JPH0261079A - 全チタン熱交換器の電気防食装置 - Google Patents
全チタン熱交換器の電気防食装置Info
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- JPH0261079A JPH0261079A JP63210501A JP21050188A JPH0261079A JP H0261079 A JPH0261079 A JP H0261079A JP 63210501 A JP63210501 A JP 63210501A JP 21050188 A JP21050188 A JP 21050188A JP H0261079 A JPH0261079 A JP H0261079A
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- water chamber
- heat exchanger
- piping
- titanium
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は冷媒として海水が使用される全チタン熱交換器
において、これに接続される配管装置のガルバニック腐
食を防止するために用いられる全チタン熱交換器の電気
防食方法およびその装置に関する。
において、これに接続される配管装置のガルバニック腐
食を防止するために用いられる全チタン熱交換器の電気
防食方法およびその装置に関する。
(従来の技術)
一般に、海水を冷却水とする熱交換器9例えば、発電プ
ラントにおける復水器はシェル・アンド・チューブ式が
広く採用されている。この復水器の冷却管は海水と直接
に接触するので冷却管には腐食しにくい貴なる金属2例
えば、アルミニウム黄銅を主とする銅合金が、また復水
器管板にはネーバル黄銅板等が使用されている。一方、
復水器水室ならびに復水器に接続する機器、配管には鋼
が使用されている。また、計装品の温度計ウェル等には
モネルおよびステンレス鋼が使用されている。
ラントにおける復水器はシェル・アンド・チューブ式が
広く採用されている。この復水器の冷却管は海水と直接
に接触するので冷却管には腐食しにくい貴なる金属2例
えば、アルミニウム黄銅を主とする銅合金が、また復水
器管板にはネーバル黄銅板等が使用されている。一方、
復水器水室ならびに復水器に接続する機器、配管には鋼
が使用されている。また、計装品の温度計ウェル等には
モネルおよびステンレス鋼が使用されている。
以下、発電プラントの蒸気を水に戻す復水器ならびに当
該復水器に近接する機器、配管および計装品についての
一例を第7図を用いて説明する。
該復水器に近接する機器、配管および計装品についての
一例を第7図を用いて説明する。
蒸気タービンから排出された蒸気1は復水器2に導かれ
、復水器2の内部に冷却海水を流通させた複数の冷却管
3の該表面に接触して冷却され、凝縮して復水5となる
。この復水は復水ポンプ4により復水器2から発電プラ
ントでの再使用のため回収され、図示しない給水加熱器
に送水される。
、復水器2の内部に冷却海水を流通させた複数の冷却管
3の該表面に接触して冷却され、凝縮して復水5となる
。この復水は復水ポンプ4により復水器2から発電プラ
ントでの再使用のため回収され、図示しない給水加熱器
に送水される。
一般に、復水器2の冷却管3にはアルミニウム黄銅管が
使用されている。一方、冷却海水6は、般に、タールエ
ポキシ樹脂等の防食性塗装または被覆材を施した炭素鋼
鋼板製の入口循環水管7を通って供給され、入口水室8
を経て上述したアルミニウム黄銅管製の冷却管3の内側
を通り、蒸気1の熱を冷却管3を介して吸収し、温度上
昇しながら、出口水室9および出口循環木管10を経て
放出口(海)へ排出される。そして、上記の入口循環水
管7および出口循環木管10には、一般に、冷却海水6
の停止および切換等を行なうバタフライ弁11や、温度
、圧力等を検出および監視する温度計12(温度検出床
)および圧力計13(圧力検出座)が取付けられている
。また、冷却管3の内面の清浄度を維持するためのボー
ル洗浄装置が設置されている。即ち、冷却海水中よりボ
ール捕集器14により回収された洗浄ボールは、ボール
再循環管15に導かれてボール循環ポンプ16を通って
ボール回収器17に運ばれ、そこから再びボール注入管
18により入口循環水管7内を流れる冷却海水中に注入
され、これを繰り返すことにより冷却管3の内面に付着
した異物等を取り除く。
使用されている。一方、冷却海水6は、般に、タールエ
ポキシ樹脂等の防食性塗装または被覆材を施した炭素鋼
鋼板製の入口循環水管7を通って供給され、入口水室8
を経て上述したアルミニウム黄銅管製の冷却管3の内側
を通り、蒸気1の熱を冷却管3を介して吸収し、温度上
昇しながら、出口水室9および出口循環木管10を経て
放出口(海)へ排出される。そして、上記の入口循環水
管7および出口循環木管10には、一般に、冷却海水6
の停止および切換等を行なうバタフライ弁11や、温度
、圧力等を検出および監視する温度計12(温度検出床
)および圧力計13(圧力検出座)が取付けられている
。また、冷却管3の内面の清浄度を維持するためのボー
ル洗浄装置が設置されている。即ち、冷却海水中よりボ
ール捕集器14により回収された洗浄ボールは、ボール
再循環管15に導かれてボール循環ポンプ16を通って
ボール回収器17に運ばれ、そこから再びボール注入管
18により入口循環水管7内を流れる冷却海水中に注入
され、これを繰り返すことにより冷却管3の内面に付着
した異物等を取り除く。
また、入口循環水管7と入口水室8.出口水室9と出口
循環水管10の接続にはゴム製の伸縮継手19を取付け
、据付誤差および運転時の微少変位を吸収できるように
している。
循環水管10の接続にはゴム製の伸縮継手19を取付け
、据付誤差および運転時の微少変位を吸収できるように
している。
さらに、入口水室8および出口水室9には空気抜きのた
め、空気抜管20およびこの途中には空気抜弁21が取
付けられている。なお、図中符号22は管板を示してい
る。
め、空気抜管20およびこの途中には空気抜弁21が取
付けられている。なお、図中符号22は管板を示してい
る。
ところで、復水器や循環木管の海水に触れる部分は海水
による腐食防止のため、材料の選定や金属面の塗装また
は防食性被覆材による保護など設計には十分な注意が払
われている。即ち、一般に、腐食現象には酸性環境中の
金属単体が腐食する自然腐食と、異種金属が接触してい
る場合に生ずるガルバニック腐食(以下、電食と略称す
る)がある。この電食は腐食速度が非常に速いため特に
注意しなければならない。電食とは、通常、電気的に接
続されている異種金属が電解質溶液中に置かれると、貴
なる金属は陰極に、卑なる金属を陽極として自然電位差
が形成され、陽極金属が金属イオンとなって電解質溶液
中に溶出し、卑金属が腐食される現象をいう。第8図に
海水中における金属の自然電位を示す。ここに、7種類
の金属の自然電位を示すが、ここではチタンが最つども
食倒の金属であり、亜鉛が最つども岸側の金属となる。
による腐食防止のため、材料の選定や金属面の塗装また
は防食性被覆材による保護など設計には十分な注意が払
われている。即ち、一般に、腐食現象には酸性環境中の
金属単体が腐食する自然腐食と、異種金属が接触してい
る場合に生ずるガルバニック腐食(以下、電食と略称す
る)がある。この電食は腐食速度が非常に速いため特に
注意しなければならない。電食とは、通常、電気的に接
続されている異種金属が電解質溶液中に置かれると、貴
なる金属は陰極に、卑なる金属を陽極として自然電位差
が形成され、陽極金属が金属イオンとなって電解質溶液
中に溶出し、卑金属が腐食される現象をいう。第8図に
海水中における金属の自然電位を示す。ここに、7種類
の金属の自然電位を示すが、ここではチタンが最つども
食倒の金属であり、亜鉛が最つども岸側の金属となる。
例えば、海水中で食倒の黄銅と岸側の鉄が接水し、黄銅
と鉄が電気的に接続している場合にはこの2つの金属間
の自然電位差Vにより岸側の鉄がこの電位差により電食
を受けることになる。また、海水中で食倒のステンレス
鋼(不動態)と岸側の鉄が接触し、ステンレスm(不動
態)と鉄が電気的に接続している場合にはこの2つの金
属間の自然電位差Vにより岸側の鉄が電食を受ける。他
の金属の組合せでも、同様なことがいえ、これらの2つ
の金属間の自然電位差が大きいほど電食現象は著しく進
む。なお、横軸の電位の岸側VSCEは飽和甘こう電位
を示す。
