JPH0310663B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0310663B2 JPH0310663B2 JP5478682A JP5478682A JPH0310663B2 JP H0310663 B2 JPH0310663 B2 JP H0310663B2 JP 5478682 A JP5478682 A JP 5478682A JP 5478682 A JP5478682 A JP 5478682A JP H0310663 B2 JPH0310663 B2 JP H0310663B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- density polyethylene
- block copolymer
- ethylene
- propylene
- mixture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は、プロピレン−エチレンブロツクコポ
リマーが元来有する優れた耐衝撃性、その他の機
械的性質を保持し、且つ、光沢度、透明性等の光
学的特性及び耐衝撃白化性を改良した変性プロピ
レン−エチレンブロツクコポリマー組成物の製造
方法に関する。 プロピレン−エチレンブロツクコポリマー(以
下P/Eブロツクコポリマーと略記することもあ
る)は、優れた機械的性質、特に耐衝撃性を有す
ると共に、光沢度、透明性等の光学的特性にもあ
る程度優れているため種々の成型品の成型材料と
して使用分野が拡がりつつある。ところが、P/
Eブロツクコポリマーの成型品は衝撃によりその
表面が白濁化する所謂衝撃白化現象が生じ、特に
成型品の外観を重視する商品においてその商品価
値を著しく低下させる。 従来、P/Eブロツクコポリマーの耐衝撃白化
性を改良する手段として、P/Eブロツクコポリ
マーに高密度ポリエチレンを混合したP/Eブロ
ツクコポリマー組成物が提案されている。しかし
ながら、上記組成物の成型品は耐衝撃白化性が充
分でない。また、耐衝撃白化性を向上させるため
には高密度ポリエチレンの混合割合を増大させる
必要があり、その結果、P/Eブロツクコポリマ
ーが元来有する機械的性質、光学的性質等の諸特
性が低下するという問題を生ずる。 本発明者等は、上記問題を回避してP/Eブロ
ツクコポリマーの耐衝撃白化性を改良する方法と
して既に、P/Eブロツクコポリマーと高密度ポ
リエチレンとを混合後有機過酸化物による分解を
行なう方法を提案した。その後、上記方法につい
て更に検討を重ねた結果、P/Eブロツクコポリ
マーと高密度ポリエチレンに第3成分として低密
度ポリエチレンを混合後、有機過酸化物による分
解を行なうことにより、前記方法で得られる変性
P/Eブロツクコポリマー組成物の耐衝撃白化性
等の他の特性を損なうことなく、特に透明性が著
しく向上することを見い出し、本発明を完成する
に至つた。 即ち、本発明は、プロピレン−エチレンブロツ
クコポリマー、低密度ポリエチレン及び高密度ポ
リエチレンの混合物を有機過酸化物の存在下に加
熱処理することを特徴とする変性プロピレン−エ
チレンブロツクコポリマー組成物の製造方法であ
る。 本発明において、有機過酸化物の存在下に行な
う加熱処理はP/Eブロツクコポリマー、低密度
ポリエチレン及び高密度ポリエチレンの混合物に
対して行なうことが極めて重要である。即ち、
P/Eブロツクコポリマー、低密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレンを各々有機過酸化物の存
在下に加熱処理した後各々を混合しても耐衝撃白
化性の改良は充分でなく、本発明の所期の目的を
ほとんど達成することができない。P/Eブロツ
クコポリマー、低密度ポリエチレン及び高密度ポ
リエチレンの混合方法は特に制限されない。例え
ば、両者を粒状又は粉状で機械的に混合する方
法、或いは後述するP/Eブロツクコポリマーの
重合を続けて高密度ポリエチレンの重合を行な
う、所謂、重合による混合を行なつた後、低密度
ポリエチレンを機械的に混合する方法が好適であ
る。上記重合による混合において高密度ポリエチ
