水蒸気圧
下オートクレーブ中で撹拌しながら8時間水熱合
成反応せしめてゾーノトライト結晶からなる直径
10〜80μmのほぼ球状の二次粒子が水中に分散し
た結晶スラリーを得た。 上記の方法で得た結晶スラリー(固形分含有量
100部)にガラス繊維7部、およびパルプ5部を
水懸濁液として添加混合して得られた水性スラリ
ーに、該水性スラリーの固形分含有量100部に対
し、硫酸アルミニウム〔Al2(SO4)3・18H2O〕
(住友アルミニウム製錬製無鉄硫酸ばんど、種
類;固形特号)を無水物基準で1.5部、およびシ
リコーンオイルとしてメチルハイドロジエンポリ
シロキサン(粘度30cp)と両末端OT基ジメチル
ポリシロキサン(粘度90cp)の1:1(重量比)
混合物〔トーレシリコーン(株)製、BY―16―805〕
を第1表に示す2.5部添加混合した後、加圧脱水
成形し130℃で乾燥して成形体を得た。 これらの成形体を第1表に示す温度の温水に浸
漬させ、吸水率を測定した。得られた結果を第1
表に示す。
の製法に関し、その目的とする所は温水や水蒸気
に対しても優れた撥水性を内部まで有する珪酸カ
ルシウム成形体を提供せんとするにある。 珪酸カルシウム成形体は無機質で耐熱性があ
り、多孔質であるため耐火材、断熱材をはじめ数
多くの用途に使用されている。しかし乍ら該成形
体は多孔質であるために吸水し易いという難点が
あり、吸水すると断熱性が低下し、本来の使用目
的が失なわれるという問題を有している。 本発明者は上記難点に注目し該難点を解消する
ために従来から鋭意研究を続けて来たが、この研
究に於いて珪酸カルシウムの水性スラリーにシリ
コーンオイルを添加しこれを成形、乾燥すること
により成形体の内部まで撥水性を有する珪酸カル
シウム成形体を製造出来ることを見出し、この知
見に基ずく発明をすでに出願した(特願昭56―
99133号特開昭58―2252号公報)。更に引き続く研
究を行なつた結果、珪酸カルシウム、繊維質物質
並びにシリコーンオイルを含有するスラリーに硫
酸アルミニウムを共存せしめて成形、乾燥すると
きは、製造条件として特に限定されることなく広
い範囲で実施可能となり、極めて工業的有利に目
的物成形体を製造出来ること、及びかくして得ら
れる成形体はただちにシリコーンオイルを添加し
て得られる成形体に比しその撥水性能も一段と向
上したものとなることを見出し、この知見に基ず
く発明を引き続き出願した(特願昭57―202361特
開昭59―92963号公報)。 上記の製法で得られた成形体は優れた撥水性を
有するものであるが、60℃以上の温水及び水蒸気
に対する撥水性がなお不充分であるという難点が
あつた。 本発明者は上記難点に注目し更に引き続く研究
を行なつた結果、珪酸カルシウム及び繊維質物質
から成る水性スラリーに、硫酸アルミニウム、及
びメチルハイドロジエンポリシロキサンと他のシ
リコーンオイルの混合物を含有せしめて成形した
後水蒸気養生をしまたはせずに乾燥するときは、
60℃以上の温水及び水蒸気に対する撥水性が優れ
た成形体が得られることを見出し、茲に本発明を
完成するに至つた。即ち本発明は繊維質物質及び
硫酸アルミニウムを含有する珪酸カルシウムの水
性スラリーに、メチルハイドロジエンポリシロキ
サン及びこれ以外の他のシリコーンオイルを含有
せしめ、成形後水蒸気養生しまたはせずして乾燥
することを特徴とする撥水性を有する珪酸カルシ
ウム成形体の製法に係るものである。 本発明に於いて使用される珪酸カルシウムの水
性スラリーとしては、珪酸カルシウムゲル又は準
結晶のスラリーと珪酸カルシウム結晶のスラリー
が包含される。前者の珪酸カルシウムゲル又は準
結晶を製造するには、珪酸原料、石灰原料及び水
より調製した原料スラリーを加熱反応せしめれば
良い。また後者の珪酸カルシウム結晶スラリーを
調製するに際しては上記原料スラリーを撹拌下に
加圧加熱して一挙に珪酸カルシウム結晶のスラリ
ーを得ることが出来る。これ等珪酸カルシウムの
スラリーはいずれも公知のものであり、各種の製
法で製造されたものがいずれも含まれる。 これ等スラリーに繊維質物質を含有せしめる。
この際用いられる繊維質物質を含みまたは含まな
い珪酸カルシウム結晶の二次粒子から成る水性ス
ラリーとしては公知の各種の水性スラリーがいづ
れも使用出来、たとえば特公昭45―25771号、特
公昭52―43494号、特公昭55―29952号公報等に記
載されたものを例示することができる。珪酸カル
シウム結晶としては、トベルモライト族、ワラス
トナイト族に属する各種の結晶が含まれる。 また繊維質物質を含みまたは含まない珪酸カル
