JPH0311594Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0311594Y2 JPH0311594Y2 JP1985056484U JP5648485U JPH0311594Y2 JP H0311594 Y2 JPH0311594 Y2 JP H0311594Y2 JP 1985056484 U JP1985056484 U JP 1985056484U JP 5648485 U JP5648485 U JP 5648485U JP H0311594 Y2 JPH0311594 Y2 JP H0311594Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- tube
- torsion
- heat transfer
- tube body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本考案は、管体内に螺旋状に捩られた熱良導性
の帯状体からなる捩りテープを挿入して、管内単
相流の伝熱を促進するようにした伝熱管に関する
ものである。 (従来の技術) 従来から管体内に螺旋状に捩られた捩りテープ
を挿入した伝熱管は良く知られているが、管体内
壁に管体の内径にほぼ等しいテープ幅を有する捩
りテープを密着させて挿入すると、管体内を流れ
る流体の全てが捩りテープ面からの流動抵抗を受
けることから、圧力損失が非常に大きくなるとい
う問題があつた。かかる問題に対処するため、第
6図図示の如く、捩りテープ2の幅Wを管体1の
内径dより小さく設定して流路中の濡れ面積を小
さくし、圧力損失の低減を図るとともに、前記捩
りテープ2の側端部に、前記管体1内壁に密着さ
れる突片3,3…を部分的に突設したものが提案
されている(特公昭49−30179号公報参照)。 (考案が解決しようとする問題点) 上記公知例の如き構造のものにあつては、捩り
テープ2と管体1内壁との接触が、突片3,3…
部分の極く限られた長さであるため、捩りテープ
2の幅全体を管体1内壁に密着させた場合に比べ
ると圧力損失は低減するが、前者に比べて、伝熱
部分が極めて少なくなり、捩りテープ2の伝熱フ
インとしての効果を殆ど期待することができな
い。 本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、
熱伝達率の向上と圧力損失の低減との両面を考慮
し、より良い形状の捩りテープを提供し、あわせ
て、捩りテープおよび伝熱管の製作性の向上を図
らんとすることを目的としている。 (問題点を解決するための手段) 本考案では、上記問題点を解決するための手段
として、図面に示すように、管体1内に螺旋状に
捩られた熱良導性の帯状体からなる捩りテープ2
を挿入した伝熱管において、前記管体1内壁に、
前記捩りテープ2の旋回方向と逆向きの旋回方向
をもつ微細な螺旋溝10,10…を形成するとと
もに、前記捩りテープ2に、テープ幅が管体1内
径にほぼ等しく、その側端部4aが前記管体1内
壁に密着される広幅部分4と、該広幅部分4より
狭いテープ幅を有し且つ前記広幅部分4とほぼ等
しい管軸方向長さを有する狭幅部分5とを管軸方
向に交互に連続的に形成している。 (作用) 本考案では、上記手段によつて下記の如き作用
が得られる。 即ち、微細螺旋溝付管である管体1内に捩りテ
ープ2を挿入する構成としたことにより、流体の
流動抵抗を抑制しながらフイン効果が確保され、
更に、流れが、捩りテープ2の外縁と螺旋溝10
との交差角が大きくなる向きに旋回させられるこ
ととなり、管内壁近傍での流体の乱れが増大せし
められる。 また、管体1内径と捩りテープ2とが接触する
部分が、捩りテープ2の全長に対して約1/2とな
り、管体1と捩りテープ2との熱伝導が良好とな
り、捩りテープ2の伝熱フインとしての効果が大
巾に向上する。 さらに、管体1と捩りテープ2とが接触しない
〓間部分が、捩りテープ2の全長に対して約1/2
を占めるため、圧力損失が大巾に低減する。 (実施例) 以下、添付の図面を参照して、本考案の好適な
実施例を説明する。 本実施例の伝熱管は、第1図図示の如く、管体
