JPH0260711B2 - - Google Patents
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- JPH0260711B2 JPH0260711B2 JP13488879A JP13488879A JPH0260711B2 JP H0260711 B2 JPH0260711 B2 JP H0260711B2 JP 13488879 A JP13488879 A JP 13488879A JP 13488879 A JP13488879 A JP 13488879A JP H0260711 B2 JPH0260711 B2 JP H0260711B2
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- coke
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- Coke Industry (AREA)
Description
本発明はコークス炉装入物の粒度調整方法に係
り、特に強度の高いコークスを製造するための粒
度調整方法に関する。 高炉用コークスの最も重要な性質はその強度で
ある。強度向上策としてコークス炉装入物の軟化
溶融特性値をある一定範囲に保つとともに、コー
クス炉装入物を微細化し均質に分散させることに
より緻密な基地を有するコークスを製造する方法
の有効性は以前から知られている。しかし装入物
の微細化には、炉内嵩密度の低下による強度低
下、生産性の減少およびカーボン・トラブルの発
生を招きやすい等の負効果を与える側面もあり、
現実的には装入炭の細粒化は一定水準に留めざる
を得ない。そこで細粒化が特にコークス強度の向
上に効果的な配合種を微粉砕し、あまり強度に影
響を与えないものは、粗砕に留めるという考えで
装入物全体としての粒度を一定水準に抑えたまま
コークス強度の上昇を計るという粒度調整法が行
われている。 従来の方法は、軟化溶融性の劣る配合種やコー
クス化性の劣悪な不活性質を多く含有する石炭ほ
ど微粉砕する方向で粒度調整を行うものであつ
た。この考え方の是非はさておき、従来法では次
の欠点がある。 1) 定性的な指針とはなり得ても、各配合種を
どの程度粉砕したらコークス強度を最大とし得
るかが不明である。 2) 一般的に軟化溶融性の劣る石炭は粉砕され
にくいので結果的に粉砕に費すエネルギーの多
い粒度調整法である。 本発明の目的は、各配合種の粒度とコークス強
度の関係を定量化でき、コークス強度を最大なら
しめるとともに、結果的に従来法に比べて粉砕所
要エネルギを減少できるコークス炉装入物の粒度
調整方法を提供するにある。 本発明の要旨とするところは、複数の配合種の
性状等により定められる配合割合を有し無水無灰
基準の揮発分の加重平均値が22〜36%でかつ
Gieseler最高流動度の対数値の加重平均値が1.5
〜2.8の範囲にあるコークス製造用配合原料を配
合する際に、装入物全体としての平均的粒度をコ
ークス炉の条件等によつて定められた所定範囲内
に保持したまま、装入物全体としての平均的軟化
溶融特性値と各配合種の軟化溶融特性値との差の
自乗に当該配合種の一定の節目以上のふるい上を
乗じたものの前記配合割合による加重平均値を小
さくするように、各配合種の粒度を調整すること
を特徴とするコークス炉装入物の粒度調整方法で
ある。 本発明者らはこの研究において、実炉を使用し
て種々実験を行い、コークス強度とコークス炉装
入物の粒度構成の関係を調査した。その結果次式
で定義される指数D値を小値とする程コークス強
度が上昇することを知つた。 D=N 〓i=1 Fi(−Xi)2Pi〓 ここにN:装入物の総数 Fi:i番目の配合種の重量割合 :装入物全体としての軟化溶融特性値 Xi:i番目の配合種の軟化溶融特性値 Pi〓:i番目の配合種の中で篩目αmm以
上残留物(ふるい上)の重量100分率
(%) 軟化溶融特性値Xとしては、通常用いられる
Gieseler最高流動度の対数値(log MF)や
Audibert‐Arnv全膨張率等の装入物の軟化溶融
特性を記述するものを用いればよい。また装入物
の平均値としては実測値を用いてもあるいは各
配合種のXiの加重平均値を用いてもどちらでも
よい。 各配合種の粒度を規定する篩目αは通常3mmを
用いれば良いが、篩分けにより粗粒分を集中的に
粉砕し、3mm以上のふるい上が装入物全体で10%
