JPH03124786A - 感圧接着性エマルジヨン組成物およびそれを用いたクラフトテープ - Google Patents

感圧接着性エマルジヨン組成物およびそれを用いたクラフトテープ

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JPH03124786A
JPH03124786A JP1264136A JP26413689A JPH03124786A JP H03124786 A JPH03124786 A JP H03124786A JP 1264136 A JP1264136 A JP 1264136A JP 26413689 A JP26413689 A JP 26413689A JP H03124786 A JPH03124786 A JP H03124786A
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emulsion
adhesive
pressure
sensitive adhesive
emulsion composition
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JP1264136A
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English (en)
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Hajime Yuyama
湯山 元
Fumio Maekawa
前川 文雄
Kazuo Umekage
梅景 一雄
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Kanebo NSC KK
Original Assignee
Kanebo NSC KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、粘着テープ等に用いられる感圧接着性エマル
ジョン組成物およびそれを用いたクラフトテープに関す
るものである。
〔従来の技術〕
一般に粘着テープ等の接(粘)着剤層には、アクリル酸
アルキルエステルないしはメタクリル酸アルキルエステ
ルを水性媒体中で乳化重合して得られたアクリル系高分
子重合体エマルジョンが用いられている。この種のエマ
ルジョンは、有機溶剤を使用しないことから省資源、環
境衛生、安全性の観点から好適であり、しかも優れた接
着特性および耐久性を備えているため、従来の天然ゴム
系2合成ゴム系の感圧接着剤に代わって広く用いられる
ようになっている。この種のアクリル系高分子重合体エ
マルジョンは、一般にアクリル系不飽和単量体を必要に
応じてアクリル酸、ビニルエステルなどの改質系モノマ
ーとともに水性媒体中で、半連続、二段2パワーフイー
ド等の方法により乳化重合させて製造される。この方法
で得られるアクリル系高分子重合体エマルジョンは、そ
の主成分であるアクリル系高分子重合体が、溶液重合で
つくられる高分子重合体に比べて比較的大きな分子量と
なることがら感圧接着剤として高い凝集力が得られる。
しかしながら、反面、アクリル系高分子重合体エマルジ
ョンは、表面が低極性のポリオレフィン樹脂、例えばポ
リエチレンやポリプロピレン等からなる容器やフィルム
に対する常態接着力、低温接着力が実用上不充分であり
、その向上が強く要望されている。通常、このような接
着剤には、粘着三物性(接着力、凝集力、タック)のよ
いことが要求されている。したがって、アクリル系高分
子重合体エマルジョンについても上記三物性、特にその
接着力を高めることによりポリオレフィン樹脂に対する
接着力の向上を図ることができるはずである。しかし、
粘着三物性については三者のバランスがとれていること
も必要であり、それらのバランスを保ちながら接着力を
向上させることは、アクリル系高分子重合体自体の組成
を単に変えるというだけでは不可能である。
例えば、タックを向上させようとする時には、−般に粘
