JPH0310563B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0310563B2 JPH0310563B2 JP56062381A JP6238181A JPH0310563B2 JP H0310563 B2 JPH0310563 B2 JP H0310563B2 JP 56062381 A JP56062381 A JP 56062381A JP 6238181 A JP6238181 A JP 6238181A JP H0310563 B2 JPH0310563 B2 JP H0310563B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lithium
- compound
- iodine
- chlorine
- compounds
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01G—CAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
- H01G9/00—Electrolytic capacitors, rectifiers, detectors, switching devices, light-sensitive or temperature-sensitive devices; Processes of their manufacture
- H01G9/004—Details
- H01G9/022—Electrolytes; Absorbents
- H01G9/025—Solid electrolytes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B21/00—Nitrogen; Compounds thereof
- C01B21/082—Compounds containing nitrogen and non-metals and optionally metals
- C01B21/087—Compounds containing nitrogen and non-metals and optionally metals containing one or more hydrogen atoms
- C01B21/092—Compounds containing nitrogen and non-metals and optionally metals containing one or more hydrogen atoms containing also one or more metal atoms
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M6/00—Primary cells; Manufacture thereof
- H01M6/14—Cells with non-aqueous electrolyte
- H01M6/18—Cells with non-aqueous electrolyte with solid electrolyte
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/24—Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
- Y10T428/24752—Laterally noncoextensive components
- Y10T428/24769—Cellulosic
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
- Primary Cells (AREA)
Description
本発明はリチウム化合物に関し、詳しくは、高
いリチウムイオン導伝性を有し、リチウムイオン
導伝性固体電解質としてとくに有用な、リチウム
化合物に関する。 周知のように、各種リチウム化合物は、リチウ
ムイオン導伝体として、工業的に極めて有望視さ
れている。 すなわち、固体リチウムイオン導伝体を各種電
気化学デバイスに用いると、漏液の恐れがなく長
寿命である、極めて小型薄型とすることができる
など、従来には見られなかつた特長が得られるの
で、たとえば超薄型電池やエレクトロクロミツク
デイスプレイなど、多くの用途が期待されてい
る。 電池などに使用するためには、いくつかの条件
があるが、これらの条件をすべて満足するリチウ
ム化合物は、まだ見出されておらず、とくに常温
におけるリチウムイオン導伝性が十分大きいリチ