以下となるような時には2mmの篩目を用いること
が望ましい。 要するに、コークス炉装入物の各配合種の粒度
P〓iは種々の制約、例えば配合種の性状等により定
められた配合割合と、コークス炉の条件等により
装入炭全体として決定された粒度値を満足させつ
つ、D値が小値となるように調整すれば、コーク
ス強度を最も効果的に向上させることができるの
である。 添付図面の第1図は、コークス炉稼動率一定
(125%)、装入物全体粒度一定(3mm篩目上16%)
時に同一配合組成で焼成したコークス強度
(DI30 15)とD値の関係を表わしたものである。こ
こでは軟化溶融特性値XiとしてGieseler最高流動
度の対数値をとり、はXiの加重平均値とし篩
目は3mmを選びD値を算出した。この図から明ら
かな如く、装入物全体としての平均的粒度を所定
範囲内に保つたまま、D値を小値とする様に粒度
調整を行なえば、DI30 15が効果的に向上するのであ
る。 第1表は軟化溶融性の劣るものほど細粒化する
方向で調整した粒度構成Aと本発明に基いてD値
を小とするように調整した粒度構成Bから得られ
たコークスの強度を比較した実炉における実施例
であるが、本発明によるものが良好なコークス強
度となつている。なお、この実施例では同一条件
で操業しているコークス炉に各粒度構成A,Bの
装入物を3日間ずつ供し、1日に4回、計12回測
定したコークス強度DI30 15の平均値を第1表に示し
た。 また、第2表から第5表に装入物の品位を変え
た場合の実炉における他の実施例を示す。いずれ
も粒度構成Aは従来法の軟化溶融特性の劣るもの
ほど細粒化する方向で調整したものであり、粒度
構成Bは本発明に基づきD値を最小とするように
調整したものである。なお、コークス炉操業条件
は同一であり、コークス強度DI30 15の値は、第1表
に示した実施例と同様、12回の測定値の平均値で
ある。第2表〜第5表から判るように、それら実
施例の配合品位の範囲内では、装入炭の平均流動
性(平均溶融軟化特性値)が低い場合に、本発
明による粒度構成Bのコークス強度DI30 15の向上効
果が顕著になつている。 さらに、第6表〜第11表に、缶焼試験により行
なつた実施例を示す。それら表中に示したコーク
ス強度DI30 15は、繰り返し行なつた5回の測定値の
平均値である。これら実施例の配合品位は、第1
表〜第5表に示した実炉による実施例とは異なつ
ているが、コークス強度DI30 15の向上効果は同様の
結果となつていることが判る。 即ち、本発明による粒度構成Bのコークス強度
DI30 15は、従来法による粒度構成Aのものより向上
し、特に低流動性配合炭の場合に著るしいものと
なつている。このような本発明により奏されるコ
ークス強度向上の技術的根拠は、コークス化機構
の原理およびコークス強度の本質に基づくもので
あり、このことについて次に説明する。 一般に、コークス強度は軟化溶融特性値(例え
ばGieseler最高流動度)と石炭化度(例えば無水
無灰基準の揮発分)の2因子により規定されるこ
とは周知である。つまり、軟化溶融特性値は装入
物としての石炭粒子間の融着性を規定するもので
あり、強固なコークスとするには、その値を少な
くとも一定以上に保つ必要がある。例えば、石炭
化度が十分であつても軟化溶融性が低いと、石炭
粒子相互が融着されることなく粉状のコークスと
なつてしまうのである。かかる理由から、実際の
操業においては、装入物全体としての加重平均軟
化溶融特性値が、所定の範囲になるように配合調
整を行つている。 ところが、装入物はそれぞれ軟化溶融特性の異
なる石炭粒子の集合体であることから、平均軟化
溶融値が十分な値となつていても、局部的にはそ
の平均値から偏差を有する部位が存在すると、そ
の部分の融着性が不足し、生成されるコークスは
脆弱なものとなり、特に平均軟化溶融値が低い場
合には、局部的な融着性不足が起りがちになり、
これがコークス強度の低下に及ぼす影響は大きな
ものとなる。 したがつて、コークス炉装入物の各部位におけ
る融着性を均一化して局部的な融着性不足を解消
すれば、コークス強度が向上されることになる。
本発明は、装入物各部位の融着性を均一化するべ
く、装入物の配合割合Fiと平均粒度が与えられた
条件の下において、前記D値を可及的に小さくす
るように各配合種の粒度P〓iを調整するようにした
のである。 つまり、炉内の各部位から一定体積の装入物を
試料として採取すれば、各試料に含有される粒子
数は有限であるため、それら各試料の軟化溶融特