着剤ポリマーのガラス転移点を下げることが行われるが
、その結果、クリープが上昇し凝集力が低下する。これ
を回避するため、分子量を高めるか、もしくは架橋度を
高めることがなされるが、このようにすると今度は接着
力が低下してしまう。この接着力を向上させようとすれ
ば濡れ性を上昇させる方法(粘性流動性の調整2表面張
力の低下)が行われるが、それにより凝集力が低下して
しまう。したがって、アクリル系高分子重合体自体の組
成、例えばアクリル系単量体の種類を選択することによ
り低極性のポリオレフィン樹脂等に対する常態接着力、
低温接着力等を向上させることは困難である。
そこで、アクリル系高分子重合体エマルジョンの主成分
である重合体自体の組成を調整するのではなく、他の成
分材料を上記アクリル系高分子重合体と併用することが
行われる。例えば、低極性のポリオレフィン樹脂に対す
る常態接着力を向上させるために、アクリル系高分子重
合体エマルジョンに粘着付与剤樹脂エマルジョンをブレ
ンドする方法が考えられている。しかしながら、このよ
うにすると、アクリル系高分子重合体の粒子と粘着付与
剤樹脂の粒子とがエマルジョン中において均一に混合分
散しないことから、常態接着力が満足しうるように向上
しない。また、このようなアクリル系高分子重合体−粘
着付与剤樹脂エマルジョンを用いて粘着テープないしは
粘着シートの接着剤層を構成する場合には、エマルジョ
ンの構造粘性が高いことから、ロール塗工機等によりエ
マルジョンを塗工する際、塗工性(ロール塗工適性)が
悪く作業がしにくいという難点が生ずる。これを改善す
るため、粘着付与剤樹脂エマルジョンを単にブレンドす
るのではなく、アクリル系高分子重合体エマルジョンの
合成時に添加し、粘着付与剤樹脂含有アクリル系高分子
重合体エマルジョンを製造する方法(特開昭58−18
5668号)が提案されている。しかしながら、この方
法では、重合の核となりうるシードポリマーが全く存在
しない反応系中で、アクリル系単量体の初期重合を粘着
付与剤樹脂の共存下で行うこととなるため、生成ポリマ
ー粒子の多くが最終的に個別に水中分散することとなり
、低温接着力を常態接着力と同様に高めることができな
い。また、これ以外の方法として、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体(ビニルエステル系共重合体)のエマルジョ
ンをシードとし、これにアクリル系単量体のプレエマル
ジョンを滴下してシード重合を行い、ポリオレフィン樹
脂に対する常態接着力を向上させる方法(特開昭57−
16082号)が提案されている。
さらに、アクリル系アルキルエステル単量体、不飽和カ
ルボン酸単量体に改質モノマーとしてアクリル酸テトラ
ヒドロキシフルフリル単量体やシクロヘキシル(メタ)
アクリレート誘導体等を共重合させ、ポリオレフィン樹
脂に対する常態接着力の向上しているエマルジョン型接
着剤を製造する方法(特開昭57−187476号、特
開昭58−194996号)も提案されている。これら
の提案法のうち、エチレン−酢酸ビニル共重合体エマル
ジョンを用いる方法の場合、アクリル系モノマーの重合
の核となりうるシードポリマーが存在していることから
高濃度のエマルジョンを製造することが可能である。し
かし、その反面、最終生成ポリマー粒子の構成が不均一
となり、これに起因して低温接着性と常態接着性とを充
分向上させることができなくなる。また、改質モノマー
として、アクリル酸テトラヒドロキシフルフリル単量体
等を用いる方法では、それらの共重合性が良好ではない
ため得られるエマルジョンが機械的安定性および化学的
安定性に乏しくなり、しかもポリオレフィン樹脂に対す
る接着力の向上効果が不充分となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように、従来は、アクリル系高分子重合体エマルジ
ョンの主成分となるアクリル系高分子重合体の組成自体
を変えてみても、また、アクリル系高分子重合体エマル
ジョンに対して例えば、粘着付与剤樹脂をブレンドした
