JPH0286180A - 発振波長が543nmの内部ミラー型ヘリウム・ネオンレーザの周波数の安定化方法 - Google Patents

発振波長が543nmの内部ミラー型ヘリウム・ネオンレーザの周波数の安定化方法

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JPH0286180A
JPH0286180A JP23637588A JP23637588A JPH0286180A JP H0286180 A JPH0286180 A JP H0286180A JP 23637588 A JP23637588 A JP 23637588A JP 23637588 A JP23637588 A JP 23637588A JP H0286180 A JPH0286180 A JP H0286180A
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magnetic field
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Kyoichi Deki
恭一 出来
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Ushio Inc
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Ushio Denki KK
Ushio Inc
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/10Controlling the intensity, frequency, phase, polarisation or direction of the emitted radiation, e.g. switching, gating, modulating or demodulating
    • H01S3/13Stabilisation of laser output parameters, e.g. frequency or amplitude
    • H01S3/139Stabilisation of laser output parameters, e.g. frequency or amplitude by controlling the mutual position or the reflecting properties of the reflectors of the cavity, e.g. by controlling the cavity length
    • H01S3/1396Stabilisation of laser output parameters, e.g. frequency or amplitude by controlling the mutual position or the reflecting properties of the reflectors of the cavity, e.g. by controlling the cavity length by using two modes present, e.g. Zeeman splitting

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、レーザ管内にレーザ細管が配置された構造を
有する内部ミラー型ヘリウム・ネオンレーザ装置から発
振される発振波長が543nmのレーザの周波数の安定
化方法に関する。
〔技術の背景〕
内部ミラー型ヘリウム・ネオンレーザの発振波長として
は、従来、633nm (赤色)が知られてぃこの発振
波長が633nmの内部ミラー型ヘリウム・ネオンレー
ザ(以下r633nm He−Neレーザ」ともいう。
)の発振周波数を安定化する手段としては、例えば2モ
ード法、ラムデイツプ法、ヨウ素吸収セル法、縦ゼーマ
ン法、横ゼーマン法、磁気変調法等、多くの制御手段が
既に確立されている。
これに対して、発振波長が543nm (緑色)の内部
ミラー型ヘリウム・ネオンレーザ(以下「543nmH
e−Neレーザ」ともいう。)は、1970年にベリー
によって最初の発振報告がなされた比較的新しいレーザ
である(#照文献: D、L、 Perry、 lEE
[E J。