レンの重合時必要に応じて新たな触媒の供給を行
なうことができる。また、エチレンモノマーは10
重量%以下の範囲でプロピレン、ブテン−1等の
異種モノマーを含んでいてもよい。 本発明において、有機過酸化物はP/Eブロツ
クコポリマー、低密度ポリエチレン及び高密度ポ
リエチレンの混合物を加熱処理する際に存在して
いれば、その混合時は特に制限されない。一般に
は、P/Eブロツクコポリマー、低密度ポリエチ
レン又は高密度ポリエチレンに予め混合する態
様、P/Eブロツクコポリマー、低密度ポリエチ
レン及び高密度ポリエチレンとを混合時に同時に
混合する態様、及びP/Eブロツクコポリマー、
低密度ポリエチレン及び高密度ポリエチレンを混
合後に混合する態様等から適当な態様を選択する
ことができる。有機過酸化物の混合方法は公知の
混合方法が特に制限なく実施される。例えば、有
機過酸化物を適当な溶剤に溶解させてP/Eブロ
ツクコポリマー、低密度ポリエチレン及び又は高
密度ポリエチレンに付着させ、溶剤を乾燥するこ
とによつてより均一な混合を行なうことも可能で
ある。P/Eブロツクコポリマー、低密度ポリエ
チレン及び高密度ポリエチレンの混合物の加熱処
理温度は、混合物の溶融温度以上で且つ有機過酸
化物の分解温度以上の温度が採用される。しか
し、あまり加熱処理温度が高いとP/Eブロツク
コポリマー、低密度ポリエチレン或いは高密度ポ
リエチレンの熱劣化を招くため、一般には180℃
〜300℃の範囲で加熱処理を行なうことが好まし
い。 本発明において、P/Eブロツクコポリマーは
公知の製造方法で得られたものが特に制限なく使
用される。代表的な製造方法を例示すれば、先ず
プロピレンモノマーのみを単独重合した後未反応
のプロピレンモノマーを除去し、次いでエチレン
モノマー或いはエチレンモノマーとプロピレンモ
ノマーとの混合モノマーを装入して重合を行なう
方法が挙げられる。また、低密度ポリエチレン
は、0.930以下、好ましくは0.930〜0.925の密度を
有するエチレンのホモポリマー又はエチレンとプ
ロピレン、ブテン−1等の異種モノマーとのラン
ダム共重合体であれば特に制限されない。就中、
メルトフローインデツクス(MFI)が0.5g/10
分(於190℃)以上、好ましくは5g/10分(於
190℃)以上のものが好適である。更に、高密度
ポリエチレンは0.94以上の密度を有するエチレン
のホモポリマー又はエチレンとプロピレン、ブテ
ン−1等の異種モノマーとのランダム共重合体で
あれば特に制限されない。就中、MFIが3〜30
g/10分(於190℃)の高密度ポリエチレンが好
適である。本発明において、P/Eブロツクコポ
リマー、低密度ポリエチレン及び高密度ポリエチ
レンの混合物中、低密度ポリエチレンの含有割合
が、1〜15重量%、好ましくは3〜13重量%、高
密度ポリエチレンの含有割合が、1〜30重量%、
好ましくは5〜25重量%となるように混合するの
がよい。 また、この場合両者の合計が混合物の2〜35重
量%となるように調整することが好ましい。 更に、本発明に用いる有機過酸化物は公知のも
のが一般に使用される。代表的な有機過酸化物と
しては、例えばメチルエチルケトンパーオキサイ
ド、メチルイソブチルケトンパーオキサイド等の
ケトンパーオキサイド;イソブチリルパーオキサ
イド、アセチルパーオキサイド等のジアシルパー
オキサイド;ジイソプロピルベンゼンハイドロパ
ーオキサイド、その他のハイドロパーオキサイ
ド;2,5−ジメチル2,5−ジ−(t−ブチル
パーオキシ)ヘキサン、1,3−ビス−(t−ブ
チルパーオキシイソプロピル)ベンゼン等のジア
ルキルパーオキサイド;1,1−ジ−t−ブチル
パーオキシ−シクロヘキサン、その他のパーオキ
シケタール;t−ブチルパーオキシアセテート、
t−ブチルパーオキシベンゾエート等のアルキル
パーエステル;t−ブチルパーオキシイソプロピ
ルカーボネート、その他のパーカーボネート等が
挙げられる。前記有機過酸化物の使用量は、P/
Eブロツクコポリマー、低密度ポリエチレン及び
高密度ポリエチレンの混合物に対して0.001〜1.0
重量%、好ましくは0.01〜0.5重量%が一般的で
ある。 本発明の方法で得られた変性P/Eブロツクコ