1内に熱良導体(例えば、銅など)からなる捩り
テープ2を管軸方向に挿入固定して構成されてい
る。ここで、捩りテープ2とは、長手方向の軸線
周りに螺旋状に捩つて形成された帯状体のことで
ある。そして、本実施例においては、前記管体1
の内壁には、前記捩りテープ2の旋回方向と逆向
きの旋回方向をもつ微細な螺旋溝10,10…が
形成されており、捩りテープ2の外縁と螺旋溝1
0との交差点θは、約45゜とされている。 前記捩りテープ2には、第3図図示の如く、テ
ープ幅の広い広幅部分4とテープ幅の狭い狭幅部
分5とを管軸方向に交互に連続的に形成されてお
り、広幅部分4および狭幅部分5の管軸方向長さ
1,2はほぼ等しくされている。又、前記広幅
部分4の側端部には、テープ幅がw1からw3に拡
大するテープ幅6,6が設けられており、該各テ
ーパ部6の最小幅w1は、管体1の内径dと等し
いか、あるいはそれより若干大きくされている。
而して、テーパ部6における幅狭側の角部には、
大略円弧状のアール部7が設けられている。かく
して、この捩りテープ2を管体1内へ挿入する場
合、テーパ部6の幅狭側を前方にして矢印A方向
に挿入される。従つて、テーパ部6およびアール
部7は捩りテープ2の挿入作業を容易ならしめる
べく作用することとなる。管体1内に挿入された
捩りテープ2は、その広幅部分4,4…のテーパ
部6,6…に生じる弾性によつて、管体1内壁に
充分に接触固定され、伝熱性の向上および振動の
防止が図られることとなる。 更に、前記狭幅部分5のテープ幅w2は、管体
1の内径dの0.8〜0.9倍とされており、管体1内
壁と狭幅部分5側端との間には、管体1内を流通
する流体の流動抵抗を減らすべく〓間部8,8が
形成されている。該〓間部8,8の平均〓間率δ
は次式であらわされる。 即ち、第3図において、 δ=〓間部8,8の面積/長方形ABCDの面積=2(d
−w2)/(1+2)dとな るが、1≒2,w2=(0.8〜0.9)dであるところ
から、 δ=1/2(1−w2/d)=0.05〜0.1となる。 そこで、狭幅部分5のテープ幅w2を変化させ
て、〓間率δ=(d−w)/dを変化させた場合
の伝熱性能比iEの傾向を示すと、第4図図示の如
くδ=0.05〜0.1の範囲においてiEが約1.7と最も
高くなつている。この事実を勘案すると、上記実
施例の伝熱管が伝熱性能比iEの点からみて好適で
あることがわかる。このことは、δ=0.05〜0.1
の範囲において、熱伝達率と圧力損失との変化割
合のバランスが最も良好となつていることに起因
しているものと思われる。 更に、本実施例の如く、1=2とすると、第
5図図示の如く、一枚の板材9から多数の捩りテ
ープ2,2…を打抜き加工により製作する場合、
材料の無駄を可及的に少なくすることができる。
なお、この場合、テーパ部6やアール部7の加工
は打抜き加工後に適宜行なえばよい。 又、性能上の観点からすると、1/2を減少
させる(即ち、1<2とする)に伴なつて、管
体1内壁と捩りテープ2との密着部が減少するた
め、伝熱フインとしての効果が小さくなり、伝熱
性能比iEが低下し、他方、1/2を増加させる
(即ち、1>2とする)に伴なつて、管体1内
を流通する流体の流動抵抗が増加し、やはり伝熱
性能比iEは低下してしまう。従つて、流動抵抗の
低減とフイン効果による伝熱性能の増加の両面を
考慮すると、1≒2とすることが望ましい。 さて、表−には、微細螺旋溝付管に挿入され
る捩りテープの旋回方向の違いによる伝熱性能比
iEの変化が示されている。
の帯状体からなる捩りテープを挿入して、管内単
相流の伝熱を促進するようにした伝熱管に関する
ものである。 (従来の技術) 従来から管体内に螺旋状に捩られた捩りテープ
を挿入した伝熱管は良く知られているが、管体内
壁に管体の内径にほぼ等しいテープ幅を有する捩
りテープを密着させて挿入すると、管体内を流れ
る流体の全てが捩りテープ面からの流動抵抗を受
けることから、圧力損失が非常に大きくなるとい
う問題があつた。かかる問題に対処するため、第
6図図示の如く、捩りテープ2の幅Wを管体1の
内径dより小さく設定して流路中の濡れ面積を小
