JPH0259947B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0259947B2 JPH0259947B2 JP58071541A JP7154183A JPH0259947B2 JP H0259947 B2 JPH0259947 B2 JP H0259947B2 JP 58071541 A JP58071541 A JP 58071541A JP 7154183 A JP7154183 A JP 7154183A JP H0259947 B2 JPH0259947 B2 JP H0259947B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel
- measurement
- measuring
- current
- tips
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N27/00—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
- G01N27/02—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance
- G01N27/04—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating resistance
- G01N27/041—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating resistance of a solid body
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/20—Metals
- G01N33/202—Constituents thereof
- G01N33/2022—Non-metallic constituents
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Pathology (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
Description
本発明は構造用圧延鋼材の鋼種を非破壊で推定
し、あるいは異材識別を行なうための識別方法に
関するものである。 従来の鋼種識別方法は、テストピースの引張試
験や曲げ試験によつて機械的性質を知る方法、テ
ストサンプルの分析試験によつて化学成分を知る
方法などであり、それらの結果を記した証明書
(ミールシート)と鋼材に記したマークとによつ
て鋼種を区分していたものであつて、マークのな
い鋼材の混入や加工組立後の製品の鋼種識別は困
難であつた。 鋼種は目視による識別が不可能であり、非破壊
識別方法としてはわずかに火花試験法があるにす
ぎない。この方法はJIS G 0566鋼の火花試験方
法として規格化されているが、この試験を行なう
には風の影響防止や周囲の明るさ調整のための暗
幕、ついたて、可動暗箱等を必要とし、鋼種推定
や異材識別には熟練を要するものである。またこ
の試験方法は、C(カーボン)含有量が0.1%以下
から0.6%程度までの広範囲にわたる機械構造用
炭素鋼の鋼種推定や、Cr(クローム)、Ni(ニツケ
ル)、Mo(モリブデン)、W(タングステン)等を
含有するステンレスその他の特殊合金鋼の鋼種推
定には効果がある。しかし、構造用圧延鋼材はC
含有量がいずれもほぼ同程度(0.12〜0.22%)で
あり、しかも広く使用されるSS41材とSM50材と
の差異は、火花では識別しにくいSi(シリコン)
やMn(マンガン)の含有量の差によつて区分さ
れるため、火花試験法による構造用圧延鋼材の鋼
種識別はきわめて困難である。 本発明方法は、鋼材の比抵抗値を測定すること
により構造用圧延鋼材のうち主としてSS41材と
SM50材とを識別しようとするものであり、実用
的に重要な方法である。 鋼構造構築物、建築、橋梁、船舶、タンク、鉄
塔等に使用される鋼材はJISに於て、 JIS 3101 一般構造用鋼材 (代表例 SS41、SS50) JIS 3102 溶接構造用鋼材 (代表例 SM41、SM50) と規定され、このうち最も多く使用される鋼種は
SS41材であるが、これに次いで多く使用される
のはSM50材である。またこの2種は1つの構造
物に部分的に併用されることが多く、誤使用を生
じやすい。従つて対象とする鋼材がこのいずれで
あるかを識別することができれば、実用的には目
的の大半は達成される。この2種は引張強度、溶
接性等、性能、価格、設計条件が異るにも拘ら
ず、外観、色彩、重量等は全く同一で、従来は非
破壊で両者を識別することは不可能であり、その
ため関係業界は大きな困難に直面しているのが実
状である。例えば、鉄骨加工業者間では、両者を