と鉄が電気的に接続している場合にはこの2つの金属間
の自然電位差Vにより岸側の鉄がこの電位差により電食
を受けることになる。また、海水中で食倒のステンレス
鋼(不動態)と岸側の鉄が接触し、ステンレスm(不動
態)と鉄が電気的に接続している場合にはこの2つの金
属間の自然電位差Vにより岸側の鉄が電食を受ける。他
の金属の組合せでも、同様なことがいえ、これらの2つ
の金属間の自然電位差が大きいほど電食現象は著しく進
む。なお、横軸の電位の岸側VSCEは飽和甘こう電位
を示す。
これらの現象は発電プラントの海水系にも起こり得る。
例えば、熱交換器に使用されている冷却管、ストレーナ
、弁、温度計ウェル等の計装品の露出金属との間に電食
が生ずる可能性がある。また、この他にも前述の材料と
次のようなものが考えられる。即ち、配管装置類の内面
は鋼表面の腐食を防止するため鋼表面が直接に海水と触
れないように防食性塗装または被覆材が施されている。
、弁、温度計ウェル等の計装品の露出金属との間に電食
が生ずる可能性がある。また、この他にも前述の材料と
次のようなものが考えられる。即ち、配管装置類の内面
は鋼表面の腐食を防止するため鋼表面が直接に海水と触
れないように防食性塗装または被覆材が施されている。
しかしながら、何らかの原因により塗装または被覆面が
損傷した場合には鋼表面が海水中に露出することになり
、前述の貴金属材料と卑金属の鋼表面が電気的に接続さ
れると、この2つの金属の自然電位差により岸側の鋼表
面が電食を受けることになる。即ち、例えば、上述した
復水器2の冷却管3にアルミニウム黄銅管が、また、復
水器管板22にはネーバル黄銅板が各々使用されている
場合、入口および出口水室8,9ならびに入口および出
口循環水管7,10は、通常、鋼板により製作されるた
め、鋼板が岸側の金属となる。
損傷した場合には鋼表面が海水中に露出することになり
、前述の貴金属材料と卑金属の鋼表面が電気的に接続さ
れると、この2つの金属の自然電位差により岸側の鋼表
面が電食を受けることになる。即ち、例えば、上述した
復水器2の冷却管3にアルミニウム黄銅管が、また、復
水器管板22にはネーバル黄銅板が各々使用されている
場合、入口および出口水室8,9ならびに入口および出
口循環水管7,10は、通常、鋼板により製作されるた
め、鋼板が岸側の金属となる。
これらの入口および出口水室8,9ならびに入口および
出口循環水管7,10には防食性塗装または被覆材が施
されるのは上述した通りであるが、これらの塗装または
被覆箇所が施工不良および海水の流れ等により損傷し、
下地である鋼表面が露出すると、前述のように黄銅と鉄
の間の自然電位差のため卑金属の鉄の鋼面が電食を受け
る。
出口循環水管7,10には防食性塗装または被覆材が施
されるのは上述した通りであるが、これらの塗装または
被覆箇所が施工不良および海水の流れ等により損傷し、
下地である鋼表面が露出すると、前述のように黄銅と鉄
の間の自然電位差のため卑金属の鉄の鋼面が電食を受け
る。
以下、この現象を図を参照して詳しく説明する。
第9図において、復水器2の出口水室9に被膜損傷部2
3aが、 また、出口循環水管10にも被膜損傷部23
bが存在していると想定する。従って、被膜損傷部23
a、 23bは鋼表面が露出している。ここで、復水器
2は基礎等によりアース25がとられており、また、出
口循環水管10にも配管装置のサポートまたは土中配管
などによりアース25がとられているものとする。以上
から、出口水室9の被膜損傷部23aおよび出口循環水
管lOの被膜損傷部23bから冷却海水6を通って、管
板22および冷却管3を経て、復水器2の銅を通る電気
的回路が形成され、これにより被膜損傷部23a、 2
3bから復水器管板22.冷却管3へ腐食電流24が流
れて被膜損傷部23a、 23bが電食されることにな
る。なお、この現象は出口水室9および出口循環水管1
0の間に限られるものでは勿論なく、入口水室8および
入口循環水管7についても事情は全く変わらない。
3aが、 また、出口循環水管10にも被膜損傷部23
bが存在していると想定する。従って、被膜損傷部23
a、 23bは鋼表面が露出している。ここで、復水器
2は基礎等によりアース25がとられており、また、出
口循環水管10にも配管装置のサポートまたは土中配管
などによりアース25がとられているものとする。以上
から、出口水室9の被膜損傷部23aおよび出口循環水
管lOの被膜損傷部23bから冷却海水6を通って、管
板22および冷却管3を経て、復水器2の銅を通る電気
的回路が形成され、これにより被膜損傷部23a、 2
3bから復水器管板22.冷却管3へ腐食電流24が流
れて被膜損傷部23a、 23bが電食されることにな
る。なお、この現象は出口水室9および出口循環水管1
0の間に限られるものでは勿論なく、入口水室8および
入口循環水管7についても事情は全く変わらない。
一方、上記現象は冷却管3および管板22が貴金属とし
て存在する場合について述べたものであるが、第7図に
示されるボール捕集器14.ボール注入管18.バタフ
ライ弁11.温度計12および圧力計13の取出部など
が鉄より貴のステンレス鋼等により構成される場合、こ
れらのステンレス鋼等と被膜損傷部23a、 23bの
鉄の間に自然電位差が生じ、前述と同様に卑金属の鉄が
電食を受ける。
て存在する場合について述べたものであるが、第7図に
示されるボール捕集器14.ボール注入管18.バタフ
ライ弁11.温度計12および圧力計13の取出部など
が鉄より貴のステンレス鋼等により構成される場合、こ
れらのステンレス鋼等と被膜損傷部23a、 23bの
鉄の間に自然電位差が生じ、前述と同様に卑金属の鉄が
電食を受ける。
この現象についても第10図を参照して詳しく説明する
。第10図において、出口循環水管10にはステンレス
鋼等の材料で製作されたボール捕集器14が設置され、
これにボール再w4環管15が接続されている。従って
、第9図で説明したような、出口循環水管lOの被膜損
傷部23bから管板22.冷却管3に流れる腐食電流2
4に他に、出口循環水管10の被膜損傷部23bから冷
却海水6を通って、ボール捕集器14を経て、出口循環
木管10を通る電気的回路が形成される。 これにより
、被膜損傷部23bからボール捕集器14に腐食電流2
4が流れ、この場合も被膜損傷部23bが電食されるこ
とになる。 この現象は被膜損傷部23bが復水器2に
近い場合には管板22および冷却管3の影響を受け、ま
た、被膜損傷部23bがボール捕集器14に近い場合に
はボール捕集器14の影響を受ける。なお、ここで述べ
ているステンレス鋼は安定した不動態被IFJを有する
ステンレス鋼であり、第8図に示されるようにステンレ
ス鋼(不動態)の電位は、通常0〜−100mV S
CE程度であるが、上記した不動態被膜の厚さが十分で
あれば、黄銅の方がステンレス鋼(不動態)よりも卑と
なる。
。第10図において、出口循環水管10にはステンレス
鋼等の材料で製作されたボール捕集器14が設置され、
これにボール再w4環管15が接続されている。従って
、第9図で説明したような、出口循環水管lOの被膜損
傷部23bから管板22.冷却管3に流れる腐食電流2
4に他に、出口循環水管10の被膜損傷部23bから冷
却海水6を通って、ボール捕集器14を経て、出口循環
木管10を通る電気的回路が形成される。 これにより
、被膜損傷部23bからボール捕集器14に腐食電流2
4が流れ、この場合も被膜損傷部23bが電食されるこ
とになる。 この現象は被膜損傷部23bが復水器2に
近い場合には管板22および冷却管3の影響を受け、ま
た、被膜損傷部23bがボール捕集器14に近い場合に
はボール捕集器14の影響を受ける。なお、ここで述べ
ているステンレス鋼は安定した不動態被IFJを有する
ステンレス鋼であり、第8図に示されるようにステンレ
ス鋼(不動態)の電位は、通常0〜−100mV S
CE程度であるが、上記した不動態被膜の厚さが十分で
あれば、黄銅の方がステンレス鋼(不動態)よりも卑と
なる。
このため、異常な状態が発生しない限りにおいてはステ
ンレス鋼(不動態)が電食をうけることはない。しかし
、復水器2の運転条件が変り、特別な状態、例えば海水
中の異物等によりステンレス鋼の表面の一部が活性状態
となった場合には。
ンレス鋼(不動態)が電食をうけることはない。しかし
、復水器2の運転条件が変り、特別な状態、例えば海水
中の異物等によりステンレス鋼の表面の一部が活性状態
となった場合には。
ステンレス鋼の方が卑となって、管板22のネーバル黄
銅板および冷却管3のアルミニウム黄銅管との自然電位
