JPH026018B2 - - Google Patents
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- JPH026018B2 JPH026018B2 JP55150482A JP15048280A JPH026018B2 JP H026018 B2 JPH026018 B2 JP H026018B2 JP 55150482 A JP55150482 A JP 55150482A JP 15048280 A JP15048280 A JP 15048280A JP H026018 B2 JPH026018 B2 JP H026018B2
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- gas
- ammonia
- sample gas
- absorption bottle
- tube
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N31/00—Investigating or analysing non-biological materials by the use of the chemical methods specified in the subgroup; Apparatus specially adapted for such methods
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- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Description
本発明は、SO3が共存するガス中のNH3を正確
に分析する方法に関する。 従来の排ガス中のアンモニア分析法は、SO3成
分が共存する場合には、この2成分より生成する
硫安系化合物のため、以下に述べるように正確に
アンモニアを分析することが困難であつた。 従来排ガス中のNH3分析方法は日本工業規格
(JIS K 0099―1969)に制定されており、第1
図に示すNH3採取装置によりNH3を採取し、ア
ンモニウム・イオンとして中和滴定法又はインド
フエノール法によつて分析する方法が採用されて
いる。JIS法では試料ガスを採取する場合、採取
管中で水分が凝縮するのを防ぐため試料ガス採取
管および試料ガス採取管から吸収びんの間を120
℃以上に加熱し、ほう酸溶液(0.5%)を吸収液
とした吸収びんに試料ガスを1〜2/minの速
度で通過させることにより試料ガス中のNH3を
捕集している。この時排ガス中にSO3が共存して
も、吸収液に捕捉されたNH3の分析については
何ら問題はない。 しかし第2図に示した従来法(JIS法)による
排ガス中のNH3分析結果から下記の事項が明ら
かとなつた。 (1) 添加したアンモニアガス量から計算された排
ガス中のアンモニア濃度より分析結果から得ら
れたアンモニア濃度の方が10〜20ppm小さい値
を示した。 (2) 試料ガスの吸収後試料ガス採取管の内壁に白
色の付着物が見られ、この付着物を分析したと
ころ硫酸水素アンモニウム(NH4HSO4)及び
硫酸アンモニウムの混合物であつた。これらの
結果から試料ガス採取装置内で試料ガスの温度
が120℃まで降下する間に排ガス中に約10ppm
含まれるSO3と添加されたNH3が NH3+H2O+SO3→NH4HSO4 NH4HSO4+NH3→(NH4)2SO4 の反応により、硫酸水素アンモニウム(液体又
は固体)か硫酸アンモニウム(固体)を生成
し、これが試料ガス採取管の内壁に付着したも
のと推定された。すなわち試料ガス採取管及び
試料ガス採取管から吸収びんの間を120℃以上
に加熱しなければならないとするJIS K 0099
では上記の如きSO3が存在するガスに対しては
不十分である。 そこで採取管の加熱を増加し、採取管出口に
おけるガス温度が第3図に示す硫酸水素アンモ
ニウムの生成温度以上(250℃以上)になると
採取管の内壁にHN3塩の付着はなくなつた。 しかしこの場合には吸収液の温度が上昇し吸
収びんを冷却する必要が生じたばかりでなく第
2図程ではないが添加したアンモニアガス量か
ら計算された排ガス中のアンモニア濃度より分