区別するために鉄端面にペンキで白及び黄で色分
けをする等が行われているが、その間の誤り、後
のチエツクは不可能である。また、官公庁工事に
於ては材料検査が義務づけられており、実物構造
体より試験片を切出して確認する、所謂破壊検査
が行われている。しかし、これらの方法はいずれ
も判別に多くの経験を要するもので、これによる
材料、時間、費用の無駄は極めて大きいにもかか
わらず、今日容易に鋼種を識別し得る装置は存在
しないのである。 一般構造用鋼材SS41と溶接構造鋼材SM50の成
分特性は、Si及びMn等の添加成分によるもので
あるが、Siの添加量が増大すれば、電気抵抗が増
大することは過去の冶金学研究論文で定性的に知
られている。そして、本発明者は市場に出廻つて
いるメーカー別、厚さ別、サイズ別の各種鋼材を
蒐集し、電気測定を繰返した結果遂に極めて定量
的に鋼種によるSiの含有量と電気抵抗値との関連
に関する研究成果を得た。 通常市販されているSS41材及びSM50材のSiと
Mnの含有量にはつぎのような差異がある。
し、あるいは異材識別を行なうための識別方法に
関するものである。 従来の鋼種識別方法は、テストピースの引張試
験や曲げ試験によつて機械的性質を知る方法、テ
ストサンプルの分析試験によつて化学成分を知る
方法などであり、それらの結果を記した証明書
(ミールシート)と鋼材に記したマークとによつ
て鋼種を区分していたものであつて、マークのな
い鋼材の混入や加工組立後の製品の鋼種識別は困
難であつた。 鋼種は目視による識別が不可能であり、非破壊
識別方法としてはわずかに火花試験法があるにす
ぎない。この方法はJIS G 0566鋼の火花試験方
法として規格化されているが、この試験を行なう
には風の影響防止や周囲の明るさ調整のための暗
幕、ついたて、可動暗箱等を必要とし、鋼種推定
や異材識別には熟練を要するものである。またこ
の試験方法は、C(カーボン)含有量が0.1%以下
から0.6%程度までの広範囲にわたる機械構造用
炭素鋼の鋼種推定や、Cr(クローム)、Ni(ニツケ
ル)、Mo(モリブデン)、W(タングステン)等を
含有するステンレスその他の特殊合金鋼の鋼種推
定には効果がある。しかし、構造用圧延鋼材はC
含有量がいずれもほぼ同程度(0.12〜0.22%)で
あり、しかも広く使用されるSS41材とSM50材と
の差異は、火花では識別しにくいSi(シリコン)
やMn(マンガン)の含有量の差によつて区分さ
れるため、火花試験法による構造用圧延鋼材の鋼
種識別はきわめて困難である。 本発明方法は、鋼材の比抵抗値を測定すること
により構造用圧延鋼材のうち主としてSS41材と
SM50材とを識別しようとするものであり、実用
的に重要な方法である。 鋼構造構築物、建築、橋梁、船舶、タンク、鉄
塔等に使用される鋼材はJISに於て、 JIS 3101 一般構造用鋼材 (代表例 SS41、SS50) JIS 3102 溶接構造用鋼材 (代表例 SM41、SM50) と規定され、このうち最も多く使用される鋼種は
SS41材であるが、これに次いで多く使用される
のはSM50材である。またこの2種は1つの構造
物に部分的に併用されることが多く、誤使用を生
じやすい。従つて対象とする鋼材がこのいずれで
あるかを識別することができれば、実用的には目
的の大半は達成される。この2種は引張強度、溶
接性等、性能、価格、設計条件が異るにも拘ら
ず、外観、色彩、重量等は全く同一で、従来は非
破壊で両者を識別することは不可能であり、その
ため関係業界は大きな困難に直面しているのが実
状である。例えば、鉄骨加工業者間では、両者を
区別するために鉄端面にペンキで白及び黄で色分
けをする等が行われているが、その間の誤り、後
のチエツクは不可能である。また、官公庁工事に
於ては材料検査が義務づけられており、実物構造
体より試験片を切出して確認する、所謂破壊検査
が行われている。しかし、これらの方法はいずれ
も判別に多くの経験を要するもので、これによる
材料、時間、費用の無駄は極めて大きいにもかか
わらず、今日容易に鋼種を識別し得る装置は存在
しないのである。 一般構造用鋼材SS41と溶接構造鋼材SM50の成
分特性は、Si及びMn等の添加成分によるもので
あるが、Siの添加量が増大すれば、電気抵抗が増
大することは過去の冶金学研究論文で定性的に知
られている。そして、本発明者は市場に出廻つて
いるメーカー別、厚さ別、サイズ別の各種鋼材を
蒐集し、電気測定を繰返した結果遂に極めて定量
的に鋼種によるSiの含有量と電気抵抗値との関連
に関する研究成果を得た。 通常市販されているSS41材及びSM50材のSiと
Mnの含有量にはつぎのような差異がある。
【表】
このうちSi含有量の差異に着目し、これを非破
壊で検知し識別しようとするのが本発明方法であ
る。鋼の比抵抗値がSiの含有量が増えるに従つて
大きくなることは公知である。これを測定して間