さくし、圧力損失の低減を図るとともに、前記捩
りテープ2の側端部に、前記管体1内壁に密着さ
れる突片3,3…を部分的に突設したものが提案
されている(特公昭49−30179号公報参照)。 (考案が解決しようとする問題点) 上記公知例の如き構造のものにあつては、捩り
テープ2と管体1内壁との接触が、突片3,3…
部分の極く限られた長さであるため、捩りテープ
2の幅全体を管体1内壁に密着させた場合に比べ
ると圧力損失は低減するが、前者に比べて、伝熱
部分が極めて少なくなり、捩りテープ2の伝熱フ
インとしての効果を殆ど期待することができな
い。 本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、
熱伝達率の向上と圧力損失の低減との両面を考慮
し、より良い形状の捩りテープを提供し、あわせ
て、捩りテープおよび伝熱管の製作性の向上を図
らんとすることを目的としている。 (問題点を解決するための手段) 本考案では、上記問題点を解決するための手段
として、図面に示すように、管体1内に螺旋状に
捩られた熱良導性の帯状体からなる捩りテープ2
を挿入した伝熱管において、前記管体1内壁に、
前記捩りテープ2の旋回方向と逆向きの旋回方向
をもつ微細な螺旋溝10,10…を形成するとと
もに、前記捩りテープ2に、テープ幅が管体1内
径にほぼ等しく、その側端部4aが前記管体1内
壁に密着される広幅部分4と、該広幅部分4より
狭いテープ幅を有し且つ前記広幅部分4とほぼ等
しい管軸方向長さを有する狭幅部分5とを管軸方
向に交互に連続的に形成している。 (作用) 本考案では、上記手段によつて下記の如き作用
が得られる。 即ち、微細螺旋溝付管である管体1内に捩りテ
ープ2を挿入する構成としたことにより、流体の
流動抵抗を抑制しながらフイン効果が確保され、
更に、流れが、捩りテープ2の外縁と螺旋溝10
との交差角が大きくなる向きに旋回させられるこ
ととなり、管内壁近傍での流体の乱れが増大せし
められる。 また、管体1内径と捩りテープ2とが接触する
部分が、捩りテープ2の全長に対して約1/2とな
り、管体1と捩りテープ2との熱伝導が良好とな
り、捩りテープ2の伝熱フインとしての効果が大
巾に向上する。 さらに、管体1と捩りテープ2とが接触しない
〓間部分が、捩りテープ2の全長に対して約1/2
を占めるため、圧力損失が大巾に低減する。 (実施例) 以下、添付の図面を参照して、本考案の好適な
実施例を説明する。 本実施例の伝熱管は、第1図図示の如く、管体
1内に熱良導体(例えば、銅など)からなる捩り
テープ2を管軸方向に挿入固定して構成されてい
る。ここで、捩りテープ2とは、長手方向の軸線
周りに螺旋状に捩つて形成された帯状体のことで
ある。そして、本実施例においては、前記管体1
の内壁には、前記捩りテープ2の旋回方向と逆向
きの旋回方向をもつ微細な螺旋溝10,10…が
形成されており、捩りテープ2の外縁と螺旋溝1
0との交差点θは、約45゜とされている。 前記捩りテープ2には、第3図図示の如く、テ
ープ幅の広い広幅部分4とテープ幅の狭い狭幅部
分5とを管軸方向に交互に連続的に形成されてお
り、広幅部分4および狭幅部分5の管軸方向長さ
1,2はほぼ等しくされている。又、前記広幅
部分4の側端部には、テープ幅がw1からw3に拡
大するテープ幅6,6が設けられており、該各テ
ーパ部6の最小幅w1は、管体1の内径dと等し
いか、あるいはそれより若干大きくされている。
而して、テーパ部6における幅狭側の角部には、
大略円弧状のアール部7が設けられている。かく
して、この捩りテープ2を管体1内へ挿入する場
合、テーパ部6の幅狭側を前方にして矢印A方向
に挿入される。従つて、テーパ部6およびアール
部7は捩りテープ2の挿入作業を容易ならしめる
べく作用することとなる。管体1内に挿入された
捩りテープ2は、その広幅部分4,4…のテーパ
部6,6…に生じる弾性によつて、管体1内壁に
充分に接触固定され、伝熱性の向上および振動の
防止が図られることとなる。 更に、前記狭幅部分5のテープ幅w2は、管体
1の内径dの0.8〜0.9倍とされており、管体1内
壁と狭幅部分5側端との間には、管体1内を流通