析結果から得られたアンモニア濃度の方が数
ppm〜10ppm低い値を示した。 これは吸収液中で前記の反応が起り、ミスト
(10μ以下の液体粒子)やフユーム(1μ以下の
固体粒子)が生成し、これらが吸収びんでは捕
捉し難く逃散したためと推定される。 以上のように、従来法(JIS K 0099)は上記
に示した(1)〜(3)の欠点を有するためSO3が共存す
る排ガス中のNH3濃度を正確に測定することは
できない。 本発明は、JISK0099NH3分析法の上述の欠点
をのぞき、その目的に合つた分析法を提供する。
更に詳細には、本発明のNH3分析法は、排ガス
中にSO3、ハロゲン(Cl,Bvr)など及び水分が
存在する場合、あるいは、排ガス温度が250℃以
上の場合にも適用できるものである。 本発明は、NH3と硫酸から生成する液又は固
体(ミスト及びフユーム)を付着して捕集する
NH3分析法であり、フイルター付管により、液
又は固体のアンモニアの塩を捕集し、ガス状
NH3を吸収捕集する点に特徴を有する。 即ち、本発明は、アンモニアと三酸化硫黄
(SO3)を含むガスから、その少くとも一部のガ
ス(以下、試料ガスという。)を順次、採取管、
フイルター付ミスト・フユーム捕捉部及び吸収び
んに導き、前記捕捉部及び吸収びんにおいてアン
モニア分を捕捉してアンモニアを分析する方法に
おいて、前記採取管の温度を250℃以上に保持し、
前記捕捉部を、前記アンモニアとSO3からの固体
状又は液状の生成物が全量生成する温度まで冷却
することを特徴とするアンモニアの分析方法であ
る。ここで前記捕捉部の冷却は、具体的には、前
記アンモニアとSO3の全量が硫酸水素アンモニウ
ムあるいは硫酸アンモニウムを生成するまで冷却
するものであり、またアンモニアとSO3の全量と
は反応当量の全量を意味する。 すなわち、排ガス中のNH3/SO3濃度比が2.0
以上であれば、NH3は前記捕捉部より下流側で
はガスの状態で存在し、吸収びんで捕集すること
ができる。また排ガス中のNH3/SO3濃度比が
1.0以下であれば、NH3の全量は硫酸水素アンモ
ニウムとして、前記捕捉部で捕捉される。 上記フイルター付ミスト・フユーム捕捉部は、
日本工業規格(JIS―Z―8808)の排ガス中のダ
スト濃度の測定方法で定められているガス繊維、
シリカ繊維、フツ素樹脂、メンブレンなどのろ紙
を用いるダスト捕集器、あるいはガラス繊維、シ
リカ繊維などのダクトチユーブを用いるダスト捕
集器、または前記ダスト捕集器にスパイラル管を
組み合せたもの等を用いることができるが、好ま
しくは、フイルター付スパイラル管であり、その
フイルターは好ましくはメンブラン・フイルター
である。 次に、従来のNH3分析法及びガス採取装置に
つき詳述する。 第1図は、従来のNH3分析法における排ガス
採取装置の概略図である。 第2図は従来法による排ガス中のNH3分析結
果を示す図であり、実線及び点線はそれぞれ測定
値及び設定値である。 第3図は硫酸水素アンモニウムの生成条件を示
す図である。 第1図において、1は、試料ガス採取管、2は
ろ過材、3は保温材、4は吸収びん、5はガス乾
燥塔、6は流量調節コツク、7は吸引ポンプ、8
は温度計、9は圧力計、10は湿式ガスメータ
(1回転1〜5)、11は三方コツク、12はバ
イパス用洗浄びん、13はヒーター、14は流量
計、15はアンモニアガスボンベ、16は煙道で
ある。 第1図において排ガスは煙道16を図に矢示し
た方向に流れる。計算された量のNH3ガスを流
量計14で流量を調整し、排ガス中のアンモニア
濃度を5,15,31,51,58ppmの5条件に設定し
た。 このガスの他の組成は次表のとおりである。 ガス組成 NOx O2 CO2 SO2 SO3 N2 120ppm 4% 12% 200ppm 約10ppm Balance乾きガス基準 H2O 約12% 湿りガス基準 各条件ごとに第1図の如く試料ガス採取設置を
セツトし、試料ガス採取管1及び試料ガス採取管
1から吸収びん4の間を120℃以上にヒーター1
3で加熱し、真空ポンプ7により1〜2/min
の速さで試料ガスを吸収びん4に通過させNH3
ガスを捕集する。 試料ガス採取管1及び試料ガス採取管1から吸
収びん4の間の加熱が120℃よりやや大程度では
不十分で試料ガス中に含まれるNH3の一部が配