り、重合時に添加したりする等の方法を行っても、低極
性のポリオレフィン樹脂に対する常態接着力、低温接着
力を向上させることができていないのが実情である。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、粘着
三物性のバランスが維持され、しかも低極性のポリオレ
フィン樹脂等に対する常態接着力。
低温接着力が向上している感圧接着性エマルジョン組成
物およびそれを用いたクラフトテープの提供をその目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記の目的を達成するため、下記の(A)成
分と(B)成分を含む感圧接着性エマルジョン組成物で
あって、(B)成分の含有量がエマルジョン組成物の固
形分100重量部に対し1〜70固形分重量部に設定さ
れていることを特徴とする感圧接着性エマルジョン組成
物を第1の要旨とし、 (A)アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アル
キルエステルおよびビニル化合物からなる群から選ばれ
た少なくとも一つの化合物から誘導され、ガラス転移点
が一60℃〜−30℃の範囲内である重合体。
(B)乳化粒子の平均粒子径が0.5〜3.0μmの瀝
青乳剤。
上記感圧接着性エマルジョン組成物により感圧接着剤層
が形成されているクラフトテープを第2の要旨とする。
(作用〕 本発明者らは、アクリル系重合体を主成分とするエマル
ジョンの上記欠点を改善する目的で研究を重ねる過程で
、アスファルト等の瀝青物が粘着性に冨んでいることに
着目し、これをエマルジョンに導入することを試みた。
すなわち、上記瀝青物を界面活性剤等の作用により水中
に乳化して、瀝青乳剤とし、これをエマルジョンに添加
してエマルジョン組成物をつくり、その緒特性を調べた
結果、上記瀝青乳剤を特定の範囲でエマルジョンに配合
すると、粘着三物性のバランスを維持した状態でポリオ
レフィン樹脂等に対する常態接着力、低温接着力が向上
することを見いだし本発明に到達した。このように瀝青
乳剤を添加することにより上記のような効果が得られる
のは、それを用いた接(粘)着剤層においてエマルジョ
ン組成物中のアクリル酸エステル系重合体等がマトリッ
クスとなり、これに瀝青乳剤の瀝青物粒子がランダムに
分散したいわゆる海−島構造を形成することによるもの
と思われる。
また、本発明者らは、上記エマルジョン組成物をクラフ
トテープの感圧接(粘)着剤層に応用することを着想し
て研究を重ねた結果、上記エマルジョン組成物を用いた
接着剤層は、ゴム系の接着剤層と同等の接着強度を呈し
、しかもゴム系のものに比べて耐候性、耐熱性に優れて
いることを見いだした。そのうえ、上記エマルジョン組
成物は必要に応じた設計が可能であって、その物性を損
なうことなく接着剤層に要求される特性を調節すること
も可能であるという利点を備えている。
本発明の感圧接着性エマルジョン組成物は、(A)成分
として、アクリル酸アルキルエステル。
メタクリル酸アルキルエステル、ビニル化合物から誘導
されたガラス転移点−60℃〜−30℃の重合体を用い
、(B)成分として、乳化粒子の平均粒子径が0.5〜
3.0μmの瀝青乳剤を用いて得られる。
上記(A)成分の原料となる、アクリル酸アルキルエス
テル、メタクリル酸アルキルエステル。
ビニル化合物としては、具体的につぎのようなものがあ
げられる。すなわち、アクリル酸アルキルエステルとし
ては、メチルアクリレート、エチルアクリレート、2−
エチルへキシルアクリレート、ノルマルブチルアクリレ
ート、イソブチルアクリレート、ヒドロキシエチルアク
リレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、トリメチ
ロールプロパントリアクリレート等があげられる。また
、これらに官能基が結合しているものを用いても差し支
えはない。メタクリル酸アルキルエステルの具体例とし
ては、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、
