JPH0260642A - 歯科用既製トレー - Google Patents

歯科用既製トレー

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JPH0260642A
JPH0260642A JP63210560A JP21056088A JPH0260642A JP H0260642 A JPH0260642 A JP H0260642A JP 63210560 A JP63210560 A JP 63210560A JP 21056088 A JP21056088 A JP 21056088A JP H0260642 A JPH0260642 A JP H0260642A
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lactone
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JP63210560A
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Shinya Kondo
信也 近藤
Michio Nakanishi
中西 道夫
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Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、歯科用既製トレーに関する。
さらに詳しくは、軟化点40〜100℃を有する低温熱
可塑性樹脂、具体的にはラクトン樹脂またはトランスポ
リイソプレン樹脂を主成物とする低温熱可塑性樹脂組成
物を少くとも一部に用いた歯科用既製トレーに関する。
本発明の歯科用既製トレーに用いられる低温熱可塑性樹
脂組成物とは公知の用途に従来から用いられており、温
水または熱水の温度で軟化し室温では固形である樹脂組
成物と同じものである。
公知の用途とは歯科用咬合記録材(咬合採得用材)1倍
力操作用物体、プラスチック粘土、医療用ギプス、スプ
リント材、放射線照射用フェイスマスク、かつらの型取
材などである。
[従来技術] 従来、歯科用既製トレーは金属製のものおよびアクリロ
ニトリル−スチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などを用
いて成形されたものが一般的であった。歯科用既製トレ
ーというのは大中小3種類程度のサイズの異なるものが
準備されており、歯科医療において以下のような使用形
態で用いられている。
すなわち、無歯顎または有歯顎の患者に対して義顎模型
を作成する場合、既製トレーの薄板状のトレー部の内部
にアルギン酸のような歯科印象剤を塗り付け1次にこれ
を患者の口咬顎内に差し入れ、上下の顎で噛ませる。
このようにすれば歯の上面または無歯顎患者の場合には
歯床表面細部の凹凸形状が印象剤上に転写される。
患者の歯床と同じ凹凸面が形成されたものの内部へ石膏
を水で溶いたものを流し込んで一定時間放置すればそれ
らが硬化して顎模型が出来上がる。
以上が歯科用既製トレーの概略の使用形態である。なお
、歯科用既製トレーというのは前記大中小3種類程度、
さらにそれぞれ上下顎用に合計6種類のものが1セツト
で準備されているのが普通である。
上記のような使用形態で既製トレーを使用した場合、以
下のような問題がある。
[発明が解決しようとする課題] その問題とは以下のようなものである。
まず、金属製のものは価格が高いことと、患者が口啌顎
内で違和感を感するという問題がある。
なお、この場合、金属トレーを1かに変型させるかワッ
クス類をトレーの辺縁の不足分に加えて使用している。
アクリロニトリル−スチレン樹脂、ボリグロピレン樹脂
製のもの変型させることができないので。
ワックス類をトレーの辺縁部に継ぎ足すのみである。こ
のように従来の既製トレーを使用すると作業時間がかか
り、変型または継ぎ足した箇所が強度的に弱いなどの欠
点がある。
塗り付けられたコンパウンドはある程度温度を高くしな
いと軟化しないだけでなく、軟化した状態のものを患者
の口啌顎内に当てがうということは患者のとっては熱く
感じる場合があるなどの問題がある。
このような状況に鑑み1本発明者らは鋭意検討した結果
1本発明を完成させた。
[発明の構成] すなわち1本発明は 「略馬蹄型または略半円形に成形された薄板状のトレー
部を有し、該薄板状のトレー部上下面に必要に応じて略
人体の口啌顎内の凹凸形状が付与され、該トレー部の少
くとも一部に把手を有し、少くとも把手以外のトレー部
が軟化点40〜100℃を有し、かつ、室温で固形であ
る低温熱可塑性樹脂を主成物とし、必要に応じて芯体が
インサトまたはラミネートされたことを特徴とする歯科
用既製トレー」 である。
本発明の歯科用既製トレーにおいて、[略馬蹄型または