管内に硫酸水素アンモニウム及び硫酸アンモニウ
ムとして付着した。このため吸収びん4に捕集さ
れたNH3を分析したところ第2図に示したよう
に添加したアンモニアガス量から計算された排ガ
ス中のアンモニア濃度より分析結果から得られた
アンモニア濃度の方が数ppm低い値を示した。こ
のように、JIS法ではSO3が共存する場合、正確
にアンモニアガス濃度を測定することはできない
ことがわかる。 この現象は、第3図から判るように、180℃以
下ではNH3がSO3と反応してアンモニウム塩が生
成することと符号する。 以下、本発明の実施態様につき詳述する。 第4図は本発明によるNH3の試料ガス採取装
置の概略図で、第5図は、メンブランフイルター
付スパイラル管の概略図である。 第4図において、1は、試料ガス採取管、2は
ヒーター、3はメンブランフイルター付スパイラ
ル管、4は吸収びん、5はグラスウール、6は水
銀マノメータ、7はバイパス、8は真空ポンプ、
9は油ミスト除去器、10は温度計、11は圧力
計、12はガスメーター、13は煙道、14は流
量計、15はアンモニアガスボンベである。 第5図において、3aはスパイラル管、5bは
摺り合せとコイルばね止め、3cはメンブランフ
イルタ(30φ)である。 第4図において排ガスは煙道13を図に矢示し
た方向に流れる。計算された量のNH3ガスを流
量計で流量を調整し、排ガス中のアンモニア濃度
を5.7〜75ppmまで変化させた。測定ごとに第4
図の如く試料ガス採取装置をセツトし、試料ガス
採取管1を250℃以上(硫酸水素アンモニウムの
生成温度以上)に保ち、真空ポンプ8により2〜
4/minの速さで排ガスをメンブランフイルタ
ー付スパイラル管3へ導入し、NH3の一部をア
ンモニウム塩として、また吸収びん4でNH3ガ
スを捕集する。 生成するアンモニウム塩の付着性について検討
した。 SO3濃度10ppm、アンモニア濃度50ppmになる
ように添加し、360℃の試料ガスをメンブランフ
イルター付スパイラル管(6mmφ全長2.8m)に
2〜4/minの速度で通過させ、該スパイラル
管内で試料ガスの温度を180℃以下とし、この時
生成するアンモニウム塩を管の内壁に付着させ
NH3を分析したところ16〜18ppmのNH3が付着
することが確認された。これはアンモニアがSO3
と反応して硫酸水素アンモニウム又は硫酸アンモ
ニウムとして完全に付着したことを示している。
この時生成するアンモニウム塩の捕集器は試料ガ
スの冷却が可能でアンモニウム塩ダストの捕集が
十分なものであれば良いがスパイラル管と、多孔
性フイルム状で空孔率が高いメンブランフイルタ
ー(例えば、東洋科学産業(株)の「ミリポア・メン
ブラン・フイルター」)の組み合せが便利である。
この結果を表―1に示す。
に分析する方法に関する。 従来の排ガス中のアンモニア分析法は、SO3成
分が共存する場合には、この2成分より生成する
硫安系化合物のため、以下に述べるように正確に
アンモニアを分析することが困難であつた。 従来排ガス中のNH3分析方法は日本工業規格
(JIS K 0099―1969)に制定されており、第1
図に示すNH3採取装置によりNH3を採取し、ア
ンモニウム・イオンとして中和滴定法又はインド
フエノール法によつて分析する方法が採用されて
いる。JIS法では試料ガスを採取する場合、採取
管中で水分が凝縮するのを防ぐため試料ガス採取
管および試料ガス採取管から吸収びんの間を120
℃以上に加熱し、ほう酸溶液(0.5%)を吸収液
とした吸収びんに試料ガスを1〜2/minの速
度で通過させることにより試料ガス中のNH3を
捕集している。この時排ガス中にSO3が共存して
も、吸収液に捕捉されたNH3の分析については
何ら問題はない。 しかし第2図に示した従来法(JIS法)による
排ガス中のNH3分析結果から下記の事項が明ら
かとなつた。 (1) 添加したアンモニアガス量から計算された排
ガス中のアンモニア濃度より分析結果から得ら
れたアンモニア濃度の方が10〜20ppm小さい値
を示した。 (2) 試料ガスの吸収後試料ガス採取管の内壁に白
色の付着物が見られ、この付着物を分析したと
ころ硫酸水素アンモニウム(NH4HSO4)及び
硫酸アンモニウムの混合物であつた。これらの
結果から試料ガス採取装置内で試料ガスの温度