ノルマルブチルメタクリレート。
イソブチルメタクリレート ラウリルメタクリレート、
メトキシジエチレンメタクリレート、メトキシポリエチ
レングリコールメタクリレート、ヒドロキシエチルメタ
クリレート ヒドロキシプロピルメタクリレート、ジメ
チルアミノエチルメタクリレート、グリシジルメタクリ
レート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、
トリメチロールプロパントリメタクリレート等があげら
れる。また、これらの化合物に官能基が結合しているも
のを用いても差し支えはない。また、ビニル化合物の具
体例としては、スチレン、α−アルキルスチレン、α−
クロロスチレン、酢酸ビニル。
アクリロニトリル、塩化ビニル等があげられる。
これら(A)成分の原料化合物は単独で用いてもよいし
併用しても差し支えはない。これら(A)成分の原料化
合物は、従来公知の乳化重合法により重合され重合体化
される。この場合、重合体のガラス転移点は、−60℃
〜−30℃の範囲内に設定されることが必要である。ガ
ラス転移点が上記の範囲を外れると、充分な効果が得ら
れなくなるからである。
上記(B)成分の瀝青乳剤としては、水中油滴型瀝青乳
剤であり、具体的には、ストレートアスファルト、セミ
プローンアスファルトブローンアスファルト、天然アス
ファルトカットバックアスファルト、コールタール、オ
イルクール、タールピッチ、石油ピッチ、トール油ピッ
チ、脂肪酸ピッチ等の瀝青物を単独でもしくは併せて水
中に乳化した乳剤があげられる。上記瀝青物の乳化には
、一般に、界面活性剤、安定剤、保護コロイド等を適宜
に用い乳化することが行われる。この種の瀝青乳剤は、
界面活性剤の種類によりカチオン系、アニオン系、ノニ
オン系に分類される。このような瀝青乳剤は、その乳化
粒子の平均粒子径が0.5〜3.0μmの範囲内である
ことが必要である。より好ましいのは、0.5〜1.0
μmである。
また、粒子系分布(重量平均粒子径/数平均粒子径、以
下rdw/dn」とする)の値が1.0〜1゜5の範囲
になっているものを使用することが効果の点で好適であ
る。すなわち、上記瀝青乳剤の乳化粒子の平均粒子径が
前記の範囲を外れると、適正な海−島構造が得られにく
くなり所期の効果が得られなくなるからである。より詳
しく説明すると、平均粒子径が0.5μm未満になると
、エマルジョン状態で乳化粒子が均一分散系を形成しに
くく、しかも皮膜状態で海−島構造を取りにくくなる。
逆に3.0μmを超えると、瀝青乳剤を上記エマルジョ
ン組成物に配合した段階で均一分散系を形成することが
困難となり、瀝青乳剤粒子の偏在ないしは凝集作用を引
き起こし、エマルジョン組成物の機械安定性および化学
安定性が極めて悪化するからである。なお、上記粒子径
分布が、1.0〜1.5の範囲を外゛れると多分散分布
系になり、平均粒子径が上記の適正範囲内であっても連
続相と分散相とのバランスが維持しにくくなってブレン
ド系中に瀝青乳剤粒子の連続相が一部発生し、重合体エ
マルジョンと瀝青乳剤との二相が連続相として存在する
傾向が見られるようになる。その結果、連続相が変形す
る際に二相間にクラックが生じ剥離強度の向上効果が得
られにくくなるからである。
本発明の感圧接着性エマルジョン組成物は、例えばつぎ
のようにして製造される。すなわち、まず上記のアクリ
ル酸アルキルエステル等の不飽和単量体く(A)成分の
原料化合物〉と、必要に応じて界面活性剤、開始剤、緩
衝液等とを所定の割合で配合し、従来公知の半連続乳化
重合法、−括乳化重合法、二段乳化重合法、パワーフィ
ード乳化重合法等を応用し、上記原料を乳化させてエマ
ルジョンをつくる。つぎに、このエマルジョンに、瀝青
乳剤を添加して混合する。これにより目的とする感圧接
着性エマルジョン組成物が得られる。
この場合、瀝青乳剤の配合量は、エマルジョン組成物の
固形分100重量部(以下「部」と略す)に対し、1〜
70固形分部に設定することが必要である。すなわち、
瀝青乳剤の使用量が1部を下回ると、接着力の向上効果