Quantum Electron  08−7(19
71) 102)。
この543nm He−Neレーザは、633nm H
e−Neレーデよりも発振波長が短いことから、精密計
測に適用する場合に計測精度の向上が期待できる。
しかし、反面、この543nm He−Neレーザは遷
移(3S2 →2 pro)の利得が633nm He
−Neレーザに比して1/15〜1/17程度と極めて
小さく、そのため実用化が長らく困難であった。
しかして、最近になってレーザミラーの性能が向上した
ことにより、4Qcm程度の共振器長で543nmHe
−Neレーザの発振出力を実用的な程度にまで高くする
ことが可能となった。
1987年には、T、フェルマンらによって、市販の5
43nωHe−Neレーザを用いて行われた周波数安定
化の実験結果が報告された(参照文献;^ppled 
0ptics、  vo126.No、14.  P2
705. 1987年)。
この報告によると、縦モードが利得中心に対して対称配
置となる付近で直交直線偏光している各縦モードの偏光
方位が突然90°変化する、いわゆるボラリゼーンヨン
フリッピング(Polarizationflippi
ng) (以下「偏光反転」ともいう。)が存在するこ
とが明らかにされた。
従って、543nm He−Neレーザの周波数の安定
化を2モード法により行う際には、上記偏光反転が起こ
る領域(以下「偏光反転領域」という。)を避ける必要
がある。
ここで、2モード法とは、隣接する縦モードの偏光が常
に直交直線偏光している性質を利用したものであり、隣
接する縦モードの偏光を例えば偏光ビームスプリッタ(
PBS)等の手段により分離し、その強度差または強度
比をレーザの発振周波数の誤差信号として利用して周波
数の安定化を図る方法である。
しかして、現在市販されているレーザ装置は、レーザ出
力を実用レベルにまで高めるために、その共振器長は約
49cm程度となっている。このため発振される543
nmHe−Naレーザの縦モードを観測すると、第1図
に示すように、543nm He−Neレーザは、通常
、縦モードが3〜4本の範囲で発振している。そして、
電源が投入されると、レーザ管が熱膨張して共振器長が
伸びるため、縦モードは、第1図において、(a)→ら
)→(C)→(d)→(a)・・・のように繰り返し変
化する。C1およびC3はレーザ管の固有偏光方位であ
り、C1が光強度が弱い方位、C2が光強度が強い方位
である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかして、543nm He−Neレーザにおいては、
(1)隣接する縦モードが必ず直交偏光しているのでは
な(、平行偏光の組が必ず存在すること、(2)モード
間の利得競合が激しくなるような縦モード配置の場合、
すなわち、第1図のら)または(d)の場合には、各モ
ードの偏光方位が急激に90゛変化する偏光反転が生ず
ること、 の2点において、すでに実用化が進んでいる633nm
He−Neレーザと大きく相違する。
このため、2モード法をそのまま適用して543nmH
e−Naレーザの周波数の安定化を行うと、以下の問題
がある。
(1) 周波数安定化可能領域が狭い。
(2)第1図の(a)または(C)に示したモード配置
および偏光状態でしか周波数を安定化できないので、一
方の偏光成分には、周波数の差が縦モード間隔となる2
つの周波数成分を含むようになり、偏光干渉計用の光源
として用いる場合に不利となる。
本発明は以上の如き事情に基づいてなされたものであっ
て、その目的は、2モード法により543nmHe−N
aレーザの発振周波数を十分に安定化できる周波数の安
定化方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明は、レーザ管内にレー
ザ細管が配置された構造を有する内部ミラー型ヘリウム
・ネオンレーザ装置から発振される発振波長が543n
mのレーザの周波数の安定化方法であって、前記レーザ
細管内に下記条件[1]〜[3]を満足する静磁界を印
加して、発振波長が543nmのレーザの隣接する縦モ
ードの偏光方位を互いに直交直線偏光とし、この隣接す
る縦モードの強度差または強度比を検出してこれを誤差
信号として利用して共振器長をフィードバック制御する
ことにより発振波長が543nmのレーザの周波数を安
定化することを特徴とする。