差が生じ、この場合はステンレス鋼が電食を受ける。
銅板および冷却管3のアルミニウム黄銅管との自然電位
差が生じ、この場合はステンレス鋼が電食を受ける。
この現象を第11図を参照して説明する。第11図にお
いて、ここでは出口循環水管10に設置されるボール捕
集器14の一部が活性状態となり、他の部分は不動態被
膜に覆われていると考える。そして、このとき5活性状
態が出現した領域は図中のA領域にあるものと想定する
。
いて、ここでは出口循環水管10に設置されるボール捕
集器14の一部が活性状態となり、他の部分は不動態被
膜に覆われていると考える。そして、このとき5活性状
態が出現した領域は図中のA領域にあるものと想定する
。
この場合の電気的回路は出口循環水管10より露出した
ステンレス鋼のボール捕集器14へ、さらに冷却海水6
を通って、復水器管板22および冷却管23を経て、復
水器2の胴を通る回路となる。これにより露出したボー
ル捕集器14の不動態被膜で覆われた部分からボール捕
集器14のA領域を経て、管板22.冷却管3へと腐食
電流24が流れ、この場合もステンレス鋼のボール捕集
器14がA領域を中心として電食されることになる。
ステンレス鋼のボール捕集器14へ、さらに冷却海水6
を通って、復水器管板22および冷却管23を経て、復
水器2の胴を通る回路となる。これにより露出したボー
ル捕集器14の不動態被膜で覆われた部分からボール捕
集器14のA領域を経て、管板22.冷却管3へと腐食
電流24が流れ、この場合もステンレス鋼のボール捕集
器14がA領域を中心として電食されることになる。
このような入口および出口水室8,9ならびに入口およ
び出口循環水管7,10における電食現象から機器を護
る方法として入口および出口水室8゜9内に防食電流を
流すやり方が広く行なわれている。一方、ボール捕集器
14等における同様な現象に対してもその近傍に適切な
防食電流を流して電食を防止することも行なわれている
。
び出口循環水管7,10における電食現象から機器を護
る方法として入口および出口水室8゜9内に防食電流を
流すやり方が広く行なわれている。一方、ボール捕集器
14等における同様な現象に対してもその近傍に適切な
防食電流を流して電食を防止することも行なわれている
。
以下、これらの対策を中心として電気防食の具体的な方
法を説明する。第12図において、符号26は犠牲陽極
を示しており、これに防食電流27を発生するために取
り付けられている。
法を説明する。第12図において、符号26は犠牲陽極
を示しており、これに防食電流27を発生するために取
り付けられている。
なお、ここには示されないが、入口水室8にも同様の装
置が設置され、同様の効果が得られるようになっている
。
置が設置され、同様の効果が得られるようになっている
。
上記構成において、防食電流27は犠牲陽極26から復
水器管板22.冷却管3.被膜損傷部23a、 23b
へ流れ、被膜損傷部23a、 23bより流れる腐食電
流24(第9図参照)が消滅させられる。これにより、
被膜損傷部23a、 23bの電食を防止することがで
きる。また、このとき同時に管板22及び冷却管3の局
部的な腐食も防止される。
水器管板22.冷却管3.被膜損傷部23a、 23b
へ流れ、被膜損傷部23a、 23bより流れる腐食電
流24(第9図参照)が消滅させられる。これにより、
被膜損傷部23a、 23bの電食を防止することがで
きる。また、このとき同時に管板22及び冷却管3の局
部的な腐食も防止される。
通常、陰極防食を行なう場合にはその金属の自然電位よ
り200〜250mV程度卑側にすることによりその金
属の防食が行なわれる。一般に、海水中における鉄の自
然電位は第8図に示されるように−450〜−650m
V S CE程度であり、これから鉄の防食電位が設定
される。
り200〜250mV程度卑側にすることによりその金
属の防食が行なわれる。一般に、海水中における鉄の自
然電位は第8図に示されるように−450〜−650m
V S CE程度であり、これから鉄の防食電位が設定
される。
なお、車側にすればするほど防食効果は高まるが、防食
のための鋼表面に施されるゴム、タールエポキシ樹脂等
の被覆材料は、あまり車側にすると表面が劣化して剥離
するという問題があり、あまり車側に設定することはで
きない。従って、通常は−650〜−900mV S
CEの範囲に設定される。
のための鋼表面に施されるゴム、タールエポキシ樹脂等
の被覆材料は、あまり車側にすると表面が劣化して剥離
するという問題があり、あまり車側に設定することはで
きない。従って、通常は−650〜−900mV S
CEの範囲に設定される。
一方、出口循環水管10の経路内にステンレス鋼のボー
ル捕集器14が設けられる場合にはステンレス鋼の電食
現象に対する備・えが必要となる。この場合の電気防食
はボール捕集器14を中心として次のように行なわれる
。
ル捕集器14が設けられる場合にはステンレス鋼の電食
現象に対する備・えが必要となる。この場合の電気防食
はボール捕集器14を中心として次のように行なわれる
。
即ち、第13図において、符号28は犠牲陽極を示して
おり、防食電流29を発生させるため取り付けられてい
る。
おり、防食電流29を発生させるため取り付けられてい
る。
上記構成において、防食電流は犠牲陽極28からボール
捕集器14.被膜損傷部23へ流れ、被膜損傷部23よ
り流れる腐食電流24(第9図参照)が消滅させられる
。これにより被膜損傷部23の電食を防止することがで
きる。また、このとき同時にボール捕集器14の孔食お
よび隙間腐食などの局部的腐食ならびに活性状態の腐食
も防止される。
捕集器14.被膜損傷部23へ流れ、被膜損傷部23よ
り流れる腐食電流24(第9図参照)が消滅させられる
。これにより被膜損傷部23の電食を防止することがで
きる。また、このとき同時にボール捕集器14の孔食お
よび隙間腐食などの局部的腐食ならびに活性状態の腐食
も防止される。
次に、従来の黄銅系の材料により構成される復水器2の
主要な部分を黄銅よりも責な金属であるチタン材により
構成した復水器において、腐食現象にどのような方法で
対処しているかを説明する。
主要な部分を黄銅よりも責な金属であるチタン材により
構成した復水器において、腐食現象にどのような方法で
対処しているかを説明する。
一般に、このようなチタン材からなる復水器は全チタン
復水器と呼ばれているが、復水器を始めとして周辺機器
、配管および計装品等の構成は第7図に示したものと変
わるところはない。この種の全チタン復水器の典型的な
ものは大型の火力発電プラント、M予力発電プラントに
用いられており、管板22および冷却管3がチタン材で
製作される。
復水器と呼ばれているが、復水器を始めとして周辺機器
、配管および計装品等の構成は第7図に示したものと変
わるところはない。この種の全チタン復水器の典型的な
ものは大型の火力発電プラント、M予力発電プラントに
用いられており、管板22および冷却管3がチタン材で
製作される。
チタン材からなる管板22および冷却管3は極めて耐食
性に優れており、海水それ自体による腐食現象に限れば
、これらの部分はほぼ除いて考えてもよい。しかしなが
ら、チタン材以外の金属が全チタン復水器の他の部分構
成材として使用され、またその周辺機器、配管および製
品等にもチタンよりも卑な金属を用いているのは前記し
たとおりであり、チタン材と他の金属と電位差のために
車側の金属に電食が発生することは避けられない。
性に優れており、海水それ自体による腐食現象に限れば
、これらの部分はほぼ除いて考えてもよい。しかしなが
ら、チタン材以外の金属が全チタン復水器の他の部分構
成材として使用され、またその周辺機器、配管および製
品等にもチタンよりも卑な金属を用いているのは前記し
たとおりであり、チタン材と他の金属と電位差のために
車側の金属に電食が発生することは避けられない。
これに加えて、全チタン復水器には第12図および第1
3図で述べられた単に電食現象に対処するのみでは充分
でなく、別の考え方で取組まなければならない問題があ
る。それはチタン材等の特有の現象である水素脆性の問
題である。この水素脆性とは水素の吸収により金属材料
が脆くなる現象で、チタン材を海水中において、約−6
00mV S CEよす車側に分極させると、水素吸収
が始まることから引き起こされる。従って、第12図お
よび第13図に示されるような方法で電食を防止する場
合の防食電位はチタン材が水素脆性を生じないところの
電位は設定する必要がある。