が120℃まで降下する間に排ガス中に約10ppm
含まれるSO3と添加されたNH3が NH3+H2O+SO3→NH4HSO4 NH4HSO4+NH3→(NH4)2SO4 の反応により、硫酸水素アンモニウム(液体又
は固体)か硫酸アンモニウム(固体)を生成
し、これが試料ガス採取管の内壁に付着したも
のと推定された。すなわち試料ガス採取管及び
試料ガス採取管から吸収びんの間を120℃以上
に加熱しなければならないとするJIS K 0099
では上記の如きSO3が存在するガスに対しては
不十分である。 そこで採取管の加熱を増加し、採取管出口に
おけるガス温度が第3図に示す硫酸水素アンモ
ニウムの生成温度以上(250℃以上)になると
採取管の内壁にHN3塩の付着はなくなつた。 しかしこの場合には吸収液の温度が上昇し吸
収びんを冷却する必要が生じたばかりでなく第
2図程ではないが添加したアンモニアガス量か
ら計算された排ガス中のアンモニア濃度より分
析結果から得られたアンモニア濃度の方が数
ppm〜10ppm低い値を示した。 これは吸収液中で前記の反応が起り、ミスト
(10μ以下の液体粒子)やフユーム(1μ以下の
固体粒子)が生成し、これらが吸収びんでは捕
捉し難く逃散したためと推定される。 以上のように、従来法(JIS K 0099)は上記
に示した(1)〜(3)の欠点を有するためSO3が共存す
る排ガス中のNH3濃度を正確に測定することは
できない。 本発明は、JISK0099NH3分析法の上述の欠点
をのぞき、その目的に合つた分析法を提供する。
更に詳細には、本発明のNH3分析法は、排ガス
中にSO3、ハロゲン(Cl,Bvr)など及び水分が
存在する場合、あるいは、排ガス温度が250℃以
上の場合にも適用できるものである。 本発明は、NH3と硫酸から生成する液又は固
体(ミスト及びフユーム)を付着して捕集する
NH3分析法であり、フイルター付管により、液
又は固体のアンモニアの塩を捕集し、ガス状
NH3を吸収捕集する点に特徴を有する。 即ち、本発明は、アンモニアと三酸化硫黄
(SO3)を含むガスから、その少くとも一部のガ
ス(以下、試料ガスという。)を順次、採取管、
フイルター付ミスト・フユーム捕捉部及び吸収び
んに導き、前記捕捉部及び吸収びんにおいてアン
モニア分を捕捉してアンモニアを分析する方法に
おいて、前記採取管の温度を250℃以上に保持し、
前記捕捉部を、前記アンモニアとSO3からの固体
状又は液状の生成物が全量生成する温度まで冷却
することを特徴とするアンモニアの分析方法であ
る。ここで前記捕捉部の冷却は、具体的には、前
記アンモニアとSO3の全量が硫酸水素アンモニウ
ムあるいは硫酸アンモニウムを生成するまで冷却
するものであり、またアンモニアとSO3の全量と
は反応当量の全量を意味する。 すなわち、排ガス中のNH3/SO3濃度比が2.0
以上であれば、NH3は前記捕捉部より下流側で
はガスの状態で存在し、吸収びんで捕集すること
ができる。また排ガス中のNH3/SO3濃度比が
1.0以下であれば、NH3の全量は硫酸水素アンモ
ニウムとして、前記捕捉部で捕捉される。 上記フイルター付ミスト・フユーム捕捉部は、
日本工業規格(JIS―Z―8808)の排ガス中のダ
スト濃度の測定方法で定められているガス繊維、
シリカ繊維、フツ素樹脂、メンブレンなどのろ紙
を用いるダスト捕集器、あるいはガラス繊維、シ
リカ繊維などのダクトチユーブを用いるダスト捕
集器、または前記ダスト捕集器にスパイラル管を
組み合せたもの等を用いることができるが、好ま
しくは、フイルター付スパイラル管であり、その
フイルターは好ましくはメンブラン・フイルター
である。 次に、従来のNH3分析法及びガス採取装置に
つき詳述する。 第1図は、従来のNH3分析法における排ガス
採取装置の概略図である。 第2図は従来法による排ガス中のNH3分析結
果を示す図であり、実線及び点線はそれぞれ測定
値及び設定値である。 第3図は硫酸水素アンモニウムの生成条件を示
す図である。 第1図において、1は、試料ガス採取管、2は
ろ過材、3は保温材、4は吸収びん、5はガス乾
燥塔、6は流量調節コツク、7は吸引ポンプ、8
は温度計、9は圧力計、10は湿式ガスメータ
(1回転1〜5)、11は三方コツク、12はバ
イパス用洗浄びん、13はヒーター、14は流量
