JPH0277541A - Al―Sn系軸受合金 - Google Patents

Al―Sn系軸受合金

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JPH0277541A
JPH0277541A JP13304189A JP13304189A JPH0277541A JP H0277541 A JPH0277541 A JP H0277541A JP 13304189 A JP13304189 A JP 13304189A JP 13304189 A JP13304189 A JP 13304189A JP H0277541 A JPH0277541 A JP H0277541A
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bearing
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grains
present
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JP13304189A
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English (en)
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Masahito Fujita
正仁 藤田
Akira Ogawara
大河原 章
Takeshi Sakai
坂井 武志
Toshihisa Ogaki
大垣 俊久
Takeshi Osaki
剛 大崎
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NDC Co Ltd
Nippon Dia Clevite Co Ltd
Original Assignee
NDC Co Ltd
Nippon Dia Clevite Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はAl−Sn系軸受合金に係り、詳しくは、マト
リックス中に31粒子が球状若しくはそれに近い形状に
析出され、しかも、高速・高負荷運転が可能で、なかで
も、高油温下において特に耐疲労性且つ耐焼付性、耐摩
耗性にすぐれるAl−Sn系軸受合金に係る。
従  来  の  技  術 最近の自動車用エンジンは、小型化、省燃費、高出力の
ものとなり、これにともなって軸受にかかる荷重が増加
すると共に、潤滑油の温度が上界し、軸受の使用条件は
苛酷化の一途をたどっている。この点から、従来例の多
元系やAl系等では、軸受台金の表面にはオーバーレイ
メツキ写によりPb−Sn系等の表面目が形成されてい
るが、この構造の軸受では、潤滑面の高温化により疲労
や焼付現象にみまわれ、上記の苛酷な使用条件に耐えら
れなくなっている。そこで最近は、オーバーレイメツキ
等によって表面間が形成されない軸受が求められている
。しかしながら、この種の軸受でも、上記の苛酷な使用
条件では、必ずしも安定した性能を定厚できないのが現
状である。
すなわら、表面にオーバーレイメツキ謹を有する軸受は
、−殻内には、JIS H5402、AJ−1(10%
Sn、 0.75%Cu、0.5%NL AlBaj 
lfl、JIS 115402、AJ−2(6%sn、
2.5%C1,1,0%Ni、AllBa1)等のJI
S規格、SAE 780(6%Sn、 2%Si。
1%Cu、 0.5%N1.0.1%Ti%Aj!Ba
J)等のSAE規格に示される通り、その軸受台金部分
はSn含有間が比較的少ない低5n−At台金から成っ
て、これら軸受合金部分の軸受面は何れもPb −Sn
系合金のオーバーレイメツキ層が形成されている。
しかし、これら軸受は、近年の高負荷、高温の使用条件
下では表面のオーバーレイメツキ園が摩滅して焼付きに
至り、使用に耐えられな(なってい、る。これに対し、
表面にオーバーレイメツキ層を形成しない軸受は、SA
E 783(20%Sn。
0.5%Si、 1.0%Cu、0.1%Ti、AJB
al)に示される通り、Sn含有量が多い7g5n−A
1合金から成っている。しかし、このようにSOが20