性値は当然に装入物の平均値から偏差を有する不
均質なものとなる。この偏差を可及的に小さくす
るための1つの方法として、粒度を細かくして粒
子数を無限に大きくし、これによつて均質化する
ことが挙げられるが、前述したように装入物全体
としての平均粒度は所定値に制限されているの
で、一定の限度がある。そこで、本発明は平均軟
化溶融特性値から大きく離れた軟化溶融特性値
Xiを有する配合種、即ち融着性に劣る配合種お
よび融着性に優れた配合種、又は、配合率Fiの大
きな配合種ほど、融着性に大きな影響を与えるこ
とに着目してなされたものであり、これらの配合
種を選択的に細粒化することが全体としての平均
粒度と配合率を保持しつつ、装入物各部位の融着
性を均質化するのに有効なのである。 因に、第10表に示した従来法にかかる粒度構成
Aと本発明にかかる粒度構成Bに調整されたコー
クス炉装入物についてそれぞれ任意の25ケ所から
30gずつ試料を採取し、それら各試料のGieseler
に最高流動度の対数値logMFを測定したところ、
第2図に示すような頻度分布が得られた。同図か
ら本発明にかかる粒度構成BのlogMFは平均値
2.28近辺に分布しているが、従来法の粒度構成A
のものは分布が分散しており、コークス強度を低
下せしめる低流動性(低融着性)の部位が多くな
つていることが理解できる。 要するに指数D値を小値にするということは、
装入物平均的軟化溶融性よりも良質な溶融性を示
す配合種および劣質な溶融性の配合種を装入物全
体としての平均値からのずれ、および配合率に応
じて細粒化することであり、この結果装入物の各
部位での軟化溶融性が均質化され良く融着した緻
密な組織のコークスが製造され高い強度のコーク
スが得られる。 本発明は次の如き効果がある。 1) 各配合種の粒度とコークス強度の関係を定
量化することができ、これによつてコークス強
度を容易に最大ならしめることができるという
効果があり、高炉の安定操業に寄与する。 2) コークスの強度を従来法よりも向上させる
ことができるのであるから、ある一定強度のコ
ークスを製造する場合には従来法よりも多くの
劣質炭を配合することができる。すなわち埋蔵
量の少ない強粘結炭の使用を節約し、かつコー
クスの製造費用を低下できる。特に、装入炭の
軟化溶融性が低位の時に強度向上の効果が大き
く、安価な微粘結炭を配合した時に良質のコー
クスを安定して製造することができる。 3) 第1表に示したように従来法では軟かくて
粉砕しやすい米国中揮発分炭を粗砕し、硬くて
難粉砕性の豪州炭等を比較的微砕していたが、
本発明によれば軟かい米国中揮発分炭等を微砕
化し硬い豪州炭等を粗砕化する方向となるので
粉砕所要エネルギーが節約できる。
り、特に強度の高いコークスを製造するための粒
度調整方法に関する。 高炉用コークスの最も重要な性質はその強度で
ある。強度向上策としてコークス炉装入物の軟化
溶融特性値をある一定範囲に保つとともに、コー
クス炉装入物を微細化し均質に分散させることに
より緻密な基地を有するコークスを製造する方法
の有効性は以前から知られている。しかし装入物
の微細化には、炉内嵩密度の低下による強度低
下、生産性の減少およびカーボン・トラブルの発
生を招きやすい等の負効果を与える側面もあり、
現実的には装入炭の細粒化は一定水準に留めざる
を得ない。そこで細粒化が特にコークス強度の向
上に効果的な配合種を微粉砕し、あまり強度に影
響を与えないものは、粗砕に留めるという考えで
装入物全体としての粒度を一定水準に抑えたまま
コークス強度の上昇を計るという粒度調整法が行
われている。 従来の方法は、軟化溶融性の劣る配合種やコー
クス化性の劣悪な不活性質を多く含有する石炭ほ
ど微粉砕する方向で粒度調整を行うものであつ
た。この考え方の是非はさておき、従来法では次
の欠点がある。 1) 定性的な指針とはなり得ても、各配合種を
どの程度粉砕したらコークス強度を最大とし得
るかが不明である。 2) 一般的に軟化溶融性の劣る石炭は粉砕され
にくいので結果的に粉砕に費すエネルギーの多
い粒度調整法である。 本発明の目的は、各配合種の粒度とコークス強
度の関係を定量化でき、コークス強度を最大なら
しめるとともに、結果的に従来法に比べて粉砕所
要エネルギを減少できるコークス炉装入物の粒度
調整方法を提供するにある。 本発明の要旨とするところは、複数の配合種の
性状等により定められる配合割合を有し無水無灰
基準の揮発分の加重平均値が22〜36%でかつ