略半円形]というのは人体口啌顎内の弓状歯列に近似し
た形状のものを意味するものとし丸味を帯びた、すなわ
ち、尖った部分の無い三角形に近いのものも含むものと
する。
さらに、「口啌顎内の凹凸形状Jというのは細かい凹凸
を意味するのではなく、tsやかに曲がっている状態を
意味する。
また、「把手を有する」というのは歯科医、歯科技工士
または患者自身が既製トレーを操作する際、手で持てる
程度の「出っ張り」をも含むものとする。
「必要に応じてインサートまたはラミネートされた芯体
」の役割は以下の通りである。
すなわち、芯体は「低温熱可塑性樹脂」が加熱され軟化
した場合、樹脂の種類、ブレンド組成の組み合わせなど
によっては患者の口啌顎内にあてがう前にタレ落ちるこ
とを防ぐ支持体の役目を果たす。芯体の具体的なものと
しては通常の繊1製の織布または不織布、プラスチック
ネットなどがある。
本発明の歯科用既製トレーに用いる低温熱可塑性樹脂と
は熱水または温水の温度、すなわち、40〜100℃で
軟化する樹脂であって、室温では固化してそれ以上は変
形しない樹脂である。
すなわち、従来から一般的に用いられていた200〜3
00℃程度の比較的高い温度で成型加工されていたよう
な熱可塑性樹脂は含まない。
本発明で述べる低温熱可塑性樹脂とは公知のもので、既
に市販されており、スプリント材料、かつらの型取り材
料などとして一般的なラクトン樹脂またはトランスポリ
イソプレン樹脂であり、各種の用途に用いられている。
例えば、倍力操作用物体(特開昭6O−240692)
 、プラスチック粘土(特開昭6l−42679) 、
医療用ギプス(特開昭58−81042)、スプリント
材、放射線照射用フェイスマスク、かつらの型取材(特
開昭6O−215018)などがある。
この低温熱可塑性樹脂とは樹脂材料に加工上必要な可塑
剤、安定剤、熱伝達材その他必要に応じて添加される着
色剤または上記のような樹脂単独では有していない性状
を付与するために他の樹脂をブレンドした場合を含むも
のとする。
本発明において主要な構成要件となる低温熱可塑性樹脂
の一つであるラクトン樹脂について述べる0本発明で述
べるラクトン樹脂とはラクトンモノマー、例えば、ε−
カプロラクトン、δ−バレロラクトン、トリメチルカプ
ロラクトンなどを開始剤を用いて開環重合させて製造し
たものであり、常温では固体状態であるが、加熱すると
軟化する熱可塑性樹脂である。
以上の各種ラクトンモノマーの中でも量産されているε
−カプロラクトンが特に好適である。
本発明の歯科用既製トレーに用いられる低温熱可塑性樹
脂は以下のような方法で製造される。
このラクトン樹脂は常温で液体のものから固体状のもの
道程々の分子量を有するものがあり、各種の用途に用い
られているが1本発明の歯科用既製トレーに用いるため
には10,000〜100゜000程度の分子量を有す
るものが好ましい。
分子量が10,000未満では常温で液体またはワック
ス状であるため本発明の使用目的に合致しない。反対に
分子量100,000以上を有するものでは軟化点が高
くなるわけではないが、溶融時の粘度が高く、歯または
歯床の表面細部の凹凸形状の型の正確な転写が困難であ
る。
次にラクトン樹脂を上記のような分子量範囲、すなわち
、軟化点範囲を有するグレードのものに設定するための
条件について記述する。
前記のようにラクトンモノマーを開始剤と触媒の存在下
で開環重合させるわけであるが、本発明に用いるような
分子量グレードの樹脂を製造するにはラクトンモノマー
中に通常は必ず含まれている微量の水分、具体的には0
.05%程度のものを開始剤として利用する。
分子量を設定するにはラクトンモノマーと開始剤とのモ
ル比を以下の関係式にしたがって計算して決定する。
ex、分子量40.000のものを製造する場合には 40.0OO=A+nx (ラクトンモノマーの分子I
k) [ただし、Aは開始剤として用いられる水の分子量、n
は水1モルに対して加えられるラクトンモノマーのモル
数] また、製造されたラクトン樹脂の分子量を測定するには
その樹脂の水酸基価および酸価を測定して以下の計算式
にしたがって計算すれば目安となる分子量が算出される
分子量 5B、11  x2  x1000 水酸基価+酸価 上記のような40〜100℃という軟化点範囲を有する
ラクトン樹脂の分子量は10.000〜100.000
のものであり、中でも40.000〜70.000のも
のが好ましい。
また、以下のように相対粘度を求めて分子量を把握する
方法もある。
分子量10.000〜100.000のものというのは
相対粘度1゜15〜2.28を有するものに相当する。
なお、本発明で述べる相対粘度とは毛細管粘度計(ウベ
ローデ粘度計)を用いて測定した値とする。測定法はJ
IS  K6726に準じて行なった。ななし、溶剤と
してトルエン濃度1%、温度27℃プラスマイナス0.