条件■ 静磁界の方向がレーザ細管の軸に垂直で、かつ、静磁界
の方向とレーザ管の固有偏光方位とのなす角が30〜4
2°であること。
条件■ 静磁界の大きさが、当該静磁界を印加したときにπおよ
び±σ遷移間のゼーマン周波数と縦モード間隔とが等し
くなる大きさであること。
条件■ 静磁界の大きさが、レーザ細管の長手方向に沿ってほぼ
一様であること。
〔作用〕
レーデ細管内に上記条件[1]〜[3]を満足する特定
の静磁界を印加すると、詳細は後述する実験結果から理
解されるように、各縦モードが利得中心に対して対称配
置となる付近において直交直線偏光している場合であっ
ても各縦モードの偏光方位が突然90°変化することが
ない。
従って、2モード法を適用して、すなわち隣接する縦モ
ードの強度差または強度比を検出してこれを誤差信号と
して利用して共振器長をフィードバック制御することに
より広い範囲で543nm HeNe レーザの発振周
波数を安定化することができる。
〔発明の具体的構成〕
以下、本発明を具体的に説明する。
本発明者は、レーザ管内にレーザ細管が配置された構造
を有する内部ミラー型ヘリウム・ネオンレーザ装置から
発振される発振波長が543nmのレーザの静磁界中で
の偏光特性を調べているうち、特有の現象を見出した。
すなわち、543nm He−NIL/−ザルレーザ細
管内に特定の静磁界を印加することにより、各縦モード
が利得中心に対して対称配置となる付近に右いて直交直
線偏光している場合であっても隣接する縦モードが偏光
反転を伴わずに安定に直交直線偏光状態を維持すること
を見出した。
このときの静磁界は次の条件[1]〜[3]を満足する
ものであった。
条件■ 静磁界の方向がレーザ細管の軸に垂直で、かつ、静磁界
の方向とレーザ管の固有偏光方位とのなす角が30〜4
2°であること。
条件■ 静磁界の大きさが、当該静磁界を印加したときにπおよ
び±σ遷移間のゼーマン周波数と縦モード間隔とが等し
くなる大きさであること。
条件■ 静磁界の大きさが、レーザ細管の長手方向に沿ってほぼ
一様であること。
そして、上記静磁界を印加した状態においては、レーザ
利得曲線の広範囲にわたって縦モードが2本で発振する
ことを見出した。
本発明は斯かる知見に基づいてなされたものであって、
543nmHe−Neレーデにおイテ、レーザ細管内に
特定の静磁界を印加するという構成を採用して、隣接す
る縦モードの偏光方位を互いに直交直線偏光として偏光
反転を防止し、この状態で隣接する縦モードの強度差ま
たは強度比を検出してこれを誤差信号として利用して共
振器長をフィードバック制御し、もって発振波長が54
3nmのレーザの周波数を安定化するものである。
第2図(a)は、静磁界の印加手段の一例を示す説明図
である。レーザ管10の外周を囲むようマグネット20
を配置し、このマグネット20により、レーザ細管11
内に当該レーザ細管11の管軸すなわち光軸に対して垂
直な方向の静磁界を印加する。
この静磁界の大きさは、当該静磁界を印加したときにπ
および±σ遷移間のゼーマン周波数と縦モード間隔とが
等しくなる大きさである。
そして、静磁界の方向は、レーザ細管11の管軸に対し
て垂直方向であって、しかも、第2図ら)に示すように
、レーザ管10の固有偏光方位C0と、静磁界の方向H
とのなす角θが30〜42°となる方向である。
ここで、本発明においては、固有偏光方位CおよびC2
において、直線偏光板を通して出力をモニタしたときピ
ーク光強度が弱い方位をC強い方位を02と定義する。
そして、静磁界は、レーザ細管11の長手方向に沿って
一様である。
静磁界を形成するためのマグネット20は、例えばフェ
ライト性の永久磁石であってもよいし、あるいは電磁石
であってもよい。
第3図は、第2図に示した条件下で静磁界を印加したと
きの縦モードの変化の一例を示す図である。縦モードは
、第3図において(a)−(b)−(C)−(d)→(
e)→(f)→(a)・・・と繰り返して変化する。す
なわち、レーザ利得曲線を移動する間は、各々の縦モー
ドの偏光方位は変化しない。
従って、第3図の(b)、(C)、(e)、(f)のモ
ード配置となる場合を利用すれば、543nm He−
Neレーザにおいても633nm He−Neレーザと
同様に2モード法による周波数の安定化が可能となる。
このように偏光反転の発生を有効に防止することにより
、以下の利点が得られる。