する流体の流動抵抗を減らすべく〓間部8,8が
形成されている。該〓間部8,8の平均〓間率δ
は次式であらわされる。 即ち、第3図において、 δ=〓間部8,8の面積/長方形ABCDの面積=2(d
−w2)/(1+2)dとな るが、1≒2,w2=(0.8〜0.9)dであるところ
から、 δ=1/2(1−w2/d)=0.05〜0.1となる。 そこで、狭幅部分5のテープ幅w2を変化させ
て、〓間率δ=(d−w)/dを変化させた場合
の伝熱性能比iEの傾向を示すと、第4図図示の如
くδ=0.05〜0.1の範囲においてiEが約1.7と最も
高くなつている。この事実を勘案すると、上記実
施例の伝熱管が伝熱性能比iEの点からみて好適で
あることがわかる。このことは、δ=0.05〜0.1
の範囲において、熱伝達率と圧力損失との変化割
合のバランスが最も良好となつていることに起因
しているものと思われる。 更に、本実施例の如く、1=2とすると、第
5図図示の如く、一枚の板材9から多数の捩りテ
ープ2,2…を打抜き加工により製作する場合、
材料の無駄を可及的に少なくすることができる。
なお、この場合、テーパ部6やアール部7の加工
は打抜き加工後に適宜行なえばよい。 又、性能上の観点からすると、1/2を減少
させる(即ち、1<2とする)に伴なつて、管
体1内壁と捩りテープ2との密着部が減少するた
め、伝熱フインとしての効果が小さくなり、伝熱
性能比iEが低下し、他方、1/2を増加させる
(即ち、1>2とする)に伴なつて、管体1内
を流通する流体の流動抵抗が増加し、やはり伝熱
性能比iEは低下してしまう。従つて、流動抵抗の
低減とフイン効果による伝熱性能の増加の両面を
考慮すると、1≒2とすることが望ましい。 さて、表−には、微細螺旋溝付管に挿入され
る捩りテープの旋回方向の違いによる伝熱性能比
iEの変化が示されている。
【表】
ここで、捩りテープ外縁と管軸との交差角α=
20゜、螺旋溝と管軸との交差角β=20゜とし、実施
例の場合θ=α+β、比較例の場合θ=β−αと
している。 表−によれば、本実施例のものの方が比較例
に比べて非常に高い伝熱性能比iEを示しているこ
とがわかる。 又、第2図(イ),(ロ)には、螺旋溝10と流線fと
の関係を交差角θの違いによつて模式的に表わし
たものが示されており、(イ)が本実施例を、(ロ)が比
較例を示している。これによれば、本実施例の場
合の方が、管体1の内壁面近傍を流れる流体の乱
れが激しいために、温度境界層が撹乱されて、熱
伝達率が著しく増大すると考えられる。 一般に微細螺旋溝付管による単相流での伝熱促
進は、伝熱面積増加と管内壁近傍の流体の乱れに
よるものであるが、前者が主であり大幅な性能向
上が望めなかつた。これに対し、本考案の実施例
の如く、微細螺旋溝付管内に捩りテープを挿入す
る構成とすると、流体の流動抵抗を抑制しながら
フイン効果を確保し、更に、前記交差角θが大き
くなる方向に流れを旋回させて管内壁近傍での流
体の乱れを増大させることが可能となり、高い伝
熱性能比iEが得られるのである。 (考案の効果) 叙上の如く、本考案によれば、管体1内に挿入
される捩りテープ2に、管体1内壁に密着される
広幅部分4と、該広幅部分4より狭いテープ幅を
有する狭幅部分5とを管軸方向に交互に連続的に
形成し、しかも広幅部分4と狭幅部分5との管軸
方向長さをほぼ等しくしたので、フイン効果の確
保と圧力損失の低減とにより伝熱性能比(即ち、
同一ポンプ動力での平滑管の熱伝達率に対する比
率)が著しく向上するという実用的な効果があ
る。 又、広幅部分4と狭幅部分5の管軸方向長さを
ほぼ等しくしているので、一枚の板材から多数の
捩りテープ2を製作する場合、材料を無駄なく切
断加工することが可能となるという利点もある。 更に、管体1内壁に、捩りテープ2の旋回方向
と逆向きの旋回方向をもつ微細な螺旋溝10,1
0…を形成し、該管体1内に捩りテープ2を挿入
するようにしているので、流体の流動抵抗を抑制
しながらフイン効果を確保し、更に、捩りテープ
2の外縁と螺旋溝10との交差角θが大きくなる
方向に流れを旋回させて管内壁近傍での流体の乱
れを増大させることが可能となり、高い伝熱性能