3図で述べられた単に電食現象に対処するのみでは充分
でなく、別の考え方で取組まなければならない問題があ
る。それはチタン材等の特有の現象である水素脆性の問
題である。この水素脆性とは水素の吸収により金属材料
が脆くなる現象で、チタン材を海水中において、約−6
00mV S CEよす車側に分極させると、水素吸収
が始まることから引き起こされる。従って、第12図お
よび第13図に示されるような方法で電食を防止する場
合の防食電位はチタン材が水素脆性を生じないところの
電位は設定する必要がある。
第14図に上記した点を踏まえて実施される全チタン復
水器における電気防食の施工方法を示している。なお、
図中第12図および第13図に示される部分と同一の部
分には同一の符号を付している。
水器における電気防食の施工方法を示している。なお、
図中第12図および第13図に示される部分と同一の部
分には同一の符号を付している。
第14図において、符号26は犠牲陽極を示しており、
防食電流27を発生させるため取り付けられている。
防食電流27を発生させるため取り付けられている。
なお、図中符号30はアースを示している。また、ここ
には示されないが、入口水室8にも同様の装置が設けら
れ、同様の効果が得られるようになっている。
には示されないが、入口水室8にも同様の装置が設けら
れ、同様の効果が得られるようになっている。
上記構成において、防食電流27は犠牲陽極26から管
板22.冷却管3.被膜損傷部23a、 23bへ流れ
、被膜損傷部23a、 23bより流れる腐食電流24
(第9図参照)が消滅させられる。ここで、出口水室9
の下部における電位はチタン材の水素脆性の発生を回避
するうえで一600mV S CEよりも前側になるよ
うにしている。また出口循環水管10出ロ付近の電位は
鉄を対象に−650〜−900mV程度になるようにし
ている。
板22.冷却管3.被膜損傷部23a、 23bへ流れ
、被膜損傷部23a、 23bより流れる腐食電流24
(第9図参照)が消滅させられる。ここで、出口水室9
の下部における電位はチタン材の水素脆性の発生を回避
するうえで一600mV S CEよりも前側になるよ
うにしている。また出口循環水管10出ロ付近の電位は
鉄を対象に−650〜−900mV程度になるようにし
ている。
なお、ステンレス鋼のボール捕集器14における電食現
象に対処する方法は第13図で述べたところと変わると
ころはない。
象に対処する方法は第13図で述べたところと変わると
ころはない。
(発明が解決しようとする課M)
上述したように、全チタン復水器では出口水室9および
出口水管10に発生した被膜損傷部23a。
出口水管10に発生した被膜損傷部23a。
23bの露出鋼面の電食を防止するために出口循環水管
10に犠牲陽極26を設け、ここから防食電流27を、
例えば、出口水室9に存在する被膜損傷部23aに向け
て流すようにしているが、 この場合。
10に犠牲陽極26を設け、ここから防食電流27を、
例えば、出口水室9に存在する被膜損傷部23aに向け
て流すようにしているが、 この場合。
犠牲陽極26を極端に出口水室9側に近づけた場合には
被膜損傷部23aに防食電流27が流れると同時に、防
食対象外の管板22および冷却管3にも防食電流27が
流れ込む。
被膜損傷部23aに防食電流27が流れると同時に、防
食対象外の管板22および冷却管3にも防食電流27が
流れ込む。
この損失電流が管板22および冷却管3に流入すると、
チタン材の分極特性が電流値の大きさにより変動するた
め、チタン材が海水中で示す自然電位より車側の電位を
示すようになる。このため。
チタン材の分極特性が電流値の大きさにより変動するた
め、チタン材が海水中で示す自然電位より車側の電位を
示すようになる。このため。
出口水室9の下部では電位がチタン材が水素脆性を起こ
す電位約−600mV S CEより車側になってしま
う。
す電位約−600mV S CEより車側になってしま
う。
この対策としては犠牲MI極26を出口水室9から遠く
離れた箇所に設けることが考えられる。この場合、管板
22および冷却管3に流れる損失電流は上記した場合と
比べると大幅に小さくなり、出口水室9の下部の電位が
上述した約−600mV S CEよりも食倒になりチ
タン材の水素脆性は生じない。
離れた箇所に設けることが考えられる。この場合、管板
22および冷却管3に流れる損失電流は上記した場合と
比べると大幅に小さくなり、出口水室9の下部の電位が
上述した約−600mV S CEよりも食倒になりチ
タン材の水素脆性は生じない。
しかしながら、この部位の電位が食倒になるということ
は出口水室9内全体をみると、出口水室9の下部以外の
遠いところではさらに食倒の電位になることであり、例
えば被膜損傷部23aの付近は全く防食電流37が流れ
なくなってしまう。
は出口水室9内全体をみると、出口水室9の下部以外の
遠いところではさらに食倒の電位になることであり、例
えば被膜損傷部23aの付近は全く防食電流37が流れ
なくなってしまう。
この時、仮に犠牲陽極26を出口水室9から遠く離すと
同時に鉄の防食電位である−650〜−900mVSC
Eを一層卑側にすることが可能であれば、対応が比較的
容易であり、望ましいと考えられる。
同時に鉄の防食電位である−650〜−900mVSC
Eを一層卑側にすることが可能であれば、対応が比較的
容易であり、望ましいと考えられる。
しかしながら、犠牲陽極26が取付けられる出口循環水
管10の近傍ではこうした対策が採られた場合に次のよ
うな問題を生じる懸念があり、現実に用いられる可能性
はない。すなわち、出口循環木管10等の防食のために
鋼表面に施されるゴム、タールエポキシ樹脂等の被覆材
料の表面はかかる対策により一層増大する防食電位およ
び電流値のために劣化が進み易くなり、鋼表面からこれ
らの材料が剥離してしまう危険性があり、大きな問題と
なる。
管10の近傍ではこうした対策が採られた場合に次のよ
うな問題を生じる懸念があり、現実に用いられる可能性
はない。すなわち、出口循環木管10等の防食のために
鋼表面に施されるゴム、タールエポキシ樹脂等の被覆材
料の表面はかかる対策により一層増大する防食電位およ
び電流値のために劣化が進み易くなり、鋼表面からこれ
らの材料が剥離してしまう危険性があり、大きな問題と
なる。
このように単に鉄の防食電位−650〜−000mV
SCEを一層卑側に持って行くことは被覆材料側に不都
合が生じるため、好ましくない。
SCEを一層卑側に持って行くことは被覆材料側に不都
合が生じるため、好ましくない。
一方、先に述べたように犠牲陽極26の設置場所等に必
要な配慮を欠いている従来の電気防食方法においては真
に電食防止に役立つものとはいえないところがあり、改
善が求められている。
要な配慮を欠いている従来の電気防食方法においては真
に電食防止に役立つものとはいえないところがあり、改
善が求められている。
したがって、本発明の目的は熱交換器に使用されるチタ
ン材の水素脆性を抑制し、かつチタン材と共に用いられ
る炭素鋼の部分においても電食現象により鋼表面が腐食
されるのを確実に防止するようにした全チタン熱交換器
の電気防食装置を提供することにある。
ン材の水素脆性を抑制し、かつチタン材と共に用いられ
る炭素鋼の部分においても電食現象により鋼表面が腐食
されるのを確実に防止するようにした全チタン熱交換器
の電気防食装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
本発明は上記課題を解決するために熱交換器胴に連なる
一対の水室を有し、冷媒としての海水を前記水室の一方
から他方にかけて伝熱管を通して流すように構成してな
り、その際、各伝熱管は伝熱管を支持する管板と共にチ
タン材を用いて、かつ各水室は水室に連なる配管装置と
共にチタン材よりも電気的に卑な金属材料を用いてそれ
ぞれ農作されてなる全チタン熱交換器の電気防食装置に
おいて、各水室内の全域および各配管装置内の水室に連
なる一定領域の電気的絶縁が好適に保たれるように当該
領域を比較的堅牢な絶縁性材料を用いて被覆し、各水室
および各配管装置内の防食電位を保持するにあたり、各
水室内の管板下部近傍にてチタン材の水素脆性を抑制可
能な電位を、また各配管装置内の絶縁性材料による被覆
領域境界部近傍で少なくとも海水中における鉄の自然電
位よりも車側の電位をそれぞれ保つように犠牲陽極を取
り付けたことを特徴とする。
一対の水室を有し、冷媒としての海水を前記水室の一方
から他方にかけて伝熱管を通して流すように構成してな
り、その際、各伝熱管は伝熱管を支持する管板と共にチ