%程度の如く多く含まれる合金は、硬度が低(、AJマ
トリックスが弱くなるため、高負荷に耐えられない。
また、Sn含有量の多少に拘らず、At −Sn系合金
中にpbを添加して潤滑性を増進させ、耐焼付性をもた
せた軸受台金が、例えば、水野昂−著昭和29年日刊工
業新聞社発行r軸受台金」第139頁に記載され、この
軸受台金は10%5O51,5%Cu、0,5%Siを
含むとともに3%Pb’2m加して成るAl−Sn−P
b系合金である。
史に、このAl−Sn−Pb系合金では、PbtfAl
とはほとんど固溶しないため、このpbの分散性の向上
のために、Sbを添加したAt −Sn−Pb−Sb系
合金が特公昭52−12131号に記載され、更に、A
lマトリックス強化のためにCrを添加し1=Al −
Sn−Pb−3b−Cr系合金が特公昭58−1898
5号に記載されている。しかし、これらのA l −S
n −1’b系合金は通常運転時の潤滑性の向上を目的
として開発されたもので、高負荷運転条件では十分なt
f4疲労性を示さない欠点がある。
この理由は、通常の運転下に比べると、高負荷運転下の
軸と軸受との潤滑!llN構は根本的に相違するがらで
ある。
そごで、高負荷運転下のyJ滑機構につき、基本的な検
3」が行なわれ、その一つとしてAl−Sn系合金中に
粗大なSiを分散析出させたものが特開昭58−643
36号によって提案されている。
この軸受は硬いSt析出物により切削力を持たせたもの
であって、切削力を持つが故に、相手軸の表面凹凸部が
削られて平坦化し、軸受性能を向上させるものである。
更に詳しく説明すると、球状若しくは片状の黒鉛を析出
させた黒鉛鋳鉄から成る相手軸の表面には、研摩加工時
に脱落した黒鉛粒子のあとに凹部が残り、この凹部周囲
には硬(加工硬化したパリやエツジ等の凸部が生成して
いる。従って、上記の如きAl−Sn系、Al −Sn
−Pb系等の軸受台金では、これら凹凸部により高負荷
運転時には異常摩耗が発生し易い。これに対し、上記の
粗大なSlを分散析出させた軸受台金では、硬いSiの
析出物により切削力が付与されているために、相手軸の
凹凸部分は機械的に切削されて平坦化され、これ故に、
異常摩耗や焼付きが起らない。
しかしながら、相手軸が黒鉛鋳鉄以外の場合には、高負
荷運転のときに、かえって粗大なS1析出物によって相
手軸の表面が不規則にけずられ、焼付きが発生し、大き
な障害が生じる。
発明が解決しようとする課題 本発明は上記欠点の解決を目的とし、具体的には、従来
例のAl−Sn系軸受合金では、潤滑性向上のためにS
nヤpb等の含有量を高めたり、更に、Alマトリック
スの強化を目的としてCr、Sb等やMn、 Nt等の
元素を添加していたが、これらの元素によってA17ト
リツクスの硬度を増すことはできても、逆にAt合金が
脆弱となり高負荷運転時には殆んど高温下(100〜2
50℃)での耐疲労性を示さないということが解った。
そこでSiを球状に近い形で合金中に析出させることに
より耐焼付性、耐摩耗性の問題点を解決することを目的
とする。
従って、本発明は、最近のエンジンの高出力化に伴ない
、軸受部温度が上昇する傾向にあり、特に、この高温で
の耐疲労性が強く要求されることに看目し、従来のAt
マトリックス強化元素を添加するのにも拘らず、At合
金の脆弱化を改善し、特に高温下での耐疲労性を高める
と共に更に高い耐焼付性、耐摩耗性を具えるA11!−
Sn系軸受合金を提供する。
課題を解決するための 手段ならびにその作用 すなわら、本発明は、重量%で1〜20%Sn。
0.1〜5%Pb、 1〜10%S11残余が実質的に
Alから成るAj−Sn系軸受合金において、0.01
〜0.1%のSbを添加してAlマトリックス中に31
粒子を球状、だ円状若しくは先端が丸味をおびる形状と
して分散、析出させ、Sn −Pb合金に隣接して存在
する構造としたものから成ることな特徴とする。
そこで、これら手段たる構成ならびにその作用について
更に詳しく説明すると、次の通りである。
まず、本発明は高温状態における耐疲労性を高めるため
に成されたものである。
すなわら、従来例においては、単に高融点元素であるc
r%co、 Ni等を添加し、高温強度を高め、高温下
で硬さが急激に低下することを防止すると共に、耐摩耗