ウム化合物が強く望まれている。 本発明は、上記従来の問題を解決するために行
われたものであつて、リチウムイオン導伝性が十
分大きいなど、多くの特長を持つた、有用で新規
なリチウム化合物を提供するものである。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明にかかるリチウム化合物は、リチウムハ
ライド(LiCl、LiBrおよびLiIを本明細書では総
称してリチウムハライドと記す)とリチウムイミ
ドからなり、両者を所定量ずつ混合して加熱する
ことによつて形成される。 Li2NHはバウカンプ等が提案している方法
(Phys.Lett.72A、464(1979)によつて作ること
ができる。 この方法は、チツ化リチウム(Li3N)を、た
とえばチツ素と水素の混合気体(50:50)中で、
500℃、30分間程度の加熱を行うもので、これに
より、下記反応(1)および(2)によつてLi2NHが得
られる。 Li3N+H2→Li2NH+LiH (1) 4LiH+N2→2Li2NH+H2 (2) 上記反応(2)を完結させるためには、さらに、チ
ツ素中で600℃、3時間程度の加熱を行うことが
有効である。 得られた合成物をガラス製キヤピラリーに充填
し、粉末X線回析法(デバイシエーラー法)によ
つて組成の同定を行い、Li2NHが形成されてい
ることを確認した。 このようにして得られたLi2NHとLiCl、LiBr
もしくはLiIをそれぞれ所定量ずつ十分混合し、
直径15mmのダイスを用いて円板状に加圧成形(成
形圧2トン)した。なお、各原料の混合や成型な
どの操作は、すべてチツ素雰囲気中で行い、ま
た、LiBrは水を含有しているので、チツ素ガス
中で400℃、15時間の熱処理を行つて脱水した後、
上記処理に供した。 つぎに、上記処理によつて得られた成形体を、
チツ素雰囲気中において、400〜500℃、30時間熱
処理して、6種類の化合物を形成した。 得られた各生成物について粉末X線析法によつ
て面間隔と相対強度を求め、第1表に示す結果を
得た。
いリチウムイオン導伝性を有し、リチウムイオン
導伝性固体電解質としてとくに有用な、リチウム
化合物に関する。 周知のように、各種リチウム化合物は、リチウ
ムイオン導伝体として、工業的に極めて有望視さ
れている。 すなわち、固体リチウムイオン導伝体を各種電
気化学デバイスに用いると、漏液の恐れがなく長
寿命である、極めて小型薄型とすることができる
など、従来には見られなかつた特長が得られるの
で、たとえば超薄型電池やエレクトロクロミツク
デイスプレイなど、多くの用途が期待されてい
る。 電池などに使用するためには、いくつかの条件
があるが、これらの条件をすべて満足するリチウ
ム化合物は、まだ見出されておらず、とくに常温
におけるリチウムイオン導伝性が十分大きいリチ
ウム化合物が強く望まれている。 本発明は、上記従来の問題を解決するために行
われたものであつて、リチウムイオン導伝性が十
分大きいなど、多くの特長を持つた、有用で新規
なリチウム化合物を提供するものである。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明にかかるリチウム化合物は、リチウムハ
ライド(LiCl、LiBrおよびLiIを本明細書では総
称してリチウムハライドと記す)とリチウムイミ
ドからなり、両者を所定量ずつ混合して加熱する
ことによつて形成される。 Li2NHはバウカンプ等が提案している方法
(Phys.Lett.72A、464(1979)によつて作ること
ができる。 この方法は、チツ化リチウム(Li3N)を、た
とえばチツ素と水素の混合気体(50:50)中で、
500℃、30分間程度の加熱を行うもので、これに
より、下記反応(1)および(2)によつてLi2NHが得
られる。 Li3N+H2→Li2NH+LiH (1) 4LiH+N2→2Li2NH+H2 (2) 上記反応(2)を完結させるためには、さらに、チ
ツ素中で600℃、3時間程度の加熱を行うことが
有効である。 得られた合成物をガラス製キヤピラリーに充填
し、粉末X線回析法(デバイシエーラー法)によ
つて組成の同定を行い、Li2NHが形成されてい
ることを確認した。 このようにして得られたLi2NHとLiCl、LiBr
もしくはLiIをそれぞれ所定量ずつ十分混合し、
直径15mmのダイスを用いて円板状に加圧成形(成
形圧2トン)した。なお、各原料の混合や成型な
どの操作は、すべてチツ素雰囲気中で行い、ま
た、LiBrは水を含有しているので、チツ素ガス
中で400℃、15時間の熱処理を行つて脱水した後、
上記処理に供した。 つぎに、上記処理によつて得られた成形体を、
チツ素雰囲気中において、400〜500℃、30時間熱