比iEを得ることができる。 実旋態様項2に記載する如く、広幅部分4の側
端部に、最小幅が管体1の内径に等しいか、ある
いはそれより若干大きいテーパ部6を設け且つ該
テーパ部6における少なくとも幅狭側の角部に略
円弧状のアール部7を設ければ、捩りテープ2を
管体1内へ挿入する際の作業が極めて容易となる
ばかりでなく、捩りテープ2と管体1内壁の密着
度が高くなり、伝熱フインの効果を助長するとと
もに、流体が高速で管内を通過する際の振動現象
および異常発生をも防止することができる。
20゜、螺旋溝と管軸との交差角β=20゜とし、実施
例の場合θ=α+β、比較例の場合θ=β−αと
している。 表−によれば、本実施例のものの方が比較例
に比べて非常に高い伝熱性能比iEを示しているこ
とがわかる。 又、第2図(イ),(ロ)には、螺旋溝10と流線fと
の関係を交差角θの違いによつて模式的に表わし
たものが示されており、(イ)が本実施例を、(ロ)が比
較例を示している。これによれば、本実施例の場
合の方が、管体1の内壁面近傍を流れる流体の乱
れが激しいために、温度境界層が撹乱されて、熱
伝達率が著しく増大すると考えられる。 一般に微細螺旋溝付管による単相流での伝熱促
進は、伝熱面積増加と管内壁近傍の流体の乱れに
よるものであるが、前者が主であり大幅な性能向
上が望めなかつた。これに対し、本考案の実施例
の如く、微細螺旋溝付管内に捩りテープを挿入す
る構成とすると、流体の流動抵抗を抑制しながら
フイン効果を確保し、更に、前記交差角θが大き
くなる方向に流れを旋回させて管内壁近傍での流
体の乱れを増大させることが可能となり、高い伝
熱性能比iEが得られるのである。 (考案の効果) 叙上の如く、本考案によれば、管体1内に挿入
される捩りテープ2に、管体1内壁に密着される
広幅部分4と、該広幅部分4より狭いテープ幅を
有する狭幅部分5とを管軸方向に交互に連続的に
形成し、しかも広幅部分4と狭幅部分5との管軸
方向長さをほぼ等しくしたので、フイン効果の確
保と圧力損失の低減とにより伝熱性能比(即ち、
同一ポンプ動力での平滑管の熱伝達率に対する比
率)が著しく向上するという実用的な効果があ
る。 又、広幅部分4と狭幅部分5の管軸方向長さを
ほぼ等しくしているので、一枚の板材から多数の
捩りテープ2を製作する場合、材料を無駄なく切
断加工することが可能となるという利点もある。 更に、管体1内壁に、捩りテープ2の旋回方向
と逆向きの旋回方向をもつ微細な螺旋溝10,1
0…を形成し、該管体1内に捩りテープ2を挿入
するようにしているので、流体の流動抵抗を抑制
しながらフイン効果を確保し、更に、捩りテープ
2の外縁と螺旋溝10との交差角θが大きくなる
方向に流れを旋回させて管内壁近傍での流体の乱
れを増大させることが可能となり、高い伝熱性能
比iEを得ることができる。 実旋態様項2に記載する如く、広幅部分4の側
端部に、最小幅が管体1の内径に等しいか、ある
いはそれより若干大きいテーパ部6を設け且つ該
テーパ部6における少なくとも幅狭側の角部に略
円弧状のアール部7を設ければ、捩りテープ2を
管体1内へ挿入する際の作業が極めて容易となる
ばかりでなく、捩りテープ2と管体1内壁の密着
度が高くなり、伝熱フインの効果を助長するとと
もに、流体が高速で管内を通過する際の振動現象
および異常発生をも防止することができる。
第1図は本考案の実施例にかかる伝熱管の要部
縦断側面図、第2図イ,ロは本考案の実施例にお
ける螺旋溝と捩りテープ外縁との交差角θの違い
による管内内壁近傍の流れの状態を模式的に示す
図で、イは実施例を、ロは比較例を示し、第3図
は第1図における捩りテープの展開図、第4図は
捩りテープ内挿管における〓間率δと伝熱性能比
iEの関係を示す特性図、第5図は捩りテープ切断
加工例を示す平面図、第6図は従来公知の伝熱管
の縦断面図である。 1……管体、2……捩りテープ、4……広幅部
分、5……狭幅部分、6……テーパ部、7……ア
ール部、10……螺旋溝。
縦断側面図、第2図イ,ロは本考案の実施例にお
ける螺旋溝と捩りテープ外縁との交差角θの違い
による管内内壁近傍の流れの状態を模式的に示す