(1)周波数の安定化できる範囲が、T、フェルマンら
の方法に比して約6倍に広がる。
(2)オートロツタ回路をきわめて簡単に構成すること
ができる。なお、オートロック回路とは、モードロック
を自動的に行うための回路をいう。
次に、本発明の有効性を裏付けるために行った実験につ
いて説明する。
〔実験1〕 市販されている、レーザ管内にレーザ細管が配置された
構造を有する発振波長が543nmの内部ミラー型ヘリ
ウム・ネオンレーザ装置(05−LGR171、MBL
LES GRIOT社製)を用いて、静磁界を印加しな
い状態(ゼロ磁界)で、レーザの偏光特性を調べた。
上記レーザ装置の主な特徴は、本発明者の分析結果によ
ると次のとおりである。
’He/22Ne=10/1 ・全圧力=186.2 pa (1,4Torr)・共
振器長+ 402mm(縦モード間隔373MHz)・
レーザ細管の直径:1゜5mm ・レーザ細管の長さ: 330mm ・出力側ミラーの曲率半径+ 800+1101・高反
射側ミラーの曲率半径;■ 第4図にファブリ・ペロー干渉計を用いた縦モード観測
の結果を模式的に示す。同図には典型的なモード配置と
その偏光状態を示しである。常に3本から4本の縦モー
ドで発振し、各モードは直線偏光しているが、633n
mの赤色He−Neレーザの場合とは異なり、隣接する
縦モードが必ずしも直交偏光ではなく、平行偏光となる
場合が存在する。
電源を投入してレーザ装置を駆動すると、共振器が熱膨
張し、そのため縦モードは利得幅内を低周波側へ移動し
、モード配置は、第4図において、(a)→ら)→(C
)→(d)→(a)・・・と繰り返し移り変わる。
同図のら)や(d)のように各縦モード強度が左右対称
に近いモード配置となる場合には、各縦モードの偏光方
位が突然90°変化する偏光反転が生じる。
実際に、既述の市販されている同型のレーザ装置を2台
用いて別個に実験を行ったところ、2台のレーザ装置の
いずれにおいても偏光反転を観測することができた。
第5図は、ファブリ・ペロー干渉計の前方に、ピーク光
強度が弱い固有偏光方位C1と平行になるように直線偏
光板をおいて、1回の偏光反転が生じた後、次の偏光反
転が生じる瞬間までの固有偏光方位C1における縦モー
ドの動きを、蓄積型オシロスコープで追跡した結果を模
式的に示すものであり、第4図の(C)→(d)のモー
ド配置の変化に対応するもので、(d)における偏光反
転に対応する。
左側の2つのモードは偏光反転したことにより生じたも
ので、この時点で蓄積型オシロスコープへの蓄積を停止
した。この実験において、1回の偏光反転から次の偏光
反転までの偏光方位が安定な範囲は、右よそ93MHz
であった。
次に、縦モード間の結合によるビートの観測を試みた。
観測には、ピーク光強度が弱い固有偏光方位C1とのな
す角度を45°で設定した直線偏光板と、0〜20MH
zに感度のある広帯域増幅器とを用いた。
第6図(a)は、第4図(a)、 (C)に相当するモ
ード配置での観測結果を模式的に示す図である。同図か
ら理解されるよ・うに、50MHz近傍にビートが観測
された。なお、観測時、100MHzの近傍にも瞬間的
にビートが見られたが、その強度は50kHzビートに
比べ1/10以下程度であった。
第6図ら)は、第4図(b)に相当するモード配置での
観測結果を模式的に示す図である。同図から理解される
ように、50kHz付近で2個以上のスペクトルの複雑
な変化が見られた。
以上のように、ゼロ磁界では、3本から4本の縦モード
で発振し、その固有偏光方位やビートも共振器能m(c
avity detuning) に対し複雑な変化を
示し周波数の安定化に利用可能と思われる特性は見い出
せなかった。
従って、このレーザ装置において、2モード法を適用し
て周波数の安定化を行うためには、偏光反転領域を避け
る必要があり、それだけ安定化できる領域が狭くなる。
また、一方の固有偏光方位の縦モードには、周波数の差
が縦モード間隔となる2つの周波数成分が必ず含まれる
こととなり、そのため偏光干渉計用の光源として用いる
場合に不利となる。
〔実験2〕 実験1と同様のレーザ装置を用いて、レーザ細管内にそ
の管軸に垂直方向の静磁界を印加した場合(横磁界)の
偏光特性を調べる実験を行った。
Ne 633nm遷移では周波数安定化の手段として、
2モード法、ラムデイツプ法、縦ゼーマン法、横ゼーマ
ン法等がすでに実用化されている。