接的にSi含有量を検知識別できればよいわけであ
るが、比抵抗値が数十マイクロオーム・センチメ
ートルという微小値であるため、識別には困難な
問題が多かつた。従来は主として直流測定であつ
たが、測定値の時間的変動(所謂ドリフト)の問
題や発熱の問題等を解決しなければならないた
め、きわめて高価で実用的ではなかつた。そこで
本発明者は微小交流信号を用い同期検波法によつ
て検出する方法をとり、実用的で精度の高い識別
に成功したのである。 今本発明の実施の一例を図に就いて説明する
に、先ず比抵抗値を測定しようとする鋼材1の表
面の一部の酸化被膜(所謂黒皮)をグラインダー
等によつて研削除去し、鋼の測定面2を露出させ
る必要があり、また塗装してある鋼材1の場合に
はその塗装被膜も除去することは当然のことであ
る。 そして、検出装置3とこれに接続する増幅装置
4とによつて形成された比抵抗測定装置を用いて
測定するのであるが、前記検出装置3は第2図に
示すような構成より成る。すなわち、匡体5内部
の区画壁6に等間隔で4個の小孔7を穿設すると
共に、該各小孔7下面にこれより径の小なる小孔
8を穿設した鍔板9を付設し、且匡体5の底板1
0に前記小孔7,8の直下に位置するよう等間隔
で4個の小孔11を穿設する一方、上板12に透
孔13を穿設し、且前記各小孔7,8,11の垂
直方向に針状をなした測定端子P1,P2,P3,P4
を貫挿して、その先端針先部分を底板10より突
出させると共に、測定面2に押圧される各測定端
子P1,P2,P3,P4の押圧力調整機構として、前
記小孔7下面に付設された鍔板9と測定端子P1,
P2,P3,P4の上端の鍔部14の間に押しばね1
5を嵌挿せしめて、各測定端子P1,P2,P3,P4
を針先方向に弾発配置し、更に測定端子P1,P2
を電流端子として、また測定端子P3,P4を電圧
端子として夫々増幅装置4に接続されるコード1
6に連結して検出装置3が形成されている。 前記測定端子P1,P2,P3,P4は4本並んだ針
状物により構成され、その先端針先の隣接相互間
隔は実施例では夫々1mmで、針先間隔の保持間隔
誤差は±5ミクロン程度である。そして、この針
先の保持間隔誤差は測定値に大きな影響を及ぼ
し、針先保持部にゆるみがあつて保持間隔誤差が
針間距離の1/50を越えると測定値の誤差が大きく
鋼種の識別が困難な結果となるのである。前記押
しばね15を各測定端子P1,P2,P3,P4に介装
せしめて針先方向へ弾発配置せしめたのは、各測
定端子P1,P2,P3,P4に加わる押圧力がすべて
等しくなるようにするためであり、その結果測定
面2が多少粗面であつても各測定端子P1,P2,
P3,P4の針先が測定面2に接触し、接触抵抗も
大きく変らないのである。この測定端子P1,P2,
P3,P4に加わる押圧力の調整はこの押しばね1
5のみに限定されるものではなく、板ばね或は硬
質ゴム等の弾性体を用いてもよい。また各測定端
子P1,P2,P3,P4の材質は接触抵抗の経年変化
を防ぐために硬度の高いものを選定し、針先を細
くしてその先端は一定の球面に形成してある。 また、前記増幅装置4は第3図に示された回路
構成より成る。すなわち、ブロツク線図中、17
は演算増幅器によるウイーンブリツジ型の発振器
にダイオードによる振幅制限を行なわせて低周波
の正弦波を発生させる発信部で、18は検出に必
要な電位差を得るための電流を測定する鋼材1に
供給できるようにする電力増幅部であり、抵抗
RL及び夫々外側に位置する測定端子P1,P2を介
して鋼材1に測定用電流を流すのである。鋼材1
に流れる電流は抵抗RLの両端で電子式交流電圧
計Vを用いて監視し、この電流は発信部17のボ
リユームVRにより変化させることができるので
ある。また3は前記構成の検出装置であり、外側
に位置する測定端子P1,P2の針先を結ぶ直線上
にあつて鋼材1の測定面2に接触する内側に位置
する測定端子P3,P4より成り、この測定端子P3,
P4間の電位差を検出するのである。19は前記
測定端子P3,P4に接続された高入力インピーダ
ンス型の前置増幅器であり、この前置増幅器19
の出力中、選択増幅部20で信号周波数成分のみ
を選択増幅して信号対雑音比の改善をなしてい
る。21は正相及び逆相用のアナログスイツチ
S1,S2及びこのスイツチの出力を増幅する作動増
幅器から成る同期検波部で、アナログスイツチ
S1,S2は信号周波数に同期た参照信号部22より
の参照信号によりON、OFFされる。23は同期
検波出力によつてメーター等の外部機器を駆動す
るために必要な電力を得るため電力増幅を行う出
力増幅部で、24は信号に同期した三角波発生回
路及びPLL回路により構成される位相部であり、
位相器の位相を変化させることにより鋼材1の測
定面2に発生する信号電圧の任意位相分を検出で
きるので、位相器の位相を調整して測定面2の抵
抗成分、リアクタンス成分に対応する直流出力を
得るようにする。また、25は参照信号駆動部