ポリマー組成物は、後述する実施例及び比較例よ
り明らかな如く、P/Eブロツクコポリマーが元
来有する機械的性質を実用上問題のない程度に維
持しながら、光学的特性、特に透明性に関しては
該P/Eブロツクコポリマーより更に優れた特性
を有すると共に、優れた耐衝撃白化性を有する。
従つて、内部を透視する必要がある自動車のバツ
テリーを始めとする種々の容器の材料としても好
適に使用することができ、P/Eブロツクコポリ
マーの使用分野を更に拡張することができる。 尚、本発明の方法で得られた変性ポリプロピレ
ン−エチレンブロツクコポリマー組成物は公知の
添加剤、例えば酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸
収剤等を含有していてもよい。 以下、本発明を実施例によつて具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。 尚、実施例及び比較例においてメルトフローイ
ンデツクス(MFI)、アイゾツト衝撃強度、衝撃
白化度、光沢度及びヘイズは次の方法により測定
した。 ΓMFI;ASTM D−1238に準じて測定した。 Γアイゾツト衝撃強度;日鋼アンケルベルグ
V22A−120型射出成型機により63.6mm×12.7mm
×0.31mmの試験片を作成し、ASTM D−256
に準じて測定した。 Γ衝撃白化度;上記射出成型機により90mm×60mm
×2mmの試験片を作成した。この試験片を30mm
φの大きさに切り抜いた鉄板上に固定し、該切
抜部分の中心に55gの鋼球を2mの高さから落
下した後、該試験片を23℃で48時間放置し、鋼
球落下点での白化部分の直径を測定した。ま
た、白化の程度を、全く白化しないものを1
級、完全に白化したものを5級として5段階に
分けて評価した。 Γ光沢度;前記射出成型機により、60mm×40mm×
3mmの試験片を作成し、ASTM D−523に準
じて測定した。 Γヘイズ;前記射出成型機により90mm×60mm×1
mmの試験片を作成し、ASTM D−1003に準じ
て測定した。また、P/Eブロツクコポリマー
中のエチレン含有量は赤外吸収スペクトルによ
つて求めた。 実施例 1 エチレン部分を4.9重量%含有し、MFI1.6g/
10分(於230℃)の粉末状P/Eブロツクコポリ
マーに密度0.955、MFI20g/10分(於190℃)の
ペレツト状高密度ポリエチレン、密度0.918、
MFI45g/10分(於190℃)のペレツト状低密度
ポリエチレンを、混合物中の夫々の割合が表−1
に示す如くなるように添加し、これに2,5−ジ
メチル−2,5−(t−ブチルパーオキシ)−ヘキ
サン(MBH)を、該混合物に対して表−1に示
す割合で添加し、更に酸化防止剤、熱安定剤、滑
剤を添加してヘンシエルミキサーで混合した。次
いでナカタニ機械製VSK40のベント付き40mmφ
押出機でダイス出口の樹脂温度が230℃℃になる
よう制御しながら押出して変性P/Eブロツクコ
ポリマー組成物のペレツトを得た。該組成物につ
いてMFI、ヘイズ、光沢度、衝撃白化度、及び
アイゾツト衝撃強度を測定した。その結果を表−
1に併せて示す。
リマーが元来有する優れた耐衝撃性、その他の機
械的性質を保持し、且つ、光沢度、透明性等の光
学的特性及び耐衝撃白化性を改良した変性プロピ
レン−エチレンブロツクコポリマー組成物の製造
方法に関する。 プロピレン−エチレンブロツクコポリマー(以
下P/Eブロツクコポリマーと略記することもあ
る)は、優れた機械的性質、特に耐衝撃性を有す
ると共に、光沢度、透明性等の光学的特性にもあ
る程度優れているため種々の成型品の成型材料と
して使用分野が拡がりつつある。ところが、P/
Eブロツクコポリマーの成型品は衝撃によりその
表面が白濁化する所謂衝撃白化現象が生じ、特に
成型品の外観を重視する商品においてその商品価
値を著しく低下させる。 従来、P/Eブロツクコポリマーの耐衝撃白化
性を改良する手段として、P/Eブロツクコポリ
マーに高密度ポリエチレンを混合したP/Eブロ
ツクコポリマー組成物が提案されている。しかし
ながら、上記組成物の成型品は耐衝撃白化性が充
分でない。また、耐衝撃白化性を向上させるため