05℃で測定した値とする。
ラクトンモノマーを微量の水分、具体的には005%程
度のものを開始剤として上記のように開環重合させて分
子量10.000〜100.000程度のラクトン樹脂
を製造する場合に用いる触媒としては有機スズ化合物、
有機チタン化合物、有機ハロゲン化スズ化合物などが好
適であり、中でも塩化第一スズ(SnCI2)を用いる
のが好ましい。
触媒の使用量はラクトンモノマーに対して01〜5.0
00ppmが好適である。
以上のような本発明の歯科用既製トレーに用いる分子量
10.000〜100.000程度のラクトン樹脂を製
造する方法は特開昭56−149442号公報などに詳
細に開示されている。
また、ラクトン樹脂は単独のグレードのものでも良いが
、グレードの異なるものを複数種類ブレンドして用いて
も良い。
グレードの異なるものの一例としては例えば、相対粘度
1.15〜1.5を有するものと1.5〜2.28を有
するものとの組み合わせがある。
グレードの異なるものを複数種類ブレンドされた樹脂の
特性は相当する単独のグレードのものより同じ軟化温度
でも曲げ強度などが向上する。
以上のようにして製造された低温熱可塑性樹脂であるラ
クトン樹脂は単独で用いても良いし、アクリロニトリル
−スチレン樹脂、その他の熱可塑性樹脂をブレンドして
用いても良い。
アクリロニトリル−スチレン樹脂としては乳化重合また
は懸濁重合で製造されたアクリロニトリル25%−スチ
レン75%の汎用グレードのもの、または、相当品を用
いれば問題はない。
その他、ブレンドし得る樹脂としてはエチレン−酢と樹
脂、ラクトン以外の熱可塑性t!Iiのポリエステル樹
脂などがある。
次に低温熱可塑性樹脂のもう一つの例であるトランスポ
リイソプレンについて詳細に説明する。
本発明の歯科用既製トレーにおいて、用いられる低温熱
可塑性樹脂であるトランスポリイソプレンは以下のよう
にして製造される。
すなわち、有機アルミニウム化合物と三塩化ヴアナジウ
ムとチタン化合物からなる触媒などを用いてインブレン
モノマーを重合させることにより得られる。
反応温度は10〜100 ’Cが適当であり、ベンゼン
などの溶媒中で行っても良い。
また、イソプレンモノマーに曲の共役ジエン系のモノマ
ーなどを共重合させても良い。
低温熱可塑性樹脂であるトランスポリイソプレン樹脂は
種々のグレードのものがあり、各種の用途に用いられて
いるが、本発明の歯科用既製トレーに用いる材料として
は少なくとも85%のトランス−1,4体を含有し、X
線回折で測定された結晶性が15%〜40%、ムーニー
粘度が5〜50 (M L−4,100’C)を有する
グレードのものが望ましい。このようなトランス−1,
4−ポリイソプレンを主成物とする樹脂組成物の結晶融
点は35〜ioo’cである。
前記の物性範囲を外れるものは本発明の使用目的には合
致しない。
結晶性が40%を越えるものでは溶融時の粘度が高すぎ
るため正確な歯型採得作業がしにくい。
以上のようなグレードのトランス−1,4−ポリイソプ
レンを製造するための方法は例えば特開昭50−122
586、特開昭51−53545号公報などに詳細に開
示されている。
次に、前記のような材料を用いて本発明の歯科用既製ト
レーを製作する場合の状況を記述する。
形状は特に限定はされず、従来から用いられているもの
と同じ、すなわち、主要部が薄板状のトレー部が略馬蹄
型または略半円形を有し、その少くとも一部に把手を有
するものが好ましい。
薄板状のトレー部は平板状でも良いが、ある程度平均的
な人間の口啌顎内の形状に似せて凹凸状態が予め付与さ
れていても良い。
各部のサイズは以下の通りである。
すなわち、薄板状のトレー部は三角形に近似させて表現
すると一辺が50〜100mm、好ましくは、70mm
程度の等辺または二等辺のものがよい。70mm程度の
ものであれば従来3種類程度のサイズのものを準備して
いたのに対して1種類で殆どの患者に対応可能である。
また、薄板状のトレー部の厚みは必要に応じてインサー
トまたはラミネートされた芯体を含んで1〜10mm、