計、15はアンモニアガスボンベ、16は煙道で
ある。 第1図において排ガスは煙道16を図に矢示し
た方向に流れる。計算された量のNH3ガスを流
量計14で流量を調整し、排ガス中のアンモニア
濃度を5,15,31,51,58ppmの5条件に設定し
た。 このガスの他の組成は次表のとおりである。 ガス組成 NOx O2 CO2 SO2 SO3 N2 120ppm 4% 12% 200ppm 約10ppm Balance乾きガス基準 H2O 約12% 湿りガス基準 各条件ごとに第1図の如く試料ガス採取設置を
セツトし、試料ガス採取管1及び試料ガス採取管
1から吸収びん4の間を120℃以上にヒーター1
3で加熱し、真空ポンプ7により1〜2/min
の速さで試料ガスを吸収びん4に通過させNH3
ガスを捕集する。 試料ガス採取管1及び試料ガス採取管1から吸
収びん4の間の加熱が120℃よりやや大程度では
不十分で試料ガス中に含まれるNH3の一部が配
管内に硫酸水素アンモニウム及び硫酸アンモニウ
ムとして付着した。このため吸収びん4に捕集さ
れたNH3を分析したところ第2図に示したよう
に添加したアンモニアガス量から計算された排ガ
ス中のアンモニア濃度より分析結果から得られた
アンモニア濃度の方が数ppm低い値を示した。こ
のように、JIS法ではSO3が共存する場合、正確
にアンモニアガス濃度を測定することはできない
ことがわかる。 この現象は、第3図から判るように、180℃以
下ではNH3がSO3と反応してアンモニウム塩が生
成することと符号する。 以下、本発明の実施態様につき詳述する。 第4図は本発明によるNH3の試料ガス採取装
置の概略図で、第5図は、メンブランフイルター
付スパイラル管の概略図である。 第4図において、1は、試料ガス採取管、2は
ヒーター、3はメンブランフイルター付スパイラ
ル管、4は吸収びん、5はグラスウール、6は水
銀マノメータ、7はバイパス、8は真空ポンプ、
9は油ミスト除去器、10は温度計、11は圧力
計、12はガスメーター、13は煙道、14は流
量計、15はアンモニアガスボンベである。 第5図において、3aはスパイラル管、5bは
摺り合せとコイルばね止め、3cはメンブランフ
イルタ(30φ)である。 第4図において排ガスは煙道13を図に矢示し
た方向に流れる。計算された量のNH3ガスを流
量計で流量を調整し、排ガス中のアンモニア濃度
を5.7〜75ppmまで変化させた。測定ごとに第4
図の如く試料ガス採取装置をセツトし、試料ガス
採取管1を250℃以上(硫酸水素アンモニウムの
生成温度以上)に保ち、真空ポンプ8により2〜
4/minの速さで排ガスをメンブランフイルタ
ー付スパイラル管3へ導入し、NH3の一部をア
ンモニウム塩として、また吸収びん4でNH3ガ
スを捕集する。 生成するアンモニウム塩の付着性について検討
した。 SO3濃度10ppm、アンモニア濃度50ppmになる
ように添加し、360℃の試料ガスをメンブランフ
イルター付スパイラル管(6mmφ全長2.8m)に
2〜4/minの速度で通過させ、該スパイラル
管内で試料ガスの温度を180℃以下とし、この時
生成するアンモニウム塩を管の内壁に付着させ
NH3を分析したところ16〜18ppmのNH3が付着
することが確認された。これはアンモニアがSO3
と反応して硫酸水素アンモニウム又は硫酸アンモ
ニウムとして完全に付着したことを示している。
この時生成するアンモニウム塩の捕集器は試料ガ
スの冷却が可能でアンモニウム塩ダストの捕集が
十分なものであれば良いがスパイラル管と、多孔
性フイルム状で空孔率が高いメンブランフイルタ
ー(例えば、東洋科学産業(株)の「ミリポア・メン
ブラン・フイルター」)の組み合せが便利である。
この結果を表―1に示す。
【表】
次にNH3ガスとSO3ガスが共存する乾式脱硝装
置を備えた重油専焼ボイラ節炭器出口ガスの模擬
ガスを下表に示す組成で調整し、第4図に示す試
料ガス採取装置をセツトし、試料ガス採取管2の
温度を250℃(硫酸水素アンモニウムの生成温度)
以上とした。 模擬排ガス組成 NOx O2 SO2 SO3 CO2 N2 120ppm 4% 200ppm 10ppm 12% Balance乾きガス基準 NH3 6〜75ppm H2O 約12% 湿りガス基準 試料ガスを2〜4/minの速度で吸引し、メ