処理して、6種類の化合物を形成した。 得られた各生成物について粉末X線析法によつ
て面間隔と相対強度を求め、第1表に示す結果を
得た。
【表】
【表】
原料として用いたLi2NH、LiCl、LiBrおよび
LiIの面間隔と相対強度は、それぞれASTMカー
ド6−0417、4−0664、6−0319および1−0592
に記載されているが、第1表に示した結果は、い
ずれも、上記ASTMカードに記載されている値
とは全く異なつており、新規な化合物が上記方法
によつて形成されたことが確認された。 第1表に示した化合物、、およびが、
それぞれ格子定数aが5.16、8.86、9.45および
10.36Åである立方晶形であるとして面間隔を求
めると、第1表に示した実測値とよく一致し、ま
た、いずれの場合においても、指数付けによつて
得られたミラー指数に、共通の規則性が認められ
た。 すなわち、第1表に示した化合物、、お
よびの回析線は、すべて偶数または奇数のミラ
ー指数h、k、lを有しており、偶数と奇数が混
在している場合はない。 したがつて、上記化合物、、およびの
結晶形は、いずれも面心立方格子であり、格子定
数aは、それぞれ、5.16Å、8.86Å、9.45Åおよ
び10.36Åであることが認められた。 しかし、上記化合物およびは、構造が複雑
で、結晶型は同定できなかつた。 つぎに、上記一般式におけるXおよびyの値を
変えて、安定に存在できる組成範囲を求め、第1
図乃至第3図に示す結果を得た。なお、第1図乃
至第3図において、記号C,B,IおよびNは、
それぞれ、LiCl、LiBr、LiIおよびLi2NHを示
す。 第1図はXがClである場合であり、記号△と▲
は、yLi2NH・(1−y)LiClがそれぞれ、結晶
構造不明のものおよび面心立方格子として安定に
存在できることを示し、記号〓は、一方が他方よ
り著しく多く存在することを示す。 第1図から明らかなように、XがClである場
合、yがほぼ0.35〜0.98であると、上記化合物は
安定に存在することが可能である。 yが0.30になるとLiClが相当量混在し、また、
0.98より大きくなると、Li2NHが混在するように
なつた。したがつて、単一の化合物として存在し
得るyの範囲は、XがClであるとき、ほぼ0.35〜
0.98である。 第2図はXがBrである場合について、同様の
ことを調べた結果であり、記号□と■は、それぞ
れ、yLi2NH(1−y)LiBrが、面心立方格子お
よび結晶構造不明のものとして、安定に存在でき
ることを示し、また、記号+は両者が同程度に存
在することを示す。 第2図から明らかなように、XがBrの場合、
結晶構造が面心立方格子もしくは不明のものとし
て、安定に存在できるyの範囲は、ほぼ0.25〜
0.55であり、yが0.15になるとLiBrが混在するよ
うになり、yが0.6以上ではLi2NHが混在するよ
うになつた。 第3図はXがIである場合を示し、記号○およ
び●は、それぞれ、yLi2NH・(1−y)LiIが、
格子定数9.45Åおよび10.36Åの面心立方格子構
造を持つて、安定に存在できることを示し、記号
は、一方が他方より多く存在することを示す。 yLi2NH・(1−y)LiIが面心立方格子構造を
持つた化合物として安定に存在し得るyの範囲
は、ほぼ0.33〜0.75であつて、yが0.25および
0.85では、それぞれLiIおよびLi2NHが少量では
あるが共存することが認められた。 上記のように、本発明にかかるリチウム化合物
は、リチウムハライドとリチウムイミドを所定ず
つ混合して加熱することによつて形成される。 この反応は、ほぼ300℃以上ならば進行し、350
℃以上ならば反応速度は極めて迅速になる。 しかし、ほぼ750〜800℃になると、リチウムハ
ライドは安定であるが、Li2NHが分解するので、
750〜800℃以上にすることは避けるべきである。 また、上記反応は、チツ素、アルゴン、ヘリウ
ムなどの不活性ガスもしくは水素中で行われる。
真空もしくは減圧中で行うと、原料や生成物の分
解が生じやすくなるので、常圧近傍で行うのが好
ましい。 上記一般式において、XがClである化合物の融
点は、yの値によつて若干異なり、ほぼ490〜600
℃の範囲内にある。同様に、XがBrおよびIで
ある場合の融点は、それぞれ、450〜460℃および
410〜550℃である。 各化合物が、これらの温度に達すると、それぞ
れ溶解はするが、分解は生ぜず安定である。しか
し、ほぼ750〜800℃以上になると分解するが、こ
れは上記化合物を構成するイオン結晶中のNHが
分解して揮散するためと考えられる。 実施例 1 上記化合物〜を、直径10mmのダイスにより