には高密度ポリエチレンの混合割合を増大させる
必要があり、その結果、P/Eブロツクコポリマ
ーが元来有する機械的性質、光学的性質等の諸特
性が低下するという問題を生ずる。 本発明者等は、上記問題を回避してP/Eブロ
ツクコポリマーの耐衝撃白化性を改良する方法と
して既に、P/Eブロツクコポリマーと高密度ポ
リエチレンとを混合後有機過酸化物による分解を
行なう方法を提案した。その後、上記方法につい
て更に検討を重ねた結果、P/Eブロツクコポリ
マーと高密度ポリエチレンに第3成分として低密
度ポリエチレンを混合後、有機過酸化物による分
解を行なうことにより、前記方法で得られる変性
P/Eブロツクコポリマー組成物の耐衝撃白化性
等の他の特性を損なうことなく、特に透明性が著
しく向上することを見い出し、本発明を完成する
に至つた。 即ち、本発明は、プロピレン−エチレンブロツ
クコポリマー、低密度ポリエチレン及び高密度ポ
リエチレンの混合物を有機過酸化物の存在下に加
熱処理することを特徴とする変性プロピレン−エ
チレンブロツクコポリマー組成物の製造方法であ
る。 本発明において、有機過酸化物の存在下に行な
う加熱処理はP/Eブロツクコポリマー、低密度
ポリエチレン及び高密度ポリエチレンの混合物に
対して行なうことが極めて重要である。即ち、
P/Eブロツクコポリマー、低密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレンを各々有機過酸化物の存
在下に加熱処理した後各々を混合しても耐衝撃白
化性の改良は充分でなく、本発明の所期の目的を
ほとんど達成することができない。P/Eブロツ
クコポリマー、低密度ポリエチレン及び高密度ポ
リエチレンの混合方法は特に制限されない。例え
ば、両者を粒状又は粉状で機械的に混合する方
法、或いは後述するP/Eブロツクコポリマーの
重合を続けて高密度ポリエチレンの重合を行な
う、所謂、重合による混合を行なつた後、低密度
ポリエチレンを機械的に混合する方法が好適であ
る。上記重合による混合において高密度ポリエチ
レンの重合時必要に応じて新たな触媒の供給を行
なうことができる。また、エチレンモノマーは10
重量%以下の範囲でプロピレン、ブテン−1等の
異種モノマーを含んでいてもよい。 本発明において、有機過酸化物はP/Eブロツ
クコポリマー、低密度ポリエチレン及び高密度ポ
リエチレンの混合物を加熱処理する際に存在して
いれば、その混合時は特に制限されない。一般に
は、P/Eブロツクコポリマー、低密度ポリエチ
レン又は高密度ポリエチレンに予め混合する態
様、P/Eブロツクコポリマー、低密度ポリエチ
レン及び高密度ポリエチレンとを混合時に同時に
混合する態様、及びP/Eブロツクコポリマー、
低密度ポリエチレン及び高密度ポリエチレンを混
合後に混合する態様等から適当な態様を選択する
ことができる。有機過酸化物の混合方法は公知の
混合方法が特に制限なく実施される。例えば、有
機過酸化物を適当な溶剤に溶解させてP/Eブロ
ツクコポリマー、低密度ポリエチレン及び又は高
密度ポリエチレンに付着させ、溶剤を乾燥するこ
とによつてより均一な混合を行なうことも可能で
ある。P/Eブロツクコポリマー、低密度ポリエ
チレン及び高密度ポリエチレンの混合物の加熱処
理温度は、混合物の溶融温度以上で且つ有機過酸
化物の分解温度以上の温度が採用される。しか
し、あまり加熱処理温度が高いとP/Eブロツク
コポリマー、低密度ポリエチレン或いは高密度ポ
リエチレンの熱劣化を招くため、一般には180℃
〜300℃の範囲で加熱処理を行なうことが好まし
い。 本発明において、P/Eブロツクコポリマーは
公知の製造方法で得られたものが特に制限なく使
用される。代表的な製造方法を例示すれば、先ず
プロピレンモノマーのみを単独重合した後未反応
のプロピレンモノマーを除去し、次いでエチレン
モノマー或いはエチレンモノマーとプロピレンモ
ノマーとの混合モノマーを装入して重合を行なう
方法が挙げられる。また、低密度ポリエチレン
は、0.930以下、好ましくは0.930〜0.925の密度を
有するエチレンのホモポリマー又はエチレンとプ
ロピレン、ブテン−1等の異種モノマーとのラン
ダム共重合体であれば特に制限されない。就中、