で、位相反転回路26、コンパレーター27、レ
ベルシフター28、フリツプフロツプ29、アイ
ソレーター30により構成されている。位相部2
4の出力である三角波は、位相反転回路26によ
り位相が反転され、正相及び逆相の三角波が2つ
の演算増幅器により構成されたコンパレーター2
7に入力される。コンパレーター27の出力は
180度の位相差をもつパルス波となり、2つのト
ランジスタにより構成されたレベルシフター28
を通してフリツプフロツプ29を駆動し、該フリ
ツプフロツプ29の出力により発信部17の発振
周波数に同期した正確な方形波を得るのである。
また、発信部17側の接地電位と検出装置3側の
接地電位とが異なるので、フオトカプラでアイソ
レートして同期検波部21に入力させるのであ
る。 而して、上記のように構成された比抵抗測定装
置を用いて鋼材1の比抵抗値を測定するには、検
出装置3のコード16を増幅装置4の接続プラグ
31に接続して電源スイツチ32をONにし、測
定端子P1,P2,P3,P4の針先を鋼材1の測定面
2に接触させる。そうすると、測定端子P1,P2
を介して、鋼材1に測定用電流が流れる。この測
定用電流は発信部17より発振する低周波の微小
信号電流を電力増幅部18を介して検出に必要な
電位差を得べき電流値にするのである。実施例で
はこの低周波を20ヘルツの周波数を有する発振電
流を用いたが、この周波数は10〜60ヘルツの範囲
のものが望ましく、1キロヘルツ以下の低周波を
用いないと、測定値の誤差が大きくなり、鋼種の
識別が困難な結果となることが判明した。 そして上記の測定用電流は測定端子P1〜P3〜
P4〜P2間を介して鋼材1に流れ、その際鋼材1
の比抵抗値が大ならば測定端子P3,P4間に大な
る電位差が検出され、その比抵抗値が小ならば小
なる電位差が検出される。従つてこの検出値を表
示メータ33に表示し、測定した鋼材1の比抵抗
値を前記定量的に得られた電気抵抗値に当てはめ
て、間接的にSiの含有量を知り、測定した鋼材1
がSS41材か、或はSM50材かの識別をなすのであ
る。 そしてこの検出にあたり、前記増幅装置4中の
選択増幅部20による信号周波数成分のみを選択
増幅同期検波する手法を用いたために、信号対雑
音比を改善することができた。 また、測定用電流が検出に必要な電位差を得べ
き電流値を外れるときは、ボリユームVRにより
必要な測定用電流に調整して検出できるようにす
るが、この電流値は前述の如く抵抗RLの両端に
電子式交流電圧計Vを接続して監視するのであ
る。 本発明は上述のようであるから、本発明は従来
の火花試験法では識別困難であつた構造用汎用鋼
種の識別が未熟練者にもでき、また本発明方法に
よれば、屋外の材料置場や構造物の構築現場に於
いて、或いは既存の鋼構造物に対して、簡便に、
且つ何等の熟練をも要さずに非破壊で構造用圧延
鋼材の鋼種識別を行なうことができ、異材混入の
発見や予防、あるいは鋼種不明材料の鑑別によつ
て、危険を防止し、無駄を省くなどの多大の効果
が得られる。 また本発明方法は、構造用圧延鋼材以外にも多
方面の鋼種識別に利用できるが、鋼材以外の材料
の識別器、微小電気抵抗測定器、探傷器などにも
応用可能である。
壊で検知し識別しようとするのが本発明方法であ
る。鋼の比抵抗値がSiの含有量が増えるに従つて
大きくなることは公知である。これを測定して間
接的にSi含有量を検知識別できればよいわけであ
るが、比抵抗値が数十マイクロオーム・センチメ
ートルという微小値であるため、識別には困難な
問題が多かつた。従来は主として直流測定であつ
たが、測定値の時間的変動(所謂ドリフト)の問
題や発熱の問題等を解決しなければならないた
め、きわめて高価で実用的ではなかつた。そこで
本発明者は微小交流信号を用い同期検波法によつ
て検出する方法をとり、実用的で精度の高い識別
に成功したのである。 今本発明の実施の一例を図に就いて説明する
に、先ず比抵抗値を測定しようとする鋼材1の表
面の一部の酸化被膜(所謂黒皮)をグラインダー
等によつて研削除去し、鋼の測定面2を露出させ
る必要があり、また塗装してある鋼材1の場合に
はその塗装被膜も除去することは当然のことであ
る。 そして、検出装置3とこれに接続する増幅装置
4とによつて形成された比抵抗測定装置を用いて
測定するのであるが、前記検出装置3は第2図に
示すような構成より成る。すなわち、匡体5内部
の区画壁6に等間隔で4個の小孔7を穿設すると
共に、該各小孔7下面にこれより径の小なる小孔
8を穿設した鍔板9を付設し、且匡体5の底板1
0に前記小孔7,8の直下に位置するよう等間隔
で4個の小孔11を穿設する一方、上板12に透
孔13を穿設し、且前記各小孔7,8,11の垂
直方向に針状をなした測定端子P1,P2,P3,P4
を貫挿して、その先端針先部分を底板10より突
出させると共に、測定面2に押圧される各測定端
子P1,P2,P3,P4の押圧力調整機構として、前