性を高めている。しかし、このように、Al−5n系合
金の高温状態における耐疲労性を高めるために、単に高
融点元素を添加すると、硬さは増すが、合金が脆弱とな
り、引張強度、伸びならびに衝撃値が低下する欠点が生
じ、軸受台金としての耐疲労性を高めるのに有効な手段
に到っていない。
ごれに対し、本発明は、高温、高荷重下の苛酷な条件に
好適な軸受台金を提供するもので、まず、本発明ではs
H−必須成分として添加し、このSbをSiに作用させ
、鋳造時点より81結晶の球状化を計り、更に、熱処理
により口のSi結晶の球状化を高め、これにより、Al
 −Sn合金の引張強度、伸びならびに衝撃強さを高め
る。
すなわら、−殻内に云って、耐疲労強さは材料の引張強
さ、伸び、衝撃強さ、組織的M4造笠に起因するもので
あって、単に軸受成分の添加によっては解決できないと
されている。この点について、本発明者等が研究を重ね
たところ、このようなSbの作用を知見し、これにもと
ずいて本発明は成されたものである。また、本発明は、
添加元素として上記の如く?!4融点元素をAl−Sn
合金に添加しても、Sbの添加によって機械的特性の低
下を防止することができるので。
高温下でのR1jIi的特性を急激に低下させる口とが
ない。このような本発明の¥I取は?X温、高荷重下で
疲労試験な行なった結果、疲労強度の向上が認められた
ことでも裏付けることができる。
また、本発明は、表面の組織構成の面で高温、高負荷条
件に適合し、これにより表面性能が著しく高められてい
る。
一般的に、焼付現象はそれに達する過程が複雑で多(の
条件が相乗的に作用して達するため、一義的に把握する
ことは困難であると云われている。しかし1表面にPb
−Sn合金のオーバーレイメツキ層を形成したCu−P
b系軸受合金は高荷重運転下ではこのメツキ層がllI
滅し焼付きに至るのに対し、Aj −Sn−Pb系合金
であって、Si、Cu等を含む軸受は表面にオーバーレ
イメツキ■が形成されていないのにも拘らず、焼付きに
至らないJJ!象が存在する。
そこで5本発明者等はこの現象に看目し、両軸受を構造
的に比較検Hした。すなわち、第3図は表面にオーバー
レイメツキ層を有する軸受の一部の拡大断面図であり、
第4図はAl−3ll−pb金合金あって、表面にオー
バーレイメツキ層がなくしかもSl、CU等を含む軸受
の一部の拡大断面図である。第3図から明らかな如く、
この軸受は表面のオーバーレイメツキIi4、合金層5
ならびに裏金6から成って、このオーバーレイメツキl
14の全表面によって軸荷重が支持される。これに対し
、第4図に示す如(、At −Sn−pb系合金でSi
、Cu等を含む軸受は合金II5と裏金6とから成って
、この合金層5のマトリックス中に棒状や片状のSi粒
子2が析出している。従って、この軸受では相手軸の荷
重は硬いSi粒子2で支えられ、しかも、Si粒子が上
記の娼(切削力を持っている。
要するに、両者の差は面接触と点接触であり、この差に
よって潤滑、摩家面の温度上昇において決定的な相違と
なっている。つまり、第3図に示す軸受のように、面接
触では、高速、高負荷条件下で摩漂面の温度は急速に上
昇するのに対し、第4図に示す軸受のように点接触では
、合金層5の表面と相手軸表面との間に間隙が形成され
、口の間隙の′Ia膜にはあまり大きな荷重がかからな
いため、十分な潤滑が保持され、摩原市の温度上昇はお
さえられる。
更に進んで、本発明者等は、第4図に示す如き点接触に
よる軸荷重の支持が高荷重下の潤滑にきわめて有効であ
るという基本的見地に立って、その効果を最大限に生か
すための組成ならびに構造について研究し、本発明に係
る軸受台金を完成するに至ったのである。
具体的に示すと、本発明者等は+l−Sn−Pb系合金
であって、SlやCU等を含む軸受台金におけるSiの
析出形態に看目し、その形態の潤滑面におよぼす効果に
ついて調査研究を進めたところ、 第1に、Siは融点が高い安定物質であり、かつ、非金
属的性質が強く、相手軸の主成分のFeに200℃〜5
00°C程度の高温状態で接触しても、全く拡散若しく
は溶解を起さないことから、軸荷重の点支持手段はSi
がきわめて好適であることがわがつセ。
第2に、相手軸を′/affIJを介し点支持する場合
、Si粒子はeのビッカース硬さが599にも達するほ