メルトフローインデツクス(MFI)が0.5g/10
分(於190℃)以上、好ましくは5g/10分(於
190℃)以上のものが好適である。更に、高密度
ポリエチレンは0.94以上の密度を有するエチレン
のホモポリマー又はエチレンとプロピレン、ブテ
ン−1等の異種モノマーとのランダム共重合体で
あれば特に制限されない。就中、MFIが3〜30
g/10分(於190℃)の高密度ポリエチレンが好
適である。本発明において、P/Eブロツクコポ
リマー、低密度ポリエチレン及び高密度ポリエチ
レンの混合物中、低密度ポリエチレンの含有割合
が、1〜15重量%、好ましくは3〜13重量%、高
密度ポリエチレンの含有割合が、1〜30重量%、
好ましくは5〜25重量%となるように混合するの
がよい。 また、この場合両者の合計が混合物の2〜35重
量%となるように調整することが好ましい。 更に、本発明に用いる有機過酸化物は公知のも
のが一般に使用される。代表的な有機過酸化物と
しては、例えばメチルエチルケトンパーオキサイ
ド、メチルイソブチルケトンパーオキサイド等の
ケトンパーオキサイド;イソブチリルパーオキサ
イド、アセチルパーオキサイド等のジアシルパー
オキサイド;ジイソプロピルベンゼンハイドロパ
ーオキサイド、その他のハイドロパーオキサイ
ド;2,5−ジメチル2,5−ジ−(t−ブチル
パーオキシ)ヘキサン、1,3−ビス−(t−ブ
チルパーオキシイソプロピル)ベンゼン等のジア
ルキルパーオキサイド;1,1−ジ−t−ブチル
パーオキシ−シクロヘキサン、その他のパーオキ
シケタール;t−ブチルパーオキシアセテート、
t−ブチルパーオキシベンゾエート等のアルキル
パーエステル;t−ブチルパーオキシイソプロピ
ルカーボネート、その他のパーカーボネート等が
挙げられる。前記有機過酸化物の使用量は、P/
Eブロツクコポリマー、低密度ポリエチレン及び
高密度ポリエチレンの混合物に対して0.001〜1.0
重量%、好ましくは0.01〜0.5重量%が一般的で
ある。 本発明の方法で得られた変性P/Eブロツクコ
ポリマー組成物は、後述する実施例及び比較例よ
り明らかな如く、P/Eブロツクコポリマーが元
来有する機械的性質を実用上問題のない程度に維
持しながら、光学的特性、特に透明性に関しては
該P/Eブロツクコポリマーより更に優れた特性
を有すると共に、優れた耐衝撃白化性を有する。
従つて、内部を透視する必要がある自動車のバツ
テリーを始めとする種々の容器の材料としても好
適に使用することができ、P/Eブロツクコポリ
マーの使用分野を更に拡張することができる。 尚、本発明の方法で得られた変性ポリプロピレ
ン−エチレンブロツクコポリマー組成物は公知の
添加剤、例えば酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸
収剤等を含有していてもよい。 以下、本発明を実施例によつて具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。 尚、実施例及び比較例においてメルトフローイ
ンデツクス(MFI)、アイゾツト衝撃強度、衝撃
白化度、光沢度及びヘイズは次の方法により測定
した。 ΓMFI;ASTM D−1238に準じて測定した。 Γアイゾツト衝撃強度;日鋼アンケルベルグ
V22A−120型射出成型機により63.6mm×12.7mm
×0.31mmの試験片を作成し、ASTM D−256
に準じて測定した。 Γ衝撃白化度;上記射出成型機により90mm×60mm
×2mmの試験片を作成した。この試験片を30mm
φの大きさに切り抜いた鉄板上に固定し、該切
抜部分の中心に55gの鋼球を2mの高さから落
下した後、該試験片を23℃で48時間放置し、鋼
球落下点での白化部分の直径を測定した。ま
た、白化の程度を、全く白化しないものを1
級、完全に白化したものを5級として5段階に
分けて評価した。 Γ光沢度;前記射出成型機により、60mm×40mm×
3mmの試験片を作成し、ASTM D−523に準
じて測定した。 Γヘイズ;前記射出成型機により90mm×60mm×1
mmの試験片を作成し、ASTM D−1003に準じ
て測定した。また、P/Eブロツクコポリマー
中のエチレン含有量は赤外吸収スペクトルによ