が認められなくなる。
すなわち、瀝青乳剤粒子が少ないために凝集力低下を招
き、所定の接着力の向上効果が見られなくなる。逆に7
0固形分部を超えると、ブレンド系のガラス転移点が一
30℃を大幅に超えるようになるため、室温では感圧接
着性エマルジョン組成物からなる接着剤層がゴム状領域
に充分に達せずタックが低下してしまう。さらに、この
状態では、不実安定な海−溝相混合系となり、界面張力
のため島−溝相形態に反転移行し、その結果、接着力お
よび凝集力の双方の低下現象を招来するようになるから
である。したがって、瀝青乳剤の使用割合は上記の範囲
に設定することが必要である。
このようにして得られた本発明の感圧接着性エマルジョ
ン組成物は、エマルジョンの状態で上記(A)成分の重
合体と、(B)成分の瀝青乳剤とがいわゆる均一分散系
を形成し、乾燥皮膜にした段階で海−島構造を構成する
。すなわち、上記乾燥皮膜からなる粘着剤層では、上記
重合体からなるマトリックスに、瀝青乳剤の瀝青物が粒
子としてランダムに分散した二相構造(海−島構造)を
形成する。これにより接着力、凝集力およびタックの粘
着三物性のバランスを保ちながら、接着力および凝集力
を大幅に向上させることができるようになる。
したがって、本発明の感圧接着性エマルジョン組成物で
は、従来のアクリル系高分子重合体エマルジョンがポリ
オレフィン樹脂等に対する常態接着力、低温接着力に欠
けるところ、ポリオレフィン樹脂に対する常態接着力、
低温接着力等が大幅に向上するようになる。
また、本発明の感圧接着性エマルジョン組成物は、均質
、安定で瀝青乳剤の凝集物や重合体の凝集物ないしはそ
れらからなる粗大粒子を殆ど含有していないため、機械
安定性1分散安定性、経日安定性が良好である。したが
って、上記粒子の偏在や遊離現象が発現することなく良
好な乳化状態を維持し、チクソトロビックの粘性を発現
することなく、二重一トニアンに近い粘性を示す。した
がって、ロール塗工適性に優れていて、塗りスジが入ら
ずタック面が平滑で美観が良好となり印刷適性の点でも
好適となる。なお、本発明の感圧接着性エマルジョン組
成物には、必要に応じて充填剤、増粘剤、消泡剤などの
添加剤を使用し、特性を向上させることも容易である。
また、本発明の感圧接着性エマルジョン組成物を粘着剤
とし、これを乾燥重量が10〜200g/rriになる
よう塗布乾燥させて感圧接(粘)着剤層とし、上質紙。
コート紙、クラフト紙、ポリ塩化ビルフィルムなどの表
面基材ないし、は剥離紙の三層が積層されている粘着テ
ープないしは粘着シートならびに包装用テープに応用す
ることができる。このようにして得られたクラフトテー
プ(上記の粘着テープ。
粘着シート、包装用テープ、梱包用テープ等を総称する
)は、接(粘)着層が上記感圧接着性エマルジョン組成
物によって構成されていることがら、ゴム系等の接着強
度とほぼ同程度の優れた接着強度を示し、しかもその接
(粘)着剤層は耐候性。
耐熱性、耐水性に優れている。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明の感圧接着性エマルジョン組成物
は、上記(A)成分と、(B)成分とが特定の割合で配
合されているため、エマルジョン状態では安定しており
、それを塗工し乾燥皮膜化して接(粘)着剤層にした状
態ではその接着剤層はゴム等からなる接着剤層とほぼ同
等の優れた接着強度を示し、しかもゴム等からなる接着
剤層に欠けている耐候性、耐熱性、耐水性を備えている
特に、本発明は、上記(A)成分と(B)成分とを上記
のように特定割合で配合することにより、接着力2凝集
力、タックからなる粘着三物性のバランスを崩すことな
く接着剤層の接着力を大幅に向上させており、従来のア
クリル系高分子重合体エマルジョンでは到達することの
できなかった、ポリオレフィン樹脂等の低極性の樹脂に
対する常態接着力、低温接着力等の大幅な向上を実現し
ている。そして、これをクラフトテープの接着剤層に応
用することにより、ゴム系等の接着剤層とほぼ同等の接
着強度を有し、しかもゴム系の接着剤層には見られない