ど硬く、しかも、Si粒子は化合物でないためもろさが
なく、弾性に冨み、急激な変動荷重に耐えられることが
わかった。
しかしながら、Slは上記の如く性質を持っているのに
も拘らず、結晶性が強(、A/どの共晶析出形態でも、
板状若しくは棒状な呈し、軸受の製造過程で圧延や熱処
理な経ても、その形状はわずか変化する程度である。こ
のため、81粒子の析出形態の制御を行なわない場合は
、第5図に示す如く、合金層でマトリックス1中に3l
−pb合金粒子とともに析出するSi粒子2は板状若し
くは棒状化し、Si粒子2から離れて5n−11b合金
粒子3が存在している。この状態であると、硬い31粒
子2のエツジによって相手軸が削られできずつけられ易
(、かえって、潤滑性が低下し、焼付きが起こる。
この点から、本発明において潤滑性の飛躍的向上のため
に、Si粒子から切削力を除去し、球状等の如(エツジ
部に丸味をおびさせるような形態に制御する。
すなわら、第1図は本発明の一つの実施例に係る軸受台
金の一部の拡大断面図であって、第1図に示す如く、合
金層において、そのマトリックス1中に分散析出する8
1粒子2は球状化し、この球状81粒子2によって点接
触の理想に近づけ、より潤滑性を高め且つ耐摩耗性を高
めることができる。また、高速かつ急激な高荷重がかけ
られても、相手軸をきずつけることがない。また、Sl
が球状化しているため、マトリックス中の切欠効果がな
く、強度的にも安定したマトリックスを得ることができ
、耐摩耗性にも情れる。
このSi粒子の球状化は、Siが析出する共晶点のA1
合金液相の性質を改善することによって達成でき、とく
に、その添加元素としてSbが有効である。
更に、Sbを添加すると、5n−Pb合金粒子3の析出
形態が変化し、第1図に示すように31の球状化粒子2
に5n−Pb合金3がより隣接して存在するようになる
。このM4造は、従来例のもの(例えば、第5図参照)
に比して、潤滑性能を飛躍的に向上させる。
以上の通り、本発明においては、単に従来のように素地
強化元素を添加するだけでなく、これら強化元素ととも
にSbを添加し、硬さのみでなく、引張強度、伸びを従
来より向上させ、耐疲労性を高め、高荷重運転下での軸
受性能の向上をはかるものであるが、その8M4ととも
に各成分組成について説明すると、次の通りである。
第1図に示す構成の軸受では、軸荷重をささえる潤滑面
はマトリックス1の表面から突出する81粒子2の先端
部であり、しかも、Si粒子と相手軸との間に油膜が介
在し、流体潤滑が保たれている。しかし、急激な変I7
1荷重を受け、この油膜が破れ、局部的に境界潤滑に達
し、この時に、31粒子2の上面に5n−Pb合金のフ
ィルムが介在すれば、焼付きを防止でき、しかも、正常
に油膜が再生されて流体潤滑の状態にすみやかに復帰す
ることができる。このときにも、第1図に示す構造であ
ると、31粒子2の近傍に5n−pb合金粒子3が存在
し、この合金は溶融状態でも潤滑油と親和性があり、こ
のため、′/a切れを起こしにくい。また、相手軸と8
1粒子との摩擦で、Si粒子が高温になっても、5i−
Pbの融解熱で熱吸収され、近傍のマトリックスのAl
の合金と相手軸との焼付きが起こりに(くなる。又、こ
の時にも第2図に示す如(、Si粒子2に隣接する5n
−Pb合金粒子3の少なくとも一部が液相化しており、
この液相3aが51粒子2の突出面に供給される。この
供給層は温度の上昇とともに・5・えて、31粒子2の
潤滑面には常にSn −Pbの8!相3aが介在するた
め、オーバーヒートを未然に防止できる。要するに、S
i粒子2が球状化し、これに5n−Pb合金粒子3が隣
接する構造は、境界潤滑状態(油膜が切れた1で非常に
有効であり、また、普通の流体潤滑状態でも、硬い81
粒子2が相手軸に適切になじみ、かつ、やわらかい5n
−pblにおおわれ、これがショックアブソーバ−的な
働きをする。
更に、すぐれた潤滑面を得る為にはSi粒子や5n−P
b合金粒子を支持する強靭なマトリックスが必要である
。すなわら、前記特許請求の範囲に記載の如く限定する
理由と、その作用効果(相乗効果を含む)について各々
の元素について列記する。
tll Sn 7〜20%: SnはPl)と共にAlマトリックス中辷分散して存在