つて求めた。 実施例 1 エチレン部分を4.9重量%含有し、MFI1.6g/
10分(於230℃)の粉末状P/Eブロツクコポリ
マーに密度0.955、MFI20g/10分(於190℃)の
ペレツト状高密度ポリエチレン、密度0.918、
MFI45g/10分(於190℃)のペレツト状低密度
ポリエチレンを、混合物中の夫々の割合が表−1
に示す如くなるように添加し、これに2,5−ジ
メチル−2,5−(t−ブチルパーオキシ)−ヘキ
サン(MBH)を、該混合物に対して表−1に示
す割合で添加し、更に酸化防止剤、熱安定剤、滑
剤を添加してヘンシエルミキサーで混合した。次
いでナカタニ機械製VSK40のベント付き40mmφ
押出機でダイス出口の樹脂温度が230℃℃になる
よう制御しながら押出して変性P/Eブロツクコ
ポリマー組成物のペレツトを得た。該組成物につ
いてMFI、ヘイズ、光沢度、衝撃白化度、及び
アイゾツト衝撃強度を測定した。その結果を表−
1に併せて示す。
【表】
実施例 2
実施例1のNo.4に於て低密度ポリエチレンを表
−2に示すペレツト状低密度ポリエチレンに代え
た以外は同様にして変性P/Eブロツクコポリマ
ー組成物のペレツトを得た。該組成物について実
施例1と同様な測定を行なつた。結果を表−2に
併せて示す。
−2に示すペレツト状低密度ポリエチレンに代え
た以外は同様にして変性P/Eブロツクコポリマ
ー組成物のペレツトを得た。該組成物について実
施例1と同様な測定を行なつた。結果を表−2に
併せて示す。
【表】
実施例 3
実施例1のNo.4に於て高密度ポリエチレンを表
−3に示すペレツト状高密度ポリエチレンに代え
た以外は同様にして変性P/Eブロツクコポリマ
ー組成物のペレツトを得た。該組成物について実
施例1と同様な測定を行つた。結果を表−3に併
せて示す。
−3に示すペレツト状高密度ポリエチレンに代え
た以外は同様にして変性P/Eブロツクコポリマ
ー組成物のペレツトを得た。該組成物について実
施例1と同様な測定を行つた。結果を表−3に併
せて示す。
【表】
実施例 4
実施例1のNo.4において、有機過酸化物の種類
をMBHに代えて、1,3−ビス−(t−ブチル
パーオキシ−イソプロピル)ベンゼン(BPB)
及びジ−t−ブチルパーオキシド(TBP)をそ
れぞれ用いた以外は同様にして変性P/Eブロツ
クコポリマー組成物のペレツトを得た。該組成物
について実施例1と同様な測定を行なつた。結果
を表−4に示す。
をMBHに代えて、1,3−ビス−(t−ブチル
パーオキシ−イソプロピル)ベンゼン(BPB)
及びジ−t−ブチルパーオキシド(TBP)をそ
れぞれ用いた以外は同様にして変性P/Eブロツ
クコポリマー組成物のペレツトを得た。該組成物
について実施例1と同様な測定を行なつた。結果
を表−4に示す。
【表】
実施例 5
三塩化チタンとジエチルアルミニウムモノクロ
ライドからなる触媒を用い60℃で3時間プロピレ
ンを重合した。次いで、未反応プロピレンをパー
ジし、エチレンとプロピレンの気相モル濃度比が
1/4となるように供給し、更に所定のMIにす
るため水素ガスを添加した。この間の重合温度は
50℃であつた。ポリマー中のエチレン含有量が5
重量%になるまで混合ガスを供給しつづけた。各
ガス濃度の制御はプロセスガスクロで行なつた。
所定のエチレン含有量に達した後未反応ガスをパ
ージし、次いでエチレンガスを供給して重合を続
行して高密度ポリエチレンの重合を行なつた。所
定のMFIにするため水素ガスも同時に供給した。
ポリマー中のトータルのエチレン含有量が20重量
%になるまでエチレンガスを供給しつづけた。重
合の停止は未反応のガスをパージした後、メタノ
ールを投入することにより行なつた。触媒及び
APPを除去した後白色状の粉末状ポリマーを回
収した。該ポリマーのエチレン含有量は221%、
MI値は2.2であつた。該ポリマーに実施例1で用
いた低密度ポリエチレン及び有機過酸化物MBH
を表−5に示す割合で混合し、次いで実施例1と
同様な押出機を用い、同様な条件で変性P/Eブ
ロツクコポリマー組成物のペレツトを得た。該組
成物について、実施例1と同様な測定を行なつ
た。測定結果は表−5の通りである。尚、実験No.