記小孔7下面に付設された鍔板9と測定端子P1,
P2,P3,P4の上端の鍔部14の間に押しばね1
5を嵌挿せしめて、各測定端子P1,P2,P3,P4
を針先方向に弾発配置し、更に測定端子P1,P2
を電流端子として、また測定端子P3,P4を電圧
端子として夫々増幅装置4に接続されるコード1
6に連結して検出装置3が形成されている。 前記測定端子P1,P2,P3,P4は4本並んだ針
状物により構成され、その先端針先の隣接相互間
隔は実施例では夫々1mmで、針先間隔の保持間隔
誤差は±5ミクロン程度である。そして、この針
先の保持間隔誤差は測定値に大きな影響を及ぼ
し、針先保持部にゆるみがあつて保持間隔誤差が
針間距離の1/50を越えると測定値の誤差が大きく
鋼種の識別が困難な結果となるのである。前記押
しばね15を各測定端子P1,P2,P3,P4に介装
せしめて針先方向へ弾発配置せしめたのは、各測
定端子P1,P2,P3,P4に加わる押圧力がすべて
等しくなるようにするためであり、その結果測定
面2が多少粗面であつても各測定端子P1,P2,
P3,P4の針先が測定面2に接触し、接触抵抗も
大きく変らないのである。この測定端子P1,P2,
P3,P4に加わる押圧力の調整はこの押しばね1
5のみに限定されるものではなく、板ばね或は硬
質ゴム等の弾性体を用いてもよい。また各測定端
子P1,P2,P3,P4の材質は接触抵抗の経年変化
を防ぐために硬度の高いものを選定し、針先を細
くしてその先端は一定の球面に形成してある。 また、前記増幅装置4は第3図に示された回路
構成より成る。すなわち、ブロツク線図中、17
は演算増幅器によるウイーンブリツジ型の発振器
にダイオードによる振幅制限を行なわせて低周波
の正弦波を発生させる発信部で、18は検出に必
要な電位差を得るための電流を測定する鋼材1に
供給できるようにする電力増幅部であり、抵抗
RL及び夫々外側に位置する測定端子P1,P2を介
して鋼材1に測定用電流を流すのである。鋼材1
に流れる電流は抵抗RLの両端で電子式交流電圧
計Vを用いて監視し、この電流は発信部17のボ
リユームVRにより変化させることができるので
ある。また3は前記構成の検出装置であり、外側
に位置する測定端子P1,P2の針先を結ぶ直線上
にあつて鋼材1の測定面2に接触する内側に位置
する測定端子P3,P4より成り、この測定端子P3,
P4間の電位差を検出するのである。19は前記
測定端子P3,P4に接続された高入力インピーダ
ンス型の前置増幅器であり、この前置増幅器19
の出力中、選択増幅部20で信号周波数成分のみ
を選択増幅して信号対雑音比の改善をなしてい
る。21は正相及び逆相用のアナログスイツチ
S1,S2及びこのスイツチの出力を増幅する作動増
幅器から成る同期検波部で、アナログスイツチ
S1,S2は信号周波数に同期た参照信号部22より
の参照信号によりON、OFFされる。23は同期
検波出力によつてメーター等の外部機器を駆動す
るために必要な電力を得るため電力増幅を行う出
力増幅部で、24は信号に同期した三角波発生回
路及びPLL回路により構成される位相部であり、
位相器の位相を変化させることにより鋼材1の測
定面2に発生する信号電圧の任意位相分を検出で
きるので、位相器の位相を調整して測定面2の抵
抗成分、リアクタンス成分に対応する直流出力を
得るようにする。また、25は参照信号駆動部
で、位相反転回路26、コンパレーター27、レ
ベルシフター28、フリツプフロツプ29、アイ
ソレーター30により構成されている。位相部2
4の出力である三角波は、位相反転回路26によ
り位相が反転され、正相及び逆相の三角波が2つ
の演算増幅器により構成されたコンパレーター2
7に入力される。コンパレーター27の出力は
180度の位相差をもつパルス波となり、2つのト
ランジスタにより構成されたレベルシフター28
を通してフリツプフロツプ29を駆動し、該フリ
ツプフロツプ29の出力により発信部17の発振
周波数に同期した正確な方形波を得るのである。
また、発信部17側の接地電位と検出装置3側の
接地電位とが異なるので、フオトカプラでアイソ
レートして同期検波部21に入力させるのであ
る。 而して、上記のように構成された比抵抗測定装
置を用いて鋼材1の比抵抗値を測定するには、検
出装置3のコード16を増幅装置4の接続プラグ
31に接続して電源スイツチ32をONにし、測
定端子P1,P2,P3,P4の針先を鋼材1の測定面
2に接触させる。そうすると、測定端子P1,P2
を介して、鋼材1に測定用電流が流れる。この測
定用電流は発信部17より発振する低周波の微小
信号電流を電力増幅部18を介して検出に必要な
電位差を得べき電流値にするのである。実施例で
はこの低周波を20ヘルツの周波数を有する発振電
流を用いたが、この周波数は10〜60ヘルツの範囲
のものが望ましく、1キロヘルツ以下の低周波を