シウムゲル又は準結晶の水性スラリーとしても従
来公知のものがいずれも使用出来、たとえば特開
昭53―147715号、特開昭54―137819号公報等を例
示することが出来る。 繊維質物質としては有機繊維並びに無機繊維の
一種または2種以上が使用され、前者としてはパ
ルプ、木綿、麻、羊毛、木質繊維、レーヨン、ポ
リプロピレン、ポリアクリロニトリル、ポリアミ
ド、ポリエステル等が、後者としては石綿、岩
綿、ガラス繊維、セラミツクフアイバー、炭素繊
維、金属繊維等が例示出来る。 繊維質物質は成形体の使用目的に応じてその添
加量を適宜変化させることが出来るが、通常上記
結晶スラリー中の固形分含有量100重量部に対し
て1〜30重量部程度である。 メチルハイドロジエンポリシロキサンは一般式 (但しnは20〜40である。) で表わされるシリコンオイルである。また他のシ
リコーンオイルとしては、ジメチルポリシロキサ
ンおよびそのメチル基の一部を低級アルキル基、
フエニル基、アミノ基、水酸基等で置換したもの
が使用され、好ましくは両末端OH基のジメチル
ポリシロキサンが使用される。 メチルハイドロジエンポリシロキサンと他のシ
リコーンオイルは通常、重量で8:2〜2:8の
割合で混合して使用される。 上記の如くシリコーンオイルを混合して使用す
ることによつて、60℃以上の温水及び水蒸気に対
する撥水性の優れた成形体が得られる。上記割合
をはずれると所期の目的が達成されなくなる傾向
がある。 また添加される両シリコーンオイルの合計量
は、珪酸カルシウム及び繊維質物質の合計量100
重量部に対し1.5〜7重量部好ましくは2〜5重
量部である。添加量を1.5重量部よりも極端に少
なくすると充分なる撥水性が期待し難く、また逆
に7重量部よりも極端に多くしても撥水効果はほ
ぼそれ以上向上せず、経済的でないばかりか耐熱
性が低下する傾向が有る。 硫酸アルミニウムの添加によつて、製造条件と
して特に限定されることなく広い範囲で実施可能
となり、極めて工業的有利に目的物成形体を製造
出来、また得られた成形体の撥水性能も向上する
ものである。該硫酸アルミニウムの添加量は、珪
酸カルシウム及び繊維質物質の合計量100重量部
に対し、無水物基準で0.5〜10重量部好ましくは
1〜5重量部である。この際添加量が0.5重量部
より少ないと充分なる効果が得られず、また10重
量部を超えて添加しても、もはやその効果の向上
は期待できず、成形体の曲げ強さが低下する傾向
を示すので好ましくない。 本発明に於いては、かくして調製された水性ス
ラリーを成形し、水蒸気養生しまたはせずして乾
燥するが、成形に先だちこの種珪酸カルシウム成
形体の製造に使用される各種添加材が必要に応じ
添加される。この際の添加剤としては、例えばセ
メント類、粘土類、水ガラス、雲母等を例示する
ことが出来る。成形手段としても従来の各種の手
段がいづれも用い得られ、例えば加圧脱水成形等
の手段を例示出来、乾燥手段としても通常の手段
で良く、例えば加熱、自然乾燥等の手段が採用さ
れる。 また珪酸カルシウムの水性スラリーが珪酸カル
シウムゲル又は準結晶の場合は成形後水蒸気養生
する。水蒸気養生は従来公知の方法で行なえば良
く、通常飽和水蒸気圧下で珪酸カルシウムゲル又
は準結晶を結晶化して硬化する。珪酸カルシウム
準結晶としてはCSH―やCSH―を例示する
ことが出来る。 本発明に於いて、珪酸カルシウムの二次粒子、
繊維質物質を含有する水性スラリーに、メチルハ
イドロジエンポリシロキサンと他のシリコーンオ
イルの混合物及び硫酸アルミニウムを添加すると
いう手段を採用することにより何ら製造条件に制
限されることなく広い条件下で安定した撥水性を
有する成形体を常時製造することが出来、惹いて
は工業的に極めて有利となるという利点を有する
とともに、得られる目的物成形体は成形体内部ま
で優れた撥水性を有し、また多量のシリコーンオ
イルを使用しなくても優れた撥水性を有し、特に
60℃の温水及び水蒸気に対する撥水性が優れた成
形体を得ることが出来るという極めて大きな効果
を発揮するものである。しかも加えて珪酸カルシ
ウム成形体本来の優れた各種物性、例えば曲げ強
さ、耐熱性、断熱性等は殆んど低下しない。 以下本発明の実施例を示す。 但し各々の物性の測定方法は次の通りである。 密 度(g/cm3);JIS―A―9510 曲げ強さ(Kg/cm2);同 上 吸水率(%);乾燥直後の成形体を厚さ方向の
中央部を含む断面で切断し、水面下40mmに
浸漬し、24時間経過後の吸水量を測定し吸
水率を算出した。但し吸水率は次の式によ