1は比較例を示す。
ライドからなる触媒を用い60℃で3時間プロピレ
ンを重合した。次いで、未反応プロピレンをパー
ジし、エチレンとプロピレンの気相モル濃度比が
1/4となるように供給し、更に所定のMIにす
るため水素ガスを添加した。この間の重合温度は
50℃であつた。ポリマー中のエチレン含有量が5
重量%になるまで混合ガスを供給しつづけた。各
ガス濃度の制御はプロセスガスクロで行なつた。
所定のエチレン含有量に達した後未反応ガスをパ
ージし、次いでエチレンガスを供給して重合を続
行して高密度ポリエチレンの重合を行なつた。所
定のMFIにするため水素ガスも同時に供給した。
ポリマー中のトータルのエチレン含有量が20重量
%になるまでエチレンガスを供給しつづけた。重
合の停止は未反応のガスをパージした後、メタノ
ールを投入することにより行なつた。触媒及び
APPを除去した後白色状の粉末状ポリマーを回
収した。該ポリマーのエチレン含有量は221%、
MI値は2.2であつた。該ポリマーに実施例1で用
いた低密度ポリエチレン及び有機過酸化物MBH
を表−5に示す割合で混合し、次いで実施例1と
同様な押出機を用い、同様な条件で変性P/Eブ
ロツクコポリマー組成物のペレツトを得た。該組
成物について、実施例1と同様な測定を行なつ
た。測定結果は表−5の通りである。尚、実験No.
1は比較例を示す。
【表】
比較例 1
実施例1で用いたP/Eブロツクコポリマーに
対し、実施例1で用いた高密度ポリエチレンのみ
をブレンドしたもの、低密度ポリエチレンのみを
ブレンドしたもの及びポリエチレンを全く含まな
いものに有機過酸化物MBHを表−6に示す割合
で混合し、更に酸化防止剤、熱安定剤、滑剤を添
加し、実施例1と同様にして処理したものについ
て、実施例1と同様な測定を行なつた。その結果
を表−6に併せて示す。なお、表−6には実施例
1で用いたP/Eブロツクコポリマー単独の場合
の測定結果を示しておいた。また、実施例1の
P/Eブロツクコポリマー、高密度ポリエチレ
ン、低密度ポリエチレンに夫々MBHを添加し、
実施例1と同様にしてペレツト化した後、これら
を表−6に示す割合で混合したものについても同
様な測定を行なつた。結果を表−6に併せて示
す。
対し、実施例1で用いた高密度ポリエチレンのみ
をブレンドしたもの、低密度ポリエチレンのみを
ブレンドしたもの及びポリエチレンを全く含まな
いものに有機過酸化物MBHを表−6に示す割合
で混合し、更に酸化防止剤、熱安定剤、滑剤を添
加し、実施例1と同様にして処理したものについ
て、実施例1と同様な測定を行なつた。その結果
を表−6に併せて示す。なお、表−6には実施例
1で用いたP/Eブロツクコポリマー単独の場合
の測定結果を示しておいた。また、実施例1の
P/Eブロツクコポリマー、高密度ポリエチレ
ン、低密度ポリエチレンに夫々MBHを添加し、
実施例1と同様にしてペレツト化した後、これら
を表−6に示す割合で混合したものについても同
様な測定を行なつた。結果を表−6に併せて示
す。
【表】
* 単独で処理したもの
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 プロピレン−エチレンブロツクコポリマー、
低密度ポリエチレン及び高密度ポリエチレンの混
合物を有機過酸化物の存在下に加熱処理すること
を特徴とする変性プロピレン−エチレンブロツク
コポリマー組成物の製造方法。 2 混合物が低密度ポリエチレンを1〜15重量%
及び高密度ポリエチレンを1〜30重量%含有する
特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 有機過酸化物の使用量が混合物に対して
0.001〜1重量%である特許請求の範囲第1項記
載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5478682A JPS58173145A (ja) | 1982-04-03 | 1982-04-03 | 変性プロピレン−エチレンブロツクコポリマ−組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5478682A JPS58173145A (ja) | 1982-04-03 | 1982-04-03 | 変性プロピレン−エチレンブロツクコポリマ−組成物の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58173145A JPS58173145A (ja) | 1983-10-12 |
| JPH0310663B2 true JPH0310663B2 (ja) | 1991-02-14 |
Family
ID=12980436
