JPH028963B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH028963B2 JPH028963B2 JP56127280A JP12728081A JPH028963B2 JP H028963 B2 JPH028963 B2 JP H028963B2 JP 56127280 A JP56127280 A JP 56127280A JP 12728081 A JP12728081 A JP 12728081A JP H028963 B2 JPH028963 B2 JP H028963B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sulfuric acid
- concentrated sulfuric
- decolorization
- decolorizing
- purity
- Prior art date
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は着色濃硫酸を短時間に脱色しかつ白濁
を起こさせることなく所要透光度を維持すること
を可能ならしめる着色濃硫酸の脱色方法に関す
る。
を起こさせることなく所要透光度を維持すること
を可能ならしめる着色濃硫酸の脱色方法に関す
る。
従来製錬排ガスを原料とする濃硫酸が鉱石中の
不純物、特に有機物および転炉においてスクラツ
プなどの処理時に混入する有機物、油類などによ
つて着色した場合の脱色方法としては次のごとき
方法が行なわれている。
不純物、特に有機物および転炉においてスクラツ
プなどの処理時に混入する有機物、油類などによ
つて着色した場合の脱色方法としては次のごとき
方法が行なわれている。
(1) H2O2法
この方法で常温で酸化剤としてH2O2液を使
用する着色濃硫酸の脱色方法である。H2O2液
はH2O2濃度35%の市販品をそのまま使用する。
このH2O2液は常温における反応速度がおそい
ので、化学当量に対して大過剰の添加を余儀な
くされ、また脱色方法反応時間も30〜50時間を
要している。しかも脱色後も大部分のH2O2は
残留し、その残留H2O2によつて濃硫酸中の
Fe2+が徐々に酸化されて不溶性Fe3+塩となつ
て著しい白濁を招き、品質低下の大きい原因と
なつている。この現象は35℃以上の酸温で貯蔵
する場合に特に顕著にあらわれる。いずれにし
ても、濃硫酸の透光度はこの白濁によつて低下
し40を下回ることが多い(通常商品酸は透光度
80以上を要求される)。また、透明度維持のた
めに過して一時的に白濁成分であるFe3+塩
を除去しても、H2O2が残留するかぎり該濃硫
酸中のFe2+の酸化あるいは貯蔵容器の腐食に
よつて、白濁現象の再発生を避けることはでき
ない。
用する着色濃硫酸の脱色方法である。H2O2液
はH2O2濃度35%の市販品をそのまま使用する。
このH2O2液は常温における反応速度がおそい
ので、化学当量に対して大過剰の添加を余儀な
くされ、また脱色方法反応時間も30〜50時間を
要している。しかも脱色後も大部分のH2O2は
残留し、その残留H2O2によつて濃硫酸中の
Fe2+が徐々に酸化されて不溶性Fe3+塩となつ
て著しい白濁を招き、品質低下の大きい原因と
なつている。この現象は35℃以上の酸温で貯蔵
する場合に特に顕著にあらわれる。いずれにし
ても、濃硫酸の透光度はこの白濁によつて低下
し40を下回ることが多い(通常商品酸は透光度
80以上を要求される)。また、透明度維持のた
めに過して一時的に白濁成分であるFe3+塩
を除去しても、H2O2が残留するかぎり該濃硫
酸中のFe2+の酸化あるいは貯蔵容器の腐食に
よつて、白濁現象の再発生を避けることはでき
ない。
(2) KMnO4法
この方法は酸化剤としてKMnO4を用いる着
色濃硫酸の脱色方法である。この方法の場合
は、KMnO4の反応速度が速いことと過剰添加
度の軽微であることにより、上記H2O2法の場
合と異なつて、不溶性Fe3+塩による白濁現象
は特に問題とならないが、重金属化合物を用い
るために、強熱残渣の増加、Mnイオンの増
加、透明度のバラツキが大きいことなどが問題
とされ、また該濃硫酸の使用工程によつてMn
による二次着色も懸念されている。
色濃硫酸の脱色方法である。この方法の場合
は、KMnO4の反応速度が速いことと過剰添加
度の軽微であることにより、上記H2O2法の場
合と異なつて、不溶性Fe3+塩による白濁現象
は特に問題とならないが、重金属化合物を用い
るために、強熱残渣の増加、Mnイオンの増
加、透明度のバラツキが大きいことなどが問題
とされ、また該濃硫酸の使用工程によつてMn
による二次着色も懸念されている。
本発明は上記の従来のH2O2法の欠点を解決し、
着色濃硫酸を短時間に脱色しかつ白濁を起こさせ
ることなく所要透光度を維持することを可能なら
しめる着色濃硫酸の脱色方法を提供するもので、
その要旨とするところは、製錬排ガスを原料とす