特に、横ゼーマン法は、共振器長が比較的長い(約26
〜28cm)  レーザ装置に適用でき、この方法で安
定化されたレーザは光ヘテロゲイン計測用光源としても
利用でき有用であることが知られている。
そこで、Ne 543nm遷移にも横ゼーマン法が適用
可能か否かを確認するために横磁界中での偏光特性を調
べる実験を行った。
第7図は、横磁界中でのNe 543nm遷移を模式%
式% 遷移は禁止される。一方、633nm遷移の場合、上下
両準位のランデグ(Landeg)因子は、各々、g1
=1.295、g、=1.301でほとんど等しく、ゼ
ーマン分離周波数Fzは、 Fz =μa g−B/ h      ・・・(1)
(μB :ボーア磁子、B;磁束密度)と考えてよいが
、543nm遷移の場合gb = 1.984であり、
g6 とは無視できない差がある。
横ゼーマン法では、縦モード間隔に等しいFzとなる磁
界、すなわち、特性横磁界を印加して3本の縦モード間
の結合(利得の競合)を強めることにより単一縦モード
化を達成している。
これには上または下準位を共有準位とするπ、σ遷移間
の結合が直接関係している。543nm遷移では、下準
位を共有するπおよびσ遷移は、mal、0からm、=
1への遷移、m、 =Q、  −1からm、=−1への
遷移の2種類あり、それらのσ、π遷移間の周波数差は
上記式(1)で与えられる。
一方、上準位を共有するπおよびσ遷移もm。
=1からmb=1.0への遷移、ma=  1がらm、
=Q、−1への遷移の2種類あるが、それらのσ、π遷
移間のゼーマン分離周波数F’zは、F z=μBgb
 B/h      −(2)となる。すなわち、54
3nm遷移は、633nm遷移とは異なり特性横磁界に
は2つの値が存在することになる。この実験では、前者
の方を選んだ。この場合、特性横磁界を与える磁束密度
は206 Gaussであった。
第8図は、実験装置の概略を示す説明図である。
レーザヘッドは、その両端部が切削加工により取除かれ
、出力側(陽極側)のレーザ細管の端部が目視でき、ま
たレーザ管の後部の高反射ミラー側からもレーザ光を取
出せるように改造しである。
横磁界Hは、厚さ6mmの鉄板にフェライトマグネット
 (FB4B材、TDK製) 30X40X10mmを
適当な間隔で固定配置して形成した。レーザー細管長(
330m+n)の約78%の部分に磁束密度が202±
8にaussの−様な横磁界(均一度±4%)を印加し
た。
なお、横磁界Hの方向とピーク光強度が弱い固有偏光方
位C3とのなす角θが0°または90°のときが横ゼー
マン法の場合に相当する。
この第8図において、LPは直線偏光板、PDはPIN
フォトダイオード、VAはビデオアンプ、O8はオシロ
スコープ、SAはスペクトル分析器、PHはピンホール
、FPIはファブリ・ペロー干渉計、STは蓄積型オシ
ロスコープである。
(1)θ=0°の場合 第9図は、θ=0°に設定した場合の実験結果を示す図
である。
上段には典型的な縦モード配置を、中段および下段には
その縦モード位置でのビートスペクトルおよびビート波
形を示しである。な右、直線偏光板LPは、固有偏光方
位C1とのなす角度が45゜に設定されている。
この第9図から理解されるように、横磁界を印加すると
、ゼロ磁界の場合に比べ縦モード数が1本減って2〜3
モードで発振している。
一方、ビートスペクトルは、50kHz近傍に、縦モー
ド数に対応した本数だけ現われた。ただし、3モ一ド発
振の場合、第9図(C)の両端の縦モード強度が弱いの
で、ビートスペクトルは中央の縦モードに対応するもの
が主になり、あたかも1本のように見える。直線偏光板
LPを回転しその方位を、固有偏光方位C1またはC2
に一致させるとビートスペクトルは消失した。
また、固有偏光方位C5とのなす角度を45°に設定し
た直線偏光板LPを介してファブリ・ベロー干渉計FP
Tで縦モードを観測すると、各縦モードに振幅変調が見
られ、直線偏光板LPを、固有偏光方位CIまたはC2
に平行にするとその変調波形が消失した。ただし、この
場合、縦モードそのものは消失しなかった。
以上の実験結果より、これらのビートスペクトルはσお
よびπ遷移に起因する同−縦モード内ゼーマンビートと
考えることができる。
また、第9図から理解されるように、低周波側縦モード
には低周波側ビートスペクトルが対応−ている。そして
、縦モードが利得幅内を動くとき、ビート周波数の変化