図で、イは実施例を、ロは比較例を示し、第3図
は第1図における捩りテープの展開図、第4図は
捩りテープ内挿管における〓間率δと伝熱性能比
iEの関係を示す特性図、第5図は捩りテープ切断
加工例を示す平面図、第6図は従来公知の伝熱管
の縦断面図である。 1……管体、2……捩りテープ、4……広幅部
分、5……狭幅部分、6……テーパ部、7……ア
ール部、10……螺旋溝。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 管体1内に螺旋状に捩られた熱良導性の帯状
体からなる捩りテープ2を挿入した伝熱管にお
いて、前記管体1内壁には、前記捩りテープ2
の旋回方向と逆向きの旋回方向をもつ微細な螺
旋溝10,10…を形成するとともに、前記捩
りテープ2には、テープ幅が管体1内径にほぼ
等しく、その側端部が前記管体1内壁に密着さ
れる広幅部分4と、該広幅部分4より狭いテー
プ幅を有し且つ前記広幅部分4とほぼ等しい管
軸方向長さを有する狭幅部分5とを管軸方向に
交互に連続的に形成したことを特徴とする伝熱
管。 2 前記広幅部分4は、その側端部に、最小幅が
前記管体1内径に等しいか、あるいはそれより
若干大きいテーパ部6を有し且つ該テーパ部6
における少なくとも幅狭側の角部に、略円弧状
のアール部7を有する前記実用新案登録請求の
範囲第1項記載の伝熱管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985056484U JPH0311594Y2 (ja) | 1985-04-15 | 1985-04-15 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985056484U JPH0311594Y2 (ja) | 1985-04-15 | 1985-04-15 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61175788U JPS61175788U (ja) | 1986-11-01 |
| JPH0311594Y2 true JPH0311594Y2 (ja) | 1991-03-20 |
Family
ID=30580120
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985056484U Expired JPH0311594Y2 (ja) | 1985-04-15 | 1985-04-15 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0311594Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001272185A (ja) * | 2000-03-27 | 2001-10-05 | Calsonic Kansei Corp | Egrガス冷却装置およびその製造方法 |
| CN104344759A (zh) * | 2013-08-05 | 2015-02-11 | 上海通华不锈钢压力容器工程有限公司 | 内置左右螺旋片的换热管 |
| CN107110616B (zh) * | 2015-11-20 | 2019-03-19 | 春山秀之 | 热交换混合装置及溶液输送冷却装置 |
| JP2019086180A (ja) * | 2017-11-02 | 2019-06-06 | カルソニックカンセイ株式会社 | 二重管及びその製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49134772U (ja) * | 1973-03-19 | 1974-11-20 |
-
1985
- 1985-04-15 JP JP1985056484U patent/JPH0311594Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61175788U (ja) | 1986-11-01 |
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