用いないと、測定値の誤差が大きくなり、鋼種の
識別が困難な結果となることが判明した。 そして上記の測定用電流は測定端子P1〜P3〜
P4〜P2間を介して鋼材1に流れ、その際鋼材1
の比抵抗値が大ならば測定端子P3,P4間に大な
る電位差が検出され、その比抵抗値が小ならば小
なる電位差が検出される。従つてこの検出値を表
示メータ33に表示し、測定した鋼材1の比抵抗
値を前記定量的に得られた電気抵抗値に当てはめ
て、間接的にSiの含有量を知り、測定した鋼材1
がSS41材か、或はSM50材かの識別をなすのであ
る。 そしてこの検出にあたり、前記増幅装置4中の
選択増幅部20による信号周波数成分のみを選択
増幅同期検波する手法を用いたために、信号対雑
音比を改善することができた。 また、測定用電流が検出に必要な電位差を得べ
き電流値を外れるときは、ボリユームVRにより
必要な測定用電流に調整して検出できるようにす
るが、この電流値は前述の如く抵抗RLの両端に
電子式交流電圧計Vを接続して監視するのであ
る。 本発明は上述のようであるから、本発明は従来
の火花試験法では識別困難であつた構造用汎用鋼
種の識別が未熟練者にもでき、また本発明方法に
よれば、屋外の材料置場や構造物の構築現場に於
いて、或いは既存の鋼構造物に対して、簡便に、
且つ何等の熟練をも要さずに非破壊で構造用圧延
鋼材の鋼種識別を行なうことができ、異材混入の
発見や予防、あるいは鋼種不明材料の鑑別によつ
て、危険を防止し、無駄を省くなどの多大の効果
が得られる。 また本発明方法は、構造用圧延鋼材以外にも多
方面の鋼種識別に利用できるが、鋼材以外の材料
の識別器、微小電気抵抗測定器、探傷器などにも
応用可能である。
図は本発明の実施の一例を示すものにして、第
1図は鋼材の比抵抗値を測定しようとする検出装
置及び増幅装置の斜視図、第2図は検出装置の拡
大縦断面図、第3図は検出装置の一部を切欠して
示す拡大正面図、第4図は増幅装置のブロツク図
である。 図中、1は鋼材、2は測定面、3は検出装置、
4は増幅装置、P1,P2,P3,P4は測定端子であ
る。
1図は鋼材の比抵抗値を測定しようとする検出装
置及び増幅装置の斜視図、第2図は検出装置の拡
大縦断面図、第3図は検出装置の一部を切欠して
示す拡大正面図、第4図は増幅装置のブロツク図
である。 図中、1は鋼材、2は測定面、3は検出装置、
4は増幅装置、P1,P2,P3,P4は測定端子であ
る。
Claims (1)
- 1 構造用圧延鋼材の表面の一部の塗膜及び酸化
被膜を除去して測定面を露出させ、直線上に等間
隔に保持され押圧力調整機構を有する4本の針状
物から成る比抵抗測定端子の先端針先を前記測定
面に接触させてなす構造用圧延鋼材鋼種の非破壊
識別方法において、外側に位置する2本の測定端
子間に1キロヘルツ以下の周波数を有する発振電
流を流し、先端針先相互間隔の保持精度を針間距
離の50分の1以下に保持された内側に位置する2
本の測定端子によつて、この電流の測定端子間の
電位差を測定し、回路を通じて信号周波数成分の
みを選択増幅すると共に、これを比抵抗値に置き
かえて表示し、表示された比抵抗値によつてその
鋼の含有成分のうちSi(シリコン)の含有量を知
つて鋼種を非破壊で識別するようにしたことを特
徴とする構造用圧延鋼材鋼種の非破壊識別方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58071541A JPS59197846A (ja) | 1983-04-25 | 1983-04-25 | 構造用圧延鋼材鋼種の非破壊識別方法 |
| US06/567,321 US4567427A (en) | 1983-04-25 | 1983-12-30 | Method non-destructively identifying different kinds of rolled steel for structural purposes |
| DE19843401058 DE3401058A1 (de) | 1983-04-25 | 1984-01-13 | Verfahren zum zerstoerungsfreien identifizieren unterschiedlicher arten von konstruktions-walzstaehlen |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58071541A JPS59197846A (ja) | 1983-04-25 | 1983-04-25 | 構造用圧延鋼材鋼種の非破壊識別方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59197846A JPS59197846A (ja) | 1984-11-09 |
| JPH0259947B2 true JPH0259947B2 (ja) | 1990-12-13 |