は数kHz以下であった。なお、第9図の下段のビート
波形は、中段のビートスペクトルの合成として説明でき
るものである。
以上のようにθ=0゛の場合には、同−縦モード内ゼー
マンビートが観察され、ゼロ磁界の場合よりも縦モード
数が1本減ったが単一縦モード化は達成できなかった。
その原因としては、633nm遷移と比べた場合、下準
位のJ数の相違によるσ−π遷移間結合係数の相違、g
値の相違、ミラー品質の差(面内異方性の差)、共振器
長の差等が密接に関係すると考えられる。
なお、第9図(C)に示すように、3モ一ド発振の場合
、中央の縦モードに発振が集中している傾向が見られる
。従って、レーザの励起強度を下げることによって単一
縦モード化を実現できる可能性がある。
しかし、レーザの励起強度を下げると、単一縦モード化
は可能であるが、レーザ出力が非常に小さくなり、実用
化には不都合となる。
(2)θ≠0°の場合 次に、特性横磁界中で、ピーク光強度が弱い固有偏光方
位CIが横磁界方向と合致しない一般の角度の場合につ
いて調べた。
その結果、本発明者は、θがおよそ36°±6゜の範囲
では2本から3本の縦モードで発振し、かつ、隣接する
縦モードの偏光は常に直交直線偏光であり、利得幅内を
縦モードが移動する間は偏光反転の生じないことを見い
出した。また、このとき直線偏光板LPをいずれの固有
偏光方位に設定しても縦モード内ゼーマンビートは観測
されなかった。
第10図は、特性横磁界中でθ=33°に設定し、直線
偏光板LPを用いずに縦モード観測した結果を示す図で
ある。同図から理解されるように、2〜3モ一ド発振で
ある。
次に、ファブリ・ペロー干渉計FPIの前に直線偏光板
LPを挿入し、その方位をピーク光強度が弱い固有偏光
方位C3と合致させた状態でモード観測すると、第11
図(a)およびら)に示すように、隣接モードが消失し
、縦モード間隔の2倍だけ離れた2本の縦モード発振と
なった。
このとき直線偏光板LPを90°回転すると、それまで
消失していた縦モードが現われ、逆にそれまで現われて
いた縦モードが消失した。すなわち、隣接縦モードが2
つの固有偏光方位に沿って直交直線偏光していること、
同−縦モード内ゼーマンビートが生じないことが確認で
きた。
第12図は、共振器の熱膨張による一連のモードの動き
と偏光状態を模式的に示す図である。同図において、(
a)−(b)−(C)−(d)−(e)−(f)を1サ
イクルとしてモード変化が繰り返される。
第13図は、ピーク光強度が弱い固有偏光方位c1の直
線偏光が単一縦モード発振となっている期間を、蓄積型
オシロスコープ上に記録した結果を示す図であり、単一
モード領域は、約591MHzであった。
第14図は、レーザ出力を偏光ビームスプリッタPBS
を用いて固有偏光方位C6およびC2の各方位の成分光
に分離し、その時間変化を同時記録した結果を示す図で
ある。なお、このとき、高反射ミラー側からの漏れ光を
検出して縦モードの動きも同時にモニタした。
これにより、第14図のXおよび已に対応する領域以外
は各成分光が単一縦モードであることを確認した。従っ
て、第14図の直線的なスロープ部を利用すると、63
3nm遷移の場合と同様に、543nm遷移においても
偏光反転を伴わずに2モード法による周波数の安定化が
可能である。
この場合、T、フェルマンらの方法に比べ、横磁界を必
要とする不利があるが、偏光反転の発生を防止できるの
で周波数の安定化可能範囲が広がり、各固有偏光方位成
分のいずれもが単一縦モード発振する利点がある。
なお、θ≠06で縦モード内ゼーマンピートが消失する
現象は、633nm He−Neレーザにおいては既に
知られている。すなわち、ビートが消失する理由は、同
−縦モード内の発振がθ=0°の場合とは異なり完全偏
光化しているからである、と解されている。543nm
遷移においても同様の理由でビートが消失するものと解
することができる。
すなわち、共振器ミラーの有する複屈折異方性と磁界に
よりレーザ媒質に誘起された複屈折異方性とが、θを調
節することにより相殺されたと考えることにより、縦モ
ードの安全偏光化を十分に説明でき、またビート消失も
十分に説明できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について具体的に説明するが、本
発明が当該実施例に限定されるものではない。
第15図は、本発明の実施に好適なレーザ装置の概略を