タン材を用いて、かつ各水室は水室に連なる配管装置と
共にチタン材よりも電気的に卑な金属材料を用いてそれ
ぞれ農作されてなる全チタン熱交換器の電気防食装置に
おいて、各水室内の全域および各配管装置内の水室に連
なる一定領域の電気的絶縁が好適に保たれるように当該
領域を比較的堅牢な絶縁性材料を用いて被覆し、各水室
および各配管装置内の防食電位を保持するにあたり、各
水室内の管板下部近傍にてチタン材の水素脆性を抑制可
能な電位を、また各配管装置内の絶縁性材料による被覆
領域境界部近傍で少なくとも海水中における鉄の自然電
位よりも車側の電位をそれぞれ保つように犠牲陽極を取
り付けたことを特徴とする。
また、本発明に係る全チタン熱交換器の電気防食装置は
熱交換器に連なる一対の水室を有し、冷媒としての海水
を前水室の一方から他方にかけて伝熱管を通して流すよ
うに構成してなり、その際、各伝熱管は伝熱管を支持す
る管板と共にチタン材を用いて、かつ各水室は水室に連
なる配管装置と共にチタン材よりも電気的に卑な金属材
料をそ九ぞれ用いて製作されてなる全チタン熱交換器の
電気防食装置において、各水室内の全域および各配管装
置内の水室に連なる一定領域の電気的絶縁が好適に保た
れるように当該領域を比較的堅牢な絶縁性材料を用いて
被覆し、各水室内の管板下部近傍と、各配管装置内の絶
縁性材料による被覆領域境界部近傍についてこれらの地
点の防食電位が所定の値を保てるように犠牲陽極を前記
各水室から一定距離離間して各々設けたことを特徴とす
るものである。
熱交換器に連なる一対の水室を有し、冷媒としての海水
を前水室の一方から他方にかけて伝熱管を通して流すよ
うに構成してなり、その際、各伝熱管は伝熱管を支持す
る管板と共にチタン材を用いて、かつ各水室は水室に連
なる配管装置と共にチタン材よりも電気的に卑な金属材
料をそ九ぞれ用いて製作されてなる全チタン熱交換器の
電気防食装置において、各水室内の全域および各配管装
置内の水室に連なる一定領域の電気的絶縁が好適に保た
れるように当該領域を比較的堅牢な絶縁性材料を用いて
被覆し、各水室内の管板下部近傍と、各配管装置内の絶
縁性材料による被覆領域境界部近傍についてこれらの地
点の防食電位が所定の値を保てるように犠牲陽極を前記
各水室から一定距離離間して各々設けたことを特徴とす
るものである。
(作用)
第2図は実験および解析により求められた出口水室およ
び出口循環水管の中心部の電位分布について示している
。図中、縦軸は管中心の電位を示し、横軸はグラフの上
に示した出口水室9および出口循環水管10の部位を示
している。電位分布は出口循環水管lO内における犠牲
陽極の位置をそれぞれ変化させたものである。この場合
、亜鉛又はアルミニウムを主成分とする犠牲陽極であり
、海水中での電位が約−1000nV S CEに保つ
ように製造されたもので、出口水室9および出口循環水
管10内の測定された電位を結んで分布曲線(a)(b
)(C)として示されている。初めに、(a)は犠牲陽
極26の取付位置が理想的であった場合の電位分布であ
り、この場合、犠牲陽極26から少し出口水室9側に寄
った位置で約−770nV S CEの電位となり、出
口水室9内では一500mV S CEよりも責な電位
となっている。即ち、約−770nV S CEを境界
点としてそれよりも責な電位を示している出口循環木管
10と、これに続いている出口水室9とは適切な対応が
採れない場合に鋼表面が電食によって容易に侵されてし
まう領域に入っている。一方、約−770nV S C
Eよりも卑な電位を示している出口循環水管10内の領
域は電気防食の効果が及ぶ領域であり、鋼表面が電食さ
れる危険性は少ない。
び出口循環水管の中心部の電位分布について示している
。図中、縦軸は管中心の電位を示し、横軸はグラフの上
に示した出口水室9および出口循環水管10の部位を示
している。電位分布は出口循環水管lO内における犠牲
陽極の位置をそれぞれ変化させたものである。この場合
、亜鉛又はアルミニウムを主成分とする犠牲陽極であり
、海水中での電位が約−1000nV S CEに保つ
ように製造されたもので、出口水室9および出口循環水
管10内の測定された電位を結んで分布曲線(a)(b
)(C)として示されている。初めに、(a)は犠牲陽
極26の取付位置が理想的であった場合の電位分布であ
り、この場合、犠牲陽極26から少し出口水室9側に寄
った位置で約−770nV S CEの電位となり、出
口水室9内では一500mV S CEよりも責な電位
となっている。即ち、約−770nV S CEを境界
点としてそれよりも責な電位を示している出口循環木管
10と、これに続いている出口水室9とは適切な対応が
採れない場合に鋼表面が電食によって容易に侵されてし
まう領域に入っている。一方、約−770nV S C
Eよりも卑な電位を示している出口循環水管10内の領
域は電気防食の効果が及ぶ領域であり、鋼表面が電食さ
れる危険性は少ない。
上記実験および解析結果により鋼表面が電食によって侵
される危険性のある約−770nV S CEよりも食
倒の電位を示す領域は特に電気的絶縁性の優れた材料を
適用して出口水室9内および出口循環木管10内の約−
770nV S CEより貴な電位を示す領域を被覆す
る。一方、約−770nV S CEより卑な電位を示
す領域については鋼表面の腐食抑制を考慮して主として
防食性を有する材料を用いて被覆する。なお、出口循環
水管10に介装される伸縮継手19については元々絶縁
性材料により構成(ゴム等)されるため、電気的防食の
対象から除いて考えてよい。
される危険性のある約−770nV S CEよりも食
倒の電位を示す領域は特に電気的絶縁性の優れた材料を
適用して出口水室9内および出口循環木管10内の約−
770nV S CEより貴な電位を示す領域を被覆す
る。一方、約−770nV S CEより卑な電位を示
す領域については鋼表面の腐食抑制を考慮して主として
防食性を有する材料を用いて被覆する。なお、出口循環
水管10に介装される伸縮継手19については元々絶縁
性材料により構成(ゴム等)されるため、電気的防食の
対象から除いて考えてよい。
次に、(b)は犠牲陽極26が(a)の場合よりも出口
水室9側に寄っている場合の電位分布である6(a)と
比べると、約−770nVの電位を示す箇所はよす出口
水室9側に近くなっている。即ち、電気防食の効果が及
ぶ領域は(a)よりも出口水室9側に近づき、その分電
気的絶縁性を備えた材料による被覆領域は減少する。し
かしながら、出口水室9内の電位は一500+eV S
CEを切っている(a)と比べて著しく岸側に寄って
おり、チタン材の水素脆性を伴う電位−600nV S
CEに近づき、仮に、管板22および冷却管3の汚れ
等から電位が大きく変化して岸側に振れる場合には一6
00mV S CEに達するかも知れず、(a)と比べ
て余裕の少ない(b)はそれだけ水素脆性の危険性が高
く、採用し難いものである。
水室9側に寄っている場合の電位分布である6(a)と
比べると、約−770nVの電位を示す箇所はよす出口
水室9側に近くなっている。即ち、電気防食の効果が及
ぶ領域は(a)よりも出口水室9側に近づき、その分電
気的絶縁性を備えた材料による被覆領域は減少する。し
かしながら、出口水室9内の電位は一500+eV S
CEを切っている(a)と比べて著しく岸側に寄って
おり、チタン材の水素脆性を伴う電位−600nV S
CEに近づき、仮に、管板22および冷却管3の汚れ
等から電位が大きく変化して岸側に振れる場合には一6
00mV S CEに達するかも知れず、(a)と比べ
て余裕の少ない(b)はそれだけ水素脆性の危険性が高
く、採用し難いものである。
さらに、(b)と反対に(a)からさらに遠い位置に犠
牲陽極26を取付けた場合の電位分布が(c)として示
されている。 (a)と対比すると、この場合の出口水
室9内の電位はさらに食倒に移り、チタン材の水素脆性
に関しては全く問題にならない電位となる。しかしなが
ら、出口循環木管10内の電位は(a)と比べた場合に
約−770nV S CEの電位を示す箇所が出口水室
9からみてより遠くなっている。つまり、電気防食の効
果が及ぶ領域の移動により電気的絶縁性を有する材料に
よる被覆領域は拡がり、反対に防食性材料による被覆領
域は狭くなる。このように電気的絶縁性材料による被覆
領域を伸ばし、換言すると、電気防食の効果が及ばない
領域を拡げることは万が−の被覆材料の損傷を考慮する
と、より慎重でなければならない。また、経済的にも高
価な絶縁性材料の適用は限度がある。結局、(C)の電