好ましくは、2〜5mmである。
薄板状のトレー部の厚みが1mm未満のものでは口咬顎
内で凹凸形状を正確に付与しにくいだけでなく、熱容量
の関係でゆっくり作業ができない。
逆に薄板状のトレー部の厚みが10mm以上のものでは
材料の使用量が多くなるため嵩高くなり、また、コスト
高になる。
さらに、熱容量の関係で軟化させるのに時間がかかり、
凹凸形状を付与した後の固化にも時間がかかるので好ま
しくない。
把手の収り付は位置は薄板状のトレー部を三角形に近似
させて表現した場合の頂点付近にするのが操作上好まし
い。
把手の部分は薄板状のトレー部と同じ低温熱可塑性樹脂
でなくても良いが、材料の準備の都合、成型法の関係か
ら同一材料にするのが普通である。
芯体をインサートまたはラミネートさせるには、共押し
出し法などが適用される。
このようにして作製された既製トレーは患者か違和感を
感じなくなる箇所で、かつ、不足している部分を患者が
熱く感じなくなる程度の熱で変型させることができるの
で簡単、がっ、短時間でトレーを適合させることができ
る。
次に、本発明の歯科用既製トレーを用いる場合の作業状
況を記述する。
前記のような把手の付いた既製トレーの薄板状の1・し
一部分を温水に浸漬して軟化させる。
軟化させるための温水の温度は40〜ioo’c、好ま
しくは、40〜60℃である。
次いで、この一部か軟化された状態のものを患者の口啌
顎内に挿入して上下の歯または歯が無い場合には歯床で
かませる。
しばらくするとそれまで軟化していた低温熱可塑性樹脂
からなる薄板状のトレー部分が口啌顎内の温度、すなわ
ち、36〜37℃まで低下すると歯または歯が無い場合
には歯床表面細部の凹凸形状を概略転写したまま硬化す
る。
使用する樹脂は着色剤を添加したものでもよく。
着色剤の使用量は樹脂に対して1〜5部である。
また、熱伝達材を用いて軟化し易くしておいてもよい。
熱伝達材を用いる理由は加温する際に均一に加温される
ようにするためである。
好適な熱伝達材は熱伝導率の高い金属の粉末、例えば、
アルミニウム粉末、銅粉末などである。
熱伝達材の使用量は染料または顔料の使用量と同じ程度
で良い。
本発明の既製トレーは従来品のように大中小3種類程度
1さらにそれぞれ上下顎用に合計6種類ら準備する必要
はなく2種類(上顎用と下顎用)たけて゛カバーできる

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)略馬蹄型または略半円形に成形された薄板状のト
    レー部を有し、該薄板状のトレー部上下面に必要に応じ
    て略人体の口啌顎内の凹凸形状が付与され、該トレー部
    の少くとも一部に把手を有し、少くとも把手以外のトレ
    ー部が軟化点40〜100℃を有し、かつ、室温で固形
    である低温熱可塑性樹脂を主成物とし、必要に応じて芯
    体がインサートまたはラミネートされたことを特徴とす
    る歯科用既製トレー。
  2. (2)低温熱可塑性樹脂が熱可塑性ラクトン樹脂組成物
    である特許請求の範囲第(1)項記載の歯科用既製トレ
    ー。
  3. (3)低温熱可塑性樹脂がトランスポリイソプレン樹脂
    である特許請求の範囲第(1)項記載の歯科用既製トレ
    ー。
  4. (4)ラクトン樹脂組成物が相対粘度1.15〜1.5
    を有するポリカプロラクトン樹脂と1.5〜2.28を
    有するポリカプロラクトン樹脂とのブレンド物である特
    許請求の範囲第(1)項記載の歯科用既製トレー。
  5. (5)芯体が織布または不織布である特許請求の範囲第
    (1)項記載の歯科用既製トレー。
  6. (6)芯体がプラスチックネットである特許請求の範囲
    第(1)項記載の歯科用既製トレー。
  7. (7)低温熱可塑性ラクトン樹脂組成物がラクトン樹脂
    と他の熱可塑性樹脂とのブレンド物である特許請求の範
    囲第(1)項記載の歯科用既製トレー。
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