る硫酸の製造工程から発生する着色濃硫酸の過酸
化水素添加による脱色方法において、該着色濃硫
酸に70℃以上130℃未満の温度範囲内で純度2.5〜
15%未満の過酸化水素を、該濃硫酸の25℃におけ
るKMnO4滴定値の1〜2倍当量分添加混合し、
さらに残留H2O2を分解消失させた後に脱気する
ことを特徴とする着色濃硫酸の脱色方法、にあ
る。
着色濃硫酸を短時間に脱色しかつ白濁を起こさせ
ることなく所要透光度を維持することを可能なら
しめる着色濃硫酸の脱色方法を提供するもので、
その要旨とするところは、製錬排ガスを原料とす
る硫酸の製造工程から発生する着色濃硫酸の過酸
化水素添加による脱色方法において、該着色濃硫
酸に70℃以上130℃未満の温度範囲内で純度2.5〜
15%未満の過酸化水素を、該濃硫酸の25℃におけ
るKMnO4滴定値の1〜2倍当量分添加混合し、
さらに残留H2O2を分解消失させた後に脱気する
ことを特徴とする着色濃硫酸の脱色方法、にあ
る。
本発明は、以上のように、重金属元素を含まな
い純度2.5〜15%未満のH2O2を脱色槽内の70〜
130℃の温度範囲に保たれた着色濃硫酸に添加混
合させ、脱色反応を短時間に進行させ、同時に上
記温度範囲におけるH2O2の不安定性を利用して
残留過剰H2O2を分解消失させ、次いで脱気を行
なつて、脱色工程を終了する。脱色槽容量は残留
H2O2の分解、脱気に必要な滞留時間により決定
されるが、脱気を行なう場合、酸のエアーレーシ
ヨンを実施すれば脱色槽容量をかなり小さくする
ことができる。
い純度2.5〜15%未満のH2O2を脱色槽内の70〜
130℃の温度範囲に保たれた着色濃硫酸に添加混
合させ、脱色反応を短時間に進行させ、同時に上
記温度範囲におけるH2O2の不安定性を利用して
残留過剰H2O2を分解消失させ、次いで脱気を行
なつて、脱色工程を終了する。脱色槽容量は残留
H2O2の分解、脱気に必要な滞留時間により決定
されるが、脱気を行なう場合、酸のエアーレーシ
ヨンを実施すれば脱色槽容量をかなり小さくする
ことができる。
次いで脱色された濃硫酸を常温付近まで冷却し
た後貯蔵する。
た後貯蔵する。
本発明における脱色反応条件について述べる。
(1) H2O2の添加量
脱色酸の品質として残留有機物、Fe2+、残
留H2O2等の合計がKMnO4滴定値で20g
KMnO4/TH2SO4以下であれば、着色につい
て試薬硫酸に匹敵できるが、そのためには
H2O2添加量として該濃硫酸の25℃における
KMnO4滴定値の1〜2倍当量の範囲である。
留H2O2等の合計がKMnO4滴定値で20g
KMnO4/TH2SO4以下であれば、着色につい
て試薬硫酸に匹敵できるが、そのためには
H2O2添加量として該濃硫酸の25℃における
KMnO4滴定値の1〜2倍当量の範囲である。
(2) H2O2の純度
本発明において添加するH2O2の純度は2.5〜
15%未満の範囲である。純度が2.5%未満では
脱色時間が長くかかりすぎて工業的には不適で
ある。H2O2純度と脱色率の関係の1例を原酸
KMnO4滴定値90g/TH2SO4、H2O2当量1.0
の場合について図面に示す。図面が示すよう
に、脱色率はH2O2の純度が2.5〜15%未満の範
囲が極めて高い。このようにH2O2の純度が希
薄の方が脱色率が高いので、希薄なH2O2水溶
液を添加すると、着色濃硫酸の希釈が問題とな
りうるが、実際には該濃硫酸濃度が98%以下に
ならないように、H2O2の純度及び添加量を調
整するので、その問題は起きない。
15%未満の範囲である。純度が2.5%未満では
脱色時間が長くかかりすぎて工業的には不適で
ある。H2O2純度と脱色率の関係の1例を原酸
KMnO4滴定値90g/TH2SO4、H2O2当量1.0
の場合について図面に示す。図面が示すよう
に、脱色率はH2O2の純度が2.5〜15%未満の範
囲が極めて高い。このようにH2O2の純度が希
薄の方が脱色率が高いので、希薄なH2O2水溶
液を添加すると、着色濃硫酸の希釈が問題とな
りうるが、実際には該濃硫酸濃度が98%以下に
ならないように、H2O2の純度及び添加量を調
整するので、その問題は起きない。
(3) 脱色温度
本発明における脱色温度は70〜130℃の範囲
である。着色濃硫酸の脱色反応において、脱色
反応速度を高めるとともにプラント腐食や脱色
酸の貯酸後の再白濁の原因となる残留H2O2量
を減少させるために、可能な限り反応温度を高
くかつ平均滞留時間を長くするのが好ましく、
1例として反応温度110〜130℃において平均滞
留時間は15分で十分である。反応温度は70℃未
満では脱色反応速度がおそく、また130℃を超
えると、H2O2の分解がはげしい。
である。着色濃硫酸の脱色反応において、脱色
反応速度を高めるとともにプラント腐食や脱色
酸の貯酸後の再白濁の原因となる残留H2O2量
を減少させるために、可能な限り反応温度を高
くかつ平均滞留時間を長くするのが好ましく、
1例として反応温度110〜130℃において平均滞
留時間は15分で十分である。反応温度は70℃未