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5478682A Granted JPS58173145A (ja) | 1982-04-03 | 1982-04-03 | 変性プロピレン−エチレンブロツクコポリマ−組成物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58173145A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4588775A (en) * | 1984-06-22 | 1986-05-13 | Shell Oil Company | High toughness propylene polymer compositions |
| JPS61136547A (ja) * | 1984-12-06 | 1986-06-24 | Toray Ind Inc | Abs系樹脂組成物の製法 |
| JP2643036B2 (ja) * | 1991-06-17 | 1997-08-20 | 三菱電機株式会社 | 真空スイッチ管 |
| JP5395337B2 (ja) * | 2007-07-06 | 2014-01-22 | 住友化学株式会社 | ポリプロピレン系樹脂組成物およびそれからなるフィルム |
-
1982
- 1982-04-03 JP JP5478682A patent/JPS58173145A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58173145A (ja) | 1983-10-12 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5017659A (en) | Polymer composition, a process for its manufacture, and a thermoplastic moulding composition | |
| EP0449087A2 (en) | Heat resistant propylene polymer compositions | |
| KR101958609B1 (ko) | 헤테로상 중합체 조성물의 제조 방법 | |
| EP0400238A2 (en) | Methods for producing thermoplastic olefin alloys | |
| EP0849318B1 (en) | Retarding depolymerization of poly(methyl methacrylate) grafted onto a propylene polymer | |
| US6599985B2 (en) | Polypropylene materials with high melt flow rate and good molding characteristics and methods of making | |
| JP4755808B2 (ja) | 衝撃に強いポリプロピレン | |
| US4966944A (en) | Impact propylene copolymers with improved bruise resistance | |
| EP0009276A1 (en) | Propylene polymer composition with talc, and moulded article made therefrom | |
| US4455406A (en) | High- and medium-density extrudable and crosslinkable polyethylene compositions | |
| JPS6365099B2 (ja) | ||
| JPH0310663B2 (ja) | ||
| JPS587665B2 (ja) | プロピレンエチレンブロツク共重合体の改質方法 | |
| JP4177911B2 (ja) | ポリプロピレン系樹脂組成物 | |
| JPH0564658B2 (ja) | ||
| EP0783024A2 (en) | Modified polypropylene impact copolymer compositions | |
| EP0316037B1 (en) | A polymer composition, a process for its manufacture, and a thermoplastic polymer composition | |
| WO1994029372A1 (en) | Filler-free peroxide masterbatch and process for making it | |
| JP3414490B2 (ja) | ポリアルケニレン類でグラフト化されたプロピレンポリマー類の製造方法 | |
| JPH0144738B2 (ja) | ||
| JPH0565319A (ja) | 耐衝撃性グラフトコポリマー | |
| WO2016097107A1 (en) | Process for the preparation of a heterophasic propylene copolymer | |
| JPH0360345B2 (ja) | ||
| JPS61211306A (ja) | 改質ポリプロピレン樹脂の製造方法 | |
| JPS62195033A (ja) | 改質プロピレン重合体組成物 |