ような優れた耐湿耐候性、耐熱性、耐水性を有する接着
剤層を備えたクラフトテープを実現できるようになる。
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。
〔実施例、比較例〕
〈エマルジョン組成物の製造〉 まず、後記の第1表に示すモノマー原料を同表に示す割
合で配合し、モノマー混合溶液をつくった。他方、ポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸ナトリウ
ム0.3部と、ポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テル(HLB:10)1部と、酢酸ナトリウム0.4部
とを、イオン交換水30部に溶解して、界面活性剤水溶
液をつくった。つぎに、この界面活性剤水溶液を上記組
成のモノマー混合液に混合して乳化しモノマープレエマ
ルジョンを作製した。
つぎに、撹拌機、温度計および冷却筒を備えた反応容器
内に、上記のようにして得られたモノマープレエマルジ
ョンを、プレエマルジョン全体の10重量%だけ添加す
るとともに、イオン交換水を25部添加した。そして、
反応容器内に窒素ガスを流した状態で、撹拌しながら温
度を75℃に昇温させて30分間初期重合を行った。他
方、残ったモノマーブレエマルジョン90重量%ト過硫
酸ナトリウム0.3部とをイオン交換水7部に溶解して
、開始剤水溶液をつくった。つぎに、この開示側水溶液
を上記反応容器内に4時間に渡って滴下し、重合反応を
行わせた。この重合反応の間中、温度を75〜80℃に
保った。そして、開始剤水溶液を滴下し終わったのち、
さらに温度を80 ”Cに保って2時間、後期重合を行
った。このようにしてエマルジョンをつくった。このエ
マルジョンの特性を後記の第1表に示す。
〈感圧接着性エマルジョン組成物の製造〉上記のように
して製造したエマルジョン100部に対して、後記の第
1表に示す瀝青乳剤を同表に示す量だけ添加し、ホモデ
イスパー(特殊機械工業株式会社製)を用い、3000
rpmで1゜分間撹拌して感圧接着性エマルジョン組成
物をつくった。このようにして得られた感圧接着性エマ
ルジョン組成物の特性を後記の第1表に併せて示す。た
だし、エマルジョンの各特性はつぎのようにして測定し
た。
■ 固形分濃度(単位:%) JIS−に6839に準じ、105℃,3時間乾燥後に
坪量した。
■ 平均粒子径(単位=μm) 試料エマルジョンを希釈し、レーザー粒径解析システL
L PA−3000/3100 (大塚電子株式会社製
)を用いて測定した。
■ 粘度(単位:cps) JIS−に6838に準じ、特に記述のない限りBM型
回転粘度計を用い、回転速度60rpmにて測定した。
■ 機械安定性〈分散安定性〉 エマルジョンに高剪断力を一定時間与えた場合の機械安
定性を調べるために、HAAKE社製高速回転粘度計を
用いて、約1o分間110000rpの高剪断力を試料
エマルジョンに加えた後の凝集物の発生状態および粘度
の変化を観察し、その状況から機械安定性を評価した。
評価は、良好、はぼ良好、やや不良、不良の4段階評価
とした。
■ (A)成分と(B)成分との相形態エマルジョン中
の(A)成分と(B)成分の瀝青乳剤との相形態を観察
するために、試料エマルジョンを皮膜化し、K、Kat
Oらの開発した方法〈雑誌Electron  Mic
r。
sc、14.219 (1966))によってオスミウ
ム酸で染色固定し透過型電子顕微鏡(日立社製、H−5
008)によって5万倍で観察した。この方法によると
、試料エマルシコンを皮膜化したときの(A)成分のド
メインと(B)成分の瀝青乳剤のドメインとは電子線透
過率に差があり、(A)成分のドメインは淡い灰色をし
ており、一方、(B)成分の瀝青乳剤のドメインは黒褐
色として撮影されるため、両者の相状態をみることがで
きる。
そこで、この観察による結果を下記のように表示した。
(表現・・・観察された状況) A・・・連続相としての(A)成分の中に分散相として