示す。同図において、LAは内部ミラー型ヘリウム・ネ
オンレーザ管、MGはマグネット、PBSは偏光ビーム
スプリフタ、PDI、PD2はPINフォトダイオード
、AMI、AM2は増幅器(LP356) 、DAは差
動増幅器、BAは緩衝増幅器、DBは直流バイアス電圧
、PRはペンレコーダの接続端子、Rは抵抗、Dはダイ
オード、Tri、Tr2はトランジスタ、HEは共振器
長を制御するヒータ、Eはヒータ電源、PHはピンホー
ル、LPは直線偏光板、FPIはファブリ・ペロー干渉
計、STは蓄積型オシロスコープである。
ヒータHEは、レーザ管LAの後部のガラス製外管に3
8mm幅でバイファイラ巻きされた直径0.26鮒のニ
クロム線(抵抗20Ω)により構成され、その上にテフ
ロンテープが一層巻付けられて当該ニクロム線が固定さ
れている。
レーザ管LAから発振された5430mHe−Neレー
ザは、偏光ビームスプリフタPBSによりそれぞれ固有
偏光方位CIおよびC2の各成分光に分離され、これら
の成分光がそれぞれPINフォトダイオードPDIおよ
びPD2、増幅器AMIおよびAM2により直流的に検
波、増幅される。
増幅器AMIおよびAM2からの出力が、差動増幅器D
Aに人力されて、ここで各成分光に対応する出力の差(
強度差)が検出される。
この強度差が誤差信号として差動増幅器DAにより増幅
され、この増幅された誤差信号に基づいて、トランジス
タTr2のコレクタ電流が制御される。従って、当該制
御されたコレクタ電流によりヒータHEの供給電力が制
御され、これによりレーザ管LAの共振器長が補正され
、その結果、543nm He−Neレーザの縦モード
が一定の周波数位置となるように安定化される。
上記構成のレーザ装置により、室温を制御していない部
屋において、543nm He−Neレーデの周波数を
安定化する試験を行い、緩衝増幅器BAの出力をペンレ
コーダにより記録したところ、第16図に示す結果が得
られた。なお、縦軸のレーザ周波数変化幅への換算は、
緩衝増幅器BAの出力と縦モードの利得幅内での動きと
を同時観測することにより行った。
この第16図から理解されるように、室温を制御してい
ない部屋において、約2.lX10−’ (58分間)
の周波数安定度が得られた。
以上、各成分光の強度差を検出してこれを誤差信号とし
て利用する場合について説明したが、各成分光の強度比
を検出してこれを誤差信号として利用する構成を採用し
てもよい。具体的には、例えば第15図において、差動
増幅器DAを割算回路に変更すればよい。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明によれば、発振波長
が543nmである内部ミラー型ヘリウム・ネオンレー
ザ装置のレーザ細管内に特定の静磁界を印加することに
より偏光反転を有効に防止したうえ、隣接する縦モード
の強度差または強度比を検出してこれを誤差信号として
利用して共振器長をフィードバック制御するので、広い
範囲で発振波長が543nmの内部ミラー型ヘリウム・
ネオンレーザの周波数を安定化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の543nmHe−Neレーザの縦モード
を示す図、第2図は静磁界の印加手段の一例を示す説明
図、第3図は静磁界を印加したときの縦モードの変化の
一例を示す図、第4図は静磁界を印加しない状態でファ
ブリ・ベロー干渉計を用いて観測した縦モードを示す図
、第5図は偏光反転が生じた後次の偏光反転が生ずる瞬
間までの固有偏光方位C8における縦モードの動きを蓄
積型オンロスコープで追跡した結果を示す図、第6図(
a)は第4図(a)、 (C)に相当するモード配置で
のビートの観測結果を示す図、第6図0))は第4図ら
)に相当するモード配置でのビートの観測結果を示す図
、第7図は横磁界中でのNe 543nm遷移を示す説
明図、第8図はレーザの実験装置の概略を示す説明図、
第9図は特性横磁界中でθ=0°に設定したときの縦モ
ード配置、ビートスペクトルおよびビート波形を示す図
、第10図は特性横磁界中でθ−33°に設定し直線偏
光板を用いずに観測した縦モード配置を示す図、第11
図は直線偏光板を挿入しその方位を固有偏光方位C1に
合致させた状態で観測したときの縦モード配置を示す図
、第12図は共振器の熱膨張によるモードの動きと偏光