成形圧2トンで、それぞれ厚さ2〜3mmの円板状
に成型した。この化合物の一方の面上に、Pbを
添加したPbI2を均等に分散させて電極を形成し、
成形圧2トンで加圧して、上記化合物とPb添加
PbI2という二層からなる円板状成型体を形成し
た。 さらに、他の面上に、Li金属を圧着して電極と
することにより、PbI2(Pb)/上記化合物/Liと
いう構成を有する電池を形成し、それぞれ室温に
おける起電力を測定したところ、いずれも、理論
値と一致する1.90Vという値が得られ、上記化合
物〜が、固体電解質として極めて有用なリチ
ウムイオン伝導体であることが確認された。 実施例 2 上記化合物〜を、それぞれ直径10mmのダイ
スにより成型圧1トンで、厚さ2〜3mmの円板状
に成型した。 得られた円板状成形体の両面上に、それぞれ銀
電極を形成し、温度可変の電気炉中において、交
流インピーダンスを測定し、上記各化合物のリチ
ウムイオン導電率の温度依存を調べた。 測定条件は、測定周波数1KHz、印加電圧100m
Vrms、雰囲気ガスはチツ素であり、300〜550℃
で10分間焼結した上記各化合物のイオン伝導率の
温度依存性を、第4図に示した。 第4図において、直線1〜6は、それぞれ上記
化合物〜の特性を示す。 第4図から明らかなように、本発明にかかる化
合物のうち、化合物、は、イオン伝導率が、
それぞれ1.0×10-1sm-1および6.0×10-3sm-1と高
く、しかも、イオン伝導率の温度依存性も極めて
良好である。上述の単位Sm-1はジーメンス/メ
ートルといわれる単位であり、オームを使つて表
わすと1S=1Ω-1の関係があるので、(Ωm)-1と
なる。 したがつて、本発明にかかる化合物のうち、X
としてIを含む化合物が、室温作動型の固体電
池、エレクトロクロミツクデイスプレイ、電位記
憶素子、キヤパシタ、アルカリイオン選択膜およ
び電気積算素子など、各種用途に対してとくに好
適である。
LiIの面間隔と相対強度は、それぞれASTMカー
ド6−0417、4−0664、6−0319および1−0592
に記載されているが、第1表に示した結果は、い
ずれも、上記ASTMカードに記載されている値
とは全く異なつており、新規な化合物が上記方法
によつて形成されたことが確認された。 第1表に示した化合物、、およびが、
それぞれ格子定数aが5.16、8.86、9.45および
10.36Åである立方晶形であるとして面間隔を求
めると、第1表に示した実測値とよく一致し、ま
た、いずれの場合においても、指数付けによつて
得られたミラー指数に、共通の規則性が認められ
た。 すなわち、第1表に示した化合物、、お
よびの回析線は、すべて偶数または奇数のミラ
ー指数h、k、lを有しており、偶数と奇数が混
在している場合はない。 したがつて、上記化合物、、およびの
結晶形は、いずれも面心立方格子であり、格子定
数aは、それぞれ、5.16Å、8.86Å、9.45Åおよ
び10.36Åであることが認められた。 しかし、上記化合物およびは、構造が複雑
で、結晶型は同定できなかつた。 つぎに、上記一般式におけるXおよびyの値を
変えて、安定に存在できる組成範囲を求め、第1
図乃至第3図に示す結果を得た。なお、第1図乃
至第3図において、記号C,B,IおよびNは、
それぞれ、LiCl、LiBr、LiIおよびLi2NHを示
す。 第1図はXがClである場合であり、記号△と▲
は、yLi2NH・(1−y)LiClがそれぞれ、結晶
構造不明のものおよび面心立方格子として安定に
存在できることを示し、記号〓は、一方が他方よ
り著しく多く存在することを示す。 第1図から明らかなように、XがClである場
合、yがほぼ0.35〜0.98であると、上記化合物は
安定に存在することが可能である。 yが0.30になるとLiClが相当量混在し、また、
0.98より大きくなると、Li2NHが混在するように
なつた。したがつて、単一の化合物として存在し
得るyの範囲は、XがClであるとき、ほぼ0.35〜
0.98である。 第2図はXがBrである場合について、同様の
ことを調べた結果であり、記号□と■は、それぞ
れ、yLi2NH(1−y)LiBrが、面心立方格子お
よび結晶構造不明のものとして、安定に存在でき
ることを示し、また、記号+は両者が同程度に存
在することを示す。 第2図から明らかなように、XがBrの場合、
結晶構造が面心立方格子もしくは不明のものとし
て、安定に存在できるyの範囲は、ほぼ0.25〜
0.55であり、yが0.15になるとLiBrが混在するよ
うになり、yが0.6以上ではLi2NHが混在するよ
うになつた。 第3図はXがIである場合を示し、記号○およ
び●は、それぞれ、yLi2NH・(1−y)LiIが、