(B)成分の瀝青乳剤粒子ドメインがランダムに分散し
ている状態(海−島構造)。
B・・・(B)成分の瀝青乳剤粒子が凝集し、連続相(
A)成分中に偏在している状態。
C・・・連続相として(A)成分と一部の瀝青乳剤粒子
が存在し、(A)成分の中に残りの瀝青乳剤粒子ドメイ
ンが偏在している状態。
D・・・完全に二相が分離し、偏在している状態。
E・・・連続相としての(A)成分の中に(B)成分の
瀝青乳剤粒子がドメインを形成せずに粒子状態でランダ
ムに分散している状態。
(以下余白) また、上記のようにして得られた感圧接着性エマルジョ
ン組成物の接着力等の特性を求め、その結果を後記の第
2表に示した。
なお、上記特性はつぎのようにして測定した。
■ 常態接着力〈常温接着力〉 (単位:g/25mn
+)厚みが50amのポリエステルフィルムの片面に、
各接着剤試料を乾燥後の厚みが25μmとなるように塗
布し、105℃で5分間乾燥して粘着テープを作成した
。そして、この粘着テープの接着剤塗布面を、JIS−
20237に準じてステンレススチール板(以下「SS
板」と略す)の表面に接合した後、180°引き剥がし
接着力を、20℃、65%RHの雰囲気下で測定した。
また、被着体として、上記SS板の代わりに高密度ポリ
エチレン板(以下rPE板」と略す)を使用し、上記と
同様にしてその接着力を常態接着力として表示した。
■ 低温接着力(単位:g/25ea)常態接着力を測
定するときの温度条件を一2O″Cとする他は、常態接
着力の測定の場合と同様に行い、その接着力を低温接着
力として表示した。
■ 耐水接着力(単位:25皿) 常態接着力測定の際に用いる粘着テープの接着剤塗布面
をJIS−ZO237に準じてPE板の表面に接合した
試料を3日間水中に浸漬させ、その後水分を充分取り、
180°引き剥がし接着力を、20℃165%RHの雰
囲気下で測定した。
■ ボールタック〈タック>  (J、Dow法)(単
位:玉番号) JIS−20237に従い、傾斜角30”にて測定した
■ 保持力(単位二分) JIS−20237に準じ、荷重を1kgとし、40℃
965%RHの雰囲気で荷重が落下するまでの経過時間
を測定して表示した。なお、この保持力は凝集力の尺度
となる。
(余  白  ) 第1表および第2表の結果から、本発明の実施例の感圧
接着性エマルジョン組成物は、機械安定性、塗工性等の
特性が良好で接着力、凝集力、タックの物性のバランス
が高くなっており、しかもポリオレフィン等に対する常
態接着力が大幅に向上していることがわかる。これに対
して、比較例1のものは、常態接着力、特にPE板に対
する接着力が著しく低く、低温接着力の測定時にシツピ
ング現象が生じた。また、接着力、凝集力、タックの物
性バランスも満足できる程度ではない。比較例2のもの
は、接着力凝集力、タックの物性バランスが著しく低下
しており、しかも瀝青乳剤相と重合体相との相状態が瀝
青乳剤粒子が凝集して連続相中に偏在している悪い状態
となっていた。
比較例3のものは、機械安定性等の特性が比較例2と同
様劣っており、そのうえ物性バランスの低下も比較例2
と同様であった。また、瀝青乳剤相と重合相との相状態
は比較例2と同様悪かった。
比較例4のものは、機械安定性は良好であるが常態接着
力が悪く、また瀝青乳剤と重合体との相状態も悪かった
。比較例5のものは、瀝青乳剤粒子の凝集が発生し、機
械安定性を調べたところ、高剪断力を加えて1分後にエ
マルジョンが破壊し安定性が悪いことがわかった。
(クラフトテープの製造) 上記のようにして得られた実施例1の感圧接着性エマル
ジョン組成物と比較例1のそれとを25%のアンモニア
水で中和した後、ビスサーフ(花王株式会社製、増粘剤
)を配合して粘度を8000cpsに調整した。これを
3本リバースロールコータ−を用い、塗工速度80/分
の条件でタルトパック加工された秤量73g/ボのテー
プ用未晒クラフト紙に対して60g/ポの割合で塗工し
、梱包用クラフトテープを製造した。
また、比較例7として、天然ゴムを接着剤層に用いた梱
包用クラフトテープを示した。このテープは、つぎのよ