つた。 吸水率(%)=W―W0/W0×100 但しWは24時間浸漬後の成形体の重量を、また
W0は浸漬前の成形体の重量を示す。(単位g) また実施例において、部または%とあるのは
夫々重量部、重量%を示す。 実施例 1 生石灰を温水中で消和した後高速撹拌して得ら
れた石灰乳に珪石粉末を加え、さらに水を加えて
モル比(CaO/SiO2)=1、水対固形分比(W/
S)=24となるように混合して原料スラリーを得、
これを圧力12Kg/cm2、温度191℃の飽和水蒸気圧
下オートクレーブ中で撹拌しながら8時間水熱合
成反応せしめてゾーノトライト結晶からなる直径
10〜80μmのほぼ球状の二次粒子が水中に分散し
た結晶スラリーを得た。 上記の方法で得た結晶スラリー(固形分含有量
100部)にガラス繊維7部、およびパルプ5部を
水懸濁液として添加混合して得られた水性スラリ
ーに、該水性スラリーの固形分含有量100部に対
し、硫酸アルミニウム〔Al2(SO4)3・18H2O〕
(住友アルミニウム製錬製無鉄硫酸ばんど、種
類;固形特号)を無水物基準で1.5部、およびシ
リコーンオイルとしてメチルハイドロジエンポリ
シロキサン(粘度30cp)と両末端OT基ジメチル
ポリシロキサン(粘度90cp)の1:1(重量比)
混合物〔トーレシリコーン(株)製、BY―16―805〕
を第1表に示す2.5部添加混合した後、加圧脱水
成形し130℃で乾燥して成形体を得た。 これらの成形体を第1表に示す温度の温水に浸
漬させ、吸水率を測定した。得られた結果を第1
表に示す。
【表】
比較例 1
実施例1と同様にして得た結晶スラリー(固形
分含有量100部)にガラス繊維7部、およびパル
プ5部を水懸濁液として添加混合して得られた水
性スラリーに、該水性スラリーの固形分含有量
100部に対し、実施例1と同様の硫酸アルミニウ
ムを無水物基準で1.5部、およびジメチルポリシ
ロキサン〔トーレシリコーン(株)、SH200オイル
500cs)を第2表に示す量添加混合した後、加圧
脱水成形し、130℃で乾燥して成形体を得た。 これらの成形体を70℃の温水に浸漬させ、吸水
率を測定した。得られた結果を第2表に示す。
分含有量100部)にガラス繊維7部、およびパル
プ5部を水懸濁液として添加混合して得られた水
性スラリーに、該水性スラリーの固形分含有量
100部に対し、実施例1と同様の硫酸アルミニウ
ムを無水物基準で1.5部、およびジメチルポリシ
ロキサン〔トーレシリコーン(株)、SH200オイル
500cs)を第2表に示す量添加混合した後、加圧
脱水成形し、130℃で乾燥して成形体を得た。 これらの成形体を70℃の温水に浸漬させ、吸水
率を測定した。得られた結果を第2表に示す。
【表】
比較例 2
シリコーンオイルとしてメチルハイドロジエン
ポリシロキサン(トーレシリコーン(株)、SH1107)
を使用する以外は比較例1と同様にして成形体を
得た。 得られた成形体を70℃の温水に浸漬させ、吸水
率を測定した。得られた結果を第3表に示す。
ポリシロキサン(トーレシリコーン(株)、SH1107)
を使用する以外は比較例1と同様にして成形体を
得た。 得られた成形体を70℃の温水に浸漬させ、吸水
率を測定した。得られた結果を第3表に示す。
【表】
実施例 2
実施例1と同様にして得られた成形体のうちシ
リコーンオイルの添加量が2.5%の成形体を75×
200×200mmに切断し、これを試験体として、80℃
の飽和水蒸気を成形体片面の200mmの部分に24時
間接触せしめ、成形体の重量増加分を吸水量とし
て、以下の式により含水率を測定した。 含水率(%)= 吸水量(g)/水蒸気接触前の試験体重量(g)×
100 得られた結果を第4表に示す。なお撥水層の状
況とは、試験終了後、水蒸気接触面に常温水(20
〜25℃)を散水し、吸水した場合は撥水層消失、
吸水しなかつた場合は変化なしとした。
リコーンオイルの添加量が2.5%の成形体を75×
200×200mmに切断し、これを試験体として、80℃
の飽和水蒸気を成形体片面の200mmの部分に24時
間接触せしめ、成形体の重量増加分を吸水量とし
て、以下の式により含水率を測定した。 含水率(%)= 吸水量(g)/水蒸気接触前の試験体重量(g)×
100 得られた結果を第4表に示す。なお撥水層の状
況とは、試験終了後、水蒸気接触面に常温水(20
〜25℃)を散水し、吸水した場合は撥水層消失、
吸水しなかつた場合は変化なしとした。
【表】
比較例 3
比較例1と同様にして得られた成形体のうちシ
リコーンオイルを2.5%添加した成形体を用いて
実施例2と同様にして含水率を測定し撥水層の状