位分布を示す位置には犠牲陽極26は取付けられず、被
覆領域をより短くするようにこれを配置することになる
。しかし、先に述べたように電位分布が(b)のように
なると、今度はチタン材の水素脆性の懸念が強くなる。
牲陽極26を取付けた場合の電位分布が(c)として示
されている。 (a)と対比すると、この場合の出口水
室9内の電位はさらに食倒に移り、チタン材の水素脆性
に関しては全く問題にならない電位となる。しかしなが
ら、出口循環木管10内の電位は(a)と比べた場合に
約−770nV S CEの電位を示す箇所が出口水室
9からみてより遠くなっている。つまり、電気防食の効
果が及ぶ領域の移動により電気的絶縁性を有する材料に
よる被覆領域は拡がり、反対に防食性材料による被覆領
域は狭くなる。このように電気的絶縁性材料による被覆
領域を伸ばし、換言すると、電気防食の効果が及ばない
領域を拡げることは万が−の被覆材料の損傷を考慮する
と、より慎重でなければならない。また、経済的にも高
価な絶縁性材料の適用は限度がある。結局、(C)の電
位分布を示す位置には犠牲陽極26は取付けられず、被
覆領域をより短くするようにこれを配置することになる
。しかし、先に述べたように電位分布が(b)のように
なると、今度はチタン材の水素脆性の懸念が強くなる。
従って、(a)は電気防食の及ばない領域が少なく、
しかもチタン材の水素脆性が生じない電位分布であると
いえる。
しかもチタン材の水素脆性が生じない電位分布であると
いえる。
一方、別の実験および解析では犠牲陽極26の電位を上
記実験の電位約−1000mV S CEから、マグネ
シウムを主成分とする犠牲陽極26を使用し、海水中で
電位が約−1600nV S CEに保つように製造さ
れたもので、この犠牲陽極26を使用して約−1600
mV S CEに上げて電位分布を測定した。これが図
に破線で示される分布曲線である。(a)と対比するな
らば、(a)よりもさらに電気防食の効果が及ぶ領域は
拡がることは明らかであるが、電位設定を大きくしただ
けでは利するところよりも害だけが目立って大きくなる
。すなわち、出口水室9内の電位は一600mV S
CEすれすれに近づき、水素脆性が起こる危険性はます
ます高くなると共に、−10100OS CEより岸側
に設定しているために絶縁材料の剥離が生じ易くなる。
記実験の電位約−1000mV S CEから、マグネ
シウムを主成分とする犠牲陽極26を使用し、海水中で
電位が約−1600nV S CEに保つように製造さ
れたもので、この犠牲陽極26を使用して約−1600
mV S CEに上げて電位分布を測定した。これが図
に破線で示される分布曲線である。(a)と対比するな
らば、(a)よりもさらに電気防食の効果が及ぶ領域は
拡がることは明らかであるが、電位設定を大きくしただ
けでは利するところよりも害だけが目立って大きくなる
。すなわち、出口水室9内の電位は一600mV S
CEすれすれに近づき、水素脆性が起こる危険性はます
ます高くなると共に、−10100OS CEより岸側
に設定しているために絶縁材料の剥離が生じ易くなる。
したがって、犠牲陽極26は亜鉛又はアルミニウムを主
成分とする犠牲陽極26を使用し犠牲陽極26の電位は
約−1000mV S CEとするのが望ましい。
成分とする犠牲陽極26を使用し犠牲陽極26の電位は
約−1000mV S CEとするのが望ましい。
また、防食電位の下限は鉄の海水中の自然電位が−45
(+−−650mV S CEであり、約−650mV
S CEとする。
(+−−650mV S CEであり、約−650mV
S CEとする。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図において、出口水室9の内部は電気的絶縁性を有
する被覆材料、例えば堅牢な構造のゴム31で覆われて
いる。この出口水室9の下部については、 その電位を
一600mV S CEよりも食倒にして、チタン材の
水素脆性が起こらないように犠牲陽極26を取付けてい
る。また、出口循環水管10の出口水室9に連なるL2
の領域についても同様なゴ1131により覆われている
。通常、伸縮継手19はゴムで作られており、 L2の
領域には鋼表面の露出部分は存在しない。
する被覆材料、例えば堅牢な構造のゴム31で覆われて
いる。この出口水室9の下部については、 その電位を
一600mV S CEよりも食倒にして、チタン材の
水素脆性が起こらないように犠牲陽極26を取付けてい
る。また、出口循環水管10の出口水室9に連なるL2
の領域についても同様なゴ1131により覆われている
。通常、伸縮継手19はゴムで作られており、 L2の
領域には鋼表面の露出部分は存在しない。
また、出口循環水管10のL2以外の領域は防食性を有
する被覆材料であるタールエポキシ樹脂32で被覆され
ているが、ゴム31とこのタールエポキシ樹脂32との
境界部について、この部分の設定電位は一770mV
S CEよりも岸側になるようにして、鋼表面が電食に
よって侵されないように犠牲陽極26の位置を考慮し、
設置されている。
する被覆材料であるタールエポキシ樹脂32で被覆され
ているが、ゴム31とこのタールエポキシ樹脂32との
境界部について、この部分の設定電位は一770mV
S CEよりも岸側になるようにして、鋼表面が電食に
よって侵されないように犠牲陽極26の位置を考慮し、
設置されている。
一方、犠牲陽極26は出口水室9よりり、の距離に取付
けられる。したがって、電気防食の対象領域はL3から
L2を引いたLlとなる。
けられる。したがって、電気防食の対象領域はL3から
L2を引いたLlとなる。
以下、L、が約4.8m、出口循環水管10の内径りが
2.4m、 犠牲陽極26の電位が約−1000mV
S CEである場合の出口水室内下部の電位、電流値
および出口循環水管内の電位分布の測定結果について述
べる。
2.4m、 犠牲陽極26の電位が約−1000mV
S CEである場合の出口水室内下部の電位、電流値
および出口循環水管内の電位分布の測定結果について述
べる。
初めに、出口水室下部の電位の変化について説明する。
第3図において、なお、図中縦軸は出口循環水管10の
管中心の電位を、また横軸は犠牲陽極26より熱交換器
側への距離をそれぞれ示している。
管中心の電位を、また横軸は犠牲陽極26より熱交換器
側への距離をそれぞれ示している。
Llが約4.8m (L、/ D 句2 )の場合、即
ち、犠牲陽極26から約4.8m離れているところまで
の電位は曲線(g)として示され、出口水室9内下部の
電位が一600mV S CEより前側にあることが理
解される。この場合、約4.8mより約3.3mの範囲
で電位が一600mV S CEよりも前側となり、
この範囲内ではチタン材の水素脆性は発生しない。
ち、犠牲陽極26から約4.8m離れているところまで
の電位は曲線(g)として示され、出口水室9内下部の
電位が一600mV S CEより前側にあることが理
解される。この場合、約4.8mより約3.3mの範囲
で電位が一600mV S CEよりも前側となり、
この範囲内ではチタン材の水素脆性は発生しない。
ところで、第3図にはL3が約2.4mの場合、および
約1.2mの場合とが曲線(h)および(i)として示
されている6なお、これらの値は出口循環水管10の内
径りに対して1.0倍および0.5倍である。
約1.2mの場合とが曲線(h)および(i)として示
されている6なお、これらの値は出口循環水管10の内
径りに対して1.0倍および0.5倍である。
曲線(h)および(i)の電位は一600mV S C
Eより常に岸側であるためにチタン材の水素脆性が生じ
る。従って、内径りに対して2倍の距離まで離した(g
)を目標とする必要がある。
Eより常に岸側であるためにチタン材の水素脆性が生じ
る。従って、内径りに対して2倍の距離まで離した(g
)を目標とする必要がある。
次に、電流値の変化について説明する。
第4図において、なお、ここで縦軸は犠牲陽極26より
の電流値を、また横軸は熱交換器より犠牲陽極26まで
の距離をそれぞれ示している。第4図から距離が約4.
8mより大きくなると、 2アンペア弱でほぼ一定とな
る。また、これより小さくなると、電流値は急激に上昇
する。次に、出口@環水管10内の電位分布について説
明する。なお、条件は第3図および第4図の場合と同じ
であるが、犠牲陽極26の電位が約−1600mV S
CHの場合も示している。
の電流値を、また横軸は熱交換器より犠牲陽極26まで
の距離をそれぞれ示している。第4図から距離が約4.