格子定数9.45Åおよび10.36Åの面心立方格子構
造を持つて、安定に存在できることを示し、記号
は、一方が他方より多く存在することを示す。 yLi2NH・(1−y)LiIが面心立方格子構造を
持つた化合物として安定に存在し得るyの範囲
は、ほぼ0.33〜0.75であつて、yが0.25および
0.85では、それぞれLiIおよびLi2NHが少量では
あるが共存することが認められた。 上記のように、本発明にかかるリチウム化合物
は、リチウムハライドとリチウムイミドを所定ず
つ混合して加熱することによつて形成される。 この反応は、ほぼ300℃以上ならば進行し、350
℃以上ならば反応速度は極めて迅速になる。 しかし、ほぼ750〜800℃になると、リチウムハ
ライドは安定であるが、Li2NHが分解するので、
750〜800℃以上にすることは避けるべきである。 また、上記反応は、チツ素、アルゴン、ヘリウ
ムなどの不活性ガスもしくは水素中で行われる。
真空もしくは減圧中で行うと、原料や生成物の分
解が生じやすくなるので、常圧近傍で行うのが好
ましい。 上記一般式において、XがClである化合物の融
点は、yの値によつて若干異なり、ほぼ490〜600
℃の範囲内にある。同様に、XがBrおよびIで
ある場合の融点は、それぞれ、450〜460℃および
410〜550℃である。 各化合物が、これらの温度に達すると、それぞ
れ溶解はするが、分解は生ぜず安定である。しか
し、ほぼ750〜800℃以上になると分解するが、こ
れは上記化合物を構成するイオン結晶中のNHが
分解して揮散するためと考えられる。 実施例 1 上記化合物〜を、直径10mmのダイスにより
成形圧2トンで、それぞれ厚さ2〜3mmの円板状
に成型した。この化合物の一方の面上に、Pbを
添加したPbI2を均等に分散させて電極を形成し、
成形圧2トンで加圧して、上記化合物とPb添加
PbI2という二層からなる円板状成型体を形成し
た。 さらに、他の面上に、Li金属を圧着して電極と
することにより、PbI2(Pb)/上記化合物/Liと
いう構成を有する電池を形成し、それぞれ室温に
おける起電力を測定したところ、いずれも、理論
値と一致する1.90Vという値が得られ、上記化合
物〜が、固体電解質として極めて有用なリチ
ウムイオン伝導体であることが確認された。 実施例 2 上記化合物〜を、それぞれ直径10mmのダイ
スにより成型圧1トンで、厚さ2〜3mmの円板状
に成型した。 得られた円板状成形体の両面上に、それぞれ銀
電極を形成し、温度可変の電気炉中において、交
流インピーダンスを測定し、上記各化合物のリチ
ウムイオン導電率の温度依存を調べた。 測定条件は、測定周波数1KHz、印加電圧100m
Vrms、雰囲気ガスはチツ素であり、300〜550℃
で10分間焼結した上記各化合物のイオン伝導率の
温度依存性を、第4図に示した。 第4図において、直線1〜6は、それぞれ上記
化合物〜の特性を示す。 第4図から明らかなように、本発明にかかる化
合物のうち、化合物、は、イオン伝導率が、
それぞれ1.0×10-1sm-1および6.0×10-3sm-1と高
く、しかも、イオン伝導率の温度依存性も極めて
良好である。上述の単位Sm-1はジーメンス/メ
ートルといわれる単位であり、オームを使つて表
わすと1S=1Ω-1の関係があるので、(Ωm)-1と
なる。 したがつて、本発明にかかる化合物のうち、X
としてIを含む化合物が、室温作動型の固体電
池、エレクトロクロミツクデイスプレイ、電位記
憶素子、キヤパシタ、アルカリイオン選択膜およ
び電気積算素子など、各種用途に対してとくに好
適である。
第1図乃至第3図はそれぞれ本発明において、
XをCl、BrおよびIとしたときに、得られる化
合物の状態とyの関係を示す図、第4図は本発明
においてイオン伝導率の温度特性を示す線図であ
り、直線1〜6は、それぞれ上記化合物〜の
特性を示す。
XをCl、BrおよびIとしたときに、得られる化
合物の状態とyの関係を示す図、第4図は本発明
においてイオン伝導率の温度特性を示す線図であ
り、直線1〜6は、それぞれ上記化合物〜の
特性を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 yLi2NH・(1−y)LiX (ただし、Xは塩素、臭素もしくはヨウ素であ
り、yはXが塩素のときは0.35〜0.98、Xが臭素
のときは0.25〜0.55、Xがヨウ素のときは0.33〜
0.75である)で表わされる組成を有することを特
徴とするリチウム化合物。 2 一般式 yLi2NH・(1−y)LiX (ただし、Xは塩素、臭素もしくはヨウ素であ
り、yはXが塩素のときは0.35〜0.98、Xが臭素