Family
ID=13463702
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58071541A Granted JPS59197846A (ja) | 1983-04-25 | 1983-04-25 | 構造用圧延鋼材鋼種の非破壊識別方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4567427A (ja) |
| JP (1) | JPS59197846A (ja) |
| DE (1) | DE3401058A1 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0576743U (ja) * | 1992-03-18 | 1993-10-19 | マックス株式会社 | 切抜き文字・画像作成装置 |
| JPH082039A (ja) * | 1994-06-15 | 1996-01-09 | Nec Corp | ページプリンタ装置 |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2572183B1 (fr) * | 1984-10-22 | 1987-01-09 | Aerospatiale | Procede et appareil pour la verification par mesure d'impedance de la continuite electrique d'un dispositif de matiere electriquement conductrice |
| JPH0797096B2 (ja) * | 1989-08-08 | 1995-10-18 | 日本鋼管株式会社 | 鋼材のSi濃度測定方法及び装置 |
| US5264797A (en) * | 1991-05-15 | 1993-11-23 | United Technologies Corporation | Device for detecting contaminants on conductive surfaces |
| RU2157523C1 (ru) * | 1999-11-01 | 2000-10-10 | Государственное учреждение - Институт химии Дальневосточного отделения РАН | Способ определения кремния |
| DE10235124B4 (de) * | 2002-08-01 | 2005-12-15 | Herbert Amrhein | Messeinrichtung zum elektrischen Vermessen der Oberfläche eines Prüflings |
| JP5078926B2 (ja) * | 2009-02-24 | 2012-11-21 | 中国電力株式会社 | 欠陥検出方法 |
| JP2014126376A (ja) * | 2012-12-25 | 2014-07-07 | Ntn Corp | 焼入れ品質検査装置および焼入れ品質検査方法 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2094234A (en) * | 1936-06-04 | 1937-09-28 | Sperry Prod Inc | Flaw detector for electrical conductors |
| US3308418A (en) * | 1961-08-01 | 1967-03-07 | Thomas & Betts Corp | Connecting electrical conductors |
| US3611125A (en) * | 1969-06-04 | 1971-10-05 | Sylvania Electric Prod | Apparatus for measuring electrical resistance |
| US4335350A (en) * | 1980-05-23 | 1982-06-15 | Chen James T C | Apparatus for probing semiconductor wafers |
| JPS5863842A (ja) * | 1981-10-13 | 1983-04-15 | Akai Bussan Kk | 鋼材の鋼種判別方法 |
-
1983
- 1983-04-25 JP JP58071541A patent/JPS59197846A/ja active Granted
- 1983-12-30 US US06/567,321 patent/US4567427A/en not_active Expired - Lifetime
-
1984