8mより大きくなると、 2アンペア弱でほぼ一定とな
る。また、これより小さくなると、電流値は急激に上昇
する。次に、出口@環水管10内の電位分布について説
明する。なお、条件は第3図および第4図の場合と同じ
であるが、犠牲陽極26の電位が約−1600mV S
CHの場合も示している。
第5図において、なお、図中縦軸は犠牲陽極26より熱
交換器側の出口循環水管10の管中心における電位を、
また横軸は犠牲陽極26より熱交換器側への距離をそれ
ぞれ示している。
交換器側の出口循環水管10の管中心における電位を、
また横軸は犠牲陽極26より熱交換器側への距離をそれ
ぞれ示している。
曲線(j)は犠牲陽極26ノ電位が約−1000mV
SCEの場合の出口循環木管lOの電位分布を示してい
る。犠牲陽極26よりの距離約2.4m以内が一770
mVscEより車側の電位分布となり、鋼表面の防食は
所望の結果が得られる。一方、これを超える部分(斜線
部)は−770mV S CEより貴な電位となって防
食効果が得られなくなる。
SCEの場合の出口循環木管lOの電位分布を示してい
る。犠牲陽極26よりの距離約2.4m以内が一770
mVscEより車側の電位分布となり、鋼表面の防食は
所望の結果が得られる。一方、これを超える部分(斜線
部)は−770mV S CEより貴な電位となって防
食効果が得られなくなる。
曲線(j)と対比するために犠牲陽極26の電位が約−
1600mV S CEの場合の出口水室9および出口
循環水管10の管中心の電位分布が曲線(k)として示
されている。
1600mV S CEの場合の出口水室9および出口
循環水管10の管中心の電位分布が曲線(k)として示
されている。
犠牲陽極26よりの距離約4.1m以内が一770mV
SCEより車側の電位分布となり、上記電位よりも広
い範囲に防食効果が及ぶが、この電位は出口水室9内下
部の電位を第3図の(g)の如く適正な値に保つ電位(
約−1000mV S CE )ではなく、これに依存
することはできない。
SCEより車側の電位分布となり、上記電位よりも広
い範囲に防食効果が及ぶが、この電位は出口水室9内下
部の電位を第3図の(g)の如く適正な値に保つ電位(
約−1000mV S CE )ではなく、これに依存
することはできない。
以上の第3図、第4図および第5図に基づくならば、犠
牲陽極26の取付は位置が約4.8mのときに防食効果
の得られる範囲は約2.4mであるから、L2=L3−
L1=4.8−2.4=2.4となり、 約2.4m以
上がこの場合の絶縁性を有する材料による被覆領域とな
る。
牲陽極26の取付は位置が約4.8mのときに防食効果
の得られる範囲は約2.4mであるから、L2=L3−
L1=4.8−2.4=2.4となり、 約2.4m以
上がこの場合の絶縁性を有する材料による被覆領域とな
る。
次に1本発明の他の実施例について説明する。
本実施例では、出口循環水管10のL2以外の領域は防
食性を有する被覆材料であるタールエポキシ樹脂32で
被覆されているが、ゴム31とこのタールエポキシ樹脂
32の境界部について、防食電位を鉄の海水中の自然電
位(−450〜−650mV S CE )程度として
、 自然電位上限の約−650mV S CE :fS
i度に設定したものである。これは上記実施例に対して
電位を前側に設定して電流値を下げること、また、水室
9の下部の電位を食倒にしてチタン材の水素脆性を皆無
にし、さらに、高価なゴムによる被覆領域を減少させる
ことなどにより経済的な効果をより一層高めたい場合に
特に考えられるやり方である。
食性を有する被覆材料であるタールエポキシ樹脂32で
被覆されているが、ゴム31とこのタールエポキシ樹脂
32の境界部について、防食電位を鉄の海水中の自然電
位(−450〜−650mV S CE )程度として
、 自然電位上限の約−650mV S CE :fS
i度に設定したものである。これは上記実施例に対して
電位を前側に設定して電流値を下げること、また、水室
9の下部の電位を食倒にしてチタン材の水素脆性を皆無
にし、さらに、高価なゴムによる被覆領域を減少させる
ことなどにより経済的な効果をより一層高めたい場合に
特に考えられるやり方である。
第6図において、上記実施例と同様、出口水室9の内部
とこれに連なるL2の領域が堅牢な構造のゴム31で被
覆され、これらの箇所には鋼表面の露出部分は存在しな
い。なお、L2の領域には伸縮継手19が含まれる。
とこれに連なるL2の領域が堅牢な構造のゴム31で被
覆され、これらの箇所には鋼表面の露出部分は存在しな
い。なお、L2の領域には伸縮継手19が含まれる。
また、 出口循環水管lOのL2以外の領域がタールエ
ポキシ樹脂32により被覆される。犠牲陽極26はこの
被覆領域内のり、の位置に設置され、L、からり、を引
いたL□がこの場合の電気防食の対象領域となる。
ポキシ樹脂32により被覆される。犠牲陽極26はこの
被覆領域内のり、の位置に設置され、L、からり、を引
いたL□がこの場合の電気防食の対象領域となる。
以下、L3が約4.8m、出口循環水管10の内径が2
.4m、 犠牲陽極26の電位が約−1000mV
S CEである場合の出口水室9内下部の電位、電流値
および出口循環水管10内の電位分布の測定結果につい
て説明する。
.4m、 犠牲陽極26の電位が約−1000mV
S CEである場合の出口水室9内下部の電位、電流値
および出口循環水管10内の電位分布の測定結果につい
て説明する。
初めに、出口水室内下部の電位の変化について説明する
。本実施例は上記実施例に比べ、出口循環水管10の堅
牢な構造のゴム31で被覆された部分L2が短く、また
、出口循環水管10のL2以外の領域であるタールエポ
キシ樹脂32で被覆されたLlの範囲を長くしたもので
ある。従って、犠牲陽極26の位置が同一の場合には、
はぼ、第3図の曲線(g)と同一となる。
。本実施例は上記実施例に比べ、出口循環水管10の堅
牢な構造のゴム31で被覆された部分L2が短く、また
、出口循環水管10のL2以外の領域であるタールエポ
キシ樹脂32で被覆されたLlの範囲を長くしたもので
ある。従って、犠牲陽極26の位置が同一の場合には、
はぼ、第3図の曲線(g)と同一となる。
L3が約4.8rn (L3/ D”= 2)の場合、
つまり犠牲陽極26から約4.8m離れているところ
までの電位は曲線(g)と同一の電位となる。従って、
先にも述べたが、このとき、出口水室9内下部の電位は
一600mV S CEより前側に入るためチタン材の
水素脆性が生じることはない。
つまり犠牲陽極26から約4.8m離れているところ
までの電位は曲線(g)と同一の電位となる。従って、
先にも述べたが、このとき、出口水室9内下部の電位は
一600mV S CEより前側に入るためチタン材の
水素脆性が生じることはない。
次に、電流値の変化については、犠牲陽極26の位置は
前述の実施例と同一の位置であり、前述したように第4
図から熱交換器より陽極までの路流が約4.8mの場合
は、 2アンペア弱でほぼ一定となる。また、これより
距離が小さくなると、電流値は急激に上昇する。
前述の実施例と同一の位置であり、前述したように第4
図から熱交換器より陽極までの路流が約4.8mの場合
は、 2アンペア弱でほぼ一定となる。また、これより
距離が小さくなると、電流値は急激に上昇する。
次に、出口循環水管10内の電位分布を第5図を参照し
て説明する。電位分布は犠牲陽極26の電位が一100
0mV S CEの場合の曲線(j)となる。犠牲陽極
26よりの距離約2.9m以内が約−650mV S
CEより車側の電位分布となり、鋼表面の防食はほぼ問
題ない領域となる。一方、これを超える部分は約−65
0mV S CEより前側となり防食効果が得られなく
なる。
て説明する。電位分布は犠牲陽極26の電位が一100
0mV S CEの場合の曲線(j)となる。犠牲陽極
26よりの距離約2.9m以内が約−650mV S
CEより車側の電位分布となり、鋼表面の防食はほぼ問
題ない領域となる。一方、これを超える部分は約−65
0mV S CEより前側となり防食効果が得られなく
なる。
以上の第3図、第4図及び第5図に基づくならば、犠牲
陽極26の取付位置が約4.8mのときに防食効果の得
られる範囲は約2.9mであるから、L。
陽極26の取付位置が約4.8mのときに防食効果の得
られる範囲は約2.9mであるから、L。
=L、−L1.=4.8−2.9=1.9となり、約1
.9m以上がこの場合の電気的絶縁性を有する材料によ
る被覆領域となる。
.9m以上がこの場合の電気的絶縁性を有する材料によ
る被覆領域となる。
本実施例の出口循環水管10設定電位は鉄の海水中の自
然電位の限界にあり、上記実施例の一770mVSCE
よりも食倒になるために信頼性は幾分損なわれることに
なるが、経済性を重視する場合、本実施例により相応の
効果を得ることが可能となる。
然電位の限界にあり、上記実施例の一770mVSCE
よりも食倒になるために信頼性は幾分損なわれることに
なるが、経済性を重視する場合、本実施例により相応の
効果を得ることが可能となる。
以上説明したように本発明は各水室内の全域および各配
管装置内の水室に連なる一定領域の電気的絶縁が好適に
保たれるように当該領域を比較的堅牢な絶縁性材料を用
いて被覆し、各水室および各配管装置内の防食電位を保
持するにあたり、各水室の管板下部近傍にてチタン材の
水素脆性を抑制可能な電位を、また各配線装置内の絶縁
性材料による被覆領域境界部近傍で少なくとも海水中に
おける自然電位よりも車側の電位をそれぞれ保つように