のときは0.25〜0.55、Xがヨウ素のときは0.33〜
0.75である)で表わされる組成を有するリチウム
化合物からなることを特徴とするリチウムイオン
導伝性固体電解質。 3 一般式 yLi2NH・(1−y)LiX (ただし、Xは塩素、臭素もしくはヨウ素であ
り、yはXが塩素のときは0.35〜0.98、Xが臭素
のときは0.25〜0.55、Xがヨウ素のときは0.33〜
0.75である)で表わされる組成を有するリチウム
化合物からなるリチウムイオン導伝性固体電解質
の両面にそれぞれ電極をそなえたことを特徴とす
る電池。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56062381A JPS57179005A (en) | 1981-04-27 | 1981-04-27 | Lithium compound |
| DE8282302087T DE3264651D1 (en) | 1981-04-27 | 1982-04-23 | Lithium compounds |
| EP82302087A EP0065821B1 (en) | 1981-04-27 | 1982-04-23 | Lithium compounds |
| US06/371,798 US4411971A (en) | 1981-04-27 | 1982-04-26 | Lithium compounds |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56062381A JPS57179005A (en) | 1981-04-27 | 1981-04-27 | Lithium compound |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57179005A JPS57179005A (en) | 1982-11-04 |
| JPH0310563B2 true JPH0310563B2 (ja) | 1991-02-14 |
Family
ID=13198475
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56062381A Granted JPS57179005A (en) | 1981-04-27 | 1981-04-27 | Lithium compound |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4411971A (ja) |
| EP (1) | EP0065821B1 (ja) |
| JP (1) | JPS57179005A (ja) |
| DE (1) | DE3264651D1 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2187246B (en) * | 1986-03-01 | 1989-11-15 | Lucas Ind Plc | Master cylinder |
| EP2494636B1 (de) * | 2009-10-27 | 2018-10-10 | Albemarle Germany GmbH | Stickstoffhaltige hydridanoden und galvanische elemente enthaltend stickstoffhaltige hydridanoden |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2901303C2 (de) * | 1979-01-15 | 1984-04-19 | Max Planck Gesellschaft Zur Foerderung Der Wissenschaften E.V., 3400 Goettingen | Festes Ionenleitermaterial, seine Verwendung und Verfahren zu dessen Herstellung |
| DE2918940C2 (de) * | 1979-05-10 | 1984-08-09 | Max Planck Gesellschaft zur Förderung der Wissenschaften e.V., 3400 Göttingen | Festes Ionenleitermaterial, seine Verwendung und Verfahren zu seiner Herstellung |
| DE3039900C2 (de) * | 1979-10-29 | 1983-11-03 | Hitachi, Ltd., Tokyo | Trockenelektrolyt |