し、軸受が基本的に必要とする耐焼付性、埋収性、なじ
み性を担う金属である。7%未満ではその耐焼付性の効
果が少なく、20%超ではSn相が三次元的に連続化し
、強度をそこねる。
(2) Pb 011〜5%: pbは上記Snと共存し、snの持つ耐焼付性、埋収性
、なじみ性の能力をより向上させ、かつ親油性、非凝着
性にすぐれ、受層の添加でも潤滑性能を飛躍的に向上さ
せる。その置は0.1%未満では上記効果を発揮できず
、5%超は実質的にAtマトリックス中にSnと共存さ
せ、均一に分散させることが事実上不可能となる。
(3) Si 1〜10%: Al軸受に非焼付性、耐荷重性、耐摩耗性を付与する重
要な元素で、1%未満では添加効果は認められず、10
%超では合金が硬くなり延性がな(なり、かえって耐荷
重性を阻害する。
(41Sb O,01%超0.1%未WA:Sbは81
粒子を球状、だ円状若しくは先端が丸味をおびる形状と
して分散析出させる効果を持つ。この効果を持たせる為
には、0.01超0.1%未満の添加が最も好ましく 
、0.01%以下では31粒子の形状に影響を与えず、
又、0.1%以上加えてもSn相内部に析出し、Si粒
子の改良には役にたたない。
実  施  例 次に、本発明の実施例について説明する。
実施例1゜ まf、第1表に示す組成のAl−8n系軸受合金を連続
l造により厚さ20咽の板状材として鋳造し、各鋳造ビ
レットの上下面を1.Os面削し続いて冷間圧延により
2IiInの厚さまで圧下した。
この状態で300〜350℃の熱処理を行なってひずみ
を除去し、その後、純Atの薄い板を介して裏金の鉄板
に王者させて厚み1.50護の軸受を1qた。
これらの軸受のうちで、供試材&1〜2は比較例の供試
材であり、Na3〜5は本発明に係るものである。
これらの各供試材は、軸受として使用される常温及び2
00℃の機械的性質を見るために、引張強度、伸びなら
びに硬さの試験を行ない、これを第2表に示した。なお
、各供試材は裏当金をR械加工により削除してAl1−
3口合金部分のみとし、試験片の形状はJIS Z 2
201の5号に示すものとした。
これらの結果から、供試材3〜5は比較例に比べ、高温
(200℃)における強度低下が少なく、また、Slの
球状効果等により強度や伸びが改善されたものと考えら
れる。又、伸びも従来例に比べて向上しており、高温で
の総合的な機械的性質は向上したと言える。
次に、供試材の耐焼付性と耐摩耗性を知るために、鈴木
弐N擦摩耗試験機を用いて試験し、その試験条件は次の
通りであった。
マサツ速度  411/See 相手材 345C%硬さH,C=55 面アラサ0.8〜1.O3 使用オイル  SAE、 20育−40油   温  
150±5℃ 焼付荷重 100kg/CI2から10kq# 5te
pで焼付きに至るまで15分毎に血圧を上げてゆき、焼
付きをおこした血圧を焼付荷重とする 耐摩耗性 一方、耐摩耗性をみるために100klJ1
0’一定で6時間試験し、その後の重量変化をみるこの
結果を第2表に示す。
これによれば、供試材3〜5の何れも比較例の供試材に
比べ良好な耐焼付性、耐摩耗性を示しており、Sb添加
により表面性能も向上していることがわかる。すなわち
、本発明に係る合金はすぐれた潤滑機構を有しているこ
とを示している。
次に、実際に、各供試材をベアリング形状に加工し、@
終的なベアリングの疲労テストを行なったところ、第2
表に示す#S果を得た。これは実際のエンジンの条件と
ほぼ同じようにベアリングをコンロッドに固定し、軸に
偏心荷重をかけて、以下の条件で耐久テストを行ない、
焼付きや破損を起さず、その性能を維持した時間の長さ
で評価するテストである。
なお、テスト条件は次の通りである。
面     圧   600kgf/cf回  転  
数   4000r、p、l相手材料   FCD 7
0、アラサ0.8〜1.5S使用オイル  SAE 2
0v−40 油     温   150℃±5℃ なお、このテスト時間の上限は300時間とし、N=5
の平均値を第2表に示した。この結果、何れも比較例の
供試材に比べ長い耐久時間を示しており、本発明に係る
合金はすぐれた耐疲労性を示している。
第1表供試材成分 −万、比較例&2の合金と更にSbを0.03%添加し
た場合(供試材翫5)におけるSlの形態の変化を示す