況を調べた。得られた結果を第5表に示す。
リコーンオイルを2.5%添加した成形体を用いて
実施例2と同様にして含水率を測定し撥水層の状
況を調べた。得られた結果を第5表に示す。
【表】
実施例 3
生石灰を温水中で、消和して得られた石灰乳に
珪石粉末を加え、さらに水を加えてモル比
(CaO/SiO2)=1、水対固形分比(W/S)=30
となるように混合して原料スラリーを得、これを
圧力14Kg/cm2、温度197℃の飽和水蒸気圧下オー
トクレーブ中で撹拌しながら2.5時間水熱合成反
応せしめて、準結晶質のCSH(I)からなる準結晶
スラリーを得た。 上記の方法で得た準結晶スラリー(固形分含有
量100部)にガラス繊維3部を添加混合して得ら
れた水性スラリーに、該水性スラリーの固形分含
有量100部に対し、実施例1と同様の硫酸アルミ
ニウムを無水物基準で1.5部、および実施例1と
同様のシリコーンオイルを2.5部添加混合した後、
加圧脱水成形した。 次いでこれを圧力15Kg/cm2、温度200℃のオー
トクレーブ中で7時間反応せしめた後、130℃で
乾燥して成形体を得た。 これらの成形体を第6表に示す温度の温水に浸
漬させ、吸水率を測定した。得られた結果を第6
表に示す。
珪石粉末を加え、さらに水を加えてモル比
(CaO/SiO2)=1、水対固形分比(W/S)=30
となるように混合して原料スラリーを得、これを
圧力14Kg/cm2、温度197℃の飽和水蒸気圧下オー
トクレーブ中で撹拌しながら2.5時間水熱合成反
応せしめて、準結晶質のCSH(I)からなる準結晶
スラリーを得た。 上記の方法で得た準結晶スラリー(固形分含有
量100部)にガラス繊維3部を添加混合して得ら
れた水性スラリーに、該水性スラリーの固形分含
有量100部に対し、実施例1と同様の硫酸アルミ
ニウムを無水物基準で1.5部、および実施例1と
同様のシリコーンオイルを2.5部添加混合した後、
加圧脱水成形した。 次いでこれを圧力15Kg/cm2、温度200℃のオー
トクレーブ中で7時間反応せしめた後、130℃で
乾燥して成形体を得た。 これらの成形体を第6表に示す温度の温水に浸
漬させ、吸水率を測定した。得られた結果を第6
表に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 繊維質物質及び硫酸アルミニウムを含有する
珪酸カルシウムの水性スラリーに、メチルハイド
ロジエンポリシロキサン及びこれ以外の他のシリ
コーンオイルを含有せしめ、成形後水蒸気養生し
またはせずして乾燥することを特徴とする撥水性
を有する珪酸カルシウム成形体の製法。 2 珪酸カルシウムが珪酸カルシウム結晶である
特許請求の範囲第1項記載の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8464083A JPS59213659A (ja) | 1983-05-13 | 1983-05-13 | 撥水性を有する珪酸カルシウム成形体の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8464083A JPS59213659A (ja) | 1983-05-13 | 1983-05-13 | 撥水性を有する珪酸カルシウム成形体の製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59213659A JPS59213659A (ja) | 1984-12-03 |
| JPH0258227B2 true JPH0258227B2 (ja) | 1990-12-07 |
Family
ID=13836285
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8464083A Granted JPS59213659A (ja) | 1983-05-13 | 1983-05-13 | 撥水性を有する珪酸カルシウム成形体の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59213659A (ja) |
-
1983
- 1983-05-13 JP JP8464083A patent/JPS59213659A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59213659A (ja) | 1984-12-03 |
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