うにして製造されたものである。すなわち、まず素練り
処理した天然ゴム(シェルケミカル社製)100部、亜
鉛華50部、天然ロジン(クロスビー社製)75部、S
ym−ジ−β−ナフチル−P−ジアミノフェニレン2部
、ラノリン10部を撹拌および昇温装置を備えた反応容
器に入れ、天然ゴムおよび天然樹脂ロジンの軟化点以上
の温度で混練した。
つぎに、これを自然冷却しノルマルヘキサンで希釈して
固形分濃度が50%になるように調整した。これを、前
記感圧接着性エマルジョン組成物に変えて用いることに
よりつくられたものである。また、比較例8として合成
ゴムを接着剤層に用いた梱包用クラフトテープを示した
このテープは、つぎのようにして製造されたものである
。すなわち、まずエチレン酢酸ビニルコポリマー(EV
A、住人化学工業社製)40部、ポリ酢酸ビニルlO部
、芳香族炭化水素ホルマリン樹脂40部、マイクロクリ
スタリンワックス10部、酸化防止剤1部を溶融撹拌機
に入れ200℃,2時間の条件で溶融ブレンド処理した
。これをブロック状ホットメルト成形機にかけて成形冷
却し、ついで適量採取し熱ロールに掛け、前記クラフト
紙に60 g/rrtの割合で塗工することによりつく
られたものである。
以上のようにして得られた梱包用クラフトテープの低速
引張り強度を測定し、後記の第3表に示した。
なお、上記特性はつぎのようにして測定した。
(低速引張り接着強度) (単位:g/25+nm)各
試料をJIS−ZO237に準じてダンボールの表面に
接合した。そして、引張りスピード条件を0.5a/1
lIinとする他は前記常態接着力の測定の場合と同様
にして接着力を測定した。
このようにして得られた接着力を低速引張り接着強度と
して表示した。
(以下余白) 第3表の結果から明らかなように、 実施測高の 低速引張り強度は、 比較別品に比べて優れている ことがわかる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の(A)成分と(B)成分を含む感圧接着性
    エマルジョン組成物であつて、(B)成分の含有量がエ
    マルジョン組成物の固形分100重量部に対し1〜70
    固形分重量部に設定されていることを特徴とする感圧接
    着性エマルジョン組成物。 (A)アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アル
    キルエステルおよびビニル化合物からなる群から選ばれ
    た少なくとも一つの化合物から誘導され、ガラス転移点
    が−60℃〜−30℃の範囲内である重合体。 (B)乳化粒子の平均粒子径が0.5〜3.0μmの瀝
    青乳剤。
  2. (2)感圧接着剤層が請求項(1)記載の感圧接着性エ
    マルジョン組成物で構成されているクラフトテープ。
JP1264136A 1989-10-11 1989-10-11 感圧接着性エマルジヨン組成物およびそれを用いたクラフトテープ Pending JPH03124786A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6156378A (en) * 1998-08-04 2000-12-05 Toagosei Co., Ltd. Process for producing pressure-sensitive adhesive sheet
CN109355041A (zh) * 2018-10-25 2019-02-19 陈云 一种沥青改性防水乳液及其制备方法
JPWO2022239805A1 (ja) * 2021-05-12 2022-11-17

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WO2022239805A1 (ja) * 2021-05-12 2022-11-17 積水化学工業株式会社 粘着テープ、及びその製造方法

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