と、第6図ならびに第1図の通りであった。すなわら、
第6図ならびに第7図は従来例の合金と本発明に係る合
金の顕微暁組織を示す各説明図であって、とくに、それ
ぞれの試料をSl粒の形状がわかるように深くエツチン
グし、電子顕微鏡を用いて躍影したものである。これら
図面から明確に解るように、第6図の如く、従来例では
粒子2が全く球状化していないのに反し、本発明ではS
bの添加により81粒子2のエツジ部が球状化している
ことがわかる。
実施例2゜ 本発明に係る軸受台金の脆弱化を改善する効果があるか
否かを確認するため、代用特性として衝撃値を測定し、
Sbの添加作用による改善効果を実験によって求めた。
実験の供試材として、実施例1の第1表に示す従来材で
あるSbを含まない&1と本発明に係るものであるHi
3にて比較実験を行なった。
実験はJiS Z 2242、シャルピー衝撃試験方法
にて3号試験片(n−5)を作成して行なった。
実験の結果従来材は平均1i110.79kg・m7/
ばてあったが、本発明に係るものは平均1i1i3,0
0に9− m/CI2であり、明らかに本発明に係る軸
受台金はSb添加により改善効果が認められた。
実施例3゜ Sb世の違いによるAt −Sn合金への影響を把握す
るため、第3表に示す成分を含有する730℃の溶湯か
ら厚さ20ma+の板状材を鋳造した。この鋳造材の断
面組織における81粒の形状は画像処理装置を使って円
形度係数を求めた。
また、この鋳造材からJIS Z 2201で規定され
た試験片14A号を切り出し、その機械的特性を調査し
、その結果を第4表に示した。
第4表に示す通り、Sb量が0.2%(比較材)より0
.06%(本願発明材)の方がSi粒が著しく円形にな
っており、また、機械的性質も改善され、特に、材料が
破壊するまでの吸収エネルギー増を代用するエネルギー
[が約1割向上している。
これらの事からも、5blilが0.1%未膚の本願発
明材は従来材に比較して明らかな性質上の相違が認めら
れる。
〈発明の効果〉 以上詳しく説明した通り、本発明は、重量%で7〜20
%Sn、 0.1〜5%Pb、1〜10%Siを含有し
、残余が実質的にA/から成るAl−5n系軸受台金に
おいて、0.01%超0.1%未膚のSbを添加してA
Jマトリックス中にSi粒子を球状、だ円状若しくは先
端が丸味をおびる形状として分散、析出させ、Sn −
Pb合金に隣接して存在する構造のものから成るもので
、この構成による本発明軸受合金は極めて、潤滑性に潰
れ、かつ、100〜250℃の高温における機械的性質
が極めて良好であり、高負荷運転による使用条件の苛酷
さに十分に耐える軸受台金である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一つの実施例に係る軸受台金の一部の
拡大断面図、第2図は第1図に示す軸受台金の潤滑機構
の説明図、第3図ならびに第4図は従来例の軸受の一部
の各拡大断面図、第5図は第4図の軸受台金の一部の拡
大断面図、第6図は従来例に係る軸受台金の組織を示す
説明図、第7図は本発明に係る軸受台金の組織を示す説
明図である。 符号1・・・・・・マトリックス 2・・・・・・Si
粒子3・・・・・・5n−Pb合金粒子 3a・・・・・・Sn −Pb液相 4・・・・・・オーバーレイメツキ圀 5・・・・・・軸受合金層  6・・・・・・裏金特許
出願人 工ヌデーシー株式会社 代  理  人  弁理士  松  下  義  勝弁
護士 副 島 文 雄 第1図 第3図 第4図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)重量%で7〜20%Sn、0.1〜5%Pb、1〜
    10%Siを含有し、残余が実質的にAlから成るAl
    −Sn系軸受合金軸受合金において、0.01%超0.
    1%未満のSbを添加してAlマトリックス中にSi粒
    子を球状、だ円状若しくは先端が丸味をおびる形状とし
    ての分散、析出させ、Sn−Pb合金に隣接して存在す
    る構造としたものから成ることを特徴とするAl−Sn
    系軸受合金。
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