ンブランフイルター付スパイラル管3の部分で試
料ガスを180℃以下に冷却することによりNH3と
SO3を強制的に反応させ、硫酸水素アンモニウム
及び硫酸アンモニウムを生成する。前述の実施例
のようにSO310ppm,NH350ppmの条件では表―
1に示されるように、吸収びんで捕捉されたガス
状のNH3濃度は約30ppmである。 そこで第3図の硫酸水素アンモニウムの生成条
件を見ればNH330ppm、SO31ppmのとき硫酸水
素アンモニウムの生成温度は約203℃であるから、
180℃まで冷却すればガス状のSO3濃度はほとん
どゼロとなり、NH3と共存するSO3の全量がアン
モニウム塩を生成することになるので、180℃は
十分に全量生成温度と言うことができる。メンブ
ランフイルター付スパイラル管3で生成したミス
ト及びフユーム状のアンモニウム塩を捕集し、吸
収びん4でガス状態にあるNH3を捕集した。次
にメンブランフイルターをビーカーへ移し入れ、
スパイラル管及びフイルターホルダ内をよく洗浄
し、洗浄液もビーカーに加える。 ビーカーへN/50硫酸溶液50mlを入れ、加熱し
てメンブランフイルターに付着したアンモニウム
塩を溶解し、全NH3を抽出する。本抽出液及び
吸収液を蒸留した後、留出したNH3を中和滴定
により測定し、固体(フユーム状)及び気体の
NH3濃度を区別して求めた。 この結果を第6図に示す。このように、本発明
によれば、排ガスにSO3が共存しても、極めて正
確にNH3濃度を測定できることが判る。
置を備えた重油専焼ボイラ節炭器出口ガスの模擬
ガスを下表に示す組成で調整し、第4図に示す試
料ガス採取装置をセツトし、試料ガス採取管2の
温度を250℃(硫酸水素アンモニウムの生成温度)
以上とした。 模擬排ガス組成 NOx O2 SO2 SO3 CO2 N2 120ppm 4% 200ppm 10ppm 12% Balance乾きガス基準 NH3 6〜75ppm H2O 約12% 湿りガス基準 試料ガスを2〜4/minの速度で吸引し、メ
ンブランフイルター付スパイラル管3の部分で試
料ガスを180℃以下に冷却することによりNH3と
SO3を強制的に反応させ、硫酸水素アンモニウム
及び硫酸アンモニウムを生成する。前述の実施例
のようにSO310ppm,NH350ppmの条件では表―
1に示されるように、吸収びんで捕捉されたガス
状のNH3濃度は約30ppmである。 そこで第3図の硫酸水素アンモニウムの生成条
件を見ればNH330ppm、SO31ppmのとき硫酸水
素アンモニウムの生成温度は約203℃であるから、
180℃まで冷却すればガス状のSO3濃度はほとん
どゼロとなり、NH3と共存するSO3の全量がアン
モニウム塩を生成することになるので、180℃は
十分に全量生成温度と言うことができる。メンブ
ランフイルター付スパイラル管3で生成したミス
ト及びフユーム状のアンモニウム塩を捕集し、吸
収びん4でガス状態にあるNH3を捕集した。次
にメンブランフイルターをビーカーへ移し入れ、
スパイラル管及びフイルターホルダ内をよく洗浄
し、洗浄液もビーカーに加える。 ビーカーへN/50硫酸溶液50mlを入れ、加熱し
てメンブランフイルターに付着したアンモニウム
塩を溶解し、全NH3を抽出する。本抽出液及び
吸収液を蒸留した後、留出したNH3を中和滴定
により測定し、固体(フユーム状)及び気体の
NH3濃度を区別して求めた。 この結果を第6図に示す。このように、本発明
によれば、排ガスにSO3が共存しても、極めて正
確にNH3濃度を測定できることが判る。
第1〜3図は、従来法の、第4〜6図は本発明
の説明図である。 第4図において、1…採取管、3…メンブラ
ン・フイルター付スパイラル管、4…吸収びん。
の説明図である。 第4図において、1…採取管、3…メンブラ
ン・フイルター付スパイラル管、4…吸収びん。
Claims (1)
- 1 アンモニアと三酸化硫黄(SO3)を含むガス
から、その少くとも一部のガス(以下、試料ガス
という。)を順次、採取管、フイルター付ミス
ト・フユーム捕捉部及び吸収びんに導き、前記捕
捉部及び吸収びんにおいてアンモニア分を捕集し
てアンモニアを分析する方法において、前記採取
管の温度を250℃以上に保持し、前記捕捉部を、