Gieseler最高流動度の対数値の加重平均値が1.5
〜2.8の範囲にあるコークス製造用配合原料を配
合する際に、装入物全体としての平均的粒度をコ
ークス炉の条件等によつて定められた所定範囲内
に保持したまま、装入物全体としての平均的軟化
溶融特性値と各配合種の軟化溶融特性値との差の
自乗に当該配合種の一定の節目以上のふるい上を
乗じたものの前記配合割合による加重平均値を小
さくするように、各配合種の粒度を調整すること
を特徴とするコークス炉装入物の粒度調整方法で
ある。 本発明者らはこの研究において、実炉を使用し
て種々実験を行い、コークス強度とコークス炉装
入物の粒度構成の関係を調査した。その結果次式
で定義される指数D値を小値とする程コークス強
度が上昇することを知つた。 D=N 〓i=1 Fi(−Xi)2Pi〓 ここにN:装入物の総数 Fi:i番目の配合種の重量割合 :装入物全体としての軟化溶融特性値 Xi:i番目の配合種の軟化溶融特性値 Pi〓:i番目の配合種の中で篩目αmm以
上残留物(ふるい上)の重量100分率
(%) 軟化溶融特性値Xとしては、通常用いられる
Gieseler最高流動度の対数値(log MF)や
Audibert‐Arnv全膨張率等の装入物の軟化溶融
特性を記述するものを用いればよい。また装入物
の平均値としては実測値を用いてもあるいは各
配合種のXiの加重平均値を用いてもどちらでも
よい。 各配合種の粒度を規定する篩目αは通常3mmを
用いれば良いが、篩分けにより粗粒分を集中的に
粉砕し、3mm以上のふるい上が装入物全体で10%
以下となるような時には2mmの篩目を用いること
が望ましい。 要するに、コークス炉装入物の各配合種の粒度
P〓iは種々の制約、例えば配合種の性状等により定
められた配合割合と、コークス炉の条件等により
装入炭全体として決定された粒度値を満足させつ
つ、D値が小値となるように調整すれば、コーク
ス強度を最も効果的に向上させることができるの
である。 添付図面の第1図は、コークス炉稼動率一定
(125%)、装入物全体粒度一定(3mm篩目上16%)
時に同一配合組成で焼成したコークス強度
(DI30 15)とD値の関係を表わしたものである。こ
こでは軟化溶融特性値XiとしてGieseler最高流動
度の対数値をとり、はXiの加重平均値とし篩
目は3mmを選びD値を算出した。この図から明ら
かな如く、装入物全体としての平均的粒度を所定
範囲内に保つたまま、D値を小値とする様に粒度
調整を行なえば、DI30 15が効果的に向上するのであ
る。 第1表は軟化溶融性の劣るものほど細粒化する
方向で調整した粒度構成Aと本発明に基いてD値
を小とするように調整した粒度構成Bから得られ
たコークスの強度を比較した実炉における実施例
であるが、本発明によるものが良好なコークス強
度となつている。なお、この実施例では同一条件
で操業しているコークス炉に各粒度構成A,Bの
装入物を3日間ずつ供し、1日に4回、計12回測
定したコークス強度DI30 15の平均値を第1表に示し
た。 また、第2表から第5表に装入物の品位を変え
た場合の実炉における他の実施例を示す。いずれ
も粒度構成Aは従来法の軟化溶融特性の劣るもの
ほど細粒化する方向で調整したものであり、粒度
構成Bは本発明に基づきD値を最小とするように
調整したものである。なお、コークス炉操業条件
は同一であり、コークス強度DI30 15の値は、第1表
に示した実施例と同様、12回の測定値の平均値で
ある。第2表〜第5表から判るように、それら実
施例の配合品位の範囲内では、装入炭の平均流動
性(平均溶融軟化特性値)が低い場合に、本発
明による粒度構成Bのコークス強度DI30 15の向上効
果が顕著になつている。 さらに、第6表〜第11表に、缶焼試験により行
なつた実施例を示す。それら表中に示したコーク
ス強度DI30 15は、繰り返し行なつた5回の測定値の
平均値である。これら実施例の配合品位は、第1
表〜第5表に示した実炉による実施例とは異なつ
ているが、コークス強度DI30 15の向上効果は同様の
結果となつていることが判る。 即ち、本発明による粒度構成Bのコークス強度
DI30 15は、従来法による粒度構成Aのものより向上
し、特に低流動性配合炭の場合に著るしいものと
なつている。このような本発明により奏されるコ
ークス強度向上の技術的根拠は、コークス化機構
の原理およびコークス強度の本質に基づくもので
あり、このことについて次に説明する。 一般に、コークス強度は軟化溶融特性値(例え