満では脱色反応速度がおそく、また130℃を超
えると、H2O2の分解がはげしい。
以上の構成によつて、次の効果が得られる。
(1) 脱色効率が向上したため、H2O2消費量が少
なくてすむ。
なくてすむ。
(2) H2O2の残留がないので、白濁現象が発生せ
ず、所要透光度を維持することができる。
ず、所要透光度を維持することができる。
図面は原酸KMnO4滴定値90g/TH2SO4、
H2O2当量1.0の場合のH2O2純度と脱色率の関係
を示すグラフ図である。
H2O2当量1.0の場合のH2O2純度と脱色率の関係
を示すグラフ図である。
Claims (1)
- 1 製錬排ガスを原料とする硫酸の製造工程から
発生する着色濃硫酸の過酸化水素添加による脱色
方法において、該着色濃硫酸に70℃以上130℃未
満の温度範囲内で純度2.5〜15%未満の過酸化水
素を該濃硫酸の25℃におけるKMnO4滴定値の1
〜2倍当量分添加混合し、さらに残留H2O2を分
解消失させた後に脱気することを特徴とする着色
濃硫酸の脱色方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12728081A JPS5832003A (ja) | 1981-08-13 | 1981-08-13 | 着色濃硫酸の脱色方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12728081A JPS5832003A (ja) | 1981-08-13 | 1981-08-13 | 着色濃硫酸の脱色方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5832003A JPS5832003A (ja) | 1983-02-24 |
| JPH028963B2 true JPH028963B2 (ja) | 1990-02-28 |
Family
ID=14956065
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12728081A Granted JPS5832003A (ja) | 1981-08-13 | 1981-08-13 | 着色濃硫酸の脱色方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5832003A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SE464299B (sv) * | 1988-11-16 | 1991-04-08 | Boliden Contech Ab | Foerfarande foer avfaergning av svavelsyra framstaelld enligt kontaktmetoden |
| DE3926112A1 (de) * | 1989-08-08 | 1991-02-14 | Hoechst Ag | Verfahren zur wiederaufbereitung der schwefelsaeure aus der phosphor-reinigung |
| JP3339067B2 (ja) * | 1991-12-25 | 2002-10-28 | 住友化学工業株式会社 | 硫酸アルミニウムの製造方法 |
| FR2772014B1 (fr) * | 1997-12-08 | 2000-01-07 | Atochem Elf Sa | Generation de trifluorure de bore et d'acide sulfurique a partir d'hydrate de trifluorure de bore |
| IL236365A0 (en) * | 2014-12-21 | 2015-04-30 | Melodea Ltd | Recycling of acid from acid-rich aqueous solutions |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4935296A (ja) * | 1972-08-04 | 1974-04-01 | ||
| JPS4991985A (ja) * | 1973-01-08 | 1974-09-03 | ||
| US3856673A (en) * | 1973-04-02 | 1974-12-24 | Air Prod & Chem | Purification of spent sulfuric acid |
-
1981
- 1981-08-13 JP JP12728081A patent/JPS5832003A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5832003A (ja) | 1983-02-24 |
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