前記アンモニアとSO3からの固体状又は液状の生
成物が全量生成する温度まで冷却することを特徴
とするアンモニアの分析方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15048280A JPS5773648A (en) | 1980-10-27 | 1980-10-27 | Analyzing method for ammonia |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15048280A JPS5773648A (en) | 1980-10-27 | 1980-10-27 | Analyzing method for ammonia |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5773648A JPS5773648A (en) | 1982-05-08 |
| JPH026018B2 true JPH026018B2 (ja) | 1990-02-07 |
Family
ID=15497838
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15048280A Granted JPS5773648A (en) | 1980-10-27 | 1980-10-27 | Analyzing method for ammonia |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5773648A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013094628A1 (ja) * | 2011-12-21 | 2013-06-27 | 三菱重工業株式会社 | ミスト含有ガス分析装置 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20140202233A1 (en) * | 2011-09-08 | 2014-07-24 | Horiba, Ltd. | Gas analysis device and contamination detection method used in same |
| JPWO2013035657A1 (ja) * | 2011-09-08 | 2015-03-23 | 株式会社堀場製作所 | 吸着性ガス分析装置及び吸着性ガス分析方法 |
| CN103267658A (zh) * | 2013-05-16 | 2013-08-28 | 云南昆钢煤焦化有限公司 | 一种煤气取样方法 |
| JP5876614B2 (ja) * | 2013-10-23 | 2016-03-02 | 中国電力株式会社 | 分析試料採取装置及びその使用方法、採取試料分析装置及び採取試料分析方法 |
Family Cites Families (3)
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|---|---|---|---|---|
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| JPS5317781A (en) * | 1976-07-31 | 1978-02-18 | Horiba Ltd | Device for analyzing so2 |
| JPS5751318Y2 (ja) * | 1978-10-30 | 1982-11-09 |
-
1980
- 1980-10-27 JP JP15048280A patent/JPS5773648A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013094628A1 (ja) * | 2011-12-21 | 2013-06-27 | 三菱重工業株式会社 | ミスト含有ガス分析装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5773648A (en) | 1982-05-08 |
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