ばGieseler最高流動度)と石炭化度(例えば無水
無灰基準の揮発分)の2因子により規定されるこ
とは周知である。つまり、軟化溶融特性値は装入
物としての石炭粒子間の融着性を規定するもので
あり、強固なコークスとするには、その値を少な
くとも一定以上に保つ必要がある。例えば、石炭
化度が十分であつても軟化溶融性が低いと、石炭
粒子相互が融着されることなく粉状のコークスと
なつてしまうのである。かかる理由から、実際の
操業においては、装入物全体としての加重平均軟
化溶融特性値が、所定の範囲になるように配合調
整を行つている。 ところが、装入物はそれぞれ軟化溶融特性の異
なる石炭粒子の集合体であることから、平均軟化
溶融値が十分な値となつていても、局部的にはそ
の平均値から偏差を有する部位が存在すると、そ
の部分の融着性が不足し、生成されるコークスは
脆弱なものとなり、特に平均軟化溶融値が低い場
合には、局部的な融着性不足が起りがちになり、
これがコークス強度の低下に及ぼす影響は大きな
ものとなる。 したがつて、コークス炉装入物の各部位におけ
る融着性を均一化して局部的な融着性不足を解消
すれば、コークス強度が向上されることになる。
本発明は、装入物各部位の融着性を均一化するべ
く、装入物の配合割合Fiと平均粒度が与えられた
条件の下において、前記D値を可及的に小さくす
るように各配合種の粒度P〓iを調整するようにした
のである。 つまり、炉内の各部位から一定体積の装入物を
試料として採取すれば、各試料に含有される粒子
数は有限であるため、それら各試料の軟化溶融特
性値は当然に装入物の平均値から偏差を有する不
均質なものとなる。この偏差を可及的に小さくす
るための1つの方法として、粒度を細かくして粒
子数を無限に大きくし、これによつて均質化する
ことが挙げられるが、前述したように装入物全体
としての平均粒度は所定値に制限されているの
で、一定の限度がある。そこで、本発明は平均軟
化溶融特性値から大きく離れた軟化溶融特性値
Xiを有する配合種、即ち融着性に劣る配合種お
よび融着性に優れた配合種、又は、配合率Fiの大
きな配合種ほど、融着性に大きな影響を与えるこ
とに着目してなされたものであり、これらの配合
種を選択的に細粒化することが全体としての平均
粒度と配合率を保持しつつ、装入物各部位の融着
性を均質化するのに有効なのである。 因に、第10表に示した従来法にかかる粒度構成
Aと本発明にかかる粒度構成Bに調整されたコー
クス炉装入物についてそれぞれ任意の25ケ所から
30gずつ試料を採取し、それら各試料のGieseler
に最高流動度の対数値logMFを測定したところ、
第2図に示すような頻度分布が得られた。同図か
ら本発明にかかる粒度構成BのlogMFは平均値
2.28近辺に分布しているが、従来法の粒度構成A
のものは分布が分散しており、コークス強度を低
下せしめる低流動性(低融着性)の部位が多くな
つていることが理解できる。 要するに指数D値を小値にするということは、
装入物平均的軟化溶融性よりも良質な溶融性を示
す配合種および劣質な溶融性の配合種を装入物全
体としての平均値からのずれ、および配合率に応
じて細粒化することであり、この結果装入物の各
部位での軟化溶融性が均質化され良く融着した緻
密な組織のコークスが製造され高い強度のコーク
スが得られる。 本発明は次の如き効果がある。 1) 各配合種の粒度とコークス強度の関係を定
量化することができ、これによつてコークス強
度を容易に最大ならしめることができるという
効果があり、高炉の安定操業に寄与する。 2) コークスの強度を従来法よりも向上させる
ことができるのであるから、ある一定強度のコ
ークスを製造する場合には従来法よりも多くの
劣質炭を配合することができる。すなわち埋蔵
量の少ない強粘結炭の使用を節約し、かつコー
クスの製造費用を低下できる。特に、装入炭の
軟化溶融性が低位の時に強度向上の効果が大き
く、安価な微粘結炭を配合した時に良質のコー
クスを安定して製造することができる。 3) 第1表に示したように従来法では軟かくて
粉砕しやすい米国中揮発分炭を粗砕し、硬くて
難粉砕性の豪州炭等を比較的微砕していたが、
本発明によれば軟かい米国中揮発分炭等を微砕
化し硬い豪州炭等を粗砕化する方向となるので
粉砕所要エネルギーが節約できる。
【表】
【表】
VMdafは無水無灰基準の揮発分を、Xは
Gieseler最高流動度の対数値を表わす。(以下第