-
1981
- 1981-04-27 JP JP56062381A patent/JPS57179005A/ja active Granted
-
1982
- 1982-04-23 DE DE8282302087T patent/DE3264651D1/de not_active Expired
- 1982-04-23 EP EP82302087A patent/EP0065821B1/en not_active Expired
- 1982-04-26 US US06/371,798 patent/US4411971A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE3264651D1 (en) | 1985-08-14 |
| EP0065821A1 (en) | 1982-12-01 |
| EP0065821B1 (en) | 1985-07-10 |
| US4411971A (en) | 1983-10-25 |
| JPS57179005A (en) | 1982-11-04 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN111977626B (zh) | 固体导体、其制备方法、包括固体导体的固体电解质和包括固体导体的电化学装置 | |
| JP3510420B2 (ja) | リチウムイオン伝導性固体電解質およびその製造方法 | |
| EP3239986B1 (en) | Ion conductor and method for producing same | |
| US7901658B2 (en) | Chemically stable solid lithium ion conductor | |
| JPS6034495B2 (ja) | 置換オルトけい酸リチウムおよびそれからなる固体電解質 | |
| JPS628467A (ja) | 四元ガラス質固体リチウムカチオン伝導性電解質 | |
| JPS6359507B2 (ja) | ||
| US20220255126A1 (en) | Lithium ion conducting solid materials | |
| JP3163741B2 (ja) | 非晶質リチウムイオン導電性固体電解質およびその製造方法 | |
| KR101939568B1 (ko) | 셀렌화인듐을 포함하는 리튬 이온 전도성 황화물계 고체전해질 및 이의 제조방법 | |
| Han et al. | Nominally stoichiometric Na 3 (W x Si x Sb 1− 2x) S 4 as a superionic solid electrolyte | |
| JPWO2019167813A1 (ja) | Li2B12H12およびLiBH4を含むイオン伝導体およびその製造方法、並びに該イオン伝導体を含む全固体電池用固体電解質 | |
| EP0104936B1 (en) | Lithium oxide-based amorphous ionic conductor | |
| US4070529A (en) | Solid electrolyte | |
| US4367269A (en) | Solid electrolyte | |
| JPH0310563B2 (ja) | ||
| JP3149524B2 (ja) | 非晶質リチウムイオン導電性固体電解質およびその製造方法 | |
| US11203553B2 (en) | Salt ceramic composites and manufacture thereof | |
| CN119009086A (zh) | 一种钠离子硫化物固态电解质及其制备方法 | |
| KR20240079294A (ko) | 대기 안정성이 향상된 전고체 이차전지용 황화물계 고체전해질 및 이의 제조방법 | |
| US3816179A (en) | Electrochemical cell comprising a solid electrolyte | |
| CN116266641A (zh) | 一种化合物及其制备方法和作为固态电解质的应用 | |
| Lazzari et al. | A review of silver, copper and lithium solid-state power sources | |
| JP2653176B2 (ja) | 銀イオン導電性固体電解質の合成法 | |
| CN113644314B (zh) | 一种氟离子固态电解质材料及其制备方法 |