状態を示す図、第13図は固有偏光方位C1の直線偏光
が単一縦モード発振となっている期間を蓄積型オシロス
コープで記録した結果を示す図、第14図はレーザ出力
を偏光ビームスプリッタPBSを用いて固有偏光方位C
1およびC2の各方位の成分光に分離し、その時間変化
を同時記録したときの結果を示す図、第15図は本発明
の実施に好適なレーザ装置の概略を示す説明図、第16
図は本発明の実施例における周波数の安定化の結果を示
す図である。 10・・・レーザ管     11・・・レーザ細管2
0・・・マグネット CI・・・光強度が弱い固有偏光方位 C2・・・光強度が強い固を偏光方位 LP・・・直線偏光板 PD  PDI、PD2・・・PINフォトダイオード
VA・・・ビデオアンプ  O3・・・オシロスコープ
SA・・・スペクトル分析器 PH・・・ピンホール FET・・・ファブリ・ペロー干渉計 ST・・・蓄積型オシロスコープ MG・・・マグネット   LA・・・レーザ管AMI
、AM2・・・増幅器 DA・・・差動増幅器   BA・・・緩衝増幅器DB
・・・直流バイアス電圧 PR・・・ペンレコーダの接続端子 R・・・抵抗       D・・・ダイオードTri
、Tr2・・・トランジスタ HE・・・ヒータ      E・・・ヒータ電源+2 CG) (b) 497一 +8図 + 4図 +10図 +1 図 (b) 十9 図 (b) (C) (d)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)レーザ管内にレーザ細管が配置された構造を有す
    る内部ミラー型ヘリウム・ネオンレーザ装置から発振さ
    れる発振波長が543nmのレーザの周波数の安定化方
    法であって、 前記レーザ細管内に下記条件[1]〜[3]を満足する
    静磁界を印加して、発振波長が543nmのレーザの隣
    接する縦モードの偏光方位を互いに直交直線偏光とし、 この隣接する縦モードの強度差または強度比を検出して
    これを誤差信号として利用して共振器長をフィードバッ
    ク制御することにより発振波長が543nmのレーザの
    周波数を安定化することを特徴とする発振波長が543
    nmの内部ミラー型ヘリウム・ネオンレーザの周波数の
    安定化方法。 条件[1] 静磁界の方向がレーザ細管の軸に垂直で、かつ、静磁界
    の方向とレーザ管の固有偏光方位とのなす角が30〜4
    2°であること。 条件[2] 静磁界の大きさが、当該静磁界を印加したときにπおよ
    び±σ遷移間のゼーマン周波数と縦モード間隔とが等し
    くなる大きさであること。 条件[3] 静磁界の大きさが、レーザ細管の長手方向に沿ってほぼ
    一様であること。
JP23637588A 1988-09-22 1988-09-22 発振波長が543nmの内部ミラー型ヘリウム・ネオンレーザの周波数の安定化方法 Pending JPH0286180A (ja)

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DE3931754A DE3931754A1 (de) 1988-09-22 1989-09-22 Verfahren zur stabilisierung der frequenz eines in seinem innern reflektierenden, bei einer wellenlaenge von 543 nm schwingenden helium-neon-lasers

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5438208A (en) * 1993-01-27 1995-08-01 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Mirror coupled monolithic laser diode and photodetector
EP2101378A1 (en) * 2008-03-12 2009-09-16 Mitutoyo Corporation Laser frequency stabilizing device, method and program

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