3〜11表においても同じ。)。
Gieseler最高流動度の対数値を表わす。(以下第
3〜11表においても同じ。)。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
添付図面の第1図はコークス炉稼動率一定、装
入物全体粒度一定の時に同一配合組成で焼成した
コークスの指数D値と潰裂強度DI30 15との関係を示
した図、添付図面の第2図は、本発明による粒度
構成と従来法による粒度構成について、Gieseler
最高流動度の対数値の分布を比較して示した図で
ある。
入物全体粒度一定の時に同一配合組成で焼成した
コークスの指数D値と潰裂強度DI30 15との関係を示
した図、添付図面の第2図は、本発明による粒度
構成と従来法による粒度構成について、Gieseler
最高流動度の対数値の分布を比較して示した図で
ある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 複数の配合種の性状等により定められる配合
割合を有し、無水無灰基準の揮発分の加重平均値
が22〜36%でかつGieselerの最高流動度の対数値
の加重平均値が1.5〜2.8の範囲にあるコークス製
造用配合原料を配合するに際に、装入物全体とし
ての平均的粒度をコークス炉の条件等によつて定
められた所定範囲内に調整するとともに、前記配
合種の総数をN、前記配合割合をFi、装入物全体
としての平均的軟化溶融特性値を、各配合種i
の軟化溶融特性値をXi、各配合種iの一定の篩
目α以上のふるい上の重量百分率をPi〓としたと
き、次式 D=N 〓i=1 Fi(−Xi)2Pi〓 で求められる加重平均値Dを可及的に小さくする
ように、各配合種iの粒度を調整することを特徴
とするコークス炉装入物の粒度調整方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13488879A JPS5659892A (en) | 1979-10-18 | 1979-10-18 | Particle size controlling method of feedstock to coke oven |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13488879A JPS5659892A (en) | 1979-10-18 | 1979-10-18 | Particle size controlling method of feedstock to coke oven |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5659892A JPS5659892A (en) | 1981-05-23 |
| JPH0260711B2 true JPH0260711B2 (ja) | 1990-12-18 |
Family
ID=15138849
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13488879A Granted JPS5659892A (en) | 1979-10-18 | 1979-10-18 | Particle size controlling method of feedstock to coke oven |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5659892A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0663915U (ja) * | 1993-02-15 | 1994-09-09 | トヨタ車体株式会社 | 六角穴付きボルト |
-
1979
- 1979-10-18 JP JP13488879A patent/JPS5659892A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0663915U (ja) * | 1993-02-15 | 1994-09-09 | トヨタ車体株式会社 | 六角穴付きボルト |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5659892A (en) | 1981-05-23 |
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