犠牲陽極を取付けているので、チタン材の水素脆性が発
生する心配がなく、シかも炭素鋼からなる部分の電食現
象が確実に防止されるという優れた効果を奏する。
管装置内の水室に連なる一定領域の電気的絶縁が好適に
保たれるように当該領域を比較的堅牢な絶縁性材料を用
いて被覆し、各水室および各配管装置内の防食電位を保
持するにあたり、各水室の管板下部近傍にてチタン材の
水素脆性を抑制可能な電位を、また各配線装置内の絶縁
性材料による被覆領域境界部近傍で少なくとも海水中に
おける自然電位よりも車側の電位をそれぞれ保つように
犠牲陽極を取付けているので、チタン材の水素脆性が発
生する心配がなく、シかも炭素鋼からなる部分の電食現
象が確実に防止されるという優れた効果を奏する。
第1図は本発明方法に適用される装置の一実施例を示す
構成図、第2図は本発明における電位の分布状態を示す
電位分布図、第3図は第1図に示される実施例に係る出
口室内下部における電位の変化を示す特性図、第4図は
同電流値の変化について示す特性図、第5図は同出口循
環水管内の電位の分布状態を示す特性図、第6図は本発
明方法に適用される装置の他の実施例を示す構成図、第
7図は従来技術による復水器とそれに接続される配管装
置を示す系統構成図、第8図は海水中における各種金属
の自然電位について示す特性図、第9図、第10図およ
び第11図は復水器における電食現象について示す説明
図、第12図、第13図および第14図は従来の復水器
における電気防食装置の一例を示す構成図である。 2・・・復水器 3・・・冷却管7・・・入口
循環水管 8・・・入口水室9・・・出口水室
10・・・出口循環水管22・・・管板
26.28・・・犠牲陽極27、29・・・電食電流
31・・・ゴム32・・・タールエポキシ樹脂 代理人 弁理士 則 近 憲 佑 同 第子丸 健 第1図 陽極よりの距離(m) 第 図 第 図 熱交換器より陽極までの距離(m) 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 1〜6 第13図 1−乙 第 図
構成図、第2図は本発明における電位の分布状態を示す
電位分布図、第3図は第1図に示される実施例に係る出
口室内下部における電位の変化を示す特性図、第4図は
同電流値の変化について示す特性図、第5図は同出口循
環水管内の電位の分布状態を示す特性図、第6図は本発
明方法に適用される装置の他の実施例を示す構成図、第
7図は従来技術による復水器とそれに接続される配管装
置を示す系統構成図、第8図は海水中における各種金属
の自然電位について示す特性図、第9図、第10図およ
び第11図は復水器における電食現象について示す説明
図、第12図、第13図および第14図は従来の復水器
における電気防食装置の一例を示す構成図である。 2・・・復水器 3・・・冷却管7・・・入口
循環水管 8・・・入口水室9・・・出口水室
10・・・出口循環水管22・・・管板
26.28・・・犠牲陽極27、29・・・電食電流
31・・・ゴム32・・・タールエポキシ樹脂 代理人 弁理士 則 近 憲 佑 同 第子丸 健 第1図 陽極よりの距離(m) 第 図 第 図 熱交換器より陽極までの距離(m) 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 1〜6 第13図 1−乙 第 図
Claims (5)
- (1)熱交換器胴に連なる一対の水室を有し、冷媒とし
て海水を前記水室の一方から他方にかけて伝熱管を通し
て流すように構成してなり、その際、前記各伝熱管は該
伝熱管を支持する管板と共にチタン材を用いて、かつ前
記各水室は該水室に連なる配管装置と共にチタン材より
も電気的に卑な金属材料を用いてそれぞれ製作されてな
る全チタン熱交換器の電気防食装置において、前記各水
室内の全域および各配管装置内の水室に連なる一定領域
の電気的絶縁が好適に保たれるように当該領域を比較的
堅牢な絶縁性材料を用いて被覆し、前記各水室および各
配管装置内の防食電位を保持するにあたり、前記各水室
内の管板下部近傍にてチタン材の水素脆性を抑制可能な
電位を、また前記各配管装置内の絶縁性材料による被覆
領域境界部近傍で少なくとも海水中における自然電位よ
りも卑側の電位をそれぞれ保つように配管装置内に犠牲
陽極を取り付けたことを特徴とする全チタン熱交換器の
電気防食装置。 - (2)各水室の全域および配管装置内の該水室下部より
約2.4mの領域を絶縁性材料を用いて被覆し、各水室
および配管装置内の防食電位を保持するにあたり、各水
室内の管板下部近傍にて約−600mVSCEの電位を
、また各水室の下部から約2.4m離れた地点で約−7
70mVSCEの電位をそれぞれ保つように配管装置内
に犠牲陽極を取り付けたことを特徴とする請求項1記載
の全チタン熱交換器の電気防食装置。 - (3)熱交換器胴に連なる一対の水室を有し、冷媒とし
て海水を前水室の一方から他方にかけて伝熱管を通して
流すように構成してなり、その際、前記各伝熱管を支持
する管板と共にチタン材を用いて、かつ前記各水室は該
水室に連なる配管装置と共にチタン材よりも電気的に卑
な金属材料をそれぞれ用いて製作されてなる全チタン熱
交換器の電気防食装置において、前記各水室内の全域お
よび各配管装置内の水室に連なる一定の領域の電気的絶
縁が好適に保たれるように当該領域を比較的堅牢な絶縁
材料を用いて被覆し、これらの地点の防食電位が、所定
の値に保てるように犠牲陽極を前記各水室から一定距離
、離間して配管装置内に各々設けたことを特徴とする全
チタン熱交換器の電気防食装置。 - (4)犠牲陽極の設置場所が各水室の下部から約4.8
m離れた配置装置内に設けられていることを特徴とする
請求項1記載の全チタン熱交換器の電気防食装置。 - (5)各水室内の全域および配管装置内の該水室下部よ
り約1.9mの領域を絶縁性材料を用いて被覆し、各水
室および配管装置内の防食電位を保持するにあたり、各
水室内の管板下部近傍にて約−600mVSCEの電位
を、また各水室の下部から約1.9m離れた地点で約−
650mVSCEの電位をそれぞれ保つように配管装置
内に犠牲陽極を取り付けたことを特徴とする請求項1記
載の全チタン熱交換器の電気防食装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63210501A JPH0261079A (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 全チタン熱交換器の電気防食装置 |
| EP89100352A EP0324440B1 (en) | 1988-01-14 | 1989-01-10 | Cathodic protection apparatus in systems for the circulation of corrosive liquids |
| DE8989100352T DE68901269D1 (de) | 1988-01-14 | 1989-01-10 | Ausstattung fuer den kathodischen schutz in kreislaufsystemen von korrosiven fluessigkeiten. |
| CN 89100284 CN1014806B (zh) | 1988-01-14 | 1989-01-14 | 全钛热交换器的电气防蚀装置及其方法 |
| KR1019890000359A KR920004508B1 (ko) | 1988-01-14 | 1989-01-14 | 전 티탄 열교환기의 전기방식장치 및 그 전기방식방법 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63210501A JPH0261079A (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 全チタン熱交換器の電気防食装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0261079A true JPH0261079A (ja) | 1990-03-01 |
Family
ID=16590411
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63210501A Pending JPH0261079A (ja) | 1988-01-14 | 1988-08-26 | 全チタン熱交換器の電気防食装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0261079A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01184290A (ja) * | 1988-01-14 | 1989-07-21 | Toshiba Corp | 海水を用いる循環水系の防食装置 |
-
1988
- 1988-08-26 JP JP63210501A patent/JPH0261079A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01184290A (ja) * | 1988-01-14 | 1989-07-21 | Toshiba Corp | 海水を用いる循環水系の防食装置 |
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