- 1984-01-13 DE DE19843401058 patent/DE3401058A1/de not_active Ceased
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0576743U (ja) * | 1992-03-18 | 1993-10-19 | マックス株式会社 | 切抜き文字・画像作成装置 |
| JPH082039A (ja) * | 1994-06-15 | 1996-01-09 | Nec Corp | ページプリンタ装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US4567427A (en) | 1986-01-28 |
| JPS59197846A (ja) | 1984-11-09 |
| DE3401058A1 (de) | 1984-10-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6280603B1 (en) | Electrochemical noise technique for corrosion | |
| EP0107844B1 (en) | Eddy-current defect-detecting system for metal tubes | |
| KR100218653B1 (ko) | 전자유도형 검사장치 | |
| JPH0514224B2 (ja) | ||
| JPS62137537A (ja) | 粘度測定装置の試料温度測定装置 | |
| DE60332539D1 (de) | Membran-basierendes verfahren unter verwendung von zeitaufgelösten fluoreszenzmessungen | |
| JPH0259947B2 (ja) | ||
| US7750626B2 (en) | Method and apparatus for eddy current detection of material discontinuities | |
| US5847562A (en) | Thickness gauging of single-layer conductive materials with two-point non linear calibration algorithm | |
| JP2766929B2 (ja) | 非破壊検査装置 | |
| US3582772A (en) | Method of calibrating eddy current flaw detection equipment utilizing attachable slugs to simulate flaws | |
| JPS62273447A (ja) | 材料劣化度測定方法及びその装置 | |
| JP2673129B2 (ja) | コンクリート中鋼材の腐食モニタリング用プローブおよびこれを使用したコンクリート中鋼材の腐食評価方法 | |
| US6752023B1 (en) | Method and device for carrying out the nondestructive material characterization of ferromagnetic substances | |
| JPH04221757A (ja) | 欠陥検出装置及び方法 | |
| GB2069709A (en) | Temperature compensated ion measurement | |
| Betta et al. | Calibration and adjustment of an eddy current based multi-sensor probe for non-destructive testing | |
| JPH04551B2 (ja) | ||
| Bernieri et al. | Metrological characterization of an eddy-current-based system for non-destructive testing | |
| JPS5863842A (ja) | 鋼材の鋼種判別方法 | |
| JP2643000B2 (ja) | 溶接熱影響部の高温損傷評価方法 | |
| Mundry | Defect evaluation by ultrasonics: Some results of work in progress at the Bundesanstalt für Materialprüfung | |
| JPH046461A (ja) | 低周波渦流探触子の感知有効深さ計測方法 | |
| JPS6027954Y2 (ja) | 電気抵抗探傷器 | |
| JP2007163263A (ja) | 渦電流探傷センサ |